JP2005162968A - エンジン油組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた清浄性を有するエンジン油組成物を提供する。
【解決手段】 鉱物系潤滑油基油、合成系潤滑油基油又はこれらの混合物からなる基油に、(A)アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が3mgKOH/g以下であり、置換されているアルキル基が実質的に同一である、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を金属量として0.001〜0.04質量%、(B)アルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が5〜50mgKOH/gであるアルカリ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属スルホネート又はアルカリ土類金属フェネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属型清浄剤を、アルカリ土類金属量として0.05〜0.4質量%、及び(C)無灰型分散剤として、コハク酸イミド系無灰分散剤、コハク酸アミド系無灰分散剤、又はこれらのホウ素化誘導体を、窒素量として0.02〜0.3質量%含有させる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、内燃機関において発生する燃焼ガスの存在下でも、優れた清浄性を示すエンジン油組成物に関するものである。
エンジン油には、基油に各種添加剤を配合することにより、酸化安定性や清浄性、低燃費効果等の性能が付与されている。エンジン内部においてエンジン油は、酸素及び燃焼ガスの存在下で高温に曝され、清浄性や低燃費効果等の性能を付与している添加剤が消耗していくことから、定期的なエンジン油の交換が必要になる。また、エンジン油の劣化は、熱酸化劣化に加えて、燃料及び水分の混合等様々の要因によっても進行する。排気ガス及び燃料消費の低減を目的にしたアイドリングストップの実施やその機構を備えた自動車も増えてきているが、このアイドリングストップや短時間運転の繰り返しにより油中に混入する燃料や水分が増大する場合があり、エンジン油の寿命を低下させる恐れがある。
市場では、エンジンの高出力化、高温化に加え、石油資源の保護、環境保護運動の広がりから、より高度な酸化安定性、清浄性及び低燃費性能などの性能向上とそれら性能の持続性を持った長寿命のエンジン油が求められている。
エンジン油は、その使用にともない劣化が進行する。劣化により機能の低下したエンジン油の使用を続けると、粘度上昇や潤滑性の低下に加え、エンジンのロッカーカバー部など比較的温度の低い部位には低温スラッジが、燃焼室等の高温部には高温スラッジが生成しやすくなる。このため、定期的なエンジン油の交換が必要であり、エンジン油にはさらに長期に亘り良好な清浄性を保持することが望まれる。エンジン油の清浄性向上技術として、金属型清浄剤の添加が広く行われており、カルシウムサリシレート系清浄剤の添加技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)が、更なる清浄性の長寿命化が要求されている。
また、近年では、低燃費化への志向から、摩擦係数低減効果に優れるモリブデンジチオカーバメート(MoDTC)等の有機モリブデン化合物からなる摩擦調整剤(FM)を添加する場合が増えてきた(例えば、特許文献4、特許文献5、特許文献2参照)が、エンジン油に過剰にモリブデン系FMを添加した際、スラッジが増大したという報告例もある(例えば、特許文献2参照)。このため、これらの有機モリブデン系FMを使用する際の清浄性にも留意する必要がある。
また、特定の合成系アルキルナフタレンスルホン酸金属塩を基油に添加すると、防錆、防食、摩擦改善、酸化防止及び抗摩耗特性を付与でき、伝達油、ギア油、作動油、金属加工液、グリースなどの用途に使用できることが提案されている(特許文献6参照)が、清浄性の付与についての報告例はない。しかし、この特許文献6には、さらに他の金属型清浄剤を組合せてエンジン油として利用することは記載されていない。
特開平8−283764号公報 特開2002−12884号公報 特開平10−219266号公報 特開2001−131570号公報 特許第2971748号公報 特開2003−82378号公報
本発明は、上記従来技術の状況に鑑みてなされたものであり、高温域から低温域に亘り、優れた清浄性を示すエンジン油組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、鉱物系潤滑油基油、合成系潤滑油基油又はこれらの混合物からなる基油に、(A)アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が3mgKOH/g以下であり、置換されているアルキル基が実質的に同一である、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、(B)アルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が5〜50mgKOH/gであるアルカリ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属スルホネート又はアルカリ土類金属フェネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属型清浄剤、及び(C)無灰型分散剤として、コハク酸イミド系無灰分散剤、コハク酸アミド系無灰分散剤、又はこれらのホウ素化誘導体を、それぞれ特定量添加することにより、上記課題を解決できることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、鉱物系潤滑油基油、合成系潤滑油基油又はこれらの混合物からなる基油と、
(A)アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が3mgKOH/g以下であり、置換されているアルキル基が実質的に同一である、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を金属量として0.001〜0.04質量%、
(B)アルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が5〜50mgKOH/gであるアルカリ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属スルホネート又はアルカリ土類金属フェネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属型清浄剤を、アルカリ土類金属量として0.05〜0.4質量%、及び
(C)無灰型分散剤として、コハク酸イミド系無灰分散剤、コハク酸アミド系無灰分散剤、又はこれらのホウ素化誘導体を、窒素量として0.02〜0.3質量%含有することを特徴とするエンジン油組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記エンジン油組成物において、(B)成分がカルシウムサリシレートであるエンジン油組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記エンジン油組成物において、(B)成分のカルシウムサリシレートが、カルシウム1質量%当りの塩基価が20〜40mgKOH/gのカルシウムサリシレートであるエンジン油組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記エンジン油組成物において、さらに、(D)有機モリブデン化合物をモリブデン量として200ppm以上含有するエンジン油組成物を提供するものである。
本発明のエンジン油組成物は、優れた清浄性を有する。
本発明のエンジン油組成物に使用される基油は、鉱物系潤滑油基油、合成系潤滑油基油又はこれらの混合物が用いられる。これらの基油は、JIS K2283動粘度試験方法による40℃における動粘度が好ましくは1〜250mm/sec、より好ましくは10〜150mm/sec、特に好ましくは15〜120mm/secである。また、粘度指数は、50〜200が好ましく、80〜150が特に好ましい。
鉱油系潤滑油基油としては、様々な製造法により得られたものが使用できるが、例えば、潤滑油原料をフェノール、フルフラールなどの芳香族抽出溶剤を用いた溶剤精製により得られるラフィネート、シリカ−アルミナを担体とするコバルト、モリブデンなどの水素化処理触媒を用いた水素化処理により得られる水素化処理油、又はワックスの異性化により得られるワックス異性化油などの鉱油が挙げられる。例えば、60ニュートラル油、100ニュートラル油、150ニュートラル油、300ニュートラル油、500ニュートラル油、ブライトストックなどを挙げることができる。一方、合成系潤滑油基油としては、例えば、メタン等の天然ガスを原料合成されるイソパラフィン、ポリ−α−オレフィンオリゴマー、ポリブテン、アルキルベンゼン、ポリオールエステル、ポリグリコールエステル、二塩基酸エステル、リン酸エステル、シリコーン油などを挙げることができる。これらの基油は、それぞれ1種単独でもちいてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、鉱油系潤滑油基油と合成系潤滑油基油とを混合して使用してもよい。
本発明のエンジン油組成物には、(A)成分として、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が3mgKOH/g以下であり、置換されているアルキル基が実質的に同一である、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩が含有されている。
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価とは、次ぎに示すものである。例えば、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩において、アルカリ金属又はアルカリ土類金属を6質量%含有し、その塩基価が3mgKOH/gである場合、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価は、0.5mgKOH/gとなる。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が3mgKOH/gを超えると、目的とする効果が乏しくなり好ましくない。なお、塩基価は、JIS K2501の過塩素酸法によって測定することができる。
(A)成分のアルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩は、一般式(1)又は一般式(2)のものが挙げられる。
Figure 2005162968
(式中、R及びRは、炭素数1〜30のアルキル基である。nは1〜4の整数であり、k及びmは、Mの原子価と同じ整数であり、1〜2の整数である。Mは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属である。)
及びRは、好ましくは炭素数6〜12のアルキル基であり、より好ましくは炭素数6〜9のアルキル基であり、さらに好ましくは炭素数8〜9のアルキル基であり、特に好ましくは炭素数9のアルキル基である。なお、アルキル基の構造は、直鎖アルキル基が好ましい。nは1〜4の整数であるが、好ましくは1〜3の整数である。Mは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属であるが、例えば、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム等が挙げられ、特にカルシウムが好ましい。R及びRが、上記炭素数の範囲外のものは市場での入手性が乏しいばかりではなく、この添加効果が充分に得られない場合があり好ましくない。
一般式(1)のアルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩と、一般式(2)のアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩は、それぞれ単独で使用してもよいし、混合して使用してもよい。
(A)成分は、天然系のアルキルベンゼンスルホン酸又はアルキルナフタレンスルホン酸より誘導したスルホネートと異なり、置換されているアルキル基が実質的に同一である。ここで、実質的に同一とは、80%以上が同一であることが好ましく、90%以上が同一であることがより好ましく、95%以上が同一であることが特に好ましく、98%以上が同一であることがさらに好ましい。
(A)成分は、ベンゼン、ナフタレン、アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンを触媒の存在下で適切なアルキル化剤でアルキル化したアルキル芳香族化合物をSOガスによりスルホン化したのち金属塩に変換して製造される。そのアルキル芳香族化合物の商業的製造方法は米国特許第2,764,548号明細書に詳細に記載されている。
本発明のエンジン油組成物には、(B)成分として、アルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が5〜50mgKOH/gであるアルカリ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属スルホネート又はアルカリ土類金属フェネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属型清浄剤を含有する。
(B)成分のアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価は5〜50mgKOH/gであるが、好ましくは20〜40mgKOH/gである。この塩基価が5mgKOH/g未満であると、エンジン油としての全塩基価を高めるために多量の配合が必要となり、一方、この塩基価が50mgKOH/gを超えると、エンジン油中に存在するサリシレート成分又はフェネート成分が少なくなり、充分な効果が得られず好ましくない。
アルカリ土類金属サリシレートは、アルキルサリチル酸のアルカリ土類金属塩である。
アルカリ土類金属スルホネートは、アルキルベンゼン又はアルキルナフタレンをスルホン化することにより得られるアルキルベンゼンスルホン酸又はアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ土類金属塩である。
アルカリ土類金属フェネートは、アルキルフェノール又はアルキルフェノールサルファイドのアルカリ土類金属塩である。
これらのアルカリ金属型清浄剤は、前記の塩基価の範囲内であれば、正塩のまま用いることもできるが、アルカリ土類金属型清浄剤の正塩を過剰のアルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩基と水の存在下で加熱することにより得られる塩基性アルカリ土類金属サリシレート、塩基性アルカリ土類金属スルホネート又は塩基性アルカリ土類金属フェネートや、アルカリ土類金属型清浄剤の正塩をアルカリ土類金属の炭酸塩又はホウ酸塩を炭酸ガスの存在下で反応させることにより、得られる過塩基性アルカリ土類金属サリシレート、過塩基性アルカリ土類金属スルホネート又は過塩基性アルカリ土類金属フェネートを用いることもできる。
(B)成分の具体例としては、一般式(3)〜一般式(6)のものが挙げられる。
Figure 2005162968
一般式(3)は、アルカリ土類金属サリシレートであり、一般式(4)及び一般式(5)は、アルカリ土類金属スルホネートであり、一般式(6)は、アルカリ土類金属フェネートである。
上記式中、R〜Rは、水素原子又は炭素数1〜30のアルキル基を示し、好ましくは6〜18のアルキル基であり、それらが複数存在する場合は、それぞれ同一であっても、異なってもよい。nは、1〜4の整数であり、Sxのxは、1又は2であり、好ましくは1である。M2は、アルカリ土類金属を示し、好ましくはカルシウム、又はマグネシウムであり、特に好ましくはカルシウムである。
(B)成分のアルカリ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属スルホネート又はアルカリ土類金属フェネートの3種の成分を単独で用いてもよいし、必要に応じて2種又は3種を混合して用いてもよい。また、これらの3種の各成分は、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のエンジン油組成物には、(B)成分以外の他の金属型清浄剤を添加してもよい。
(B)成分の含有量は、アルカリ土類金属量として0.05〜0.4質量%であり、好ましくは0.15〜0.3質量%である。この含有量が0.05質量%未満では、エンジン油の長寿命化が達成できず、一方、0.4質量%を超えても、その含有量に見合う効果を得られず、コストに見合わないので好ましくない。
本発明のエンジン油組成物には、(C)成分として、コハク酸イミド系無灰分散剤、コハク酸アミド系無灰分散剤、又はこれらのホウ素化誘導体の無灰型分散剤を含有する。
コハク酸イミド系無灰分散剤としては、ビスポリプロペニルコハク酸イミド、モノプロペニルコハク酸イミド、ビスポリブテニルコハク酸イミド、モノブテニルコハク酸イミド、ビスポリペンテニルコハク酸イミド、モノペンテニルコハク酸イミドなどのポリアルケニルコハク酸イミドなどが挙げられる。
ポリアルケニルコハク酸イミドは、一般には、ポリオレフィンと無水マレイン酸との反応で得られるポリアルケニルコハク酸無水物を、さらにポリアミンと反応させることによって得られる。
ポリブテニルコハク酸無水物と反応させるポリアミンとしては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、ペンチレンジアミンなどの単一ジアミン類;ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ジ(メチルエチレン)トリアミン、ジブチレントリアミン、トリブチレンテトラミン、ペンタペンチレンヘキサミンなどのポリアルキレンポリアミン類などが挙げられる。
コハク酸アミド系無灰分散剤としては、ポリプロペニルコハク酸アミド、ポリブテニルコハク酸アミド、ポリペンテニルコハク酸アミドなどのポリアルケニルコハク酸アミド等が挙げられる。
これらの無灰分散剤におけるポリアルケニル基の分子量は、70〜50000程度が好ましく、600〜5000がより好ましく、800〜3000がさらに好ましく、1000〜2000の特に好ましい。
また、これらのホウ素化誘導体としては、ポリアルケニルコハク酸無水物を、ホウ酸、ホウ酸エステル、ホウ酸塩などのホウ素化合物及びポリアミンなど反応させることにより得られる無灰型分散剤のホウ素化誘導体等が挙げられる。
(C)成分の無灰型分散剤を含有させることにより、エンジン油の清浄性を良好に保つことができる。(C)成分の無灰型分散剤の含有量は、0.02〜0.3質量%であり、好ましくは0.04〜0.2質量%である。
これらの無灰型分散剤の好ましい例としては、一般式(7)に示されるビスポリブテニルコハク酸イミドが挙げられる。
Figure 2005162968
上記式中、R10及びR11は、ポリブテニル基を示し、qは0〜4の整数であり、好ましくは2〜4の整数であり、特に好ましくは3〜4の整数である。
(C)成分のコハク酸イミド系無灰分散剤、コハク酸アミド系無灰分散剤、又はこれらのホウ素化誘導体の無灰型分散剤は、それぞれ1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のエンジン油組成物には、摩擦調整剤としてモリブデンジチオカーバメートや、モリブデン酸アミンなどの有機モリブデン系化合物を1種以上含有させることができる。
有機モリブデン系化合物を含有させると、スラッジの生成を抑制する効果が極めて高い。
有機モリブデン系化合物としては、例えば、モリブデンジチオカーバメート、モリブデンジチオフォスフェート、モリブデン酸アミン塩などが挙げられ、特に、モリブデンジチオカーバメートが好ましい。
モリブデンジチオカーバメートの好適な具体例としては、一般式(8)の化合物が挙げられ、モリブデンジチオフォスフェートの好適な具体例としては、一般式(9)の化合物が挙げられ、モリブデン酸アミン塩の好適な具体例としては、一般式(10)の化合物が挙げられる。
Figure 2005162968
式中、R12〜R21は炭素数6〜18の炭化水素基であり、それぞれ同一であってもよいし、異なってもよい。X及びYは、硫黄原子又は酸素原子を示す。
有機モリブデン系化合物は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
有機モリブデン系化合物の含有量は、モリブデン量として、好ましくは200質量ppm以上であり、より好ましくは400〜2000質量ppmであり、特に好ましくは600〜1000質量ppmである。有機モリブデン系化合物の含有量が200質量ppm未満であると、清浄性の改善効果が低く、2000質量ppmを超えると、有機モリブデン系化合物の添加効果が頭打ちとなるため好ましくない。
さらに、本発明のエンジン油組成物においては、必要に応じて、上記以外の各種添加剤を配合することもできる。
その添加剤としては、例えば、他の摩擦調整剤、摩耗防止剤、酸化防止剤、極圧剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、消泡剤、防錆剤、腐食防止剤などが挙げられる。他の摩擦調整剤としては、例えば、多価アルコール部分エステル、アミン、アミド、硫化エステルなどが挙げられる。摩耗防止剤としては、例えば、ジチオリン酸亜鉛、チオリン酸金属塩、硫黄化合物、リン酸エステル、亜リン酸エステル、酸性リン酸エステルやそのアミン塩などを挙げられる。これらの摩耗防止剤は、通常0.05〜5.0重量%の割合で配合される。酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4'−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、アルキル(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノール)プロピオネートなどのフェノール系酸化防止剤やナフチルアミン類やジアルキルジフェニルアミン類などの芳香族アミン化合物などを挙げることができる。
極圧剤としては、ジチオリン酸亜鉛、メチルトリクロロステアレート、塩素化ナフタレン、ヨウ素化ベンジル、フルオロアルキルポリシロキサン、ナフテン酸鉛などが挙げられる。粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメタクリレート系、ポリイソブチレン系、エチレン−プロピレン共重合体系、スチレン−イソプレン共重合体系、スチレン−ブタジエン水添共重合体系、又はポリイソブチレン系などを挙げられる。流動点降下剤としては、例えば、ポリアルキルメタクリレート、塩素化パラフィン−ナフタレン縮合物、アルキル化ポリスチレンなどを挙げられる。消泡剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサンやポリアクリル酸などが挙げられる。防錆剤としては、例えば、脂肪酸、アルケニルコハク酸部分エステル、脂肪酸石けん、アルキルスルフォン酸塩、脂肪酸多価アルコールエステル、脂肪酸アミン、酸化パラフィン、アルキルポリオキシエチレンエーテルなどが挙げられる。腐食防止剤としては、例えば、ベンゾトリアゾールやベンゾイミダゾール、チアジアゾールなどが挙げられる。
本発明のエンジン油組成物の調製方法は、基油、上記必須成分及び必要に応じて各種添加剤を適宜混合すればよく、その混合順序は特に制限されるものではなく、基油に必須成分を順次混合してもよく、必須成分を予め混合してもよい。さらに、各種添加剤についても、予め基油に添加してもよいし、必須成分に添加してもよい。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。なお、本発明は、これらの例によって何ら制限されるものではない。
実施例および比較例では、基油と各成分の添加剤を配合して、エンジン油組成物を調製し、それぞれの清浄性を評価した。各実施例、各比較例において組成物の調製に用いた基油、添加剤成分は次の通りである。
(1)基油
基油としては、40℃の動粘度が35mm/secで粘度指数130の高度精製鉱油系潤滑油基油及び40℃の動粘度が19mm/secで粘度指数122の高度精製鉱油系潤滑油基油を使用した(JIS K2283動粘度試験方法により40℃の動粘度を測定)。2種の基油の配合比は40℃の動粘度が19mm/secである高度精製鉱油系潤滑油基油が90〜100vol%の範囲である。
(2)金属型清浄剤
(i)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、0.15mgKOH/gのジ−n−ノニルナフタレンスルホン酸カルシウム塩
(ii)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、0.20mgKOH/gのノニル基が直鎖である合成系ジノニルベンゼンスルホン酸カルシウム塩
(iii)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、0.20mgKOH/gである石油系スルホン酸カルシウム塩
(iv)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、10mgKOH/gの石油系ポリアルキルナフタレンスルホン酸カルシウム塩
(v)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、25mgKOH/gの石油系ポリアルキルナフタレンスルホン酸カルシウム塩
(vi)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、29mgKOH/gのカルシウムサリシレート(一般式(3)のものである。)
(vii)カルシウム1質量%当りの塩基価(JIS K2501 過塩素酸法)が、29mgKOH/gのカルシウムフェネート(一般式(6)のものである。)
(3)無灰型分散剤
一般式(7)のビスポリブテニルコハク酸イミドであり、ポリブテニル基の平均分子量が約1300であるもの。
(4)有機モリブデン化合物
一般式(9)のモリブデンジチオカーバメートであり、R12〜R15がイソオクチル基、イソトリデシル基の混合物であり、Xは平均値でイオウ原子が3.3個、酸素原子が0.7個である。また、添加剤中のMo含有量は4.4質量%である。
(5)ジチオリン酸亜鉛(ZnDTP)
アルキル基が、炭素数8のプライマリータイプアルキル基であるジチオリン酸亜鉛。
(6)粘度指数向上剤
重量平均分子量が40万のポリアルキルメタクリレート。
(評価方法)
清浄性試験
実施例、比較例の各エンジン油について、JASO清浄性試験(JASO M333−91)により清浄性の評価を行った。試験時間は、300hrとし、ロッカーカバースラッジ平均評点、スラッジ平均評点及びワニス平均評点を測定した。評点は、10点満点のメリット評点(M.R.)とし、数値の高いものほど、清浄性に優れている。
(実施例1〜10)
基油に、表1〜2上段に掲げる各成分を表1〜2上段に掲げる割合(質量%)で配合し、エンジン油組成物を調製した。表中、バランスとは、2種の基油で配合して、全体量を100%にし、150℃HTHS粘度を2.7mPa・s、−30℃のCCS粘度を6000mPa・sに調整し、“SAE 5W−20”の粘度グレード油とした。それらの組成物の各種性能を評価し、その結果を表1〜表2下段に示す。
(比較例1〜7)
基油に、表3上段の各成分を表3上段に掲げる割合(質量%)で配合し、エンジン油組成物を調製した。それらの組成物の各種性能を評価し、その結果を表3下段に示す。
Figure 2005162968
Figure 2005162968
Figure 2005162968
本発明のエンジン油組成物は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ガスエンジン等の各種内燃機関用潤滑油として利用できる。

Claims (4)

  1. 鉱物系潤滑油基油、合成系潤滑油基油又はこれらの混合物からなる基油と、
    (A)アルカリ金属又はアルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が3mgKOH/g以下であり、置換されているアルキル基が実質的に同一である、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を金属量として0.001〜0.04質量%、
    (B)アルカリ土類金属の1質量%当りの塩基価が5〜50mgKOH/gであるアルカリ土類金属サリシレート、アルカリ土類金属スルホネート又はアルカリ土類金属フェネートからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属型清浄剤を、アルカリ土類金属量として0.05〜0.4質量%、及び
    (C)無灰型分散剤として、コハク酸イミド系無灰分散剤、コハク酸アミド系無灰分散剤、又はこれらのホウ素化誘導体を、窒素量として0.02〜0.3質量%含有することを特徴とするエンジン油組成物。
  2. (B)成分がカルシウムサリシレートである請求項1に記載のエンジン油組成物。
  3. (B)成分のカルシウムサリシレートが、カルシウム1質量%当りの塩基価が20〜40mgKOH/gのカルシウムサリシレートである請求項2に記載のエンジン油組成物。
  4. さらに、(D)有機モリブデン化合物をモリブデン量として200ppm以上含有する請求項1〜3のいずれかに記載のエンジン油組成物。
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