JP5475378B2 - 開封機能付包装箱 - Google Patents

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この発明は、側面の一部に開封用の切断線が設けられている開封機能付包装箱に関する。
従来、商品を収容して販売する包装箱には、開封用の切断線が設けられているものがある。この切断線は、等間隔で切残部を介して切り部が並べられているミシン線やジッパー線と言われるものである。さらに、ミシン線等の他に、特許文献1,2に開示されているように、表面の半切線と裏面の半切線を僅かにずらして互いに平行に一対設け、この一対の半切線に沿って包装箱の側面を破断して開封するものがある。
特許文献1に開示されている紙箱は、天板の蓋となる部位を切断して開口を設けるものであり、蓋の外面に形成された外面半切線と、この外面半切線よりも内側の蓋内面に形成された内面半切線が設けられ、外面半切線と内面半切線の層間剥離を利用して開封するものである。
特許文献2に開示されているトップオープン型紙箱は、上面板の開口予定位置に表面側と裏面側の2本の近接する平行な半切れ線からなる段差半切れ線で開口可能に設けられ、2本の段差半切れ線の少なくとも一方を破線状半切れ線で設けているものである。
特開2006−89070号公報 特開2006−151464号公報
上記背景技術の特許文献1,2に開示された破断線の場合、開封した開口部の周縁部または蓋部の周縁部に、層間剥離されて破断した半切線の縁部が残り、その縁部で手を切るおそれがあった。さらに、切残部は破断させた端部がそのまま露出し、外観形状がきれいではなく、収容した商品のイメージと合わない場合もあった。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で弱い力で容易に開封することができ、開封後の開口縁部がきれいであり、安全性も高い開封機能付包装箱を提供することを目的とする。
本発明は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、前記側面に設けられ前記箱体形成片の表面から厚みの途中までの深さで形成されている表半切線と、前記表半切線の近傍に前記表半切線に沿って設けられ前記箱体形成片の裏面から厚みの途中までの深さで形成されている裏半切線が設けられ、前記裏半切線は所定の装飾パターンに形成され、前記箱体形成片は、4個の側面が折罫線で互いに直角に折り曲げられて筒状に組み立てられ、互いに平行な一対の側面の一方には、前記表半切線である正面表半切線と前記裏半切線である正面裏半切線が前記側面の連接方向に対してほぼ平行に設けられ、他方の側面には前記側面の連接方向に対してほぼ平行に折曲線が設けられ、前記一対の側面に直角に交差する互いに平行な一対の側面には、前記正面表半切線と前記折曲線に連続する前記表半切線である横面表半切線と、前記表半切線に沿う前記裏半切線である横面裏半切線がそれぞれ設けられ、前記横面表半切線は、前記折罫線と交差する部分が切り残され、この切り残された部分の裏面側には、前記折罫線に沿って形成され前記横面裏半切線に連続する短裏半切線が設けられ、前記表半切線と前記裏半切線を破断して開封することにより、開封した開口縁部の剥離裏面部には、前記裏半切線により形成された装飾模様が残される開封機能付包装箱である。前記装飾模様は、切断端縁が波状に形成され、連続波状の剥離裏面部が、前記表半切線の位置から突出して残されるものである。
また、前記裏半切線は一定の波形に形成され、開封した開口縁部に突出する前記剥離裏面部は、均一な波形となる。なお、前記裏半切線は、不ぞろいな波形や、連続する半円形など何でも良い。さらに、前記折曲線と前記折罫線の交点には短い切断線が形成されていても良い。
前記正面表半切線は隣接して2本が設けられ、前記2本の正面表半切線は中央部分が互いに近づくように湾曲して形成され、前記正面裏半切線は2本設けられ、前記2本の正面表半切線よりも互いに近づく方向へ各々移動した位置に前記正面表半切線に沿って湾曲して各々設けられ、前記正面表半切線の各端部は前記折罫線付近に達し、前記折罫線には前記正面表半切線の端部同士を連結するコの字形の切断線が各々設けられ、前記一対の正面表半切り線と前記一対のコの字形の切断線で囲まれた部分は一方向に長い開封用の切離帯部となり、前記コの字形の切断線と前記正面表半切線との間は切り残され、この切り残された部分の裏面には、前記コの字形の切断線と前記正面裏半切線に連続する短裏半切線が設けられているものである。
本発明の開封機能付包装箱は、簡単な構造で弱い力で容易に開封することができ、開封後の開口縁部は波形の曲線等の装飾模様を有した比較的柔らかい剥離裏面部が残り、開口縁部から商品を取り出すとき手に触れても安全であり、開口縁部に接触することによる怪我を防ぐことができる。また、開封すると、その切断端縁部に装飾模様が現れ、従来あまり見栄えが良くなかった開封口の外観が良好なものとなる。
開封機能付包装箱の一実施形態の斜視図(a)と、切離帯部を取り外す途中の状態を示す斜視図(b)と、切離帯部を取り外して開口部が形成された状態を示す斜視図(c)と、開封した状態を示す斜視図(d)である。 この実施形態の開封機能付包装箱の展開図である。 この実施形態の開封機能付包装箱の折り畳んだ状態を示す正面図である。 この発明の他の実施形態の開封機能付包装箱の斜視図(a)と、表半切線を破断する途中の状態を示す斜視図(b)と、開封した状態を示す斜視図(c)である。 この発明の他の実施形態の開封機能付包装箱の展開図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3は開封機能付包装箱の実施形態を示すもので、この実施形態の開封機能付包装箱10は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片12を組み立てて設けられている。図2は箱体形成片12を表面から見た展開図であり、箱体形成片12は、側面14,16,18,20が、互いに平行に連接して形成されている。側面14,16,18,20は、連接している幅方向は同じ長さであり、連接方向の長さは側面14,18が長くて互いにほぼ等しく、側面16,20は短くて互いにほぼ等しい。さらに、側面20の側縁部には、開封機能付包装箱10の組立状態で側面14の裏面に糊付けされる糊付片22が設けられている。側面14,16,18,20、糊付片22は、各々折罫線24,26,28,30で区切られている。
側面14において、側面どうしの連接方向に対して直角な方向の一端部には、矩形の内側上蓋片32が折罫線34で区切られて設けられている。側面14の、折罫線34と反対側の端部には、内側底蓋片36が折罫線38で区切られて設けられている。側面14には、折罫線34に近い位置に、折罫線34に対して平行に開蓋時の折曲線40が設けられている。折曲線40の途中には、折り曲げ易いように短い切断線が4本設けられている。折曲線40と折罫線24の交点には、短い切断線42が形成され、切断線42は、折曲線40と折罫線24の交点に交差して一方の端部は側面14の中心側へ向かって斜め下方に延出し、他方の端部は側面16へ斜め上方に延出している。
側面16の、側面14の折罫線34に隣接する端部には、台形状のフラップ44が折罫線46で区切られて設けられている。側面16の、折罫線46と反対側の端部には、台形状のフラップ48が折罫線50で区切られて設けられている。側面16には、横面表半切線52が設けられている。横面表半切線52は、箱体形成片12の表面から箱体形成片12の厚みの途中に達する深さに切断された半切線で設けられ、折罫線24と折曲線40の交点から、斜め下方に延出して折罫線26に達する直線である。折罫線24と折罫線26と交差する部分は、僅かに切り残されている。横面表半切線52の少し底面側には、横面裏半切線54が設けられている。横面裏半切線54は、箱体形成片12の裏面から箱体形成片12の厚みの途中に達する深さに切断された半切線で設けられ、横面表半切線52に対して平行な直線であり、折罫線24の交点付近では折罫線24に直角に交差するように曲がっている。なお、折曲線40と折罫線24の交点から折罫線24に沿って短裏半切線43が設けられ、横面裏半切線54は短裏半切線43の途中に達している。横面裏半切線54の、折罫線26と交差する部分は、折罫線26に設けられた後述する切断線68の途中に達している。
側面18の、側面16の折罫線46に隣接する端部には、矩形の外側上蓋片56が折罫線58で区切られて設けられている。側面18の、折罫線58と反対側の端部には、矩形の外側底蓋片60が折罫線62で区切られて設けられている。側面18の表面側には、側面18の中心を挟んで一対の正面表半切線64,66が設けられている。正面表半切線64は、折罫線58に対してほぼ平行に、折罫線26の近傍から折罫線28の近傍に達して設けられ、中央部分が側面18の中心へ近づくように下方に湾曲している。正面表半切線66は、正面表半切線64と対称形であり、中央部分が側面18の中心へ近づくように上方に湾曲している。
側面16との間の折罫線26には、正面表半切線64,66の、折罫線26側の端部を連結するコの字形の切断線68が設けられている。切断線68は、箱体形成片12の厚みを貫通するものであり、正面表半切線64,66の端部の延長上に、切残部を介して連続する一対の横線部と、この横線部が折罫線26を越えて側面16に僅かに延出した端部を折罫線26に対して平行に連結する縦線部が設けられ、一対の横線部と縦線部の間の角部は丸く面取りされている。側面20との間の折罫線28にも同様に、正面表半切線64,66の、折罫線28側の端部を連結するコの字形の切断線70が設けられている。正面表半切線64,66と、切断線68,切断線70で囲まれた部分は、一方向に長い開封用の切離帯部72となる。
切離帯部72の、正面表半切線64の少し内側の裏面側には、正面裏半切線74が設けられている。正面裏半切線74は正面表半切線64に沿って湾曲し、全体に均一に波形に設けられている。正面裏半切線74の両端部には直線の短裏半切線76がそれぞれ連続し、各短裏半切線76の先端は切断線68または切断線70の上方の横線部に連続している。切離帯部72の、正面表半切線66の少し内側にも同様に、正面裏半切線78が設けられている。正面裏半切線78は正面表半切線66に沿って湾曲し、全体に均一に細かい波形に設けられている。各正面裏半切線78の両端部には、直線の短裏半切線80がそれぞれ連続し、各短裏半切線80の先端は切断線68または切断線70の下方の横線部に連続している。
側面20の、側面18の折罫線58に連接する端部には、台形状のフラップ82が折罫線84で区切られて設けられている。側面20の、折罫線84と反対側の端部には、台形状のフラップ86が折罫線88で区切られて設けられている。側面20の表面側には、横面表半切線90が設けられている。横面表半切線90は、側面16の横面表半切線52と、側面18を挟んで対称形であり、折罫線28と切断線70との上側の交点から、斜め上に延出して折罫線30に達する直線である。折罫線28と折罫線30と交差する部分は、僅かに切り残されている。横面表半切線90の少し下方の裏面側には、横面裏半切線92が設けられている。横面裏半切線92は、側面16の横面裏半切線54と、側面18を挟んで対称形である。
折罫線30には切断線94と短裏半切線96が設けられ、切断線94と短裏半切線96は、折罫線24の切断線42、短裏半切線43と、側面18を挟んで対称形である。
糊付片22には、切断線94の近傍に、折罫線84と平行な切断線98が設けられている。切断線98の両端部は、折罫線30または糊付片22の側縁部の間が切り残されている。
次に、この実施形態の開封機能付包装箱10の組立方法の一例について説明する。なお、ここでは、図2が開封機能付包装箱10の箱体形成片12の表面を見たものであり、箱体形成片12の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、折罫線28を正折りして糊付片22の表面に糊100を塗布する。次に、折罫線24を正折りし、側面14の裏面が糊100により糊付片22の表面に糊付けされ、図3に示す折り畳み状態となり、この状態で出荷される。次に、商品を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を90°に正折りして四角形の箱体にする。このとき、切離帯部72の両端部は、切断線68,70により側面16,20から起こされて、側面18の延長上に折罫線26,28を越えて僅かに突出する。
次に、内側底蓋片36の表面に糊102を塗布する。折罫線50,88でフラップ48,86を90°に正折りし、その後折罫線38で内側底蓋片36を90°に正折りし、折罫線62で外側底蓋片60を90°に正折りし、外側底蓋片60の裏面が糊102により内側底蓋片36の表面に糊付けされ、底面が形成される。この状態で、箱体内に商品を収容した後、内側上蓋片32の表面に糊101を塗布し、折罫線46,84でフラップ44,82を90°に正折りし、その後折罫線34で内側上蓋片32を90°に正折りし、折罫線58で外側上蓋片56を90°に正折りし、外側上蓋片56の裏面が糊101により内側上蓋片32の表面に糊付けされ、蓋面が形成され、図1(a)に示す状態となる。
次に、この実施形態の開封機能付包装箱10の使用方法について説明する。開封機能付包装箱10を開封するときは、切離帯部72の切断線68で区切られた端部を持ち、図1(b)に示すように正面表半切線64,66、正面裏半切線74,78を破断しながら引き剥がして、図1(c)に示すように切離帯部72を取り外して側面18を上部と下部に分断する。なお、切離帯部72は、切断線68と反対側の切断線70で区切られた端部を持って切離帯部72を取り外しても良い。切断線68,70は、短裏半切線76,80正面裏半切線74,78に連続しているため、いずれの方向からひきはがしてもきれいに正面裏半切線74,78が破断される。
切離帯部72を取り外すと開口部104が形成され、作られた開口部104に指を入れて側面18の上部を押し上げると、側面16,20が横面表半切線52,90、横面裏半切線54,92で破断されて上部と下部に分断する。このとき、図1(d)に示すように側面14が折曲線40で任意の角度に逆折りされて、側面16,18,20の上部が折曲線40を中心に回転して開口部104が広がり、中に収容された商品を容易に取り出すことができる。開口部104の開口縁部には、正面表半切線64,66と正面裏半切線74,78により、紙面の表裏で剥離されて切断された波形の剥離裏面部106が表れる。剥離裏面部106は、正面表半切線64,66の位置から開口部の中心に向かって突出して残されている。側面16,20の分断された開口縁部にも、横面表半切線52,90と横面裏半切線54,92により、表裏で剥離されて切断された直線状の剥離裏面部108が、横面表半切線52,90の位置から突出して残されている。横面裏半切線54,92は、折罫線24,30上に設けられた短裏半切線43,96に交差して達しているため、剥離裏面部108の端部はきれいにカットされ、隣接する側面14と糊付片22の裏面に連続することが無い。
この実施形態の開封機能付包装箱10によれば、簡単な構造で弱い力で容易に開封することができる。さらに、開封後の開口縁部には、表面が剥離されて薄くなり比較的柔らかく波形の剥離裏面部106が露出すれるため、開口縁部から商品を取り出すときに、剥離裏面部106の縁に手が触れても、手を切ることがなく安全であり、開口縁部に接触することによる怪我を防ぐことができる。剥離裏面部106は波形が綺麗な状態で残り、開封後の外観が良好である。また、切離帯部72は、切断線68側の端部と、切断線70側の端部の両方から破断することができるため、開封方向を自由に選択することができる。切離帯部72は、大部分が正面表半切線64,66と正面裏半切線74,78で囲まれているため、紙を貫通する切断線の部分が少ないため、カートン強度を低下させることが無く、輸送時の安全を確保することができる。切離帯部72は、カートン強度を低下させないため、表裏面に形成される正面表半切線64,66と正面裏半切線74,78に、切り残し部を短い間隔で設けることが不要であり、正面表半切線64,66や正面裏半切線74,78をなめらかな連続した直線や曲線で形成することができる。このため、表面デザインが自由になり、切離帯部72の位置を気にせず、自由に表現することができる。
次にこの発明の他の実施形態について図4、図5に基づいて説明する。なお、ここで、上記実施形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の開封機能付包装箱110は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された箱体形成片112を組み立てて設けられている。図5は箱体形成片112を表面から見た展開図であり、箱体形成片112の側面18には、折罫線58に対して平行に正面表半切線114が設けられている。正面表半切線114は、折罫線26と側面16の横面表半切線52との交点と、折罫線28と側面20の横面表半切線90との交点を結ぶ直線であり、正面表半切線114の途中には、中心の両側2箇所に切残部116が設けられている。正面表半切線114の、折罫線62に近い位置には、正面裏半切線118が設けられている。正面裏半切線118は、正面表半切線114に対して平行な直線であり、全体に均一に細かい波形が設けられている。正面裏半切線118の両端部は、傾斜する直線で設けられ正面表半切線114と折罫線26、または正面表半切線114と折罫線28の交点に連続している。
側面16には、横面表半切線52と折罫線26の交点から横面裏半切線54にほぼ直角に達する短裏半切線120が設けられている。側面20には、横面表半切線90と折罫線28の交点から横面裏半切線92にほぼ直角に達する短裏半切線122が設けられている。
この実施形態の開封機能付包装箱110の組立方法は、上記実施形態の開封機能付包装箱10と同様であり、図4(a)に示す組立状態となる。この実施形態の開封機能付包装箱110の使用方法は、先ず開封機能付包装箱110を開封するときは図4(b)に示すように、側面18の正面表半切線114より僅かに上を箱内方向へ押して、正面表半切線114の切残部116を破断し、側面18を上部と下部に分断する。そして、破断された正面表半切線114に指を入れて側面18の上部を押し上げると、側面16,20が横面表半切線52,90、横面裏半切線54,92で破断されて上部と下部に分断される。このとき、図4(c)に示すように側面14が折曲線40で任意の角度に逆折りされて、側面16,18,20の上部が折曲線40を中心に回転して破断された正面表半切線114で開口部が形成され、中の商品を容易に取り出すことができる。破断された正面表半切線114の縁部には、正面裏半切線118で切断された波形の剥離裏面部126が、正面表半切線114の位置から突出して残される。側面16,20の分断された部分にも、横面裏半切線54,92で切断された直線の剥離裏面部124,125が、横面表半切線52,90の位置から突出して残される。
この実施形態の開封機能付包装箱110によれば、上記実施形態と同様の効果を有するものである。側面18には、正面表半切線114が1本設けられているだけであり、外観がすっきりとしたものであり、またカートン強度が高いものとなる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各表半切線の形状や設ける位置は、自由に設定可能であり、各裏半切線の形状も均一な波形以外でもよく、不規則な波形や一方向に傾斜した波、連続する三角形や半円形等、何でも良い。表半切線と裏半切線の間隔も、適宜変更可能である。さらに、上下に分断される3個の側面のすべての裏半切線を、直線以外の波形等にしてもよい。立方体に組み立てられる包装箱以外に、ミシン線で開封されるいろいろな形状の包装用品に使用することができる。
10 開封機能付包装箱
12 箱体形成片
14,16,18,20 側面
40 折曲線
52,90 横面表半切線
54,92 横面裏半切線
64,66 正面表半切線
72 切離帯部
74,78 正面裏半切線
104 開口部
106,108 剥離裏面部

Claims (4)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、
    この箱体形成片には、互いに平行に連接された側面と、前記側面に設けられ前記箱体形成片の表面から厚みの途中までの深さで形成されている表半切線と、前記表半切線の近傍に前記表半切線に沿って設けられ前記箱体形成片の裏面から厚みの途中までの深さで形成されている裏半切線が設けられ、前記裏半切線は所定の装飾パターンに形成され、
    前記箱体形成片は、4個の側面が折罫線で互いに直角に折り曲げられて筒状に組み立てられ、互いに平行な一対の側面の一方には、前記表半切線である正面表半切線と前記裏半切線である正面裏半切線が、前記側面の連接方向に対してほぼ平行に設けられ、他方の側面には前記側面の連接方向に対してほぼ平行に折曲線が設けられ、前記一対の側面に直角に交差する互いに平行な一対の側面には、前記正面表半切線と前記折曲線に連続する前記表半切線である横面表半切線と、前記表半切線に沿う前記裏半切線である横面裏半切線が設けられ、
    前記横面表半切線は、前記折罫線と交差する部分が切り残され、この切り残された部分の裏面側には、前記折罫線に沿って形成され前記横面裏半切線に連続する短裏半切線が設けられ、
    前記表半切線と前記裏半切線を破断して開封することにより、開封した開口縁部の剥離裏面部には、前記裏半切線により形成された装飾模様が残されることを特徴とする開封機能付包装箱。
  2. 前記装飾模様は、切断端縁が波状に形成され、連続波状の剥離裏面部が、前記表半切線の位置から突出して残される請求項1記載の開封機能付包装箱。
  3. 前記折曲線と前記折罫線の交点には短い切断線が形成されている請求項1記載の開封機能付包装箱。
  4. 前記正面表半切線は隣接して2本が設けられ、前記2本の正面表半切線は中央部分が互いに近づくように湾曲して形成され、前記正面裏半切線は2本設けられ、前記2本の正面表半切線よりも互いに近づく方向へ各々移動した位置に前記正面表半切線に沿って湾曲して各々設けられ、前記正面表半切線の各端部は前記折罫線付近に達し、前記折罫線には前記正面表半切線の端部同士を連結するコの字形の切断線が各々設けられ、前記一対の正面表半切り線と前記一対のコの字形の切断線で囲まれた部分は一方向に長い開封用の切離帯部となり、前記コの字形の切断線と前記正面表半切線との間は切り残され、この切り残された部分の裏面には、前記コの字形の切断線と前記正面裏半切線に連続する短裏半切線が設けられている請求項1記載の開封機能付包装箱。
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