JP2007168619A - 送風切換装置及びこれを用いた自動車用空調装置 - Google Patents

送風切換装置及びこれを用いた自動車用空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 吹出空気の温度と吹出用接続口の開閉度とをミックスドアとモードドアとの適宜連動した開閉動作で調整し、これらのドアを単一の駆動源からの出力で制御するものとし、空調装置の小型化、多機能化の要請にも応える。
【解決手段】 混合・吹出モードユニット24に温風と冷風との混合比率を調整するミックスドア28と吹出用接続口33の開閉度を調整するモードドア34とを単一の駆動源からの出力により連動させるリンク機構39を設ける。このリンク機構39は、モードドア34が全開時に、ミックスドア28を温調制御のために動かすことができると共に、モードドア34が全閉時に、ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる構成とする。
【選択図】 図6

Description

この発明は、ミックスドアとモードドアとを単一の駆動源からの出力で連動させる送風切換装置及びこの送風切換装置を用いた自動車用空調装置に関する。
自動車用空調装置に対して、車両搭載必要容積の削減に伴う小型化と多機能化という相反する要請があり、多機能化の要請の一例としては各吹出口から吹き出される空気をそれぞれ任意の温度に細やかに設定したいという要請がある。
このような吹出空気を任意の温度にするために、温度調節用のドア(例えばミックスドア)と各吹出口に通ずる自動車用空調装置の吹出用開口部を開閉するモードドア(例えばフエースドア、フットドア)とを備え、各吹出モードに応じてモードドアが吹出用開口部を開閉すると共に温度調節用のドアの開度を調整する車両用空調装置は既に公知である(例えば、特許文献1を参照。)。
一方、温度調節用のドアを可動するためのリンク機構と吹出用開口部を開閉するモードドアを可動するためのリンク機構とを別々に設け、両リンク機構を異なる駆動源からの出力で制御する場合には、車両用空調装置の製造コストが上昇し、且つリンク機構の数分、自動車用空調装置の小型化の要請にも反し、更には車両の重量増大を招くことも考えられる。
これに伴い、例えば特許文献1に記載の車両用空調装置では、その第1図に、吹出口切換レバー、この吹出口切換レバーとフェースダンパ、フットダンパとを連接する第1の索と、この索が巻き付けられると共にガイド溝が周面に形成されたガイドローラと、ガイド溝に沿って動くダンパガイドと、このダンパガイドとエアミックスダンパとを連接する第2の索とからなるリンク機構を設けたものが示されている。このリンク機構によれば、吹出口切換レバーによりフェースモードを選択した場合には、第1の索が下方に延び或いは緩んで、フェースダンパが開き、フットダンパが閉じると第1の索の動きがガイドローラに伝達されてガイドローラが回転し、ガイドローラのガイド溝上をダンパガイドが動かされて、エアミックスダンパがフェースモードに好適な位置に揺動される。
また、例えば特許文献2に記載のヒータユニットでは、温度調節用のドアの機能と吹出用開口部を開閉するドアの機能とをロータリングダンパで兼ねる構成が示されており、この構成によれば、このロータリングダンパに駆動源からの出力を伝達すれば良いので、リンク機構を共通化し、単一の駆動源からの出力で稼働させることが可能である。
実開昭62−184009号公報 特開平9−104218号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用空調装置の構造では、駆動源からエアミックスダンパ、フェースダンパ、及びフットダンパに出力を伝達する際に複数の介在部材を必要とするため大型化且つ部品点数の増加を招き、当該リンク機構を配置するためのスペースも相対的に大きくなるので、空調装置の小型化の要請に沿えないという不具合を有する。また、特許文献2に記載のヒータユニットの構造では、同一のロータリダンパの回転のみで吹出し空気温度と全ての吹出空気量とを制御するので、細やかな吹出空気の温度・風量制御が容易にできず、空調装置の多機能化の要請に十分に応えることができないおそれが考えられる。
そこで、本発明は、ミックスドアとモードドアとを単一の駆動源からの出力で制御するものとし、空調装置の小型化のみならず、空調制御の多機能化の要請にも応えることのできる送風切換装置、及びこの送風切換装置を用いた自動車用空調装置を提供することを目的とする。
この発明に記載の送風切換装置は、温風と冷風との混合比率を調整するミックスドアと吹出用接続口の開閉動作をするモードドアとを連動させるリンク機構を有し、このリンク機構は、単一の駆動源から動かされ、前記モードドアが全開時に、前記ミックスドアを温調制御のために動かすことができると共に、前記モードドアが全閉時に、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる制御を行う構成としたことを特徴としている(請求項1)。これにより、単一の駆動源からの出力によって、ミックスドアとモードドアとを共通のリンク機構でそれぞれ別々に動かし、又は連動させることができる。この送風切換装置は空調装置の吹出モード別に採用される混合・吹出モードユニットに適用され、従来のようにミックスドアとモードドアとを別々に2個のリンク機構で可動させる場合に比し1個のリンク機構で良く、特に高価なモータ等の駆動源を減らすことができる。
また、この発明に係る送風切換装置は、温風と冷風との混合比率を調整するミックスドアと吹出用接続口の開閉動作をするモードドアとを同一の駆動源からの出力を伝達することで連動させるリンク機構を有し、このリンク機構は、単一の駆動源により、前記ミックスドアを温調制御のために動かす場合の一部の可動区間において前記モードドアを全開させ、前記ミックスドアの前記一部の可動区間以外の可動区間においてモードドアを全開及び全閉以外の任意の開度状態とし、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる時に、前記モードドアを全閉とする制御を行う構成としたことを特徴としている(請求項2)。これにより、請求項1に記載の発明と同様に、単一の駆動源からの出力によって、ミックスドアとモードドアとを共通のリンク機構でそれぞれ別々に動かし、又は連動させることができると共に、モードドアを、全閉又は全開の2つの位置ばかりでなく、全開と全閉との中間域、例えば半開状態の位置に維持することができるようにしている。この請求項2に記載の発明は、例えばバイレベルモード時における冷風と温風の吹出接続口の半開状態や、ヒートモード時におけるデフ吹出接続口の半開状態を得るためなどに用いられる。
この発明に係る自動車用空調装置は、請求項1に記載の送風切換装置が用いられるもので、中空状の構造体に、温風が流れる温風通路と冷風が流れる冷風通路とを画成し、この両通路の下流側に温風と冷風とを送出することのできる下流側接続口を形成して、この下流側接続口に、前記温風通路からの温風と前記冷風通路からの冷風との混合比を制御するミックスドアと所望の吹出モードに従って吹出用接続口を開閉するモードドアとを有する混合・吹出モードユニットを複数接合して構成すると共に、単一の駆動源からの出力により前記ミックスドアとモードドアとを連動させるリンク機構を備え、このリンク機構は、前記モードドアが全開時に、前記ミックスドアを温調制御のために動かすことができると共に、前記モードドアが全閉時に、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる制御を行う構成としたことを特徴としている(請求項3)。
これにより、混合・吹出モードユニットは、単一の駆動源からの出力により、ミックスドアとモードドアとを共通のリンク機構でそれぞれ別々に動かし、且つ連動させることができる。用いられる混合・吹出モードユニットは、ベント用、フット用、デフ用及び必要によりこれらに加えてサイドベント用のもので総数が3個から4個程となるが、左右独立温調制御に用いる場合には、運転手席側にベント用、フット用、デフ用及び必要によりこれらに加えてサイドベント用のものが用いられ、且つ、助手席側にベント用、フット用、デフ用及び必要によりこれらに加えてサイドベント用のものが加えられて、総数が6個から8個程となる。
したがって、従来のような、ミックスドアとモードドアとを別個のリンク機構で可動させる場合に比較して2分の1のリンク機構数に削減することができる。また、各混合・吹出モードユニットは、それぞれ吹出モード別に分けて用いられることから、吹出用接続口を開放することは勿論、ミックスドアを温度制御のために適宜に動かすことができるため、各吹出用接続口から個々別々に温度の異なる空気を吹出させることができる。すなわち、例えば、センタベント吹出口とサイドベント吹出口からの吹出空気に温度差を持たせ、バイレベルモード時のベント吹出口とフット吹出口からの吹出空気に温度差を持たせることが可能となるいわゆるマルチ空調を採用することができる。
また、この発明に係る自動車用空調装置は、請求項2に記載の送風切換装置が用いられるもので、中空状の構造体に、温風が流れる温風通路と冷風が流れる冷風通路とを画成し、この両通路の下流側に温風と冷風とを送出することのできる下流側接続口を形成して、この下流側接続口に、前記温風通路からの温風と前記冷風通路からの冷風との混合比を制御するミックスドアと所望の吹出モードに従って吹出用接続口を開閉するモードドアとを有する混合・吹出モードユニットを複数接合して構成すると共に、単一の駆動源からの出力により前記ミックスドアとモードドアとを連動させるリンク機構を備え、このリンク機構は、前記ミックスドアを温調制御のために動かす場合の一部の可動区間において前記モードドアを全開させ、前記ミックスドアの前記一部の可動区間以外の可動区間においてモードドアを全開及び全閉以外の任意の開度状態とし、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる時に、前記モードドアを全閉とする制御を行う構成としたことを特徴としている(請求項4)。
これにより、前記した請求項3に記載の発明と同様の作用効果が得られると共に、ミックスドアを温調制御のために動かす所定の可動区間でモードドアを全開又は全閉以外の任意の開度(半開)とすることができ、例えばバイレベルモード時における冷風と温風の吹出用接続口の半開状態を作り出すことが可能であり、またヒートモード時におけるデフ吹出用接続口の半開状態を作り出すことも可能である。
そして、この自動車用空調装置は、前記構造体に対し前記温風通路及び冷風通路の上流側に上流側接続口を設け、この上流側接続口に、前記温風通路に温風を供給するための加熱器と前記冷風通路に冷風を供給するための冷却器とを少なくとも有する温冷風供給ユニットを接合したことを特徴としている(請求項5)、これにより、温冷風供給ユニットから構造体の温風通路及び冷風通路に空気が流れるにあたり、温風通路には加熱器を空気が通過することで所望の温度まで加熱された温風が、冷風通路には冷却器を空気が通過することで所望の温度まで冷却された冷風が供給される。
請求項1、請求項2の発明によれば、単一の駆動源からの出力により、ミックスドアとモードドアとを共通のリンク機構でそれぞれ動かし又は連動させることができる。この送風機切換装置は、空調装置の吹出モード別に採用される混合・吹出モードユニットに適用され、従来のようにミックスドアとモードドアとを別々に2個のリンク機構で可動させるのに比して1個のリンク機構で良くなり、特に高価なモータなどの駆動源を減らすことができる。特に、前記請求項2の発明では、モードドアの駆動を全閉又は全開の2位置ばかりでなく、中間域における半開状態を維持できる。このため、吹出用接続口からの風量配分の制御も可能となる。
請求項3,請求項4の発明によれば、混合・吹出モードユニットが、単一の駆動源からの出力により、ミックスドアとモードドアとを共通のリンク機構でそれぞれ別々に動かし、且つ連動させるが、これら混合・吹出モードユニットは、ベント用、フット用、デフ用及び必要によりそれに加えてサイドベント用の3〜4個程となるが、左右独立温調制御や前後独立温調制御に用いる場合には、6〜8個程となる。
したがって、従来のようなミックスドアとモードドアとを別個のリンク機構で可動させる場合に比較して2分の1のリンク機構数に削減できるようになる。また、各混合・吹出モードユニットは、それぞれ司る吹出モード別の部分に分けて用いられ、ミックスドアを独立して制御することができるため、各吹出用接続口から個々別々に温度の異なる空気を吹出させることができる。特に請求項4の発明では、ミックスドアの温調制御の可動区間でもモードドアを全閉、全開以外の中間域である半開などの任意の開度を作り出すことができ、制御に巾を持たせることができる。
請求項5の発明によれば、温風と冷風とを作り出すためのユニットが独立して構成されており、構造体の上流側接続口に接合され、温風通路に温風が、冷風通路に冷風が供給されることになる。
以下、この発明の実施形態を図面により説明する。
図1から図3において、この発明に係る送風切換装置38を用いた空調装置1の一例が示されており、この空調装置1は、車両用のしかも車両の左右配風型又は車両の前席と後席との配風型のものとして使用されるもので、温冷風供給ユニット2と、温冷風案内構造体16と、8個の混合・吹出モードユニット24とで基本的に構成されている。
温冷風供給ユニット2は、図2及び図3に示されるように、スクロール部3と、このスクロール部3に対し風下側、すなわち車両進行方向後方側に位置する温冷風発生部4とから成る。
このうち、スクロール部3は、スクロール状のケーシング5内に例えばファン6A及びその駆動モータ6Bから成る送風機6が収納されている。送風機6は、ファン6Aと駆動モータ6Bと車両左右方向に沿って並設するように横倒し状になっており、ケーシング5の一方側には空気吸込口7が開口している。この空気吸込口7は、図示しない公知のインテーク装置と連結されて、このインテーク装置の内外気導入口からインテークドアにより選択的に導入した空気を取り込むようにしている。
温冷風発生部4は、前記ケーシング5から連なるケーシング8内に、送風機6の風下側から車両進行方向に沿って延びた後、車両上下方向の上方に延びる空気流路9を有している。ケーシング8の底面には、後述する冷却器13から落下するドレン水を外部に排出するためのドレン水排出口10が形成されている。
前記空気流路9のうち車両上下方向の上方に延びた部位の最風下側は開口部11が形成されている。そして、車両進行方向前方側にはヒータコア等の加熱器12が、その車両進行方向後方側にはエバポレータ等の冷却器13が、それぞれ空気流路9内に配置されている。すなわち、加熱器12と冷却器13とは、各々車両上下方向のうちの下方側が空気流入側面、車両上下方向のうちの上方側を空気流出面としつつ、加熱器12が冷却器13よりも車両進行方向の前方で且つ車両上下方向的には略同じ高さとなるように設置されている。
尚、加熱器12と冷却器13との間には、熱伝導を相互に防止するために断熱材14を介在させることが好ましい。
温冷風案内構造体(以下、構造体という。)16は、この実施形態では車両左右方向に沿って延びるステアリングメンバとして用いられているもので、図2及び図3に示されるように、その内部は中空状としつつ仕切り壁17により温風通路18と冷風通路19とに画成されている。
より具体的に説明すると、構造体16は、その短手方向から見て、特に図2及び図3に示されるように、温冷風供給ユニット2の開口部11の車両進行方向に沿った底面16Aと、略車両上下方向に沿って延びる車両後方側面16Bと、車両上下方向に進むにつれて車両後方に向けて傾斜した傾斜面及びこの傾斜面の上縁から略車両上下方向に沿って延びる立面から成る車両前方側面16Cと、車両進行方向に沿って延びる上面16Dとで囲まれた中空状のものである。
そして、図3に示されるように、構造体16は、底面16Aのうち温冷風供給ユニット2の開口部11と対峙する部位にこの開口部11と略同じ開口面積の上流側接続口20が開口し、車両前方側面16Cのうち立面に後述する混合・吹出モードユニット24の開口部25と連通する下流側接続口21が開口している。仕切り壁17は、内部を温風通路18と冷風通路19とに画成している。
これにより、温冷風供給ユニット2の開口部11と上流側接続口20との接続部位を介して送られてきた温風及び冷風は、温風が温風通路18を通り、冷風が冷風通路19を通ることで、別々に構造体16内を流動し、下流側接続口21に接合した混合・吹出モードユニット24にそのまま混合されることなく案内される。
混合・吹出モードユニット24は、この実施形態では、図1の図上において上から4番目及び5番目に位置する混合・センターベント吹出モードユニット24A、24A、図1の図上において上から1番目及び8番目に位置する混合・サイドベント吹出モードユニット24B、24B、図1の図上において上から3番目及び6番目に位置する混合・フット吹出モードユニット24C、24C、並びに図1の図上において上から2番目及び7番目に位置する混合・デフ吹出モードユニット24D、24Dから構成されている。
そして、これらの混合・吹出モードユニット24(24A、24B、24C、24D)の共通の構成を説明すると、構造体16の下流側接続口21から当該構造体16内にその一部が挿嵌できるような外形状のケーシング26を有するもので、構造体16への挿嵌側には車両左右方向に沿って開口部25が開口しており、この開口部25は、エアミックス機構を構成するミックスドア28によって開閉されるようになっている。
このミックスドア28は、この実施形態では、略半円の円弧状の閉塞部29Aの両側側方に設けられた側板部29B、29Bに回転軸30が固定されて成るもので、閉塞部29Aは回転軸30を軸心として90度の範囲で揺動可能となっている。尚、ミックスドア28の構造は、必ずしもロータリ型のものに限定されず、例えば、フラッグ型、バタフライ型のものであっても良い。
ケーシング26のミックスドア28よりも風下側となる内部にはエアミックス機構を構成する温冷風混合室32が画成されている。温冷風混合室32は、温風通路18から導入される温風と冷風通路19から導入される冷風とが適宜混合される空間である。
そして、ケーシング26の温冷風混合室32よりも風下側は、この実施形態では、吹出用の接続口33が形成されている。接続口33は、その基部側において、当該接続口33を開閉するためのモードドア34が配置されている。モードドア34は、この実施形態では、略半円の円弧状の閉塞部35Aの両側側方に設けられた側板部35B、35Bに回転軸36が固定されて成るもので、閉塞部35Aは回転軸36を軸心として90度の範囲で揺動可能となっている。尚、モードドア34の構造は、必ずしもロータリ型のものに限定されず、例えば、フラッグ型、バタフライ型のものであっても良い。
一方、混合・センターベント吹出モードユニット24A及び混合・サイドベント吹出モードユニット24Bは、この実施形態では、図4に示されるように、接続口33が車両上下方向のうちの上方に向いている。
そして、混合・センターベント吹出モードユニット24A及び混合・サイドベント吹出モードユニット24Bは、温冷風混合室32で混合される温風と冷風との混合比率を調整すると共に接続口33を開閉動作するための送風切換装置38が設けられている。この送風切換装置38は、図示しない単一の駆動源からの出力によりミックスドア28とモードドア34とを適宜連動させるリンク機構39を有している。
このリンク機構39は、図示しない駆動源とワイヤー又はロッド等の伝達手段で連結されたメインリンク40と、ミックスドア28の回転軸30に固定された第1の作動レバー41と、回転軸36に回転を伝達させる回転軸42に固定された第2の作動レバー43とで基本的に構成されている。
メインリンク40は、2つのアーム44、45を有し、一方のアーム44の先端部位には第1の作動レバー41のガイド溝孔46に摺動可能に係止された係合ピン47が突設され、他方のアーム45の先端部位には第2の作動レバー43のガイド溝孔48に摺動可能に係止された係合ピン49が突設されている。
第1の作動レバー41のガイド溝孔46は、メインリンク40の係合ピン47が図4のA−Bの区間の角度(例えば約50度)で円弧状に動く際には当該係合ピン47がガイド溝孔46の縁部を押圧可能な形状をなし、メインリンク40の係合ピン47が図4のB−Cの区間の角度(例えば約16度)で円弧状に動く際には当該係合ピン47がガイド溝孔48の縁部を押圧しない、即ち、係合ピン47の円弧状の軌道と同じ形状をなしている。
第2の作動レバー43のガイド溝孔48は、メインリンク40の係合ピン49が図4のI−IIの区間の角度(例えば約50度)で円弧状に動く際には当該係合ピン49がガイド溝48の縁部を押圧しない、即ち、係合ピン49の円弧状の軌道と同じ形状をなし、メインリンク40の係合ピン49が図4のII−III の区間の角度(例えば約16度)で円弧状に動く際には当該係合ピン49がガイド溝48の縁部を押圧可能な形状をなしている。
しかるに、メインリンク40の係合ピン47が図4のA線上に位置しているときには、ミックスドア28の開度はフルホットであり、しかもメインリンク40の係合ピン49が図4のI線上に位置しており、モードドア34は接続口33を全開している。メインリンク40の係合ピン47が図4のA−Bの区間を相互に動く場合には係合ピン47の押圧でミックスドア28が回動し、フルホットとフルクールとの間で暫時揺動して温冷風混合室32に送られる温風と冷風との混合比率を異ならせ温調制御を行う一方、メインリンク40の係合ピン49が図4のI−IIの区間を動くこととなり、これに伴い、係合ピン49で押圧されないためモードドア34は回動せず、接続口33の全開状態は維持される。そして、メインリンク40の係合ピン47が図4のB−Cの区間を動く場合には係合ピン47で押圧されないためミックスドア28は回動せずフルクールが維持される一方、メインリンク40の係合ピン49が図4のII−III の区間を動くこととなり、これに伴い、係合ピン49の押圧でモードドア34が回動し、接続口33の全閉又は全開を行う。
このようなミックスドア28とモードドア34との連動を特性線で表すと図5のようになる。すなわち、モードドア34が全開時にミックスドア28を温調制御のために動かすことができると共に、モードドア34が全閉時にミックスドア28がフルクール又はフルホットとなる。尚、図5中のうち破線はミックスドア28の動作を表し、実線はモードドア34の動作を表している。また、作動レバー43が例えば16度の回動することでモードドア34が90度回動するようになっている。
混合・フット吹出モードユニット24Cは、この実施形態では、図6に示されるように、接続口33が車両上下方向のうちの下方に向いている。そして、この混合・フット吹出モードユニット24Cも、温冷風混合室32で混合される温風と冷風との混合比率、接続口33を開閉動作するために、図示しない単一の駆動源からの出力によりミックスドア28とモードドア34とを適宜連動させるリンク機構39を有する送風切換装置38が設けられている。
混合・フット吹出モードユニット24Cのリンク機構39は、図4に示される混合・センターベント吹出モードユニット24A及び混合・サイドベント吹出モードユニット24Bのリンク機構39を上下逆転して配置したのみであり、その構成については先の実施形態の説明と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
しかるに、メインリンク40の係合ピン47が図6のA線上に位置しているときには、ミックスドア28の開度はフルクールであり、しかもメインリンク40の係合ピン49が図6のI線上に位置しており、モードドア34は接続口33を全開している。メインリンク40の係合ピン47が図6のA−Bの区間を動く場合には係合ピン47の押圧でミックスドア28が回動し、フルホットとフルクールとの間で暫時揺動して温冷風混合室32に送られる温風と冷風との混合比率を異ならせ温調制御を行う一方、メインリンク40の係合ピン49が図6のII−III の区間を動くこととなり、これに伴い、係合ピン49で押圧されないためモードドア34は回動せず、接続口33の全開状態は維持される。そして、メインリンク40の係合ピン47が図6のB−Cの区間を動く場合には係合ピン47で押圧されないためミックスドア28は回動せずフルホットが維持される一方、メインリンク40の係合ピン49が図6のI−IIの区間を動くこととなり、これに伴い、係合ピン49の押圧でモードドア34が回動し、接続口33の全閉又は全開を行う。
このようなミックスドア28とモードドア34との連動を特性線で表すと図7のようになる。すなわち、モードドア34が全開時に、ミックスドア28を温調制御のために動かすことができると共に、モードドア34が全閉時に、ミックスドア28がフルクール又はフルホットとなる。尚、図7中のうち破線はミックスドア28の動作を表し、実線はモードドア34の動作を表している。また、第2の作動レバー43が例えば16度の回動することでモードドア34が90度回動するようになっている。
混合・デフ吹出モードユニット24Dは、この実施形態では、図8に示されるように、接続口33が車両上下方向のうちの上方に向いている。そして、この混合・デフ吹出モードユニット24Dも、温冷風混合室32で混合される温風と冷風との混合比率、接続口33を開閉動作するために、図示しない単一の駆動源からの出力によりミックスドア28とモードドア34とを適宜連動させるリンク機構39を有する送風切換装置38が設けられている。
リンク機構39のうちメインリンク40のアーム44と第1の作動レバー41との位置・構成は図6に示されるものと同様である。また、メインリンク40のアーム45と第2の作動レバー43との位置・構成は、ガイド溝孔48が回転軸42よりも外側に形成されている点以外では実質的には同様である。すなわち、第2の作動レバー43のガイド溝孔48は、メインリンク40の係合ピン49が図8のI−IIの区間の角度(例えば約50度)で円弧状に動く際には当該係合ピン49がガイド溝48の縁部を押圧しない、即ち、係合ピン49の円弧状の軌道と同じ形状をなし、メインリンク40の係合ピン49が図8のII−III の区間の角度(例えば約16度)で円弧状に動く際には当該係合ピン49がガイド溝48の縁部を押圧可能な形状をなしている。
しかるに、メインリンク40の係合ピン47が図8のA線上に位置しているときには、ミックスドア28の開度はフルクールであり、しかもメインリンク40の係合ピン49が図8のI線上に位置しており、モードドア34は接続口33を全開している。メインリンク40の係合ピン47が図8のA−Bの区間を動く場合には係合ピン47の押圧でミックスドア28が回動し、フルホットとフルクールとの間で暫時揺動して温冷風混合室32に送られる温風と冷風との混合比率を異ならせ温調制御を行う一方、メインリンク40の係合ピン49が図8のI−IIの区間を動くこととなり、これに伴い、係合ピン49で押圧されないためモードドア34は回動せず、接続口33の全開状態は維持される。そして、メインリンク40の係合ピン47が図8のB−Cの区間を動く場合には係合ピン47で押圧されないためミックスドア28は回動せずフルホットが維持される一方、メインリンク40の係合ピン49が図8のII−III の区間を動くこととなり、これに伴い、係合ピン49の押圧でモードドア34が回動し、接続口33の全閉又は全開を行う。
よって、混合・デフ吹出モードユニット24Dも、ミックスドア28とモードドア34との連動を特性線で表すと図7のようになる。すなわち、モードドア34が全開時に、ミックスドア28を温調制御のために動かすことができると共に、モードドア34が全閉時に、ミックスドア28がフルクール又はフルホットとなる。尚、このユニット24Dでも、作動レバー43が例えば16度の回動することでモードドア34が90度回動するようになっている。
上記のような構造とした場合には、吹出モードの切換制御は以下のように行なわれる。すなわち、VENTモード時には、混合・センターベント吹出モードユニット24A及び混合・サイドベント吹出モードユニット24Bの接続口33が全開にて開放され、混合・フット吹出モードユニット24C及び混合・デフ吹出モードユニット24Dの接続口39はモードドア34で閉塞されることとなる。しかも、混合・センターベント吹出モードユニット24A及び混合・サイドベント吹出モードユニット24Bは、ミックスドア28が図4のA−Bの区間で協動し又は独立して温調制御のために回動できるので、温風と冷風との混合比率を制御することができ、細やかな温度設定を行うことも可能である。
また、B/Lモード時には、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B、及び混合・フット吹出モードユニット24Cの接続口33が全開にて開放され、混合・デフ吹出モードユニット24Dの接続口33はモードドア34で閉塞されることとなる。しかも、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B、及び混合・フット吹出モードユニット24Cは、ミックスドア28が図4又は図6のA−Bの区間で協動し又は独立して温調制御のために回動できるので、温風と冷風との混合比率を制御することができ、細やかな温度設定を行うことも可能である。
更に、HEATモード時には、混合・フット吹出モードユニット24Cの接続口33が全開にて開放され、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B及び混合・デフ吹出モードユニット24Dの接続口33はモードドア34で閉塞されることとなる。しかも、混合・フット吹出モードユニット24Cは、ミックスドア28が図6のA−Bの区間で温調制御のために回動できるので、温風と冷風との混合比率を制御することができ、細やかな温度設定を行うことも可能である。
そして、DEFモード時には、混合・デフ吹出モードユニット24Dの接続口33が全開にて開放され、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B及び混合・フット吹出モードユニット24Cの接続口33はモードドア34で閉塞されることとなる。しかも、混合・デフ吹出モードユニット24Dは、ミックスドア28が図8のA−Bの区間で温調制御のために回動できるので、温風と冷風との混合比率を制御することができ、細やかな温度設定を行うことも可能である。
ところで、リンク機構39の構成は、図4、図6又は図8に示されたものに限定されず、モードドア34について接続口33に対し全開又は全閉以外の状態、すなわち、開度が0%よりも大きく100%よりも小さな範囲で接続口33を開放することができるような構成としても良い。このようなリンク機構39について、図9の混合・フット吹出モードユニット24Cに対応した場合として説明する。
図9に示すリンク機構39は、第2の作動レバー43のガイド溝孔48のうちI−IIの区間を通過する部位について、円弧状のa部分と円弧状のb部分とを有し、a部分とb部分との連接部位は押圧段差が形成されたものとなっている。a部分の円弧状の形状が、Iから始まりa側II/2まで、メインリンク40の軸心Pを中心点として描く円軌道に沿っているのに対し、b部分の円弧状の形状も、b側II/2に至る位置から始まりIIまで、メインリンク40の軸心Pを中心点として描く円軌道に沿ったものとなっている。そして、両者間であるa側II/2とb側II/2間は、係合ピン49がサイド溝孔68に係合し押圧する形状となっている。
これにより、例えば、メインリンク40の係合ピン49がIの線上からa部分の端部であるa側II/2まで移動する場合には、係合ピン49が溝孔48の縁部を押圧しないのでモードドア34は接続口33を全閉したままである。係合ピン49がa側II/2まで達した場合には係合ピン49は溝孔48のうちb部分との境界となる縁部を押圧するので、第2の作動レバー43が反時計回りに数度回動する。この第2の作動レバー43の回動が回転軸36からギア等を介して増幅して伝達され、モードドア34は約45度の角度で反時計回りに回動し、接続口33を半開にさせる。
そして、係合ピン49が溝孔48のうちb部分との境界となる押圧段差を押圧し続けることで、第2の作動レバー43を回動させつつ、係合ピン49はb部分の端部であるb側II/2に達する。従って、メインリンク40の係合ピン49がb側II/2からIIの線上まで移動する場合には、係合ピン49が溝孔48の縁部を押圧しないのでモードドア34は接続口33を半開とする状態が維持される。
更に、係合ピン49がb側II/2の位置から図6と同様のII線上の位置まで移動した場合には、当該係合ピン49が再び溝孔48の縁部を押圧するので、第2の作動レバー43は数度反時計回りに更にIII 線上の位置まで回動する。この場合も、第2の作動レバー43の回動が回転軸36を介してモードドア34にギア等を介して増幅して伝達され、モードドア34は約45度の角度で更に反時計回りに回動し、接続口33を全閉させる。
尚、モードドア34が接続口33に対し全開から半開を経て全閉とするには、上記動作と逆の動作を行えば良い。
このようなミックスドア28とモードドア34との連動を特性線で表すと図10のようになる。すなわち、ミックスドア28を温調制御のために動かす場合の可動区間I−IIのうちI−a側II/2の区間ではモードドア34を全開とし、a側II/2からb側II/2の区間ではモードドア34は半開となり、さらにミックスドア28がフルホットとなる時に、モードドア34はII−III の区間にあって全閉となる。
尚、フット吹出モードユニット24Cを例に挙げて説明したが、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B、及び混合・デフ吹出モードユニット24Dにおいても、第2の作動レバー43のガイド溝孔48のうちI−IIの区間を通過する部位について、メインリンク40の軸心Pを中心点として描く円軌道に沿った円弧状のa部分と円弧状のb部分とを有し、a部分とb部分との連接部位に押圧段差を形成すれば、モードドア34の動作についても図10の実線で示すものと同様となる。このため、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B、及び混合・デフ吹出モードユニット24Dについては図による説明を省略する。
よって、吹出モードの切換制御は、B/Lモード時において、混合・センターベント吹出モードユニット24A、混合・サイドベント吹出モードユニット24B、及び混合・フット吹出モードユニット24Cの接続口33が半開にて開放されるようにすることができる。また、F/D(フットデフ)モードを設定し、このF/Dモード時において、混合・フット吹出モードユニット24C及び混合・デフ吹出モードユニット24Dの接続口33が半開にて開放されるようにすることができる。
なお、この実施例1,2において、混合・吹出モードユニットを、吹出モード別に8個用いて、車両の左右又は前後の独立温調制御を行なっているが、4個を用いてセンタベント、サイドベント、フット、デフの4吹出モード別に対応させることも可能であり、またサイドベントを除くことも可能である。
図1は、この発明の送風切換装置を有する自動車用空調装置の平面図である。 図2は、同上の自動車用空調装置の断面図である。 図3は、同上の自動車用空調装置に対し温冷風供給ユニット、構造体、混合・吹出モードユニットに分離した状態を示す断面図である。 図4は、混合・センターベント吹出モードユニット乃至混合・サイドベント吹出モードユニットの構成及びそのユニットでのミックスドア、モードドアを連動するリンク機構を示す説明図である。 図5は、混合・センターベント吹出モードユニット乃至混合・サイドベント吹出モードユニットのミックスドアとモードドアとの連動した動作を示す特性線図である。 図6は、混合・フット吹出モードユニットの構成及び及びそのユニットでのミックスドア、モードドアを連動するリンク機構を示す説明図である。 図7は、混合・フット吹出モードユニットのミックスドアとモードドアとの連動した動作を示す特性線図である。 図8は、混合・デフ吹出モードユニットの構成及びそのユニットでのミックスドア、モードドアの動作を示す説明図である。 図9は、混合・フット吹出モードユニットにおけるモードドアに全開又は全閉以外の状態を形成するためのリンク機構を示す説明図である。 図10は、図9のリンク機構を有する場合の混合・フット吹出モードユニットのミックスドアとモードドアとの連動した動作を示す特性線図である。
符号の説明
1 空調装置(車両用空調装置)
2 温冷風供給ユニット
3 スクロール部
4 温冷風発生部
5 ケーシング
6 送風機
6A ファン
6B モータ
7 空気吸込口
8 ケーシング
9 空気流路
10 ドレン水排出口
11 開口部
12 加熱器
13 冷却器
14 断熱材
16 温冷風案内構造体(構造体)
16A 底面
16B 車両後方側面
16C 車両前方側面
16D 上面
17 仕切り壁
18 温風通路
19 冷風通路
20 上流側接続口
21 下流側接続口
24 混合・吹出モードユニット
24A 混合・センターベント吹出モードユニット
24B 混合・サイドベント吹出モードユニット
24C 混合・フット吹出モードユニット
24D 混合・デフ吹出モードユニット
25 開口部
26 ケーシング
28 ミックスドア
29A 閉塞部
29B 側板部
30 回転軸
32 温冷風混合室
33 吹出用接続口
34 モードドア
35A 閉塞部
35B 側板部
36 回転軸
38 送風切換装置
39 リンク機構
40 メインリンク
41 第1の作動レバー
42 回転軸
43 第2の作動レバー
44 アーム
45 アーム
46 ガイド溝孔
47 係合ピン
48 ガイド溝孔
49 係合ピン

Claims (5)

  1. 温風と冷風との混合比率を調整するミックスドアと吹出用接続口の開閉度を調整するモードドアとを連動させるリンク機構を有し、
    このリンク機構は、単一の駆動源からの出力により、前記モードドアが全開時に、前記ミックスドアを温調制御のために動かすことができると共に、前記モードドアが全閉時に、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる制御を行う構成としたことを特徴とする送風切換装置。
  2. 温風と冷風との混合比率を調整するミックスドアと吹出用接続口の開閉動作をするモードドアとを連動させるリンク機構を有し、
    このリンク機構は、単一の駆動源からの出力により、前記ミックスドアを温調制御のために動かす場合の一定の可動区間において前記モードドアを全開させ、前記ミックスドアの前記可動区間以外の可動区間においてモードドアを全開及び全閉以外の任意の開度状態とし、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる時に、前記モードドアを全閉とする制御を行う構成としたことを特徴とする送風切換装置。
  3. 中空状の構造体に、温風が流れる温風通路と冷風が流れる冷風通路とを画成し、この両通路の下流側に温風と冷風とを送出することのできる下流側接続口を形成して、この下流側接続口に、前記温風通路からの温風と前記冷風通路からの冷風との混合比を制御するミックスドアと所望の吹出モードに従って吹出用接続口を開閉するモードドアとを有する混合・吹出モードユニットを複数接合して構成すると共に、
    単一の駆動源からの出力により前記ミックスドアとモードドアとを連動させるリンク機構を備え、このリンク機構は、前記モードドアが全開時に、前記ミックスドアを温調制御のために動かすことができると共に、前記モードドアが全閉時に、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる制御を行う構成としたことを特徴とする自動車用空調装置。
  4. 中空状の構造体に、温風が流れる温風通路と冷風が流れる冷風通路とを画成し、この両通路の下流側に温風と冷風とを送出することのできる下流側接続口を形成して、この下流側接続口に、前記温風通路からの温風と前記冷風通路からの冷風との混合比を制御するミックスドアと所望の吹出モードに従って吹出用接続口を開閉するモードドアとを有する混合・吹出モードユニットを複数接合して構成すると共に、
    単一の駆動源からの出力により前記ミックスドアとモードドアとを連動させるリンク機構を備え、このリンク機構は、前記ミックスドアを温調制御のために動かす場合の一部の可動区間において前記モードドアを全開させ、前記ミックスドアの前記一部の可動区間以外の可動区間においてモードドアを全開及び全閉以外の任意の開度状態とし、前記ミックスドアがフルクール又はフルホットとなる時に、前記モードドアを全閉とする制御を行う構成としたことを特徴とする自動車用空調装置。
  5. 前記構造体に対し前記温風通路及び冷風通路の上流側に上流側接続口を設け、この上流側接続口に、前記温風通路に温風を供給するための加熱器と前記冷風通路に冷風を供給するための冷却器とを少なくとも有する温冷風供給ユニットを接合したことを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車用空調装置。
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