JPH10317455A - 水洗トイレ装置 - Google Patents

水洗トイレ装置

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Publication number
JPH10317455A
JPH10317455A JP12820497A JP12820497A JPH10317455A JP H10317455 A JPH10317455 A JP H10317455A JP 12820497 A JP12820497 A JP 12820497A JP 12820497 A JP12820497 A JP 12820497A JP H10317455 A JPH10317455 A JP H10317455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
storage tank
water
water storage
waste
Prior art date
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Pending
Application number
JP12820497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Morioka
吉男 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUTAKU SANGYO KK
Original Assignee
NITSUTAKU SANGYO KK
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Publication date
Application filed by NITSUTAKU SANGYO KK filed Critical NITSUTAKU SANGYO KK
Priority to JP12820497A priority Critical patent/JPH10317455A/ja
Publication of JPH10317455A publication Critical patent/JPH10317455A/ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 格別な下水処理設備を不要にする。 【解決手段】 曝気用のエア管15とヒータ14とを内
蔵する排気筒16付きの汚物タンク10と、逆止弁13
を介して汚物タンク10に連結する貯水タンク20とを
設ける。汚物タンク10は、エア管15、ヒータ14を
介して高温好気性菌を活性化し、投入される汚物を連続
的に分解処理するとともに、余剰の水分を蒸発させて外
部に放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、投入される汚物
を連続的に分解処理し、下水処理設備を全く必要としな
い水洗トイレ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工事現場やイベント会場等において、運
搬可能な簡易形のトイレ装置を設置することがある。
【0003】従来のトイレ装置は、収容タンクの上面に
便器を付設して形成されており、収容タンクには、便器
からの汚物を投入することができる。すなわち、排泄さ
れた汚物は、収容タンク内にそのまま蓄積され、収容さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、収容タンクは、投入される汚物をそのまま収容
するから、汚物からの悪臭がトイレ室内に充満してしま
い、利用者に不快感を与える上、収容タンクは、短期間
に収容量の限界に達してしまい、頻繁に汚物を廃棄処理
しなければならないという問題があった。また、汚物を
簡単に処理するために、下水道に接続したり、浄化槽等
の下水処理設備を設けるとすれば、設置工事や撤去工事
が煩雑となり、経費が高騰することが避けられない。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、エア管、ヒータを内蔵する排気筒付き
の汚物タンクを設けることによって、汚物を連続的に分
解処理し、下水処理設備を全く必要とせず、しかも快適
に使用することができる水洗トイレ装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、曝気用のエア管とヒータとを内
蔵する排気筒付きの汚物タンクと、逆止弁を介して汚物
タンクに連結する貯水タンクとを備えてなり、逆止弁
は、貯水タンク側から汚物タンク側に連通することをそ
の要旨とする。
【0007】なお、汚物タンクは、貯水タンクに収納す
ることができ、フィルタを介して貯水タンクにオーバフ
ローさせることができる。
【0008】また、エア管は、圧力波式であってもよ
い。
【0009】さらに、排気筒には、排気ファンを付設す
ることができ、貯水タンクには、水位調節形の自動給水
弁を付設することができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、汚物タンク
は、曝気用のエア管とヒータとを内蔵することにより、
高温好気性菌によって投入される汚物を連続的に分解処
理し、常に一定の収容量を確保することができる。な
お、ヒータは、逆止弁を介して一定水位に保たれる汚物
タンク内の水を一定温度に加温し、高温好気性菌の活動
を活発にして汚物の分解処理を促進させるとともに、汚
物タンク内の余剰の水分を蒸発させ、排気筒を介して外
部に放出する。また、エア管は、汚物の分解に必要なエ
アを汚物タンク内に供給する。
【0011】汚物タンクを貯水タンクに収納すれば、汚
物タンクは、貯水タンクとともに2重タンクを形成し、
全体形状を小形化することができる。
【0012】フィルタを介して汚物タンクを貯水タンク
にオーバフローさせるときは、汚物タンクは、大量の汚
物が一時に投入されても、フィルタを介して水分だけを
貯水タンクに排出し、汚物の固形分を確実に収容するこ
とができる。
【0013】圧力波式のエア管は、管内を往復するエア
の圧力波によって、外部から供給されるエアより高い圧
力のエアを汚物タンク内に噴出させ、汚物タンク内の汚
物を均一に撹拌することができる。すなわち、ここでい
う圧力波式とは、エア管の開口面積とエアの供給量とを
適切に設定することにより、往復振動する圧力波を管内
に発生させる形式をいう。
【0014】排気ファンを排気筒に付設すれば、排気フ
ァンは、汚物タンク内に発生する蒸気や臭気を一層速や
かに強制排気することができる。
【0015】自動給水弁を貯水タンクに付設すれば、自
動給水弁は、貯水タンク内の水を自動補給し、貯水タン
クの水位を一定に保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0017】水洗トイレ装置は、汚物タンク10、貯水
タンク20を備えて構成されている(図1、図2)。
【0018】汚物タンク10は、貯水タンク20に収納
されている。汚物タンク10は、上面に開口部11が形
成されており、側面には、フィルタ12付きの流出口1
2a、逆止弁13付きの流入口13aが上下に形成され
ている。なお、逆止弁13は、流入口13aを介し、貯
水タンク20側から汚物タンク10側に一方向に連通さ
せることができる。また、汚物タンク10には、ヒータ
14が組み込まれており、底部には、エア管15が配設
されている。
【0019】エア管15は、上方向、左右方向の三方に
対し、大径の孔15a、15a…が両端部、中央部に形
成されており、小径の孔15b、15b…が孔15a、
15a…の間に形成されている。また、エア管15は、
汚物タンク10の外部に引き出されてブロワ15cに接
続されており、ブロワ15cの送風量は、十分大きく設
定されている。すなわち、エア管15は、ブロワ15c
により、圧力波が内部を往復する圧力波式のエア管とし
て作動するものとする。汚物タンク10は、排気筒16
を介して外部に連通しており、排気筒16には、排気フ
ァン16aが付設されている。
【0020】貯水タンク20は、上面に開口部21を形
成する大形のタンクであり、貯水タンク20上には、扉
B1 付きのトイレ用の建物Bが立設されている。また、
貯水タンク20の上方には、床板22が階段状に配設さ
れており、床板22の上段部には、便器23が設置され
ている。便器23の下部には、汚物タンク10内におい
てヒータ14に向けて屈曲する汚物ガイド23aが付設
されており、汚物ガイド23aの開口部には、ダンパ2
3bが外側から付設されている。
【0021】便器23は、給水管24を介して貯水タン
ク20に接続されており、給水管24の中間部には、ペ
ダル25a付きのポンプ25が付設されている。また、
給水管24の貯水タンク20側には、ストレーナ24a
が付設されている。貯水タンク20には、水源Wに接続
する水位調節形の自動給水弁26が付設されており、自
動給水弁26には、ボールタップ26aが付設されてい
る。
【0022】かかる水洗トイレの作動は、次のとおりで
ある。
【0023】貯水タンク20には、自動給水弁26を介
して水Wa が所定水位L2 にまで貯留されている。ま
た、汚物タンク10には、逆止弁13を介して水Wb が
所定水位L1 ≒L2 に収容されている。なお、汚物タン
ク10には、所定量の高温好気性菌をあらかじめ投入す
るとともに、ヒータ14を介し、水Wb を所定温度に加
温しておく。また、エア管15は、ブロワ15cを運転
することにより、エアを噴出させておく。
【0024】便器23に汚物が排泄され、ペダル25a
を操作して供給ポンプ25を作動させると、貯水タンク
20内の水Wa が便器23に供給され、汚物とともに汚
物タンク10に投入される。そこで、汚物タンク10
は、高温好気性菌を介し、投入された汚物を速やかに分
解処理することができる。なお、ダンパ23bは、汚物
ガイド23aからの汚物が汚物タンク10に落下すると
きにのみ開放し(図1の二点鎖線)、それ以外は自動的
に閉鎖することにより(同図の実線)、汚物タンク10
からの悪臭が建物B内に充満することを防止する。ま
た、汚物タンク10内の水Wb は、ヒータ14によって
加温され、余剰の水分が蒸発し、排気筒16を介して外
部に排出され、同時に、逆止弁13を介して貯水タンク
20から補給される。
【0025】便器23から大量の汚物が一時に投入さ
れ、汚物タンク10の水位L1 が過大になると、フィル
タ12を介して水分だけが貯水タンク20にオーバフロ
ーする。また、自動給水弁26は、貯水タンク20の水
位L2 が所定レベル以下になると、水源Wから貯水タン
ク10に給水する。
【0026】以上の説明において、フィルタ12は、定
期的に点検し、汚れて水分の透過性が低下しているとき
は、洗浄または交換によって透過能力を回復させる。ま
た、エア管15は、汚物タンク10内の汚物を含む水W
b を撹拌して十分なエアを供給し得る限り、左右方向ま
たは上方向のみに孔15a、15a…、15b、15b
…を形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、エア管とヒータとを内蔵する汚物タンクと、貯水タ
ンクとを組み合わせることによって、汚物タンクは、高
温好気性菌を介し、投入される汚物を連続的に分解処理
し、余剰の水分を蒸発させて常に一定の収容量を確保す
ることができるから、格別な下水処理設備を全く必要と
せず、悪臭を生じることなく快適に使用することができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成縦断面説明図
【図2】 図1のX−X線矢視相当断面図
【符号の説明】
10…汚物タンク 12…フィルタ 13…逆止弁 14…ヒータ 15…エア管 16…排気筒 16a…排気ファン 20…貯水タンク 26…自動給水弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曝気用のエア管とヒータとを内蔵する排
    気筒付きの汚物タンクと、逆止弁を介して前記汚物タン
    クに連結する貯水タンクとを備えてなり、前記逆止弁
    は、前記貯水タンク側から前記汚物タンク側に連通する
    ことを特徴とする水洗トイレ装置。
  2. 【請求項2】 前記汚物タンクは、前記貯水タンクに収
    納することを特徴とする請求項1記載の水洗トイレ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記汚物タンクは、フィルタを介して前
    記貯水タンクにオーバフローさせることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の水洗トイレ装置。
  4. 【請求項4】 前記エア管は、圧力波式であることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の水洗
    トイレ装置。
  5. 【請求項5】 前記排気筒には、排気ファンを付設する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
    載の水洗トイレ装置。
  6. 【請求項6】 前記貯水タンクには、水位調節形の自動
    給水弁を付設することを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれか記載の水洗トイレ装置。
JP12820497A 1997-05-19 1997-05-19 水洗トイレ装置 Pending JPH10317455A (ja)

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JP12820497A JPH10317455A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 水洗トイレ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12820497A JPH10317455A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 水洗トイレ装置

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JPH10317455A true JPH10317455A (ja) 1998-12-02

Family

ID=14979058

Family Applications (1)

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JP12820497A Pending JPH10317455A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 水洗トイレ装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH10317455A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155385A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Ebara Corp 曝気システム
JP2011190629A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Hm S Pas Corp 無放流型水循環式簡易水洗トイレ、及び無放流型水循環式簡易水洗トイレにおける汚水の浄化方法

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JP2005155385A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Ebara Corp 曝気システム
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