JP2005155385A - 曝気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 水中に溶け込む溶存酸素量を増加させて溶存酸素改善効果を高め、しかも放流水でヘドロ等を巻き上げることなく曝気を行えるようにする。
【解決手段】 ポンプ20の吸込み側に接続されて取水する取水管22と、ポンプ20の吐出し側に接続されて水中に敷設され、長さ方向に沿った所定の位置に多数の放流穴24aを設けた長尺状に延びる放流管24と、取水管22または放流管24の内部に空気を導入する空気導入部32を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば水質汚染の進んだ河川、ダム、池または沼等の水に曝気用空気(酸素)を供給して水を浄化するのに使用される曝気システムに関する。
例えば、水質汚染の進んだ河川、ダム、池または沼等の水にあっては、例えば硫化水素による悪臭が発生し、また鉄筋コンクリート管等の腐食が問題となるため、これを浄化することが求められている。ここで、水中に空気を注入(曝気)して酸素を供給し、水中の溶存酸素量を増加させ好気性条件とすることによって硫酸塩還元細菌の活動を抑制し、硫化水素等の発生を防止できることが知られている。
従来、この種の水中に空気を注入して水中の溶存酸素量を増加させる曝気装置としては、図6に示すように、ポンプ10により高圧な状態で圧送されてきた配管内の水に、ノズル・ジェクタ12を介して空気をジェット流により強力に吸い込みつつ曝気して、空気を水に溶解させた後、勢いよく放出させるようにしたものや、図7に示すように、ポンプ10の運転に伴って空気を吸入し、この空気が混入し高圧となった水を、例えばポンプやノズル・ジェット等からなる微細空気発生装置14内を通過させて、その圧力等で空気を水に溶解させた後、勢いよく低圧部へ放出させるようにしたもの等が一般に知られている。
しかしながら、上記従来例にあっては、ポンプによって水をかなり高圧にして圧送するようにしているため、曝気した直後に勢いよく放出するようにしていたため、空気が溶存酸素として水中に溶け込む前に大気に開放されてしまい、溶存酸素改善効果が小さいばかりでなく、放流水で河川等の底に溜まったヘドロ等を巻き上げてしまうことがあるといった問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、水中に溶け込む溶存酸素量を増加させて溶存酸素改善効果を高め、しかも放流水でヘドロ等を巻き上げることなく曝気を行えるようにした曝気システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ポンプの吸込み側に接続されて取水する取水管と、前記ポンプの吐出し側に接続されて水中に敷設され、長さ方向に沿った所定の位置に多数の放流穴を設けた長尺状に延びる放流管と、前記取水管または前記放流管の内部に空気を導入する空気導入部を有することを特徴とする曝気システムである。
このように、放流管として長尺状に延びる管を使用して水中に敷設し、この放流管に設けた複数の放流穴から流速を落とした水をゆっくり放流することで、放流水によるヘドロ等の巻き上げを防止することができる。また、このように、流速を落とした水をゆっくり放流することで、ポンプによる加圧を低く抑えて、放流管内で空気(気泡)と水とが接触する時間をより長くして、空気を溶存酸素として水中により多く溶け込ませることができる。
請求項2に記載の発明は、前記取水管は、長尺状に形成されて水中に敷設され、長さ方向に沿った所定の位置に多数の取水穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の曝気システムである。
これにより、例えば、河川等の底を流れる酸欠状態場所の水を取水穴から直接取水し、効率的に曝気して放流することができる。また、配管を移動することによって、任意の場所から取水することも可能である。
請求項3に記載の発明は、前記取水管と前記放流管は、前記ポンプを挟んだ位置で、内部に開閉弁を介装した送水方向切換え配管で交互に連結され送水方向を逆にできることを特徴とする請求項1または2記載の曝気システムである。
これにより、送水方向切換え配管内の開閉弁を開き、送水方向切換え配管内を水が流通する状態でポンプを運転することで、送水方向を切換えて、つまり放流管から取水して、取水管から放流することができ、これによって、溶存酸素改善範囲を改善し、しかもこのように送水方向を逆にして水を流すことで、取水管及び放流管を洗浄(逆洗)することができる。
請求項4に記載の発明は、前記取水管及び/または前記放流管の端部には、開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の曝気システムである。
これにより、例えば、順方向に送水していた状態から、逆方向に送水するに先立って、放流管の端部に設けた開閉弁を一旦開くことで、配管内の堆積物を圧力水でフラッシュし、逆に、逆方向に送水していた状態から、順方向に送水するに先立って、取水管の端部に設けた開閉弁を一旦開くことで、配管内の堆積物を圧力水でフラッシュすることができる。
請求項5に記載の発明は、前記取水管には、吸込んだ異物を除去するストレーナが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の曝気システムである。
これにより、ストレーナで異物を除去した後の水をポンプに供給することができる。
請求項6に記載の発明は、前記取水管と前記放流管は、前記ポンプを挟み、かつ前記ストレーナの下流側の位置で、内部に開閉弁を介装した送水方向切換え配管で交互に連結されていることを特徴とする請求項5記載の曝気システムである。
本装置でのストレーナは、通常はポンプの吸込側に設けるため、負圧部となり逆洗できないが、これにより、ポンプの運転に伴って、水がストレーナの内部を逆方向に流れるようにして、ストレーナの内部を洗浄(逆洗)することができる。
請求項7に記載の発明は、前記放流管の水中に入る付近には、他の放流穴より大きな径の大径放流穴が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の曝気システムである。
これにより、比較的粒径の大きな空気の塊(気泡)を大径放流穴から先に放流させることで、このような比較的粒径の大きな気泡が放流管に沿って流れて微細空気を結合させてしまうことを防止することができる。なお、取水管の水中に入る付近に、他の取水穴より大きな径の大径取水穴を設けることで、送水方向を逆にした時に対処することができる。
請求項8に記載の発明は、複数のポンプが並列に備えられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の曝気システムである。
これにより、低出力のポンプを使用し、しかも現地で必要な空気量をポンプの台数で調整することができる。
請求項9に記載の発明は、前記放流管には、配管を介して真空ポンプが連結されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の曝気システムである。
これにより、例えば、空気だまりが生じてしまう可能性のある部分に、配管を介して真空ポンプを連結させておき、真空ポンプを運転することで、放流管の内部に空気だまりが生じてしまうことを回避することができる。なお、送水方向を逆にした場合に対処できるように、取水管に配管を介して真空ポンプを連結するようにしてもよい。
本発明によれば、放流管として長尺状に延びる管を使用し、この放流管に設けた複数の放流穴から流速を落とした水をゆっくり放流することで、水中に溶け込む溶存酸素量を増加させて溶存酸素改善効果を高め、しかも放流水でヘドロ等を巻き上げることなく曝気を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態における曝気システムを示す。この曝気システムには、陸上に設置される2台のポンプ20が並列に備えられて、この各ポンプ20の吸込み側には取水管22が、吐出し側には放流管24がそれぞれ分岐して接続されている。このように、ポンプ20を地上に設置することで、ポンプ20の維持管理を容易となすことができ、また複数のポンプ20を並列に備えることで、ポンプとして低出力のポンプを使用し、しかも現地で必要な空気量をポンプの台数で調整することができる。
なお、この例では、下記のように、送水方向を切換えて曝気を行うことで、溶存酸素改善範囲を改善し、しかもこのように送水方向を逆して水を流すことで、取水管22及び放流管24を洗浄(逆洗)することができるようになっている。このため、取水管22及び放流管24は、ほぼ同じ構成を有していて、取水管22は、逆方向への送水の際には放流管としての役割を果たし、放流管24は、逆方向への送水の際には取水管としての役割を果たすようになっている。
取水管22は、長尺状に延びる配管で構成され、大部分を河川等の水中に直線状に敷設されるようになっており、その水中に敷設される部分には、例えば、河川等の底を流れる酸欠状態の水を取水穴22aから効率的に直接取水できるように、長さ方向に沿った所定の位置に、多数の取水穴22aが所定のピッチで設けられている。取水管22の端部には、通常時は閉じて取水管22の端部を閉塞し、これによって、取水穴22aのみから取水が行われるようにするとともに、下記のように、順方向に送水するに先立って、一時的に開くことで、配管内の堆積物を高圧水でフラッシュする開閉弁26aが設けられている。
取水管22の内部には、取水管22が吸込んだ異物を除去して、異物を除去した後の水をポンプ20に供給するストレーナ28が直列に配置され、このストレーナ28には、該ストレーナ28を迂回する迂回路30が並列に配置されている。
分岐した各取水管22の各ポンプ20の上流側には、各ポンプ20の運転に伴って該ポンプ20の吸込み側に発生する負圧によって空気を吸入する、空気導入部としての2本の空気吸入部32が設けられている。このように、ポンプ20の運転に伴って、空気吸入部32から空気を吸入(自然吸引)することで、空気吸入用の外部動力を不要となすことができる。
一方、放流管24は、長尺状に延びる配管で構成され、大部分を河川等の水中に直線状に敷設されるようになっており、その水中に敷設される部分には、長さ方向に沿った所定の位置に、多数の放流穴24aが所定のピッチで設けられている。このように、放流管24として長尺状に延びる管を使用し、この放流管24に設けた複数の放流穴24aから流速を落とした水をゆっくり放流することで、放流水によるヘドロ等の巻き上げを防止することができる。また、このように、流速を落とした水をゆっくり放流することで、ポンプ20による加圧を低く抑えて、水中に溶け込む空気(気泡)の粒径をより細かくし、しかも、放流管24内で空気(気泡)と水とが接触する時間をより長くして、空気を溶存酸素として水中により多く溶け込ませることができる。
放流管24の端部には、通常時は閉じて放流管24の端部を閉塞し、これによって、放流穴24aのみから放流取水が行われるようにするとともに、下記のように、逆方向に送水するに先立って、一時的に開くことで、配管内の堆積物をフラッシュする開閉弁26bが設けられている。
分岐した各放流管24の核各ポンプ20の下流側には、例えばノズルやオリフィスからなり、空気が混入された水を加圧し、その圧力等で空気(または酸素)を水に飽和させ、しかる後、圧力を開放することによって、水中に微細な空気を生成する微細空気発生装置34が配置されている。
更に、この例では、送水方向を切換えて溶存酸素改善範囲を改善し、しかもこのように送水方向を逆して水を流すことで、取水管22及び放流管24を洗浄(逆洗)するための以下の構成が備えられている。
すなわち、分岐する前の取水管22と放流管24は、取水管22のストレーナ28の下流側で取水管22から分岐し、放流管24に合流する送水方向切換え配管36aと、取水管22の前記分岐点より上流側で取水管22から分岐し、放流管24の前記合流点の下流側で放流管24に合流する送水方向切換え配管36bからなる第1の送水方向切換え配管で連結されている。更に、取水管22の両分岐点間、放流管24の両合流点間、及び両第1の送水方向切換え配管36a,36b内には、開閉弁26c,26d,26e,26fがそれぞれ介装されている。
これによって、取水管22の両分岐点間、及び放流管24の両合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26c,26dを開き、第1の送水方向切換え配管36a,36b内にそれぞれ設置した開閉弁26e,26fを閉じた状態で、ポンプ20を運転することで、順方向の送水、すなわち取水管22からポンプ20を通って放流管24に流れる送水(図1実線の矢印参照)を行う。そして、取水管22の両分岐点間、及び放流管24の両合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26c,26dを閉じ、第1の送水方向切換え配管36a,36b内にそれぞれ設置した開閉弁26e,26fを開いた状態で、ポンプ20を運転することで、逆方向の送水、すなわち放流管24からポンプ20を通って放流管24に流れる送水(図1破線参照)を行い、この時に流れる水がストレーナ28を通るようになっている。
次に、この曝気システムの操作例について説明する。
先ず、順方向に送水して、取水管22で取水した水の曝気を行う時には、前述のように、取水管22の両分岐点間、及び放流管24の両合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26c,26dを開き、第1の送水方向切換え配管36a,36b内にそれぞれ設置した開閉弁26e,26fを閉じた状態で、ポンプ20を運転する。この時、取水管22及び放流管24の先端に設けた開閉弁26a,26bを閉じておく。これにより、河川等の水が取水穴22aを通って取水管22の内部に導かれ、ストレーナ28を通過して異物が除去されてポンプ20の内部に吸込まれる。この時、ポンプ20の吸込み側に発生する負圧によって、2つの空気吸入部32の双方または一方から空気がポンプ20の内部に吸入されて、ポンプ20に吸込まれた水の中に空気が混入する。そして、例えばポンプからなる微細空気発生装置34で空気が混入された水を加圧し、その圧力で空気(または酸素)を水に飽和させ、しかる後、圧力を開放することによって、水中に微細な空気が生成される。そして、この微細な空気が生成された水は、放流管24に沿って流れ、放流穴24aから水中に放出される。
このように、図2に示すように、放流管24として長尺状に延びる管を使用し、この放流管24に設けた複数の放流穴24aから流速を落とした水をゆっくり放流することで、放流水によるヘドロ等の巻き上げを防止することができる。また、流速を落とした水をゆっくり放流することで、ポンプ20による加圧を低く抑え、低い圧力の水を微細空気発生装置34に送り、これによって、タンク等を設けなくても水中に溶け込む空気(気泡)の粒径をより細かくし、しかも、放流管24内で空気(気泡)と水とが接触する時間をより長くして、空気を溶存酸素として水中により多く溶け込ませることができる。
そして、送水方向を切換えて放流管24で取水した水を曝気して溶存酸素改善範囲を拡大したり、取水管22及び放流管24を洗浄(逆洗)したりする時には、先ず、取水管22の端部に設けた開閉弁26aを一旦開き、これにより、配管内の堆積物を圧力水でフラッシュする。このように、配管内の堆積物を圧力水でフラッシュすることで、堆積物などが取水管22の取水穴22a等に詰まることを防止することができる。このフラッシュ後、開閉弁26aを閉じる。
なお、図3に示すように、取水管22の端部に、例えば上方に開放した横断面半円状のヘドロ巻き上げ防止部38を連結することで、このフラッシュ時に放流される水でヘドロが巻き上げられることを防止することができる。なお、このヘドロ巻き上げ防止部38を取水管22に一体に形成してもよい。
次に、ポンプ20の運転を停止し、取水管22の両分岐点間、及び放流管24の両合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26c,26dを閉じ、第1の送水方向切換え配管36a,36b内にそれぞれ設置した開閉弁26e,26fを開き、しかる後、ポンプ20を運転することで、逆方向の送水、すなわち放流管24からポンプ20を通って取水管22に流れる送水(図1破線参照)を行う。この時、この逆方向に流れる水は、ストレーナ28を通過する。これにより、放流穴24aを通過して放流管24内に流入した水を、前述と同様にして曝気し、この曝気した水を取水管22の取水穴22aから放流する。このように、放流管24から取水し曝気して取水管24から放流することで溶存酸素改善範囲を拡大し、しかも、これにより、取水管22及び放流管24の内部を洗浄(逆洗)することができる。
再び順方向の送水を行う時には、放流管24の端部に設けた開閉弁26bを一旦開いて、配管内の堆積物を圧力水でフラッシュし、これにより、前述とほぼ同様に、堆積物などが放流管24の放流穴24a等に詰まることを防止し、しかる後、開閉弁26bを閉じる。そして、取水管22の両分岐点間、及び放流管24の両合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26c,26dを開き、第1の送水方向切換え配管36a,36b内にそれぞれ設置した開閉弁26e,26fを閉じた状態でポンプ20を運転する。
なお、放流管24の端部に、図3に示すように、例えば上方に開放した横断面半円状のヘドロ巻き上げ防止部38を連接することで、このフラッシュ時に放流される水でヘドロが巻き上げられることを防止することができることは前述と同様である。
図4は、本発明の他の実施の形態における曝気システムの概要を示す。この例の図1に示す例と異なる点は、1台のポンプ20と微細空気発生装置34を使用し、更に取水管22の水中に入る付近に、他の取水穴22aより大きな径の大径取水穴22bを、放流穴24の水中に入る付近に、他の放流穴24aより大きな径の大径放流穴24bをそれぞれ設けた点である。その他の構成は、図1に示すものとほぼ同様である。
この例によれば、順方向に送水し、取水管22で取水した水を曝気して放流管24の放流穴24aから放流させる時には、比較的粒径の大きな空気の塊(気泡)を大径放流穴24bから先に放流させ、また、逆方向に送水し、放流管24で取水した水を曝気して取水管22の取水穴22aから放流させる時には、比較的粒径の大きな空気の塊(気泡)を大径取水穴22bから先に放流させることができる。これによって、このような比較的粒径の大きな気泡が放流管24や取水管22の内部を流れた際に微細空気泡と結合させてしまうことを防止することができる
図5は、本発明の更に他の実施の形態における曝気システムの概要を示す。この例の図4に示す例と異なる点は、ストレーナ28を逆方向の水の流れで洗浄(逆洗)できるようにした点である。つまり、この例では、取水管22と放流管24は、取水管22のストレーナ28の上流側で取水管22から分岐し、放流管24の前記送水方向切換え配管36aとの合流点の上流側で放流管24に合流する送水方向切換え配管40aと、取水管22の前記送水方向切換え配管40aとの分岐点より上流側で取水管22から分岐し、放流管24の前記送水方向切換え配管40aの合流点の下流側で放流管24に合流する送水方向切換え配管40bからなる第2の送水方向切換え配管で連結されている。更に、取水管22の第2の送水方向切換え配管40a,40bの分岐点間、放流管24の第2の送水方向切換え配管40a,40bの合流点間、及び両第2の送水方向切換え配管40a,40bには、開閉弁26g,26h,26i,26jがそれぞれ介装されている。
これによって、取水管22の第2の送水方向切換え配管40a,40bの分岐点間及び放流管24の第2の送水方向切換え配管40a,40bの合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26g,26hを開き、第2の送水方向切換え配管40a,40b内にそれぞれ設置した開閉弁26i,26jを閉じた状態で、前述のようにして、順方向(または逆方向)に水を送水して、取水管22(または放流管24)で取水した水を曝気して放流する。そして、順方向に水を送水している状態で、取水管22の第2の送水方向切換え配管40a,40bの分岐点間及び放流管24の第2の送水方向切換え配管40a,40bの合流点間にそれぞれ介装した開閉弁26g,26hを閉じ、第2の送水方向切換え配管40a,40b内にそれぞれ設置した開閉弁26i,26jを閉じた状態でポンプ20を運転する。これにより、逆方向の送水、すなわち放流管24からポンプ20を通り、更に取水管22に流れる送水(図5矢印参照)を行い、この時に流れる水が、ストレーナ28を逆方向から通るようにして、ストレーナ28を洗浄(逆洗)する。
なお、放流管24に空気たまりが生じる問題の回避には、(1)一定時間毎に(または、定期的に、あるいは放流管24内の空気量を検知して)、タイマなどで空気吸入部32を閉じ、ポンプ運転台数を空気連衡速度以上に選択して放流管24内の空気を排除するか、または、(2)一定時間毎に(または、定期的に、あるいは放流管24内の空気量を検知して)、タイマなどで空気吸入部32を閉じ、予め空気たまりが生じる可能性がある部分に配管を介して繋いでおいた真空ポンプを運転して空気を排除することによって解決することができる。
本発明の実施の形態における曝気システムを示す概要図である。 図1に示す実施の形態のポンプ、微細空気発生装置及び放流管を示す図である。 放流管(または取水管)の端部にヘドロ巻き上げ防止部を設けた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態における曝気システムを示す概要図である。 本発明の更に他の実施の形態における曝気システムを示す概要図である。 従来の曝気装置の一例を示す概要図である。 従来の曝気装置の他の例を示す概要図である。
符号の説明
20 ポンプ
22 取水管
22a 取水穴
22b 大径取水穴
24 放流管
24a 放流穴
24b 大径放流穴
28 ストレーナ
30 迂回路
32 空気吸入部(空気導入部)
34 微細空気発生装置
36a,36b 第1の送水方向切換え配管
38 ヘドロ巻き上げ防止部
40a,40b 第2の送水方向切換え配管

Claims (9)

  1. ポンプの吸込み側に接続されて取水する取水管と、
    前記ポンプの吐出し側に接続されて水中に敷設され、長さ方向に沿った所定の位置に多数の放流穴を設けた長尺状に延びる放流管と、
    前記取水管または前記放流管の内部に空気を導入する空気導入部を有することを特徴とする曝気システム。
  2. 前記取水管は、長尺状に形成されて水中に敷設され、長さ方向に沿った所定の位置に多数の取水穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の曝気システム。
  3. 前記取水管と前記放流管は、前記ポンプを挟んだ位置で、内部に開閉弁を介装した送水方向切換え配管で交互に連結され送水方向を逆にできることを特徴とする請求項1または2記載の曝気システム。
  4. 前記取水管及び/または前記放流管の端部には、開閉弁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の曝気システム。
  5. 前記取水管には、吸込んだ異物を除去するストレーナが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の曝気システム。
  6. 前記取水管と前記放流管は、前記ポンプを挟み、かつ前記ストレーナの下流側の位置で、内部に開閉弁を介装した送水方向切換え配管で交互に連結されていることを特徴とする請求項5記載の曝気システム。
  7. 前記放流管の水中に入る付近には、他の放流穴より大きな径の大径放流穴が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の曝気システム。
  8. 複数のポンプが並列に備えられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の曝気システム。
  9. 前記放流管には、配管を介して真空ポンプが連結されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の曝気システム。
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