JP2019069727A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空調装置において、簡素な構成で小型化を図りつつ単一の駆動源によって2つのドアを開閉させると同時に温調性能の向上を図る。【解決手段】車両用空調装置10を構成する駆動力伝達機構22は、駆動源20に連結される駆動レバー62と、この駆動レバー62に係合され従動する従動レバー64と、前記従動レバー64に噛合され直線的に移動するラックロッド66を含み、このラックロッド66には第1シャフト50が噛合されると共に、従動レバー64のリンクギア78が噛合されている。そして、駆動源20の駆動作用下に駆動レバー62及び従動レバー64が回動することで、リンクギア78に噛合された第2シャフト52が回転すると共に、ラックロッド66を介して第1シャフト50が回転する。これにより、第1及び第2シャフト50、52に噛合された第1及び第2エアミックスドア40、42がスライドし開閉動作し、その開度特性がリンクピン72と従動レバー64のリンク溝84との係合作用下に非線形となる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載され、熱交換器によって温度調整のなされた空気を車室内へと送風して車室内の温度調整を行う車両用空調装置に関する。
従来から、車両に搭載される車両用空調装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、空調ケースの内部に上下方向にスライド変位自在な第1及び第2エアミックスドアを備え、この第1エアミックスドアには第1シャフトの第1外部歯車が噛合され、第2エアミックスドアには、第2シャフトの第2内部歯車が噛合されると共に、前記第1シャフトの第1内部歯車と前記第2シャフトの第2外部歯車とが、斜めに傾斜するように設けられた棒状のラックの端部にそれぞれ噛合されている。そして、第1シャフトを回転させることで、第1エアミックスドアが上方へとスライドし、それに伴ってラックも斜め上方へと移動することで、第2シャフトが第1シャフトとは反対方向に回転し第2エアミックスドアが下方へとスライドする。
上述したような車両用空調装置において、例えば、単一のアクチュエータの駆動作用下に2つの第1及び第2エアミックスドアを連動させると共に、2つのドアをそれぞれ異なる開度特性で設定する場合には、前記アクチュエータの駆動力を2つのドアへそれぞれ伝達するためにリンク機構を用いる必要がある。
このようなリンク機構を用いた車両用空調装置としては、例えば、特許文献2に開示されるように、温風と冷風との混合比率を調整するミックスドアと吹出用接続口の開閉度を調整するモードドアとがそれぞれ温冷風供給ユニットの内部に回動自在に設けられ、前記ミックスドア及び前記モードドアが、作動レバーを介してリンク機構におけるメインリンクの両端部にそれぞれ連結されている。そして、駆動源の駆動作用下にメインリンクが回動することで作動レバーがそれぞれスイング動作し、それに伴ってミックスドア及びモードドアが連動して回動する。
特開2015−110404号公報 特開2007−168619号公報
しかしながら、上述した特許文献2の車両用空調装置のリンク機構を用いて、特許文献1のような2つの第1及び第2エアミックスドアを制御する場合、2本の作動レバーがスイング動作する作動範囲のスペースを予め空けておく必要があり、このスペースには他の部材等を配置することができない。そのため、このリンク機構の設けられる空調ケースの外側に大きなスペースが必要となり車両用空調装置の大型化を招くこととなる。
一方、2つの第1及び第2エアミックスドアが互いに接近した全閉状態から開き始めた際、一方の第1エアミックスドアと他方の第2エアミックスドアとの間を通じて空気が急激に下流側へと流入し、前記空気の温度変化が大きくなるため、車室内へ送風される送風温度の変化が大きくなってしまうという問題がある。
また、同様に、第1及び第2エアミックスドアが互いに離間した全開状態から閉まり始めた際、第1エアミックスドア及び第2エアミックスドアと空調ケースとの間を通じて冷風が急激に下流側へと流入することで、車室内へ送風される送風温度の変化が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、簡素な構成で小型化を図りつつ単一の駆動源によって2つのドアを開閉させると共に、温調性能の向上を図ることが可能な車両用空調装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、空気の流れる通路を有した空調ケースと、空調ケースの内部に設けられ通路を開閉すると共に連動して作動する第1及び第2のドアとを有した車両用空調装置において、
駆動源と、
駆動源の駆動力が伝達され第1のドアを駆動させる第1のシャフトと、
駆動源の駆動力が伝達され第2のドアを駆動させる第2のシャフトと、
第1のシャフトと第2のシャフトとが連動するように接続し、駆動源からの入力変化に対して出力変化が線形となるように伝達する線形駆動力伝達部と、
駆動源と線形駆動力伝達部とを接続し、駆動源からの入力変化に対して出力変化が非線形となるように伝達する非線形駆動力伝達部と、
を備え、
駆動源の駆動力が、非線形駆動力伝達部を介して線形駆動力伝達部へと伝達されることを特徴とする。
本発明によれば、空調ケース内に連動して作動する第1及び第2のドアを有した車両用空調装置において、駆動源からの駆動力が伝達され第1のドアを駆動する第1のシャフトと、駆動力によって第2のドアを駆動する第2のシャフトとを備え、第1のシャフトと第2のシャフトとが連動するように線形駆動力伝達部で接続すると共に、駆動源と線形駆動力伝達部とを非線形駆動力伝達部で接続している。また、線形駆動力伝達部は、駆動源からの入力変化に対して出力変化が線形となるように伝達し、非線形駆動力伝達部は、駆動源からの入力変化に対して出力変化が非線形となるように伝達している。
従って、単一の駆動源の駆動作用下に非線形駆動力伝達部を介して線形駆動力伝達部へと駆動力が伝達されることで、第1及び第2のシャフトを駆動させ、それに伴って、第1及び第2のドアを開閉動作させることができると共に、非線形駆動力伝達部によって駆動力が非線形な出力特性で線形駆動力伝達部から第1及び第2のドアへと伝達される。
その結果、単一の駆動源によって2つの第1及び第2のドアを連動させ開閉動作させることができ、しかも、駆動源の駆動力を単一の線形駆動力伝達部を介して伝達可能とすることで、従来技術に係る車両用空調装置のリンク機構と比較して構成を簡素化して小型化を図ることができる。また、第1及び第2のドアの開閉動作を駆動源の駆動力に対して非線形とすることで、ドアの開閉動作を自在に制御して所望の温度へと調整可能になるため温調性能を向上することができる。
また、本発明は、空気の流れる通路を有した空調ケースと、空調ケースの内部に設けられ通路を開閉すると共に連動して作動する第1及び第2のドアとを有した車両用空調装置において、
駆動源と、
駆動源の駆動力によって第1のドアを駆動させる第1のシャフトと、
駆動源の駆動力によって第2のドアを駆動させる第2のシャフトと、
第1のシャフトと第2のシャフトとを連動させるように接続し、駆動源からの入力変化に対して出力変化が線形となるように伝達する線形駆動力伝達部と、
駆動源と第1のシャフトとを接続し、駆動源からの入力変化に対して出力変化が非線形となるように伝達する非線形駆動力伝達部と、
を備え、
駆動源の駆動力が、非線形駆動力伝達部を介して線形駆動力伝達部へと伝達されることを特徴とする。
本発明によれば、空調ケース内に連動して作動する第1及び第2のドアを有した車両用空調装置において、駆動源からの駆動力が伝達され第1のドアを駆動する第1のシャフトと、駆動力によって第2のドアを駆動する第2のシャフトとを備え、第1のシャフトと第2のシャフトとが連動するように線形駆動力伝達部で接続すると共に、駆動源と第1のシャフトとを非線形駆動力伝達部で接続している。また、線形駆動力伝達部は、駆動源からの入力変化に対して出力変化が線形となるように伝達し、非線形駆動力伝達部は、駆動源からの入力変化に対して出力変化が非線形となるように伝達している。
従って、駆動源の駆動作用下に非線形駆動力伝達部を介して線形駆動力伝達部へと駆動力が伝達されることで、非線形駆動力伝達部に接続された第1のシャフトを駆動させると共に線形駆動力伝達部で接続された第2のシャフトを駆動させ、それに伴って、第1及び第2のドアを開閉動作させることができ、しかも、非線形駆動力伝達部によって駆動力が非線形な出力特性で線形駆動力伝達部から第1及び第2のドアへと伝達される。
その結果、単一の駆動源によって2つの第1及び第2のドアを連動させ開閉動作させることができ、しかも、駆動源の駆動力を単一の線形駆動力伝達部及び非線形駆動力伝達部に接続された第1のシャフトを介して伝達可能とすることで、従来技術に係る車両用空調装置のリンク機構と比較して構成の簡素化及び小型化を図ることができる。また、第1及び第2のドアの開閉動作を駆動源の駆動力に対して非線形とすることで、ドアの開閉動作を自在に制御して所望の温度へと調整可能になるため温調性能を向上することができる。
さらに、第1及び第2のドアが互いに最も接近した状態、又は、最も離間した状態近傍において、駆動源の駆動量に対するドアの開度変化を、全閉付近以外の領域におけるドアの開度変化に対して小さく設定することにより、全閉時から第1及び第2のドアが開き始める際、又は、全開時から第1及び第2のドアが閉まり始める際の開度変化が緩やかとなるため、下流側への空気の急激な流入が抑制され送風温度の急激な変化を防止することができる。
さらにまた、線形駆動力伝達部を、シャフトに噛合されるラック部材とするとよい。
またさらに、線形駆動力伝達部はラック部材であり、ラック部材の移動方向と直交方向となる一方側のみにギア部を備え、ギア部がシャフトと噛合されるとよい。これにより、ギア部に噛合されるシャフトからラック部材へ負荷のかかる方向が同一方向となるため変形が抑制され、ラック部材を円滑に作動させることができる。
また、第1及び第2のシャフトを、ギアを介してラック部材である線形駆動力伝達部によって互いに接続し、ラック部材に、非線形駆動力伝達部と係合される溝又は突起を設け、一方、非線形駆動力伝達部に、ラック部材と係合する突起又は溝を設けることにより、線形駆動力伝達部であるラック部材と非線形駆動力伝達部とを溝と突起との係合作用下に容易且つ確実に接続可能となる。
さらに、非線形駆動力伝達部及び線形駆動力伝達部は、互いの作動軌跡の少なくとも一部をシャフトの軸方向において重なるように配置することで、例えば、非線形駆動力伝達部及び線形駆動力伝達部を空調ケースの外側に設けた場合、外側の省スペース化を図ることができると共に装置の小型化を図ることができる。
さらにまた、第1及び第2のドアをスライドドアとするとよい。
またさらに、第1及び第2のドアを互いに反対方向に動作させるとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、連動して作動する第1及び第2のドアを有した車両用空調装置において、単一の駆動源の駆動作用下に非線形駆動力伝達部を介して線形駆動力伝達部へと駆動力が伝達されることで、第1及び第2のシャフトを駆動させ、それに伴って、2つの第1及び第2のドアを連動させ開閉動作させることができ、しかも、駆動源の駆動力を単一の線形駆動力伝達部を介して伝達可能とすることで、従来技術に係る車両用空調装置のリンク機構と比較して構成を簡素化して小型化を図ることができる。また、駆動源の駆動力を非線形駆動力伝達部によって非線形な出力特性で線形駆動力伝達部から第1及び第2のドアへと伝達することによってドアの開閉動作を自在に制御して所望の温度へと調整可能となるため温調性能の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置の全体断面図である。 図2A〜図2Cは、図1に示す車両用空調装置の第1及び第2エアミックスドアを作動させる駆動力伝達機構のリンク機構近傍を示す拡大正面図である。 図1に示す車両用空調装置における空気の送風温度と駆動源駆動量との関係を示す特性曲線図である。 図4Aは、第1変形例に係るリンク機構近傍を示す拡大正面図であり、図4Bは、第2変形例に係るリンク機構近傍を示す拡大正面図である。
本発明に係る車両用空調装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を示す。
この車両用空調装置10は、図1に示されるように、空気の各通路を構成する空調ケース12と、該空調ケース12の内部に配設され空気を冷却するエバポレータ14と、前記空気を加熱する加熱ユニット16と、前記空調ケース12内に導入された空気をエバポレータ14及び加熱ユニット16によって熱交換を行い、冷風及び温風を所定の混合比率で混合して温度調整のなされた混合風とするエアミックス機構18と、前記空調ケース12の側面に設けられた駆動源20(図2A参照)からの駆動力を前記エアミックス機構18へと伝達して作動させる駆動力伝達機構22とを含む。
この空調ケース12の上方には、車室内における乗員の顔近傍に送風を行うベント送風口24と、このベント送風口24と隣接して車両のフロントウィンドウ近傍に送風を行うデフロスタ送風口26とが開口している。なお、デフロスタ送風口26が車両前方側(矢印A方向)、ベント送風口24が車両後方側(矢印B方向)となるように形成される。また、空調ケース12の車両後方側(矢印B方向)には、車室内における乗員の足元近傍に送風を行うヒート送風口28が開口している。
そして、ベント送風口24、デフロスタ送風口26及びヒート送風口28には、送風状態を切り換えるための切替ドア30a、30b、30cがそれぞれ開閉自在に設けられている。
一方、空調ケース12の内部には、図示しない送風機から前記空調ケース12内へ空気が導入される開口部32が開口すると共に、空気の流通方向における上流側(矢印A方向)となる位置にエバポレータ14が設けられ、前記エバポレータ14に対して下流側(矢印B方向)となる位置に所定間隔離間して加熱ユニット16が設けられる。
この加熱ユニット16は、例えば、内部に温水が循環することで空気を加熱するヒータコア34と、このヒータコア34の下流側に設けられ通電作用下に発熱する電気ヒータ36とからなり、この電気ヒータ36は、コントローラからの制御信号に基づいて発熱体が発熱することで、通過する空気を所定温度に加熱して下流側へと供給する。
また、空調ケース12の内部には、エバポレータ14とヒータコア34との間に分割リブ38が設けられる。この分割リブ38は、例えば、ヒータコア34の高さ方向に沿った略中央部近傍に臨み、後述するエアミックス機構18の第1エアミックスドア40と第2エアミックスドア42との間に設けられる。
エアミックス機構18は、エバポレータ14とヒータコア34との間には設けられ、該エバポレータ14によって冷却された空気を下流へと流通させる際、その流通量及び流通状態を調整するために設けられ、分割リブ38の上方(矢印C方向)に設けられる第1エアミックスドア(ドア)40と、前記分割リブ38の下方(矢印D方向)に設けられる第2エアミックスドア(ドア)42とから構成される。
この第1及び第2エアミックスドア40、42は、例えば、大きな半径で形成された断面円弧状のプレートからなるスライドドアであり、エバポレータ14から離間する方向、すなわち、ヒータコア34側(矢印B方向)に向かって緩やかな凸状となるように形成される。
また、第1及び第2エアミックスドア40、42は、空調ケース12の幅方向に沿って設けられると共に、前記空調ケース12の内壁面に設けられた略円弧状のガイド部44に沿って上下方向へと案内される。
さらに、第1及び第2エアミックスドア40、42には、エバポレータ14に臨む内周面にラックギア46が設けられ、このラックギア46は第1及び第2エアミックスドア40、42のスライド方向に沿ってそれぞれ一直線状に形成される。
さらにまた、第1及び第2エアミックスドア40、42のスライド方向に沿った両端部には、ヒータコア34側(矢印B方向)へ突出した部位にそれぞれ一対のシール部材48が設けられる。そして、第1及び第2エアミックスドア40、42がスライドし、図1に示されるように、シール部材48が空調ケース12の壁部及び分割リブ38に当接することで、第1及び第2エアミックスドア40、42を介してエバポレータ14側と加熱ユニット16側との連通の一部が遮断される。
駆動力伝達機構22は、図1〜図2Cに示されるように、空調ケース12の内部に回転自在に設けられ第1及び第2エアミックスドア40、42に噛合される第1及び第2シャフト50、52と、駆動源20の駆動力を第1及び第2シャフト50、52へと伝達するリンク機構54とを有している。
この第1及び第2シャフト50、52は、例えば、その軸方向に沿った両端部が空調ケース12の側壁部12aに対して回転自在に支持され、前記第1シャフト50が、第1エアミックスドア40とエバポレータ14との間に設けられ、第2シャフト52が、第2エアミックスドア42とエバポレータ14との間に設けられると共に、分割リブ38を挟んで第1シャフト50と第2シャフト52とが上下方向(矢印C、D方向)に所定間隔離間し、且つ、互いに平行となるように設けられる。
また、第1及び第2シャフト50、52には、空調ケース12の側壁部12a側となる軸方向両端部に形成され外周面に複数のギア歯を有した第1ギア部56と、この第1ギア部56よりも軸方向中央側に形成され外周面に複数のギア歯を有した第2ギア部58とを有している。この第1ギア部56が空調ケース12における側壁部12aの外側に設けられ後述するリンク機構54と噛合され、第2ギア部58が空調ケース12の内部において第1及び第2エアミックスドア40、42のラックギア46とそれぞれ噛合される。なお、第2ギア部58が第1ギア部56よりも大径に形成される。
リンク機構54は、図2A〜図2Cに示されるように、例えば、空調ケース12における側壁部12aの外側に設けられ、アクチュエータ等の駆動源20(図2A参照)の駆動軸60に連結される駆動レバー62と、前記駆動レバー62に係合され駆動レバー62の動作に伴って従動する従動レバー(非線形駆動力伝達部)64と、前記従動レバー64に噛合され直線的に移動するラックロッド(線形駆動力伝達部、ラック部材)66とを含む。
駆動レバー62は、その中央部に開口した孔部68に駆動源20の駆動軸60が嵌合されることで一体的に連結され、中央部に対して直線状に延在した第1アーム部70には、該第1アーム部70の延在方向と直交するように突出したリンクピン(突起)72が形成される。リンクピン72は、駆動源20の駆動軸60と略平行に形成され、空調ケース12の側壁部12a側となるように配置される。
そして、駆動レバー62は、駆動源20の駆動作用下に中央部(駆動軸60)を中心として第1アーム部70及びリンクピン72が所定角度だけ回動するように設けられる。
従動レバー64は、円形状の本体部74と、この本体部74から径方向外側に延在した第2アーム部76とを備え、駆動レバー62に対して空調ケース12側となるように略平行に設けられる。本体部74の外周面には、複数のギア歯を有したリンクギア(線形駆動力伝達部)78が周方向に沿って形成され、第2シャフト52の第1ギア部56に噛合されると共に、後述するラックロッド66の第2ロッドギア96に噛合される。
そして、本体部74の中央に開口した孔部に空調ケース12の側壁部12aから突出した軸部12bが嵌合されることで、従動レバー64は本体部74を中心として所定角度だけ空調ケース12に対して回動自在に支持される。
第2アーム部76は、本体部74から離間する方向に延在し、この延在方向と略直交方向に膨出した断面略円弧状の膨出部82を有し、駆動レバー62に臨む端面には膨出部82に沿ってリンク溝(溝)84が形成されている。そして、リンク溝84には、駆動レバー62のリンクピン72が挿入され、この駆動レバー62が回動することでリンクピン72がリンク溝84に沿って移動し、それに伴って従動レバー64の第2アーム部76が本体部74を中心として所定方向に所定角度だけ回動する。
リンク溝84は、その先端部に形成され第2アーム部76の延在方向に沿った第1溝部86と、この第1溝部86の端部から本体部74側に形成され膨出部82の外縁部に沿って延在する円弧状の第2溝部88と、前記第2溝部88の途中に設けられる第3溝部89とを有している。なお、第3溝部89は、第2溝部88に対して緩やかな曲率で形成される。
なお、上述した構成とは反対に、第2アーム部76側にリンクピンを設け、駆動レバー62側に前記リンクピンの挿入されるリンク溝を設けるようにしてもよい。
ラックロッド66は、空調ケース12の側壁部12aにおいて第1及び第2シャフト50、52に臨むように設けられると共に、前記側壁部12aに沿って直線的に移動自在にガイドされている。
このラックロッド66は、その一端部に形成され第1シャフト50に臨む第1ロッド部90と、他端部に形成され第2シャフト52に臨む第2ロッド部92とを有し、前記第1ロッド部90には、第1シャフト50側(矢印A方向)となる側面に沿って第1ロッドギア94が形成され、第1シャフト50の第1ギア部56と噛合されている。第2ロッド部92には、第2シャフト52側(矢印A方向)となる側面に沿って第2ロッドギア96が形成され、従動レバー64のリンクギア78と噛合されている。
すなわち、第1及び第2ロッドギア94、96は、ラックロッド66の移動方向と直交する一側面にそれぞれ形成されている。
また、ラックロッド66は、第1及び第2ロッドギア94、96の設けられる一側面とは反対側となる加熱ユニット16側(矢印B方向)の他側面にストッパ98が当接している。このストッパ98は、空調ケース12の側壁部12aから突出し、ラックロッド66の移動方向と略平行、且つ、該ラックロッド66の長手方向に沿った略中央部近傍に当接するように形成されている。そして、ラックロッド66に対して第1シャフト50及び従動レバー64から加熱ユニット16側(矢印B方向)へと付勢される力をストッパ98によって受けている。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、車室内の室温を低下させる冷房運転を行う場合について説明する。最初に、図示しないコントローラからの制御信号に基づき、図示しない送風機の駆動作用下に取り込まれた空気が開口部32を通じて空調ケース12内へと供給され、エバポレータ14を通過することで熱交換が行われて所定温度に冷却される。
また、図2Cに示される暖房運転状態から図示しないコントローラからの制御信号に基づいて駆動源20を駆動させることで、駆動軸60が所定方向に回転し該駆動軸60と共に駆動レバー62が反時計回り(矢印E方向)に回動し、そのリンクピン72とで、リンク溝84の第2溝部88から第1溝部86に向かって移動し、図2B及び図2Cに示されるように、従動レバー64が本体部74を中心として時計回り(矢印F方向)に回動し始める。この従動レバー64の回動によって第2シャフト52が反時計回り(矢印E方向)に回転すると共に、ラックロッド66が斜め下方へと直線移動することで第1シャフト50が時計回り(矢印F方向)に回転する。
この際、ラックロッド66は、エバポレータ14側に噛合された第1シャフト50及び従動レバー64によって加熱ユニット16側に押圧されているが、該加熱ユニット16側(矢印B方向)に設けられたストッパ98によって受けることで円滑に下方へと移動可能である。
これにより、図2Aに示されるように、第1シャフト50の時計回り(矢印F方向)の回転によって第1エアミックスドア40がガイド部44(図1参照)に沿って下降し、一方、第2シャフト52の反時計回り(矢印E方向)の回転によって第2エアミックスドア42がガイド部44に沿って上昇する。
そして、図1に示されるように、第1エアミックスドア40の下端に設けられたシール部材48、第2エアミックスドア42の上端に設けられたシール部材48がそれぞれ分割リブ38に当接することで、ヒータコア34の上流側が第1及び第2エアミックスドア40、42によって塞がれた状態となる。これにより、エバポレータ14によって冷却された空気(冷風)は、第1及び第2エアミックスドア40、42が互いに接近して分割リブ38へと当接した全閉状態であるため、加熱ユニット16側へは流れずに、該ヒータコア34の上方及び下方を流れた後に切替ドア30aの切替作用下に開口しているベント送風口24を通じて車室内における乗員の顔近傍へと供給される。
次に、車室内の室温を上昇させる暖房運転を行う場合には、図2Aに示される冷房運転状態から図示しないコントローラからの制御信号に基づいて駆動源20の駆動軸60が冷房時とは反対方向に回転することで駆動レバー62が時計回り(矢印F方向)に回動し、そのリンクピン72が駆動軸60を中心とした半径上を移動することで、リンク溝84の第1溝部86から第2溝部88へと移動して従動レバー64が本体部74を中心として反時計回り(矢印E方向)に回動し始める。この従動レバー64の回動によって第2シャフト52が時計回り(矢印F方向)に回転すると共に、ラックロッド66が斜め上方へと直線移動することで第1シャフト50が反時計回り(矢印E方向)に回転する。これにより、第1シャフト50の回転によって第1エアミックスドア40が上昇し、第2シャフト52の回転によって第2エアミックスドア42が下降する。
そして、図1及び図2Cに示されるように、第1エアミックスドア40の上端に設けられたシール部材48、第2エアミックスドア42の下端に設けられたシール部材48がそれぞれ空調ケース12の壁部へと当接することで全開状態となり、エバポレータ14の下流側と加熱ユニット16とが連通した状態となり、エバポレータ14によって冷却された空気(冷風)は、第1エアミックスドア40と第2エアミックスドア42との間を通じて下流側となる加熱ユニット16へと流れる。また、リンクピン72は、リンク溝84の第3溝部89に保持される。
この際、第1及び第2エアミックスドア40、42は、駆動レバー62のリンクピン72がほぼ直線状に形成された第1溝部86を移動している間はスライド速度が緩やかであり、円弧状に形成された第2溝部88へと移動した後にスライド速度が上昇するため、前記第1及び第2エアミックスドア40、42が全閉状態から開き始める際の空気の急激な下流側への流入が抑制される。
すなわち、駆動レバー62のリンクピン72及び従動レバー64のリンク溝84は、駆動源20からの駆動力を非線形な出力特性でラックロッド66へと伝達することで、第1及び第2エアミックスドア40、42の開閉速度を制御可能な非線形駆動力伝達部として機能する。
このヒータコア34及び電気ヒータ36によって加熱され温風となった後に切替ドア30cの切替作用下に開口しているヒート送風口28を通じて車室内における乗員の足元近傍へと供給される。
以上のように、本実施の形態では、冷風と温風との混合比率を調整する第1及び第2エアミックスドア40、42を有した車両用空調装置10において、この第1及び第2エアミックスドア40、42に対して駆動源20の駆動力を伝達する駆動力伝達機構22を備え、この駆動力伝達機構22が、空調ケース12の内部に回転自在に設けられ第1及び第2エアミックスドア40、42に噛合される第1及び第2シャフト50、52と、駆動源20の駆動軸60に連結される駆動レバー62と、前記駆動レバー62に係合され駆動レバー62の動作に伴って従動する従動レバー64と、前記従動レバー64に噛合され直線的に移動するラックロッド66を含むリンク機構54とを有している。
従って、駆動源20の駆動作用下に駆動レバー62及び従動レバー64をそれぞれ回動させることで第2シャフト52を回転させ、且つ、ラックロッド66を進退動作させ第1シャフト50を回転させることで、前記第1及び第2シャフト50、52に噛合された第1及び第2エアミックスドア40、42をスライドさせることが可能となる。
その結果、単一の駆動源20によって2つの第1及び第2エアミックスドア40、42を連動させ開閉動作させることができ、しかも、駆動源20の駆動力をラックロッド66を介して伝達可能とすることで、従来技術に係る車両用空調装置のリンク機構と比較してリンク機構54の構成を簡素化し、且つ、小型化を図ることができる。
換言すれば、2つの第1及び第2エアミックスドア40、42にそれぞれリンク機構を設ける必要がなく、単一のラックロッド66を介して開閉動作させることができるため、部品点数の削減を図ることが可能となる。
また、リンク機構54を構成する駆動レバー62、従動レバー64及びラックロッド66の作動軌跡が第1及び第2シャフト50、52の軸方向(空調ケース12の幅方向)において重なるように配置されているため、前記空調ケース12の外側におけるスペースを有効活用することができ、省スペース化及び装置の小型化を図ることができる。
さらに、駆動レバー62におけるリンクピン72のリンク溝84の形状を適宜設定することで、第1エアミックスドア40と第2エアミックスドア42とが全閉状態から互いに離間し始める開度変化(移動速度)を緩やかにすることができるため、開き始めにおける冷風の加熱ユニット16側への急激な流入が抑制され、急激な送風温度の変化を防止することができる。すなわち、第1及び第2エアミックスドア40、42の開度特性をそれぞれ設定することができる。
ここで、駆動源20の駆動量と車室内への送風温度との関係について、図3の特性曲線図を参照しながら説明する。なお、図3において、本実施の形態に係る車両用空調装置10の特性を実線L1で示し、従来技術に係る車両用空調装置の特性を二点鎖線L2で示し、目標値(設定値)となる特性を破線L3で示している。
この破線L3で示す目標値(設定値)となる特性から諒解されるように、第1及び第2エアミックスドア40、42によってエバポレータ14と加熱ユニット16との間の連通が遮断された全閉状態から全開状態までドア開度が変化するように駆動源20を駆動させると、送風温度がほぼ直線的に変化している。すなわち、ほぼリニアな特性を示している。
一方、従来技術に係る車両用空調装置の特性は、二点鎖線L2に示されるように目標値の特性より送風温度が高く、しかも、直線的なリニアな変化ではなく曲線的な非線形に変化していることが諒解される。すなわち、ドア開度の中間位置近傍となる駆動源20の駆動量において、設定値(目標値)よりも送風温度が高くなってしまっていることがわかる。これに対し、上述した本実施の形態では、従来技術に係る車両用空調装置の特性と比較しても送風温度が目標値により近く、しかも、ほぼ直線となるリニアな特性を示していることが諒解される。
このように、第1及び第2エアミックスドア40、42の全閉時からの開き始めが緩やかとなるように開度特性をそれぞれ設定することで、車室内へ送風される空気の温度変化をほぼリニアとし、しかも、急激な温度変化を抑制することができる。
さらにまた、第1及び第2ロッドギア94、96を、ラックロッド66の移動方向と直交する一側面のみに設けることで、噛合される第1シャフト50及び従動レバー64からの負荷がかかる方向が同一方向となるため前記ラックロッド66の変形が抑制され、このラックロッド66を円滑に直線移動させることができると共に、前記一側面とは反対側となる他側面に設けられるストッパ98の数量を最小限とすることができる。
また、駆動力伝達機構22のリンク機構54は、上述した駆動レバー62、従動レバー64及びラックロッド66から構成される場合に限定されるものではなく、例えば、図4Aに示されるリンク機構100のように、従動レバー102における本体部74の孔部80に第2シャフト104の端部を直接連結すると共に、第1シャフト50に対してラックロッド106を挟んで反対側に配置される構成としてもよい。
このような構成では、駆動源20の駆動作用下に駆動レバー62及び従動レバー102が回動することで、本体部74に連結された第2シャフト104が一体的に回転すると共に、この従動レバー102のリンクギア78に噛合されたラックロッド106が直線移動することで噛合された第1シャフト50が回転する。これにより、第1シャフト50及び従動レバー102の回転によって第1及び第2エアミックスドア40、42がそれぞれ反対方向にスライドする。
すなわち、この構成では、第2シャフト104に対して従動レバー102と噛合される第1ギア部56を設ける必要がないため、製造コストの削減並びに構成の簡素化を図ることができると共に、本体部74と第2シャフト104とが同軸上に配置されるため、空調ケース12の外側におけるスペースを有効活用することができる。
さらに、図4Bに示されるリンク機構110のように、上述した従動レバー64、102を廃止すると共に、ラックロッド112の長手方向に沿った中央部に駆動レバー62のリンクピン72の挿通されるリンク溝114を設ける構成としてもよい。このラックロッド112は、リンク溝114が該ラックロッド112の長手方向と直交方向に沿った長尺に形成されると共に、第1ロッドギア116がエバポレータ14側(矢印A方向)、第2ロッドギア118がヒータコア34側(矢印B方向)となるように形成され、このラックロッド112に対してエバポレータ14側に配置された第1シャフト50の第1ギア部56が前記第1ロッドギア116に噛合され、該ラックロッド112に対して加熱ユニット16側に配置された第2シャフト52の第1ギア部56が前記第2ロッドギア118に噛合される。すなわち、第1シャフト50と第2シャフト52とがラックロッド112を挟んで互い違いとなるように配置されている。
このリンク機構110では、駆動源20の駆動作用下に駆動レバー62が回動することで、リンクピン72がラックロッド112のリンク溝114に沿って移動し、それに伴って、前記ラックロッド112が上下方向に直線移動する。このラックロッド112の移動によって第1及び第2シャフト50、52がそれぞれ回転するが、第1シャフト50の回転方向と第2シャフト52の回転方向とが反対方向となる。これにより、第1シャフト50に噛合された第1エアミックスドア40と、第2シャフト52に噛合された第2エアミックスドア42とがそれぞれ反対方向にスライドする。
また、上述した実施の形態及び変形例では、リンク機構54を含む駆動力伝達機構22が、アクチュエータ等のコントローラからの制御信号によって駆動する駆動源20の駆動作用下に作動する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、運転者が操作レバー等を手動で操作することで送風モードを切り替える場合には、運転者による操作力によって駆動してもよい。
さらに、駆動力伝達機構22のリンク機構54は、従動レバー64のリンクギア78のようなピニオンギアと、ラックロッド66の第1及び第2ロッドギア94、96のようなラックギアとが互いに噛合されるラック&ピニオン構成に限定されるものではなく、例えば、ウォームギア、かさ歯車及びフェースギア等によって互いに噛合させる構成としてもよい。
なお、本発明に係る車両用空調装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両用空調装置 12…空調ケース
14…エバポレータ 16…加熱ユニット
18…エアミックス機構 20…駆動源
22…駆動力伝達機構 40…第1エアミックスドア
42…第2エアミックスドア 50…第1シャフト
52、104…第2シャフト 54、100、110…リンク機構
56…第1ギア部 58…第2ギア部
62…駆動レバー 64、102…従動レバー
66、106、112…ラックロッド 72…リンクピン
78…リンクギア 84、114…リンク溝
94、116…第1ロッドギア 96、118…第2ロッドギア

Claims (9)

  1. 空気の流れる通路を有した空調ケースと、該空調ケースの内部に設けられ前記通路を開閉すると共に連動して作動する第1及び第2のドアとを有した車両用空調装置において、
    駆動源と、
    前記駆動源の駆動力が伝達され前記第1のドアを駆動させる第1のシャフトと、
    前記駆動源の駆動力が伝達され前記第2のドアを駆動させる第2のシャフトと、
    前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとが連動するように接続し、前記駆動源からの入力変化に対して出力変化が線形となるように伝達する線形駆動力伝達部と、
    前記駆動源と前記線形駆動力伝達部とを接続し、前記駆動源からの入力変化に対して出力変化が非線形となるように伝達する非線形駆動力伝達部と、
    を備え、
    前記駆動源の駆動力が、前記非線形駆動力伝達部を介して前記線形駆動力伝達部へと伝達されることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 空気の流れる通路を有した空調ケースと、該空調ケースの内部に設けられ前記通路を開閉すると共に連動して作動する第1及び第2のドアとを有した車両用空調装置において、
    駆動源と、
    前記駆動源の駆動力によって前記第1のドアを駆動させる第1のシャフトと、
    前記駆動源の駆動力によって前記第2のドアを駆動させる第2のシャフトと、
    前記第1のシャフトと前記第2のシャフトとを連動させるように接続し、前記駆動源からの入力変化に対して出力変化が線形となるように伝達する線形駆動力伝達部と、
    前記駆動源と前記第1のシャフトとを接続し、前記駆動源からの入力変化に対して出力変化が非線形となるように伝達する非線形駆動力伝達部と、
    を備え、
    前記駆動源の駆動力が、前記非線形駆動力伝達部を介して前記線形駆動力伝達部へと伝達されることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項1又は2記載の車両用空調装置において、
    前記第1及び第2のドアが互いに最も接近した状態、又は、最も離間した状態近傍において、前記駆動源の駆動量に対する前記ドアの開度変化が、全閉付近以外の領域における前記ドアの開度変化に対して小さく設定されることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    前記線形駆動力伝達部は、前記シャフトに噛合されるラック部材であることを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項1記載の車両用空調装置において、
    前記線形駆動力伝達部はラック部材であり、前記ラック部材の移動方向と直交方向となる一方側のみにギア部を備え、前記ギア部が前記シャフトと噛合されることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項1記載の車両用空調装置において、
    前記第1及び前記第2のシャフトは、ギアを介してラック部材である前記線形駆動力伝達部によって互いに接続され、
    前記ラック部材には、前記非線形駆動力伝達部と係合される溝又は突起が設けられ、一方、前記非線形駆動力伝達部には、前記ラック部材と係合する突起又は溝が設けられることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    前記非線形駆動力伝達部及び前記線形駆動力伝達部は、互いの作動軌跡の少なくとも一部が前記シャフトの軸方向において重なっていることを特徴とする車両用空調装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    前記第1及び第2のドアはスライドドアであることを特徴とする車両用空調装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    前記第1及び第2のドアは互いに反対方向に動作することを特徴とする車両用空調装置。
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