JP2005167762A - 誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器 - Google Patents

誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 アンテナの表面積を大きくすることなく、しかも2つの周波数帯での相互干渉の影響を小さくすることができ、2つの周波数帯を1つの素子で送受信することができる誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器を提供する。
【解決手段】 直方体形状の誘電体基体1の表面11と対向する裏面16に接地電極5が設けられ、表面11を主体として、第1放射電極2が、主として第1周波数帯f1用として設けられている。第1放射電極2と電磁界結合して誘電体基体1のいずれかの側面に給電電極3が設けられている。さらに、その給電電極3および/または第1放射電極2と電磁界結合して、誘電体基体1のいずれかの側面(たとえば第2側面13)に、第2放射電極4が、主として第2周波数帯f2用として設けられている。そして、給電電極3の端部が第1周波数帯f1用および第2周波数帯f2用の給電端子31とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1個のアンテナで、2つの周波数帯を送受信することができる誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器に関する。さらに詳しくは、パーソナルコンピュータや携帯電話機、携帯端末機などに搭載し、無線LAN(Local Area Network)などを行うのに適し、1個の誘電体基体を用いながら、2つの周波数帯間で相互的干渉を弱めた誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータ同士、パーソナルコンピュータと携帯電話機など、電子機器間でデータの授受などを無線により行う無線LANの利用が活発化してきている。この無線LANには、従来2.4GHz帯の周波数帯のみが用いられ、そのアンテナとしては、一般に小型化のため誘電体基板を用い、導電体膜で放射電極が形成された誘電体アンテナが用いられている。
最近の情報技術の発展に伴い、この無線LANで授受されるデータに画像などの情報量の多いデータも含まれるようになってきている。そこで、無線LANで授受する情報のうち、情報量の大きいデータを伝送速度の速い5.2GHz帯で授受し、通常のデータを通信距離が長い2.4GHz帯でデータを授受するという、使い分けの方法が考えられている。そのため、この種の無線通信機能を有する電子機器に搭載される無線LAN用アンテナとしては、2.4GHz帯用の第1アンテナ(大きさが15mm(長さ)×7mm(幅)×6mm(高さ))と、5.2GHz帯用の第2アンテナ(大きさが10mm(長さ)×4mm(幅)×3mm(高さ))の2つのアンテナを並べて配置することが考えられている。
一方、導電体膜で形成する放射電極を折返しエレメント(ミアンダ形状)で形成することにより、折返し数やエレメント間隔を調整することにより、1つのアンテナにより所望の2つの周波数帯で共振させ得ることが知られている(たとえば特許文献1参照)。
また、たとえば図12に平面図が示されるように、2つの周波数帯に対応した1チップタイプのアンテナとして、給電側放射電極53と無給電側放射電極54を励振方向A、Bが直交するように長方体の誘電体基体51の上面に並べて形成するアンテナも知られている(たとえば特許文献2参照)。
特開平10−13135号公報 特開2001−7639号公報
前述の2個のアンテナを並べて配置すると、アンテナ自身を2個製造しなければならないため、コストアップになると共に、2個のアンテナを配置しなければならないため、スペースを取り、電子機器の軽薄短小化が要求される今日のニーズに適合しない。また、1個の放射電極により2倍程度の2つの周波数帯で共振させるためには、綿密な調整が必要となり、製造上のバラツキなどにより一方の共振周波数を調整すると、他方の周波数帯の共振周波数や整合特性にも影響するため、調整工数が多くなり、コストアップになる。
さらに、誘電体基体の表面に2個の放射電極を形成するタイプでは、誘電体基体の表面側に2つの放射電極を並べて配置することになるため、アンテナの表面積が大きくなり小型化の要求を満たせないと共に、たとえ励振方向が直交するように並べても、両者間の間隔が狭いと相互干渉をし、一方の共振周波数を調整すると、他方の周波数帯の整合特性や共振周波数にも影響し、調整が困難になるという問題がある。一方、両者間のアイソレーションの問題をできるだけ避けるためには、両者間の間隔を大きくしなければならないが、2つの放射電極の間隔を大きくすると、益々アンテナの面積が大きくなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、アンテナの表面積を大きくすることなく、しかも2つの周波数帯での相互干渉の影響を小さくすることができる2つの周波数帯を1つの素子で送受信することができる誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器を提供することを目的とする。
本発明による誘電体アンテナは、直方体形状の誘電体基体と、該誘電体基体の一面と対向する面である裏面に設けられる接地電極と、前記誘電体基体の前記一面もしくは該一面に隣接する側面の1つまたは該一面もしくは側面の1つに沿った前記誘電体基体中の内面に主体的に設けられる主として第1周波数帯用の第1放射電極と、該第1放射電極と電気的および/または磁気的に結合して前記誘電体基体のいずれかの側面または該側面に沿った前記誘電体基体の内面に設けられる給電電極と、該給電電極および/または前記第1放射電極と電気的および/または磁気的に結合して前記誘電体基体のいずれかの側面または該側面に沿った前記誘電体基体中の内面に主体的に設けられる主として第2周波数帯用の第2放射電極とを有し、前記給電電極の端部が前記第1周波数帯用および第2周波数帯用の給電端子とされている。
ここに「主体的に設けられ」とは、放射電極の主要部が設けられるが、他の面にもその放射電極が連続して設けられ得ることを意味し、「主として第1周波数帯(第2周波数帯)」とは、第1周波数帯(第2周波数帯)で共振するように形成されるが、第2放射電極(第1放射電極)との関係で第2周波数帯(第1周波数帯)にも寄与し得ることを意味する。また、「電気的および/または磁気的に結合」とは、直接接合による結合、容量による結合および磁界による結合のいずれか1つまたはこれらの組合せによる結合を意味し、簡単に電磁界結合ともいう。
前記第1放射電極が、前記一面側の表面または該表面に沿った前記誘電体基体中の内面から前記誘電体基体の少なくとも1つの側面である第1側面または該第1側面に沿った前記誘電体基体中の内面に亘って設けられ、一端部が開放され他端部が前記第1側面または該第1側面に沿った内面を経て前記接地電極と接続され、前記給電電極が、前記誘電体基体の第2側面もしくは該第2側面に沿った前記誘電体基体中の内面または該第2側面側の前記第1側面もしくはその内面に設けられ、前記第2放射電極が、前記誘電体基体の第2側面または該第2側面に沿った内面に設けられる構造にすることができる。
前記第2放射電極が、一端部が開放され、前記誘電体基体の長手方向に沿って設けられると共に、他端部が前記誘電体基体の裏面側に曲げられて前記接地電極と接続して設けられることにより、曲げられた部分の幅を狭くして、第2放射電極の共振周波数を調整することができる。
前記第1放射電極が、前記一面と隣接し、かつ、前記第1側面と隣接する第2側面または第3側面で、前記第1側面側にも、前記第1放射電極と前記接地電極とを電気的に接続する側部放射電極を有するように形成されることにより、その幅を調整することにより第1放射電極の共振周波数や整合特性を調整することができる。
前記第1放射電極および/または第2放射電極が、ミアンダ形状に形成されることにより、同じ周波数に対してもアンテナの物理的大きさを小さくすることができると共に、第1放射電極と第2放射電極との近接する部分の面積が小さくなり、両者間の結合が弱くなって相互に独立して調整しやすくなる。
前記第1放射電極が、前記一面と隣接する1つの側面を主体として設けられ、前記第2放射電極が、前記第1放射電極が主体として設けられる1つの側面と対向する側面を主体として設けられることにより、第1および第2の放射電極の距離がさらに離れるため、よりいっそう両放射電極間の結合を弱くなり、独立して調整しやすくなる。
前記給電電極と前記第1放射電極とが直接接続されることにより結合される構造で形成することができる。
前記給電電極の端部の給電端子が、前記誘電体基体の裏面に前記接地電極と分離して形成されることにより、回路基板などに表面実装するだけで、回路基板の給電部とアンテナの給電端子とを簡単に接続することができる。
本発明による電気機器は、データ通信を行う回路が形成された回路基板と、該回路基板に、または該回路基板の近傍に設けられるアンテナとを有し、通信機能を有する電気機器であって、前記アンテナとして請求項1ないし8のいずれか1項記載の誘電体アンテナが用いられている。
本発明のアンテナによれば、誘電体基体の一面である表面と側面、または相対向する側面をそれぞれ主体として、主として第1周波数帯で共振する第1放射電極および主として第2周波数帯で共振する第2放射電極とが形成されているため、小さな誘電体基体で両放射電極の間隔を大きくすることができ、両者間の干渉は非常に小さくなって、干渉による共振周波数や整合特性(VSWR)に及ぼす影響を抑制することができる。一方、両放射電極の給電端側は近接させても両者の結合に余り大きな影響を与えないため、比較的近接して1個の給電電極に両放射電極を結合させることができるし、また、両放射電極の結合は弱いが、両者間の間隔を狭くすれば、両者を結合させることができ、第2放射電極を直接給電電極と結合させなくても、第1放射電極を介して第2放射電極を1つの給電端と電気的に結合することができる。その結果、両放射電極の共振周波数や整合特性を比較的独立して調整することができながら、2つの周波数帯の信号を1個の給電端を介して送受信することができる。
しかも、誘電体基体の一面には、第1放射電極のみが形成されるか、放射電極は誘電体基体の側面のみに形成されているだけであるため、従来の第1周波数帯用アンテナの面積だけで形成することができ、側面の高さも殆ど従来の高さと同じで第2放射電極、または第1および第2放射電極を形成することができ、大きさを殆ど大きくすることなく、2周波数帯の信号を送受信することができるアンテナとすることができる。
その結果、非常に小型で、しかも2周波数帯間でのアイソレーションの優れたアンテナを得ることができ、近年の無線LANで、通常の通信データと画像などの情報量の大きなデータとをそれぞれに適した2つの周波数帯で送受信する方式のアンテナとして有効に利用することができる。
また、本発明による電子機器によれば、従来の電子機器の回路基板における配置を変えたり、スペースを広げることなく、従来の電子機器のままで、通信用データと、画像情報などの情報量の大きいデータとを周波数帯の使い分けにより送受信することができ、無線LANなどを利用する場合に、非常に短時間でデータの授受を正確に行うことができる。
つぎに、図面を参照しながら本発明の誘電体アンテナおよびそれを用いた通信機能を有する電気機器について説明をする。本発明による誘電体アンテナは、図1にその一実施形態の構造説明図およびその等価回路図が示されるように、直方体形状の誘電体基体1の一面である表面11と対向する面である裏面16に接地電極5が設けられ、誘電体基体1の表面11もしくはその表面11に隣接する側面の1つまたはその表面11もしくは側面の1つに沿った誘電体基体1中の内面を主体として、第1放射電極2が、主として第1周波数帯f1用として設けられている。この第1放射電極2と電気的および/または磁気的に(電磁界的に)結合して誘電体基体1のいずれかの側面またはその側面に沿った誘電体基体1の内面に給電電極3が設けられている。
さらに本発明では、その給電電極3および/または第1放射電極2と電磁界結合して、誘電体基体1のいずれかの側面(たとえば第2側面13)またはその第2側面13に沿った誘電体基体1の内面に、第2放射電極4が、主として第2周波数帯f2用として設けられている。そして、給電電極3の端部が第1周波数帯f1用および第2周波数帯f2用の給電端子31とされている。
誘電体基体1としては、できるだけ誘電率の大きい材料が、放射電極2を小さくすることができるため好ましく、たとえばBaO-TiO2-SnO2、MgO-CaO-TiO2などのセラミックスを用いることが、比誘電率が20程度以上となり小型化の点で好ましいが、比誘電率が8程度の通常のセラミックスでも用いることができる。また、この誘電体基体1は、セラミックスなどの誘電体材料により一体に形成されたものでもよいし、薄いセラミックシートなどに適宜導電体膜が設けられたものを積層して焼結したものや適宜導電体膜が設けられたガラスエポキシフィルムなどを積層したものでもよい。
第1放射電極2は、図1に示される例では、1本の放射電極2の一端部21が誘電体基体1の表面の一端側に開放端として設けられ、直方体の長手方向に繋がる一側面12にかけて導電体膜が設けられ、誘電体基体1の一面(表面)11と対向する面である裏面16に設けられる接地電極5と接続されるように形成されている。この放射電極2の一端部21から他端部22までの長さ(長手方向の長さ;L1+L2)は、所望の第1周波数帯(波長λ1)に対し、略λ1/4の電気長になるように形成されている。この物理的長さは誘電体基体1の比誘電率εrの平方根に逆比例(1/εr 1/2に比例)するため、誘電率の大きい誘電体基体1を用いることにより、前述のように、その物理的長さを短くすることができる。
第1放射電極2は、図1に示される例では、誘電体基体1の幅とほぼ同じ幅Wで形成された例が示されている。放射電極1の幅Wは広いほど帯域特性が広くなるので好ましい。しかし、後述するように、誘電体基体1の幅より狭く形成して、第2放射電極4との結合を小さくすることもできるし、また、表面に露出させないで、セラミックシートの積層構造などにより、誘電体基体1の内部に形成することもできる。
図1に示される例では、表面11から第1側面12(表面から長手方向に繋がる側面)に亘って第1放射電極2が形成されるのみではなく、第1側面12と隣接する第2側面13および第3側面14にも側部放射電極23、24が形成され、第2側面13に形成される側部放射電極23は、給電電極3と接続され、第3側面14に形成される側部放射電極24は、そのまま裏面の接地電極5に接続されている。この第2および第3側面13、14に形成される側部放射電極23、24は、幅dを狭くすることにより、共振周波数が低い方向に変り、後述する第2放射電極4との関係で共振周波数が変化する場合に、この第2および第3の側面13、14に設けられる側部放射電極23、24の幅を変化させることにより調整される。なお、この放射電極2は、この形状に限らず、後述するように、第2放射電極4と余り密に結合しないように設けられれば、表面ではなく、いずれかの側面に設けることも可能である。
給電電極3は、図1に示される例では、第1放射電極2に直接接続される直接給電の構造で示されている。図1に示される例のように直接給電の構造では、必ずしも給電電極3と放射電極2との境界は確定されず、一応図1では、幅の広い部分を第1放射電極2の一部(側部放射電極23)とし、幅の狭い部分を給電電極3としているが、同じ幅で形成することもできるし、第2側面13に形成される部分の全体を給電電極3とすることもできる。この給電電極3は、放射電極2の所定のインピーダンスになるところに接続されて、後述するように、逆Fアンテナを構成している。
給電電極3の端部は、図1(b)に誘電体基体1の裏面側の斜視説明図が示されるように、接地電極5と分離して設けられて給電端子31とされ、図示しない回路基板に実装する場合に、回路基板側の給電部と直接ハンダ付けなどにより接続される構造になっている。この給電電極3も、後述するように種々の場所に設けられる。
第2放射電極4は、主として第2周波数帯用の放射電極で、図1に示される例では、誘電体基体2の第2側面13に、給電電極3および/または第1放射電極2と電磁界結合するように形成され、第2放射電極4を主体としてほぼ第2周波数帯で共振するように形成されている。すなわち、図1に示される例では、給電電極3との結合が大きくなるように給電電極3に近づけて形成され、誘電体基体1の表面に形成されている第1放射電極2の主要部との結合は弱くなるように、できるだけその間隔Bが大きくなるように形成されている。このように形成することにより、第1放射電極2および第2放射電極4をそれぞれ殆ど独立して共振周波数および整合特性(VSWR)の調整をすることができるため、製造が容易である。
この第2放射電極4も、長手方向に延びて接地電極5に向けて折り曲げられる方向に沿っての長さL3が、第2周波数帯f2のほぼ1/4波長の電気長になるように形成される。なお、この場合も、折曲げ部41の部分を削り取り、幅hを小さくすることにより、L3が長くなり、共振周波数を低くすることができ、第1放射電極2との結合などにより、共振周波数や整合特性が変化する場合には、この折曲げ部41の幅hを変化させることにより調整することができる。
また、第2周波数帯の周波数が低くて第2放射電極4が長くなる場合には、第2放射電極4は、第2側面13から第4側面15(第1側面12と対向する側面)にかけて形成されてもよいし、後述するようにミアンダ形状に形成することもできる。さらに、第3側面14に第2放射電極が形成されることにより、給電電極3とは直接には結合しないで、第1放射電極2を介して給電電極3と結合するように形成されてもよい。
接地電極5は、誘電体基体1の第1放射電極2が設けられている表面11と対向する裏面15で、給電端子31が設けられる部分を除いたほぼ全面に設けられている。また、この接地電極5の一部は固定用端子51として、第2および第3側面13、14の一部にも連続して設けられ、たとえば図示しない回路基板などに実装する際に、回路基板のアースラインなどに、ハンダ付けなどにより固定することにより、アンテナの固定と接地電極5の電気的接続とを同時に行えるようになっている。
この接地電極5、第1および第2放射電極2、4および給電電極3などは、それぞれ誘電体基体1の所定の面に銀被膜などの導電体膜を印刷または真空蒸着とパターニングなどにより設ければ、簡単に形成することができて好ましいが、その例に限らず、銅などの導電線または導体板を誘電体基体1上に配設された構造のものでもよい。さらに、前述のように、一部の誘電体シートに導電体膜のパターンを形成し、誘電体シートを積層して焼結することにより、これらの第1および第2放射電極2、4、給電電極3および接地電極5のそれぞれ、またはどれかの少なくとも一部を誘電体基体1の内部に形成することもできる。なお、第2放射電極4や給電電極3のように、誘電体基体1の側面または側面に沿って設けられる電極の場合には、誘電体シートの各々に帯状のビアコンタクトを形成し、積層することにより、縦方向に導電体膜を形成することができるし、誘電体シートの積層体を形成した後に、側面に導電体膜を設けて電極を形成することもできる。また、さらにその表面に誘電体シートを被せて内面に形成することもできる。
図1(a)に示される構造の第1放射電極2は、図1(c)に等価回路図が示されるように、逆Fアンテナを構成し、第2放射電極4は、給電電極3との間隔Aおよび第1放射電極2との間隔Bとにより、給電電極3、すなわち給電端子31と電磁界結合をしている。この第2放射電極4と、給電電極3および第1放射電極2との結合の程度により、第1および第2放射電極2、4の共振周波数および整合特性が変化し、その両方が最適になるように、間隔A、Bを設定することにより、2つの周波数帯の共振周波数および整合特性を調整することができる。
この構造で、誘電体基体1として、SiO2+MgOからなるセラミックス(比誘電率εr=8)を用い、縦(長さ)×横(幅)×高さ(厚さ)が15mm×7mm×6mmのものを用い、第1周波数帯f1として2.4GHz用の第1放射電極2を誘電体基体1の幅と同じ幅でL1=11.8mm程度で、L2=7.8mm程度(誘電体基体1の厚さ)で形成し、第2周波数帯f2として5.2GHz用の第2放射電極4をL3=5mmとして、間隔Aを1.5mm、間隔Bを2mmとして形成した結果、図2に示されるようなVSWRの周波数特性のアンテナが得られ、2.4GHz近傍と5.2GHz近傍でVSWRの小さいアンテナが得られた。このアンテナを得る際に、間隔Aの調整は、第2放射電極4の給電電極3側端部を削って広げることにより、間隔Bの調整は、第2放射電極4の上端部を削って広げることにより行い、最良の結果が得られた状態が上述の寸法である。
上述の寸法例で、間隔Bは2mmのままで、間隔Aを種々変化させたときの2.4GHz帯および5.2GHz帯における、共振周波数およびVSWRの変化を調べた結果が図3(a)および(b)に示されている。なお、Aの変化は、前述と同様に給電電極3側端部を削ることにより行った。図3から、2.4GHz帯ではVSWRの変化が殆どなく、5.2GHz帯では間隔Aが1.5mmのときに最良であることが分る。また、Aの寸法を1.5mmのまま一定にしておき、Bの寸法のみを種々変化させたときの、2.4GHz帯および5.2GHz帯における、共振周波数およびVSWRの変化を調べた結果が、図4(a)および(b)に示されている。なお、Bの変化は、第2放射電極4の上端部を削り取ることにより、第1放射電極2との間隔を段々大きくすることにより行った。図4から、2.4GHz帯および5.2GHz帯共に間隔Bを大きくする方がよいことが分る。
この構造にすれば、第1放射電極2は、一端部21が誘電体基体1の表面11の端部側で開放端とされ、他端部22が誘電体基体1の表面11上を長手方向に沿って延び、第1側面12を経て接地電極5と接続されており、他端部22に近い所定のインピーダンスのところで第1放射電極2に接続して給電電極3が設けられているため、図1(c)に等価回路図で示されるように、逆Fアンテナとなる。その結果、L1+L2=λ1/4の電気長で、波長λ1の第1周波数帯f1で共振させることができる。一方、第2放射電極4は、第2側面13に、同様に誘電体基体1の側面の長手方向に、延びて形成されると共に、一端部42が開放端にされ、他端部43が接地電極と接続され、接地電極5と接続される部分の近傍で給電電極3と磁気的に結合されているため、同様に逆Fアンテナとして動作し、長さL3=λ2/4の電気長で、波長λ2の第2の周波数帯f2で共振させることができる。
一方、前述のように、第1放射電極2と第2放射電極4とは少なからず結合し、相互に影響し合う。しかし、その結合は、第1放射電極2と第2放射電極4とが、誘電体基体1の互いに直交する表面と側面に設けられているため、その間隔が大きくなり、前述の図3および4に示されるように、僅かな周波数とVSWRの変化であり、たとえば第1放射電極の第2または第3側面13、14に設けられる側部放射電極23、24の幅を調整したり、第2放射電極4の縦部分の幅を変えることにより、両放射電極2、4の共振周波数およびVSWRをそれぞれほぼ独立して調整することができる。
その結果、1個の表面積の小さい誘電体基体を用いたアンテナで、たとえば2.4GHzと5.2GHzの2周波数帯の信号を送受信することができ、画像などの情報量の多いデータが含まれるデータを無線LANで授受する場合にも、たとえば情報量の大きいデータを伝送速度の速い5.2GHz帯で授受し、通常のデータを通信距離が長い2.4GHz帯で授受するという使い分けを、従来の2.4GHz用アンテナとほぼ同じ大きさのアンテナ1個で行うことができ、無線LANを有効に活用することができる。
前述の例は、第1放射電極2が、その一端部の開放端を誘電体基体の表面端部側に設け、他端部側を第1側面に延出することにより、誘電体基体1の表面11を主体的にして形成されていたが、図5に示されるように、その一端部の開放端が第1側面と対向する側面である第4側面15側まで延出して第4側面15に開放端21が設けられる構造にすることもできる。このような構造にすることにより、第4側面15部分の第1放射電極2の長さL4と誘電体基体1の縦方向の長さL5と第1側面12の長さL2の和(L4+L5+L2)が前述のλ1/4の電気長になればよいため、誘電体基体1の長さL5を短くすることができ、アンテナの小型化を図ることができる。他の部分は図1に示される例と同じで、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
図6は、給電電極3の構造を変更した例である。すなわち、前述の例では、第2側面13に給電電極3と第2放射電極4とが形成されていたが、この例では、第1放射電極2の他端部22が第1側面12を介して接地電極5に接続されると共に、その第1側面12の放射電極2の一部は接地電極5には接続されないで給電電極3と接続された構造になっている。すなわち、第1側面12の放射電極2のうち、第2側面13側の放射電極2は、接地電極5には接続されないで、第1側面12に形成される給電電極3に接続され、残りの大部分の放射電極2は接地電極5に接続されている。その結果、放射電極2と結合電極3との結合は前述の構造と同様の構造になっている。このような構造にしても、給電電極3の放射電極23との接続点が、所定のインピーダンスの位置になるように放射電極2の接地電極5への接続部と給電電極3との距離を設定すれば、前述の例と同様に逆Fアンテナとして動作する。
この場合、給電電極3と第2放射電極4とは90°異なる平面(側面)上に形成されているが、給電電極3と第2放射電極4との結合は磁界による結合が大きいので、第2放射電極4と給電電極3とが同一平面上に設けられていても、今回の例のように90°異なる平面に設けられていても、その距離が近ければ、殆ど同様に結合させることができる。なお、給電端子31は誘電体基体1の裏面の第1側面12側に形成され、その周囲が接地電極5により囲まれている。この構造にすることにより、アンテナの横側から給電することができない場合にも対応することができる。他の構造は図1に示される例と同じで、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、図6の構造の変形例で、図6の構造では、第3側面14にも第1放射電極2の側部放射電極24が形成されていたが、図7の構造では、この側部放射電極24が除去されている。前述のように、第2放射電極4との結合などにより共振周波数やVSWRなどが変化しても、側部放射電極24が設けられていれば、その幅を変えることにより、調整することができるが、一旦調整した設計では、同じ構造のものを製作すれば同じ周波数特性やVSWR特性が得られ、回路基板などにより変化するインピーダンス調整が、その回路基板に関して完了すれば一定の形状で形成することができる。そのため、側部放射電極が設けられない状態で調整することができれば、そのまま側部放射電極を必要とはしない。
この構造にすることにより、接地電極5と接続されない部分の放射電極の長さを長くすることができるため、同じ周波数帯に対して、誘電体基体1の長手方向の長さLを短くすることができ、アンテナの小型化を図ることができる。この側部放射電極を設けない構造は、図6の構造に限定されるものではなく、図1など前述の各構造において、同様に側部放射電極無しで調整することもできる。
図8および図9に示される例は、第2放射電極4が帯状に長手方向に延びる形状ではなく、クランク状またはサインカーブ状に折り返されてミアンダ形状に形成されているものである。すなわち、このようなミアンダ形状にすることにより、長手方向の物理的長さL6を短くしながら、電気的には1/4波長を得やすい。その結果、第2周波数帯が低い周波数帯で、第2放射電極4の長さを長くする必要のある場合でも、容易に第2側面13のみに形成することができる。
さらに、本発明のように、2周波数帯の2つの放射電極2、4を並べる場合、たとえば第2放射電極4をミアンダ形状にすることにより、第2放射電極4の長手方向全体の長さL6が短くなるため、第1放射電極2と近接する第2放射電極4の対向する部分の長さが短くなり、容量を小さくすることができ、相互の結合を小さくすることができる。そのため、前述の図1に示される構造で、両放射電極2、4の間隔Bを大きくしたのと同様の効果を得ることができる。しかも、ミアンダ形状にすることにより、両放射電極の間隔は、周期的に近づいたり遠ざかるため、遠ざかる部分44ではより一層容量が小さくなり、全体としての両放射電極の結合を小さくすることができる。なお、第1放射電極2側をミアンダ形状にすることもでき、また、両放射電極をミアンダ形状にすることもできる。この構造も前述の各例に適用することができる。
図10は、本発明の他の実施形態を説明する図1と同様の説明図である。すなわち、この例は、第1放射電極2が誘電体基体1の表面11に設けられるのではなく、1つの側面、すなわち第2放射電極4が設けられる第2側面13と対向する第3側面14に主体的に設けられ、表面11には一切放射電極が形成されていない。第1放射電極2は、第3側面14から第1側面12を経て第2側面13まで延び、第2側面13の端部側で、給電電極3と接続されている。そして、第1側面12の一部で、放射電極2の一部が接地電極5と接続されている。その結果、給電電極3の位置がこの接地電極5と接続される部分から所定の距離離れてインピーダンスが所定のインピーダンスになるところに、給電電極3が形成されることにより、前述の各例と同様に逆Fアンテナを構成することができる。もちろん、この第1放射電極2の帯状に延びる部分全体の長さは、第1周波数帯f1で共振するようにその長さが調整されている。第2放射電極4側は前述の各例と同じである。
この構成にしても、給電電極3が第1放射電極2および第2放射電極4と電磁気結合をし、1個のアンテナで2周波数帯に対応することができる。この場合、第1放射電極2および第2放射電極4は、誘電体基体1の対向する側面を主体としてそれぞれ設けられているため、両者の距離は非常に離れ、両者間の結合が疎となり、それぞれの共振周波数や整合特性を比較的独立して調整することができる。しかも、この構造にすることにより、誘電体基体1の表面11には一切電極を形成しなくてもよいため、電極形成するための導電体膜の印刷を一面省くことができ、工数を減らすことができる。
前述の各例では、誘電体基体1の表面11上に設けられる第1放射電極2が誘電体基体1の幅全体に設けられていたが、放射電極2の幅が誘電体基体1の幅より狭く形成されていてもよい。誘電体基体1の幅より狭く形成されていると、第2放射電極4との間隔が大きくなり、両放射電極間の結合が弱くなるため好ましい。
また、前述の各例では、放射電極など各電極が誘電体基体1の露出面に形成される例であったが、各電極は、誘電体基体1の内部に形成されていてもよい。すなわち、ブロック状の誘電体基体の露出面に各電極が形成されて、その表面にさらに誘電体膜が形成されることにより、電極が露出しない構造でもよいし、前述のように、誘電体シートに各電極を形成してその誘電体シートを重ね合せて焼結することにより、焼結した誘電体基体1の内部に各電極が形成される構造でもよい。
さらに、前述の各例では、第2放射電極4が直接給電電極3と結合するように、第2放射電極4が給電電極3の近傍に設けられていたが、たとえば第1放射電極2が図1に示される構造で、第2放射電極4が第2側面13ではなく、第2側面13と対向する第3側面14に形成されていてもよい。この場合、給電電極3とは離れるため、直接結合することができないが、第2放射電極4と第1放射電極2とが結合するように相互に近づけて配置することにより、第1放射電極2を介して給電電極3と結合させることができる。この場合、第2周波数帯に対しても第1放射電極2が寄与するため、共振周波数やVSWRは第1放射電極とも関連するため、複雑になるが、一度調整すれば、同じ構造の再現性はあるため、同様のアンテナを量産することができる。
図11は、LANを構成するため、このアンテナを搭載したパーソナルコンピュータの例が示されている。すなわち、たとえばパーソナルコンピュータ6の側壁61内部に前述のアンテナ7が搭載され、パーソナルコンピュータ6内に設けられ、図示しない送受信回路に接続されることにより通信機能を具備し、同様の機能を有する他のパソコン、携帯無線機などと無線で通信を行えるようになっている。なお、このように配置する場合、前述の第2放射電極がパーソナルコンピュータの上側に位置するように設けることが好ましい。また、このアンテナ7を搭載する場所は、図11に示される例の位置に限定されるものではなく、他の側面でもよいし、パーソナルコンピュータ6の後ろ側の側面でもよいし、蓋部62などに設けることもできる。また、携帯電話機などでは、携帯電話機などに内蔵される回路基板の上方隅などにアンテナ6の接地電極を前述の固定用端子51などを用いて回路基板にハンダ付けなどにより搭載することができる。
その結果、パーソナルコンピュータにより情報処理を行いながら、他の電気機器との間で情報の授受をすることができ、しかも画像のような情報量の大きい通信は周波数の高い第2周波数帯を用いることができ、非常に短時間で大量の情報の授受を無線で行うことができる。
本発明による誘電体アンテナの一実施形態を示す説明図である。 図1のアンテナの周波数に対するVSWRの特性図である。 図1に示される構造で、第2放射電極と給電電極との間隔Aを変えたときの第1放射電極および第2放射電極の共振周波数とVSWRの変化を示す図である。 図1に示される構造で、第1放射電極と第2放射電極との間隔Bを変えたときの第1放射電極および第2放射電極の共振周波数とVSWRの変化を示す図である。 図1に示されるアンテナの変形例を示す図である。 図1に示されるアンテナの変形例を示す図である。 図1に示されるアンテナの変形例を示す図である。 図1に示されるアンテナの変形例を示す図である。 図1に示されるアンテナの変形例を示す図である。 本発明による誘電体アンテナの他の実施形態を示す説明図である。 本発明によるアンテナを搭載した電気機器の一例を示す説明図である。 従来の2周波帯用のアンテナの例を示す平面説明図である
符号の説明
1 誘電体基体
2 第1放射電極
3 給電電極
4 第2放射電極
5 接地電極

Claims (9)

  1. 直方体形状の誘電体基体と、該誘電体基体の一面と対向する面である裏面に設けられる接地電極と、前記誘電体基体の前記一面もしくは該一面に隣接する側面の1つまたは該一面もしくは側面の1つに沿った前記誘電体基体中の内面に主体的に設けられる主として第1周波数帯用の第1放射電極と、該第1放射電極と電気的および/または磁気的に結合して前記誘電体基体のいずれかの側面または該側面に沿った前記誘電体基体の内面に設けられる給電電極と、該給電電極および/または前記第1放射電極と電気的および/または磁気的に結合して前記誘電体基体のいずれかの側面または該側面に沿った前記誘電体基体中の内面に主体的に設けられる主として第2周波数帯用の第2放射電極とを有し、前記給電電極の端部が前記第1周波数帯用および第2周波数帯用の給電端子とされてなる誘電体アンテナ。
  2. 前記第1放射電極が、前記一面側の表面または該表面に沿った前記誘電体基体中の内面から前記誘電体基体の少なくとも1つの側面である第1側面または該第1側面に沿った前記誘電体基体中の内面に亘って設けられ、一端部が開放され他端部が前記第1側面または該第1側面に沿った内面を経て前記接地電極と接続され、前記給電電極が、前記誘電体基体の第2側面もしくは該第2側面に沿った前記誘電体基体中の内面または該第2側面側の前記第1側面もしくはその内面に設けられ、前記第2放射電極が、前記誘電体基体の第2側面または該第2側面に沿った内面に設けられてなる請求項1記載の誘電体アンテナ。
  3. 前記第2放射電極が、一端部が開放され、前記誘電体基体の長手方向に沿って設けられると共に、他端部が前記誘電体基体の裏面側に曲げられて前記接地電極と接続して設けられてなる請求項2記載の誘電体アンテナ。
  4. 前記第1放射電極が、前記一面と隣接し、かつ、前記第1側面と隣接する第2側面または第3側面で、前記第1側面側にも、前記第1放射電極と前記接地電極とを電気的に接続する側部放射電極を有するように形成されてなる請求項2または3記載の誘電体アンテナ。
  5. 前記第1放射電極および/または第2放射電極が、ミアンダ形状に形成されてなる請求項1ないし4のいずれか1項記載の誘電体アンテナ。
  6. 前記第1放射電極が、前記一面と隣接する1つの側面を主体として設けられ、前記第2放射電極が、前記第1放射電極が主体として設けられる1つの側面と対向する側面を主体として設けられてなる請求項1記載の誘電体アンテナ。
  7. 前記給電電極と前記第1放射電極とが直接接続されることにより結合される構造である請求項1ないし6のいずれか1項記載の誘電体アンテナ。
  8. 前記給電電極の端部の給電端子が、前記誘電体基体の裏面に前記接地電極と分離して形成されてなる請求項1ないし7のいずれか1項記載の誘電体アンテナ。
  9. データ通信を行う回路が形成された回路基板と、該回路基板に、または該回路基板の近傍に設けられるアンテナとを有し、通信機能を有する電気機器であって、前記アンテナとして請求項1ないし8のいずれか1項記載の誘電体アンテナが用いられてなる電気機器。
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