JPWO2009081803A1 - アンテナ装置及びこれを用いた無線通信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁界結合により放射電流を供給するタイプのアンテナ装置において、電磁界結合を大きくすることによって高い放射効率を獲得する。【解決手段】 基体110と、基体110に形成された放射導体121、給電導体122及び結合用導体123を含む導体パターンを備える。給電導体122及び結合用導体123は共に基体110の側面115に形成されている。給電導体122の一端122aは給電ラインに接続され、他端122bはグランドパターンに接続される。給電導体122の結合部122bは略U字状であり、結合用導体123は給電導体122の結合部122bと電磁界結合されている。給電導体122は緩やかに湾曲しているため電界集中が起こりにくい。また、給電導体122の距離をより長くすることができ、結合用導体123との間でより強い電磁界結合を得ることが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、携帯電話等に用いられる表面実装型アンテナの導体パターン形状に関するものである。また、本発明は、このアンテナ装置を用いた無線通信機に関するものである。
携帯電話等の小型無線通信機には、小型のアンテナ装置が内蔵されている。図18及び図19は、従来のアンテナ装置の構成の一例を示す略斜視図である。
図18に示すアンテナ装置は、直方体状の誘電体からなる基体1と、基体1の上面の幅方向中央に設けられた直線状の放射導体2とを備えており、放射導体2の一端はギャップgを介して給電電極(給電ライン)4に接続され、他端は基体1の底面に設けられた接地導体3に接続されている。放射導体2の開放端は、ギャップgによる容量を介して給電電極4と電磁界結合しているので、給電ラインと非接触にて励振ができ、且つ、小型化した場合でも、インピーダンス整合が容易である(特許文献1参照)。
また、図19に示すアンテナ装置は、放射導体2の他端を折り曲げてL字状に構成したものである。基体1の表面には給電電極4が形成されており、給電電極4はギャップgを介して放射導体2の短絡端に接続されている。これによれば、チップサイズに対してアンテナの共振波長を大きくすることができる(特許文献2参照)。
特許第3114582号公報 特許第3114605号公報 特許第3331852号公報
しかしながら、図18に示した従来のアンテナ装置は、細長い帯状の導体パターンの端部同士が所定幅のギャップgを介して対向した構造であり、対向する範囲が狭いので、大きな容量結合を得ることができないという問題がある。
一方、図19に示した従来のアンテナ装置は、放射導体の長手方向に沿って給電導体が形成されており、対向する範囲が比較的広いため、より大きな容量結合を得ることができる。しかし、給電導体が基体の上面と側面の両方に形成されており、給電導体を形成するための広い領域を確保する必要があるため、基体の主面を放射導体のために効率よく利用することができず、アンテナ装置全体が大型化するという問題がある。
また、図18,図19に記載されたアンテナ装置は、プリント基板上における搭載位置によってアンテナ特性が大きく変化するという問題があった。このような問題は特許文献3において言及されており、プリント基板上のグランドパターンとアンテナ装置との位置関係が変化することによって、アンテナ特性が変化するとされている。
搭載位置によってアンテナ特性が変化するという現象は、ギャップを用いて放射導体と給電導体を容量結合させる場合に顕著となる。このため、搭載位置によるアンテナ特性の変化を抑制するためには、放射導体と給電導体を容量結合以外の方法で結合させればよいと考えられる。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものである。したがって、本発明は、電磁界結合により放射電流を供給するタイプのアンテナ装置において、電磁界結合を大きくすることによって、高い放射効率を獲得することを目的とする。
また、本発明は、誘導結合により放射電流を供給するタイプのアンテナ装置において、基体の主面を効率よく利用することによりアンテナ装置全体を小型化することを目的とする。
また、本発明は、このようなアンテナ装置を用いた無線通信機を提供することを目的とする。
本発明によるアンテナ装置は、誘電体又は磁性体からなる基体と、基体に形成された導体パターンとを備え、導体パターンは、放射導体と、略U字状の給電導体と、放射導体の一端に接続され且つ給電導体と電磁結合された結合用導体とを備え、給電導体及び結合用導体は、放射導体が形成された面とは異なる面に形成された導体パターンであり、放射導体に流れる放射電流の方向と、給電導体に流れる給電電流の方向が互いに異なっていることを特徴とする。
また、本発明による無線通信機は、プリント基板と、プリント基板に搭載された上記のアンテナ装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、放射電流の方向と給電電流及び誘導電流の方向が互いに異なっていることから、これらが互いに打ち消し合う現象を抑制することが可能となる。その結果、高い放射効率を得ることが可能となる。また、放射導体と給電導体が誘導結合していることから、搭載位置によるアンテナ特性の変化も少ない。また、給電導体及び結合用導体は、放射導体が形成された面とは異なる面に形成されていることから、放射導体の長さや面積を十分に確保することが可能となる。これにより、基体の主面を効率よく利用することができることから、アンテナ装置全体を小型化することができる。
本発明において、給電導体の一端は給電ラインに接続され、給電導体の他端は接地されていることが好ましい。或いは、給電導体の一端は給電ラインに接続され、給電導体の他端は開放されていることが好ましい。給電導体の一端が接地されている場合のインピーダンスと開放されているときのインピーダンスは異なることから、アンテナの実装状態に合わせていずれかの接続状態を選択することで、アンテナ特性を向上させることができる。
さらに本発明において、給電導体の一端は給電ラインに接続され、給電導体の他端はスイッチング手段を介して接地又は開放されてもよい。スイッチング手段を用いて給電導体の接続状態をアクティブに切り替えることで、アンテナ特性をさらに向上させることができる。
本発明において、放射電流が流れる方向と給電電流が流れる方向は、ほぼ直交していることが好ましい。これによれば、放射電流と給電電流の打ち消し合いをより効果的に抑制することが可能となる。
本発明において、基体はほぼ直方体であり、放射導体の少なくとも一部は基体の上面に形成されており、給電導体及び結合用導体は、基体の長手方向と直交する第1の側面に形成されていることが好ましい。これによれば、放射導体の長さや面積を確保しつつ、放射電流と誘導電流の打ち消し合いを抑制することが可能となる。特に、放射電極を基体の第1の面のほぼ全面に形成すれば、放射導体の電気抵抗を低減することも可能となる。
前記基体に形成された前記導体パターンは、所定の基準面を中心にして左右対称であることが好ましい。この基準面は、基体の長手方向に沿った側面と平行な面であることが好ましい。このように、導体パターンが対称性を有する場合には、基体の上面及び底面に垂直な軸を基準としてアンテナ装置の向きを180度回転させてもプリント基板の端部側から見た導体パターンの形状が実質的に同じになることから、実装する向きによってアンテナ特性が大きく変化することがなく、アンテナ設計を容易にすることができる。
本発明において、給電導体の略U字部分は、緩やかにカーブした湾曲形状であってもよく、直角に折れ曲がった屈曲形状であってもよい。特に、給電導体の略U字部分が直角な屈曲形状である場合には、緩やかな湾曲形状の場合よりも容量結合を強くすることができる。
このように、本発明によれば、電磁界結合により放射電流を供給するタイプのアンテナ装置において、電磁界結合を大きくすることができ、これにより高い放射効率を獲得することができる。
また、本発明によれば、電磁界結合により放射電流を供給するタイプのアンテナ装置において、基体の主面を効率よく利用することによりアンテナ装置全体を小型化することができる。
さらにまた、本発明によれば、このようなアンテナ装置を用いた無線通信機を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態によるアンテナ装置100の構造を示す略斜視図である。また、図2は、アンテナ装置100の展開図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるアンテナ装置100は、誘電体からなる基体110と、基体110に形成された複数の導体パターンによって構成されている。基体110は、A方向を長手方向とする直方体形状を有している。したがって基体110は、A方向と平行な4つの面111〜114と、A方向と直交する2つの面115,116とを有している。このうち面112は、プリント基板に対する搭載面である。
基体110の材料としては、特に限定されるものではないが、Ba−Nd−Ti系材料(比誘電率80〜120)、Nd−Al−Ca−Ti系材料(比誘電率43〜46)、Li−Al−Sr−Ti(比誘電率38〜41)、Ba−Ti系材料(比誘電率34〜36)、Ba−Mg−W系材料(比誘電率20〜22)、Mg−Ca−Ti系材料(比誘電率19〜21)、サファイヤ(比誘電率9〜10)、アルミナセラミックス(比誘電率9〜10)、コージライトセラミックス(比誘電率4〜6)などを用いることができる。基体110は、型枠を用いてこれらの材料を焼成することによって作製される。
誘電体材料は、目的とする周波数に応じて適宜選択すればよい。比誘電率εが大きくなるほど大きな波長短縮効果が得られるので、放射導体の長さをより短くすることができるが、効率が低下するため、必ずしも比誘電率εが大きければよいという分けではなく、適切な値が存在する。したがって、例えば、目的とする周波数が2.4GHzである場合、比誘電率εが5〜30程度の材料を用いることが好ましい。これによれば、十分な効率を確保しつつ放射導体の小型化を図ることができる。比誘電率εが5〜30程度である材料としては、Mg−Ca−Ti系誘電体セラミックを好ましく挙げることができる。Mg−Ca−Ti系誘電体セラミックとしては、TiO、MgO、CaO、MnO、SiOを含有するMg−Ca−Ti系誘電体セラミックを用いることが特に好ましい。
導体パターンは、放射導体121と、給電導体122と、結合用導体123と、調整用導体124とを含んでいる。これらの導体パターンは、電極用ペースト材をスクリーン印刷や転写などの方法によって塗布した後、所定の温度条件下で焼き付けを行うことによって形成することができる。電極用ペースト材としては、銀、銀−パラジウム、銀−白金、銅などを用いることができる。導体パターンは、この他にメッキやスパッタなどでも形成することが可能である。
放射導体121は、基体110の面111,116のほぼ全面に形成されており、連続した帯状構造を有している。放射導体121の一端121aは結合用導体123に接続されており、他端121bはプリント基板上においてグランドパターンに接続される。
また、給電導体122は、基体110の面115の一部に形成されており、略U字状の連続した帯状構造を有している。給電導体122の一端122aはプリント基板上において給電ラインに接続され、他端122bはプリント基板上においてグランドパターンに接続される。
また、結合用導体123は、基体110の面115の一部であって、給電導体122の上方に形成されており、給電導体122のU字状に合わせた湾曲形状を有している。結合用導体123の上端は、放射導体121の一端121aに接続されており、下端(湾曲部分)はほぼ一定幅のギャップgを介して給電導体122と向き合っている。なお、結合用導体123の上端は放射導体121に接続されていることから、放射導体121の一部としても機能する。特に、放射導体121との接続部分における給電導体123の幅は、放射導体121の幅と一致していることから、放射効率を高めることができる。
また、調整用導体124は、基体110の面112の一部に形成されており、プリント基板上において特性調整用のランドに接続される。
図1に示すように、給電導体122は、略U字状に湾曲しながらB方向に延在する結合部122cを有している。B方向とは、長手方向と直交する方向である。給電導体122の結合部122cは面115に形成されており、給電導体122と結合用導体123は一定間隔をおいて平行に配置されている。これにより、給電導体122の結合部122cと結合用導体123は電磁界結合することができる。
以上、基体110の各面に形成されたこれらの導体パターンは、基体110の側面113、114と平行な平面を基準として左右対称となるように形成されていることが好ましい。これによれば、基体110の面111、112に垂直な軸(Z軸)を基準としてアンテナ装置100の向きを180度回転させてもプリント基板の端部側から見たアンテナ装置100の導体パターンの形状が実質的に同じになることから、実装する向きによってアンテナ特性が大きく変化することがなく、アンテナ設計を容易にすることができる。
図3は、給電導体122及び結合用導体123の形状を拡大して示す略平面図である。
図3に示すように、給電導体122を帯状導体として形成するために必要な絶縁領域(スリット)122sは、給電導体122の折り返し形状を規定しているが、矢印で示すように、スリット122sの深さや幅を調整することによりインピーダンスの変更が可能である。小型化のために放射導体を細長くすると電磁界結合が強くなりすぎる場合があるが、スリット122sの深さDを浅くすることによって結合を弱めることが可能である。インピーダンス調整は給電導体422と結合用導体123との間のギャップ幅gを調整することによっても可能であるが、スリット122sの深さや幅の変更によるインピーダンス調整は、ギャップ幅gを調整する場合よりも微調整しやすいという利点がある。
図4は、アンテナ装置100が実装されるプリント基板上のパターンレイアウトを示す略平面図である。
図4に示すように、プリント基板20上には周囲3方向がグランドパターン22に囲まれたアンテナ実装領域21が設けられている。アンテナ実装領域21内には4つのランド31〜34が形成されており、アンテナ装置100はこれらのランド31〜34上に半田付けされる。
ランド31は、放射導体121の他端121bに接続されるランドである。ランド32は、給電導体122の一端122aに接続されるランドである。ランド33は、給電導体122の他端122bに接続されるランドである。ランド34は、調整用導体124に接続されるランドである。図4に示すように、ランド31,33はグランドパターン22に接続されており、ランド32は給電ライン41に接続されている。また、ランド34は、調整用素子42を介してグランドパターン22に接続されている。
調整用素子42としては、インダクタンス素子やキャパシタンス素子を用いることができる。後述するように、調整用素子42は、アンテナ特性を変化させる場合に付加される素子である。したがって、このような調整用素子42を接続することは必須でない。調整用素子42を使用しない場合には、ランド34はグランドパターン22に直接接続しても構わないし、フローティング状態としても構わない。
図5は、プリント基板20にアンテナ装置100を実装した状態を示す略斜視図であり、本実施形態によるアンテナ装置100を用いた無線通信機の一部を示している。
図5に示すように、プリント基板20上にアンテナ装置100を実装すると、放射導体121の他端121bは、ランド31を介してグランドパターン22に接続される。一方、放射導体121の一端121aには、結合用導体123を介して信号電流が供給されることから、放射導体121には、主に基体110の長手方向であるA方向に放射電流Iaが流れることになる。
また、給電導体122については、一端122aがランド32を介して給電ライン41に接続され、他端122bがランド33を介してグランドパターン22に接続される。このため、給電ライン41を介して供給される給電電流Ibは、結合部122cを経由してグランドパターン22に流れることになる。ここで、給電導体122の結合部122cと結合用導体123とはギャップによる容量結合によって接続されていることから、給電電流Ibの一部は容量結合を介して結合用導体123に流れ込む。特に、結合部122cがU字状に湾曲しており、結合用導体123と対向する範囲が広いことから、より大きな容量結合を得ることができる。
さらに、結合部122cに給電電流Ibが流れると、結合用導体123には、給電電流Ibに応じた誘導電流Icが流れる。図5に示すように、給電導体122の結合部122c及び結合用導体123は、長手方向と直交するB方向に延在していることから、誘導電流Icの流れる方向もB方向となる。B方向に流れる誘導電流Icは、結合用導体123を経由して放射導体121に供給され、その結果、放射導体121にはA方向に放射電流Iaが流れることになる。
このように、本実施形態によるアンテナ装置100では、放射電流Iaの流れる方向と給電電流Ibの流れる方向が90°異なっていることから、これらが互いに打ち消し合うことが少ない。このため、打ち消し合いによる放射効率の低下を防止することが可能となる。
図6は、プリント基板20に実装した状態におけるアンテナ装置100の等価回路図である。
図6に示すように、本実施形態によるアンテナ装置100は、電磁界結合により給電される一種の逆Fアンテナを構成する。給電導体122と結合用導体123は、互いに近接して配置されていることから、両者間にはキャパシタンスC1が生じる。特に給電導体122の結合部122cが略U字状であり、結合用導体123と対向する範囲が広いことから、大きな容量結合を得ることができる。
また、電磁界結合は、給電導体122の結合部122cを一次側とし、結合用導体123を二次側とするトランスMによって行われる。さらに、放射導体121と調整用導体124は、基体110を介して対向していることから、これらの間にもキャパシタンスC2が生じる。したがって、所望のアンテナ特性を得るためには、キャパシタンスC1の値に加え、トランスMの結合特性やキャパシタンスC2の値を考慮する必要がある。
調整用導体124については、上述の通り、グランドパターン22に直接接続しても構わないし、フローティング状態としても構わないが、アンテナ特性を変化させたい場合には、図5に示したように調整用素子42を接続すればよい。調整用素子42を接続すれば、放射導体121とグランドとの間のリアクタンスが変化することから、これに応じてアンテナ特性を変化させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるアンテナ装置100は、電磁界結合により給電されるアンテナであり、放射電流Iaの流れる方向と給電電流Ibの流れる方向が90°異なっている。これにより、放射電流Iaと給電電流Ibが互いに打ち消し合いにくくなることから、放射効率の低下を防止することが可能となる。
また、本実施形態によるアンテナ装置100は結合用導体123を有しており、結合用導体123を介して放射導体121と給電導体122とが電磁界結合している。これにより、放射導体121には給電電流Ibが直接流れないことから、放射電流Iaと給電電流Ibの打ち消し合いをより効果的に防止することが可能となる。
また、本実施形態によるアンテナ装置100は、給電導体122が略U字状であり、緩やかに湾曲しているため、電界集中が起こりにくい。特に、給電導体122を略U字状にすることでその距離をより長くすることができ、結合用導体123との間でより強い電磁界結合を得ることが可能となる。また、したがって、電流損失を抑えることができ、放射効率を高めることができる。
また、本実施形態によるアンテナ装置100では、放射導体121が長手方向と平行な面111の全面に形成されており、給電導体122及び結合用導体123が面111とは異なる面に形成されていることから、放射導体121の長さや面積を十分に確保することが可能となる。さらに、結合用導体123が放射導体121と等幅にて接続されているので、結合用導体123を放射導体121の一部として有効に機能させることもできる。これにより、基体の主面を効率よく利用することができることから、放射効率を高めることができ、アンテナ装置全体を小型化することができる。また、放射導体121の電気抵抗を低減することも可能となる。
しかも、給電導体122及び結合用導体123が基体110の表面に形成されていることから、基体110に貫通孔などを形成する必要がなく、製造コストを抑制することが可能となる。
図7は、グランドパターンを配した複数のアンテナ実装領域を有するオングランド型のプリント基板50にアンテナ装置100を搭載した例を示す模式的な平面図である。
図7に示すプリント基板50は、2つのアンテナ実装領域51,52を有している。アンテナ実装領域51は、プリント基板50のコーナー部に位置しており、このため2方向からグランドパターン53に囲まれている。一方、アンテナ実装領域52は、プリント基板50の辺に沿って位置しており、このため3方向からグランドパターン53に囲まれている。
図8は、アンテナ実装領域51,52に搭載したアンテナ装置の特性を示すグラフであり、(a)はアンテナ実装領域51に搭載した場合の特性を示し、(b)はアンテナ実装領域52に搭載した場合の特性を示している。図8(a)及び(b)において、図1に示したアンテナ装置100を搭載した場合の特性は実線で示されており、図18に示した従来のアンテナ装置を搭載した場合の特性は破線で示されている。
図8(a)に示すように、アンテナ実装領域51に実装した場合には、2つのアンテナ装置の特性(ここでは放射効率とVSWR)に大きな差異はないが、図8(b)に示すように、アンテナ実装領域52に実装した場合には、従来のアンテナ装置の特性が本発明によるアンテナ装置100よりも低下していることが分かる。これは、アンテナ実装領域51に実装した場合には、ギャップからみたグランドパターン53の長さG1が相対的に長いのに対し、アンテナ実装領域52に実装した場合には、ギャップからみたグランドパターン53の長さG2が相対的に短くなるからである。
図1に示したアンテナ装置100を用いた場合には、実装位置によるアンテナ特性の差が非常に少ないが、これはギャップを用いた容量結合が大きいだけでなく、誘導結合によっても給電しているためである。このように、本実施形態によるアンテナ装置100によれば、プリント基板上の搭載位置によるアンテナ特性の変化を抑制することも可能となる。
図9及び図10は、本発明の第2の実施形態によるアンテナ装置200の構成を示す図であって、特に、図9はアンテナ装置200がプリント基板上に実装された状態を示す斜視図である。また、図10は、アンテナ装置200が実装されるプリント基板上のパターンレイアウトを示す略平面図である。
図9及び図10に示すように、本実施形態によるアンテナ装置200は、プリント基板20上のランド33がグランドパターン22に接続されておらず、フローティング状態となっている点において、アンテナ装置100と相違している。その他の点はアンテナ装置100と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
ランド33がフローティング状態の場合、アンテナ装置200の実装時において給電導体122の一端122aは接地されず、開放状態となる。こうして通常はグランドに接続されている給電導体122の他端122bを開放端とすることにより、アンテナのインピーダンスを変化させることが可能である。これにより、アンテナ装置を携帯電話機等に内蔵するときのインピーダンス調整手段として使用することができる。
図11及び図12は、アンテナ装置のインピーダンス特性の変化を示すグラフであって、特に図11はランド33がショート状態(図4参照)のときのグラフ、図12はフローティング状態(オープン状態、図10参照)のときのグラフを示している。図11及び図12において、(a)はスミスチャート、(b)はVSWR特性図である。
図11及び図12に示すように、アンテナ装置のインピーダンス特性は、ランド33がショートのときとオープンの時とで大きく異なっている。特に、図11(b)に示すように、ランド33がショートのときには、インピーダンス特性の変化が比較的小さく、VSWR特性は2.4GHz付近に急峻なピークを持つのに対し、ランド33がオープンのときには、インピーダンス特性の変化が比較的大きく、VSWR特性は2.4GHz付近に緩やかなピークを持つことが分かる。このように、アンテナ装置のインピーダンス特性はランド33の接続状態によって大きく変化することから、ランド33の接続状態をアンテナ装置のインピーダンス調整手段として使用することができる。さらに、実使用時のインピーダンスの変化に合わせて、給電導体122の接続状態をアクティブに変化させることも可能である。
図13は、本発明の第3の実施形態によるアンテナ装置300の構成を示す図であって、プリント基板20に実装した状態における等価回路図である。
図13に示すように、本実施形態のアンテナ装置300は、給電導体122の他端122bを接地又は開放させるスイッチング手段129を備えている点において、アンテナ装置100と相違している。その他の点はアンテナ装置100と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図示のスイッチング手段129の場合、オン状態のときに接地、オフ状態のときに開放となる。特に限定されるものではないが、スイッチング手段129としては例えばトランジスタを用いることができる。スイッチング手段129の切り替えタイミングは、アンテナ周囲の電波環境の変化に合わせればよい。例えば、二つ折りタイプの携帯電話機の開閉状態によって電波環境が変化する場合には、開閉状態に連動してスイッチングさせればよい。また、携帯電話機を操作中(又は手に持っている状態)か否かによってスイッチングさせてもよい。
このように、本実施形態のアンテナ装置300は、給電導体122の他端122bを接地又は開放させるスイッチング手段129を備えているので、実使用時のアンテナインピーダンスの変化に合わせて給電導体122の接続状態をアクティブに変化させることができ、アンテナ周囲の状況が変化したとしても良好なアンテナ特性を維持することができる。なお、給電導体122の接続状態は、接地と開放に限定されるものではなく、所定の抵抗を介して短絡させてもよい。
図14は、本発明の好ましい第4の実施形態によるアンテナ装置400の構造を示す略斜視図である。また、図15は、アンテナ装置400の展開図である。
図14及び図15に示すように、本実施形態によるアンテナ装置400は、略U字状の給電導体422を有するが、給電導体422の略U字部分が緩やかにカーブした湾曲形状ではなく、直角に折れ曲がった屈曲形状(コの字状)であることを特徴としている。また、結合用導体423は、給電導体422のコの字状に合わせた屈曲形状を有している。これにより、給電導体422及び結合用導体423は、直角に折れ曲がった屈曲形状のギャップgを介して容量結合されている。結合用導体423の上端は、放射導体121の一端121aに接続されており、下端(屈曲部分)はほぼ一定幅のギャップgを介して給電導体422と向き合っている。その他の構成は第1の実施形態によるアンテナ装置100と実質的に同一であることから、同一の構成要素に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図16は、給電導体422及び結合用導体423の形状を拡大して示す略平面図である。また、図17は、給電導体422及び結合用導体423の形状の変形例を拡大して示す略平面図である。
図16に示すように、給電導体422を帯状導体として形成するために必要な絶縁領域(スリット)422sは、給電導体422の折り返し形状を規定しているが、矢印で示すように、スリット422sの深さや幅を調整することによりインピーダンスの変更が可能である。小型化のために放射導体を細長くすると電磁界結合が強くなりすぎる場合があるが、スリット422sの深さDを浅くすることによって結合を弱めることが可能である。インピーダンス調整は給電導体422と結合用導体423との間のギャップ幅gを調整することによっても可能であるが、スリット422sの深さや幅の変更によるインピーダンス調整は、ギャップ幅gを調整する場合よりも微調整しやすいという利点がある。
さらに、結合用導体423のB方向と直交方向(上下方向)に延びる部分の幅Wを変更することにより、インピーダンスの調整が可能である。導体幅Wは、ギャップgの0.5倍以上3倍以下であることが好ましい。0.5倍未満では電磁界結合が強くなりすぎるという問題があり、3倍を超えると逆に電磁界結合が弱くなりすぎるという問題があるからである。この条件を満たすために導体幅Wを狭くしたい場合、図17に示すように、導体を基体の側面115のエッジ115eに沿って形成するのではなく、エッジ115eよりも内側に形成してもよい。
このように、本実施形態によるアンテナ装置400は、給電導体422及び結合用導体423が直角に折れ曲がった屈曲形状のギャップを介して容量結合されていることから、緩やかな湾曲形状のギャップの場合よりも容量結合を強くすることができる。また、給電導体422を帯状に形成するために設けられたスリット422sの高さや幅を変更することでインピーダンスを調整することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記各実施形態におけるアンテナ装置は、基体がいずれも直方体形状を有しているが、本発明においてこの点は必須でない。したがって、基体が立方体形状や円柱形状などであっても構わない。また、直方体の角部にその向きを特定するためのテーパーが設けられていても構わない。
また、上記実施形態においては、基体の材料として誘電体を用いているが、誘電体以外に誘電性を有する磁性体を用いてもよい。この場合、1/{(ε×μ)1/2}の波長短縮効果が得られるので、透磁率μの高い磁性体を用いることによって、大きな波長短縮効果を得ることができる。
また、上記各実施形態によるアンテナ装置においては、放射電流Iaが流れる方向と給電電流Ibが流れる方向が90°の角度を成しているが、本発明においてこれらの成す角が90°であることは必須でなく、少なくともこれらの電流方向が異なっていれば足りる。しかしながら、放射電流Iaと給電電流Ibの打ち消し合いを最も効果的に防止するためには、上記各実施形態のように、これらのなす角を90°に設定することが最も好ましい。
また、上記各実施形態によるアンテナ装置はいずれも調整用導体124を備えているが、本発明において調整用導体124を設けることは必須でなく、これを省略しても構わない。
また、上記各実施形態によるアンテナ装置はいずれも逆Fアンテナであるが、本発明によるアンテナ装置が逆Fアンテナであることは必須でなく、他のタイプであっても構わない。
本発明の好ましい第1の実施形態によるアンテナ装置100の構造を示す略斜視図である。 アンテナ装置100の展開図である。 給電導体122及び結合用導体123の形状を拡大して示す略平面図である。 アンテナ装置100が実装されるプリント基板上のパターンレイアウトを示す略平面図である。 プリント基板20にアンテナ装置100を実装した状態を示す略斜視図である。 プリント基板20に実装した状態におけるアンテナ装置100の等価回路図である。 複数のアンテナ実装領域を有するオングランド型のプリント基板50にアンテナ装置100を搭載した例を示す模式的な平面図である。 アンテナ実装領域51,52に搭載したアンテナのアンテナ特性を示すグラフであり、(a)はアンテナ実装領域52に搭載した場合の特性を示し、(b)はアンテナ実装領域52に搭載した場合の特性を示している。 本発明の第2の実施形態によるアンテナ装置200の構成を示す図であって、特に、アンテナ装置200がプリント基板上に実装された状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態によるアンテナ装置200の構成を示す図であって、特に、プリント基板上のパターンレイアウトを示す平面図である。 ランド33がショート状態(図4参照)のときのアンテナ装置のインピーダンス特性の変化を示すグラフであって、(a)はスミスチャート、(b)はVSWR特性図である。 ランド33がフローティング状態(図10参照)のときのアンテナ装置のインピーダンス特性の変化を示すグラフであって、(a)はスミスチャート、(b)はVSWR特性図である。 本発明の第3の実施形態によるアンテナ装置300の構成を示す図であって、プリント基板20に実装した状態における等価回路図である。 本発明の好ましい第4の実施形態によるアンテナ装置400の構造を示す略斜視図である。 アンテナ装置400の展開図である。 給電導体422及び結合用導体423の形状を拡大して示す略平面図である。 給電導体422及び結合用導体423の形状の変形例を拡大して示す略平面図である。 従来のアンテナ装置の構成の一例を示す略斜視図である。 従来のアンテナ装置の構成の他の例を示す略斜視図である。
符号の説明
20 プリント基板
21 アンテナ実装領域
22 グランドパターン
31〜34 ランド
41 給電ライン
42 調整用素子
50 プリント基板
51,52 アンテナ実装領域
53 グランドパターン
100 アンテナ装置
110 基体
111 基体の上面
111 基体の底面
112〜116 基体の側面
121 放射導体
121a 放射導体の一端
121b 放射導体の他端
122 給電導体
122a 給電導体の一端
122b 給電導体の他端
122c 給電導体の結合部
122s スリット
123 結合用導体
124 調整用導体
129 スイッチング手段
200 アンテナ装置
300 アンテナ装置
400 アンテナ装置
422 給電導体
422a 給電導体の一端
422b 給電導体の他端
422c 給電導体の結合部
422s スリット
423 結合用導体
C1,C2 キャパシタンス
g ギャップ
Ia 放射電流
Ib 給電電流
Ic 誘導電流
M トランス

Claims (12)

  1. 誘電体又は磁性体からなる基体と、前記基体に形成された導体パターンとを備え、
    前記導体パターンは、放射導体と、略U字状の給電導体と、前記放射導体の一端に接続され且つ前記給電導体と電磁結合された結合用導体とを備え、
    前記給電導体及び前記結合用導体は、前記放射導体が形成された面とは異なる面に形成された導体パターンであり、
    前記放射導体に流れる放射電流の方向と、前記給電導体に流れる給電電流の方向が互いに異なっていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記給電導体の一端は給電ラインに接続され、前記給電導体の他端は接地されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記給電導体の一端は給電ラインに接続され、前記給電導体の他端は開放されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電導体の一端は給電ラインに接続され、
    前記給電導体の他端はスイッチング手段を介して接地又は開放されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記放射電流が流れる方向と前記給電電流が流れる方向は、ほぼ直交していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記基体はほぼ直方体であり、前記放射導体の少なくとも一部は前記基体の上面に形成されており、前記給電導体及び前記結合用導体は、前記基体の長手方向と直交する第1の側面に形成されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記基体に形成された前記導体パターンは、所定の基準面を中心にして左右対称であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記給電導体の略U字部分は、緩やかにカーブした湾曲形状であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記給電導体の略U字部分は、直角に折れ曲がった屈曲形状であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  10. プリント基板と、前記プリント基板に搭載された請求項1乃至7のいずれか一項に記載のアンテナ装置とを備えることを特徴とする無線通信機。
  11. 前記プリント基板はグランドパターンを有し、前記放射導体の他端は、前記プリント基板上の前記グランドパターンに接続されていることを特徴とする請求項10に記載の無線通信機。
  12. 前記プリント基板は、前記アンテナ装置が搭載されたアンテナ実装領域をさらに有し、前記アンテナ実装領域は、前記グランドパターンによって少なくとも2方向から囲まれていることを特徴とする請求項10又は11に記載の無線通信機。
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