JP2005161851A - 折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびその製造方法、その製造に使用される折り曲げ罫線刃並びに折り曲げ罫線入りプラスチックシートによる包装容器 - Google Patents

折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびその製造方法、その製造に使用される折り曲げ罫線刃並びに折り曲げ罫線入りプラスチックシートによる包装容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005161851A
JP2005161851A JP2004330247A JP2004330247A JP2005161851A JP 2005161851 A JP2005161851 A JP 2005161851A JP 2004330247 A JP2004330247 A JP 2004330247A JP 2004330247 A JP2004330247 A JP 2004330247A JP 2005161851 A JP2005161851 A JP 2005161851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ruled line
blade
plastic sheet
bent
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004330247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3989483B2 (ja
Inventor
Fumio Sato
文男 佐藤
Hideaki Hashimoto
秀明 橋本
Kazutada Kamimura
和忠 紙村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEIWA NUKIGATA KK
YUKATA PACKAGE KK
Idemitsu Unitech Co Ltd
Original Assignee
MEIWA NUKIGATA KK
YUKATA PACKAGE KK
Idemitsu Unitech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEIWA NUKIGATA KK, YUKATA PACKAGE KK, Idemitsu Unitech Co Ltd filed Critical MEIWA NUKIGATA KK
Priority to JP2004330247A priority Critical patent/JP3989483B2/ja
Publication of JP2005161851A publication Critical patent/JP2005161851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3989483B2 publication Critical patent/JP3989483B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

【課題】 プラスチックシートの折り曲げ部分に対し、折り曲げ易いと同時に破断され難い折り曲げ罫線を容易に加工できるようにする。
【解決手段】 折り曲げ罫線2を、ノコギリ刃状の刃先の尖端を切除した平坦状の凸部によって押圧することで形成した深溝部3と、平坦状凸部相互間の凹部の刃先によって打ち抜いた直線状の切り込み部4とが長さ方向に交互に設けて成るものとする。折り曲げ罫線2を形成する折り曲げ罫線刃においての凸部の形状は、深溝部3を形成するように左右対称、前後対称な斜辺を有する刃先、または斜辺、垂直辺それぞれから成る刃先等の尖端部分を一部切断した截頭六角錐状に形成し、切り込み部4を形成する凹部は凸部相互間の窪みとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、予め穿設された罫線の折り曲げ加工によってプラスチック製ケースを形成することが可能な折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびその製造方法、その製造に使用される折り曲げ罫線刃並びに折り曲げ罫線入りプラスチックシートによる包装容器に関するものである。
従来、プラスチック製の組み立てケース(包装容器)の素材となる折り曲げ罫線入りプラスチックシートは、例えば加熱した折り曲げ罫線刃を使用したり、高周波で曲げ部分を加熱押圧したりして、平坦なプラスチックシートの折り曲げ部分に折り曲げ罫線を形成するのであった。このときの折り曲げ罫線は、例えば図6(a)に示すように、刃先が直線状の折り曲げ罫線刃もしくは高周波等によって折り曲げ部分Pを押圧して任意の幅員を有する一本の直線状の溝条部101としたり、図6(b)に示すように、刃先を断続的に切り欠いて凹部、凸部それぞれを長さ方向に交互に形成したミシン刃状の折り曲げ罫線刃によって折り曲げ部分Pを押圧することでミシン目状の切り抜き部102としたりすることで形成していた。
また、従来の折り曲げ罫線入りプラスチックシートの一例としては、刃先を断続的に切り欠いて得られた凹凸を形成した罫線刃と、平坦な受け台との間でプラスチックシートを挟圧することにより、プラスチックシートの表面に凹溝と、凹溝の底部にその長さ方向に沿って形成した断続孔とが同時形成される技術内容を開示したものがある(特許文献1参照)。
そして、従来のプラスチックシート用罫線刃の一例としては、刃先が長さ方向に断続する凹凸形状を有し、凸部の先端の幅が0,5mm以内で、刃先角度が30°〜130°である技術内容を開示したものがある(特許文献2参照)。
さらに、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの他の従来例としては、折り曲げ線の長さ方向に、浅い凹溝と、深い凹溝または切れ目とを交互に形成し、浅い凹溝と、深い凹溝または切れ目との境界に補強リブを形成した技術内容を開示したものがある(特許文献3参照)。
この他、刃先の凸部をシートに食い込ませて押し広げながら形成される深溝部と、凸部の押し広げにより幅方向に延伸されて形成される延伸部とが長さ方向に交互に設けられたものであり、刃先の凹部底部をシートに触れさせることなく、押し広げにより凸部の間のプラスチック部分を幅方向に延伸して、深溝部の間に延伸部を形成するものとした技術内容を開示したものがある(特許文献4参照)。
特許第2536538号公報 特許第2541252号公報 特許第2541253号公報 特許第2898884号公報
しかしながら従来のように刃先が直線状の折り曲げ罫線刃もしくは高周波等によって折り曲げ部分Pを押圧して一本の直線状の溝条部101とする場合、日数の経過により、プラスチックの性質である復元力によって溝条部が元の平面状に徐々に戻ってしまい、起函力(罫線部を90°に折り曲げる力)が大きくなり、折り曲げ難いものとなる。さらに特許文献1乃至4に開示されている技術内容による場合では、大きな圧潰力で強く押圧してプラスチックシートの折り曲げ部分P自体を薄くしているため、折り曲げ罫線間のプラスチックシートが反ってしまい、その部分の物性強度が低下して破断しやすくなってしまう。また、ミシン刃状の折り曲げ罫線刃によって折り曲げ部分Pを押圧することでミシン目状の切り抜き部102として形成された折り曲げ罫線の場合では、ミシン目状の切り抜き部102相互間が切り抜きされないで本来の平坦なプラスチックシートとして残っているため、折り曲げ難いものとなると共に、切り抜き部に作用する無理な張力によってミシン目状の切り抜き部102相互間の平坦部分が容易に破断されてしまうという問題点を有していた。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、起函力の経時変化が少なく、折り曲げ易いと同時に破断され難い折り曲げ罫線を容易に加工形成できて成るものとした折り曲げ罫線入りプラスチックシートおよびその製造方法、その製造に使用される折り曲げ罫線刃並びに折り曲げ罫線入りプラスチックシートによる包装容器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明における折り曲げ罫線入りプラスチックシートにあっては、予め穿設された罫線の折り曲げ加工によってプラスチック製ケースを形成することが可能な折り曲げ罫線入りプラスチックシートであって、折り曲げ罫線2は、折り曲げ罫線刃11における平坦状の凸部12の押圧で形成された深溝部3と、平坦状凸部12相互間の凹部13で形成された切り込み部4いわば浅溝部とが長さ方向に設けられて成るもので、深溝部3と切り込み部4とは交互に配列されていたり、断続的に配列されていたりする。
具体的には、予め穿設された罫線の折り曲げ加工によってプラスチック製ケースを形成することが可能な折り曲げ罫線入りプラスチックシートであって、折り曲げ罫線2は、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12によって押圧することで幅方向に押し広げながら形成された深溝部3と、平坦状凸部12相互間の凹部13の刃先によって打ち抜かれた直線状の切り込み部4とが長さ方向に交互に設けられて成るものである。
そして、折り曲げ罫線2における引き裂き強度は、3.0〜8.0Nであるものとすることができる。
また、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法にあっては、平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の凹部13とが設けられて成る折り曲げ罫線刃11をプラスチックシートの折り曲げ部分Pに押し付け、凸部12による押圧により深溝部3を形成すると共に、凹部13によって切り込み部4を形成することで折り曲げ罫線2を形成するもので、深溝部3と切り込み部4とを交互に配列させたり、断続的に配列させたりすることができる。
より具体的には、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の刃先部分を残した凹部13とが長さ方向に交互に設けられて成る折り曲げ罫線刃11をプラスチックシートの折り曲げ部分Pに押し付け、凸部12による押圧により深溝部3を形成すると共に、凹部13の刃先の打ち抜きによって深溝部3相互間に直線状の切り込み部4を形成することで折り曲げ罫線2を形成するものである。
また上記のような折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法に使用される折り曲げ罫線刃11は、平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間に刃先を有する凹部13とが長さ方向に設けられて成るのであり、凸部12と凹部13とは交互に配列されていたり、断続的に配列されていたりする。
より具体的には、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の刃先部分を残した凹部13とが長さ方向に交互に設けられて成るものであり、そして、凸部12の形状は、左右対称、前後対称な斜辺を有する刃先、または斜辺、垂直辺それぞれから成る刃先等の尖端部分を一部切断した截頭六角錐状に形成されているものとできる。
さらに包装容器は、上記の折り曲げ罫線入りプラスチックシートによってボックス状に形成されて成る。すなわち、折り曲げ罫線刃11における平坦状の凸部12の押圧で形成された深溝部3と、平坦状凸部12相互間の凹部13で形成された切り込み部4いわば浅溝部とが長さ方向に設けられて成る折り曲げ罫線2を有する折り曲げ罫線入りプラスチックシートによってボックス状、ケース状に形成されるのであり、また折り曲げ罫線2における深溝部3と切り込み部4とは交互に配列されていたり、断続的に配列されていたりする。より具体的には、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12によって押圧することで幅方向に押し広げながら形成された深溝部3と、平坦状凸部12相互間の凹部13の刃先によって打ち抜かれた直線状の切り込み部4とが長さ方向に交互に設けられて、予め穿設されて成る折り曲げ罫線2を有する折り曲げ罫線入りプラスチックシートによってボックス状、ケース状に形成されるのである。そしてまた、これらの包装容器においての折り曲げ罫線2における引き裂き強度は、3.0〜8.0Nであるものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係る折り曲げ罫線入りプラスチックシートにあって、深溝部3と、切り込み部4とが長さ方向に設けられて成る折り曲げ罫線2は、折り曲げ易さと切れ難さという相補的関係にある状態での折り曲げ加工を実現可能にさせる。
深溝部3は幅広で、切り込み部4は直線状で、特にこれらが交互に配列されることで、折り曲げ操作を一層容易にさせ、折り曲げ罫線部位での破断は阻止させ、プラスチック製ケースの組立形成時の稜線となるシャープなエッジを実現させる。
折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法にあって、折り曲げ罫線刃11によるプラスチックシートの折り曲げ部分Pへの押し付けに際し、凸部12の箇所での押し加工に伴い、凹部13の箇所の刃先での打ち抜き加工により折り曲げ罫線2部分のプラスチック内の分子の結合を断続的に切離して分子が一部再生できないものとなることで深溝部3を介しての折り曲げ作用を補助させる。
折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃11は、例えば左右対称、前後対称な斜辺を有する刃先、または斜辺、垂直辺それぞれから成る刃先等の尖端部分を一部切断した截頭六角錐状に形成されている凸部12をプラスチックシートの折り曲げ部分Pに食い込ませて押し広げながら深溝部3を形成させると同時に、凹部13の刃先によって深溝部3相互間に直線状の切り込み部4を形成させる。
引き裂き強度が3.0〜8.0Nであることで、ボックス状に組立形成するとき、引き裂き難く、また綺麗に折り曲げ加工させて所定のボックス状の包装容器等に容易に組立させる。
上記の折り曲げ罫線入りプラスチックシートによってボックス状等に組立形成された包装容器は、その稜線が深溝部と切り込み部との配列から成る折り曲げ罫線2によって形成されることで綺麗な折り曲げ線となり、良好な体裁が維持される。
本発明によれば、プラスチック製ケースを組立形成させるプラスチックシートにおける折り曲げ部分Pに対し、長期間にわたり折り曲げ易く、同時に引き裂き、破断され難い折り曲げ罫線2を容易に加工形成でき、これによりプラスチックシートの折り曲げ部分Pを容易に折り曲げ加工することで、所定肉厚を有するプラスチックシートによる例えば箱体・ケースを簡易に組立構成することができる。
すなわちこれは本発明が、折り曲げ罫線刃11における平坦状の凸部12の押圧で形成された深溝部3と、平坦状凸部12相互間の凹部13で形成された切り込み部4とが長さ方向に設けられて成るからであり、これにより所定肉厚を有するプラスチックシートの折り曲げ部分Pを破断・分離させることなく確実に折り曲げ加工できる。
またノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12によって押圧することで幅方向に押し広げながら形成された深溝部3と、平坦状凸部12相互間の凹部13の刃先によって打ち抜かれた直線状の切り込み部4とが長さ方向に交互に設けられことで、プラスチックシートの折り曲げ部分Pをシャープに折り曲げ加工でき、ボックス状ないしケース状に組立形成後の包装容器である箱体・ケースにおける稜線部位を際だたせることができる。
また、本発明による製造方法においては、平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の凹部13とが設けられて成る折り曲げ罫線刃11で、深溝部3、浅溝状の切り込み部4を有する折り曲げ罫線2を形成するから、例えばビク打ち抜き加工、オートン打ち抜き加工等において、プラスチックシートの折り曲げ罫線加工に際し、折り曲げ部分Pの柔軟性の条件出しが容易に行える。
しかもノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の刃先部分を残した凹部13とが長さ方向に交互に設けられて成る折り曲げ罫線刃11をプラスチックシートの折り曲げ部分Pに押し付け、凸部12による押圧により深溝部3を形成すると共に、凹部13の刃先の打ち抜きによって深溝部3相互間に直線状の切り込み部4を形成することで折り曲げ罫線2を形成するものとしたので、特に、この折り曲げ罫線2は、凹部13の部分に刃先があることで、従来のような折り曲げ目的の筋押し罫線、ミシン目罫線とに対して大きな違いを有する優れた折り曲げ罫線入りプラスチックシートを容易に製造することができる。
さらに本発明による折り曲げ罫線刃11が、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の刃先部分を残した凹部13とが長さ方向に交互に設けられて成るので、ノコギリ刃状の刃先の尖端を切除するだけで、深溝部3、切り込み部4の同時形成が可能な折り曲げ罫線刃11を容易に作製することができる。
また、凸部12の形状は、左右対称、前後対称な斜辺を有する刃先、または斜辺、垂直辺それぞれから成る刃先等の尖端部分を一部切断した截頭六角錐状に形成されているので、凸部12の長手方向の長さを種々に異なるものとでき、凸部12の押圧により形成される深溝部3の長さを、凹部13の刃先の打ち抜きによって形成される切り込み部4の長さに対して自在に変更することができる。
折り曲げ罫線2における引き裂き強度を3.0〜8.0Nとしてあることで、包装容器の組立形成に際し、折り曲げでも引き裂き難く、相当期間の経過後でその起函力は減殺されず、綺麗に折り曲げ可能であり、シャープなエッジとなる稜線を備えた体裁が良好な包装容器とすることができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
以下図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号1は、予め穿設された折り曲げ罫線2の折り曲げ加工によってプラスチック製ケースを形成することが可能な、例えば肉厚0.3〜3.0mm程度で、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の硬質な材質による折り曲げ罫線入りプラスチックシートのシート部材である。
シート部材1は、例えば図5に示すように、折り曲げ部分Pを介して右側面部1A、正面部1B、左側面部1C、背面部1Dとに矩形筒状に折り曲げられ、背面部1Dの一端側縁に延設したフラップ部分1Eを右側面部に重ねて貼着可能とし、右側面部1A、左側面部1Cそれぞれの両端にサイドフラップ1Fが、また正面部1Bの両端に蓋フラップ1Gがそれぞれ折り曲げ部分Pを介して延設されている。
そしてこのシート部材1は図1に示すように、折り曲げ部分Pに対し、幅方向に押し広げながら形成さした深溝部3と、この深溝部3に比し浅く形成されることで浅溝状となる直線状の切り込み部4とが長さ方向に沿って設けられて成る折り曲げ罫線2を形成してある。このとき、折り曲げ部分Pの長さ方向に沿った折り曲げ罫線2の深溝部3の幅と切り込み部4の幅との長さは略同じであったり、その大小関係は任意であったりして良いものである。
また、これらの深溝部3と切り込み部4とは交互に設けられたり、断続的に設けられたりし、その配列形態は任意である。ただ、後述するように深溝部3、切り込み部4それぞれは、ノコギリ刃状の刃先を加工した折り曲げ罫線刃11によって一連に同時に形成されることを考慮すれば、一般的には交互に配列形成される。尚、断続的に配列形成される場合には、複数の深溝部3が幾つか連続し、或いは複数の切り込み部4が幾つか連続して配列されるもので、幾つかの深溝部3或いは幾つかの切り込み部4が任意数で不規則に配列されるのであり、これに対応して折り曲げ罫線刃11においての刃先形状が配列される。場合によっては、後述の1個の凸部12或いは凹部13を備えた折り曲げ罫線刃11を連続的に繰り返し使用することで、連続した深溝部3、切り込み部4の配列形成に対処するようにする。
そして、深溝部3の深さはシート部材1の厚みの50〜90%、好ましくは60〜80%としてある。すなわち50%未満では起函力が大きく、加工後に元の形状に戻ってしまい、90%を超えると引き裂き強度が弱く、切れ易いくなるからである。一方、切り込み部4の深さはシート部材1の厚みの20〜50%、好ましくは30〜50%としてある。すなわち20%未満では起函力が大きく、加工後に元の形状に戻ってしまい、50%を超えると引き裂き強度が弱く、切れ易いくなるからである。
このような折り曲げ罫線2は、図2に示すような折り曲げ罫線刃11をこの折り曲げ部分Pに沿って強く押し当てることによって形成される。すなわち、折り曲げ罫線刃11は、例えば打ち抜き用ロータリーダイカッター刃のノコギリ刃状の刃先として、例えば左右対称、前後対称な斜辺から成る側面から見て二等辺三角形状に尖った刃先の尖端部分を、図2(a)、(b)中に示された鎖線に沿って、例えばスパークカッター、フライス盤、平面研磨等によって切除することによって、先端平面形状が略菱形状もしくは略紡錘状等の平坦部分を有する略台形状に形成し、更に図2(c)、(d)中に示された鎖線に沿って両側面を研磨、研削等して頂部面がほぼ六角形の平坦面となるような(図2(e)参照)、截頭六角錐状の凸部12に形成し、この凸部12によってシート部材1の折り曲げ部分Pを押圧することで幅方向に押し広げながら深溝部3を形成するものとしてある。尚、刃先において、その前後とは図2(a)における横方向に沿うものであり、左右とは同じく図2(a)における奥行き方向に沿うものである。
これと同時に、平坦状凸部12相互間の三角溝状の凹部13において切除されずに残されている刃先によって深溝部3相互間を打ち抜くことにより直線状の切り込み部4を形成するようにしてある。このとき図3に示すように、切り込み部4はシート部材1を貫通せずに深溝部3の深さよりも若干浅く穿開形成されるように浅溝状となる切り込み部4に対応した、凹部13の刃先の形状をアーチ状等に成形加工しておいても良い。このように折り曲げ罫線刃11の凸部12の位置で押し加工を行い、凹部13の位置の刃先で抜き加工することで、深溝部3と切り込み部4とが折り曲げ部分Pの長さ方向に沿って交互に設けられるようにしてある(図4参照)。
尚、凸部12の形状は、左右対称、前後対称な斜辺から成る刃先の尖端部分を切断除去したものである以外に、例えば前後で非対称な斜辺から成る刃先、または斜辺、垂直辺それぞれから成る刃先等の尖端部分を一部切断した截頭六角錐状となって形成されていても良い。このとき前後非対称な斜辺である場合の先端平面形状は、前後対称な斜辺から成る場合の先端平面形状よりも長手方向の長さが短く、また斜辺、垂直辺それぞれから成る場合の先端平面形状の長さは上記したものよりもさらに短いものとなる。このように凸部12の長手方向の長さを種々に異なるものとすることで、凸部12の押圧により形成される深溝部3の長さを、凹部13の刃先の打ち抜きによって形成される切り込み部4の長さに対して自在に変更することができる。
また、シート部材1における切り込み部4を形成する凹部13は、ノコギリ刃における凸部12相互間の窪みとなっている部分である目(ノコギリ目)そのままのものとして利用するのであり、図示のように鋭角あるいは鈍角の角形となっていたり、図示を省略したが円弧形となっていたりする。尚、本発明においてのノコギリ刃自体はいわゆるあさり(歯振り)がなく、折り曲げ罫線刃11自体の長さ方向で上刃、下刃が対称で、左右両側が山(ポイント)に至るに伴い次第に肉薄となるように錐体状に切削形成されているのであり、その山部分を切除することで本発明に係る折り曲げ罫線刃11が構成される。
次に、折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法について説明するに、プラスチック製ケースを形成するための展開されたシート部材1として、例えば右側面部1A、正面部1B、左側面部1C、背面部1D、背面部1Dの一端側縁に延設したフラップ部分1E、右側面部1A、左側面部1Cそれぞれの両端に延設したサイドフラップ1F、正面部1Bの両端に延設した蓋フラップ1Gをそれぞれ折り曲げ部分Pを介して形成する(図5参照)。
そして、シート部材1の折り曲げ部分Pに対応した部位に折り曲げ罫線刃11を強く押し付けることで折り曲げ罫線2を形成加工する。すなわち、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部12と、平坦状凸部12相互間の刃先部分を残した凹部13とが長さ方向に設けられて成る折り曲げ罫線刃11をシート部材1の折り曲げ部分Pに押し付けると、凸部12が折り曲げ部分Pに食い込んで押し広げながら深溝部3を形成すると同時に、凹部13の刃先の抜き打ちによって深溝部3相互間に直線状の切り込み部4を形成する(図4参照)。このとき、図3に示すように、切り込み部4はシート部材1を貫通せずに深溝部3の深さよりも若干浅くなるように形成される。
このようにシート部材1の折り曲げ部分Pに形成された折り曲げ罫線2を介してシート部材1を山折り状もしくは谷折り状に折り曲げ加工することにより、折り曲げ罫線2が稜線となるプラスチック製ケースが形成される。すなわち、折り曲げ罫線2を介して右側面部1A、正面部1B、左側面部1C、背面部1Dとを矩形筒状に折り曲げてから、背面部1Dの一端側縁に延設したフラップ部分1Eを右側面部1Aに重ねてから例えばヒートシール加工もしくは糊材等によって貼着しておき、右側面部1A、左側面部1Cそれぞれの両端のサイドフラップ1Fを折り曲げ罫線2を介して内側に折りまげ、正面部1Bの両端の蓋フラップ1Gそれぞれを二段の折り曲げ罫線2を介して内側に折り曲げてから、蓋フラップ1Gの外側部分を背面部の内側に差し込めば良い。
また、このように形成された折り曲げ罫線2の引き裂き強度Nは3.0〜8.0N、好ましくは4.0〜6.0Nが良い。引き裂き強度Nが3.0N未満では罫線部が裂け易くなり、8.0Nを超えると罫線部の起函力が大きくなって折り曲げ難くなるからである。すなわち、起函力は8.0N以下、好ましくは4.5N以下が良く、8.0Nを超えると折り曲げ難くなり、好ましくはないのである。
シート部材1として厚さが0.3mmのポリプロピレンシートを用い、罫線刃としては図2(c)、(d)、(e)に記載の折り曲げ罫線刃11を使用して深溝部3、切り込み部4を形成した。この折り曲げ罫線部2の引き裂き強度(N)と起函力(N)とを測定した結果を表1に示す。
比較例1
シート部材1として実施例1と同じシートを用い、罫線刃としては直線状の刃を使用し、図6記載の罫線部入りプラスチックシートを製造した。この罫線部の引き裂き強度(N)と起函力(N)とを測定した結果を同じく表1に示す。
Figure 2005161851
測定方法は、以下の通りである。
引き裂き強度:JIS K7128「プラスチック−フィルム及びシートの引裂強さ試験方法」に準拠
起函力:島津製作所製引張試験機 DCS500型にシートを設置し、圧縮速度100mm/分で圧縮していき、罫線部を90°まで曲げたときの最大荷重を起函力とした。
表1から明らかなように、実施例1のシートは引き裂き難く、1週間経過後であっても綺麗に折り曲げることができた。一方、比較例1のシートでは罫線部製造直後では実施例1同様に綺麗に折り曲げることはできたが、1週間経過後で十分に折り曲がらず、一度折り曲げても元の状態に戻ってしまった。
本発明を実施するための最良の形態における折り曲げ罫線入りプラスチックシートの一例を示す斜視図である。 同じく折り曲げ罫線刃の一例を示し、ノコギリ刃に対する切除加工によって構成するとき、(a)は刃先の切除前の正面図、(b)は(a)におけるX−X断面図、(c)は刃先の切除後の正面図、(d)は(c)におけるY−Y断面図、(e)は刃先の切除、研磨後の平面図である。 同じく折り曲げ罫線刃によってプラスチックシートの折り曲げ罫線を形成する状態を示す断面図である。 同じく折り曲げ罫線入りプラスチックシートの一部拡大平面図である。 同じく包装容器とするときの折り曲げ罫線入りプラスチックシートの展開斜視図である。 従来例における折り曲げ罫線入りプラスチックシートを示すもので、(a)は折り曲げ罫線を一本の直線状の溝条部とした一部拡大平面図、(b)は折り曲げ罫線をミシン目状の切り抜き部とした一部拡大平面図である。
符号の説明
P…折り曲げ部分
1…シート部材 1A…右側面部
1B…正面部 1C…左側面部
1D…背面部 1E…フラップ部分
1F…サイドフラップ 1G…蓋フラップ
2…折り曲げ罫線 3…深溝部
4…切り込み部
11…折り曲げ罫線刃 12…凸部
13…凹部
101…溝条部 102…切り抜き部

Claims (12)

  1. 予め穿設された罫線の折り曲げ加工によってプラスチック製ケースを形成することが可能な折り曲げ罫線入りプラスチックシートであって、折り曲げ罫線は、折り曲げ罫線刃における平坦状の凸部の押圧で形成された深溝部と、平坦状凸部相互間の凹部で形成された切り込み部とが長さ方向に設けられて成ることを特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチックシート。
  2. 深溝部と切り込み部とは交互または断続的に配列されている請求項1に記載の折り曲げ罫線入りプラスチックシート。
  3. 予め穿設された罫線の折り曲げ加工によってプラスチック製ケースを形成することが可能な折り曲げ罫線入りプラスチックシートであって、折り曲げ罫線は、ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部によって押圧することで幅方向に押し広げながら形成された深溝部と、平坦状凸部相互間の凹部の刃先によって打ち抜かれた直線状の切り込み部とが長さ方向に交互に設けられて成ることを特徴とする折り曲げ罫線入りプラスチックシート。
  4. 折り曲げ罫線における引き裂き強度は、3.0〜8.0Nである請求項1乃至3のいずれかに記載の折り曲げ罫線入りプラスチックシート。
  5. 平坦状の凸部と、平坦状凸部相互間の凹部とが設けられて成る折り曲げ罫線刃をプラスチックシートの折り曲げ部分に押し付け、凸部により深溝部を形成すると共に、凹部によって切り込み部を形成することで折り曲げ罫線を形成することを特徴とした折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法。
  6. 深溝部と切り込み部とを交互または断続的に配列させる請求項5に記載の折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法。
  7. ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部と、平坦状凸部相互間の刃先部分を残した凹部とが長さ方向に交互に設けられて成る折り曲げ罫線刃をプラスチックシートの折り曲げ部分に押し付け、凸部により深溝部を形成すると共に、凹部の刃先の打ち抜きによって深溝部相互間に直線状の切り込み部を形成することで折り曲げ罫線を形成することを特徴とした折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造方法。
  8. 平坦状の凸部と、平坦状凸部相互間に刃先を有する凹部とが長さ方向に設けられて成ることを特徴とした折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃。
  9. 凸部と凹部とは交互または断続的に配列されている請求項8に記載の折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃。
  10. ノコギリ刃状の刃先の尖端が切除された平坦状の凸部と、平坦状凸部相互間の刃先部分を残した凹部とが長さ方向に交互に設けられて成ることを特徴とした折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃。
  11. 凸部の形状は、左右対称、前後対称な斜辺を有する刃先、または斜辺、垂直辺それぞれから成る刃先等の尖端部分を一部切断した截頭六角錐状に形成されている請求項10記載のプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃。
  12. 請求項1乃至4のいずれかに記載の折り曲げ罫線入りプラスチックシートによって形成されて成ることを特徴とする包装容器。
JP2004330247A 2003-11-14 2004-11-15 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃 Active JP3989483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004330247A JP3989483B2 (ja) 2003-11-14 2004-11-15 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003384742 2003-11-14
JP2004330247A JP3989483B2 (ja) 2003-11-14 2004-11-15 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005161851A true JP2005161851A (ja) 2005-06-23
JP3989483B2 JP3989483B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=34741772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004330247A Active JP3989483B2 (ja) 2003-11-14 2004-11-15 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3989483B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008595A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 販売促進用陳列広告媒体
JP2012254597A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Nippon Tokan Package Kk 罫線の形成法
WO2013092325A1 (fr) * 2011-12-19 2013-06-27 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Procede et dispositif de coupe d'une nappe de renfort en pointille
JP2015101349A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 凸版印刷株式会社 首掛け景品、首掛け景品付き容器、及び吊り下げ具
WO2016023164A1 (zh) * 2014-08-12 2016-02-18 新协力包装制品(深圳)有限公司 包装盒的压痕线压线刀具及压痕线结构
JP2016088528A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 凸版印刷株式会社 包装容器およびその解体方法
US10022929B2 (en) 2011-12-19 2018-07-17 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tyre and method of manufacturing a tyre triangulation belt

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008595A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Daiichi Sankyo Healthcare Co Ltd 販売促進用陳列広告媒体
JP2012254597A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Nippon Tokan Package Kk 罫線の形成法
WO2013092325A1 (fr) * 2011-12-19 2013-06-27 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Procede et dispositif de coupe d'une nappe de renfort en pointille
US9701079B2 (en) 2011-12-19 2017-07-11 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Method and device for the perforated cutting of a reinforcing ply
US10022929B2 (en) 2011-12-19 2018-07-17 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Tyre and method of manufacturing a tyre triangulation belt
JP2015101349A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 凸版印刷株式会社 首掛け景品、首掛け景品付き容器、及び吊り下げ具
WO2016023164A1 (zh) * 2014-08-12 2016-02-18 新协力包装制品(深圳)有限公司 包装盒的压痕线压线刀具及压痕线结构
JP2016088528A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 凸版印刷株式会社 包装容器およびその解体方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3989483B2 (ja) 2007-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5475378B2 (ja) 開封機能付包装箱
JP5960547B2 (ja) 紙製容器および紙製品の破断用罫線構造
US9725207B2 (en) Easy open carton
JP3989483B2 (ja) 折り曲げ罫線入りプラスチックシートの製造に使用される折り曲げ罫線刃
JP4741647B2 (ja) 開封用切込ライン付箱形容器
JP4795869B2 (ja) 包装体
JP5368647B1 (ja) 綴じ部を有するシート及び該シートの綴じ方法
JP6240355B1 (ja) 緩衝材用フィルム、緩衝材用フィルムの製造方法および緩衝材用フィルムの製造装置
JP2012051229A (ja) 段ボールシートとその罫線加工方法
US561092A (en) Protective cutter
JP2006036340A (ja) シートの切り裂き構造とその作製方法
JP3203289U (ja) 紙製品
JP2010017954A (ja) 段ボールの抜型
JP2010052049A (ja) 抜型
JP2003025277A (ja) 段ボール板切断加工用刃物
JP2010030614A (ja) 易廃棄機能付包装用箱
JP4448011B2 (ja) 包装箱
JP2000280374A (ja) リード罫の形成用刃物
JP3785112B2 (ja) 折り曲げ用ミシン目入りのプラスチックシート
JP3114581U (ja) 段ボールシートの打抜き型
JP5774574B2 (ja) 連包袋の折り重ね方法および折り重ね用ミシン目形成ナイフ
JP3240659U (ja) トムソン型
JP2020001820A (ja) 包装箱
JP2010013128A (ja) 易廃棄機能付包装用箱
JP6456053B2 (ja) 包装用箱

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070717

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3989483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130727

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250