JP2005173452A - 眼鏡の洗浄方法及び眼鏡の洗浄装置 - Google Patents

眼鏡の洗浄方法及び眼鏡の洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
超音波発振器を用いた眼鏡洗浄器の有する欠点である、フレームのビスの緩みやフレーム自体の変色や割れを防止し、環境に優しく十分な洗浄効果を得る洗浄装置の提供。
【解決手段】
40℃乃至60℃の温水を貯留する洗浄液貯留槽(2)と、該洗浄液貯留槽(2)の上方に配置される眼鏡洗浄部(1)と、前記洗浄液貯留槽(2)及び眼鏡洗浄部(1)とは水密状態に設けられる制御操作部(3)とを備え、前記洗浄液貯留槽(2)は、温水の温度制御手段であるヒータ(21)及び温度センサ(23)を備え、前記眼鏡洗浄部(1)は、眼鏡(8)の左右のつる(80)を折畳状態とし前記左右のつる(80)における基端部(83)を結ぶラインを中心軸として当該折畳状態の眼鏡(8)を回転保持する手段と、前記中心軸に平行して列設され、且つ、温水を噴射する少なくとも二以上の洗浄液噴射手段(50)とを備えた眼鏡洗浄器を、解決手段とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、油分及び蛋白質等で汚染された被洗浄物を洗浄するための洗浄装置であり、特には、フレームと二枚のレンズから構成される一般的な眼鏡等の洗浄を行なうための洗浄装置に関するものである。
従来、特に眼鏡の洗浄装置としては、超音波を洗浄手段として用いたものが広く知られており、上部に超音波振動子を装着し、内部に発信器及び電源部を組入れた超音波発生台と、該超音波発生台の上で上記超音波振動子に接触して載置された容器とからなる洗浄器において、上記容器の蓋の下面に眼鏡を引っ掛ける引掛部を設けたもの(例えば、特許文献1参照。)や、洗浄水槽と乾燥槽からなり、前記洗浄水槽には超音波発振器が備えられ、前記乾燥槽には乾燥用空気を強制的に槽内に供給する乾燥手段が備えられていることを特徴とする洗浄装置(例えば、特許文献2参照。)等が公知である。
実開昭61年182523号公報 特開2003−251288号公報
上記特許文献1及び特許文献2に開示される洗浄装置は、いずれも超音波発振器を使用して被洗浄物である眼鏡に振動を与え、眼鏡表面の汚れを遊離させるものであり、一定の洗浄効果を得ることができるものの、眼鏡に対して細かい振動を長時間与えるため、フレーム同士を繋ぐネジや、ノーズパッドとフレームとを繋ぐネジ等が緩みやすく、不慮のフレームの分解やネジの紛失を招来しやすい欠点があった。
また、フレームの材料にベッコウや合成樹脂が使用されている場合には、ベッコウや合成樹脂の材料が振動に対する耐久性を備えていないことから、当該ベッコウ製部品や合成樹脂製部品として用いられているフレーム自体が白濁したり、割れを生ずることがあった。)
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、超音波発振器を使用した従来の眼鏡洗浄器の有する欠点である、フレームのネジの緩みやフレーム自体の変色や割れを防止し、十分な洗浄効果を得る洗浄装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、眼鏡の左右のつるを折畳状態として保持し、前記左右のつるにおける基端部を結ぶラインを中心軸として回転する当該折畳状態の眼鏡の表裏面に対して、前記中心軸に平行して列設された少なくとも二以上の洗浄液噴射手段から、40℃乃至60℃の温水を噴射し、温水によって眼鏡に付着した油分を除去するとともに、洗浄液噴射手段からの温水の水圧によって眼鏡に付着した蛋白質を除去することを特徴とする眼鏡の洗浄方法、及び、40℃乃至60℃の温水を貯留する洗浄液貯留槽と、前記洗浄液貯留槽の上方に配置される眼鏡洗浄部と、前記洗浄液貯留槽及び眼鏡洗浄部とは水密状態に設けられる制御操作部とを備え、前記洗浄液貯留槽は、温水の温度制御手段であるヒータ及び温度センサを備え、前記眼鏡洗浄部は、眼鏡の左右のつるを折畳状態とし前記左右のつるにおける基端部を結ぶラインを中心軸として当該折畳状態の眼鏡を回転保持する手段と、前記中心軸に平行して列設され、且つ、温水を噴射する少なくとも二以上の洗浄液噴射手段とを備えたことを特徴とする眼鏡洗浄器を、基本的な課題解決手段とするものである。
本発明によれば、左右のつるを折畳状態とした眼鏡の、前記左右のつるにおける基端部を結ぶラインを中心軸として回転する当該折畳状態の眼鏡の表裏面に対して、前記中心軸に平行して列設された少なくとも二以上の洗浄液噴射手段から、50℃乃至60℃の温水を噴射する方法によって、眼鏡の表裏面に付着した油分は、温水の有する50℃乃至60℃の温度によって容易に除去できるとともに、蛋白質の汚れは、ノズルから噴射される温水の水圧によって、蛋白質の汚れを、物理的に、効率良く除去することができる。
この際には、眼鏡を回転させながら複数の洗浄液噴射手段から温水を噴射させるため、眼鏡に対して様々な角度からの温水の噴射がなされることとなり、蛋白質の汚れの物理的な除去を効率的に行なうことができるのである。
また、本発明によれば、超音波を使用せずに、十分な洗浄効果を得ることができることから、繰返し洗浄を行なうことによるベッコウ製部品の割れ、合成樹脂材料の白濁や割れ、ネジの緩みや脱落、更には脱落後のねじの紛失等といった不具合を生ずることが無く、眼鏡を長期に亘って快適に使用することができる。
更に、温水のみで、十分な洗浄能力を発揮することが可能であることから、環境に優しい眼鏡洗浄器の提供を行なうことができる。
本発明は、眼鏡の左右のつるを折畳状態として保持し、前記左右のつるにおける基端部を結ぶラインを中心軸として回転する当該折畳状態の眼鏡の表裏面に対して、前記中心軸に平行して列設された少なくとも二以上の洗浄液噴射手段から、40℃乃至60℃の温水を噴射することによって、極めて洗浄効果の高い眼鏡洗浄器を実現した。
(実施例に係る眼鏡洗浄器の構成)
図1は本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の開蓋状態における説明斜視図、図2は同実施例に係る眼鏡洗浄器の内部を透視した開蓋状態の説明斜視図、図3は同実施例に係る眼鏡洗浄器の正面図、図4は同実施例に係る眼鏡洗浄器の左側面図、図5は同実施例に係る眼鏡洗浄器の蓋部を省略した説明平面図、図6はレバーの構造を示し、(a)は通常状態、(b)は内側へ押込んだ状態を示す拡大断面図、図7は同実施例に係る眼鏡洗浄器の配管及び配線を示す略図である。
(本実施例の概要)
本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器は、図1乃至図4に示すように、幅約260ミリメートル、奥行き約260ミリメートル、高さ約360ミリメートル程度の略直方体状を有する眼鏡洗浄器で、台座部6上に眼鏡洗浄器本体7が配置され、眼鏡洗浄器本体7の上部に眼鏡を出入するための蓋部12が設けられており、正面側の操作パネルにスイッチ類が設けられている。
(蓋部)
眼鏡洗浄器の上部に設けられる蓋部12は、天板12bと、正面側に下り勾配となる開閉板12aを有し、該開閉板12aの上端と天板12bとは蝶番14を介して連結されている。蓋部12の開閉板12aの上には把手13が設けられており、当該開閉板12aを持ち上げることで蓋部12を開放できる。
(台座部)
また、最下部に位置する四本の脚60を備えた台座部6の幅は、眼鏡洗浄器本体7の幅よりも大きくし、該台座部6の上部と眼鏡洗浄器本体7との間には、滴を受けるための滴受部61を形成している。
本実施例に係る眼鏡洗浄器本体7は、主として、眼鏡8の洗浄を行なう眼鏡洗浄部1と、洗浄液である温水を貯留する洗浄液貯留槽2と、機器類の制御、操作を行なう制御操作部3とを備えており、洗浄液貯留槽2と制御操作部3とは、第一仕切壁20を介して連設されており、当該洗浄液貯留槽2及び制御操作部3の上方には、眼鏡洗浄部1が配置されている。
(制御操作部の概要)
制御操作部3は、各モータなどの機器を制御するためのCPU等を備えた基板33その他電気配線等からなる制御部32を備えており、操作スイッチ類は図3に示すように、操作パネル30として外部正面側から操作可能な状態に配置されている。尚、操作スイッチ類は、自動洗浄工程のスタート/ストップボタン301、眼鏡の単なる洗浄ではなく殺菌洗浄処理を行なう際に使用する殺菌選択ボタン302、所定の洗浄時間(30秒、60秒、120秒、180秒)の中から適宜洗浄を行なう時間を選択するための時間選択ボタン303、洗浄液(温水)温度調節ボタン304が設けられており、使用者に対して情報を表示するための現在の水温を示す水温表示部305、工程開始若しくは終了までの時間表示部306等が設けられている。
制御操作部3への洗浄液の漏洩を防止するため、眼鏡洗浄部1と制御操作部3とは、完全にシールされた第二仕切板10によって遮断されている。また第二仕切板10の一端は、前記第一仕切板20と連結密着されており、制御操作部3は、本体の底板70b、正面板71b、左側壁板72b、右側壁板73b、第一仕切板20、第二仕切板10によって、水密状態で設けられている。
(フィルタと細孔形成板)
また、眼鏡洗浄部1と洗浄液貯留槽2とは遮断されておらず、上部に給水用モータ52及び洗浄液噴射手段50として内径9ミリメートルのノズル50aを備えた、二本の給水管5を通すための領域を確保した上で、ステンレス製の細孔形成板11と該細孔形成板11の上に重合されるシート状の活性炭フィルタを、眼鏡洗浄部と洗浄液貯留槽2との間に配置している。前記細孔形成板11は、洗浄液貯留槽2の上部側壁に設けられた支持ステー27上に載置されている。
(眼鏡洗浄部)
眼鏡洗浄部1は、上方に先述の蓋部12が設けられており、外部から当該眼鏡洗浄部1内の様子が確認できるように、有色透明な合成樹脂板によって形成されている。図5に示すように、洗浄部内には、洗浄液(温水)を眼鏡に噴射するためのノズル50aを有する給水管5と、眼鏡8を掛止するための左側フック42a及び右側フック42bと、噴射された洗浄液の飛散を防止する飛散防止板17と、使用済洗浄液を下方の洗浄液貯留槽2へ送液するための活性炭フィルタ15及び細孔形成板11を備えたものである。以下、眼鏡洗浄部1の各部について説明する。
(・飛散防止板)
眼鏡洗浄部1内における第二仕切板10上には、前記ノズル50aに対向するように、前記給水管5におけるノズルから噴射される洗浄液(温水)の飛沫の拡散を防止するための飛散防止板17を立設している。該飛散防止板17は、図5に示すように、高さ100ミリメートル、厚さ3ミリメートル程度の合成樹脂製の板材で、平面視略コの字状とし、正面側及び左右側面側への洗浄液飛沫の拡散を防止するものである。
(・給水管)
前記給水管5は、図7に示すように、下端側が洗浄液貯留槽2内、上端側が眼鏡洗浄部1内となるように設置してあり、内管51a及び外管51bからなる二重管構成で、上部には給水用モータ52を備え、内管51a内には、給水用モータ52から動力伝達可能に下方へ延設されるシャフト53と、シャフト53の下端部に設けられるスクリュー54とを備えた構成である。
給水用モータ52からシャフト53を介して動力を得たスクリュー54が回転し、スクリュー54直下を正圧とし、内管51aと外管51bとの間(以下、管内水路55という。)の下方を負圧とすることで、洗浄液貯留槽2内の温水を管内水路55へ引込み、ノズル50aから温水を噴射させるものである。
また、眼鏡洗浄室1内となる蓋部12の裏面には、第三飛散防止板19を立設しており、これによって、蓋部12における開閉板12aと、該開閉板12aに当接する正面板71a、左側壁板72a、右側壁板73aとの水密性を確保している。
(・フック及びレバー)
また、図5及び図6(a)に示すように、眼鏡洗浄部1における右側壁板73aと左側壁板72aには、同一中心軸上となる位置に、眼鏡8を係止するための右側フック42b及び左側フック42aが夫々設けられている。
右側壁板73aに設けられる右側フック42bは、外部に突出する円柱状のレバー41の先端部に設けられた摘み43と、フック用シャフト45bで連結されており、摘み43を回転させることで、前記右側フック42bを、前記中心軸を基準として回動することができる。また、レバー41内には圧縮コイルバネ44が設けられており、常に右側フック42bを外側へ付勢している。
そして、図6(b)に示すように圧縮コイルバネ44のバネ弾性力に抗して内部側へ押し込むことによって、レバー41の端部を、当該右側フック42bもレバー41の押し方向(即ち、左側フック42aに近づく方向)へ移動することができる。したがって、眼鏡を掛止させるには、先に左側フック42aに眼鏡の一方の基端部を引掛け、次いでレバー41の摘み43を回転させて、右側フック42bの向きを最適な向きに合わせ、レバー41を内側へ押込んで、右側フック42bに眼鏡8の他方の基端部に引掛けると、圧縮バネ部材44のバネ弾性力によって、右側フック42bは外方へ移動し、左側フック42a及び右側フック42bによって眼鏡8が保持されることとなる。
左側壁板72aには、外部に眼鏡回転用モータ40が設けられており、該眼鏡回転用モータ40の回転軸と、眼鏡洗浄部1内の左側フック42aのフック用シャフト45aが同一軸線上として直結されている。尚、眼鏡回転用モータ40は、外観上の体裁を良好とし、且つ、防水機能を付加するために、合成樹脂製のケース75内に格納されている。
左側フック42a、右側フック42bとも合成ゴムからなり、各フック用シャフト45a、45bとの連結部分は、フック用シャフトを嵌入するために筒状に形成されている。
他方、フック用シャフト45a、45bは、その先端を螺刻して、ダブルナット46にしている。ダブルナット46のうち端部側に前記右側フック42b、左側フック42aの筒状部分を嵌め込むことによって、両者を連結する構成とする。先端側のナット46aのみに左側フック42a及び右側フック42bを取付ける構成としたことから、ダブルナット46の位置を調節することで、フック位置の微調節を行なうことができる。
(・蓋開閉検知スイッチ)
また、眼鏡洗浄部1の外部上方には、蓋部12の開放を検知するための蓋開放検知スイッチ16を設けている。閉蓋状態においては、蓋開放検知スイッチの接点が蓋部12の開閉板12aと接触して閉蓋検知状態となり、開蓋状態においては、開閉板12aが接点から離脱することによって、開蓋状態を検知することとなる。
以上に示した各種モータ、スイッチ類の配線は、全て防水処理がなされている。また、給水管5の背面側には、合成樹脂からなる平板状の第二飛散防止板18を立設して、前記給水用モータ52の配線を、該第二飛散防止板18と背面板74a、74bとの間を通して、制御操作部3内へ導くものとすることにより防水処理を行ない、後に説明する一連の洗浄動作制御機能の可用性を確保している。
(洗浄液貯留槽)
洗浄液貯留槽2には、図7に示すように、前記した給水管5の下端側が配されるほか、洗浄液である温水の温度を50℃乃至60℃程度に保つためのヒータ21、及び、水位を監視するためのレベルセンサ22が設けられている。尚、前記レベルセンサ22には、温度センサ23が取付けられており、前記ヒータ21の回路には、安全性を確保する観点からバイメタルを使用した過熱防止スイッチが取付けられている。また、洗浄液貯留槽2は、外部へ当該洗浄液を廃棄するための排水ドレン25へ通じる排水口24を備えている。
(サブフレームについて)
本実施例においては、図1及び図2に示すように、眼鏡洗浄部1内における右側壁板73a、左側壁板72a、正面壁板71aには、金属製のサブフレーム26が設けられている。サブフレーム26は、長尺の平板の長手方向に延びる中央ラインをプレス加工によって谷折して形成されるものである。
このうち眼鏡洗浄部1内における右側壁板73a及び左側壁板72aに設けられるサブフレーム26は、夫々上部の傾斜角度と同じ傾斜角度で設けられる上部側サブフレーム26aと、眼鏡洗浄部1の床面に平行する下部側サブフレーム26bとがあり、当該部位において、前記した強度を確保するとともに、各壁板の構成材料である合成樹脂の歪みを抑える機能を発揮し、当該眼鏡洗浄器の品質を確保している。
(洗浄動作処理について)
次に、本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の洗浄動作処理について説明する。
洗浄液貯留槽2には洗浄液である水道水が貯留されており、洗浄被対象物となる眼鏡8は、左右のつる80をその基端部83から折畳状態として、必要に応じてつる80同士等を(更には他のフレームを含めて)折畳保持手段9であるクリップ9a等の係止具で固定され、左側フック42a及び右側フック42b間に、左右の眼鏡のつる80の基端部83が掛止保持された状態において、動作処理を行なう。
電源スイッチ75が投入されると、温度センサ23が動作し、洗浄液の温度を検知する。
制御操作部3における制御部32は、液温が50℃±10℃となるまで、ヒータ21による熱制御を行ない、洗浄液の温度が前記範囲となった状態で洗浄可能と判断し、操作パネル30に設けられた洗浄可能ランプ307を点灯させる。
制御部32に設定温度、設定時間が記録された状態において、蓋開閉検知スイッチ16により蓋部12が閉状態である条件を満たした上で、スタート/ストップスイッチの信号の入力により、当該入力された信号を受けた制御部32は、洗浄処理を開始する。
図7に示すように、制御部32が眼鏡回転用モータ40、二基の給水用モータ52を夫々稼動させると、前記二基の給水用モータ52の動作によって、該給水用モータ52からシャフト53を介して動力を得たスクリュー54が回転し、スクリュー直下を正圧とし、管内水路55の下方を負圧とすることで、洗浄液貯留部2内の温水を管内水路55へ引込み、ノズル50aから眼鏡8に対して温水を噴射させる。
眼鏡8は前記眼鏡回転用モータ40の動力によって、該眼鏡8の左右の基端部を結ぶラインを中心軸として回転されていることから、回転が進むにつれ、順次眼鏡8の表裏面が、50℃乃至60℃の洗浄液(温水)の強力な噴射によって洗浄される。即ち、洗浄液が50℃乃至60℃の温度を持つことによって、眼鏡8に付着した油分の除去が容易となり、また、ノズル50aからの温水の水圧が強力であることによって眼鏡8に付着した蛋白質を物理的に除去することとなる。
眼鏡8に噴射された洗浄液は、油分、蛋白質の汚れを含むが、眼鏡洗浄部1の床に設けられた活性炭フィルタ15によって、濾過洗浄され、下方に位置する洗浄液貯留槽2に供給される。
供給された洗浄液は、再度給水管5によってノズル50aへ送液されることとなり、洗浄液が眼鏡洗浄器1内を濾過循環することになる。
先の設定時間の経過により、制御部32が、二基の給水用モータ52及び眼鏡回転用モータ40を停止させ、ブザーの報知を行なう。
(操作方法)
したがって、以上に示した本実施例に係る眼鏡洗浄器を使用する際には、洗浄液貯留槽2内に洗浄液となる水道水を溜めておき、眼鏡8は左右のつる80をその基端部83から折畳状態として、必要に応じてつる80同士等を折畳保持手段9であるクリップ9a等の係止具で固定し、左側フック42aを眼鏡のつる80の基端部83近傍に掛止したのち、右側フック42bも同様に反対側の眼鏡8のつる80の基端部83近傍に掛止し、電力が供給された状態において、好みの洗浄時間を選んでスタート/ストップボタン301を1回押すだけで、洗浄を行なうことができるのである。
尚、スタート/ストップボタン301を洗浄処理中に押すと、制御部32はストップ信号を受けて、眼鏡か移転用モータ40、給水用モータ52及びヒータ21の動作を停止させる。また、レベルセンサ22によって、水位が規定値以下となった場合、制御部32は、操作パネル30内に設けられた水位ランプ309を点滅させるとともに、ブザーをオンにし、警報を鳴らし、水位が規定値以下の状態で、動作しないものとする。
本実施例に係る眼鏡洗浄器によって洗浄を行なう場合、洗浄済みの眼鏡8は、清潔な布を用いて水分を除去する。
(殺菌モードについて)
また、本実施例においては、殺菌モードとして、洗浄液温度を95℃以上にまで加温し、5分間洗浄を行なうプログラムを備えており、制御操作部の外部側に設けられた殺菌ボタンを押すことによって、殺菌中ランプ308が点灯し、前記した洗浄動作処理を設定温度95℃以上、5分間の設定で行なうものとしている。
尚、本発明においては、飛散防止板17は必ずしも必要ではなく、また飛散防止板17を設ける場合には、その形状や位置は、上記実施例に限らず、適宜選択して設置することができる趣旨である。
また、本実施例においては洗浄液噴射手段50であるノズル50aの向きは固定した構成としているが、眼鏡8の左右の基端部を結ぶライン(中心軸)に平行した状態を確保した上で、給水管5の中心軸を基準として周方向に回転調節する構成とすることもできる。
更に、本実施例に係る眼鏡洗浄器においては、台座部6に滴受部61を形成することにより、眼鏡洗浄器を使用する際に当該眼鏡洗浄器本体aが濡れた場合であっても、滴を受けることによって、設置場所の床面を濡らさずに済み、快適に使用することができる。
また、本実施例に係る眼鏡洗浄器においては、清掃、部品交換等のメンテナンス時の作業の容易を図るべく、眼鏡洗浄部において相互に連結されている正面板71a、左側壁板72a、右側壁板73a、背面板74a及びこれらに付属する部品を一体として、一つのユニットとして、取外すことができる。
洗浄済みの眼鏡8は、上記したように、清潔な布を用いて水分を除去するが、先に示した特許文献2に開示される眼鏡洗浄器のように、乾燥機等の手段を本発明に係る眼鏡洗浄器の構成に加えることもできる。
給水管5は本実施例では二本として使用しているが、本発明においては必ずしもこれに限るものではなく、三本以上設けることもできる。
更に、本発明においては、洗浄液として温水を使用するものであるが、界面活性剤等を温水に加えて使用することもできる。
本発明は、主として眼鏡洗浄器として使用するものであるが、掛止部の形状を変更することによって、貴金属や宝石類の洗浄の用途にも使用することができる。
本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の開蓋状態における説明斜視図である。 本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の内部を透視した開蓋状態の説明斜視図である。 本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の正面図である。 本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の左側面図である。 本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の蓋部を省略した説明平面図である。 本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器におけるレバーの拡大断面図である。 本発明の実施例に係る眼鏡洗浄器の配管及び配線を示す略図である。
符号の説明
1 眼鏡洗浄部
10 活性炭フィルタ
11 細孔形成板
12 蓋部
12a 開閉板
12b 天板
13 把手
14 蝶番
15 活性炭フィルタ
16 蓋開閉検知スイッチ
17 飛散防止板
18 第二飛散防止板
19 第三飛散防止板
2 洗浄液貯留部
20 第一仕切壁
21 ヒータ
22 レベルセンサ
23 温度センサ
24 排水口
25 排水ドレン
26 サブフレーム
27 支持ステー
3 制御操作部
30 操作パネル
301 スタート/ストップボタン
302 殺菌選択ボタン
303 時間選択ボタン
304 温度調節ボタン
305 水温表示部
306 時間表示部
307 洗浄可能ランプ
308 殺菌中ランプ
309 水位ランプ
31 底板
32 制御部
40 眼鏡回転用モータ
41 レバー
42a 左側フック
42b 右側フック
43 摘み
44 圧縮バネ部材
45a フック用シャフト
45b フック用シャフト
46 ダブルナット
46a ナット
5 給水管
50 洗浄液噴射手段
50a ノズル
51a 内管
51b 外管
52 給水用モータ
53 シャフト
54 スクリュー
55 管内水路
6 台座部
60 脚
61 滴受部
7 眼鏡洗浄器本体
70a 底板
71a 正面板
72a 左側壁板
73a 右側壁板
74a 背面板
70b 底板
71b 正面板
72b 左側壁板
73b 右側壁板
74b 背面板
75 電源スイッチ
8 眼鏡
80 つる
81 フレーム
82 ノーズパッド
83 基端部
9 折畳保持手段
9a クリップ

Claims (4)

  1. 眼鏡(8)の左右のつる(80)を折畳状態として保持し、前記左右のつる(80)における基端部(83)を結ぶラインを中心軸として回転する当該折畳状態の眼鏡(8)の表裏面に対して、前記中心軸に平行して列設された少なくとも二以上の洗浄液噴射手段(50)から、40℃乃至60℃の温水を噴射し、温水によって眼鏡(8)に付着した油分を除去するとともに、洗浄液噴射手段(50)からの温水の水圧によって眼鏡(8)に付着した蛋白質を除去することを特徴とする眼鏡の洗浄方法。
  2. 耐水性を備えた折畳保持手段(9)により、眼鏡(8)の折畳状態を保持することを特徴とする請求項1記載の眼鏡の洗浄方法。
  3. 40℃乃至60℃の温水を貯留する洗浄液貯留槽(2)と、
    該洗浄液貯留槽(2)の上方に配置される眼鏡洗浄部(1)と、
    前記洗浄液貯留槽(2)及び眼鏡洗浄部(1)とは水密状態に設けられる制御操作部(3)とを備え、
    前記洗浄液貯留槽(2)は、温水の温度制御手段であるヒータ(21)及び温度センサ(23)を備え、
    前記眼鏡洗浄部(1)は、眼鏡(8)の左右のつる(80)を折畳状態とし前記左右のつる(80)における基端部(83)を結ぶラインを中心軸として当該折畳状態の眼鏡(8)を回転保持する手段と、前記中心軸に平行して列設され、且つ、温水を噴射する少なくとも二以上の洗浄液噴射手段(50)とを備えたことを特徴とする眼鏡洗浄器。
  4. 眼鏡洗浄部(1)の底部には、活性炭フィルタ(15)を上側として該活性炭フィルタ(15)と金属製の細孔形成板(11)とを重合して設け、使用済洗浄液を濾過して下方の洗浄液貯留槽(2)へ導入することを特徴とする請求項3記載の眼鏡洗浄器。
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