JPH07150169A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JPH07150169A
JPH07150169A JP32972293A JP32972293A JPH07150169A JP H07150169 A JPH07150169 A JP H07150169A JP 32972293 A JP32972293 A JP 32972293A JP 32972293 A JP32972293 A JP 32972293A JP H07150169 A JPH07150169 A JP H07150169A
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lubricating oil
carbon atoms
composition
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JP32972293A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Tomizawa
広隆 富沢
Katsuya Arai
克矢 新井
Michihide Tokashiki
通秀 渡嘉敷
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】基油に対し、組成物全重量に基づき、(A)ジ
チオキサントゲン酸金属塩を金属として50〜4000
ppm、及び(B)脂肪酸エステル0.01〜10重量%及
び/又は有機アミド化合物0.01〜5重量%を含有さ
せた潤滑油組成物、並びに、さらに(C)成分として
(イ)CaスルホネートやMgスルホネートやCaフェ
ネートやMgフェネート、CaサリシレートやMgサリ
シレート0.1〜10重量%、(ロ)ベンジルアミンや
そのホウ素誘導体やアルケニルこはく酸イミドやそのホ
ウ素誘導体0.5〜15重量%及び(ハ)ジチオりん酸
亜鉛やジチオカルバミン酸亜鉛0.1〜7重量%を含有
させた潤滑油組成物である。 【効果】耐摩耗性及び摩擦特性が共に優れる潤滑油組成
物、さらには、耐摩耗性及び摩擦特性に優れるととも
に、内燃機関用潤滑油として必要な他の性能も付与さ
れ、特に内燃機関用潤滑油として好適な潤滑油組成物を
提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な潤滑油組成物に関
し、さらに詳しくは、耐摩耗性及び摩擦特性が共に優れ
る潤滑油組成物、さらには耐摩耗性及び摩擦特性に優れ
るとともに、内燃機関用潤滑油として必要な他の性能も
付与され、特に内燃機関用潤滑油として好適な潤滑油組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関や、自動変速機、緩衝
器、パワーステアリングなどの駆動系機器、ギヤなどに
は、その作動を円滑にするために潤滑油が用いられてい
る。特に内燃機関用潤滑油(以下、エンジン油と称する
こともある)は、主としてピストンリングとシリンダラ
イナ、クランク軸や連接棒(コネクティングロッド)の
軸受、カムとバルブリフタを含む動弁機構、オイルポン
プやディストリビュータなどの駆動装置など、各種摺動
部分の潤滑のほか、エンジン内の冷却や燃焼生成物の清
浄分散、さらには錆や腐食を防止するなどの作用を果た
す。このように、内燃機関用潤滑油には多様な性能が要
求され、しかも近年、内燃機関の高性能化、高出力化、
運転条件の過酷化などに伴い、高度な性能が要求されて
きている。したがって、該内燃機関用潤滑油には、この
ような要求性能を満たすために、例えば摩耗防止剤、金
属清浄剤、無灰分散剤、酸化防止剤などの種々の添加剤
が配合されている。内燃機関用潤滑油の基本的機能とし
て、特にあらゆる条件下で機関を円滑に作用させ、摩
耗、焼付き防止を行うことが重要である。エンジン潤滑
部は、大部分が流体潤滑が行われるように設計されてい
るが、動弁系やピストンの上下死点などでは境界潤滑状
態となりやすく、このような境界潤滑下における摩耗防
止性は、一般にジチオりん酸亜鉛(以下、ZnDTPと
略称することもある)やジチオカルバミン酸亜鉛(以
下、ZnDTCと略称することもある)の添加によって
付与されている。ところで、内燃機関では、潤滑油が関
与する摩擦部分でのエネルギー損失が大きいために、摩
擦損失低減や燃費低減対策として、摩擦低減剤(FM:
フリクションモディファイヤ)が潤滑油に添加されてい
る。この摩擦低減剤としては、例えば硫化ジアルキルジ
チオカルバミン酸モリブデンなどの極圧剤や、脂肪酸エ
ステル、オクタデシルアミンなどの油性剤に属する化合
物が一般に用いられている。しかしながら、摩耗防止剤
と摩擦低減剤を併用すると、金属表面での競争吸着によ
り、両者の機能が十分に発揮されないという好ましくな
い事態を招来する。すなわち、ZnDTPやZnDTC
は金属表面に保護膜(境界潤滑膜)を形成することによ
り、金属−金属接触による摩耗を防止するが、摩擦低減
剤も金属表面への吸着やそれとの反応、あるいは金属表
面でのポリマー生成などにより低摩擦の表面被膜を形成
し、摩擦を低減させる作用を発揮する。したがって、潤
滑油にZnDTPやZnDTCと摩擦低減剤とを添加す
ると、金属表面への両者の競争吸着により、ZnDTP
やZnDTCの吸着量が少なくなって耐摩耗性が悪化し
たり、あるいは摩擦低減剤を添加したにもかかわらず、
十分な摩擦低減効果が得られないことがある。一方、Z
nDTPやZnDTCは、ある種の清浄分散剤と相互作
用を起こして耐摩耗性が損なわれることがある。また、
清浄分散剤などの他の添加剤は摩擦低減剤に対しても、
その効果に影響を及ぼすことがある。したがって、清浄
分散剤などの他の添加剤の選定やその添加濃度などにも
十分な配慮が必要とされる。従来、ZnDTPやZnD
TCと各種添加剤との併用による耐摩耗性や摩擦特性の
改善について、様々な提案がなされているが、耐摩耗性
と摩擦低減効果を共に満足させ、かつ清浄・分散などの
諸機能にも優れる潤滑油を提供するという点では、いま
だ満足のできるものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、耐摩耗性及び摩擦特性が共に優れる潤滑
油組成物、さらには耐摩耗性及び摩擦特性に優れるとと
もに、内燃機関用潤滑油として必要な他の性能も付与さ
れ、特に内燃機関用潤滑油として好適な潤滑油組成物を
提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する潤滑油組成物を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、摩擦低減剤として、ジチオキサントゲン
酸金属塩と脂肪酸エステル及び/又は有機アミド化合物
とを組み合わせ、それぞれ所定量配合することにより、
耐摩耗性と摩擦特性を同時に改善しうることを見い出し
た。さらに、上記両成分とともに、特定の金属清浄剤と
無灰清浄分散剤と耐摩耗剤とを、それぞれ所定量配合す
ることにより、耐摩耗性や摩擦特性を損なうことなく、
内燃機関用潤滑油として必要な他の性能、例えば良好な
清浄・分散性、熱・酸化劣化防止性及び耐銅腐食性など
も付与されることを見い出した。本発明は、かかる知見
に基づいて完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、潤滑油基油に対し、
組成物全重量に基づき、(A)ジチオキサントゲン酸金
属塩を金属として50〜4000ppm、及び(B)脂肪
酸エステル0.01〜10重量%及び/又は有機アミド
化合物0.01〜5重量%を含有させて成る潤滑油組成
物(1)、並びに潤滑油基油に対し、組成物全重量に基
づき、(A)ジチオキサントゲン酸金属塩を金属として
50〜4000ppm、(B)脂肪酸エステル0.01〜1
0重量%及び/又は有機アミド化合物0.01〜5重量
%、及び(C)(イ)カルシウムスルホネート、マグネ
シウムスルホネート、カルシウムフェネート、マグネシ
ウムフェネート、カルシウムサリシレート及びマグネシ
ウムサリシレートの中から選ばれた少なくとも1種0.
1〜10重量%、(ロ)ベンジルアミン、ベンジルアミ
ンのホウ素誘導体、アルケニルこはく酸イミド及びアル
ケニルこはく酸イミドのホウ素誘導体の中から選ばれた
少なくとも1種0.5〜15重量%、及び(ハ)ジチオ
りん酸亜鉛及びジチオカルバミン酸亜鉛の中から選ばれ
た少なくとも1種0.1〜7重量%を含有させて成る潤
滑油組成物を提供するものである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
潤滑油組成物において用いられる基油については特に制
限はなく、従来潤滑油の基油として提案されている各種
鉱油や合成油などを使用することができる。該鉱油とし
ては、溶剤精製又は水素化処理により得られる、例えば
軽質ニュートラル油、中質ニュートラル油、重質ニュー
トラル油、ブライストックなどが挙げられる。一方、合
成油としては、例えばα−オレフィンオリゴマー、ポリ
ブテン、アルキルベンゼン、ポリオールエステル、二塩
基酸エステル、りん酸エステル、シリコーン油などが挙
げられる。該鉱油は1種用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよく、また該合成油は1種用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。さら
に、鉱油と合成油とを混合して用いてもよい。本発明に
おいて用いられる基油は、用途によって異なるが、10
0℃の温度における動粘度が通常3〜20mm2/sの範
囲にあるものが好適である。本発明組成物の潤滑油組成
物(1)は、摩擦低減剤の(A)成分と(B)成分とを
組み合わせて、上記基油に配合したものであり、また、
潤滑油組成物(2)は、これにさらに(C)成分として
(イ)金属清浄剤、(ロ)無灰清浄分散剤及び(ハ)耐
摩耗剤を組み合わせて配合したものである。該潤滑油組
成物(1)及び(2)において、(A)成分として用い
られるジチオキサントゲン酸金属塩は、一般式[1]
【化1】 で表される構造を有している。
【0007】上記一般式[1]において、Mはモリブデ
ン又はタングステン、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ
炭素数1〜30の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、
それらはたがいに同一であっても異なっていてもよい。
該炭化水素基としては、例えば炭素数1〜30のアルキ
ル基、炭素数2〜30のアルケニル基、炭素数6〜30
のシクロアルキル基、炭素数6〜30のアリール基、炭
素数7〜30のアルキルアリール基、炭素数7〜30の
アリールアルキル基などである。R1〜R4の具体例とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、2−エチルヘキシ
ル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ラウリル
基、トリデシル基、ミリスチル基、ペンタデシル基、パ
ルミチル基、ヘプタデシル基、ステアリル基、ノナデシ
ル基、エイコシル基、ベヘニル基、オレイル基、リノレ
イル基、リノレニル基、p−t−ブチルフェニル基、オ
クチルフェニル基、ノニルフェニル基、シクロヘキシル
基、シクロオクチル基、シクロドデシル基などが挙げら
れるが、炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基
が好適であり、より好ましくは炭素数10以上のアルキ
ル基又はアルケニル基である。特にR1〜R4として平均
炭素数が12以上の長鎖アルキル基やアルケニル基を有
するものは、潤滑油基油に対する溶解性に優れ、耐摩耗
性が高くて好適である。前記一般式[1]で表されるジ
チオキサントゲン酸金属塩の好ましいものとしては、R
1〜R4の炭素数が同一のもの、例えばジ(2−エチルヘ
キシル)ジチオキサントゲン酸モリブデン、ジ(2−エ
チルヘキシル)ジチオキサントゲン酸タングステン、ジ
ノニルジチオキサントゲン酸モリブデン、ジノニルジチ
オキサントゲン酸タングステン、ジデシルジチオキサン
トゲン酸モリブデン、ジデシルジチオキサントゲン酸タ
ングステン、ジラウリルジチオキサントゲン酸モリブデ
ン、ジラウリルジチオキサントゲン酸タングステン、ジ
(トリデシル)ジチオキサントゲン酸モリブデン、ジ
(トリデシル)ジチオキサントゲン酸タングステン、ジ
ミリスチルジチオキサントゲン酸モリブデン、ジミリス
チルジチオキサントゲン酸タングステン、ジペンタデシ
ルジチオキサントゲン酸モリブデン、ジペンタデシルジ
チオキサントゲン酸タングステン、ジパルミチルジチオ
キサントゲン酸モリブデン、ジパルミチルジチオキサン
トゲン酸タングステン、ジヘプタデシルジチオキサント
ゲン酸モリブデン、ジヘプタデシルジチオキサントゲン
酸タングステン、ジステアリルジチオキサントゲン酸モ
リブデン、ジステアリルジチオキサントゲン酸タングス
テン、ジノナデシルジチオキサントゲン酸モリブデン、
ジノナデシルジチオキサントゲン酸タングステン、ジオ
レイルジチオキサントゲン酸モリブデン、ジオレイルジ
チオキサントゲン酸タングステン、ジ(オレイル、リノ
レニル)ジチオキサントゲン酸モリブデン、ジ(オレイ
ル、リノレニル)ジチオキサントゲン酸タングステン、
ジ(p−t−ブチルフェニル)ジチオキサントゲン酸モ
リブデン、ジ(p−t−ブチルフェニル)ジチオキサン
トゲン酸タングステン、ジシクロヘキシルジチオキサン
トゲン酸モリブデン、ジシクロヘキシルジチオキサント
ゲン酸タングステンなどが挙げられる。
【0008】該一般式[1]で表されるジチオキサント
ゲン酸金属塩の製造方法については特に制限はなく、従
来公知の方法を用いることができるが本発明者らが先に
提案した製造法、すなわち、該ジチオキサントゲン酸金
属塩として一般式[(ROCS2)2MO]2O(Rは炭素数
1〜30の炭化水素基、Mはモリブデン又はタングステ
ンである)で示される化合物を製造する場合、反応式 ROH+CS2+NaOH→ROCS2Na ROCS2Na+Na2MO4→[(ROCS2)2MO]2O で示す方法に従って製造することができる。すなわち、
水性媒体中において、水酸基含有化合物(ROH)と二
硫化炭素と水酸化ナトリウムとを反応させてジチオキサ
ントゲン酸ナトリウム塩(ROCS2Na)を得、次い
で鉱酸の存在下に、該ジチオキサントゲン酸ナトリウム
塩とモリブデン酸ナトリウム又はタングステン酸ナトリ
ウム(Na2MO4)とを反応させることにより、目的の
ジチオキサントゲン酸金属塩〔[(ROCS2)2MO]
2O〕が得られる。本発明の潤滑油組成物(1)及び
(2)においては、該(A)成分として、前記一般式
[1]で表されるジチオキサントゲン酸金属塩を1種配
合してもよいし、2種配合してもよく、またその配合量
は、組成物全重量に基づき、金属として50〜4000
ppm、好ましくは200〜2000ppm、より好ましくは
400〜1000ppmの範囲である。この含有量が金属
として50ppm未満では摩擦係数低減効果が十分に発揮
されないし、4000ppmを超えるとその量の割には摩
擦係数低減効果の向上がみられない上、スラッジなどの
原因となりやすく、好ましくない。
【0009】本発明の潤滑油組成物(1)及び(2)に
おいては、(B)成分として脂肪酸エステル及び/又は
有機アミド化合物が用いられる。該脂肪酸エステルとし
ては、例えば一般式[2]
【化2】 (式中のR5は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基である)で表されるグリセリンのモノ脂肪酸エス
テル、一般式[3]
【化3】 (式中のR6及びR7はそれぞれ炭素数8〜22のアルキ
ル基又はアルケニル基でであり、それらはたがいに同一
でも異なっていてもよい)で表されるグリセリンのジ脂
肪酸エステル、一般式[4]
【化4】 (式中のA、B及びCはそれぞれ水素原子、炭素数10
〜30のカルボキシル基であり、それらはたがいに同一
でも異なっていてもよい)で表されるソルビタンのモ
ノ、ジ又はトリ脂肪酸エステルなどが挙げられる。これ
らの脂肪酸エステルは1種用いてもよいし、2種以上を
組み合わせて用いてもよく、またその配合量は組成物全
重量に基づき0.01〜10重量%の範囲で選ばれる。
この配合量が0.01重量%未満では摩擦特性の改善効
果が十分に発揮されないし、10重量%を超えると耐摩
耗性が低下する傾向がみられる。
【0010】前記(A)成分のジチオキサントゲン酸金
属塩とこの脂肪酸エステルとを併用することにより、そ
れぞれ単独使用の場合と比べて耐摩耗性と摩擦特性がさ
らに向上する。一方、有機アミド化合物は、一般式
[5]
【化5】 で表される化合物である。上記一般式[5]において、
12及びR13はそれぞれ水素原子、炭素数1〜20のア
ルキル基、炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜
26のシクロアルキル基、炭素数6〜26のアリール
基、炭素数7〜26のアルキルアリール基若しくはアリ
ールアルキル基又は炭素数2〜30のアルキレンオキシ
ド基であり、それらはたがいに同一でも異なっていても
よい。R14は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、
炭素数2〜20のアルケニル基、炭素数6〜26のシク
ロアルキル基、炭素数6〜26のアリール基、炭素数7
〜26のアルキルアリール基若しくはアリールアルキル
基又はエステル結合、エーテル結合、アルコール基若し
くはカルボキシル基を含む炭化水素基である。
【0011】ここで、アルキレンオキシド基とは、一般
式[6]又は[7]
【化6】 (式中のR'は水素原子又はメチル基、nは1〜10の
整数である)で表される基である。上記一般式[5]に
おいて、R12及びR13の好ましいものは、水素原子、炭
素数2〜8のアルキル基、炭素数8〜14のシクロアル
キル基、炭素数8〜14のアルキルアリール基、nが1
〜5のアルキレンオキシド基である。また、R14の好ま
しいものは、炭素数6〜18のアルキル基、炭素数6〜
18のアルケニル基、炭素数12〜24のシクロアルキ
ル基、炭素数12〜24のアルキルアリール基である。
このような有機アミド化合物の具体例としては、オレイ
ン酸アミドやラウリン酸アミドなどを挙げることができ
る。この有機アミド化合物は1種用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよく、またその配合量は、
組成物全重量に基づき0.01〜5重量%、好ましくは
0.05〜2重量%の範囲で選ばれる。該有機アミド化
合物を配合することにより、銅腐食性を抑制しつつ、運
転初期から摩擦係数を低減させることができる。該配合
量が0.01重量%未満では運転初期からの摩擦係数低
減効果が十分に発揮されないし、5重量%を越えるとそ
の量の割には該効果の向上がみられない。
【0012】本発明の潤滑油組成物(1)及び(2)に
おいては、該(B)成分として前記脂肪酸エステルのみ
を用いてもよいし、有機アミド化合物のみを用いてもよ
く、さらに該脂肪酸エステルと有機アミド化合物とを組
み合わせて用いてもよい。本発明の潤滑油組成物(1)
は、摩擦低減剤として前記の(A)成分及び(B)成分
を配合させたものであり、これにより耐摩耗性及び摩擦
特性が共に優れたものとなる。一方、本発明の潤滑油組
成物(2)は、摩擦低減剤として、該(A)成分及び
(B)成分を前記の割合で配合させるとともに、さらに
(C)成分として、次に示す(イ)金属清浄剤と(ロ)
無灰清浄分散剤と(ハ)耐摩耗剤とを配合させたもので
ある。前記(イ)成分の金属清浄剤としては、カルシウ
ムスルホネート、マグネシウムスルホネート、カルシウ
ムフェネート、マグネシウムフェネート、カルシウムサ
リシレート及びマグネシウムサリシレートの中から選ば
れた少なくとも1種が用いられる。この金属清浄剤は、
タイプにより摩擦低減効果に及ぼす影響は異なるが、特
に過塩基性のカルシウムスルホネート、マグネシウムス
ルホネート、カルシウムフェネート、カルシウムサリシ
レート及びマグネシウムサリシレート並びに中性のカル
シウムスルホネート、中性のカルシウムサリシレート、
マグネシウムサリシレートが摩擦低減効果に対する阻害
効果が小さく、好適である。該(イ)成分の金属清浄剤
は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよく、またその配合量は、組成物全重量に基づき0.
1〜10重量%の範囲で選ばれる。該配合量がこの範囲
を逸脱すると本発明の目的が十分に達せられない。また
(ロ)成分の無灰清浄分散剤としては、ベンジルアミ
ン、ベンジルアミンのホウ素誘導体、アルケニルこはく
酸イミド及びアルケニルこはく酸イミドのホウ素誘導体
の中から選ばれた少なくとも1種が用いられる。
【0013】無灰清浄分散剤には、摩擦低減効果を向上
させるものがあるが、その中でもベンジルアミンのホウ
素誘導体及びアルケニルこはく酸イミドのホウ素誘導体
(ボロン系アルケニルこはく酸イミド)が好適である。
該(ロ)成分の無灰清浄分散剤は1種用いてもよいし、
2種以上を組み合わせて用いてもよく、またその配合量
は組成物全重量に基づき、0.5〜15重量%の範囲で
選ばれる。該配合量が前記範囲を逸脱すると本発明の目
的が十分に達せられない。さらに(ハ)成分の耐摩耗剤
としては、ジチオりん酸亜鉛(ZnDTP)及びジチオ
カルバミン酸亜鉛(ZnDTC)の中から選ばれた少な
くとも1種が用いられる。前記ZnDTPとしては、一
般式[8]
【化7】 で表される化合物を、ZnDTCとしては、一般式
[9]
【化8】 で表される化合物を用いることができる。前記一般式
[8]及び[9]において、R15〜R18は、それぞれ水
素原子、炭素数1〜20の第1級(プライマリー)若し
くは第2級(セカンダリー)アルキル基、炭素数2〜2
0の第1級(プライマリー)若しくは第2級(セカンダ
リー)アルケニル基、炭素数6〜26のシクロアルキル
基、炭素数6〜26のアリール基、炭素数7〜26のア
ルキルアリール基若しくはアリールアルキル基又はエス
テル結合、エーテル結合、アルコール基若しくはカルボ
キシル基を含む炭化水素基であり、これらの中で炭素数
2〜12のアルキル基、炭素数8〜18のシクロアルキ
ル基、炭素数8〜18のアルキルアリール基が好適であ
る。R15とR16はたがいに同一でも異なっていてもよい
し、R17とR18はたがいに同一でも異なっていてもよ
い。該(ハ)成分のZnDTPやZnDTCは1種用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、ま
たその配合量は組成物全重量に基づき、0.1〜7重量
%の範囲で選ばれる。該配合量がこの範囲を逸脱すると
本発明の目的が十分に達せられない。
【0014】本発明の潤滑油組成物(2)は前記したよ
うに摩擦低減剤として、該(A)成分及び(B)成分を
配合させるとともに、さらに(C)成分として、(イ)
金属清浄剤と(ロ)無灰清浄分散剤と(ハ)耐摩耗剤と
を配合させたものであり、これにより、耐摩耗性及び摩
擦特性が共に優れる上、内燃機関用潤滑油として必要な
他の性能、例えば良好な清浄・分散性、熱・酸化劣化防
止性、耐銅腐食性などが付与されたものとなる。本発明
の潤滑油組成物には、本発明の目的を損なわない範囲
で、必要に応じてその他の添加剤、例えば、酸化防止
剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、防錆剤、消泡剤、
腐食防止剤などを適宜添加することができる。酸化防止
剤としては、例えばアルキル化ジフェニルアミン、フェ
ニル−α−ナフチルアミン、アルキル化−α−ナフチル
アミンなどのアミン系酸化防止剤、2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール、4,4−メチレンビス−(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)などのフェノール系酸化防止剤
などを挙げることができ、これらは、通常、0.05〜
2.0重量%の割合で使用され、粘度指数向上剤として
は、例えば、ポリメチルメタクリレート系、ポリイソブ
チレン系、エチレン−プロピレン共重合体系、スチレン
−ブタジエン水添共重合体系などが挙げられ、通常、
0.5〜35重量%の割合で使用される。また、防錆剤
としては、例えば、アルケニルこはく酸やその部分エス
テルなどが挙げられ、適宜添加することができる。消泡
剤としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ポリア
クリレートなどが挙げられ、適宜添加することができ
る。
【0015】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが本発明はこれらの例によってなんら限定される
ものではない。なお、潤滑油組成物の摩擦・摩耗性能は
次に示す方法により求めた。シェル四球式試験法によ
り、試験開始30分後の摩擦係数及び摩耗痕径(mm)を
求めた。試験条件は下記のとおりである。 荷重:40kg 油温:90℃ 回転数:1800rpm 試験時間:30分
【0016】また、使用した基油及び各添加成分は次の
とおりである。 (1)基油 鉱油:150ニュートラル鉱油;100℃での動粘度
5.1mm2/s 高圧水添油:150ニュートラル相当の高圧水添油 合成油:ポリα−オレフィン80重量%とジイソデシル
アジペート20重量%との混合物 鉱油/高圧水添油=150ニュートラル鉱油50重量%
/150ニュートラル相当の高圧水添油50重量% (2)MoDTX:ジオレイルジチオキサントゲン酸モ
リブデン (3)脂肪酸グリセライド
【化9】 (重量比50/50、R:オレイル基) (4)有機アミド化合物:オレイン酸アミド (5)Ca−S(過塩基):過塩基性カルシウムスルホ
ネート (6)Ca−S(中性):中性カルシウムスルホネート (7)Ca−P(過塩基性):過塩基性カルシウムフェ
ネート (8)Mg−S(過塩基性):過塩基性マグネシウムス
ルホネート (9)Ca−Sa(過塩基性):過塩基性カルシウムサ
リシレート (10)ベンジルアミン:ボロン系ベンジルアミン (11)アルケニルこはく酸イミド
【化10】 (PiB:ポリイソブチレン残基) (12)ボロン系アルケニルこはく酸イミド (13)sec−C3-6ZnDTP:ジチオりん酸亜鉛
(アルキル基が第2級で、炭素数3及び6) (14)pr−C3-6ZnDTP:ジチオりん酸亜鉛
(アルキル基が第1級で、炭素数3及び6) (15)sec−C3-6ZnDTC:ジチオカルバミン
酸亜鉛(アルキル基が第2級で、炭素数3及び6)
【0017】実施例1 溶剤精製により得られた100℃での動粘度5.1mm2
sの150ニュートラル鉱油に、組成物全重量に基づ
き、ジオレイルジチオキサントゲン酸モリブデンをモリ
ブデンとして500ppm、及び脂肪酸グリセライド0.0
75重量%を添加して潤滑油組成物を調製した。この潤
滑油組成物の摩擦係数及び摩耗痕径を測定したところ、
それぞれ0.55及び0.49mmであった。 比較例1 実施例1において、脂肪酸グリセライドを用いなかった
こと以外は、実施例1と同様にして潤滑油組成物を調製
した。摩擦係数及び摩耗痕径は、それぞれ0.13及び
0.67mmであった。 実施例2〜20、比較例2〜6 第1表に示す潤滑油基油に対し、第1表に示す各種添加
剤を、組成物全重量に基づき、第1表に示す量で添加し
て潤滑油組成物を調製した。各潤滑油組成物の摩擦係数
及び摩耗痕径を第1表に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】以上の結果から、摩擦低減剤としてMoD
TXと脂肪酸エステルを併用することにより摩擦係数の
小さい潤滑油組成物が得られ、また、摩擦低減剤として
MoDTXと脂肪酸グリセライド又はオレイン酸アミド
とを用い、さらに特定の金属清浄剤と無灰清浄分散剤と
耐摩耗剤とを組み合わせて用いることにより、摩擦係数
が小さく、かつ摩耗痕径の小さな潤滑油組成物が得られ
ることが分かる。特に無灰清浄分散剤としてボロン系ベ
ンジルアミン、ボロン系アルケニルこはく酸イミドを使
用すると、さらに優れた耐摩耗性及び摩擦特性を達成す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によると、耐摩耗性及び摩擦特性
が共に優れる潤滑油組成物、さらには耐摩耗性及び摩擦
特性に優れるとともに、内燃機関用潤滑油として必要な
他の性能も付与され、特に内燃機関用潤滑油として好適
な潤滑油組成物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 10:04 10:06 10:12 30:06 40:25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑油基油に対し、組成物全重量に基づ
    き、(A)ジチオキサントゲン酸金属塩を金属として5
    0〜4000ppm、及び(B)脂肪酸エステル0.01〜
    10重量%及び/又は有機アミド化合物0.01〜5重
    量%を含有させて成る潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】潤滑油基油に対し、組成物全重量に基づ
    き、(A)ジチオキサントゲン酸金属塩を金属として5
    0〜4000ppm、(B)脂肪酸エステル0.01〜10
    重量%及び/又は有機アミド化合物0.01〜5重量
    %、及び(C)(イ)カルシウムスルホネート、マグネ
    シウムスルホネート、カルシウムフェネート、マグネシ
    ウムフェネート、カルシウムサリシレート及びマグネシ
    ウムサリシレートの中から選ばれた少なくとも1種0.
    1〜10重量%、(ロ)ベンジルアミン、ベンジルアミ
    ンのホウ素誘導体、アルケニルこはく酸イミド及びアル
    ケニルこはく酸イミドのホウ素誘導体の中から選ばれた
    少なくとも1種0.5〜15重量%、及び(ハ)ジチオ
    りん酸亜鉛及びジチオカルバミン酸亜鉛の中から選ばれ
    た少なくとも1種0.1〜7重量%を含有させて成る潤
    滑油組成物。
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