JP2005168469A - クローラ型トラクタの耕深制御装置 - Google Patents

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Kenichi Kajiwara
研一 梶原
Hitoshi Ueji
仁志 上路
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Abstract

【課題】レンコン圃場等の泥沼地での耕耘作業は、リヤカバーの上下動による耕深検出の形態を採用すると、耕耘部と耕盤の判別が正確に行い難く安定した耕深を維持することができない。
【解決手段】クローラ型トラクタの車体2後方にロアリンク3を介して作業機4を装着する。前記ロアリンク3には、下方へ伸びる支持杆6を設け、この支持杆6の下端部に前記クローラ1の走行跡を滑走させるソリ5を取り付ける。また前記支持杆6には、上下方向に複数の取付穴39…を設け、ソリ5の取り付け位置を調整し、耕深を調整できる構成とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、泥沼地等で作業を行う場合のクローラ型トラクタの耕深制御装置の構成に関する。
従来、左右一対のクローラを備え、車体後部にロータリ作業機を昇降自在に装着するトラクタが知られている。またこれらトラクタでは、ロータリ作業機のリヤカバーを土壌面に接地させ、このリヤカバーの上下動を検出し、同カバーを一定に保つことで耕耘深さを一定に保持する耕深制御を備える構成となっている。
特開2003-023809号公報(段落〔0012〕)
しかしながら、トラクタの作業では、例えば深植えのレンコン圃場等のように、水深30cm程度の深さに土壌面があり、この土壌面を更に20〜40cm位の深さに耕耘する作業がある。この場合、前記従来のような耕深制御を行うと、リヤカバーは、水圧或いは泥から受ける圧力によって大きく上下動し、耕耘部と耕盤の判別が正確に行うことができず、安定した耕深を形成でき難いという課題があった。
以上のような課題に鑑み、この発明のクローラ型トラクタでは以下のように構成した。
即ち、請求項1の発明は、左右クローラ(1,1)を有する車体(2)の後方にリンクアーム(3)を介してロータリ作業機(4)を装着し、前記リンクアーム(3)には下方へ延設する支持杆(6)を設けると共に、前記支持杆(6)に前記クローラ(1)の走行跡(A)を摺接するソリ(5)を設けたことを特徴とするクローラ型トラクタの耕深制御装置の構成とする。
水深或いは耕盤の深い圃場での耕耘作業では、クローラ(1,1)の土壌踏圧によって、車体の走行に伴ない走行跡(A)が形成され、この走行跡(A)を支持杆(6)に備えたソリ(5)が摺接する。このソリ(5)の摺接によってロータリ作業機(4)の対地作業深さが決定され、この深さを基準にして対地作業が行われる。作業中にクローラ(1,1)の深さが変化すると、これに伴ってソリ(5)の深さも同調変更されるため、このソリ(5)に対する作業機(4)の作業深さ位置も同調されて、クローラ(1,1)に対する作業深さは一定に維持される。
また請求項2の発明では、前記ソリ(5)には、前記リンクアーム(3)に対して高さを調整する調整機構(X)を備えたことを特徴とする請求項1に記載のクローラ型トラクタの耕深制御装置とする。
前記ソリ(5)のリンクアーム(3)に対する上下位置を変更すると、この作業機(4)のクローラ走行跡(A)に対する高さが変るため作業深さが変わる。このソリ(5)を深くすると作業機(4)の耕深は浅くなり、ソリ(5)を浅くすると耕深は深くなる。
以上のように構成した請求項1に記載のクローラ型トラクタでは、ソリ(5)及び作業機(4)はリンクアーム(3)を介して車体(2)に対して上下動されるが、クローラ(1,1)の走行跡(A)を摺接するソリ(5)は車体(2)に対して略一定の深さ位置に維持されるため、このソリ(5)を深さ検出の基準として対地作業深さが決められて、安定した耕深を形成することができる。
また請求項2に記載のクローラ型トラクタでは、ソリ(5)のリンクアーム(3)に対する高さを変更することで耕深を変更することができ、作物の種類や状態、或いはトラクタの車高が変わっても、任意の耕深で耕耘することができる。
以下、図面に基づいてこの発明について説明する。
トラクタは、図1に示すように、ボンネット9下にエンジン10を搭載し、このボンネット9後部のハンドルポスト11上にステアリングハンドル12を突設し、同ハンドル12の後方に操縦席15を設けると共に、この後側に正面視門型の安全フレーム16を立設する構成となっている、また前記ハンドル12下方にはステップフロア13を備え、この後部を前記操縦席15の左右側方を覆うフェンダー14に接続する構成となっている。
またトラクタの車体2は、エンジン10後部からクラッチハウジング17を介してミッションケース18を一体的に連結し、このミッションケース18の左右両側部にはスプロケット19を取り付けるスプロケット軸20を軸装する構成となっている。また前記トラクタの車体2左右には、下方に垂設する前後支持フレーム21,22を介してクローラフレーム23,23を取り付け、このクローラフレーム23の前後端部に従動輪24,25を支持し、同フレーム下面に複数の転輪26,26…を支持する構成となっている。
これにより、前記トラクタでは、前記スプロケット19と、前記前後従動輪24,25及び転輪26,26…との間にクローラ1を架け渡して三角形状のクローラ式走行装置を構成すると共に、前記スプロケット19の駆動でクローラ1を回転させ、三角形状の底辺部を接地させて走行する構成となっている。
尚、前記トラクタでは、前記前後支持フレーム21,22の上下長を極力長く設定し、レンコン圃場のような泥沼地で作業を行うべく高床形態としている。また前記トラクタの操向旋回等は、ステアリングハンドル12の操向や、サイドクラッチペタルやブレーキペタル等の操作によって、ミッションケース18内のサイドクラッチやブレーキ等を操作して左右クローラに回転差を与えて行う構成となっている。
またトラクタの車体2の後端には、二点リンク用のヒッチブラケット27を設け、同ブラケット27にリンクアームとなる左右ロアリンク3,3をヒッチピン28の周りに上下回動可能に連結し、このロアリンク3の後端に、ロータリ作業機4を連結する構成となっている。また前記ロータリ作業機4は、車体2側のPTO軸からこの入力軸31へ動力が伝達されて、複数の耕耘爪29を回転駆動する構成となっている。32は耕耘カバー、33はリヤカバーである。
またトラクタの車体2の後端上部には、作業機昇降用油圧シリンダ40、及び同シリンダ40のピストン伸縮操作により上下回動されるリフトアーム34,34が設けられ、リフトロッド35を介して耕耘伝動ケース30の上部に連結されて、作業機4をヒッチピン28の周りに昇降させる構成となっている。
また前記リフトアーム40は、操縦席15側方に備えたポジションレバー41の前後回動操作により、別途備えた切替弁の油路切り替え操作により上下回動操作する構成となっており、またこのリフトアーム34,34の回動位置をリフトアーム角センサ46によって検出する構成となっている。
ここで、図4、図5に基づいて前記トラクタの作業機昇降装置について説明する。
前記トラクタでは、操縦席15の左側方で且つフェンダー14内側に、リフトアーム34を昇降操作するポジションレバー41を支持し、この支持面裏側に、前記作業機3を自動操作で上昇させる電動モータMを設け、カバーにて覆う構成となっている。そして、前記ポジションレバー41の回動基部には、後方へ延設するロッド44を設け、そのフェンダー14裏側の前記電動モータMの駆動アームにも後方へ延設するロッドを42を設け、両ロッド44,42の後端部を、前記フェンダー後端部より更に後方に支持したアーム軸43に接続する構成となっている。
また前記アーム軸43は、ミッションケース18上の前記リフトアーム34,34を上下駆動させる切替弁のスプールと連結する構成となっている。
これにより、前記ポジションレバー41を上下に回動させると作業機4を手動で上下操作することができ、また前記電動モータMを、例えば車両の後進操作に連動させてアーム軸43を回転させると作業機4を自動で昇降することができる。また前記電動モータMにより作業機4を自動で昇降する場合は、前記ポジションレバー41も同時に駆動することができ、作業機4の昇降位置を簡単に認識することができる。
次に、この発明の耕深制御の要部なるソリ5について説明する。
前記ソリ5は、前記ロアリンク3に固定した支持杆6の下端部に、左右方向のピン軸38の周りに一定角度域で回動自在に取付ける構成となっている。また前記支持杆6は、ロアリンク3の前後中間部に固定して取付けられ、このソリ取付位置は、前記左右のクローラ1の後方に配置する構成となっている。
また前記ソリ5の形状は、図3に示すように、前面部36を側面視円弧状に湾曲し、後部滑走面37に前後方向の溝7及びリブ8を備える構成となっている。
また前記ソリ5と支持杆5間には、ソリ5の取付位置、即ち前記ロアリンク3との相対高さを変更する調整機構Xを備える構成となっている。詳しくは、前記支持杆6の下部を筒体に構成し、この側面にピン穴39aを設ける一方、このピン穴39aに前記ソリ5の支持部に開口した複数の取付孔5a,5a…の内の1つを選択し、両孔39a,5aにピン38bを貫通させて固定する構成となっている。
尚、前記ソリ5の高さを調整する機構としては、前記ロアリンク3に対する支持杆5の取付位置を上下変更したり、アクチュエータにより伸縮させる構成としても良い。
以上のように構成したクローラ型トラクタでは、まず前記作業機昇降装置の切替弁をニュートラルの状態、即ち前記作業機昇降用油圧シリンダ40が外圧によって伸縮自在な状態に設定しながら走行する。これにより、図2に示すように、左右のクローラ1が耕耘面Cを適宜深さに踏圧して走行跡Aを溝形態に形成する。尚、図2中の符号Bは泥を含んだ水面B、Cは耕耘面、Dは耕盤を示す。そして前記リフトアーム34を下動して作業機4を下降させると、ロアリンク3がヒッチピン28の周りに下方回動されてこれと一体的に支持杆6が下動し、下端部のソリ5が該走行跡Aに摺接する。
前記ソリ5は予めクローラ1の走行によって踏み固められた走行跡Aを滑走するため、作業機4はこのソリ5による支持位置を基準として耕耘爪29の回転による耕耘作業が行われる。
また前記ソリ5は、前記支持杆6に対してピン軸38の周りに一定角度域で回動でき、且つこのソリ5の底面前部36は円弧状曲面に形成されているため、走行跡Aに土塊や凹凸面等の変化があっても、これに対応して円滑に追従し、作業機4を急激に上下動させることなく、耕深を安定させることができる。
また前記ソリ5は、走行跡Aとの摺接面に溝条7やリブ条8を形成しているため、この滑走抵抗を小さくすると共に、極力ソリ5の向きを進行方向に規制して、側方から泥土に押圧されても横振れや蛇行を少くすることができ、耕深への影響を少なくすることができる。
トラクタの側面図。 作業状態を示すソリの背面図。 (A)ソリの側面図。
(B)ソリの底面図。
(C)ソリ滑走面の垂直断面図。
ポジションレバー及び電動モータの支持構成を示す斜視図。 ポジションレバー及び電動モータの支持構成を示す平面図。
符号の説明
1 クローラ
2 車体
3 リフトアーム
4 ロータリ作業機
5 ソリ
6 支持杆
7 溝
8 リブ

Claims (2)

  1. 左右クローラ(1,1)を有する車体(2)の後方にリンクアーム(3)を介してロータリ作業機(4)を装着し、前記リンクアーム(3)には下方へ延設する支持杆(6)を設けると共に、前記支持杆(6)に前記クローラ(1)の走行跡(A)を摺接するソリ(5)を設けたことを特徴とするクローラ型トラクタの耕深制御装置。
  2. 前記ソリ(5)には、前記リンクアーム(3)に対して高さを調整する調整機構(X)を備えたことを特徴とする請求項1に記載のクローラ型トラクタの耕深制御装置。
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