JP2005170127A - 車両用エアコンユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化を図ることができ、その上で温風と冷風とを良好に混合させることができる車両用エアコンユニットの提供。
【解決手段】 温風流路30とこれに並設される冷風流路31とを備え、冷風流路31の下流側における温風流路30とは反対に設けられた共通出口33にモードドア37を設けたもので、エバポレータ25とヒータコア26との間にスライド可能に設けられた一のミックスドア47を冷風流路31の温風流路30に対し反対側に位置させた状態で他のミックスドア48を一のミックスドア47から温風流路30側に離間させることでこれらの間に冷風流路31の開口部78を形成し且つ一のミックスドア47の背面側にミックスチャンバ部81を形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用エアコンユニットに関し、特にその小型化に関する。
車両用エアコンユニットには、エバポレータおよびヒータコアを通過した温風とエバポレータのみを通過した冷風の量を調節するためにミックスドアが設けられているが、このミックスドアとして回動式のものを用いると、ミックスドアの回動を許容するためのスペースが必要で、ユニット全体が大型化してしまう。
このため、図7に示すようにミックスドア100をスライド式にすることでユニットの小型化を図ることが行われている。図7に示す車両用エアコンユニットは、エバポレータ101およびヒータコア102が配設される温風流路103と、エバポレータ101のみが配設され温風流路103に並設される冷風流路104とを備えており、冷風流路104の下流側における温風流路103とは反対に設けられた共通出口105に風向を換えるモードドア106が設けられ、エバポレータ101とヒータコア102との間に一枚のミックスドア100が摺動可能に設けられている。ところが、このように、一枚のミックスドア100をスライドさせる構造の場合、温風と冷風とを混合させるためにミックスドア100を温風流路103側に移動させると、図7に示すように冷風流路104の開口部108の吹き出し方向に共通出口105が存在することになり、その結果、温風と冷風とが混ざり合うミックスチャンバ部が、共通出口105のモードドア106にかかってしまう。このため、図7に矢印で示すように、モードドア106が略中央位置にあるモードでは温風と冷風が混ざりきれずにそれぞれがモードドア106で分離されて別々に流れてしまうという問題がある。
また、スライド可能に連結された複数のミックスドアを相互にスライドさせるとともにさらに全体としてスライドさせるものもある(例えば特許文献1参照)。
実開平6−71222号公報
しかしながら、複数のミックスドアを連結させた構造であると常に一定部分が重なり合うことになり、このようなミックスドアを上記した一枚のミックスドアに換えて設けても、結局、温風と冷風とを混合させるためにはミックスドアの全体を温風流路側に移動させなければならず、冷風流路の開口部の吹き出し方向に共通出口が存在することになって、ミックスチャンバが共通出口のモードドアにかかってしまう。
したがって、本発明は、小型化を図ることができ、その上で温風と冷風とを良好に混合させることができる車両用エアコンユニットの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、エバポレータ(例えば実施形態におけるエバポレータ25)およびヒータコア(例えば実施形態におけるヒータコア26)が配設される温風流路(例えば実施形態における温風流路30)と、前記エバポレータが配設され前記温風流路に並設される冷風流路(例えば実施形態における冷風流路31)とを備え、該冷風流路の下流側における前記温風流路とは反対に設けられた共通出口(例えば実施形態における共通出口33)に風向を換えるモードドア(例えば実施形態における第1モードドア37)を設けた車両用エアコンユニット(例えば実施形態における車両用エアコンユニット11)において、前記エバポレータと前記ヒータコアとの間にスライド可能に設けられて前記冷風流路および前記温風流路を遮断可能な複数のミックスドア(例えば実施形態における上部ミックスドア47,下部ミックスドア48)と、これらミックスドアをスライドさせる駆動部(例えば実施形態における駆動部50)とを有し、前記駆動部は一のミックスドア(例えば実施形態における上部ミックスドア47)を前記冷風流路の前記温風流路に対し反対側に位置させた状態で他のミックスドア(例えば実施形態における下部ミックスドア48)を前記一のミックスドアから前記温風流路側に離間させることでこれら一のミックスドアと他のミックスドアとの間に前記冷風流路の開口部(例えば実施形態における開口部78)を形成し且つ前記一のミックスドアの背面側に前記開口部と前記共通出口との間にあって前記開口部からの冷風と前記温風流路からの温風とを混合するミックスチャンバ部(例えば実施形態におけるミックスチャンバ部81)を形成することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記駆動部は、回転時に前記ミックスドアをスライドさせる駆動歯部(例えば実施形態における駆動歯部67,第1駆動歯部70,第2駆動歯部71)と回転時に前記ミックスドアをスライドさせない空転部(例えば実施形態における空転部68,第1空転部72,第2空転部73)とが外周部に形成されるとともに互いに同期回転する複数の駆動ギア(例えば実施形態における上部駆動ギア60,下部駆動ギア61)を有することを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記複数のミックスドアはスライド方向において直列に配置されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、駆動部が、エバポレータとヒータコアとの間にスライド可能に設けられた複数のミックスドアのうち一のミックスドアを冷風流路の温風流路に対し反対側に位置させた状態で他のミックスドアを一のミックスドアから温風流路側に離間させることでこれら一のミックスドアと他のミックスドアとの間に冷風流路の開口部を形成する。すると、一のミックスドアの背面側に空間が形成され、この空間が、冷風流路の下流側における温風流路とは反対に設けられた共通出口に対して温風流路側に位置することになる結果、冷風流路から開口部を介して流出する冷風と温風流路からの温風とを混合するミックスチャンバ部を形成することになる。このようにして十分な大きさのミックスチャンバ部を確保できるため、スライド式のミックスドアを採用することで小型化を図った上で温風と冷風とを良好に混合させることができる。
請求項2に係る発明によれば、複数の駆動ギアを同期回転させると、それぞれの駆動ギアが、スライドが必要な回転位置ではこの部分に形成された駆動歯部でミックスドアをスライドさせ、スライドが不要な回転位置ではこの部分に形成された空転部でミックスドアを停止させておくことになる。これにより、複数の駆動ギアを同期回転させても複数のミックスドアを別々にスライドおよび停止させることができる。したがって、比較的簡単な構造で駆動源を共通化でき、コストダウンを図れる。
請求項3に係る発明によれば、複数のミックスドアがスライド方向において直列に配置されているため、複数のミックスドアが互いにスライド方向において重なり合うことが可能となるように厚さ方向にずらされている場合に比して全体の厚さを薄くすることができる。したがって、さらに小型化することができる。
本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットを図1〜図6を参照して以下に説明する。
本実施形態の車両用エアコンユニット11は、図1に示すように、車両12の車室13内においてフロントウインドシールド14の下側に配置されるインストルメントパネル15内に設けられるものである。
車両用エアコンユニット11は、図2(a)に示すように、四角い箱状のユニットケース21内の水平方向一側にユニットケース21の底面部22から上面部23まで延在するようにエバポレータ25が配置され、ユニットケース21内の水平方向逆側にユニットケース21の底面部22から上面部23の手前まで延在するようにヒータコア26が配置されている。また、エバポレータ25のヒータコア26に対し反対側にはエアをエバポレータ25に導くダクト27が設けられている。
これにより、ダクト27からエバポレータ25の下部に導かれたエアは、エバポレータ25を通過した後、その下流側のヒータコア26を通過することになり、その結果、温風となる。このようなユニットケース21内における下部の流路が、エバポレータ25およびヒータコア26が配設される温風流路30とされている。
また、ダクト27からエバポレータ25の上部に導かれたエアは、エバポレータ25のみを通過する(ヒータコア26を通過しない)ことになり、その結果、冷風となる。このようなユニットケース21内における上部の流路が、エバポレータ25のみが配設される冷風流路31とされている。このように、温風流路30と冷風流路31とが上下に並設されている。
ユニットケース21における冷風流路31の下流側であって、冷風流路31の温風流路30とは反対側つまり上側に冷風流路31および温風流路30の共用の共通出口33が設けられている。この共通出口33は、上方に開口する第1開口部34と横方向に開口する第2開口部35とに連通可能となっており、共通出口33には、共通出口33からエアの流路を第1開口部34および第2開口部35の間で調節する第1モードドア37が揺動軸38を中心に揺動可能に設けられている。
また、第2開口部35は、上方に開口する第3開口部40と下方に開口する第4開口部41とに連通しており、第2開口部35には、第2開口部35からのエアの流路を第3開口部40および第4開口部41の間で調節する第2モードドア43が揺動軸44を中心に揺動可能に設けられている。
上記した第1開口部34は、主にフロントウインドシールド14に向けてエアを吹き出すためのデフロスタ用で、第3開口部40は、主に乗員の上半身に向けてエアを吹き出すためのものであり、第4開口部41は、主に乗員の足元に向けてエアを吹き出すためのものである。これにより、第1モードドア37および第2モードドア43の揺動角度を制御することで、各部それぞれへのエアの供給量つまり風向が換えられる。
そして、ユニットケース21内におけるエバポレータ25とヒータコア26との間には、複数具体的には二つの上部ミックスドア(ミックスドア)47および下部ミックスドア(ミックスドア)48が上下にスライド可能に設けられている。これら上部ミックスドア47および下部ミックスドア48は図示せぬガイドによってスライドのみが可能に支持されており、上下にスライドすることで冷風流路31および温風流路30を遮断可能となっている。ここで、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48はスライド方向において直列に配置されている。つまり上部ミックスドア47および下部ミックスドア48は、スライド方向に対し直交する方向の位置を合わせており、スライド方向においては重なり合わないようになっている。また、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48は、ともに図示せぬガイドに対し後述する駆動部50の駆動以外では移動しないように適宜の摺動抵抗を発生させるようになっている。
上部ミックスドア47および下部ミックスドア48は、ともに上限位置に位置する状態では協働して冷風流路31を閉塞させる状態となり、ともに下限位置に位置する状態では協働して温風流路30を閉塞させる状態となる。なお、ユニットケース21の底面部22には下部ミックスドア48が下限位置に位置する状態で下部ミックスドア48との隙間を塞ぐ壁部51が形成されている。
これら上部ミックスドア47および下部ミックスドア48をスライドさせる駆動部50は、図2(b)に示すように、上部ミックスドア47のエバポレータ25側の面の側縁部に形成された上下方向に沿う上部ラックギア(ラックギア)53と、下部ミックスドア48のエバポレータ25側の面の側縁部に形成された上下方向に沿う下部ラックギア(ラックギア)54とを有している。なお、図示の便宜上、各図の(b)に示すすべてのギアの歯部を二点鎖線としている。
また、駆動部50は、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48のエバポレータ25側に位置固定で回転可能に設けられた複数具体的には三つの上部ピニオンギア(ピニオンギア)56、中間ピニオンギア(ピニオンギア)57および下部ピニオンギア(ピニオンギア)58を有している。
ここで、上部ピニオンギア56は上部ミックスドア47の上部ラックギア53のみに噛み合い可能な位置に、中間ピニオンギア57は上部ミックスドア47の上部ラックギア53および下部ミックスドア48の下部ラックギア54の両方に噛み合い可能な位置に、下部ピニオンギア58は下部ミックスドア48の下部ラックギア54のみに噛み合い可能な位置に、それぞれ配置されている。
駆動部50は、上記した三つのピニオンギア56〜58を回転させる複数具体的には二つの上部駆動ギア(駆動ギア)60および下部駆動ギア(駆動ギア)61を有しており、これら上部駆動ギア60および下部駆動ギア61は、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48のスライド方向である上下方向において、一部重なり合いながら位置をずらしている。
上部駆動ギア60には中心側に駆動歯車部62が一体的に設けられており、下部駆動ギア61にも中心側に駆動歯車部62と同歯数の駆動歯車部63が一体的に設けられていて、これら駆動歯車部62,63がこれらの間に設けられた駆動中心ギア65に噛み合っている。よって、この駆動中心ギア65が駆動源である図示せぬステッピングモータで駆動されることによって二つの上部駆動ギア60および下部駆動ギア61が同期して同方向に回転する。
そして、上部駆動ギア60には外周部に上部ピニオンギア56に噛み合うことで回転時にこの上部ピニオンギア56を回転させる駆動歯部67と、上部ピニオンギア56に噛み合わず回転時にこの上部ピニオンギア56を停止させる空転部68とが適宜形成されている。ここで、上部駆動ギア60の駆動歯部67は中間ピニオンギア57に噛み合うことで回転時にこの中間ピニオンギア57を回転させることになり、空転部68は中間ピニオンギア57に噛み合わず回転時であってもこの中間ピニオンギア57を停止させる。
また、下部駆動ギア61にも外周部にそれぞれが中間ピニオンギア57に噛み合うことで回転時にこの中間ピニオンギア57を回転させる第1駆動歯部70および第2駆動歯部71と、それぞれが中間ピニオンギア57に噛み合わず回転時にこの中間ピニオンギア57を停止させる第1空転部72および第2空転部73とが適宜形成されている。
下部駆動ギア61の第1駆動歯部70および第2駆動歯部71は、それぞれ下部ピニオンギア58に噛み合うことで回転時にこの下部ピニオンギア58を回転させることになり、第1空転部72および第2空転部73は、それぞれ下部ピニオンギア58に噛み合わず回転時においてもこの下部ピニオンギア58を停止させる。
ここで、上部ピニオンギア56および中間ピニオンギア57が上部ミックスドア47の上部ラックギア53に噛み合い可能とされていることから、上部駆動ギア60の駆動歯部67は回転時に上部ミックスドア47をスライドさせることになり、上部駆動ギア60の空転部68は回転時に上部ミックスドア47をスライドさせないようになっている。また、中間ピニオンギア57が下部ミックスドア48の下部ラックギア54に噛み合い可能とされていることから、上部駆動ギア60の駆動歯部67は回転時に下部ミックスドア48をスライドさせることになり、上部駆動ギア60の空転部68は回転時に下部ミックスドア48をスライドさせないようになっている。
同様に、中間ピニオンギア57が上部ミックスドア47の上部ラックギア53に噛み合い可能とされていることから、下部駆動ギア61の第1駆動歯部70および第2駆動歯部71は回転時に上部ミックスドア47をスライドさせることになり、下部駆動ギア61の第1空転部72および第2空転部73は回転時に上部ミックスドア47をスライドさせないようになっている。また、中間ピニオンギア57および下部ピニオンギア58が下部ミックスドア48の下部ラックギア54に噛み合い可能とされていることから、下部駆動ギア61の第1駆動歯部70および第2駆動歯部71は回転時に下部ミックスドア48をスライドさせることになり、下部駆動ギア61の第1空転部72および第2空転部73は回転時に下部ミックスドア48をスライドさせないようになっている。
次に、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48の作動を状態別に説明する。
まず、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48がそれぞれ上限位置に位置し、冷風流路31を全閉させかつ温風流路30を全開としたMAX−HOTの状態では、図2(a)および図2(b)に示すように、上部ミックスドア47の上部ラックギア53がその下部において上部ピニオンギア56に噛み合い下部ミックスドア48の下部ラックギア54がその下部において中間ピニオンギア57に噛み合っている。また、MAX−HOTの状態で、上部ピニオンギア56は上部駆動ギア60の空転部68の駆動歯部67との境界近傍位置にあり、中間ピニオンギア57は上部駆動ギア60の駆動歯部67の中間位置かつ下部駆動ギア61の第1駆動歯部70の第2空転部73との境界近傍位置にある。
このMAX−HOTの状態では、下部ミックスドア48とユニットケース21の底面部22側の壁部51との間に温風流路30の開口部75が形成され、この開口部75から温風のみが流れることになる。つまり、ダクト27で案内されたエアが実質的にすべて、エバポレータ25、開口部75およびヒータコア26をこの順番で通って(つまり温風流路30を通って)温風となりユニットケース21の下流側端面76で案内されて共通出口33に向け流れ、共通出口33からモードドア37,43の状態に応じた風向で、例えば図2(a)に示すようにすべて第4開口部41に流れて乗員の足元へ吹き出される。
このMAX−HOTの状態から駆動部50が図示せぬステッピングモータで駆動中心ギア65を図2(b)における時計回りに回転させると、駆動中心ギア65にそれぞれ駆動歯車部62,63において噛み合う上部駆動ギア60および下部駆動ギア61が同期して図2(b)における反時計回りに回転する。すると、上部駆動ギア60の駆動歯部67および下部駆動ギア61の第1駆動歯部70によって中間ピニオンギア57が図2(b)における時計回り方向に回転しこれに下部ラックギア54において噛み合う下部ミックスドア48が図3に示すように温風通路30側つまり下方に下がる。
この途中で上部駆動ギア60の駆動歯部67が中間ピニオンギア57から離れ、その後は下部駆動ギア61の第1駆動歯部70のみで中間ピニオンギア57が駆動されて下部ミックスドア48が下がる。そして、図4(a)および図4(b)に示すように、下部ミックスドア48の下部ラックギア54が下部ピニオンギア58にも噛み合う状態となるとともに下部駆動ギア61の第1駆動歯部70が下部ピニオンギア58に噛み合う状態となり、さらに中間ピニオンギア57が下部駆動ギア61の第1空転部72に位置する状態となるタイミングで駆動部50はステッピングモータを停止させる。
ここで、MAX−HOTの状態から開始された上記作動の間、上部ピニオンギア56は上部駆動ギア60の空転部68に位置し、よって上部ミックスドア47は停止状態が維持される。
上記作動により、下部ミックスドア48とユニットケース21の底面部22側の壁部51との間の温風流路30の開口部75が狭くなるとともに、上部ミックスドア47と下部ミックスドア48との間に冷風流路31の開口部78が形成されて、開口部75から温風が流れ、開口部78から冷風が流れる第1のBI−LEVELの状態となる。
この第1のBI−LEVELの状態では、ダクト27で案内されたエアの一部がエバポレータ25、開口部75およびヒータコア26をこの順番で通り(つまり温風流路30を通り)温風となってユニットケース21の下流側端面76で案内されて共通出口33に向け流れるとともに、ダクト27で案内されたエアの残りの一部がエバポレータ25および開口部78をこの順番で通り(つまり冷風流路31を通り)冷風となってユニットケース21の下流側端面76で案内されて共通出口33に向け流れ、これらが混合した後、共通出口33からモードドア37,43の状態に応じた風向で、例えば図4(a)に示すように一部が第1開口部34に流れてフロントウインドシールド14に向け吹き出されるとともに、他の一部が第3開口部40に流れて乗員の上半身に向け吹き出され、さらに残りの一部が第4開口部41に流れて乗員の足元に向け吹き出される。ここで、下部ミックスドア48の下降量が小さければ小さいほど、温風の開口部75が広くかつ冷風の開口部78が狭くなって共通出口33におけるエアの温度が高くなる。つまり、MAX−HOTの状態と第1のBI−LEVELの状態との間においてステッピングモータを適宜のタイミングで停止させることでエアの温度を微調整することができる。
この第1のBI−LEVELの状態から駆動部50が駆動中心ギア65をさらに図4(b)における時計回りに回転させると、下部駆動ギア61の第1駆動歯部70によって下部ピニオンギア58が図4(b)における時計回り方向に回転しこれらに下部ラックギア54において噛み合う下部ミックスドア48が下方に下がる。
そして、図5(a)および図5(b)に示すように、下部ピニオンギア58が下部駆動ギア61の第1空転部72に位置し、さらに上部ピニオンギア56の駆動歯部67が上部ピニオンギア56に噛み合い始める状態(上部ピニオンギア56は非回転)となるタイミングでステッピングモータを停止させる。下部ピニオンギア58が下部駆動ギア61の第1空転部72に位置する状態となることで下部ミックスドア48が停止する。この位置が下部ミックスドア48の下限位置である。なお、下部ミックスドア48が下限位置よりも下側に移動しないように図示せぬストッパが設けられている。
ここで、第1のBI−LEVELの状態から開始された上記作動の間においても、上部ピニオンギア56は停止直前まで上部駆動ギア60の空転部68に位置し、よって上部ミックスドア47は停止状態が維持される。
上記作動により、上部ミックスドア47と下部ミックスドア48との間の開口部78が広がり、冷風流路31および温風流路30の両方に開口することになって、開口部78から冷風および温風が流れる第2のBI−LEVELの状態となる。
この第2のBI−LEVELの状態では、ダクト27で案内されたエアの一部がエバポレータ25、開口部78の下部およびヒータコア26をこの順番で通り(つまり温風流路30を通り)温風となってユニットケース21の下流側端面76で案内されて共通出口33に向け流れるとともに、ダクト27で案内されたエアの残りの一部がエバポレータ25および開口部78の上部をこの順番で通り(つまり冷風流路31を通り)冷風となってユニットケース21の下流側端面76で案内されて共通出口33に向け流れ、これらが混合した後、共通出口33からモードドア37,43の状態に応じた風向で、例えば図5(a)に示すように一部が第1開口部34に流れてフロントウインドシールド14に向け吹き出されるとともに、他の一部が第3開口部40に流れて乗員の上半身に向け吹き出され、さらに残りの一部が第4開口部41に流れて乗員の足元に向けて吹き出される。ここで、第1のBI−LEVELの状態と第2のBI−LEVELの状態との間では、下部ミックスドア48の位置が変わっても温風流路30を遮る位置が変わるのみであるため、実質的にエアの温度は一定となる。
この第2のBI−LEVELの状態から駆動中心ギア65をさらに図5(b)における時計回りに回転させると、上部駆動ギア60の駆動歯部67によって、上部ピニオンギア56が図5(b)における時計回り方向に回転しこれに上部ラックギア53において噛み合う上部ミックスドア47が下方に下がる。
この途中で駆動歯部67が中間ピニオンギア57に噛み合うことになり、その後、上部ミックスドア47の上部ラックギア53が中間ピニオンギア57に噛み合って、上部ミックスドア47が中間ピニオンギア57によって下方に下がる。また、途中、下部駆動ギア61の第2駆動歯部71が中間ピニオンギア57に噛み合ってこれを駆動する。最終的に図6(a)および図6(b)に示すように、上部ミックスドア47が下部ミックスドア48に当接するタイミングでステッピングモータを停止させる。この位置が上部ミックスドア47の下限位置である。
ここで、第2のBI−LEVELの状態から開始された上記作動の間において、下部ピニオンギア58は下部駆動ギア61の第1空転部72に位置し、よって下部ミックスドア48は下限位置での停止状態が良好に維持される。
上記作動により、上部ミックスドア47とユニットケース21の上面部23との間に冷風流路31の開口部79が形成され、この開口部79から冷風のみが流れる状態、つまり温風流路30を全閉させかつ冷風流路31を全開としたMAX−COOLの状態となる。具体的に、ダクト27で案内されたエアが実質的にすべて、エバポレータ25および開口部79をこの順番で通って(つまり冷風流路31を通って)冷風となりユニットケース21の下流側端面76で案内されて共通出口33に向け流れ、共通出口33からモードドア37,43の状態に応じた風向で、例えば図6(a)に示すようにすべてが第3開口部40に流れて乗員の上半身に向け吹き出される。
以上のように、本実施形態の車両用エアコンユニット11では、上部ミックスドア47および下部ミックスドア48を一枚ずつ順に動かすことになる。
なお、駆動部50がステッピングモータによって駆動中心ギア65を上記とは逆方向に回転させると、上記とは逆に、MAX−COOLの状態、第2のBI−LEVELの状態、第1のBI−LEVELの状態、MAX−HOTの状態の順に変化することになる。
ここで、下部駆動ギア61の第2空転部73は下部ピニオンギア58の無駄な回転を極力抑えるためのものであり、下部ミックスドア48の作動には影響がないため、この第2空転部73の部分を第1駆動歯部70および第2駆動歯部71に連続させて一カ所の駆動歯部としても良い。このように構成すれば、空転部も一カ所にすることができる。
また、第2のBI−LEVELの状態からMAX−COOLの状態までの間において、中間ピニオンギア57は上部駆動ギア60の駆動歯部67で駆動されて上部ミックスドア47をスライドさせることから、下部駆動ギア61の第2駆動部50の部分を第1空転部72および第2空転部73に連続させて一カ所の空転部としても良い。このように構成すれば、駆動歯部も一カ所にすることができる。
そして、本実施形態の車両用エアコンユニット11では、上記した第1のBI−LEVELの状態および第2のBI−LEVELの状態において、駆動部50は上部ミックスドア47を冷風流路31の温風流路30に対し反対側に位置させた状態で下部ミックスドア48を上部ミックスドア47から温風流路30側に離間させることでこれら上部ミックスドア47と下部ミックスドア48との間に冷風流路31の開口部78を形成することになる。すると、上部ミックスドア47の背面側に空間81が形成される。この空間81が、冷風流路31の下流側における温風流路30とは反対に設けられた共通出口33に対して温風流路30側に位置することになる結果、冷風流路31から開口部78を介して流出する冷風と温風流路30からの温風とを混合するミックスチャンバ部を形成することになる。
このようにして共通出口33および第1モードドア37にかからない位置に十分な大きさのミックスチャンバ部81を確保できるため、スライド式のミックスドアを採用することで小型化を図った上で温風と冷風とを良好に混合させることができる。つまり、共通出口33の第1モードドア37が図4(a)に示すように中間のHEAT−DEFの状態にあっても、温度調節がなされたエアを車室13内の各部に吹き出させることができる。
また、上部駆動ギア60および下部駆動ギア61を同期回転させると、上部駆動ギア60が、スライドが必要な回転位置ではこの部分に形成された駆動歯部67で上部ミックスドア47あるいは下部ミックスドア48をスライドさせ、スライドが不要な回転位置ではこの部分に形成された空転部68で上部ミックスドア47あるいは下部ミックスドア48を停止させておくことになる。
同様に、下部駆動ギア61が、スライドが必要な回転位置ではこの部分に形成された第1駆動歯部70あるいは第2駆動歯部71で上部ミックスドア47あるいは下部ミックスドア48をスライドさせ、スライドが不要な回転位置ではこの部分に形成された第1空転部72で上部ミックスドア47あるいは下部ミックスドア48を停止させておくことになる。
これにより、複数の上部駆動ギア60および下部駆動ギア61を同期回転させても複数の上部ミックスドア47および下部ミックスドア48を別々にスライドおよび停止させることができる。したがって、比較的簡単な構造で駆動源を共通化でき、コストダウンを図れる。
さらに、複数の上部ミックスドア47および下部ミックスドア48がスライド方向において直列に配置されているため、これらが互いにスライド方向において重なり合うことが可能となるように厚さ方向にずらされている場合に比して全体の厚さを薄くすることができる。したがって、さらに小型化することができる。
加えて、複数の上部ミックスドア47および下部ミックスドア48をそれぞれ別々に移動させることができるため、駆動部50の細かい動きによってエアの温度をより細かく調整することができる。
なお、ミックスドアの数は三つ以上にすることが可能である。同様に駆動ギアの数も三つ以上にすることが可能である。
また、ステッピングモータに換えて他のモータやアクチュエータを駆動源として用いることも可能である。
本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットが配置された車両の部分概略側面図である。 本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットのMAX−HOTの状態を示すもので、(a)はユニットケース内の側面図、(b)は駆動部の側面図である。 本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットのMAX−HOTと第1のBI−LEVELの状態との間の状態を示すユニットケース内の側面図である。 本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットの第1のBI−LEVELの状態を示すもので、(a)はユニットケース内の側面図、(b)は駆動部の側面図である。 本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットの第2のBI−LEVELの状態を示すもので、(a)はユニットケース内の側面図、(b)は駆動部の側面図である。 本発明の一実施形態の車両用エアコンユニットのMAX−COOLの状態を示すもので、(a)はユニットケース内の側面図、(b)は駆動部の側面図である。 車両用エアコンユニットのユニットケース内の側面図である。
符号の説明
11 車両用エアコンユニット
25 エバポレータ
26 ヒータコア
30 温風流路
31 冷風流路
33 共通出口
37 第1モードドア(モードドア)
47 上部ミックスドア(ミックスドア,一のミックスドア)
48 下部ミックスドア(ミックスドア,他のミックスドア)
50 駆動部
60 上部駆動ギア(駆動ギア)
61 下部駆動ギア(駆動ギア)
67 駆動歯部
68 空転部
70 第1駆動歯部(駆動歯部)
71 第2駆動歯部(駆動歯部)
72 第1空転部(空転部)
73 第2空転部(空転部)
78 開口部
81 ミックスチャンバ部

Claims (3)

  1. エバポレータおよびヒータコアが配設される温風流路と、前記エバポレータが配設され前記温風流路に並設される冷風流路とを備え、該冷風流路の下流側における前記温風流路とは反対に設けられた共通出口に風向を換えるモードドアを設けた車両用エアコンユニットにおいて、
    前記エバポレータと前記ヒータコアとの間にスライド可能に設けられて前記冷風流路および前記温風流路を遮断可能な複数のミックスドアと、これらミックスドアをスライドさせる駆動部とを有し、
    前記駆動部は一のミックスドアを前記冷風流路の前記温風流路に対し反対側に位置させた状態で他のミックスドアを前記一のミックスドアから前記温風流路側に離間させることでこれら一のミックスドアと他のミックスドアとの間に前記冷風流路の開口部を形成し且つ前記一のミックスドアの背面側に前記開口部と前記共通出口との間にあって前記開口部からの冷風と前記温風流路からの温風とを混合するミックスチャンバ部を形成することを特徴とする車両用エアコンユニット。
  2. 前記駆動部は、回転時に前記ミックスドアをスライドさせる駆動歯部と回転時に前記ミックスドアをスライドさせない空転部とが外周部に形成されるとともに互いに同期回転する複数の駆動ギアを有することを特徴とする請求項1記載の車両用エアコンユニット。
  3. 前記複数のミックスドアはスライド方向において直列に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両用エアコンユニット。
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