JP2005157346A - 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子 - Google Patents

液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2005157346A
JP2005157346A JP2004322855A JP2004322855A JP2005157346A JP 2005157346 A JP2005157346 A JP 2005157346A JP 2004322855 A JP2004322855 A JP 2004322855A JP 2004322855 A JP2004322855 A JP 2004322855A JP 2005157346 A JP2005157346 A JP 2005157346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
independently
liquid crystal
single bond
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004322855A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4779339B2 (ja
Inventor
Norihisa Tamura
典央 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Petrochemical Corp, Chisso Corp filed Critical Chisso Petrochemical Corp
Priority to JP2004322855A priority Critical patent/JP4779339B2/ja
Publication of JP2005157346A publication Critical patent/JP2005157346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779339B2 publication Critical patent/JP4779339B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract


【課題】 安定なプレチルト角を発現し、高い電圧保持率(VHR)を有し、残留電荷が少なく、表示むらが発生し難い等、液晶表示素子に要求される諸特性を高水準で満たしながら、特に優れた配向性を発現する液晶配向剤を提供する。
【解決手段】 式(1−1)で表わされる構成単位が10〜100モル%と、式(1−2)で表わされる構成単位が90〜0モル%からなるポリアミック酸、またはこのポリアミック酸をイミド化することにより得られるポリイミドを含有する液晶配向剤である。

Figure 2005157346

Figure 2005157346

式中、Rは4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、AおよびAは2価の芳香環を表わし、Xは単結合、酸素または硫黄を表わし、Qはアルキレンを表す。
【選択図】なし

Description

本発明はポリアミック酸および/またはポリイミドを含有する新規な液晶配向剤並びにこの配向剤から得られる配向膜を有する液晶表示素子に関する。
液晶表示素子は画面の拡大化やカラー化、コントラストや発色等の表示品位や応答速度向上の要求に伴い、ツイステッドネマチック(Twisted Nematic:TN)から、スーパーツイステッドネマチック(Super Twisted Nematic :STN)へ、さらに画素一つ一つに薄膜トランジスタ(Thin Filmed Transistor:TFT)を取り付けたTFT型表示素子へと発展してきている。近年ではTFT型表示素子の駆動方式の改良が進み、例えば視野角をさらに拡大するため、イン−プレ−ン−スイッチング(In-Plain Switching:IPS)方式や垂直配向(Vertical Alignment:VA)方式が開発され、さらに動画対応可能な応答速度を持つ光学補償ベンド(Optically Compensated Bend:OCB)方式が開発されている。
配向膜は表示素子において液晶分子を一定方向に配向させること、基板平面に対して傾けること(プレチルト角を付与する)の2つの役割を果たしている。基板平面に対する液晶分子の傾きはプレチルト角と呼ばれる。本明細書中でも以降この名称を使用する。配向膜には、分子配向の経時的な、化学的な、および熱的な劣化を最小限に抑えるため、ガラス転移点(Tg)が高く耐薬品性や耐熱性に優れたポリイミド薄膜がその材料として主に使用されている。配向膜は、通常ポリアミック酸または可溶性ポリイミドの溶液(以下、ワニスと略すこともある)をスピナー法や印刷法等により電極付ガラス基板に塗布し、その基板を加熱してポリアミック酸を脱水、閉環するか、または可溶性ポリイミド溶液の溶媒を蒸発させることによってポリイミドの薄膜を得、さらにラビング等の配向処理工程を経て得られる。
このような配向膜には下記のような液晶表示素子にもたらす効果が要求される。
(1)液晶分子に適切なプレチルト角を付与すること。しかも該プレチルト角が、ラビング時の押込み強度や加熱時の温度の差による変化が小さいこと。
(2)液晶表示素子の配向の欠陥が発生しない配向処理が可能であること。
(3)液晶表示素子に適切な電圧保持率(Voltage Holding Ratio: VHR)を与えることができること。
(4)液晶表示素子に任意の画像を長時間表示させた後、別の画像に変えたときに前の画像が残像として残る「焼き付き」と呼ばれる現象が起きにくいこと。
特にTFT型表示素子に用いられる高品質な配向膜は、高い電圧保持率を有し、しかも焼き付き現象を起こしにくいことが要求されている。
焼き付き現象は、印加電圧により生じた電気二重層の緩和に起因するもの、表示素子に含まれるイオン等の荷電粒子が電圧印加により局在化することによって発生する残留電荷に起因するもの、液晶に対する低い配向規制力に起因するもの等があるといわれている。特に、対向する基板間の液晶のねじれ角が大きいSTN方式や櫛型電極を用い液晶に印加する電界方向が基板界面にほぼ平行となるIPS方式の表示素子においては、液晶に対する配向規制力の大きい配向膜が求められている。
また特にIPS方式の表示素子では、黒表示を行った場合に光漏れの少ないこと(黒レベルが良いこと)が求められている。この黒レベルを良くするためには、上記のように、液晶に対する配向規制力が大きいだけでなく、膜表面の配向方向がラビングにより良く揃うような配向膜材料が必要である。
さらに、近年駆動電圧の低電圧化に伴って誘電率異方性が大きい液晶が用いられるようになるにつれて、ディスプレイの面内に発生する表示むら(輝度むら)が問題視されるようになっている。特に、配向膜をラビング処理したときに発生する削りかすを除去するため水洗を行うと、水洗した跡が表示むらとして残ってしまう現象が発生する場合があり、大きな問題となっている。
特許文献1には下記一般式(A)の構成単位を有するポリマーが液晶配向剤として使用できることが記載されている。しかしながらこのポリマーを液晶配向剤として使用したときの特性に関する記載はない。

Figure 2005157346
また、特許文献2には下記一般式(B)の化合物を含むポリアミック酸と他のポリアミック酸溶液とを混合して得られる配向剤を配向膜として用いることにより、配向性、消費電流値、VHR、および残留電荷等の特性を改善出来ることが記載されている。

Figure 2005157346
また、特許文献3には下記一般式(C)の化合物を含むポリアミック酸と他のポリアミック酸溶液とを混合して得られる配向剤を配向膜として用いることにより、配向性を改善出来ることが記載されている。

Figure 2005157346
特開平11−322925号公報 特開平11−193346号公報 特許第3169062号公報
本発明の目的は安定なプレチルト角を発現し、高い電圧保持率(VHR)を有し、残留電荷が少なく、表示むらが発生し難い等、液晶表示素子に要求される諸特性を高水準で満たしながら、特に優れた配向性を発現する液晶配向剤を提供することである。
本発明者等は上記の課題の解決のため鋭意研究した。その結果、液晶表示素子に使用される液晶配向剤として、下記の構成によるポリアミック酸および/もしくはポリイミドを使用する事により、所期の目的が達成できることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成した。
本発明は、以下の事項から構成される。
[1]式(1−1)で表わされる構成単位が10〜100モル%と、式(1−2)で表わされる構成単位が90〜0モル%からなるポリアミック酸、またはこのポリアミック酸をイミド化することにより得られるポリイミドを含有する液晶配向剤。

Figure 2005157346

Figure 2005157346
式中、Rは独立に4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、AおよびAは独立に2価の芳香族基または縮合環基を表わし、この芳香族基または縮合環基上の1つ以上の水素は炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシまたはフッ素で置換されていてもよく、Xは単結合、酸素または硫黄を表わし、Qは−(CH−または−((CHO)(CH−であり、pは3から10、qは1から3の整数であり、R、R、A、AおよびXは構成単位毎に異なっていてもよく、Qが−(CH−で、Xが単結合または酸素の場合、AおよびAが同時に無置換のフェニレンであることはない。
[2]項1に記載のポリアミック酸またはポリイミドを1〜99重量%と式(2)で示される構成単位からなるポリアミック酸を1〜99重量%含有するポリマー成分を含有する項1に記載の液晶配向剤。

Figure 2005157346
式(2)中、Rは4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、R,Rは構成単位毎に異なっていてもよく、式(2)で示される構成単位は式(1−1)で示される構成単位とは互いに異なるものである。
[3]項1に記載のポリアミック酸またはポリイミドを1〜99重量%と式(3)で示される構成単位からなるポリイミドを1〜99重量%含有するポリマー成分を含有する項1に記載の液晶配向剤。

Figure 2005157346

式(3)中、Rは4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、R,Rは構成単位毎に異なっていてもよく、式(2)で示される構成単位は式(1−1)で示される構成単位とは互いに異なるものである。
[4]式(1−1)において、AおよびA2が独立に式(5)〜(7)の何れか一つで表される基である項1に記載の液晶配向剤。

Figure 2005157346

Figure 2005157346

Figure 2005157346
式中、R〜R31は独立に水素、フッ素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキシを表わし、nおよびmは独立に0または1を表す。
[5]式(1−1)において、AおよびA2が独立に前記式(5)〜(7)の何れか一つで表される基である項2に記載の液晶配向剤。
[6]式(1−1)において、AおよびA2が独立に前記式(5)〜(7)の何れか一つで表される基である項3に記載の液晶配向剤。
[7]式(1−1)及び(1−2)において、Rが独立に式(8)〜(15−2)で表される基から選ばれる4価の基の少なくとも1つである項1または4に記載の液晶配向剤。

Figure 2005157346
式中、Gは単結合、炭素数1〜12のアルキレン、1,4−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンを表わし、Gは単結合、−CH−、−CHCH−、−O−、−CO−、−S−、−C(CH−、または−C(CF−であり、Xは単結合または−CH−であり、R32、R33、R34、およびR35は独立に水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、R36は水素、またはメチルを表わし、R37は水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、環Aは独立にシクロヘキサン環またはベンゼン環を表わし、並びにqは1または2を表わし、式(15−2)で示される基は2個の結合手が互いにα−位に位置する2組の結合手よりなる。
[8]式(1−1)及び(1−2)において、Rが独立に前記式(8)〜(15−2)で表される基から選ばれる4価の基の少なくとも1つである項2または5に記載の液晶配向剤。
[9]式(1−1)及び(1−2)において、Rが独立に前記式(8)〜(15−2)で表される基から選ばれる4価の基の少なくとも1つである項3または6に記載の液晶配向剤。
[10]式(1−1)、(1−2)及び(2)においてR及びRが独立に前記式(8)〜(15−2)で表される基の何れかである項2、5または8に記載の液晶配向剤。
[11]式(1−1)、(1−2)及び(3)においてR及びRが独立に前記式(8)〜(15−2)で表される基の何れかである項3、6または9に記載の液晶配向剤。
[12]式(2)において、Rが式(16)〜式(20)で表される基から選ばれる2価の基の少なくとも1つである項2、5、8、または10に記載の液晶配向剤。

Figure 2005157346
式中、R38は水素または炭素数1〜12のアルキルであり、環Aは独立に1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンであり、ZおよびZは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、rは0〜3、sは0〜5、t1は0〜3、並びにt2は0〜3のそれぞれ整数であるが、t1が2または3であるとき、複数のZは互いに同じであっても異なっていてもよく、t2が2または3であるとき、複数のZも互いに同じであっても異なっていてもよく、1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

Figure 2005157346
式中、XおよびXは独立に単結合、−O−、−COO−、−OCO−、−NH−、−CONH−または炭素数1〜12のアルキレンであり、GおよびGは独立に単結合、または芳香族基および脂環式基から選ばれる1〜3個の環を含む二価の基であり、並びにR39は水素、フッ素、−CN、−OHまたは炭素数1〜12のアルキル、フルオロアルキルまたはアルコキシであり、ベンゼン環に対する置換基の結合位置および2個の遊離基は任意の位置でよく、Gが単結合であり、Xが−O−、−COO−、−OCO−、−NH−または−CONH−である場合は、R39は水素またはアルキルであり、GおよびGが共に単結合である場合は、X、XおよびR39に含まれる炭素数の合計は3以上である。

Figure 2005157346
式中、R40は水素または炭素数1〜20の直鎖または分岐アルキルであり、このアルキル中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、Xは単結合または炭素数1〜5のアルキレンであり、このアルキレン中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、t3は0〜3の整数であり、及びt4は1〜5の整数であり、ベンゼン環に対する置換基および遊離基の結合位置は任意の位置である。

Figure 2005157346
式中、XおよびXは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、R41およびR42は独立に水素、炭素数1〜12のアルキル、または炭素数1〜12のパ−フルオロアルキルであり、Wは0〜5の整数であり、u1およびu2は独立に0〜3の整数であるが、u1が2または3である時の複数のXは互いに同じであっても異なっていてもよく、u2が2または3である時の複数のXも互いに同じであっても異なっていてもよく、並びにu3は0または1であり、1,4−フェニレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

Figure 2005157346
式中、R43およびR44は独立に炭素数1〜3のアルキルまたはフェニルであり、R45は独立にメチレン、フェニレンまたはアルキル置換フェニレンであり、u4は1〜6の整数を表わし、及びu5は1〜10の整数を表わす。
[13]式(3)において、Rが前記式(16)〜式(20)で表される基から選ばれる2価の基の少なくとも1つである項3、6、9、または11に記載の液晶配向剤。
[14]式(1−2)において、Rが前記式(16)〜(20)で表される基から選ばれる2価の基の少なくとも1つであることを特徴とする項1〜13の何れか1項に記載の液晶配向剤。
[15]Rが独立に、下記(I)〜(V)で示される基の何れかであり、

Figure 2005157346
及びAは独立に下記基の何れかであり、

Figure 2005157346
Qは−(CH−または−((CHO)(CH−であり、pは3から6の整数であり、qは1である、項1〜3の何れか1項に記載の液晶配向剤。
[16]Rが独立に、下記(I)〜(V)で示される基の何れかであり、

Figure 2005157346

及びAが共に、1,4−フェニレンであり、Xが硫黄であり、Qは−(CH−であり、pは3から6の整数である、項1〜3の何れか1項に記載の液晶配向剤。
[17]Rは、下記式(I)〜(V)で示される基の何れかであり、

Figure 2005157346
は、下記基の何れかであり、

Figure 2005157346

ここで、Bnはベンジルを表し、
かつ、Rは下記基の何れかである、項15または16に記載の液晶配向剤。
Figure 2005157346
[18]項1〜17の何れか1項に記載の液晶配向剤から得られた液晶配向膜。
[19]項18に記載の液晶配向膜を用いた液晶表示素子。
本発明の液晶配向剤から形成された液晶配向膜は、安定なプレチルト角を発現し、高い電圧保持率(VHR)を有し、残留電荷が少なく、表示むらが発生し難い等、液晶表示素子に要求される諸特性を高水準で満たしながら、特に優れた配向性を発現する液晶配向膜である。
本発明の特徴は一般式(1−1)で表される構成単位を必須成分とするポリアミック酸、またはそのポリアミック酸をイミド化して得られるポリイミドを基本ポリマーとし、それを有機溶剤に溶解させることにより得られる液晶配向剤である。このようなポリマーは構成単位として式(1−2)で表される構成単位を含有してもよく、更に式(2)または(3)で表される構成単位を含有するポリアミック酸またはポリイミドとのポリマーブレンドでもよい。これらの液晶配向剤を用いれば、前述の要求を満足する配向膜を有する液晶表示素子を得ることができる。ここでポリアミック酸またはポリイミドを単にポリマーということがある。また、一般式(1−1)の構成単位を必須成分とするポリアミック酸を含有する液晶配向剤を、単に、一般式(1−1)で表されるポリアミック酸のように式番号で表されるポリアミック酸と略称し、一般式(3)の構成単位を必須成分とするポリイミドを、単に、一般式(3)で表されるポリイミドのように式番号で表されるポリイミドと略称することがある。本発明でポリイミドとはポリアミック酸を100%イミド化したポリマーのみならず、部分的にイミド化したポリマーをも含む意味である。
一般式(1−1)において、AおよびAは、高いVHRを保持し、焼き付きを減らすためには、芳香族環の数は3以下が好ましい。また縮合環の場合は、2以下が好ましい。
さらに配向膜のVHRをより高くするためには、AおよびAで表される芳香族基縮合環基に置換基を導入すればよい。このとき配向膜の削れを防ぐため、この置換基としては、炭素数1〜4までのアルキル基、炭素数1〜4までのアルコキシル基、もしくはフッ素原子が好適である。また特にXが酸素原子である本発明ポリアミック酸もしくはポリイミドの場合、この酸素原子に対する不純物イオン等の配位による焼き付き現象を改良するために、この酸素原子に対しo−位に置換基を有する芳香族基が特に好適である。
これらAおよびAで表される芳香族基の好適な例としては、1,4−フェニレン、1,3−フェニレン、2−メチル−1,4−フェニレン、2−エチル−1,4−フェニレン、2−プロピル−1,4−フェニレン、2−ブチル−1,4−フェニレン、2−イソプロピル−1,4−フェニレン、2−t−ブチル−1,4−フェニレン、2−メトキシ−1,4−フェニレン、2−エトキシ−1,4−フェニレン、2−プロポキシ1,4−フェニレン、2−ブトキシ−1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、2、3−ジメチル−1,4−フェニレン、4−メチル−1,3−フェニレン、5−メチル−1,3−フェニレン、4−フルオロ−1,3−フェニレン、2,3,5,6−テトラメチル−1,4−フェニレン、
4,4’−ビフェニレン、2−メチル−4,4’−ビフェニレン、2−エチル−4,4’−ビフェニレン、2−プロピル−4,4’−ビフェニレン、2−ブチル−4,4’−ビフェニレン、2−t‐ブチル−4,4’−ビフェニレン、2−メトキシ−4,4’−ビフェニレン、2−エトキシ−4,4’−ビフェニレン、2−フルオロ−4,4’−ビフェニレン、3−メチル−4,4’−ビフェニレン、3−エチル−4,4’−ビフェニレン、3−プロピル−4,4’−ビフェニレン、3−ブチル‐4,4’−ビフェニレン、3−t−ブチル−4,4’−ビフェニレン、3−メトキシ−4,4’−ビフェニレン、3−エトキシ−4,4’−ビフェニレン、3−フルオロ−4,4’−ビフェニレン、2,2’−ジメチル−4,4’−ビフェニレン、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレン、3,3’−ビフェニレン、5−メチル−3,3’−ビフェニレン、5,5’−ジメチル−3,3’−ビフェニレン、
4,4’’−ターフェニレン、3−メチル−4,4’’−ターフェニレン、3−エチル−4,4’’−ターフェニレン、3−プロピル−4,4’’−ターフェニレン、3−ブチル−4,4’’−ターフェニレン、3−t−ブチル−4,4’’−ターフェニレン、3−メトキシ−4,4’’−ターフェニレン、3−エトキシ−4,4’’−ターフェニレン、3−フルオロ−4,4’’−ターフェニレン、2−メチル−4,4’’−ターフェニレン、2−エチル−4,4’’−ターフェニレン、2−プロピル−4,4’’−ターフェニレン、2−ブチル−4,4’’−ターフェニレン、2−t−ブチル−4,4’’−ターフェニレン、2−メトキシ−4,4’’−ターフェニレン、2−エトキシ−4,4’’−ターフェニレン、2−フルオロ−4,4’’−ターフェニレン、2’−メチル−4,4’’−ターフェニレン、2’−エチル−4,4’’−ターフェニレン、2’−プロピル−4,4’’−ターフェニレン、2’−ブチル−4,4’’−ターフェニレン、2’−t−ブチル−4,4’’−ターフェニレン、2’−メトキシ−4,4’’−ターフェニレン、2’−エトキシ−4,4’’−ターフェニレン、2’−フルオロ−4,4’’−ターフェニレン、2,3−ジメチル−4,4’’−ターフェニレン、2,5−ジメチル−4,4’’−ターフェニレン、2’,3’−メチル−4,4’’−ターフェニレン、2’,5’−ジメチル−4,4’’−ターフェニレン、1,5−ナフタレン、2,6−ナフタレン、1−メチル−2,6−ナフタレン等が挙げられる。また、縮合環基としては、1,5−ナフタレン、2,6−ナフタレン、1−メチル−2,6−ナフタレン等が挙げられる。
一般式(1−1)において、Qは、良好な配向性を保持しつつラビング時の削れ等を防止するには、炭素数10以下のアルキレン基が好ましい。例えば好適な例として、1,3−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペンチレン、1,6−へキシレン、1,7−へプチレン、1,8−オクチレン、1,9−ノニレン、1,10−デシレン等が挙げられる。特にポリマーとしての安定性が良く、ラビング削れを防ぐためには、1,3−プロピレンが最も好適である。
また、例えばプレチルト角を小さくする等の理由により、本発明の液晶配向剤の表面エネルギーを大きくしたい場合、Qが−((CHO)(CH−である構造の配向剤を用いることが好ましい。
一般式(1−1)において、Xは単結合、酸素、または硫黄を表わす。このとき液晶配向剤により高いVHRを付与させたい場合、Xが単結合もしくは酸素であることが好ましく、Xが単結合であることが最も好ましい。また例えばIPS用液晶配向剤では、焼き付き現象を抑えるため、ポリマーの体積抵抗率の小さな液晶配向剤が有用であることがSID国際シンポジウム ダイジェスト、1166ページ、2003年等に記載されている。このような目的にはXが酸素もしくは硫黄であることが好ましく、Xが硫黄であることが最も好ましい。
上記一般式(1)、(2)および(3)中のRおよびRで表される4価の有機基を生ずるテトラカルボン酸二無水物としては、公知の全てのテトラカルボン酸二無水物が使用できるが、特に好適な例として、以下の表1及び2に記載する化合物(No.1−1〜No.1−40)が挙げられる。
Figure 2005157346
Figure 2005157346
これらの化合物の中には異性体を含むものがあるが、これらの異性体混合物であってもよい。また本発明に使用するテトラカルボン酸二無水物は上記化合物以外でもよい。
これら好適例のテトラカルボン酸二無水物を用いたポリマーからなる本発明の液晶配向剤は、いずれも高いVHRを発現し、焼き付き現象を防ぐとともに高い液晶配向能力を有する液晶配向膜を与える。従って、しきい値電圧が低い液晶組成物を含有し、低電圧で駆動するTFT型表示素子用の配向膜として特に優れている。
液晶表示素子に高いVHRを特に付与したい場合、No.1−2、1−12、1−13、1−14、1−15、1−16、1−17、1−18、1−20、1−21、1−22、1−23、1−24、1−28、1−29、1−30、1−31、1−32、1−38等の脂環骨格を有する化合物を少なくとも1つ選択することにより、これが達成できる。また特に焼き付き現象を防ぎたい場合、No.1−1、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、1−9、1−10、1−11、1−19等の化合物とその他の化合物を適宜組み合わせることにより、これが達成できる。
一般式(1−2)のRおよび一般式(2)、(3)のRで表される有機基を生ずるジアミンとしては、公知の全てのジアミンが使用できるが特に好適な例として、以下の表3及び4に記載する化合物(No.2−1〜No.2−52)が挙げられる。尚、No.2−41及び2−42におけるBnはベンジルである。
Figure 2005157346
Figure 2005157346
これら好適例のジアミンから得られたポリマーからなる本発明の液晶配向剤は、いずれも焼き付き現象を防ぐとともに高い液晶配向能力を有する液晶配向膜を与える。従って、しきい値電圧が低い液晶組成物を含有し、低電圧で駆動するTFT型表示素子の配向膜用として特に優れている。
液晶のプレチルト角は、一般的にポリアミック酸やポリイミドの側鎖の大きさを変化させることで調節するが、多くの場合、ジアミン残基の大きさを変えることでこれを行う。前記一般式(1−2)のRを与えるジアミンとして、上記表3及び4の好適例No.2−1〜2−33、2−35、2−37、および2−40〜2−42で表されるジアミンを使用すれば、小さなプレチルト角が要求されるIPSモード用配向剤として特に好適である。またNo.2−33〜2−36、2−38、2−39、および2−43〜2−52で表されるジアミンを使用すれば、比較的大きなプレチルト角が要求されるTN、OCB、およびVA用配向剤として特に好適である。これらの点を総合的に考慮して好ましいRはNo.2−8、2−12、2−13、2−18、2−22、2−36、2−37、2−38、2−41、2−42、2−44、2−46である。また、好ましいRはNo.2−8、2−12、2−13、2−18、2−22である。
本発明で使用される式(1−1)及び(1−2)で表される構成単位からなるポリマーは式(1−1)で表される構成単位が10〜100モル%の間で任意に選択できるが、液晶配向膜に高い配向能を付与したい場合、この値が大きいほど良く、好適には30〜100モル%、より好適には50〜100モル%である。
本発明の液晶配向剤は、式(1−1)で示される構成単位あるいは必要により式(1−2)で示される構成単位をも含むポリマーの1種類だけを含有してもよいが、これに式(2)または式(3)で表されるポリマーを加えた2種類以上を混合して用いても良い(このような複数のポリマーがブレンドされたワニスを「ポリマーブレンドされたワニス」とも呼ぶ)。ポリマーブレンドされたワニスは、それを用いて形成した配向膜に所望の特性を付与することができる。
本発明の液晶配向剤において、RまたはRに一般式(16)〜(18)で表される構造を含むポリマーは表面張力の小さい成分となる。また一般式(1−1)で表される構成単位を有するポリマーは、特に優れた液晶配向性を有する。したがって、本発明によるポリマーブレンドを行う場合、一般式(1−2)で表される構成単位のRに、一般式(16)〜(18)で表される構造を含んだ液晶配向剤を表面張力の小さい成分として用いることにより、配向膜表面には良好な液晶配向性を示す樹脂を形成させ、本発明の特徴の一つである安定した液晶配向特性を効果的に発現する配向膜を得ることができる。
一般式(1−1)及び(1−2)で表されるポリアミック酸(またはこのポリアミック酸をイミド化して得られるポリイミド。以下前者のポリアミック酸(またはポリイミド)と略称する。)と一般式(2)で表されるポリアミック酸(または一般式(3)で表されるポリイミド。以下後者のポリアミック酸(またはポリイミド)と略称する。)とで上記ポリマーブレンドを行う場合、その混合比は1〜99重量%の間で任意に選択できる。特に前者のポリアミック酸(またはポリイミド)を表面張力の低い成分として使用し、液晶配向剤に高い配向能を付与したい場合、これと後者のポリアミック酸(またはポリイミド)との混合割合は前者が1〜50重量%であることが好適であり、3〜15重量%がより好適である。
ポリマーブレンドの方法は、前者のポリアミック酸(またはポリイミド)を好適な溶媒に溶解した溶液と、後者のポリアミック酸(またはポリイミド)を好適な溶媒に溶解した溶液とを混合して混合物とし、この混合物溶液から溶媒を留去して得られる。この混合物から配向膜を製造するには、混合物を適当な溶媒に溶解した溶液(ワニス)にして用いる。ポリマー各成分の濃度が所望通りであれば、この混合溶液をそのまま配向膜の製造に用いてもよい。
本発明で用いられるポリアミック酸の重量平均分子量は、好ましくは5,000〜500,000であり、より好ましくは10,000〜100,000である。また最新のインクジェット法による印刷による塗布を行う場合、これらの分子量は、好ましくは5,000〜100,000であり、より好ましくは10,000〜50,000である。本発明のポリイミドとしては上記分子量のポリアミック酸から誘導されるポリイミドが好ましい
さらに、配向膜としてのより良い特性を発現させるため、本発明の液晶配向剤は、本発明のポリマーと、公知の任意のポリマーから選ばれる一種類以上とをポリマーブレンドされたワニスでもよい。公知のポリマーとしては、例えば、公知のポリアミドイミド、ポリアミド等の他の高分子化合物が挙げられる。
このとき、全ポリマー中に占める本発明ポリマーの割合は、本発明の効果(電圧保持率の向上、焼き付けが抑制された液晶表示素子を提供することを含む)を効果的に発現させるため、50〜約100重量%の範囲が好ましく、70〜約100重量%の範囲がより好ましい。
本発明の液晶配向剤は、所定のポリマーを低沸点溶媒に溶解したワニスとして保存もしくは使用することが好ましい。このときポリマーと溶媒の割合は、特に限定されるものではなく、下記するように、配向膜を基板に形成させるために選択されるワニスの塗布法(刷毛塗り法、浸漬法、スピンナー法、スプレー法、印刷法等)に応じて、適宜、最適な値を選べば良い。通常、塗布時のムラやピンホール等を抑えるため、ワニス重量に対するポリマーの割合を、好ましくは0.1〜30重量%、より好ましくは1〜10重量%とする。
本発明の液晶配向剤は、ポリマー以外の任意の成分を含有することができる。
例えば、本発明の液晶配向剤に有機シリコン化合物を添加することにより、該配向剤を用いて形成される配向膜のガラス基板への密着性や硬さを調節することが可能である。かつ、該形成された配向膜を配向処理(ラビング処理を含む)した場合に、配向膜が削られることに起因する表示不良を改善することができる。
本発明の液晶配向剤に含有される有機シリコン化合物は特に限定されるものではないが、例えば、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤、ジメチルポリシロキサン、ポリジメチルシロキサン、ポリジフェニルシロキサンなどのシリコーンオイルが挙げられる。
該有機シリコン化合物の配向剤中における含有量は、上記の配向膜に要求される特性を損なうことなく、表示不良を改善することができる範囲であれば特に制限はない。しかしながら、配向剤への有機シリコン化合物の含有量が多くなると、形成させた配向膜に液晶の配向不良が生じやすくなる。したがって、本発明液晶配向剤の有機シリコン化合物の濃度は、配向剤に含有されるポリマーの重量に対して、0.01〜5重量%であることが好ましく、特に好ましくは0.1〜3重量%である。
本発明の各液晶配向剤を調製するために使用される溶媒は、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、エチレングリコールモノブチルエーテル(BC)、エチレングリコールモノエチルエーテル、g-ブチロラクトン等を挙げることができ、これらの2種以上を混合して用いても良い。また、上記溶媒以外であっても反応生成物が可溶であればこれらに限定されるものではない。
該溶媒に総重量の0.1〜30重量%、好ましくは1〜10重量%の濃度で、本発明で使用されるポリマーの少なくとも一種、およびその他の成分を溶解し、この溶液を刷毛塗り法、浸漬法、スピンナー法、スプレー法、印刷法等により基板上に塗布する。その後50〜150℃、好ましくは80〜120℃で溶媒を蒸発させた後、150〜400℃、好ましくは180〜280℃で加熱し、成膜する。塗布前に基板表面上をシランカップリング剤で処理し、その上に成膜すれば膜と基板との接着性を改善できる。その後この膜表面を布などで一方向にラビングし配向膜が得られる。
本発明の配向膜の厚さは、既述の配向膜に要求される特性を満足させるため、表示素子の作成条件により種々選択することができるが、一般的には10〜200μmであることが好ましい。
本発明の液晶表示素子は、配向膜として本発明の配向膜を含むこと以外は、公知の任意の液晶表示素子と同様の構成とすることができる。
本発明の液晶表示素子は、例えば高い電圧保持率、焼き付けの改善、安定した液晶配向性などの有利な特性を有している。したがって、本発明の液晶表示素子は、例えばTFT用液晶表示素子とすることが好ましい。TFT用液晶表示素子は、特に高い電圧保持率が要求され、焼き付けを改善する必要性が高いといえるので、本発明の液晶表示素子に含まれる配向膜の効果が特に有効に作用する。
TFT用液晶表示素子に使用される液晶組成物は、特許第3086228号、特許2635435号、特表平5−501735号公報、および特開平9−255956号公報などに記載されている。本発明の液晶表示素子は、これらに記載された液晶組成物を用いることが好ましい。
上記の構成による本発明の液晶配向剤は、配向膜、保護膜、絶縁膜用等として使用できるが、特に液晶表示素子用の配向膜用として最適である。
また、本発明の液晶配向剤は液晶配向剤以外にも、各種ポリイミドコーティング剤、あるいはポリイミド樹脂成型品、フィルム、もしくは繊維などに利用することが出来る。
以下実施例により、本発明の液晶配向剤を用いることによって得られる製品、すなわちポリイミド樹脂の液晶配向剤を詳細に説明する。実施例中、反応は全て窒素雰囲気下で行い、分子量の測定はGPC法を用い、ポリスチレンを標準ポリマーとし、溶出液はDMFを用いて測定した。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
液晶表示素子の評価法
以下に実施例で用いた液晶表示素子の評価法を記載する。
1.プレチルト角
クリスタルローテーション法により行った。
2.焼き付き(残留電荷)
「三宅他、信学技報、EID91−111,p19」に記載の方法により、残留電荷を測定した。測定は液晶セルに50mV、1kHzの交流および周波数0.0036Hzの低周波の三角波を重畳させ行った。この残留電荷を焼き付きの指標にした。つまり残留電荷が多いほど焼き付きやすいとした。
3.電圧保持率
「水嶋他、第14回液晶討論会予稿集 p78」に記載の方法により行った。測定条件は、ゲート幅69μs、周波数60Hz、波高±4.5Vであった。
4.液晶配向性、黒レベル
偏光顕微鏡を用いた目視により行った。特に黒レベルは、クロスニコル状態において、入射光とセルのラビング方向を同一にした状態で観察した。
5.削れ
顕微鏡を用いた目視により行った。
実施例1
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤1の合成)
攪拌機、窒素導入口、温度計、及び原料導入口を供えた100mlの4つ口フラスコに、1,3−ビス(4−アミノ-2-メチルフェニル)プロパン(以下DDPMとする。)1.018g(4.500mmol)を入れ、NMP10gに溶解した。ここにピロメリット酸二無水物(以下PMDAとする。)0.4908g(2.250mmol)および1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(以下CBTAとする。)0.4412g(2.250mmol)を加え、6時間攪拌した。その後この溶液をNMP29gで希釈することにより、ポリアミック酸約5重量%の透明溶液が得られた。この溶液の重量平均分子量は7.4万であり、25℃での粘度は64mPa・sであった。以下この溶液をワニス1とする。
実施例2
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤2の合成)
DDPMに換えて1,3−ビス(4−アミノ−2−メチルフェニルオキシ)プロパン(以下DDPMOとする。)1.2710g(4.500mmol)を用いた以外は実施例1に準拠してワニス溶液を得た。この溶液の重量平均分子量は7.5万であり、25℃での粘度は56mPa・sであった。以下この溶液をワニス2とする。
実施例3
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤3の合成)
ジアミンとしてDDPM0.5092g(2.250mmol)と表4の化合物(No.2−36)1.1311g(2.250mmol)の混合物を用い、テトラカルボン酸二無水物としてPMDA0.9815g(4.500mmol)を用いる以外は実施例1に準拠してワニスを得た。この溶液の重量平均分子量は6.8万であり、25℃での粘度は42mPa・sであった。以下この溶液をワニス3とする。
実施例4
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤4の合成)
DDPMに換えてDDPMO0.6354g(2.250mmol)を用いた以外は実施例3に準拠してワニス溶液を得た。この溶液の重量平均分子量は6.5万であり、25℃での粘度は36mPa・sであった。以下この溶液をワニス4とする。
実施例4−2
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤4−2の合成)
DDPMに換えてジ(2−(4−アミノフェニルオキシ)エチル)エーテル(以下DDEEOとする。)1.2975g(4.500mmol)を用いた以外は実施例1に準拠してワニス溶液を得た。この溶液の重量平均分子量は7.2万であり、25℃での粘度は37mPa・sであった。以下この溶液をワニス4−2とする。
実施例5
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤5の合成)
DDPMに換えて1,3−ビス(4−アミノフェニルスルファニル)プロパン(以下DDPSとする。)1.307g(4.500mmol)を用いた以外は実施例1に準拠してワニス溶液を得た。この溶液の重量平均分子量は8.2万であり、25℃での粘度は42mPa・sであった。以下この溶液をワニス5とする。
実施例5−2
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤5−2の合成)
DDPMに換えて1,4−ビス(4−アミノフェニルスルファニル)ブタン(以下DDBSとする。)1.370g(4.500mmol)を用いた以外は実施例1に準拠してワニス溶液を得た。この溶液の重量平均分子量は7.3万であり、25℃での粘度は35mPa・sであった。以下この溶液をワニス5−2とする。
実施例5−3
(ポリアミック酸からなる液晶配向剤5−3の合成)
CBTAに換えて化合物(No.1−29)(表2)0.6306g(2.250mmol)を用いた以外は実施例5−2に準拠してワニス溶液を得た。この溶液の重量平均分子量は6.7万であり、25℃での粘度は33mPa・sであった。以下この溶液をワニス5−3とする。
実施例6
(ポリイミドからなる液晶配向剤の合成)
実施例3に基づいて調製したワニス3に無水酢酸4.6g(45mmol)を加え、100℃で1時間反応した。冷却後、反応液を純水100mlに加え、生じた沈殿をろ過した。沈殿を純水(25ml)およびメタノール(25ml)で洗浄し、これを真空乾燥することにより、ポリイミドを得た。物性評価にはこのポリマーをNMPに溶解し濃度5%のワニス溶液として用いた。
Figure 2005157346
実施例1準じた方法によって、以下表5〜7に示すワニスを調製した。
合成したワニス
a);化合物No.は表3及び4に記載のものと同一である。
b);化合物No.は表1及び2に記載のものと同一である。
Figure 2005157346
合成したワニス
a);化合物No.は表3及び4に記載のものと同一である。
b);化合物No.は表1及び2に記載のものと同一である。
Figure 2005157346
合成したワニス
a);化合物No.は表3及び4に記載のものと同一である。
b);化合物No.は表1及び2に記載のものと同一である。
Figure 2005157346
合成したワニス
a);化合物No.は表3に記載のものと同一である。
b);化合物No.は表1に記載のものと同一である。
実施例108〜114
以下の化合物AからGをジアミン成分として用い、実施例1に準じた方法によってワニスを調製した。結果を表9に示す。
Figure 2005157346
合成したワニス
化合物A;1,3−ビス(4−アミノ−2−フルオロフェニル)プロパン
化合物B;1,3−ビス(4‐(4−アミノフェニル)フェニル)プロパン
化合物C;1,3−ビス(4−アミノ−3−メチルフェニルオキシ)プロパン
化合物D;1,4−ビス(4−アミノ−2−メチルフェニルオキシ)ブタン
化合物E;1,3−ビス(4−アミノ−2−メトキシフェニルオキシ)プロパン
化合物F;1,3−ビス(5−アミノ−2−メチルフェニルオキシ)プロパン
化合物G;1,3−ビス(6−アミノ−2−ナフチルオキシ)プロパン
実施例114
スクリューバイアルに実施例1に準じた方法で調製したワニス1の10gに2−ブトキシエタノール6.7gを加え、約3重量%の樹脂組成物を得た。片面にITO電極を設けた透明ガラス基板上に、この組成物を滴下し、スピンナー法により塗布した(2500rpm、15秒)。塗布後80℃で5分間加熱し、溶媒を蒸発させた後、オーブン中で250℃、30分間加熱処理を行い、膜厚約60nmのポリイミド樹脂薄膜を得た。該樹脂薄膜が形成されたガラス基板をラビング処理し、ラビング方向が逆平行になるようにこれらの2枚を貼り合わせ、セル厚20μmの液晶セルを組み立てた。このセルに下記の化合物からなる液晶組成物Aを注入し、110℃で30分間アイソトロピック処理を行い、室温まで冷却し液晶表示素子を得た。この液晶表示素子の残留電荷は25℃で0.34Vであり、20、60、および90℃におけるVHRはそれぞれ99.4、98.7、96.5%であった。またこの表示素子を用いてプレチルト角を測定した結果、1.5度であった。さらに顕微鏡による観察の結果、液晶の配向欠陥は観察されず、黒レベル良かった。また削れも観察されなかった(以下、これらの測定値を初期値とする)。
このセルを110℃で20時間静置し、室温まで冷却した後、これらの値を再測定した。その結果残留電荷は0.53V(25℃)であり、VHRは99.2(20)、97.7(60)、95.5%(90℃)、プレチルト角は1.4度であった。また液晶の配向欠陥は観察されず、黒レベルも良かった。さらに削れも観察されなかった(以下、これらの測定値を加熱後値とする)。
Figure 2005157346
液晶組成物A
実施例115
ワニス1に換えてワニス2を用いた以外は、実施例114に準じた方法で液晶表示素子を製作し、特性測定した。
初期値:残留電荷;0.36V、VHR;96.9(20)、95.6(60)、93.4(90℃)%、プレチルト角;1.4度。配向欠陥および削れなし。黒レベル良。
加熱後値:残留電荷;0.47V、VHR;97.0(20)、96.1(60)、93.2(90℃)%、プレチルト角;1.4度。配向欠陥および削れなし。黒レベル良。
実施例116
ワニス1に換えてワニス2(50重量%)およびワニス70(50重量%)の混合物を用いた以外は、実施例114に準じた方法で液晶表示素子を製作し、特性測定した。
初期値:残留電荷;0.29V、VHR;97.1(20)、95.9(60)、94.2(90℃)%、プレチルト角;1.2度。配向欠陥および削れなし。黒レベル良。
加熱後値:残留電荷;0.33V、VHR;96.7(20)、95.5(60)、93.8(90℃)%、プレチルト角;1.1度。配向欠陥および削れなし。黒レベル良。
実施例117〜145
実施例114に準じて以下の液晶表示素子を製作し、特性を測定した。
Figure 2005157346
配向膜特性
Figure 2005157346
実施例146
液晶組成物Aを下記液晶組成物Bに換えた以外は実施例114に準拠して液晶表示素子を製作し、特性測定した。
初期値:残留電荷;0.54V、VHR;97.9(20)、95.5(60)、93.8(90℃)%、プレチルト角;1.3度。配向欠陥なし。黒レベル良。
加熱後値:残留電荷;0.64V、VHR;97.8(20)、95.4(60)、93.5(90℃)%、プレチルト角;1.1度。配向欠陥なし。黒レベル良。
Figure 2005157346
液晶組成物B
比較例1
特許第1587418号に従い、化合物(No.1−2)(表1)および化合物(No.2−13)(表3)を用い実施例1の方法に準じてワニスAを調製した。ワニス1に換えてワニスAを用いた以外は、実施例114に準じた方法で液晶表示素子を製作し、特性を測定した。その結果を表12に示す。
Figure 2005157346
配向膜特性
実施例117、120、および123と比較例1との比較により、本発明の液晶配向剤を用いれば、残留電荷やVHR等の特性を悪化することなく配向性および黒レベルの良い表示素子が製作できることが分かる。
比較例2
特開平5−43687号公報に従い、実施例1の方法に準じて以下の組成でワニスBを調製した。ワニス1に換えてワニスBを用いた以外は、実施例114に準じた方法で液晶表示素子を製作し、特性を測定した。その結果を表13に示す。
テトラカルボン酸二無水物;化合物(No.1−1)(表1)、100モル%
ジアミン;化合物(No.2−8)(表3)、80モル%、化合物(No.2−11)(表3)、20モル%
Figure 2005157346
配向膜特性
実施例126〜130と比較例2との比較により、同程度のプレチルト角を付与する配向剤であっても本発明の液晶配向剤は残留電荷(V)が少なく、VHRが高いことが分かる。また特に液晶の配向性が良いことが分かる。
比較例3
特許第3169062号に従い、実施例1の方法に準じて以下の組成でワニスCを調製した。ワニス1に換えてワニスCを用いた以外は、実施例114に準じた方法で液晶表示素子を製作し、特性を測定した。その結果を表14に示す。
テトラカルボン酸二無水物;化合物(No.1−1)(表1)、100モル%

Figure 2005157346
Figure 2005157346
配向膜特性
実施例115と比較例3との比較により、本発明の液晶配向剤はVHRが高いことが分かる。

Claims (19)

  1. 式(1−1)で表わされる構成単位が10〜100モル%と、式(1−2)で表わされる構成単位が90〜0モル%からなるポリアミック酸、またはこのポリアミック酸をイミド化することにより得られるポリイミドを含有する液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    式中、Rは独立に4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、AおよびAは独立に2価の芳香族基または縮合環基を表わし、この芳香族基または縮合環基上の1つ以上の水素は炭素数1〜4のアルキル、炭素数1〜4のアルコキシまたはフッ素で置換されていてもよく、Xは単結合、酸素または硫黄を表わし、Qは−(CH−または−((CHO)(CH−であり、pは3から10、qは1から3の整数であり、R、R、A、AおよびXは構成単位毎に異なっていてもよく、Qが−(CH−で、Xが単結合または酸素の場合、AおよびAが同時に無置換のフェニレンであることはない。
  2. 請求項1に記載のポリアミック酸またはポリイミドを1〜99重量%と式(2)で示される構成単位からなるポリアミック酸を1〜99重量%含有するポリマー成分を含有する請求項1に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346
    式(2)中、Rは4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、R,Rは構成単位毎に異なっていてもよく、式(2)で示される構成単位は式(1−1)で示される構成単位とは互いに異なるものである。
  3. 請求項1に記載のポリアミック酸またはポリイミドを1〜99重量%と式(3)で示される構成単位からなるポリイミドを1〜99重量%含有するポリマー成分を含有する請求項1に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    式(3)中、Rは4価の有機基を表わし、Rは2価の有機基を表わし、R,Rは構成単位毎に異なっていてもよく、式(2)で示される構成単位は式(1−1)で示される構成単位とは互いに異なるものである。
  4. 式(1−1)において、AおよびA2が独立に式(5)〜(7)の何れか一つで表される基である請求項1に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    式中、R〜R31は独立に水素、フッ素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキシを表わし、nおよびmは独立に0または1を表す。
  5. 式(1−1)において、AおよびA2が独立に式(5)〜(7)の何れか一つで表される基である請求項2に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    式中、R〜R31は独立に水素、フッ素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキシを表わし、nおよびmは独立に0または1を表す。
  6. 式(1−1)において、AおよびA2が独立に式(5)〜(7)の何れか一つで表される基である請求項3に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    Figure 2005157346

    式中、R〜R31は独立に水素、フッ素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、t−ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシまたはブトキシを表わし、nおよびmは独立に0または1を表す。
  7. 式(1−1)及び(1−2)において、Rが独立に式(8)〜(15−2)で表される基から選ばれる4価の基の少なくとも1つである請求項1または4に記載の液晶配向剤。









    Figure 2005157346

    式中、Gは単結合、炭素数1〜12のアルキレン、1,4−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンを表わし、Gは単結合、−CH−、−CHCH−、−O−、−CO−、−S−、−C(CH−、または−C(CF−であり、Xは単結合または−CH−であり、R32、R33、R34、およびR35は独立に水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、R36は水素、またはメチルを表わし、R37は水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、環Aは独立にシクロヘキサン環またはベンゼン環を表わし、並びにqは1または2を表わし、式(15−2)で示される基は2個の結合手が互いにα−位に位置する2組の結合手よりなる。
  8. 式(1−1)及び(1−2)において、Rが独立に式(8)〜(15−2)で表される基から選ばれる4価の基の少なくとも1つである請求項2または5に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    式中、Gは単結合、炭素数1〜12のアルキレン、1,4−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンを表わし、Gは単結合、−CH−、−CHCH−、−O−、−CO−、−S−、−C(CH−、または−C(CF−であり、Xは単結合または−CH−であり、R32、R33、R34、およびR35は独立に水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、R36は水素、またはメチルを表わし、R37は水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、環Aは独立にシクロヘキサン環またはベンゼン環を表わし、並びにqは1または2を表わし、式(15−2)で示される基は2個の結合手が互いにα−位に位置する2組の結合手よりなる。
  9. 式(1−1)及び(1−2)において、Rが独立に式(8)〜(15−2)で表される基から選ばれる4価の基の少なくとも1つである請求項3または6に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    式中、Gは単結合、炭素数1〜12のアルキレン、1,4−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンを表わし、Gは単結合、−CH−、−CHCH−、−O−、−CO−、−S−、−C(CH−、または−C(CF−であり、Xは単結合または−CH−であり、R32、R33、R34、およびR35は独立に水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、R36は水素、またはメチルを表わし、R37は水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、環Aは独立にシクロヘキサン環またはベンゼン環を表わし、並びにqは1または2を表わし、式(15−2)で示される基は2個の結合手が互いにα−位に位置する2組の結合手よりなる。
  10. 式(1−1)、(1−2)及び(2)においてR及びRが独立に式(8)〜(15−2)で表される基の何れかである請求項2、5または8に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346

    式中、Gは単結合、炭素数1〜12のアルキレン、1,4−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンを表わし、Gは単結合、−CH−、−CHCH−、−O−、−CO−、−S−、−C(CH−、または−C(CF−であり、Xは単結合または−CH−であり、R32、R33、R34、およびR35は独立に水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、R36は水素、またはメチルを表わし、R37は水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、環Aは独立にシクロヘキサン環またはベンゼン環を表わし、並びにqは1または2を表わし、式(15−2)で示される基は2個の結合手が互いにα−位に位置する2組の結合手よりなる。
  11. 式(1−1)、(1−2)及び(3)においてR及びRが独立に式(8)〜(15−2)で表される基の何れかである請求項3、6または9に記載の液晶配向剤。












    Figure 2005157346

    式中、Gは単結合、炭素数1〜12のアルキレン、1,4−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンを表わし、Gは単結合、−CH−、−CHCH−、−O−、−CO−、−S−、−C(CH−、または−C(CF−であり、Xは単結合または−CH−であり、R32、R33、R34、およびR35は独立に水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、R36は水素、またはメチルを表わし、R37は水素、メチル、エチル、またはフェニルを表わし、環Aは独立にシクロヘキサン環またはベンゼン環を表わし、並びにqは1または2を表わし、式(15−2)で示される基は2個の結合手が互いにα−位に位置する2組の結合手よりなる。
  12. 式(2)において、Rが式(16)〜式(20)で表される基から選ばれる2価の基の少なくとも1つである請求項2、5、8、または10に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346
    式中、R38は水素または炭素数1〜12のアルキルであり、環Aは独立に1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンであり、ZおよびZは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、rは0〜3、sは0〜5、t1は0〜3、並びにt2は0〜3のそれぞれ整数であるが、t1が2または3であるとき、複数のZは互いに同じであっても異なっていてもよく、t2が2または3であるとき、複数のZも互いに同じであっても異なっていてもよく、1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

    Figure 2005157346
    式中、XおよびXは独立に単結合、−O−、−COO−、−OCO−、−NH−、−CONH−または炭素数1〜12のアルキレンであり、GおよびGは独立に単結合、または芳香族基および脂環式基から選ばれる1〜3個の環を含む二価の基であり、並びにR39は水素、フッ素、−CN、−OHまたは炭素数1〜12のアルキル、フルオロアルキルまたはアルコキシであり、ベンゼン環に対する置換基の結合位置および2個の遊離基は任意の位置でよく、Gが単結合であり、Xが−O−、−COO−、−OCO−、−NH−または−CONH−である場合は、R39は水素またはアルキルであり、GおよびGが共に単結合である場合は、X、XおよびR39に含まれる炭素数の合計は3以上である。

    Figure 2005157346
    式中、R40は水素または炭素数1〜20の直鎖または分岐アルキルであり、このアルキル中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、Xは単結合または炭素数1〜5のアルキレンであり、このアルキレン中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、t3は0〜3の整数であり、及びt4は1〜5の整数であり、ベンゼン環に対する置換基および遊離基の結合位置は任意の位置である。

    Figure 2005157346

    式中、XおよびXは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、R41およびR42は独立に水素、炭素数1〜12のアルキル、または炭素数1〜12のパ−フルオロアルキルであり、Wは0〜5の整数であり、u1およびu2は独立に0〜3の整数であるが、u1が2または3である時の複数のXは互いに同じであっても異なっていてもよく、u2が2または3である時の複数のXも互いに同じであっても異なっていてもよく、並びにu3は0または1であり、1,4−フェニレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

    Figure 2005157346
    式中、R43およびR44は独立に炭素数1〜3のアルキルまたはフェニルであり、R45は独立にメチレン、フェニレンまたはアルキル置換フェニレンであり、u4は1〜6の整数を表わし、及びu5は1〜10の整数を表わす。
  13. 式(3)において、Rが式(16)〜式(20)で表される基から選ばれる2価の基の少なくとも1つである請求項3、6、9、または11に記載の液晶配向剤。


    Figure 2005157346
    式中、R38は水素または炭素数1〜12のアルキルであり、環Aは独立に1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンであり、ZおよびZは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、rは0〜3、sは0〜5、t1は0〜3、並びにt2は0〜3のそれぞれ整数であるが、t1が2または3であるとき、複数のZは互いに同じであっても異なっていてもよく、t2が2または3であるとき、複数のZも互いに同じであっても異なっていてもよく、1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

    Figure 2005157346
    式中、XおよびXは独立に単結合、−O−、−COO−、−OCO−、−NH−、−CONH−または炭素数1〜12のアルキレンであり、GおよびGは独立に単結合、または芳香族基および脂環式基から選ばれる1〜3個の環を含む二価の基であり、並びにR39は水素、フッ素、−CN、−OHまたは炭素数1〜12のアルキル、フルオロアルキルまたはアルコキシであり、ベンゼン環に対する置換基の結合位置および2個の遊離基は任意の位置でよく、Gが単結合であり、Xが−O−、−COO−、−OCO−、−NH−または−CONH−である場合は、R39は水素またはアルキルであり、GおよびGが共に単結合である場合は、X、XおよびR39に含まれる炭素数の合計は3以上である。

    Figure 2005157346
    式中、R40は水素または炭素数1〜20の直鎖または分岐アルキルであり、このアルキル中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、Xは単結合または炭素数1〜5のアルキレンであり、このアルキレン中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、t3は0〜3の整数であり、及びt4は1〜5の整数であり、ベンゼン環に対する置換基および遊離基の結合位置は任意の位置である。

    Figure 2005157346

    式中、XおよびXは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、R41およびR42は独立に水素、炭素数1〜12のアルキル、または炭素数1〜12のパ−フルオロアルキルであり、Wは0〜5の整数であり、u1およびu2は独立に0〜3の整数であるが、u1が2または3である時の複数のXは互いに同じであっても異なっていてもよく、u2が2または3である時の複数のXも互いに同じであっても異なっていてもよく、並びにu3は0または1であり、1,4−フェニレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

    Figure 2005157346
    式中、R43およびR44は独立に炭素数1〜3のアルキルまたはフェニルであり、R45は独立にメチレン、フェニレンまたはアルキル置換フェニレンであり、u4は1〜6の整数を表わし、及びu5は1〜10の整数を表わす。
  14. 式(1−2)において、Rが式(16)〜(20)で表される基から選ばれる2価の基の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の液晶配向剤。

    Figure 2005157346
    式中、R38は水素または炭素数1〜12のアルキルであり、環Aは独立に1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンであり、ZおよびZは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、rは0〜3、sは0〜5、t1は0〜3、並びにt2は0〜3のそれぞれ整数であるが、t1が2または3であるとき、複数のZは互いに同じであっても異なっていてもよく、t2が2または3であるとき、複数のZも互いに同じであっても異なっていてもよく、1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

    Figure 2005157346
    式中、XおよびXは独立に単結合、−O−、−COO−、−OCO−、−NH−、−CONH−または炭素数1〜12のアルキレンであり、GおよびGは独立に単結合、または芳香族基および脂環式基から選ばれる1〜3個の環を含む二価の基であり、並びにR39は水素、フッ素、−CN、−OHまたは炭素数1〜12のアルキル、フルオロアルキルまたはアルコキシであり、ベンゼン環に対する置換基の結合位置および2個の遊離基は任意の位置でよく、Gが単結合であり、Xが−O−、−COO−、−OCO−、−NH−または−CONH−である場合は、R39は水素またはアルキルであり、GおよびGが共に単結合である場合は、X、XおよびR39に含まれる炭素数の合計は3以上である。

    Figure 2005157346
    式中、R40は水素または炭素数1〜20の直鎖または分岐アルキルであり、このアルキル中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、Xは単結合または炭素数1〜5のアルキレンであり、このアルキレン中の1個または隣り合わない複数の−CH−は−O−で置換されていてもよく、t3は0〜3の整数であり、及びt4は1〜5の整数であり、ベンゼン環に対する置換基および遊離基の結合位置は任意の位置である。

    Figure 2005157346

    式中、XおよびXは独立に単結合、−CH−、−CHCH−または−O−であり、R41およびR42は独立に水素、炭素数1〜12のアルキル、または炭素数1〜12のパ−フルオロアルキルであり、Wは0〜5の整数であり、u1およびu2は独立に0〜3の整数であるが、u1が2または3である時の複数のXは互いに同じであっても異なっていてもよく、u2が2または3である時の複数のXも互いに同じであっても異なっていてもよく、並びにu3は0または1であり、1,4−フェニレンの任意の水素は炭素数1〜4のアルキルで置換されていてもよい。

    Figure 2005157346
    式中、R43およびR44は独立に炭素数1〜3のアルキルまたはフェニルであり、R45は独立にメチレン、フェニレンまたはアルキル置換フェニレンであり、u4は1〜6の整数を表わし、及びu5は1〜10の整数を表わす。
  15. が独立に、下記(I)〜(V)で示される基の何れかであり、

    Figure 2005157346

    及びAは独立に下記基の何れかであり、

    Figure 2005157346

    Qは−(CH−または−((CHO)(CH−であり、pは3から6の整数であり、qは1である、請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶配向剤。
  16. が独立に、下記(I)〜(V)で示される基の何れかであり、

    Figure 2005157346

    及びAが共に、1,4−フェニレンであり、Xが硫黄であり、Qは−(CH−であり、pは3から6の整数である、請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶配向剤。
  17. は、下記式(I)〜(V)で示される基の何れかであり、

    Figure 2005157346

    は、下記基の何れかであり、

    Figure 2005157346

    ここで、Bnはベンジルを表し、
    かつ、Rは下記基の何れかである、請求項15または16に記載の液晶配向剤。
    Figure 2005157346
  18. 請求項1〜17の何れか1項に記載の液晶配向剤から得られた液晶配向膜。
  19. 請求項18に記載の液晶配向膜を用いた液晶表示素子。
JP2004322855A 2003-11-05 2004-11-05 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子 Expired - Fee Related JP4779339B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004322855A JP4779339B2 (ja) 2003-11-05 2004-11-05 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003375855 2003-11-05
JP2003375855 2003-11-05
JP2004322855A JP4779339B2 (ja) 2003-11-05 2004-11-05 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005157346A true JP2005157346A (ja) 2005-06-16
JP4779339B2 JP4779339B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=34741405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004322855A Expired - Fee Related JP4779339B2 (ja) 2003-11-05 2004-11-05 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4779339B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005154436A (ja) * 2003-11-05 2005-06-16 Chisso Corp 新規ジアミンおよびそれを原料とするポリマー
JP2007025216A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Chisso Corp 垂直配向液晶表示素子用の液晶配向剤及び垂直配向液晶表示素子
JP2008040473A (ja) * 2006-07-10 2008-02-21 Chisso Corp 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
KR101360832B1 (ko) 2006-03-24 2014-02-11 제이엔씨 석유 화학 주식회사 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
TWI477554B (zh) * 2006-07-10 2015-03-21 Jnc Corp 液晶配向劑、液晶配向膜以及液晶顯示元件
WO2016152928A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
JP2018083943A (ja) * 2012-02-22 2018-05-31 日産化学工業株式会社 組成物、液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN108205225A (zh) * 2016-12-16 2018-06-26 乐金显示有限公司 基板构件、包括该基板构件的液晶显示装置及其制造方法
WO2021060270A1 (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
KR20210076925A (ko) 2018-10-18 2021-06-24 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 그것을 사용한 액정 표시 소자
WO2021177113A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
WO2021193078A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 日産化学株式会社 光配向法用液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6260150B2 (ja) 2012-12-03 2018-01-17 Jsr株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子、位相差フィルム、位相差フィルムの製造方法、重合体及び化合物
JP6318467B2 (ja) 2013-04-18 2018-05-09 Jsr株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子、位相差フィルム、位相差フィルムの製造方法及び重合体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11193347A (ja) * 1997-12-29 1999-07-21 Chisso Corp ポリアミド酸組成物、液晶配向膜、および液晶表示素子
JPH11209734A (ja) * 1998-01-30 1999-08-03 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 液状接合部材

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11193347A (ja) * 1997-12-29 1999-07-21 Chisso Corp ポリアミド酸組成物、液晶配向膜、および液晶表示素子
JPH11209734A (ja) * 1998-01-30 1999-08-03 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 液状接合部材

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005154436A (ja) * 2003-11-05 2005-06-16 Chisso Corp 新規ジアミンおよびそれを原料とするポリマー
JP4665487B2 (ja) * 2003-11-05 2011-04-06 チッソ株式会社 新規ジアミンおよびそれを原料とするポリマー
JP2007025216A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Chisso Corp 垂直配向液晶表示素子用の液晶配向剤及び垂直配向液晶表示素子
KR101360832B1 (ko) 2006-03-24 2014-02-11 제이엔씨 석유 화학 주식회사 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
JP2008040473A (ja) * 2006-07-10 2008-02-21 Chisso Corp 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
TWI477554B (zh) * 2006-07-10 2015-03-21 Jnc Corp 液晶配向劑、液晶配向膜以及液晶顯示元件
JP2020056034A (ja) * 2012-02-22 2020-04-09 日産化学株式会社 組成物、液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
JP2018083943A (ja) * 2012-02-22 2018-05-31 日産化学工業株式会社 組成物、液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN107615145A (zh) * 2015-03-24 2018-01-19 日产化学工业株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜及液晶表示元件
KR20170131533A (ko) * 2015-03-24 2017-11-29 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
WO2016152928A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
KR102605000B1 (ko) * 2015-03-24 2023-11-22 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
CN108205225A (zh) * 2016-12-16 2018-06-26 乐金显示有限公司 基板构件、包括该基板构件的液晶显示装置及其制造方法
US10739644B2 (en) 2016-12-16 2020-08-11 Lg Display Co., Ltd. Substrate, liquid crystal display device including the same and method of fabricating the same
KR20210076925A (ko) 2018-10-18 2021-06-24 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 그것을 사용한 액정 표시 소자
WO2021060270A1 (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子
CN114502693A (zh) * 2019-09-24 2022-05-13 日产化学株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜、以及液晶显示元件
WO2021177113A1 (ja) * 2020-03-06 2021-09-10 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
WO2021193078A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 日産化学株式会社 光配向法用液晶配向剤、液晶配向膜、及び液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP4779339B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5643985B2 (ja) ジアミン、液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
TWI503371B (zh) 液晶配向劑以及使用於該液晶配向劑的液晶性聚醯亞胺
TWI541269B (zh) 液晶配向劑、液晶配向膜以及液晶顯示元件
JP2010049230A (ja) 光配向剤、配向膜およびこれを用いた液晶表示素子
JP5293943B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
JP2013238700A (ja) 液晶配向剤
JP4779339B2 (ja) 液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子
JP5359029B2 (ja) 酸二無水物、液晶配向膜および液晶表示素子
CN101824327B (zh) 配向剂以及此配向剂中所使用的液晶性聚酰亚胺
JP5609483B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
JP4591803B2 (ja) ワニス組成物および液晶表示素子
JP6172453B2 (ja) 液晶配向剤
JP2004341030A (ja) 液晶配向剤ワニス、該ワニスを用いた配向膜および該配向膜を有する液晶表示素子
JPH11193346A (ja) ポリアミド酸組成物、液晶配向膜及び液晶表示素子
JP2017161602A (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶素子、重合体及び化合物
JP5560764B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
JP4665487B2 (ja) 新規ジアミンおよびそれを原料とするポリマー
JP4461909B2 (ja) 酸二無水物、配向膜、および液晶表示素子
JP4461564B2 (ja) ポリアミド酸、ポリアミド酸溶液、および該ポリアミド酸溶液を用いた液晶表示素子
JP6319581B2 (ja) 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
JP2006124371A (ja) フェニレンジアミン、配向膜および液晶表示素子
KR101073949B1 (ko) 액정 배향제 및 이를 이용한 액정 표시 소자
JP6315193B2 (ja) 液晶配向剤
JP4569221B2 (ja) テトラカルボン酸二無水物、それを原料とする重合体、これらを用いたワニス、配向膜および液晶表示素子
JPWO2003005114A1 (ja) 液晶配向剤ワニスおよび液晶表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4779339

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees