JP2005153204A - 画像形成装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録紙の印刷済みの面を再利用することを可能とする。
【解決手段】 複写機の制御部41は、原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得る原稿読取部41aと、記録紙画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得る記録紙読取部41bと、記録紙画像データの記録紙の主走査方向と副走査方向との辺を有する矩形形状の余白領域を求める余白検出部41cと、原稿画像データを記録紙の余白領域に作像して排紙する出力部41eとを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ディジタル複写機などの画像形成装置に係り、特に少なくとも一度印刷処理が行われた使用済の記録紙を再利用する画像形成装置に関するものである。
近年、省資源を目的として、片面のみが印刷済みの記録紙を廃棄せずに、他の片面に印刷して再利用する画像形成装置が提案されている。例えば、未使用の記録紙(以下、さら紙という)と片面のみが印刷済みの記録紙(以下、裏紙という)とを別々の給紙トレイにセットして、裏紙の使用可否を選択するファクシミリ等の原稿読取記録装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、例えば、印刷する記録紙の両面の画像を読み取り、それぞれの面が印刷済みであるか否かを検知し、両面が印刷済みである場合には印刷せずに排紙し、いずれかの面が印刷済みではない場合には印刷済みではない面に印刷して排紙する電子複写機が提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−237920公報 特開平10−97112公報
一方、両面が印刷済みの記録紙であっても、少なくとも片面に充分な余白が有り、再利用可能な場合がある。例えば、電子メールを印刷する際に、記録紙の上端部に送信者及び受信者のアドレス、受信日時等のヘッダ部分だけが印刷され、次の記録紙に本文部分が印刷される場合には、1枚目の記録紙には殆ど印刷されていない(すなわち、充分な余白がある)。
上記の従来のファクシミリ、複写機等の画像処理装置においては、充分な余白がある場合であっても、記録紙の印刷済みの面が再利用されることはなく、省資源が充分ではないという課題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、記録紙の印刷済みの面を再利用することの可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の画像形成装置は、少なくとも一度印刷処理が行われた記録紙を再利用する画像形成装置であって、原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得る原稿読取手段と、前記記録紙の画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得る記録紙読取手段と、前記記録紙画像データから前記記録紙の矩形形状の余白領域を求める余白検出手段と、前記記録紙の前記余白領域に前記原稿画像データを作像して排紙する出力手段と備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、原稿読取手段によって、原稿画像が光学的に読み取られて光電変換された原稿画像データが得られ、記録紙読取手段によって、少なくとも一度印刷処理が行われた記録紙の画像が光学的に読み取られて光電変換された記録紙画像データが得られる。そして、余白検出手段によって、記録紙画像データから記録紙の矩形形状の余白領域が求められ、出力手段によって、記録紙の余白領域に原稿画像データが作像されて排紙される。従って、記録紙の余白領域に原稿画像データが作像されて排紙されるため、記録紙の印刷済みの面を再利用することが可能となる。
請求項2に記載の画像形成装置は、前記余白領域について、主走査方向の長さが第1の所定値以上であり、且つ、副走査方向の長さが第2の所定値以上である余白条件を満たすか否かを判定する余白判定手段を備え、前記余白検出手段が、主走査方向と副走査方向との辺を有する矩形形状の余白領域を求めるものであって、前記出力手段が、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合に該記録紙に前記原稿画像データを作像せずに排紙し、余白条件を満たすと判定された場合に該記録紙の前記余白領域に前記原稿画像データを作像して排紙することを特徴としている。
上記の構成によれば、余白判定手段によって、余白領域について、主走査方向の長さが第1の所定値以上であり、且つ、副走査方向の長さが第2の所定値以上である余白条件を満たすか否かが判定され、余白検出手段によって、主走査方向と副走査方向との辺を有する矩形形状の余白領域が求められる。そして、出力手段によって、余白判定手段により余白条件を満たさないと判定された場合に該記録紙に原稿画像データが作像されずに排紙され、余白条件を満たすと判定された場合に該記録紙の余白領域に原稿画像データが作像されて排紙される。
そこで、記録紙の余白領域が所定の余白条件(ここでは、主走査方向の長さが第1の所定値以上であり、且つ、副走査方向の長さが第2の所定値以上であること。すなわち、所定値以上の面積を有すること)を満たさないと判定された場合に該記録紙に原稿画像データが作像されずに排紙され、所定の余白条件を満たすと判定された場合に該記録紙の余白領域に原稿画像データが作像されて排紙されるため、余白領域が狭い記録紙には印刷されず、余白領域が広い記録紙に印刷される。
従って、記録紙の印刷済みの面が再利用されるにもかかわらず、余白領域が広い記録紙に印刷されるため、過度の縮小処理に伴う印刷品位の低下が抑制される。
請求項3に記載の画像形成装置は、前記出力手段が、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合に該記録紙に余白条件を満たさないことを示す所定の画像データを作像して排紙することを特徴としている。
上記の構成によれば、出力手段によって、余白判定手段により余白条件を満たさないと判定された場合に該記録紙に余白条件を満たさないことを示す所定の画像データが作像されて排紙される。そこで、余白条件を満たさない場合に余白条件を満たさないことを示す所定の画像データが作像されて排紙されるため、ユーザは、余白条件を満たさないことを容易に視認することが可能となり、利便性が向上される。
請求項4に記載の画像形成装置は、前記出力手段から排出された記録紙を載置する複数のビンを備え、前記出力手段が、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙が排出されるビンとは別の所定のビンに記録紙を排出することを特徴としている。
上記の構成によれば、出力手段によって、余白判定手段により余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙が排出されるビンとは別の所定のビンに記録紙が排出される。
そこで、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙が排出されるビンとは別の所定のビンに記録紙が排出されるため、余白条件を満たさない記録紙が選別され、利便性が向上される。
請求項5に記載の画像形成装置は、前記出力手段が、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に排出される記録紙の向きに対して略90°をなす向きに記録紙を回転して排出することを特徴としている。
上記の構成によれば、出力手段によって、余白判定手段により余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に排出される記録紙の向きに対して略90°をなす向きに記録紙が回転されて排出される。
そこで、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に排出される記録紙の向きに対して略90°をなす向きに記録紙が回転されて排出されるため、余白条件を満たさない記録紙が選別され、利便性が向上される。
請求項6に記載の画像形成装置は、前記余白判定手段によって、前記余白条件を満たすと判定された場合に、前記余白判定手段が、前記余白領域の主走査方向の長さ及び副走査方向の長さを求め、求められた主走査方向の長さ及び副走査方向の長さを用いて前記原稿画像データの拡縮倍率を求め、前記出力手段が、前記余白判定手段によって求められた拡縮倍率に前記原稿画像データを拡縮して作像することを特徴としている。
上記の構成によれば、余白判定手段によって、余白条件を満たすと判定された場合に、余白判定手段によって、余白領域の主走査方向の長さ及び副走査方向の長さが求められ、求められた主走査方向の長さ及び副走査方向の長さを用いて原稿画像データの拡縮倍率が求められ、出力手段によって、余白判定手段により求められた拡縮倍率に原稿画像データが拡縮されて作像される。
従って、余白条件を満たすと判定された場合に、余白領域の主走査方向の長さ及び副走査方向の長さに応じた拡縮倍率に原稿画像データが拡縮されて作像されるため、過度の縮小処理に伴う印刷品位の低下が抑制される。
請求項7に記載の画像形成装置は、前記余白判定手段によって、前記余白条件を満たすと判定された場合に、前記出力手段が、前記余白検出手段によって検出された前記余白領域の外周部近傍に前記余白領域の外周部であることを示す所定の画像を作像することを特徴としている。
上記の構成によれば、余白判定手段によって、余白条件を満たすと判定された場合に、出力手段によって、余白検出手段により検出された余白領域の外周部近傍に余白領域の外周部であることを示す所定の画像が作像されるため、ユーザは、余白領域(すなわち原稿画像の作像される領域)を容易に視認することが可能となり、利便性が向上される。
請求項8に記載の画像形成装置は、前記余白判定手段によって、前記余白条件を満たすと判定された場合に前記出力手段が、前記余白検出手段によって検出された前記余白領域以外の領域に余白領域ではないことを示す所定の画像を作像することを特徴としている。
上記の構成によれば、余白判定手段によって、余白条件を満たすと判定された場合に、出力手段によって、余白検出手段により検出された余白領域以外の領域に余白領域ではないことを示す所定の画像が作像されるため、ユーザは、余白領域(すなわち原稿画像の作像される領域)を容易に視認することが可能となり、利便性が向上される。
請求項9に記載の画像形成装置は、前記出力手段が、トナー消費量を削減するモードで前記原稿画像データを作像することを特徴としている。
上記の構成によれば、出力手段によって、トナー消費量を削減するモードで原稿画像データが作像されるため、トナー消費量が削減される。
請求項10に記載の画像形成装置は、前記記録紙読取手段において前記記録紙の画像を読み取る位置と、前記出力手段において前記原稿画像データを前記記録紙に作像する位置との距離が前記記録紙の長辺の長さ以上離間していることを特徴としている。
上記の構成によれば、記録紙読取手段において記録紙の画像を読み取る位置と、出力手段において原稿画像データを記録紙に作像する位置との距離が記録紙の長辺の長さ以上離間しているため、記録紙の画像の読み取りが完了した後に、原稿画像データが記録紙に作像される。従って、記録紙の画像の読み取りと原稿画像データの記録紙への作像とを並行して行う必要がないため、装置全体の制御が容易となり、製造コストが削減される。
請求項11に記載のカラー画像形成装置は、少なくとも一度印刷処理が行われた記録紙を再利用するカラー画像形成装置であって、原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得る原稿読取手段と、前記記録紙の画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得る記録紙読取手段と、前記原稿画像データを対応する位置の前記記録紙画像データとの色差が所定値以上とするべく変更する色変更手段と、前記色変更手段によって変更された前記原稿画像データを前記記録紙に作像して排紙する出力手段を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、原稿読取手段によって、原稿画像が光学的に読み取られて光電変換された原稿画像データが得られ、記録紙読取手段によって、少なくとも一度印刷処理が行われた記録紙の画像が光学的に読み取られて光電変換された記録紙画像データが得られる。そして、色変更手段によって、原稿画像データが対応する位置の記録紙画像データとの色差を所定値以上とするべく変更され、出力手段によって、色変更手段により変更された原稿画像データが記録紙に作像されて排紙される。
従って、原稿画像データが対応する位置の記録紙画像データとの色差を所定値以上とするべく変更され、変更された原稿画像データが記録紙に作像されて排紙されるため、記録紙画像と原稿画像との識別が可能となり、記録紙の印刷済みの面を再利用することが可能となる。
請求項12に記載のカラー画像形成装置は、前記出力手段が、前記色変更手段によって変更された前記記録紙画像データをトナー消費量を削減するモードで作像することを特徴としている。
上記の構成によれば、出力手段によって、色変更手段により変更された記録紙画像データがトナー消費量を削減するモードで作像されるため、トナー消費量が削減される。
請求項1に記載の発明によれば、記録紙の余白領域に原稿画像データが作像されて排紙されるため、記録紙の印刷済みの面を再利用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録紙の印刷済みの面が再利用されるにもかかわらず、余白領域が広い記録紙に印刷されるため、過度の縮小処理に伴う印刷品位の低下を抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、余白条件を満たさない場合に余白条件を満たさないことを示す所定の画像データが作像されて排紙されるため、ユーザは、余白条件を満たさないことを容易に視認することが可能となり、利便性を向上できる。
請求項4に記載の発明によれば、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙が排出されるビンとは別の所定のビンに記録紙が排出されるため、余白条件を満たさない記録紙が選別され、利便性を向上できる。
請求項5に記載の発明によれば、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に排出される記録紙の向きに対して略90°をなす向きに記録紙が回転されて排出されるため、余白条件を満たさない記録紙が選別され、利便性を向上できる。
請求項6に記載の発明によれば、余白領域の主走査方向の長さ及び副走査方向の長さに応じた拡縮倍率に原稿画像データが拡縮されて作像されるため、過度の縮小処理に伴う印刷品位の低下を抑制できる。
請求項7に記載の発明によれば、余白領域の外周部近傍に余白領域の外周部であることを示す所定の画像が作像されるため、ユーザは、余白領域(すなわち原稿画像の作像される領域)を容易に視認することが可能となり、利便性を向上できる。
請求項8に記載の発明によれば、余白領域以外の領域に余白領域ではないことを示す所定の画像が作像されるため、ユーザは、余白領域(すなわち原稿画像の作像される領域)を容易に視認することが可能となり、利便性を向上できる。
請求項9に記載の発明によれば、トナー消費量を削減するモードで原稿画像データが作像されるため、トナー消費量を削減できる。
請求項10に記載の発明によれば、記録紙の画像の読み取りと原稿画像データの記録紙への作像とを並行して行う必要がないため、装置全体の制御が容易となり、製造コストを削減できる。
請求項11に記載の発明によれば、原稿画像データが対応する位置の記録紙画像データとの色差を所定値以上とするべく変更され、変更された原稿画像データが記録紙に作像されて排紙されるため、記録紙画像と原稿画像との識別が可能となり、記録紙の印刷済みの面を再利用することができる。
請求項12に記載の発明によれば、記録紙画像データがトナー消費量を削減するモードで作像されるため、トナー消費量を削減できる。
図1は、本発明が適用されるディジタル複写機の機械的構成を示す側断面概略図の一例である。ディジタル複写機1は、本体部200(出力手段の一部、記録紙読取手段及び余白検出手段に相当する)と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300(出力手段の一部に相当する)と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読取部500(原稿読取手段の一部に相当する)と、原稿読取部500の上方に配設された原稿給送部600(出力手段の一部に相当する)とを備えている。
原稿給送部600は、ADF(Automatic Document Feeder)であり、セットされた原稿束Pを1枚ずつ順に繰り出し、繰り出される原稿を原稿読取部500に搬送し、原稿読取部500で原稿画像が読み取られた原稿を排出する原稿送り動作(搬出動作)を行うものである。また、原稿給送部600は、原稿が載置される原稿載置部601内の原稿の有無を検出する光センサ等からなる原稿有無センサ602を備えている。
原稿読取部500は、原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得るものであって、第1コンタクトガラス501、第2コンタクトガラス502、走査ユニット503、ミラーユニット504、結像レンズ505及びCCDユニット506を備えている。
第1コンタクトガラス501は、ユーザが原稿給送部600を開けて原稿の載置を行うためのものである。第2コンタクトガラス502は、原稿給送部600によって搬送される原稿の読み取りを行うためのものであり、この場合、原稿給送部600は原稿を第2コンタクトガラス502上に押圧する押さえとして用いられる。走査ユニット503は、原稿に照射する光源であるランプ503aと原稿からの反射光である原稿の光像の光路を反射させる第1ミラー503bとを一体化して備え、第1コンタクトガラス501の下方を図の左右方向(副走査方向)に移動可能に構成されている。
ミラーユニット504は、第1ミラー503bからの光を反射させる第2ミラー504aと第3ミラー504bとを一体化して備えるものである。結像レンズ505は、ミラーユニット504からの原稿光像をCCDユニット506の受光面に結像させるものである。CCDユニット506は、結像レンズ505を透過した光像を光電変換して画像データ(原稿画像データ)を得るラインセンサとしての撮像素子(CCD)等からなるものである。
本体部200は、原稿読取部500によって得られた原稿画像データに各種の処理を施して出力画像データを生成すると共に、生成された出力画像データを記録紙上に作像して排紙するものであって、複数(ここでは、2個)の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、帯電装置205、露光装置206、現像装置207、定着ローラ208、排出口209、及び排出トレイ210を備えている。
また、本体部200は、転写ローラ203及び感光体ドラム204の記録紙の上流側に
レジストローラRRと、複数の給紙カセット201から搬送された記録紙の合流位置近傍に記録紙読み取り部CISとを備えている。なお、レジストローラRRと記録紙読み取り部CISとは、その間の距離が、給紙カセット201に格納可能な最大サイズの記録紙の長辺の長さ(例えば、A3サイズである場合には、297mm)以上の距離(例えば、500mm)だけ離間して配設されている。
更に、本体部200は、適所にCPU(Central Processing Unit)等からなる本体制御部102を備えている。本体制御部102は、本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読取部500及び原稿給送部600の各部からの電気信号を受け付けて、電気信号に基づいてこれら各部の動作の制御を行うものである。
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置205によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読取部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置207は、現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、本体部200の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
また、レジストローラRRは、給紙カセット201から搬送された記録紙の向き等を矯正するものである。記録紙読み取り部CISは、記録紙の画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得るものであって、記録紙に照射する光源であるランプと記録紙からの反射光である原稿の光像をCCDの受光面に結像させる結象レンズと、結像レンズを透過した光像を光電変換して画像データ(記録紙画像データ)を得るラインセンサとしての撮像素子(CCD)等を備えている。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、複数(ここでは、2つ)のビン304a,304bを備え、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数等に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、拡縮率の設定用画面を含む種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示するものである。スタートキー402は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷部数等を入力するために用いられるものである。
図2は、図1に示すディジタル複写機1の機能構成図の一例である。ディジタル複写機1は、原稿スキャナ部11a、記録紙スキャナ部11b、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41及び操作パネル部51を備えている。なお、原稿スキャナ部11aは、図1に示す原稿読取部500に対応し、記録紙スキャナ部11bは、図1に示す記録紙読み取り部CISに対応し、画像処理部21及び制御部41は、図1に示す本体部200の一部に対応し、プリンタ部31は、図1に示す原稿給送部600、本体部200の一部及び用紙後処理部300に対応し、操作パネル部51は、操作部400に対応している。特に、制御部41は、本体部200の本体制御部102に対応している。
原稿スキャナ部11aは、図1に示すスキャナ501を構成するランプ503及びCCDユニット506を含む。原稿スキャナ部11aは、ランプ503により原稿を照射し、その反射光をCCDユニット506で受光することにより、原稿から原稿画像を読み取り、読み取った画像に対応する原稿画像データを制御部41へ出力するものである。
記録紙スキャナ部11bは、ランプにより記録紙を照射し、その反射光をCCDで受光することにより、記録紙から記録紙画像を読み取り、読み取った画像に対応する記録紙画像データを制御部41へ出力するものである。
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた原稿画像データを画像メモリ24に記憶したり、必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理するものであって、処理された画像データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31へ出力するものである。補正部22は、読み取られた原稿画像データに対してレベル補正、γ補正等の所定の補正処理を行うものである。画像加工部23は、原稿画像データの圧縮又は伸張処理、拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行うものである。
プリンタ部31は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図1に示す感光体ドラム204、帯電装置205、露光装置206、現像装置207等から構成される画像形成部33、図1に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図1に示す定着ローラ208等から構成される定着部35を含む。具体的には、用紙搬送部32は記録紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を記録紙に転写し、定着部35はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成して排紙するものである。
制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成され、装置全体の動作を制御するものである。制御部41は、原稿有無センサ602からの信号を受けて、原稿載置部601内の原稿の有無を判定すると共に、記録紙の余白領域の検出処理、検出された余白領域への原稿画像データの嵌めこみ処理、原稿画像データの印刷指示処理等の各種処理を行う。
操作パネル部51は、図1に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52、及び図1に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部53を含む。操作パネル部51は、ユーザがコピー機能に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、拡縮率設定等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられる。
図3は、図1に示すディジタル複写機1の主要部の機能構成図の一例である。制御部41は、原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得る原稿読取部41a(原稿読取手段の一部に相当する)と、記録紙の画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得る記録紙読取部41b(記録紙読取手段の一部に相当する)と、記録紙画像データから前記記録紙の矩形形状の余白領域を求める余白検出部41c(余白検出手段に相当する)と、余白領域について所定の余白条件を満たすか否かを判定する余白判定部41d(余白判定手段に相当する)と、記録紙の余白領域に原稿画像データを作像して排紙する出力部41e(出力手段の一部に相当する)とを備えている。
原稿読取部41aは、原稿スキャナ部11aを用いて原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得るものである。より具体的には、図1に示す原稿給送部600の原稿載置部601内にセットされた原稿束Pを1枚ずつ順に繰り出させ、繰り出される原稿を原稿読取部500の第2コンタクトガラス502上に搬送させ、原稿読取部500のCCDユニット506に原稿画像を光学的に読み取らせて、光電変換した原稿画像データを得るものである。また、原稿読取部41aは、得られた原稿画像データを、画像処理部21の画像メモリ24に格納するものである。
記録紙読取部41bは、記録紙スキャナ部11bを用いて記録紙画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得るものである。より具体的には、図1に示す給紙カセット201から搬送された記録紙の画像を記録紙読み取り部CISに光学的に読み取らせて光電変換した記録紙画像データを得るものである。また、記録紙読取部41bは、得られた記録紙画像データを、画像処理部21の画像メモリ24に格納するものである。
余白検出部41cは、記録紙読取部41bによって画像メモリ24に格納された記録紙画像データを読み出して記録紙の主走査方向と副走査方向との辺を有する矩形形状の余白領域を求めるものである。より具体的には、まず、画素値によって、走査するライン数Nのライン毎(ここでは、第iラインとし、ライン番号i=1〜Nである)に余白の開始位置xsiと終了位置xeiとを求める。そして、余白の開始位置xsi及び終了位置xeiがそれぞれ所定範囲(xsi<XA、且つ、xei>XB、ただし、閾値XA及びXBは予め設定されているものとする)にあるかどうかを判定する。この判定は、記録紙の略中央部にある余白領域を求めるための判定である。次いで、所定範囲にあるラインが所定の閾値SHC(例えば、10ライン)以上連続した場合に、原稿画像を作像する余白領域の候補の領域である余白候補領域RAj(j=1〜M、ただし、Mは記録紙に存在する余白候補領域RAjの個数)としてそのライン番号iの範囲と、余白の開始位置xsi及び終了位置xeiとを格納する。つぎに、余白候補領域RAj(j=1〜M)の内、面積が最大の領域を余白領域RAとして求める。なお、更に詳細な処理の内容については、図5に示すフローチャート及び図6に示す説明図を用いて後述する。
余白判定部41dは、余白検出部41cによって求められた余白領域RAが、主走査方向の長さが第1の所定値(閾値SHD、例えば、100mm)以上であり、且つ、副走査方向の長さが第2の所定値(閾値SHE、例えば、150mm)以上である余白条件を満たすか否かを判定するものである。また、余白判定部41dは、余白領域RAが余白条件を満たす場合に、余白領域RAの主走査方向の長さRXL及び副走査方向の長さRYLを求め、求められた主走査方向の長さRXL及び副走査方向の長さRYLを用いて原稿画像データの拡縮倍率αを求めるものである。例えば、原稿の主走査方向の長さ及び副走査方向の長さがそれぞれXL及びYLであるとすると、(RXL/XL)と(RYL/YL)との小さい方を拡縮倍率αとして求める。
出力部41eは、余白検出部41cによって求められた余白領域RAが、余白判定部41dによって余白条件を満たすと判定された場合に、余白判定部41dによって求められた拡縮倍率αに原稿画像データを拡縮して記録紙の余白領域RAにトナー消費量を削減するモードで作像して排紙するものである。また、出力部41eは、余白判定部41dによって、余白条件を満たすと判定された場合には、余白検出部41cによって求められた余白領域RAの外周部近傍に余白領域RAの外周部であることを示す所定の画像(例えば、外周部の位置の幅0.2mmの実線の画像)を作像すると共に、余白検出部41cによって求められた余白領域RA以外の領域に余白領域ではないことを示す所定の画像(例えば、斜線の画像)を作像するものである。
更に、出力部41eは、余白検出部41cによって求められた余白領域RAが、余白判定部41dによって余白条件を満たさないと判定された場合には、記録紙に原稿画像データを作像せずに、余白条件を満たさないことを示す所定の画像データ(例えば、「再利用不可」という文字)を作像して排紙するものである。加えて、出力部41eは、余白判定部41dによって、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙が排出される図1に示すビン304aとは別のビン304bに記録紙を排出するものである。
次に、図4、5に示すフローチャートを用いて複写機1の動作を説明する。図4は、複写機1の動作の概要を表すフローチャートの一例である。まず、原稿読取部41aによって原稿画像が読み込まれ、画像処理部21の画像メモリ24に格納される(ステップS1)。次いで、記録紙読取部41bによって記録紙画像が読み込まれ、画像処理部21の画像メモリ24に格納される(ステップS3)。そして、余白検出部41cによって、記録紙の余白領域RAが求められる(ステップS5)。
つぎに、余白判定部41dによって、余白領域RAが余白条件を満たすか否かの判定が行われる(ステップS7)。余白条件を満たさないと判定された場合(ステップS7でNO)には、「再利用不可」という文字(再利用不可マークという)が印刷されてビン304bに排紙され(ステップS9)、処理がステップS3に戻り、ステップS3〜ステップS7の処理が繰り返し行われる。余白条件を満たすと判定された場合(ステップS7でYES)には、余白判定部41dによって、拡縮倍率αが求められ、出力部41eによって、原稿画像データが拡縮倍率α倍に拡縮される(ステップS11)。そして、出力部41eによって、ステップS11において拡縮された原稿画像データが余白領域RAに印刷され、余白検出部41cによって求められた余白領域RAの外周部近傍に余白領域RAの外周部であることを示す所定の画像(ここでは、外周部の位置の幅0.2mmの実線の画像)が印刷されると共に、余白検出部41cによって求められた余白領域RA以外の領域に余白領域RAではないことを示す所定の画像(ここでは、斜線の画像)が印刷されてビン304aに排紙され(ステップS13)、処理が終了される。
図5は、図4に示すフローチャートのステップS5における余白検出処理の詳細フローチャートの一例である。なお、以下の処理は、余白検出部41cによって行われる。なお、以下の説明において、第iラインの余白の開始位置xsi及び終了位置xeiと、余白候補領域RAjの主走査方向の開始位置XSj及び終了位置XEjと、副走査方向の開始位置YSj及び終了位置YEjとは全て座標値として求められるものとする。例えば、第iラインの余白の開始位置xsiは、第iラインの余白の開始位置の主走査方向(図6に示すx軸方向)のx座標を意味するものとする。
まず、ライン番号をカウントするカウンタiの値が「1」に初期化される(ステップS101)。次いで、余白候補領域RAjの個数をカウントするカウンタjの値が「1」に初期化される(ステップS103)。そして、余白候補領域RAjの主走査方向の開始位置XSj及び終了位置XEjと、副走査方向の開始位置YSj及び終了位置YEjとが「1」に初期化される(ステップS105)。
次いで、記録紙画像データの第iラインの画像データが画像メモリ24から読み出され、画素値を用いて、第iラインの余白の開始位置xsiと終了位置xeiとが求められる(ステップS107)。そして、余白の開始位置xsiが閾値XAより小さく、且つ、終了位置xeiが閾値XBより大きいという条件(以下、余白位置条件という)を満たすか否かが判定される(ステップS109)。余白位置条件を満たすと判定された場合(ステップS109でYES)には、余白候補領域RAjの副走査方向の終了位置YEjにカウンタiの値がセットされる(ステップS111)。次いで、余白候補領域RAjの主走査方向の開始位置XSjが第iラインの余白の開始位置xsi以下であるか否かが判定される(ステップS113)。開始位置xsi以下であると判定された場合(ステップS113でYES)には、余白候補領域RAjの主走査方向の開始位置XSjに第iラインの余白の開始位置xsiの値がセットされ(ステップS115)、処理がステップS117に進む。
ステップS113でNOの場合(開始位置xsi以下ではない(開始位置xsiより大きい)と判定された場合)、または、ステップS115の処理が完了した場合には、余白候補領域RAjの主走査方向の終了位置XEjが第iラインの余白の終了位置xei以上であるか否かの判定が行われる(ステップS117)。終了位置xei以上であると判定された場合(ステップS117でYES)には、余白候補領域RAjの主走査方向の終了位置XEjに第iラインの余白の終了位置xeiの値がセットされ(ステップS119)、処理がステップS126に進む。終了位置xei以上ではない(終了位置xei未満である)と判定された場合(ステップS117でNO)には、処理がステップS126に進む。
ステップS109でNOの場合(余白位置条件を満たさないと判定された場合)には、余白候補領域RAjの副走査方向の終了位置YEjと開始位置YSjとの差が閾値SHC以上であるか否かの判定が行われる(ステップS121)。閾値SHC以上であると判定された場合(ステップS121でYES)には、主走査方向の開始位置XSj及び終了位置XEjと副走査方向の終了位置YEj及び開始位置YSjとが制御部41のメモリ(例えば、RAM、ワークメモリ等:図2、3では図示省略)に格納されて、カウンタjが「1」だけインクリメントされ(ステップS123)、余白候補領域RAjの主走査方向の開始位置XSj及び終了位置XEjが「1」に初期化され、副走査方向の開始位置YSj及び終了位置YEjがカウンタiの値にセットされ(ステップS125)、処理がステップS126に進む。
ステップ117でNOの場合、ステップ119の処理が終了した場合、または、ステップS125の処理が完了した場合には、カウンタiの値が全ライン数N以上であるか否かの判定(すなわち、全ラインの処理が完了したか否かの判定)が行われる(ステップS126)。全ライン数N以上ではない(全ライン数N未満である)と判定された場合(ステップS126でNO)には、カウンタiが「1」だけインクリメントされ(ステップS127)、処理がステップS107に戻り、ステップS107〜ステップS126の処理が繰り返し実行される。全ライン数N以上であると判定された場合(ステップS126でYES)には、余白候補領域RAjの個数Mにカウンタjの値がセットされる(ステップS129)。そして、余白候補領域RAj(j=1〜M)の内最大の面積を有する余白候補領域RAk(kは、1〜Mのいずれか)が余白領域RAとして求められ、余白候補領域RAkの主走査方向の開始位置XSk及び終了位置XEkと、副走査方向の開始位置YSk及び終了位置YEkとが格納され(ステップS131)、処理がリターンされる。
図6は、図4に示すフローチャートのステップS5における余白検出処理の説明図の一例である。図の記録紙DAの左上端を原点として、右向きにx軸(主走査方向)、下向きにy軸(副走査方向)が設定されている。記録紙DA内の「*」マークは、既に文字等の画像が印刷されていることを表している。x軸上には、閾値XA及びXBの位置が一点鎖線で表記されいる。この記録紙DAにおいては、余白検出処理によって余白候補領域RA1、RA2が余白候補領域RAjとして求められる。なお、領域RA0は、副走査方向の終了位置YE0と開始位置YS0との差が閾値SHCより小さいため、余白候補領域RAjではない。また、余白候補領域RA2は、余白候補領域RA1より面積が広いため、余白領域RAとして余白候補領域RA2が求められる。
図7は、図6に示す記録紙DAに、出力部41eによる処理(印刷処理)が施された場合の説明図の一例である。なお、ここでは、余白領域RA(すなわち、余白候補領域RA2)が余白条件を満たすものとする。図4のステップS13で説明したように、記録紙DAには、拡縮倍率α倍に拡縮された原稿画像データが余白領域RAに印刷され(図示省略)、余白領域RAの外周部近傍に外周部の位置の幅0.2mmの実線の画像RAMが印刷されると共に、余白領域RA以外の領域に斜線の画像RJMが印刷されている。実線の画像RAMが印刷されており、更に、斜線の画像RJMが印刷されているため、実線の画像RAMの内部の領域が余白領域RAであることが容易に視認され、利便性が向上される。
このように、記録紙DAの余白領域RAに原稿画像データが作像されて排紙されるため、記録紙の印刷済みの面を再利用することが可能となる。また、トナー消費量を削減するモードで原稿画像データが作像されるため、トナー消費量が削減される。更に、記録紙DAの余白領域RAが余白条件を満たす場合に記録紙DAの余白領域RAに原稿画像データが作像されて排紙されるため、余白領域RAが狭い記録紙DAには印刷されず、余白領域RAが広い記録紙に印刷される。そこで、記録紙DAの印刷済みの面が再利用されるにもかかわらず、余白領域RAが広い記録紙RAに印刷されるため、過度の縮小処理に伴う印刷品位の低下が抑制される。
また、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙DAが排出されるビン304aとは別の所定のビン304bに記録紙DAが排出されるため、余白条件を満たさない記録紙DAが選別され、利便性が向上される。
更に、余白条件を満たすと判定された場合に、余白領域RAの主走査方向(x軸方向)の長さXL及び副走査方向(y軸方向)の長さYLに応じた拡縮倍率αに原稿画像データが拡縮されて作像されるため、過度の縮小処理に伴う印刷品位の低下が抑制される。
加えて、レジストローラRRと記録紙読み取り部CISとは、その間の距離が、給紙カセット201に格納可能な最大サイズの記録紙の長辺の長さ(例えば、A3サイズである場合には、297mm)以上の距離(例えば、500mm)だけ離間して配設されているため、記録紙DAの画像の読み取りが完了した後に、原稿画像データが記録紙DAに作像される。従って、記録紙DAの画像の読み取りと原稿画像データの記録紙DAへの作像とを並行して行う必要がないため、複写機1全体の制御が容易となり、製造コストが削減される。
なお、本発明は以下の形態をとることができる。
(A)本実施形態においては、記録紙DAの余白領域RAに原稿画像データを印刷する場合について説明したが、ディジタル複写機1がカラー複写機である場合には、原稿画像データを対応する位置の記録紙画像データとの色差が所定値以上とするべく変更して、変更後の原稿画像データを記録紙DAに印刷する形態でもよい。この場合には、記録紙DAの余白領域RAを求める必要がない。
(B)本実施形態においては、記録紙DAの余白領域RAに原稿画像データを拡縮倍率αに拡縮して印刷する場合について説明したが、記録紙DAの余白領域RAが原稿の領域よりも広い場合等に原稿画像データを拡縮せずに(等倍で)印刷する形態でもよい。例えば、原稿がA4サイズであり、記録紙DAがA3サイズであって、余白領域RAがA4サイズより広い(A4サイズを含む領域である)場合に、原稿画像データを拡縮せずに(等倍で)、余白領域RAの略中央部に印刷する形態である。この場合には、処理が簡素化される。
(C)本実施形態においては、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙DAが排出されるビン304aとは別の所定のビン304bに記録紙DAが排出する場合について説明したが、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に排出される記録紙DAの向きに対して略90°をなす向きに記録紙DAを回転して排出する形態でももい。この場合には、スタックトレイ304が複数のビン304a,304bを備える必要がない。
(D)本実施形態においては、記録紙読取部41bが記録紙画像データを画像処理部21の画像メモリ24に格納する場合について説明したが、記録紙読取部41bが記録紙画像データをメモリに格納せず、記録紙画像データが読み取られる度に、読み取られたデータを用いて余白検出部41cが余白領域を求める処理を行う形態でもよい。
本発明が適用されるディジタル複写機の機械的構成の一例を示す側断面概略図である。 図1に示すディジタル複写機の一例を示す機能構成図である。 図1に示すディジタル複写機の主要部の一例を示す機能構成図である。 複写機1の動作の概要の一例を表すフローチャートである。 図4に示すフローチャートのステップS5における余白検出処理の一例を示す詳細フローチャートである。 図4に示すフローチャートのステップS5における余白検出処理の一例を示す説明図である。 図6に示す記録紙DAに、印刷処理が施された場合の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 複写機
11 スキャナ部
21 画像処理部
23 画像加工部
24 画像メモリ
31 プリンタ部
41 制御部
41a 原稿読取部(原稿読取手段の一部)
41b 記録紙読取部(記録紙読取手段の一部)
41c 余白検出部(余白検出手段)
41d 余白判定部(余白判定手段)
41e 出力部(出力手段の一部)
51 操作パネル部

Claims (12)

  1. 少なくとも一度印刷処理が行われた記録紙を再利用する画像形成装置であって、
    原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得る原稿読取手段と、
    前記記録紙の画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得る記録紙読取手段と、
    前記記録紙画像データから前記記録紙の矩形形状の余白領域を求める余白検出手段と、
    前記記録紙の前記余白領域に前記原稿画像データを作像して排紙する出力手段と備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記余白領域について、主走査方向の長さが第1の所定値以上であり、且つ、副走査方向の長さが第2の所定値以上である余白条件を満たすか否かを判定する余白判定手段を備え、
    前記余白検出手段は、主走査方向と副走査方向との辺を有する矩形形状の余白領域を求めるものであって、
    前記出力手段は、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合に該記録紙に前記原稿画像データを作像せずに排紙し、余白条件を満たすと判定された場合に該記録紙の前記余白領域に前記原稿画像データを作像して排紙することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出力手段は、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合に該記録紙に余白条件を満たさないことを示す所定の画像データを作像して排紙することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力手段から排出された記録紙を載置する複数のビンを備え、
    前記出力手段は、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に記録紙が排出されるビンとは別の所定のビンに記録紙を排出することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力手段は、前記余白判定手段によって、余白条件を満たさないと判定された場合には、余白条件を満たすと判定された場合に排出される記録紙の向きに対して略90°をなす向きに記録紙を回転して排出することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記余白判定手段によって、前記余白条件を満たすと判定された場合に、
    前記余白判定手段は、前記余白領域の主走査方向の長さ及び副走査方向の長さを求め、求められた主走査方向の長さ及び副走査方向の長さを用いて前記原稿画像データの拡縮倍率を求め、
    前記出力手段は、前記余白判定手段によって求められた拡縮倍率に前記原稿画像データを拡縮して作像することを特徴とする請求項2〜5に記載の画像形成装置。
  7. 前記余白判定手段によって、前記余白条件を満たすと判定された場合に、
    前記出力手段は、前記余白検出手段によって検出された前記余白領域の外周部近傍に前記余白領域の外周部であることを示す所定の画像を作像することを特徴とする請求項2〜6に記載の画像形成装置。
  8. 前記余白判定手段によって、前記余白条件を満たすと判定された場合に、
    前記出力手段は、前記余白検出手段によって検出された前記余白領域以外の領域に余白領域ではないことを示す所定の画像を作像することを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記出力手段は、トナー消費量を削減するモードで前記原稿画像データを作像することを特徴とする請求項1〜8に記載の画像形成装置。
  10. 前記記録紙読取手段において前記記録紙の画像を読み取る位置と、前記出力手段において前記原稿画像データを前記記録紙に作像する位置との距離が前記記録紙の長辺の長さ以上離間していることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 少なくとも一度印刷処理が行われた記録紙を再利用するカラー画像形成装置であって、
    原稿画像を光学的に読み取って光電変換した原稿画像データを得る原稿読取手段と、
    前記記録紙の画像を光学的に読み取って光電変換した記録紙画像データを得る記録紙読取手段と、
    前記原稿画像データを対応する位置の前記記録紙画像データとの色差が所定値以上とするべく変更する色変更手段と、
    前記色変更手段によって変更された前記原稿画像データを前記記録紙に作像して排紙する出力手段を備えることを特徴とするカラー画像形成装置。
  12. 前記出力手段は、前記色変更手段によって変更された前記記録紙画像データをトナー消費量を削減するモードで作像することを特徴とする請求項11に記載のカラー画像形成装置。
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JP2010206524A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013008253A (ja) * 2011-06-25 2013-01-10 Dainippon Printing Co Ltd プリントデータ生成装置

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