JP2005154006A - 多層紙袋 - Google Patents

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Abstract


【課題】 接着剤を使用したことによる滲み出しなどの不都合がなく、内容物の充填時各
紙間が開かず、袋内の余分なエアー抜きも出来て、かつ、生産が容易で、紙とフィルムと
を分離してリサイクルし易い多層紙袋を提供する。
【解決手段】 紙と紙との間に熱接着性のプラスチックフィルムを介装した多層筒状物か
らなり、この筒状物の少なくとも一方の開口部における紙と紙との間に、介装したフィル
ムによる熱接着部を所定の間隔をあけて設け、且つ筒状物の他方の開口部を閉じて底部と
してなることで、開口部に介装してあるフィルムに所定の間隔をあけて加熱するから、熱
が直接フィルムに伝達されて均質な熱接着部を形成し、一方、フィルムの全周すべてに熱
接着部を形成していない場合は、非接着部から余分なエアーが抜け、接着剤の滲み出しと
いう不都合がなく、内容物の充填時に各紙間が開くことがなく、エアー抜きも出来て生産
管理が容易となり、しかも紙とフィルムとが所定の間隔をあけた熱接着であるから、容易
に分離出来てリサイクルし易い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粉粒体を収容するための多層紙袋に関し、より詳しくは、紙と紙との間に熱
接着性プラスチックフィルムを介装してなる多層筒状物の一方の開口部に、フィルムによ
る熱接着部を所定の間隔をあけて設け、この筒状物の他方の開口部を閉じて底部としてな
る多層紙袋に関する。
多層紙袋は、開口部から粉粒体などの内容物が収容される際、各紙層間にフィルムの介
装の有無に関わりなく、本来の入口以外の各紙間が開いて内容物が入らないように、各層
間が主に接着により閉じられている。この多層紙袋が紙のみからなる場合は、リサイクル
が容易であるが、各紙層間にフィルムを介装してある多層紙袋では、紙とフィルムとは特
殊な接着剤により貼り合わせているため、紙とフィルムとを分離することが難しく、リサ
イクルが困難となる。加えて、その特殊な接着剤の染み出しがあって、製袋装置やその回
りの環境汚染が懸念される。このような状況から、各紙間にフィルムが介装してある多層
紙袋であるのに、接着剤を使用せず、リサイクルも容易である下記の多層紙袋が知られて
いる。
特開2002−160742号公報
この特許文献1の多層紙袋は、本願明細書に添付した図9、10に示すように、紙aと
紙aとの間に熱接着出来るプラスチックフィルムbを介装して多層状態にし筒状物cにし
て、この筒状物cの少なくとも一方の開口部dがプラスチックフィルムbと共に波押し形
加工を兼ねて加熱圧着され、この開口部dの全幅にわたり隣接する各紙a間が疑似溶着さ
れて、この疑似溶着された開口部d側が内容物の入口eとなり、筒状物cの他方の開口部
fを封止して底部gとしたものである。したがって、この多層紙袋によれば、接着剤を使
用しないから、接着剤の滲み出し等による不都合がなく、紙aと紙aとはポリフィルムb
の加熱圧着による疑似溶着の抗分離力、並びに波押し形加工による機械的抗分離力を保持
して、これらにより本来の入口e以外の各紙a間が開いて内容物が入ることがなく、更に
使用後には紙aとプラスチックフィルムbとが容易に分離することが出来るものである。
特許文献1の多層紙袋は、この開口部dの全幅にわたり隣接する各紙a間が1本の帯状
に疑似溶着されているから、加熱圧着機による熱が分散されずに集中して、プラスチック
フィルムbに孔をランダムに開けてしまうことがあり、疑似溶着していない部分が生ずる
ことがある。更に、孔が開かないで上手く隣接する各紙a間が疑似溶着出来ても、開口部
dの全幅にわたり帯状に疑似溶着されているから、隣接する各紙a間からのエアー抜きが
不十分となり易く、それだけ製袋の際の生産管理が厄介になる虞がある。
そこで、本発明の目的は、接着剤使用による滲み出し等の不都合がなく、内容物の充填
時に各紙層間が開くことのない充分な熱接着力を有しつつ、エアー抜きが出来て生産管理
が容易であり、加えて使用後に紙とフィルムとを容易に分離出来てリサイクルし易い多層
紙袋を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、紙と紙との間に熱接着性プラスチックフィルムを介装して
なる多層筒状物からなり、該多層筒状物の少なくとも一方の開口部における前記紙と紙と
の間に介装された前記熱接着性プラスチックフィルムによる熱接着部を所定の間隔をあけ
て設け、且つ前記筒状物の他方の開口部を閉じて底部としてなることを特徴とする多層紙
袋が提供される。
また、本発明によれば、前記熱接着部は、前記開口部に対しその幅方向に所定の間隔を
あけて設けられている上記多層紙袋が提供される。
また、本発明によれば、前記熱接着部は、前記開口部に対しその軸方向に所定の間隔を
あけて設けられている上記多層紙袋が提供される。
また、本発明によれば、前記熱接着部は、前記開口部に対しその幅方向に所定の間隔を
あけて設けてなる幅方向熱接着部を、前記開口部に対しその軸方向に所定の間隔をあけて
複数設けてなる上記多層紙袋が提供される。
また、本発明によれば、前記熱接着部は、前記開口部に対して平行で、それぞれが接着
部と非接着部を交互に有する複数の帯状に形成され、該熱接着部と熱接着部の間に形成さ
れる非接着部は、接着部の内方端同士を繋ぐラインを底辺とし、開口部に向けて先細とな
る複数の三角形状に形成されてなる上記多層紙袋が提供される。
前記熱接着部は、前記開口部に対して平行で、それぞれが接着部と該接着部よりも幅広
に形成された非接着部を交互に有する平行な複数の帯状からなり、各帯状の接着部と非接
着部が互いに対面状態で配設されてなる上記多層紙袋が提供される。
本発明によれば、熱接着部を所定の間隔をあけて設けるために、開口部における紙と紙
との間に介装する熱接着性プラスチックフィルムに所定の間隔をあけて加熱するから、熱
が1箇所に籠もらずにフィルムに伝達されて均質な熱接着部を形成し、一方、介装してい
るフィルムの全周すべてにわたり熱接着部を形成してある場合を除き、非接着部からエア
ーが抜ける。
したがって、接着剤を使用しないため、滲み出し等の不都合がなく、内容物の充填時、
各紙層間が開くことがなく、必要なエアー抜きも出来て生産管理が容易となり、しかも使
用後に紙とフィルムとが所定の間隔をあけた熱接着であるため、容易に分離出来てリサイ
クルし易い効果がある。
また、この熱接着部が開口部に対しその幅方向あるいは軸方向に所定の間隔をあけてい
ることにより、所定の間隔の非接着部から袋内の不要なエアーが抜け易くなり、生産管理
が容易となる。
また、この幅方向熱接着部は開口部に対しその幅方向並びに軸方向にも所定の間隔をあ
けて設けられていることにより、上記同様に所定の間隔の非接着部からエアーが抜け、か
つ、熱接着時には、所定の間隔の非接着部により熱が分散して、熱が1箇所に籠もらずに
フィルムに伝達されて均質な熱接着部を形成するため、上記効果に加えて更に特に各紙間
の熱接着が良好となる。
さらに、非接着部を図9に示した構成にすると、袋内のエアーの通路となる非接着部が
袋内方側を底辺とする三角形状に形成されているために、袋内の不要なエアーが一層抜け
易くなり、内容物充填後の生産管理がより効率的に行うことができる。また、図10の構
成では、非接着部と該接着部よりも幅広に形成された非接着部が互いに対面しながら配置
されるので、袋内の不要のエアーはジグザグ状態で非接着部の間を通って抜けてぬくこと
ができ、外からのゴミの侵入が防止出来、各紙間の熱接着状態も良好となる。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す多層紙袋の側面図、図2は同多層紙袋の断面図、図3
は図2の拡大断面図、図4は同多層紙袋の層構成を示す斜視図、図5は同多層紙袋の製造
状況を示す工程図である。
本発明の多層紙袋1は、紙2と紙3との間に熱接着性プラスチックフィルム4を介装し
た多層筒状物5からなり、この筒状物5の少なくとも一方の開口部6における紙2と紙3
との間に、これらに介装してあるプラスチックフィルム4による熱接着部7を所定の間隔
をあけて設け、且つ筒状物5の他方の開口部8を閉じて底部9としてなるものである。
この実施例では、前記筒状物5の層構成は、図4に示すように、紙2と紙3との間に熱
接着性プラスチックフィルム4を介装した3層からなるが、必要に応じて、更にフィルム
及び紙層を順次追加して5層以上の多層構成としても良い。この筒状物5は、紙2、3及
びフィルム4のいずれもそれらの端部を重ね合わせて貼り付けることにより作られ、その
両端に前記開口部6、8が形成される。なお、筒状物5の層構成をする紙2、3は特に限
定がないが、通常クラフト紙が好ましく用いられ、フィルム4も熱接着性であること以外
特に限定がないが、通常、ポリオレフィン系のフィルム、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどが用いられる。
前記筒状物5の開口部6は、紙2と紙3との間をフィルム4による熱接着部7を所定の
間隔を有して複数設けて、紙2とフィルム4との間あるいはフィルム4と紙3との間が開
かないようにし、多層紙袋1を構成する。そして、この多層紙袋1は、開口部6側が内容
物の入口11となり、開口部8側が底部9となって、入口11から内容物を収容する際、
紙2とフィルム4との間あるいはフィルム4と紙3との間が開かないから、これらの間に
内容物が入ることはない。
次に、筒状物5の開口部6における熱接着部7の加工を詳述すると、まず、開口部6に
ヒートシーラーを当てて、フィルム4の所定幅を軟化してはいるが、まだ熱接着には至っ
ていない状態にし、その後直ちにフィルム4の所定幅の軟化部12上に図5のギャー13
を押圧状態で走らせ、軟化部12を熱接着部7と所定の間隔の非接着部14とにする。す
なわち、熱接着部7は、フィルム4が軟化しているがまだ熱接着していない軟化部12に
直ちにギャー13の凸部13aにて押圧するから、紙2とフィルム4と紙3とが熱接着状
態となることで、構成したものであり、所定の間隔の非接着部14は、ギャー13の凸部
13aにて押圧しないため、時間の経過と共にフィルム4の軟化が解消し熱接着しない状
態となるように構成したものである。このようにすると、筒状物5の開口部8に紙テープ
10を貼り付け閉じて底部9を有する多層紙袋1としても、所定の間隔の非接着部14か
ら袋内の余分なエアーが容易に抜けて、多層紙袋1が必要以上に嵩張ることがなくなる。
次に、上記構成になる多層紙袋1の利用方法について説明する。
まず、多層紙袋1の入口11を開き、例えば粉粒体などの内容物をを充填する。その際
、紙2とフィルム4との間あるいはフィルム4と紙3との間に熱接着部7を所定の間隔を
有して複数設けてあるため、これらの間が開かず、本来の入口11以外の隙間などに内容
物が入り込むようなことがない。また、所定の間隔の非接着部14が存在することにより
、紙2とフィルム4との間あるいはフィルム4と紙3との間に余分なエアーが入り込んで
いても、このエアーが袋内にとどまることがなく、スムーズに袋外に抜けて嵩張ることが
ない。そして、入口11には底部9の場合と同様に紙テープ10を貼り付けするなど、公
知の方法で封緘して最終製品とする。
最終製品の消費に際しては、多層紙袋1の入口11を裸出し開封して、入口11から内
容物を取り出し使用し、使い切ったら、紙2、3とフィルム4とを分離するが、熱接着部
7が所定の間隔の非接着部14と交互にあるから、紙2、3とフィルム4とを容易に分離
することが出来る。したがって、多層紙袋1は、紙2、3とフィルム4とに分離して容易
にリサイクルすることが出来、あるいは分離廃棄することも出来る。
図6、7は本発明の他の実施の形態の多層紙袋1aを説明するためのものであり、実施
例1の多層紙袋1との相違点は、熱接着部7aが開口部6に対しその軸方向に所定の間隔
をあけて4本設けられている点にある。そして、この多層紙袋1aは、熱接着時に所定の
間隔の非接着部14aに熱が分散して、1箇所に熱が籠もらずにフィルム4に伝達されて
均質な上述の熱接着部7aを形成し、特にフィルム4に孔が開いたりせずに各紙2、3間
の熱接着が良好となる。なお、この多層紙袋1aの筒状物5の開口部6における熱接着部
7aの加工は次のようにする。
すなわち、開口部6に図7のように形成したヒートシーラーのヒーターバー15を当て
、フィルム4の所定幅を直接熱接着状態にし、紙2とフィルム4と紙3との間を熱接着部
7aと所定の間隔の非接着部14aとにするものである。このようにすると、上述のよう
に筒状物5の開口部6にヒートシーラーを当て、紙2とフィルム4と紙3との間を直接熱
接着しても、ヒーターバー15の当接部15aから熱が分散し、フィルム4の一部分に熱
が集中せず、フィルム4に孔があくことがない。
図8は本発明のさらに他の実施の形態の多層紙袋1bを示すものであり、実施例1の多
層紙袋1との相違点は、実施例1の熱接着部7の代わりに、開口部6に対しその幅方向に
所定の間隔をあけて設けてなる幅方向熱接着部7bが、開口部6に対しその軸方向に所定
の間隔をあけて4本設けられている点にある。換言すれば、この例では、多層紙袋1bは
実施例1の熱接着部7が軸方向に4本設けられているものである。この多層紙袋1bは、
幅方向熱接着部7bが開口部6に対しその幅方向並びに軸方向にも、所定の間隔をあけて
設けられているから、所定の間隔の非接着部14b及び14cによりエアーが抜け嵩張る
ことがなく、熱接着時に所定の間隔の非接着部14b及び14cに熱が分散して、熱が籠
もらずにフィルム4に伝達されて孔が開かず、均質な幅方向熱接着部7bを形成する。特
に各紙2、3間のエアー抜きが良好で生産管理が容易となり、更に各紙2、3間の熱接着
が良好となる。
この多層紙袋1bの筒状物5の開口部6における熱接着部の加工は次のようにする。
すなわち、開口部6に図7のように形成したヒートシーラーのヒーターバー15を当て
、フィルム4の4本の所定幅を軟化しているが、まだ熱接着していない状態にし、その後
直ちにフィルム4の4本の所定幅の軟化部上に図5のギャー13を押圧状態で走らせ、軟
化部を4本の幅方向熱接着部7bと、これらに所定の間隔を有して挟まれた3本の非熱接
着部14cとにする。これらの4本の幅方向熱接着部7bは、それぞれ非熱接着部14b
が交互にあって構成している。
図9に示した多層紙袋1cの例は、請求項5に規定した構成を示すものであり、熱接着
部7dを、前記開口部6に対して平行で、それぞれが接着部と非接着部を交互に有する複
数の帯状に形成されるものであって、熱接着部7dと熱接着部7dの間に形成される非接
着部14dは、接着部の内方端7c同士を繋ぐラインを底辺とし、開口部6に向けて先細
となる複数の三角形状に形成されている。
この底辺は広く形成された非接着部14dの形状が袋内の余分なエアーをスムースに袋
外へ排出し、かつ、開口部6側の先細に形成された非接着部14dからは外のゴミが袋内
に侵入することはない。
なお、この実施例4では帯状の熱接着部は5列に形成されているが、帯状接着部の列の
数は特に限定されるものではなく、接着強度の点からいって3列以上であることが好まし
い。
図10に示した多層紙袋1dの例は、請求項6に規定した構成を示すものであり、前記
熱接着部の構成が、前記開口部6に対して平行で、それぞれが接着部7eと、該接着部よ
りも幅広に形成された非接着部14eを交互に有する複数の帯状からなり、
各帯状の熱接着部7eと非接着部14eが互いに対面状態で配設されているものである。
この実施例5に示した構成の特徴は、熱接着部の収縮によるピンホールを防止出来る点
にある。すなわち、熱接着部と熱接着部の間に存在する非接着部は、熱接着作業後に経時
に伴う収縮の影響でピンホールが発生するという問題があるが、実施例5のように各帯状
の熱接着部7eと非接着部14eが互いに対面状態で配設されていることにより、帯状の
非接着部の収縮を、隣接する他の帯状の接着部が補完するように作用し、非接着部のピン
ホールの発生を防止するものである。
さらに、実施例5の構成によれば、袋内の余分なエアーは、袋を外側から圧迫することによって、階段状に形成されている非接着部14eをジグザグ状態で開口6に達し袋外に排出される。また、非接着部14eは熱接着されてはいないものの当該部のフィルム同士は互いに密着状態にあり、かつ、非接着部の下方には接着部7eが対面状態に形成されているから、ゴミが外から袋内に侵入する事態は防止される。
この実施例5では、接着部7eと非接着部14eを交互に有する帯状は3列に形成され
ているが、これに限定されるものではなく、外からのゴミの侵入を効率的に防止し、かつ
、袋内の余分なエアーを排出しやすくするという観点からは、2列ないし4列に形成され
ることがが好ましい。
以上、本発明の実施例1ないし5について説明したが、具体的な構成はこれに限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきであ
る。
本発明の多層紙袋は、内容物の充填がし易く且つ袋内の不要なエアーは容易に排出出来
るのに、外側からゴミの侵入は防ぐことができ、生産管理が簡単であり、更に使用後に紙
とフィルムとを容易に分離出来てリサイクルし易いことを要求される場合に利用可能性が
極めて高くなる。
本発明の実施例1の接着部の構成を示す多層紙袋の側面図である。 同多層紙袋の断面図である。 図2のAにおける拡大断面図である。 同多層紙袋の層構成を示す斜視図である。 同多層紙袋の製造状況を示す工程図である。 本発明の実施例2の接着部の構成を示す接着部の構成を示す多層紙袋の側面図である。 同上の多層紙袋を加工する際のヒートシーラーのヒーターバーの側面図である。 本発明の実施例3の接着部の構成を示す多層紙袋の側面図である。 本発明の実施例4の接着部の構成を示す多層紙袋の側面図である。 本発明の実施例5の接着部の構成を示す多層紙袋の側面図である。 従来の多層袋の一例を示す側面図である。 従来の多層袋の一例を示す断面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 多層紙袋
2,3,a 紙
4 熱接着性プラスチックフィルム
5,c 筒状物
6,8,d,f 開口部
7,7a,7e 熱接着部
7b,7d 幅方向熱接着部
7c 接着部の袋内方端
9,g 底部
10 紙テープ
11,e 入口
12 軟化部
13 ギャー
13a 凸部
14,14a,14b,14c 非接着部
15 ヒートシールバー
15a 当接部
b プラスチックフィルム

Claims (6)

  1. 紙と紙との間に熱接着性プラスチックフィルムを介装してなる多層筒状物からなり、該
    多層筒状物の少なくとも一方の開口部における前記紙と紙との間に介装された前記熱接着
    性プラスチックフィルムによる熱接着部を所定の間隔をあけて設け、且つ前記筒状物の他
    方の開口部を閉じて底部としてなることを特徴とする多層紙袋。
  2. 前記熱接着部は、前記開口部に対しその幅方向に所定の間隔をあけて設けられている請
    求項1記載の多層紙袋。
  3. 前記熱接着部は、前記開口部に対しその軸方向に所定の間隔をあけて設けられている請
    求項1記載の多層紙袋。
  4. 前記熱接着部は、前記開口部に対しその幅方向に所定の間隔をあけて設けてなる幅方向
    熱接着部を、前記開口部に対しその軸方向に所定の間隔をあけて複数設けてなる請求項1
    記載の多層紙袋。
  5. 前記熱接着部は、前記開口部に対して平行で、それぞれが接着部と非接着部を交互に有
    する複数の帯状に形成され、該熱接着部と熱接着部の間に形成される非接着部は、接着部
    の内方端同士を繋ぐラインを底辺とし、開口部に向けて先細となる複数の三角形状に形成
    されてなる請求項1記載の多層紙袋。
  6. 前記熱接着部は、前記開口部に対して平行で、それぞれが接着部と該接着部よりも幅広
    に形成された非接着部を交互に有する平行な複数の帯状からなり、各帯状の接着部と非接
    着部が互いに対面状態で配設されてなる請求項1記載の多層紙袋。
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