JP2005166770A - 熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱処理室内で基板が割れた場合であっても、基板の破片の飛散を防止する。
【解決手段】熱処理装置1は、チャンバ本体6の上部開口60が透光板61により閉塞され、光照射部5により上部開口60を介してチャンバ本体6内に光が照射される。チャンバ本体6内には、基板9を支持するサセプタ72、サセプタ72を加熱するホットプレート71、および、透光板61とサセプタ72との間に配置されるカバー部材21が設けられる。サセプタ72には基板9の厚さよりも深い凹部が形成され、凹部の底面により基板9の下面が支持されるとともに凹部の側壁部により基板9の周囲が囲まれる。基板9の処理時には、カバー部材21が下降し、凹部の側壁部の上端に当接して凹部が閉塞される。これにより、チャンバ本体6内において基板9の周囲が容易に閉塞され、その結果、処理時に万一基板9が割れた場合であっても破片が飛散することを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に加熱を伴う処理を行う熱処理装置に関する。
従来より、半導体基板等(以下、単に「基板」という。)の製造の様々な段階において基板に対する熱処理が行われており、熱処理方法の1つとして急速加熱工程(Rapid Thermal Process、以下、「RTP」という。)が利用されている。RTPでは、処理室内の基板をハロゲンランプ等で加熱して短時間で所定の温度まで昇温することにより、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、従来の電気炉による長時間の熱処理では困難であった処理を実現することができる。また、近年、基板の加熱源としてフラッシュランプを用いて、さらに短時間で基板を加熱する技術も提案されている。
ところで、RTPに限らず、基板に熱処理を行う熱処理装置では、基板の表面に不要な粒子が付着して品質を劣化させることがないように熱処理室内を清浄に保つ必要があり、不要な粒子(パーティクル)等により熱処理室内が汚染されるのを防止するために様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1では、基板を支持するサセプタのエッジ部と予備加熱リングのエッジ部とが相補型階段形状を有することよりサセプタ裏面への不要物の蒸着を防止して、不要物が剥離した際のパーティクルの発生を抑制する技術が開示されている。
なお、特許文献2では、基板と同材質にて形成され、赤外線吸収率、熱伝導率等が基板とほぼ等しいホルダ内に基板を収容することにより、均一性に優れた熱処理を実現する技術が開示されている。
特開平7−78863号公報 特開平4−334018号公報
ところで、熱処理室内の汚染原因は、上述のような蒸着した不要物が剥離する際に発生するパーティクル以外にも、処理中に割れた基板の破片等がある。特に、フラッシュランプを用いて行う熱処理においては、極めて短時間に基板の表面温度を上昇させるために、表面の急速な熱膨張により基板が粉々に割れることがある。
従来の装置では、割れた基板の破片は熱処理室内の広い範囲に飛散し、複雑な構造の間隙等にも入り込むため、汚染原因を除去して装置を復旧するには熱処理室を開放(場合によっては、分解)して内部を清掃する必要があり、多大な時間と労力を要してしまう。このような破片の飛散を、基板を保持するサセプタ近辺にて抑制する一手法としてサセプタを大きくすることが考えられるが、この手法は熱処理装置全体の大型化に直結するため現実的ではない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、熱処理室内で基板が割れた場合であっても、基板の破片の飛散を抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板に加熱を伴う処理を行う熱処理装置であって、基板を処理する空間を形成するチャンバ本体と、前記チャンバ本体内において、基板の厚さよりも深い凹部の底面により前記基板の下面を支持するとともに前記凹部の側壁部により前記基板の周囲を囲う基板支持部と、前記基板支持部を加熱する加熱部と、前記基板支持部の上方に配置された略板状のカバー部材と、基板の処理時に前記カバー部材を前記側壁部の上端に当接させて前記凹部を閉塞する閉塞機構とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の熱処理装置であって、前記基板支持部の熱伝導率が、基板よりも低い。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の熱処理装置であって、前記カバー部材を支持するカバー支持部をさらに備え、前記閉塞機構が前記基板支持部と前記カバー部材を相対移動することにより、前記カバー部材が前記カバー支持部から前記側壁部上に移載される。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置であって、前記チャンバ本体に設けられた光導入用の開口を閉塞する窓部材と、前記開口の外側から前記窓部材を介して前記チャンバ本体内へと光を照射する光照射部とをさらに備え、前記カバー部材が前記光照射部からの光を透過する部材であり、前記基板支持部に支持された基板が、前記窓部材および前記カバー部材を介して照射される前記光照射部からの光により加熱される。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の熱処理装置であって、前記チャンバ本体に設けられた開口の外側から前記チャンバ本体内へと光を照射する光照射部をさらに備え、前記カバー部材が前記開口を閉塞するとともに前記光照射部からの光を透過する部材であり、前記閉塞機構が前記基板支持部を上昇することにより前記側壁部が前記カバー部材の下面に当接し、前記基板支持部に支持された基板が、前記カバー部材を介して照射される前記光照射部からの光により加熱される。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の熱処理装置であって、前記光照射部が、フラッシュランプを有する。
請求項1ないし6の発明では、基板支持部により基板を加熱する場合に、チャンバ本体内において基板の周囲を容易に閉塞することができ、これにより、処理時に万一基板が割れた場合であっても破片が飛散することを防止することができる。
また、請求項2の発明では、基板支持部により基板を均一に加熱することができる。
また、請求項3および5の発明では、簡単な構造で凹部を閉塞することができる。
また、請求項6の発明では、基板の表面温度を短時間で昇降することができる。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る熱処理装置1の構成を示す図であり、熱処理装置1は半導体基板9(以下、「基板9」という。)に光を照射して加熱を伴う処理を行う装置である。
熱処理装置1は、略円筒状の内壁を有するチャンバ側部63、および、チャンバ側部63の下部を覆うチャンバ底部62を備え、これらにより基板9を熱処理する空間(以下、「チャンバ」という。)65を形成するとともに上部に光導入用の開口(以下、「上部開口」という。)60が設けられたチャンバ本体6が構成される。
また、熱処理装置1は、チャンバ本体6の上部開口60に装着される透光板61、チャンバ本体6の内部において基板9を保持するとともに基板9を予備的に加熱する略円板状の保持部7、透光板61と保持部7との間に配置されるカバー部材21、保持部7をチャンバ本体6の底面であるチャンバ底部62に対して昇降する保持部昇降機構4、上部開口60の外側から透光板61を介してチャンバ本体6内へと光を照射して保持部7上の基板9を加熱する光照射部5、および、これらの構成を制御して熱処理を行う制御部3を備える。
透光板61は、例えば、石英等の赤外線透過性を有する材料により形成されるとともに上部開口60を閉塞し、光照射部5からの光を透過してチャンバ65に導く窓部材(すなわち、チャンバ窓)として機能する。チャンバ底部62およびチャンバ側部63は、例えば、ステンレススチール等の強度と耐熱性に優れた金属材料にて形成されており、チャンバ側部63の内側面の上部のリング631は、光照射による劣化に対してステンレススチールより優れた耐性を有するアルミニウム(Al)合金等で形成されている。
チャンバ底部62には、保持部7を貫通して基板9をその下面(光照射部5からの光が照射される側とは反対側の面)から支持するための複数(本実施の形態では3本)の支持ピン70が立設されている。支持ピン70は、例えば石英により形成されており、チャンバ本体6の外部から固定されているため、容易に取り替えることができる。
チャンバ底部62にはさらに、保持部7の上方に配置された板状のカバー部材21を下方から支持する複数のカバー支持ピン22が設けられる。複数のカバー支持ピン22はチャンバ底部62を貫通し、チャンバ本体6の外部において環状部材23に固定され、環状部材23はモータを有するカバー昇降機構24に接続される。制御部3の制御によりカバー昇降機構24が駆動されると、複数のカバー支持ピン22が一体となって昇降し、カバー部材21が図1中のZ方向に移動する。なお、カバー部材21も、透光板61と同様に、石英等の赤外線透過性を有する材料により形成される。
チャンバ側部63は、基板9の搬入および搬出を行うための搬送開口部66を有し、搬送開口部66は、軸662を中心に回動するゲートバルブ663により開閉可能とされる。チャンバ側部63の搬送開口部66とは反対側の部位にはチャンバ65に処理ガス(例えば、窒素(N)ガスやヘリウム(He)ガス、アルゴン(Ar)ガス等の不活性ガス、場合によっては、酸素(O)ガス等)を導入する導入路81が形成され、片方の端は弁82を介して図示省略の給気機構に接続され、もう一方の端はチャンバ側部63の内部に形成されるガス導入チャンネル83に接続される。また、搬送開口部66にはチャンバ内の気体を排出する排出路86が形成され、弁87を介して図示省略の排気機構に接続される。
図2は、チャンバ本体6をガス導入チャンネル83の位置でZ方向に垂直な面で切断した断面図である。図2に示すように、ガス導入チャンネル83は、図1に示す搬送開口部66の反対側においてチャンバ側部63の全周の約1/3に亘って形成されており、導入路81を介してガス導入チャンネル83に導かれた処理ガスは、複数のガス供給孔84からチャンバ65内へと供給される。
図1に示す保持部昇降機構4は、略円筒状のシャフト41、移動板42、ガイド部材43(本実施の形態ではシャフト41の周りに3本配置される。)、固定板44、ボールねじ45、ナット46およびモータ40を有する。チャンバ本体6の下部であるチャンバ底部62には保持部7よりも小さい直径を有する略円形の開口(以下、「下部開口」という。)64が形成されており、ステンレススチール製のシャフト41は、下部開口64に挿入され、保持部7(正確には、後述のホットプレート71)の下面に接続されて保持部7を支持する。
移動板42にはボールねじ45が挿入されたナット46が固定されており、移動板42は、チャンバ底部62に固定されて下方へと伸びるガイド部材43により案内されて上下方向に移動可能とされる。また、移動板42は、シャフト41を介して保持部7に連結される。
モータ40は、ガイド部材43の下端部に取り付けられる固定板44に設置され、タイミングベルト401を介してボールねじ45に接続される。保持部昇降機構4により保持部7が昇降する際には、駆動部であるモータ40が制御部3の制御によりボールねじ45を回転し、ナット46が固定された移動板42がガイド部材43に沿って移動する。この結果、シャフト41が図1中のZ方向に移動し、シャフト41に接続された保持部7が、基板9の熱処理時にチャンバ本体6の内部にて滑らかに昇降する。
移動板42の上面には略半円筒状(円筒を長手方向に沿って半分に切断した形状)のメカストッパ451がボールねじ45に沿うように立設されており、仮に何らかの異常により移動板42が所定の上昇限界を超えて上昇したとしても、メカストッパ451の上端がボールねじ45の端部に設けられた端板452に突き当たることによって移動板42の異常上昇が防止される。これにより、保持部7は透光板61の下方の所定位置以上に上昇することはなく、保持部7と透光板61との衝突が防止される。
また、保持部昇降機構4は、チャンバ本体6の内部のメンテナンスを行う際に保持部7を手動にて昇降させる手動昇降部49を有する。手動昇降部49はハンドル491および回転軸492を有し、ハンドル491を介して回転軸492を回転することより、タイミングベルト495を介して回転軸492に接続されるボールねじ45を回転して保持部7の昇降が行われる。図示の便宜上、ハンドル491は図1中の熱処理装置1の基板搬出入側に描かれているが、Y軸方向の側面に位置するのが好ましい。
チャンバ底部62の下側には、シャフト41の周囲を囲み下方へと伸びる伸縮自在のベローズ47が設けられ、その上端はチャンバ底部62の下面に接続される。ベローズ47のもう一方の端にはベローズ下端板471が取り付けられ、ベローズ下端板471はシャフト41に取り付けられる鍔状部材411にねじ止めされてチャンバ65を気密状態に保つ。保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ底部62に対して上昇する際にはベローズ47は収縮され、下降する際にはベローズ47が伸張される。
保持部7は、基板9を予備加熱(いわゆる、アシスト加熱)するホットプレート71、および、ホットプレート71の上面(保持部7が基板9を保持する側の面)に設置されるサセプタ72を有し、保持部7(ホットプレート71)の下面には、既述のように保持部7を昇降するシャフト41が接続される。
図3は、保持部7およびシャフト41を示す断面図である。図3に示すように、サセプタ72には基板9の厚さよりも深い凹部721が形成され、基板9は凹部721内に載置される。すなわち、基板9の下面が凹部721の底面(凹部721内の上方を向く面)721aにより支持されるとともに、凹部721の側壁部722(すなわち、サセプタ72の外縁部において、上端面が基板9の表面よりも高くなる環状の部位)により基板9の周囲が囲まれる。なお、図3では側壁部722の内側を向く面は、凹部721の底面721aに対しておよそ垂直な円筒状に形成されるが、例えば、上側に向かうにつれて径が漸次増大する傾斜面とされてもよい。
また、サセプタ72は石英により形成され、その熱伝導率は基板9(例えば、シリコンにより形成される基板)の熱伝導率よりも低く、さらに、サセプタ72は下面をホットプレート71の上面に面接触させてホットプレート71上に載置されるため、サセプタ72がホットプレート71により加熱されると、ホットプレート71からの熱エネルギーが拡散して基板9に伝導される。これにより基板9が均一に加熱される。なお、メンテナンス時にはサセプタ72はホットプレート71から取り外して洗浄可能とされる。
ホットプレート71は、ステンレススチール製の上部プレート73および下部プレート74を有し、上部プレート73と下部プレート74との間には、ホットプレート71を加熱するニクロム線等の抵抗加熱線76が配設され、導電性のニッケル(Ni)ロウが充填されて封止されている。また、上部プレート73および下部プレート74の端部はロウ付けにより接着されている。
図4は、ホットプレート71を示す平面図である。図4に示すように、ホットプレート71は同心円状の4つのゾーン711,712,713,714に分割されており、それぞれのゾーン間には間隙が形成されている。ゾーン711〜714にはそれぞれ独立する抵抗加熱線76が周回するように配設され、これらの抵抗加熱線76により各ゾーンが個別に加熱される。
最も内側のゾーン711には、熱電対を用いてゾーン711の温度を計測するセンサ710が設けられ、センサ710は略円筒状のシャフト41(図3参照)の内部を通り制御部3に接続される。ホットプレート71が加熱される際には、センサ710により計測されるゾーン711の温度が所定の温度になるように、ゾーン711に配設される抵抗加熱線76への電力供給量が制御部3により制御される。制御部3によるゾーン711の温度制御はPID(Proportional, Integral, Differential)制御により行われている。また、他のゾーン712〜714に配設される抵抗加熱線76への電力供給量は、ゾーン711に対する電力供給量に基づき、予め求められている対応関係(ゾーン711に対する電力供給量と、他のゾーン712〜714をゾーン711と同じ温度にするために必要な電力供給量との対応関係)より決定される。ホットプレート71では、基板9の熱処理(複数枚の基板9を連続的に処理する場合は、全ての基板9の熱処理)が終了するまでゾーン711の温度が継続的に計測され、ゾーン711〜714の温度が制御されて目標温度に維持される。
ゾーン711〜714にそれぞれ配設される抵抗加熱線76は、シャフト41の内部を通り電力供給源(図示省略)に接続され、電力供給源から各ゾーンまでの間、電力供給源からの2本の抵抗加熱線76は、図5の断面図に示すように、マグネシア(マグネシウム酸化物)等の絶縁体762を充填したステンレスチューブ763の内部に互いに電気的に絶縁状態となるように配置される。なお、シャフト41の内部は大気開放されている。
図1に示す光照射部5は、複数(本実施の形態においては30本)のキセノンフラッシュランプ(以下、単に「フラッシュランプ」という。)51、リフレクタ52および光拡散板53を有する。複数のフラッシュランプ51は、それぞれが長尺の円筒形状を有する棒状ランプであり、それぞれの長手方向(図1中のY方向)が保持部7に保持される基板9の主面に沿って互いに平行となるように平面状に配列されている。リフレクタ52は、複数のフラッシュランプ51の上方にそれら全体を覆うように設けられ、その表面はブラスト処理により粗面化加工が施されて梨地模様を呈する。また、光拡散板53は、表面に光拡散加工を施した石英ガラスにより形成され、透光板61との間に所定の間隙を設けて光照射部5の下面に設置される。熱処理装置1では、メンテナンス時に光照射部5をチャンバ本体6に対して図1中のX方向に相対的に移動する照射部移動機構55がさらに設けられる。
図6は、基板9を熱処理する際の熱処理装置1の動作の流れを示す図である。本実施の形態では、基板9はイオン注入法により不純物が添加された半導体基板であり、熱処理装置1による熱処理により添加された不純物の活性化が行われる。
熱処理装置1により基板9が熱処理される際には、まず、保持部7が図1に示すようにチャンバ底部62に近接した位置に配置される。以下、図1における保持部7のチャンバ65内における位置を「受渡位置」という。保持部7が受渡位置にあるとき、支持ピン70の先端は、保持部7を貫通して保持部7の上方に位置する。次に、弁82および弁87が開かれてチャンバ65内に常温の窒素ガスが導入される(ステップS11)。続いて、搬送開口部66が開放され、制御部3により制御される搬送ロボット(図示省略)により搬送開口部66を介して基板9がチャンバ65内に搬入され(ステップS12)、複数の支持ピン70上に載置される。
図7は、図2に示すチャンバ本体6を抽象的に示す図である。基板9の搬入時におけるチャンバ65への窒素ガスのパージ量は約40リットル/分とされ、供給された窒素ガスはチャンバ65内において図7中に示す矢印85の方向へと流れ、図1に示す排出路86および弁87を介してユーティリティ排気により排気される。また、チャンバ65に供給された窒素ガスの一部は、ベローズ47の内側に設けられる排出口(図示省略)からも排出される。なお、以下で説明する各ステップにおいて、チャンバ65には常に窒素ガスが供給および排気され続けており、窒素ガスのパージ量は基板9の処理工程に合わせて様々に変更される。
基板9がチャンバ65内に搬入されると、図1に示すゲートバルブ663により搬送開口部66が閉鎖され(ステップS13)、保持部昇降機構4により保持部7がチャンバ65の上下方向(図1中のZ方向)の中央部近傍の位置(以下、「中間位置」という。)まで上昇する(ステップS14)。このとき、基板9は支持ピン70から保持部7のサセプタ72へと渡され、サセプタ72に保持される。保持部7は、ホットプレート71の内部(上部プレート73と下部プレート74との間)に配設された抵抗加熱線76により予め所定の温度に加熱されており、基板9は保持部7(サセプタ72)と接触することにより予備加熱され(ステップS15)、基板9の温度が次第に上昇する。保持部7では、前述のようにサセプタ72によりホットプレート71からの熱エネルギーが拡散されるため、基板9は均一に予備加熱される。
中間位置において約1秒間の予備加熱が行われた後、図8に示すように保持部7が透光板61に近接した位置(以下、「処理位置」という。)まで保持部昇降機構4(図1参照)により上昇し(ステップS16)、この位置でさらに約60秒間の予備加熱が行われ、基板9の温度が設定された予備加熱温度(以下、「設定温度」という。)まで上昇する(ステップS17)。設定温度は、基板9に添加された不純物が熱により拡散する恐れのない、200℃ないし600℃程度、好ましくは350℃ないし550℃程度とされる。また、保持部7と透光板61との間の距離は、保持部昇降機構4のモータ40の回転量を制御することにより任意に調整することが可能とされている。
基板9が設定温度まで予備加熱される間に、カバー昇降機構24によりカバー部材21が下降し、図9に示すようにサセプタ72の側壁部722の上端に当接して移載され、凹部721が閉塞される(ステップS18)。すなわち、チャンバ本体6内において、基板9の周囲がサセプタ72およびカバー部材21により閉塞される。これにより、以降の処理において、基板9上にパーティクル等の不要物が付着することを防止することができる。
その後、保持部7が処理位置に位置したまま制御部3の制御により光照射部5(図1参照)から基板9へ向けてフラッシュ光が照射される(ステップS19)。このとき、光照射部5のフラッシュランプ51から放射される光の一部は光拡散板53および透光板61を透過して直接チャンバ65内へと向かい、他の一部は一旦リフレクタ52により反射されてから光拡散板53および透光板61を透過してチャンバ65内へと向かう。そして、これらの光が図9に示すカバー部材21を透過して基板9に照射され、基板9の加熱(以下、予備加熱と区別するため、基板9の表面温度を処理温度まで上昇させる加熱を「主加熱」という。)が行われる。主加熱が光の照射により行われることによって、基板9の表面温度を短時間で昇降することができる。
光照射部5、すなわち、フラッシュランプ51から照射される光は、予め蓄えられていた静電エネルギーが極めて短い光パルスに変換された、照射時間が0.1ミリ秒ないし10ミリ秒程度の極めて短く強い閃光であり、フラッシュランプ51からの光により主加熱される基板9の表面温度は、瞬間的に1000℃ないし1100℃程度の処理温度まで上昇し、基板9に添加された不純物が活性化された後、急速に下降する。このように、熱処理装置1では、基板9の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、基板9に添加された不純物の熱による拡散(この拡散現象を、基板9中の不純物のプロファイルがなまる、ともいう。)を抑制しつつ不純物の活性化を行うことができる。また、主加熱の前に保持部7により基板9を予備加熱しておくことにより、フラッシュランプ51からの光の照射によって基板9の表面温度を処理温度まで速やかに上昇させることができる。
ところで、熱処理装置1では、上記のように極めて短時間に基板9の表面温度を上昇させるため、光が照射された側の表面の急速な熱膨張により基板9が粉々に割れて飛散することがまれにある。しかしながら、基板9の破損が万一起きた場合であっても、基板9はサセプタ72およびカバー部材21により閉塞された空間内に配置されるため、この空間の外部には破片は飛散しない。
主加熱が終了し、処理位置における約10秒間の待機の後、カバー昇降機構24によりカバー部材21が上昇し、凹部721が開放され(ステップS20)、保持部7が保持部昇降機構4により再び図1に示す受渡位置まで下降し(ステップS21)、基板9が保持部7から支持ピン70へと渡される。続いて、ゲートバルブ663により閉鎖されていた搬送開口部66が開放され(ステップS22)、支持ピン70上に載置された基板9は搬送ロボットにより搬出され(ステップS23)、熱処理装置1による基板9に対する一連の熱処理動作が完了する。
既述のように、熱処理装置1による基板9の熱処理時には窒素ガスがチャンバ65に継続的に供給されており、そのパージ量は、保持部7が処理位置に位置するとき(すなわち、中間位置での約1秒間の予備加熱後に処理位置に移動してから、光の照射後の約10秒間の待機が終了するまでの間)には30リットル/分とされ、保持部7が処理位置以外の位置に位置するときには40リットル/分とされる。
熱処理装置1では、新たな基板9に対して同じ内容の熱処理を行う場合には、基板9をチャンバ65内に搬入して光の照射を行った後に基板9をチャンバ65内から搬出する動作(ステップS12〜S23)が繰り返される。また、新たな基板9に対して異なる熱処理を行う場合には、新たな熱処理に合わせて各種設定(窒素ガスのパージ量等)を行う間、保持部7は処理位置まで上昇して待機する。このように、透光板61の温度を熱処理が継続的に行われているときとほぼ同じ温度に維持することにより、新たな熱処理時においても基板9の処理品質を維持することができる。
なお、熱処理装置1では、基板9の熱処理時にフラッシュランプ51およびホットプレート71から発生する熱エネルギーによるチャンバ本体6および光照射部5の過剰な温度上昇を防止するため、様々な冷却用の構造(図示省略)を備えている。例えば、チャンバ本体6のチャンバ側部63およびチャンバ底部62には水冷管が設けられており、光照射部5は内部に気体を供給する供給管とサイレンサ付きの排気管が設けられて空冷構造とされている。また、透光板61と光照射部5(の光拡散板53)との間隙には圧縮空気が供給され、光照射部5および透光板61を冷却する。
以上のように、図1の熱処理装置1では、チャンバ本体6内のサセプタ72に基板9の厚さより深い凹部721が設けられ、基板9が凹部721内に載置されてサセプタ72を介してホットプレート71により予備加熱される。そして、カバー昇降機構24がカバー部材21を下降することにより凹部721が閉塞され、透光板61およびカバー部材21を介して照射される光照射部5からの光により基板9が主加熱される。これにより、熱処理装置1ではチャンバ本体6内において、サセプタ72により基板9を予備加熱をしながら基板9の周囲を容易に閉塞することができ、その結果、基板9の主加熱による処理時に万一基板9が割れた場合であっても破片が飛散することを防止することができる。
また、熱処理装置1ではサセプタ72とホットプレート71とが個別の部材であるため、基板9が割れた際のメンテナンス時にホットプレート71を取り外す煩雑な作業を行うことなく、カバー部材21およびサセプタ72のみを取り外して洗浄するだけでよく、熱処理装置1のメンテナンス性の向上を図る(すなわち、メンテナンスを容易に行う)ことができる。
熱処理装置1では、光照射部5からの光の照射により基板9の表面温度を短時間で昇降することができるため、酸化膜等の絶縁膜の薄膜化等、長時間の熱処理では困難な処理を実現することができる。また、光源としてフラッシュランプ51が用いられており、基板の表面温度を極めて短時間で昇降することができるため、イオン注入法により添加した不純物の活性化工程における不純物の再拡散抑制等、さらに短時間での熱処理が必要とされる処理を実現することができる。
図10は、熱処理装置の他の例を示す図であり、チャンバ本体6の内部のみを図示している。図10の熱処理装置1は図1の熱処理装置1と比較して、カバー部材21を支持する複数のカバー支持ピン22がチャンバ底部62に固定される点で相違しており、他の構成は図1と同様であり同符号を付している。
図10の熱処理装置では、図6の動作の流れにおいてステップS18の動作が、ステップS16の動作により実現される。すなわち、カバー部材21は保持部7の処理位置に対応する位置にて複数のカバー支持ピン22により支持されており、図11に示すように保持部昇降機構4(図1参照)が保持部7を処理位置まで上昇することにより(ステップS16)、カバー部材21が複数のカバー支持ピン22からサセプタ72の側壁部722上に移載され、凹部721が閉塞される(ステップS18)。そして、基板9がサセプタ72により予備加熱された後(ステップS17)、基板9が設定温度まで光照射部5からの光により加熱される(ステップS19)。凹部721を開放するステップS20に関しても同様に、ステップS21の動作により実現される。
これにより、図10の熱処理装置では、カバー部材21を移動する機構(すなわち、図1のカバー昇降機構24)を設けることなく、簡単な構造で主加熱時にサセプタ72の凹部721を閉塞することができる。その結果、処理時に万一基板9が割れた場合であっても、カバー部材21が破片の飛散防止板としての役割を果たし、チャンバ本体6を分解して掃除する等、煩雑な作業を行うことなく、サセプタ72とカバー部材21とを取り外して洗浄するのみで容易かつ迅速に熱処理装置を復旧することができる。
図12は、熱処理装置のさらに他の例を示す図であり、チャンバ本体6の内部のみを図示している。図12の熱処理装置は図10の熱処理装置からカバー部材21および複数のカバー支持ピン22がさらに省かれたものであり、他の構成は図1の熱処理装置1と同様である。なお、図12の熱処理装置ではメカストッパ451の長さが変更されて保持部7が透光板61に当接する位置まで移動可能とされている。
図12の熱処理装置では、サセプタ72がチャンバ本体6に設けられた上部開口60を閉塞する透光板61と当接する位置が、基板9の処理位置とされる。すなわち、図6のステップS16において、保持部昇降機構4(図1参照)が保持部7を処理位置まで上昇することにより、図13に示すようにサセプタ72の側壁部722が透光板61の下面に当接してサセプタ72および透光板61により基板9の周囲が閉塞される(ステップS18)。そして、図1の熱処理装置1と同様に、基板9がサセプタ72により予備加熱された後(ステップS17)、光照射部5によりチャンバ本体6の上部開口60の外側からチャンバ本体6内へと光が照射され、光照射部5からの光を透過する透光板61を介して照射される光により基板9が加熱される(ステップS19)。凹部721を開放するステップS20に関しても同様に、ステップS21の動作により実現されることとなる。
このように、図12の熱処理装置では、簡単な構造でチャンバ本体6内において基板9を予備加熱するサセプタ72の凹部721を透光板61により閉塞することができ、これにより、処理時に万一基板9が割れた場合であっても破片が飛散することを防止することができる。なお、図12の熱処理装置では、サセプタ72の凹部721を適切に閉塞するためサセプタ72と透光板61との間の平行度が高くなるように熱処理装置の組み立てが行われる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、光照射部5では、フラッシュランプ51の数、配列または形状は上記実施の形態に示したものに限定されず、熱処理される基板9の大きさ等の諸条件に合わせて適宜変更が可能である。また、キセノンフラッシュランプに代えて、クリプトンフラッシュランプが用いられてもよく、フラッシュランプでないハロゲンランプ等の他の光源が用いられてもよい。
基板9に光を照射する光源がハロゲンランプである場合等、基板9の熱処理がフラッシュランプ51を用いた熱処理と比べて比較的長い時間で行われる場合には、基板9全体の熱処理結果を均質化するために、保持部7がシャフト41を中心としてチャンバ65内で回転する構造とされてもよい。
上記実施の形態では、主に光照射部5からの光により基板9に対する加熱を伴う処理が行われるが、サセプタ72から付与される熱のみにより基板9に処理が施されてもよい。この場合であってもサセプタ72の凹部721がカバー部材21または透光板61(ここでは、両者共に光を透過しないものであってもよい。)により閉塞されることにより、万一、処理時に基板9が割れたとしても破片の飛散が防止される。
サセプタ72の加熱は、必ずしもホットプレート71により行われる必要はなく、例えば、サセプタ72の下方にランプが設けられ、ランプからの光が照射されてサセプタ72が加熱されてもよい。また、基板支持部であるサセプタ72と加熱部であるホットプレート71とが一体的に形成され、基板9が実質的に加熱部により支持されてもよい。
カバー部材21は必ずしもピン状の支持部により下方から支持される必要はなく、例えば、カバー部材がサセプタ72よりも大きい板状部材とされ、カバー部材において基板9の処理時にサセプタ72と当接する部位よりも外側の部分が把持されて支持されてもよい。なお、熱処理装置の構造によっては、カバー部材とカバー部材を支持する部材(支持ピン)とが固定されていてもよい。
保持部7および保持部7を支持して昇降させるシャフト41の構造は、基板9の周囲の閉塞空間の容積を小さくするという観点からはいわゆるT字型構造であることが好ましいが、これに限定されるわけではない。
熱処理装置は、基板9の不純物の活性化処理やアニール処理に特に適しているが、酸化、CVD等の他の様々な加熱を伴う処理を行うこともできる。また、熱処理装置は、半導体基板のみならず、例えば、液晶表示装置やプラズマ表示装置等のフラットパネル表示装置用のガラス基板に対する熱処理にも利用することができる。
熱処理装置の構成を示す図である。 ガス路を示す断面図である。 保持部およびシャフトを示す断面図である。 ホットプレートを示す平面図である。 抵抗加熱線を示す断面図である。 処理時の熱処理装置の動作の流れを示す図である。 ガスの流れを示す図である。 保持部が移動する様子を説明するための図である。 サセプタの凹部が閉塞される様子を説明するための図である。 熱処理装置の他の例を示す図である。 サセプタの凹部が閉塞される様子を説明するための図である。 熱処理装置のさらに他の例を示す図である。 サセプタの凹部が閉塞される様子を説明するための図である。
符号の説明
1 熱処理装置
4 保持部昇降機構
5 光照射部
6 チャンバ本体
9 基板
21 カバー部材
22 カバー支持ピン
24 カバー昇降機構
51 フラッシュランプ
60 上部開口
61 透光板
65 チャンバ
71 ホットプレート
72 サセプタ
721 凹部
721a 底面
722 側壁部

Claims (6)

  1. 基板に加熱を伴う処理を行う熱処理装置であって、
    基板を処理する空間を形成するチャンバ本体と、
    前記チャンバ本体内において、基板の厚さよりも深い凹部の底面により前記基板の下面を支持するとともに前記凹部の側壁部により前記基板の周囲を囲う基板支持部と、
    前記基板支持部を加熱する加熱部と、
    前記基板支持部の上方に配置された略板状のカバー部材と、
    基板の処理時に前記カバー部材を前記側壁部の上端に当接させて前記凹部を閉塞する閉塞機構と、
    を備えることを特徴とする熱処理装置。
  2. 請求項1に記載の熱処理装置であって、
    前記基板支持部の熱伝導率が、基板よりも低いことを特徴とする熱処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の熱処理装置であって、
    前記カバー部材を支持するカバー支持部をさらに備え、
    前記閉塞機構が前記基板支持部と前記カバー部材を相対移動することにより、前記カバー部材が前記カバー支持部から前記側壁部上に移載されることを特徴とする熱処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱処理装置であって、
    前記チャンバ本体に設けられた光導入用の開口を閉塞する窓部材と、
    前記開口の外側から前記窓部材を介して前記チャンバ本体内へと光を照射する光照射部と、
    をさらに備え、
    前記カバー部材が前記光照射部からの光を透過する部材であり、前記基板支持部に支持された基板が、前記窓部材および前記カバー部材を介して照射される前記光照射部からの光により加熱されることを特徴とする熱処理装置。
  5. 請求項1または2に記載の熱処理装置であって、
    前記チャンバ本体に設けられた開口の外側から前記チャンバ本体内へと光を照射する光照射部をさらに備え、
    前記カバー部材が前記開口を閉塞するとともに前記光照射部からの光を透過する部材であり、
    前記閉塞機構が前記基板支持部を上昇することにより前記側壁部が前記カバー部材の下面に当接し、
    前記基板支持部に支持された基板が、前記カバー部材を介して照射される前記光照射部からの光により加熱されることを特徴とする熱処理装置。
  6. 請求項4または5に記載の熱処理装置であって、
    前記光照射部が、フラッシュランプを有することを特徴とする熱処理装置。
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