JP2005148908A - 入館証システム - Google Patents

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武夫 柿沼
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Tsunemasa Mita
恒正 三田
Ikutaro Nagatsuka
育太郎 長束
Naoki Hiji
直樹 氷治
Kiyoshi Shigehiro
清 重廣
Yoshiro Yamaguchi
善郎 山口
Yasushi Suwabe
恭史 諏訪部
Yoshinori Machida
義則 町田
Motohiko Sakamaki
元彦 酒巻
Yoshitsugu Hirose
吉嗣 広瀬
Minoru Koshimizu
実 小清水
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Abstract

【課題】 来訪者の身分を証明すると共に、来訪者に対して事前に訪問先に関する情報を提示する。
【解決手段】 入館証46に来訪者の身分を示す来訪者情報、来訪履歴を示す来訪履歴情報、来訪者の画像データ、及び来訪者が面会する担当者の担当者情報、及び担当者の画像データの画像を提示するとともに、目的とする予め定められた面会場所への案内経路を示す案内経路情報の画像を提示する。また、入館証46に表示された入館証情報は、上記案内経路により面会場所までの誘導がなされると、該面会場所において、担当者情報、担当者の画像データ、及び案内経路情報を、次の面会場所へ誘導するための案内経路情報、及び次の目的地で面会する担当者情報を含む入館証情報に変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入館証システムに係り、特に、特定の施設に入館する来訪者を証明する入館証を提供する入館証システムに関する。
従来より、会社や特定の建物等の施設に入館する来訪者の身分を視認可能に提示するために、名札等の入館証を発行する入館証システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この技術によれば、来訪者の該特定施設への来訪時に、該来訪者を撮影することによって来訪者の肖像の画像データを得るとともに、得られた画像データの画像(肖像)と来訪者の名前等の情報を名札上に設けられた液晶表示画面に表示する。更にこの名札に、該名札の来訪者が特定施設内で移動可能な有効範囲を示す有効範囲情報を記憶する。そして、領域内の各部屋の出入口等にドアを設けるとともに、名札を携帯した来訪者が各出入口を通過すると、名札のメモリから上記有効範囲情報を読み取り、読み取った有効範囲情報に基づいて、特定領域への進入のみ許可可能となるように、ドアをロックすることができるようになっている。このように、名札によって視認可能に来訪者の肖像と、該来訪者の身分を示す情報を提示することができるとともに、該名札を携帯した来訪者の行動範囲を制限することができるようになっている。
特開2002−169485号公報 (第4―5頁、図2)
しかしながら、該名札を携帯した来訪者は、一般的に施設内の経路に関する知識が少なく、制限された行動範囲を事前認識することは困難である。このため、制限された行動範囲外への進入を事前に来訪者が認識することは困難であった。
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、来訪者に対して、来訪者が訪問する訪問先に関する情報を事前に視認可能に提示することが可能な入館証システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の入館証システムは、予め定めた特定の施設に来訪した来訪者を示す来訪者情報を入力するための入力手段と、前記来訪者情報及び来訪者の訪問先を示す訪問先情報を含む登録情報を予め記憶する記憶手段から、前記入力手段で入力された来訪者情報を含む登録情報を検索し出力する検索手段と、情報の表示、該表示のための情報の書込み及び情報の書き換えが可能な表示層を有する携帯可能な入館証に、前記検索手段の検索結果の登録情報を書き込む書込手段と、を備えている。
本発明の入館証システムでは、入力手段により来訪者を示す来訪者情報を入力する。来訪者情報とは、特定の施設に来訪した来訪者の身分を示す情報であって、例えば、来訪者の氏名、所属する組織名、及び顔写真等の情報を含んで構成される。特定の施設としては、会社やマンション等の施設や地域として予め定められた施設がある。
記憶手段には、予め登録情報が記憶される。登録情報は、来訪者が施設内で携帯する入館証に書き込むための情報であって、来訪者情報と、訪問先情報を少なくとも含んで構成されている。訪問先情報は、来訪者が訪問する訪問先に関する情報であって、訪問者の氏名、所属する組織名、及び顔写真等の情報を含んでいる。検索手段は、入力手段によって来訪者情報が入力されると、その来訪者情報を含む登録情報を記憶手段から検索し出力する。
書込手段は、検索手段からの登録情報を入館証へ書き込む。入館証は、表示層を有する構成であり、その表示層は、情報の書き込み及び情報の書き換えが可能である。書込手段により入館証へ登録情報が書き込まれると、入館証の表示層には、登録情報が表示される。すなわち、入館証には、来訪者情報と訪問先情報を少なくとも含む登録情報が視認可能に表示される。
このように、入力された来訪者情報に応じて、入館証の表示層へ来訪者情報と来訪者の訪問先を示す訪問先情報を含む登録情報を書き込むことができるので、来訪者情報及び訪問先情報を入館証の表示層へ視認可能に提示することができる。従って、来訪者の身分を証明するとともに、来訪者が訪問する訪問先に関する情報を、来訪者に対して視認可能に提示することができる。
また、入館証の表示層は、表示層に書き込まれた情報の書き換えが可能であるため、登録情報が変更された場合等に、書き込まれた登録情報を変更することができる。
前記登録情報は、前記来訪者が訪問する前記施設内の訪問先の位置及び該位置への経路を表す誘導情報を含むことができる。
誘導情報の一例には、特定の施設内の通路、階段、フロアあるいは訪問先に至る経路と訪問先の位置を示すものがある。従って、入館証に来訪者情報及び訪問先情報に加えて、更に誘導情報を視認可能に提示することで、入館証を携帯する来訪者に対して、来訪者の目的とする訪問先の位置への効率的な移動を支援することができる。
前記登録情報を入力するための登録手段を更に備えることができる。
登録手段を備えることによって、登録情報の変更及び追加等が可能となる。このため、来訪者の来訪前に登録情報が記憶手段に記憶されていない場合であっても、来訪者の来訪時に登録情報の入力が可能となり、入館証へ登録情報を書き込むことができる。また、訪問者が、来訪者の来訪前に事前に登録情報を入力することも可能となる。
前記入館証は、該入館証を識別可能な識別情報を予め格納する格納手段を更に有し、前記書込手段は、前記登録情報を入館証へ書き込んだときに、前記格納手段に格納された識別情報を読取るとともに出力し、前記検索手段は、前記書込手段で出力された識別情報を前記出力した登録情報に関連づけて記憶手段へ記憶することができる。
入館証が、格納手段を備え、識別情報を格納することで入館証を識別できる。そこで、書込手段は、登録情報を入館証の表示層へ書き込むときに、識別情報を読取って出力する。出力された識別情報は、検索手段によって、入館証へ書き込んだ登録情報に関連付けて記憶手段に記憶させる。これにより、登録情報を書き込んだ入館証を識別可能な識別情報を、登録情報とともに管理することができるので、記憶手段に記憶された登録情報を該登録情報を書き込む入館証情報とともに管理することができる。
前記記憶手段は、前記訪問先情報に来訪者が訪問先を訪問する予定時間を示す時間情報を含めて記憶することができる。
来訪者の訪問は、時間単位で設定される場合が多い。この場合、訪問先情報に訪問開始予定時間や訪問時間帯等の訪問の予定時間を含めて記憶することで、入館証に、予定時間を含む訪問先情報を書き込むことができる。このため、入館証に、来訪者が訪問先を訪問する予定時間を提示することができる。
前記訪問先に設置され、前記入館証の識別情報を読取る読取手段と、前記読取手段で読取った識別情報に対応する次の登録情報を前記検索手段へ問い合せる出力手段と、前記検索手段の検索結果の登録情報に前記入館証に書き込まれた登録情報を変更する変更手段と、を含む登録情報変更手段を更に備え、前記記憶手段は、前記時間情報を含めた訪問先情報を含む登録情報を複数記憶し、前記検索手段は、前記問い合せに基づいて前記複数の登録情報から選択した登録情報を出力することができる。
来訪者は施設内の複数の訪問先を訪問する場合がある。記憶手段は、予め複数の登録情報を記憶することになる。この複数の登録情報は、時間順などで順次予定が消化されることが望ましい。そこで、訪問先に、登録情報変更手段を設置する。登録情報変更手段は、読取手段により、入館証の識別情報を読取り、出力手段によって、検索手段へ識別情報に応じた次の登録情報を問い合せる。次の登録情報とは、来訪者が次に訪問する訪問先情報を含む登録情報である。この問い合せに対応して検索手段は、記憶手段に記憶された複数の登録情報から、来訪者が次に訪問する訪問先情報を含む次の登録情報を選択する。次の登録情報としては、例えば、読取手段による識別情報に対応し且つ前回検索手段が出力した登録情報の次の予定時間を含む登録情報がある。検索手段によって選択された登録情報は、登録情報変更手段の変更手段へ出力される。変更手段は、検索手段から入力された登録情報を入館証へ書き込む。これにより、入館証は、来訪者が次に訪問する訪問先情報を含む登録情報へと変更される。
このように、訪問先に設置された登録情報変更手段によって、入館証に書き込まれた登録情報が次の登録情報へと変更される。従って、次の訪問先へと順次誘導するように、入館証に提示する登録情報を変更することができ、来訪者の効率的な移動を支援することができる。また、常に、次に訪問する訪問先情報を含む登録情報を入館証へ提示することができるので、効率良く登録情報を提示することができる。
前記入館証の識別情報を読取る検知手段と、前記検知手段で読取った識別情報に対応する登録情報に基づいて、予め定めた前記入館証の移動許容範囲内か否かを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果を表示する表示手段と、を含む移動管理手段を更に備えることができる。
本発明の入館証システムは、移動管理手段を更に備えることができる。移動管理手段の検知手段が入館証の識別情報を読取ると、判別手段は、検知手段で読取った識別情報に対応する登録情報から、検知手段による識別情報の読取位置が、入館証の移動許容範囲内か否かを判別する。移動許容範囲内とは、検知手段で読取った識別情報の入館証が来訪者に携帯されること等により移動可能な許容範囲内に位置することを示すものである。許容範囲とは、入館証の識別情報が検知手段によって読取られた位置が、登録情報に示される誘導情報の経路上に位置することを示すものである。表示手段は、判別手段の判別結果を表示する。このため、表示手段には、入館証が移動許容範囲内にある、または、入館証が移動許容範囲外にあることを示す判別結果が表示される。
このように、入館証を携帯した来訪者に対して、移動許容範囲内または移動許容範囲外に位置することを容易に提示することができるので、入館証を携帯した来訪者の行動を規制するための情報を容易に提示したり、複雑な経路の案内をしたりすることができる。
前記判別手段の判別結果を、前記訪問先として予め定めた装置へ向けて送信する送信手段を更に備えることができる。
入館証が来訪者に携帯される等によって施設内を移動したときに、来訪者の訪問する訪問者側では、来訪者に携帯された入館証の施設内の位置について把握することは困難である。そこで、送信手段では、判別手段による判別結果を、訪問先として予め定めた装置へ送信する。訪問先として予め定めた装置とは、来訪者が訪問する訪問先へ設置された装置や、来訪者が訪問する訪問者が操作する予め定めた装置等であって、来訪者が訪問する訪問先に属する装置である。訪問先として予め定めた装置では、入館証が移動許容範囲内にあるか否かを示す判別結果を受信することができる。このように、検知手段によって入館証の識別情報が読取られると、入館証が移動許容範囲内に有るか否かを示す判別結果を、訪問先の定められた装置へ送信することができるので、来訪者に携帯される等によって施設内を移動する入館証の位置を訪問先側で把握可能な情報を容易に提供することができる。
前記表示層は、電子ペーパーで構成することができる。電子ペーパーは、周知のように薄型であるので、入館証は、格納手段の厚みから微少の増加の厚みで形成することができ、扱いが容易な入館証を提供することができる。
以上説明したように本発明の入館証システムによれば、特定施設へ来訪した来訪者を示す来訪者情報と、来訪者が訪問する訪問先情報を含む登録情報を、入館証に提示することができるので、来訪者の身分を証明すると共に、来訪者に対して事前に訪問先に関する情報を提示することができる、という効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
本実施の形態では、施設の一例としての特定の会社内において、該会社を訪問した来訪者が、上記会社の社員である担当者と、該会社内の特定の面会場所で面会する場合を想定した入館証システムに本発明を適用したものである。
図1には、本実施の形態に係る入館証システム10の概念構成を示した。
本実施の形態の入館証システム10は、管理サーバ18、来訪先担当者端末12、面会場所端末14、入館退官端末16、及びゲート管理端末20を備えている。上記管理サーバ18、ゲート管理端末20、入館退館端末16、面会場所14、及び来訪先担当者端末12は、各々LAN(Local Area Network)等のネットワーク22に接続されており、ネットワーク22を介して互いにデータやコマンドの授受が可能な構成となっている。ネットワーク22は、各地域の電話会社が構築、提供する公衆電話網などで代表される無線電話網等の通信網を含んで構成されている。
入館退館端末16は、該会社の来訪者が出入りする出入口に設けられており、会社を訪問した来訪者、または該入館退館端末16が設置された出入口の受付担当者が、主に入館証(詳細後述)を発行するときに操作するためのものである。入館退館端末16は、本実施の形態では、1つネットワーク22に接続されるものとして説明するが、ネットワーク22に複数接続することが可能である。
来訪先担当者端末12は、主に、会社を訪問した来訪者と面会する来訪先担当者(以下、担当者という)が、面会する予定の来訪者について来訪者登録情報を入力するときに操作するためのものである。来訪者登録情報とは、該来訪先担当者端末12を操作する担当者と、該担当者と面会する来訪者と、担当者と来訪者の面会に関する情報とを示す情報である。詳細には、来訪者登録情報は、面会する予定の来訪者の身分を示す来訪者情報、該来訪者との面会日時、面会場所、該面会場所の使用予定時間(以下、使用時間という)、及び該担当者の身分を示す情報を含んで構成されている。
なお、来訪先担当者端末12は、ネットワーク22に複数接続することができる。
管理サーバ18は、主に、会社を訪問した来訪者に対して発行する入館証に提示するための入館証情報を作成し、管理するためのものである。入館証とは、詳細は後述するが、会社を訪問した来訪者が、該会社内で携帯するためのものであって、主に、入館証を携帯した来訪者の身分を視認可能に提示するとともに、該来訪者に対して担当者と面会する面会場所への案内経路及び担当者情報等を含む入館証情報を視認可能に提示するためのものである。
入館証情報とは、該入館証に提示するための情報であって、本実施の形態では、来訪者履歴情報、担当者情報、案内経路情報、面会場所情報、面会日情報、及び面会時間情報を含むものとして説明する。なお、入館証情報に含まれる情報は、少なくとも来訪者を示す情報と、担当者を示す情報を含むものであればよく、このような形態に限られるものではない。例えば、上記来訪者履歴情報、担当者情報、案内経路情報、面会場所情報、面会日情報、及び面会時間情報に加えて、更にその他の情報を含むようにしてもよく、また、上記複数の情報の内、来訪者履歴情報、担当者情報、及び案内経路情報のみを含むようにしてもよい。
面会場所情報とは、会社内に予め設置された担当者と面会する会議室等の特定の場所を示すものである。来訪者履歴情報とは、会社に来訪した来訪者の履歴を示すものであって、本実施の形態では、来訪者の氏名及び所属会社名等の該来訪者の身分を示す来訪者情報、来訪回数、前回訪問日、来訪者の写真画像等を含んで構成される。なお、来訪者履歴情報は、来訪者の履歴を示すものであればよく、来訪者を示す情報と共に、来訪回数、前回訪問日、及び来訪者の写真画像の何れか1つまたは複数を含んでもよく、更に、過去に訪問した担当者情報等を含むものとしてもよい。
案内経路情報とは、来訪者が次に面会する担当者との面会場所へ、該来訪者を誘導するための誘導情報である。案内経路情報には、例えば、来訪者を誘導するための文字情報や、目的とする面会場所までの案内経路を示す画像情報等がある。本実施の形態では、案内経路情報は、目的とする面会場所までの案内経路を示す画像情報である。
担当者情報とは、担当者の氏名、所属部署等の身分を示す情報や担当者の肖像を示す写真画像の画像データ等を含むものである。なお、担当者の写真画像の画像データは、本実施の形態では、予め管理サーバ18へ格納されている。面会日情報は、来訪者と担当者とが面会する月日を示す情報であって、面会時間情報は、上記面会場所情報による面会場所を使用する使用予定時間を示すものである。なお、担当者情報は、担当者の身分を示す情報であればよく、担当者の氏名、所属部署等の身分を示す情報や担当者の肖像を示す写真画像の画像データの内の1つまたは複数であってもよい。また更に担当者の連絡先等の情報を含むようにしてもよい。
ゲート管理端末20は、ネットワーク22に複数接続され、会社内の上記面会場所への案内経路上に予め複数設けられる。ゲート管理端末20は、入館証からの信号を受信することによって、該入館証を携帯した来訪者が該ゲート管理端末20を通過したことを検知し、検知結果を管理サーバ18へ送信するためのものである。案内経路とは、訪問を次の面会場所または出口へ誘導するための経路であり、管理サーバ18で作成された案内情報に基づく経路である。
なお、本実施の形態では、ゲート管理端末20は来訪者に携帯された入館証の通過を検知するものとして説明するが、該案内経路上の該来訪者の通行を可能または不可能となるように経路の通行状況を切替えることができるドアのような機能及び機構を更に設けるようにしてもよい。このように構成すれば、入館証を携帯した来訪者について、入館証に提示された案内経路外への移動を抑制することができる。
次に、上記管理サーバ18、来訪先担当者端末12、面会場所端末14、入館退官端末16、及びゲート管理端末20各々について、概略構成を説明する。
入館退館端末16は、CPU24、ROM26、RAM28、及び入出力ポート(I/O)30がバスを介してデータやコマンドの授受を可能に接続されたマイクロコンピュータ32を含んで構成される。また、I/O30には、通信IF34、撮影部36、キーボード等の操作部38、LCDやCRT等の表示部40、発行部42、及び各種データを記憶するための記憶部44がマイクロコンピュータ32とデータやコマンドの授受可能に接続されている。通信IF34は、ネットワーク22を介して管理サーバ18と各種データやコマンドを送受信するための通信インターフェースである。
撮影部36は、撮影によって、来訪者の顔写真の画像データを得るためのものであって、一例にはデジタルカメラ等の撮像装置がある。発行部42は、入館証に入館証情報を示す画像を形成するとともに、入館証に予め記憶された該入館証を識別するための識別番号(以下IC番号という)を読み取るためものである。
ここで、入館証の概略構成について説明する。
図2(A)には、入館証46の断面図の一例を示した。入館証46は、光や磁気によってデータが書き換え可能な記録層(以下ICという)47に表示層45が積層された構成となっている。表示層45は、入館証情報を示す画像を表示するためのものであり、シート状に形成されかつ、書き換え可能ないわゆる電子ペーパーで代表されるメモリ性を有する表示媒体である。表示層45に表示された入館証情報を示す画像は、視認可能に提示される。例えば、図2(B)の断面拡大図に示すように、表示層45は、光吸収層46Dに基盤46Aと基盤46Aとに挟まれた一対の透明電極層46Bと、透明電極層46Bに挟まれたコレステリック液晶層46Cとが、積層された構成となっている。このような表示層45によれば、光をX方向から照射した状態で、透明電極46Bにパルスを印加することで、コレステリック液晶層46Cの液晶の配向が変化し、この変化によって液晶の螺旋ピッチに応じた色光を選択反射することができ、光吸収層46Dによってデータの表示/非表示を実現することができるようになっている。IC47は、外部と接触または非接触(無線)によってデータを入出力するための図示を省略した入出力部を備えており、発行部42とデータやコマンドの授受可能な構成となっている。また、IC47、ゲート管理端末20の後述する通信部、及び面会場所端末14の後述する発行部とも同様に、図示を省略した上記入出力部を介してデータやコマンドの授受可能な構成となっている。
入館証46は、発行部42に装着可能に設けられている。発行部42は、入館証46が装着されると、表示層45へ入館証情報の画像を書き込むとともに、IC47に格納されたIC番号を読み取り可能となる。
図3には、本実施の形態に係る発行部42の主要構成をブロック図として示した。発行部42は、制御部42A、通信IF42B、表示層処理部42C、及びICデータ通信部42Dから構成されている。制御部42Aは、図示しないマイクロコンピュータを含んで構成されており、上記通信IF42B、表示層処理部42C、及びICデータ通信部42D各々と接続され、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成とされている。
制御部42Aは、主に、発行部42に装着された入館証46に対して制御部32からの指示に従って表示層処理部42C及びICデータ通信部42Dの制御を行う機能部であり、後述する処理ルーチンを記憶した図示しないメモリを含んでいる。通信IF42Bは、入館証情報を書き込むための書込みデータを制御部32から受信するとともにIC番号を制御部32へ出力するための機能部である。
表示層処理部42Cは、入館証46の表示層45に入館証情報を書き込むためのものである。表示層処理部42Cは、光源42E、液晶等のスイッチング素子42F、及び撮像レンズ42Gから構成されている。上記光源42E、及びスイッチング素子42Fは、制御部42Aに接続され、互いにデータやコマンドの授受が可能な構成とされている。スイッチング素子42Fは、制御部42Aから受信した入館証情報の画像を表示するためのものである。光源42は、制御部42Aの制御によって、レンズ42Gを介して、スイッチング素子42Fに表示された画像の光学パターンを表示層45に投影するためのものである。投影された画像の光学映像は、表示層45に光書込みされる。この光書込は、例えば、表示層45に、図示しない電圧印加手段より電圧を供給するとともに、スイッチング素子42Fに表示された画像に光源42Eから光照射がなされると、その画像パターンに従って目視で認識可能な画像が表示層22に表示される。例えば、図4(A)に示すように、入館証情報の画像48が入館証46の表示層45上に表示される。
面会場所端末14は、CPU50、ROM51、RAM52、及びI/O53がバスを介してデータやコマンドの授受を可能に接続されたマイクロコンピュータ54を含んで構成される。また、I/O53には、通信IF55、キーボード等の操作部56、LCDやCRT等の表示部57、発行部58、及び各種データを記憶するための記憶部59がマイクロコンピュータ54とデータやコマンドの授受可能に接続されている。通信IF55は、ネットワーク22を介して管理サーバ18と各種データやコマンドを送受信するための通信インターフェースである。発行部58は、発行部42と略同様の構成及び機能を備えており、入館証46からIC番号を読み取るとともに、該入館証46へ入館証情報に基づく画像を書き込むためのものである。
面会場所端末14において入館証46の表示層45に入館証情報に基づく画像を書き込むことによって、入館証46に表示された画像は書き換えられて、該入館証46を携帯した来訪者が次に面会する担当者情報と、及び該担当者との面会場所または出入口への案内経路を示す案内経路情報と、を含む入館証情報の画像が表示層45に書き込まれる(詳細後述)。
来訪先担当者端末12は、CPU60、ROM61、RAM62、及びI/O63がバスを介してデータやコマンドの授受を可能に接続されたマイクロコンピュータ64を含んで構成される。また、I/O63には、通信IF65、キーボード等の操作部66、LCDやCRT等の表示部67、及び各種データを記憶するための記憶部68がマイクロコンピュータ64とデータやコマンドの授受可能に接続されている。通信IF65は、ネットワーク22を介して管理サーバ18と各種データやコマンドを送受信するための通信インターフェースである。
ゲート管理端末20は、CPU70、ROM71、RAM72、及びI/O73がバスを介してデータやコマンドの授受を可能に接続されたマイクロコンピュータ74を含んで構成される。また、I/O73には、通信IF75、通信部78、及び表示部9がマイクロコンピュータ74とデータやコマンドの授受可能に接続されている。通信IF75は、ネットワーク22を介して管理サーバ18と各種データやコマンドを送受信するための通信インターフェースである。
本実施の形態では、予め定められた施設として会社内の案内経路上に、複数の予め定められた領域が設けられている。この領域は、来訪者の進入可能領域を制限すると共に、該来訪者の位置を示す位置情報を担当者へ提供するために設定されるものである。この各領域毎に、予めドア等のゲートが設けられるとともに、設けられた各ゲートを管理するゲート管理端末20が設けられる。ゲート管理端末20は、該ゲート管理端末20の担当するエリアとしてエリア80が定められているものとし、該エリアが上記予め定めた領域に相当する。なお、ゲート管理端末20は、ネットワーク22に複数接続されるものとし、各々のゲート管理端末20で各々異なるエリア(エリア80とは異なるエリア)を担当する。
通信部78は、エリア80内に存在する入館証46から、入館証46のIC47に格納されたIC番号を受信するためのものである。本実施の形態では、通信部78における通信は、無線によって実施される。すなわち、通信部78は、通信制御部76及びアンテナ77から構成されている。通信制御部76には、予めアンテナ77による通信可能な領域としてエリア80が定められている。入館証46が来訪者に携帯されることによって移動し、エリア80内に進入すると、入館証46とゲート管理端末20との間で、アンテナ77を介してIC番号及び各種データの送受信が可能となる。
管理サーバ18は、CPU81、ROM82、RAM83、及びI/O84がバスを介してデータやコマンドの授受を可能に接続されたマイクロコンピュータ85を含んで構成される。また、I/O84には、通信IF86、キーボード等の操作部87、LCDやCRT等の表示部88、及び記憶部89がマイクロコンピュータ85とデータやコマンドの授受可能に接続されている。通信IF86は、ネットワーク22を介してゲート管理端末20、入館退館端末16、面会場所端末14、及び来訪先担当者端末12と各種データやコマンドを送受信するための通信インターフェースである。記憶部89は、主に各種データや管理サーバ18で実行するための処理ルーチン等を記憶するためのものであって、担当者DB90、来訪者履歴DB91、面会場所DB92、及び入館証情報管理DB93を含んで構成されている。
担当者DB90は、主に、担当者の身分を示す担当者情報を記憶するためのものである。本実施の形態では担当者の身分を示す情報として、担当者氏名、及び担当者の連絡先からなる担当者を特定可能な担当者情報、担当者の肖像を示す画像データ、及び該担当者が使用する来訪先担当者端末18の端末名を関連付けて予め記憶する。
来訪者履歴DB91は、来訪者を特定可能な来訪者情報と、該来訪者の来訪履歴を示す来訪者履歴情報を関連づけて記憶するためのものである。本実施の形態では、来訪者履歴情報は、来訪者の来訪回数情報、前回訪問日情報、及び来訪者の写真画像の画像データを含んで構成されるものとする。また、来訪者情報は、来訪者の氏名及び所属会社名等の身分を示す情報であるものとして説明する。
なお、来訪者履歴情報は、本実施の形態では、来訪者の来訪回数情報、前回訪問日情報、及び来訪者の画像データを含むものとして説明するが、来訪者の来訪履歴を示す情報であればよく、このような情報に限られるものではない。また、来訪者情報は、本実施の形態では、来訪者の氏名及び所属会社名等の身分を示す情報として説明するが、来訪者の連絡先等の更に詳細な来訪者を示す情報を含んで構成するようにしてもよい。
面会場所DB92は、来訪者と担当者との面会場所を示す面会場所情報を記憶するためのものである。本実施の形態では、会社内に予め設置された会議室等の面会場所を識別可能な面会場所情報、該面会場所の会社内における位置を示す位置情報、及び該面会場所に設置された面会場所端末14を示す面会場所端末情報を関連付けて記憶するためのものである。
なお、面会場所DB92は、更に、入館退館端末16の設置された場所、すなわち、該会社における来訪者の出入口となる場所を示す出入口を示す情報も予め記憶される。詳細には、出入口を識別可能な出入口情報、該出入口の会社内における位置を示す位置情報、及び入館退館端末16を識別可能な端末名が関連付けて更に予め記憶される。
入館証情報管理DB93は、入館証46を発行するための入館証情報を管理するためのものである。本実施の形態では、入館証情報として、該入館証46を携帯する来訪者の肖像を示す画像データを含み且つ該来訪者の来訪履歴を示す来訪者履歴情報、該来訪者と面会する担当者情報、該来訪者の来訪する面会場所への案内経路を示す案内経路情報、面会場所、面会日、及び面会時間を示す情報を関連付けて記憶するためのものである。面会日とは、該面会場所を使用する日付を示す日付情報であり、面会時間とは、該面会場所を使用する時間帯を示す時間情報である。例えば、面会日情報は、面会日の年月日を示す日付情報で示され、面会時間情報は、面会場所を使用する使用開始時間、及び使用終了時間によって示される。
なお、詳細は後述するが、案内経路情報は、会社内において、来訪者が次に来訪する場所までの案内経路を示すものである。このため、管理サーバ18では、1回の来訪において複数の案内経路情報を作成する。すなわち、面会場所が1箇所である場合には、出入口から面会場所までの案内経路を示す案内経路情報と、面会場所から出入口までの案内経路を示す案内経路情報と、が作成される。面会場所が複数である場合には、更に、面会場所から面会場所への案内経路を示す案内経路情報が作成される。作成された案内経路情報は、例えば、各面会場所における面会時間に応じて、入り口から各面会場所を経由して出口へと来訪者を誘導するように、時系列に連番が割り付けられるとともに、割り付けられた連番に関連付けて記憶される。
なお、記憶部89には、会社内の地図情報を予め記憶するものとし、上記面会場所の位置情報は、該地図情報上における面会場所の位置を示すものである。すなわち、案内経路情報は、上記会社内の地図情報、及び面会場所DBの面会場所情報に基づいて、担当者によって指定された面会場所へ来訪者を誘導するための情報として作成される。
図5には、会社内に予め用意された複数の面会場所の内、1人の来訪者が同一面会日に2箇所の面会場所において、各々異なる担当者と面会をするものとし、会社の出入口から、上記2箇所の面会場所へ順次来訪者を誘導した後に、出入口へと誘導するための案内経路情報の一例を示す模式図を示した。来訪者11が会社23を訪問すると、会社の出入口に設置された入館退館端末16において入館証46が発行される(プロセス1)。入館証46には、図4(A)に示すように、入館証情報に基づく画像48が表示される。入館証情報に基づく画像48には、最初に面会する担当者との面会場所である面会場所(例えば、第3会議室)17までの案内経路13を示す案内経路情報の画像48A、最初に面会する担当者の肖像の画像データや連絡先等の情報を含む画像48C、及び来訪者の肖像の画像データや来訪履歴を含む画像48Bが含まれている。
案内経路13とは、この場合、来訪者による面会場所17への会社23内の移動において、該入館証46を携帯した来訪者の進入可能な経路を経由し、且つ最も短時間で面会場所17に案内するための最適な案内経路である。案内経路13を示す案内経路情報を入館証46へ提示することによって、来訪者に対して次の面会場所へ誘導するための情報を容易に提供することができる。
入館証46に提示された入館証情報に基づく画像48は、面会場所17に設置された面会場所端末14Bにおいて書き換えられる(プロセス2)。具体的には、入館証46に提示された画像48は、図4(B)に示す次の入館証情報である画像49に書き換えられる。次の入館証情報の画像49には、面会場所17から次の面会場所(例えば、第7会議室)15までの案内経路19を示す案内経路情報の画像49Aと、該面会場所15で面会する担当者の肖像の画像データや連絡先等の情報を含む画像49C、及び来訪者の肖像の画像データや来訪履歴を含む画像48Bが含まれている。すなわち、案内経路情報の画像と、担当者の肖像の画像データや連絡先等の情報が、次の面会場所への経路及び次の面会場所で面会する担当者の情報へと変更される。
更に、面会場所15において、面会場所15に設置された面会場所端末14Aにより入館証46を書き換えることによって、案内経路情報の画像及び担当者の肖像の画像データや連絡先等の情報が書き換えられる。例えば、面会場所15から出入口への案内経路21を示す案内経路情報の画像と、来訪者の肖像の画像データや来訪履歴を含む画像と、を含む入館証情報の画像(図示省略)が入館証46に提示される。
このように、入館証46を携帯した来訪者を、該来訪者が次に行くべき会社内の目的地である面会場所または出入口へ誘導するための案内経路情報の画像や、次の面会場所で該来訪者が面会する担当者に関する情報を示す画像を次々に変更して提示することができる。
なお、本発明の入館証システムの入力手段は、入館退館端末16の操作部38に相当し、記憶手段は、管理サーバ18の記憶部89に相当し、検索手段は、管理サーバ18に相当する。また、本発明の入館証システムの書込手段は、発行部42に相当する。
また、本発明の入館証システムの登録手段は、来訪先担当者端末12の操作部66に相当する。また、本発明の入館証システムの入館証は、入館証46に相当し、格納手段は、IC47に相当する。また、本発明の入館証システムの登録情報変更手段は、面会場所端末14に相当し、登録情報変更手段の読取手段及び変更手段は、発行部58に相当し、出力手段は、通信IF55に相当する。また、本発明の入館証システムの移動管理手段は、ゲート管理端末20に相当し、移動管理手段の検知手段は、通信部78に相当し、表示手段は、表示部9及び表示部67に相当する。また、送信手段は、通信IF75に相当する。
次に、本実施の形態の作用を詳細に説明する。本実施の形態の入館証システム10では、来訪者が会社を来訪し、会社の出入口で入館証46を発行された後に、該入館証46を携帯し、順次、会社内の2箇所の面会場所で各々異なる担当者と面会した後に、会社の出入口から退館する場合を想定して説明する。なお、該来訪者の会社への来訪は、来訪者と各面会場所で面会する担当者各々が予め認知しており、来訪者の来訪前に、予め来訪者情報、面会する担当者情報、面会場所情報及び該面会場所を使用する日時を示す面会日時情報を登録するものとして説明する。
なお、本実施の形態では、面会日時情報は、来訪者の来訪前に予め登録されるものとして説明するが、このような形態に限られるものではなく、例えば、来訪者の来訪時に、入館退館端末16の操作入力によって登録されるようにしてもよい。
まず、来訪先担当者端末12における来訪者登録処理について説明する。
来訪先担当者端末12では、所定時間毎に図6に示す処理ルーチンが実行され、ステップ100において、来訪者情報入力指示がなされた否か判断し、否定されると本ルーチンを終了し、肯定されると、ステップ102へ進む。ステップ100の判断は、担当者による操作部66の予め定められたキーの入力を判別することによって、判断可能である。
ステップ100で肯定されると、ステップ102へ進み、来訪者登録情報を入力するための入力画面を表示部67へ表示する。例えば、表示部67へ、担当者氏名、担当者連絡先、来訪者を特定可能な来訪者情報、担当者と該来訪者との面会日、面会場所、及び該面会場所を使用する時間帯を入力するための項目を含む項目一覧を表示するとともに、該項目へ入力された情報について登録実行を指示するための登録ボタンを表示する。本実施の形態では、来訪者情報として、来訪者の氏名、来訪者の会社名、及び来訪者の連絡先を示す情報を入力するための項目が表示される。
次にステップ104では、登録指示が入力されるまで否定判断を繰り返し、肯定されると、ステップ106へ進む。ステップ104の判断は、例えば、表示部67に、上記ステップ102で表示した各入力項目について、担当者の操作部66の操作による担当者氏名、担当者連絡先、来訪者の氏名、会社名、連絡先、担当者と該来訪者との面会日、面会場所、及び該面会場所を使用する時間帯を示す項目の入力がなされるとともに、登録ボタンが表示された位置を操作指示することによる登録指示信号の入力を判別することによって、判断することができる。
上記ステップ104で登録指示された、担当者氏名、担当者連絡先、来訪者の氏名、会社名、連絡先、担当者と該来訪者との面会日、面会場所、及び該面会場所を使用する時間帯を示す情報は、次のステップ106において記憶部68に記憶される。
次のステップ108では、上記記憶部68に記憶した担当者情報、来訪者情報、担当者と該来訪者との面会日、面会場所、及び該面会場所を使用する面会時間を示す情報を、来訪者登録情報として管理サーバ18へ送信した後に、本ルーチンを終了する。
上記ステップ100乃至ステップ108の処理によって、来訪者の会社への来訪前に、来訪者及び来訪者とも面会場所に関する情報を予め登録し、管理サーバ18へ送信することができる。
次に、来訪先担当者端末12における、該端末を使用する担当者が面会を予定する来訪者が来訪した後の、該来訪先担当者端末12において実行される来訪者現在位置情報表示処理について説明する。
来訪先担当者端末12では、所定時間毎に図7に示す割り込み処理が実行されてステップ110へ進む。ステップ110では、来訪者情報、及び現在位置情報を受信したか否かを判断する。ステップ110で否定されると、本ルーチンを終了し、肯定されると、ステップ112へ進む。ステップ112では、来訪者の会社内の現在位置を示す現在位置情報、受信した来訪者の来訪者履歴情報、該担当者との面会場所、及び面会時間を示す情報を記憶部68へ記憶した後に、次のステップ114において表示部67へ表示する。ステップ114の処理によって、例えば、来訪先担当者端末12の表示部67へ図15に示す画像が表示される。詳細には、表示部67へは、例えば、来訪者の氏名情報、会社名情報、連絡先情報、来訪回数情報、前回訪問日情報、面会場所、面会時間等の来訪者と担当者との面会に関する情報の画像35と、来訪者の写真画像37が表示されるとともに、来訪者の現在位置を示す現在位置情報39が表示される。
このため、担当者は、使用する担当者の端末において、会社に来訪した来訪者の現在位置を示す現在位置情報を視認することができ、担当者側で、入館後の来訪者の情報や移動経路を容易に確認することができる。
次に、管理サーバ18における入館証情報登録処理について説明する。入館証情報登録処理は、来訪者と担当者との面会場所または面会場所から出口へと来訪者を案内するための案内経路情報を作成するとともに、作成した案内経路情報を、来訪者履歴情報、担当者情報、面会日及び面会時間に関連付けて入館証情報として入館証情報管理DB93へ登録するものである。
管理サーバでは、所定時間毎に図8に示す処理ルーチンが実行され、ステップ200において、来訪者登録情報を受信したか否かを判断する。来訪者登録情報は、担当者情報、来訪者情報、担当者と該来訪者との面会場所、面会日、及び面会時間を示す情報を含むものであって、来訪先担当者端末12から送信されるものである。
上記ステップ200で否定されると、本ルーチンを終了し、肯定されるとステップ202へ進み、受信した来訪者登録情報、該来訪者登録情報に含まれる各情報を互いに関連づけて、記憶部89に格納する。
次にステップ204では、上記ステップ200で記憶部89に格納した来訪者登録情報から、来訪者情報、及び面会日を示す情報を把握する。次にステップ206において、上記ステップ204で把握した来訪者情報及び面会日と同一の来訪者情報及び面会日を示す入館証情報が入館証情報管理DB93に格納されているか否かを判断する。
ステップ206で肯定された場合、ステップ207へ進み、入館証情報管理DB93から、同一来訪者情報及び面会日を含む入館証情報を把握する。
次にステップ208では、上記ステップ207で把握した入館証情報に含まれる、面会場所情報、及び面会時間情報を把握する。次にステップ209では、上記ステップ202で記憶部89に記憶した来訪者特定情報から、面会場所情報及び面会時間情報を把握する。
上記ステップ209及びステップ210の処理によって、同一の来訪者情報且つ面会日について、面会場所情報及び面会時間情報が把握される。
次にステップ210では、面会場所の位置情報の把握処理が実行される。ステップ210の処理は、面会場所DB92から、上記ステップ208及びステップ209の処理で把握した面会場所情報に対応する、各面会場所の会社内における位置を示す位置情報を把握するものである。
次にステップ211では、面会場所情報を該面会場所情報に対応する面会時間に応じて昇順に並べ替える。ステップ211の処理によって、来訪者が会社に来訪した後に、誘導する順に、面会場所情報が並び替えられる。このため、各面会場所情報に対応する担当者情報もまた上記並び替えにともなって並び替えられる。
次にステップ212では、案内経路情報作成処理が実行される。ステップ212の処理は、記憶部89に予め記憶された会社内の地図情報と、上記ステップ210で把握した各面会場所の位置情報と、各面会場所における面会時間、及び出入り口の位置を示す位置情報と、に基づいて、出入口から面会時間順に各面会場所を経由した後に出入口に至る推奨経路である案内経路を示す案内経路情報を作成する。ステップ211で作成される案内経路情報は、複数の案内経路情報から構成されている。すなわち、各面会場所間、及び各面会場所と出入口間の案内経路を示す情報各々を1つの案内経路情報として、各面会場所間または面会場所と出入口間の案内経路を示す複数の案内経路情報が作成される。
例えば、面会場所17及び面会場所15において、順次担当者と来訪者との面会が行われる場合、図5に示す案内経路13、案内経路19、及び案内経路21各々を示す案内経路情報が作成される。
ステップ212で作成された案内経路情報各々は、次のステップ213において、各案内経路情報の各案内経路情報の下流側の面会場所情報、面会時間情報、及び該面会場所情報に対応する来訪者情報に関連付けて記憶される。
このため、例えば、図5に示す出入口から面会場所17への案内経路13を示す案内経路情報は、面会場所17に対応する面会場所情報、面会時間、担当者情報に関連付けて格納される。また、同様に、面会場所17から面会場所15への案内経路19を示す案内経路情報は、面会場所19に対応する面会場所情報、面会時間、担当者情報に関連付けて格納される。同様に、面会場所15から出入口までの案内経路21を示す案内経路情報は、出入口を示す情報と関連付けられる。
次にステップ214では、上記ステップ207で把握した入館証情報を入館証情報管理DB93からクリアする。更に、次のステップ216において、上記ステップ212で作成するとともに、上記ステップ213において対応する情報と関連づけた案内経路情報と、該案内経路情報に対応する下流側の面会場所情報、該面会場所の面会時間情報、及び担当者情報を、上記ステップ202で記憶部89に記憶した来訪者情報及び面会日情報と、該来訪者の来訪者履歴情報に関連付けて、各々入館証情報として入館証情報管理DB93に格納する。すなわち、ステップ216の処理によって、登録された面会日に訪問する来訪者について、該来訪者が来訪する面会場所各々への案内経路情報、面会場所情報、面会時間情報、該面会場所で面会する担当者情報が、案内経路毎に入館証情報として入館証情報管理DB93に格納される。
なお、上記来訪者履歴情報は、上記ステップ207で把握した入館証情報に含まれる来訪者履歴情報を把握することによって得るようにすればよい。
上記ステップ216の処理によって、入館証46の表示層45に表示するための入館証情報が作成され、作成された各案内経路毎に、各来訪者及び来訪日時に関連付けて記憶される。
次にステップ218では、上記ステップ202に記憶部89に格納した来訪者登録情報を記憶部89からクリアした後に、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ206で否定されると、ステップ218へ進み、上記ステップ202で記憶部89に記憶した来訪者特定情報から、面会場所情報及び面会時間情報を把握する。
次にステップ220では、面会場所の位置情報の把握処理が実行される。ステップ220の処理は、面会場所DB92から、上記ステップ218で把握した面会場所情報に対応する、面会場所の会社内における位置を示す位置情報を把握するものである。
次にステップ224では、案内経路情報作成処理が実行される。ステップ224の処理は、記憶部89に予め記憶された会社内の地図情報と、上記ステップ220で把握した面会場所の位置情報と、面会場所における面会時間、及び出入り口の位置を示す位置情報と、に基づいて、出入口から面会場所を経由した後に出入口に至る推奨経路である案内経路を示す案内経路情報を作成する。ステップ224で作成される案内経路情報は、複数の案内経路情報から構成されている。すなわち、出入口から面会場所、及び面会場所から出入口間の案内経路各々を示す複数の案内経路情報が作成される。
ステップ224で作成された案内経路情報各々は、次のステップ226において、上記212と略同様に、各案内経路情報の下流側の面会場所情報、面会時間及び該面会場所の担当者情報、または出入口情報と関連づけて記憶された後に、ステップ216へ進む。
以上説明したように、上記図8に示す、管理サーバ18の入館証情報登録処理によって、来訪先担当者端末12から来訪者登録情報を受信するたびに、受信した来訪者登録情報に含まれる面会場所への案内経路情報が作成されるとともに、入館証46を発行するための入館証情報が作成されて入館証情報管理DB93に管理される。
次に、入館退館端末16における入館証発行処理を行うために、管理サーバ18において実行される該当する入館証情報の送信処理について説明する。管理サーバ18では、所定時間毎に図9に示す割り込み処理が実行されて、ステップ230へ進む。
ステップ230では、来訪者情報を受信したか否かを判別し、肯定されるとステップ231へ進む。ステップ231では、上記ステップ230で受信した来訪者情報及び上記ステップ230で来訪者情報を受信した受信日に基づいて、該来訪者情報と同一の来訪者情報と該受信日と同一の面会日情報に対応する入館証情報を入館証情報管理DB93から検索する。
次にステップ232では、上記ステップ231の検索結果に応じて、上記対応する入館証情報が入館証情報管理DB93に格納されている場合には、ステップ234へ進み、上記ステップ231で検索した、該来訪者情報と同一の来訪者情報と該受信日と同一の面会日情報に対応する入館証情報の内の最も早い面会時間を含む入館証情報を、上記ステップ230で受信した来訪者情報の送信元である入館退館端末16へ送信する。
なお、本実施の形態では、上記ステップ231で検索した、該来訪者情報と同一の来訪者情報と該受信日と同一の面会日情報に対応する入館証情報の内の最も早い面会時間を含む入館証情報を送信する場合を説明するが、上記ステップ230で来訪者情報を受信した時間以降で且つ最も早い面会時間に対応する入館証情報を入館退館端末16へ送信するようにしてもよい。
また、入館退館端末16への入館証情報の送信は、上記ステップ230において、来訪者情報とともに、該来訪者情報を送信した端末の端末名(本実施の形態では、入館退館端末の端末名)を受信するようにし、受信した端末名に応じて上記入館証情報を送信するようにすればよい。
次にステップ236では、上記ステップ234で入館証情報を送信した端末から、来訪者情報及び入館証46を識別可能なIC番号を受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されると、ステップ238へ進む。
ステップ238では、上記ステップ238で受信したIC番号を、上記ステップ231で検索した、入館証情報に関連づけて入館証情報管理DB93へ記憶する。
次にステップ239では、来訪者履歴DB91における、上記ステップ230で受信した来訪者情報に対応する来訪履歴を更新する来訪者履歴更新処理が実行された後に、本ルーチンを終了する。ステップ239の処理は、上記ステップ230で来訪者情報を受信した受信日を前回訪問日情報に登録するとともに、登録された来訪回数情報をカウントアップすることによって来訪者履歴DB91を更新するものである。
上記ステップ230乃至ステップ238の処理によって、入館証の発行処理、すなわち入館証情報を書き込んだ入館証46を識別可能なIC番号を、該入館証情報と同一の面接日及び来訪者情報に対応する入館証情報各々に、関連付けて入館証情報管理DB93に登録することができる。
一方、上記ステップ238で否定されると、ステップ240へ進み、該当する入館証情報は登録されていないことを示す該当入館証情報無情報を入館退館端末16へ送信する。
次にステップ242では、上記ステップ240で該当入館証情報無情報を送信した入館退館端末16から、来訪者情報を受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されると、ステップ244へ進む。
ステップ244では、来訪者履歴DB91から上記ステップ242で受信した来訪者情報を検索し、次のステップ246において、該当する来訪者履歴情報が来訪者履歴DB91に登録されているか否かを判断し、肯定されると、ステップ248へ進む。ステップ248では、上記ステップ244で来訪者履歴DB91から検索した来訪者情報を入館退館端末16へ送信した後に、本ルーチンを終了する。
上記ステップ246で否定された場合には、ステップ250へ進み、上記ステップ242で受信した来訪者情報を来訪者履歴情報として来訪者履歴DB91へ登録する。登録した来訪者履歴情報は、次のステップ251において、上記ステップ248と略同様に、入館退館端末16へ送信した後に、本ルーチンを終了する。
上記ステップ240乃至ステップ248の処理によって、来訪者履歴DB91に格納済の来訪者情報がある場合には、該当する来訪者の来訪履歴を示す情報を、入館退館端末16へ送信することができる。
一方、上記ステップ230で否定されると、ステップ252へ進み、画像データ及び来訪者情報を受信したか否かを判断し、否定されると、本ルーチンを終了する。上記ステップ252で、肯定され、来訪者の肖像を示す画像データ及び来訪者情報を受信した場合には、次のステップ253において、受信した画像データ及び来訪者情報を記憶部89に記憶する。
次にステップ254では、上記ステップ253で記憶部89に記憶した来訪者情報を来訪者履歴DB91から検索し、次のステップ256において、該当する来訪者情報が登録されているか否かを判断する。ステップ256で肯定されると、ステップ258へ進み、記憶部89に記憶した来訪者情報に関連づけて上記画像データを来訪者履歴DB91へ登録した後に、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ256で否定されると、ステップ259へ進み、上記ステップ253で記憶部89に記憶した画像データ及び来訪者情報を、関連付けて来訪者履歴DB91へ記憶する。
上記ステップ252乃至ステップ259の処理によって、来訪者の肖像を示す画像データが該来訪者の来訪者情報に関連付けて来訪者履歴DB91へ記憶される。
次に、入館証46を携帯した来訪者の会社内の位置を示す現在位置情報を作成する処理について図10に示す処理ルーチンを用いて説明する。管理サーバ18では、所定時間毎に図10に示す割り込み処理が実行されて、ステップ260へ進む。
ステップ260では、IC番号及びゲート管理端末を識別するためのゲート管理端末識別情報を受信したか否かを判断する。上記IC番号及びゲート管理端末識別情報は、来訪者に携帯された入館証46が会社内に複数設置されたゲート管理端末20各々の通信可能エリア80に進入するたびに、該ゲート管理端末20から送信されるものである。上記ステップ260で受信したIC番号及びゲート管理端末識別情報は、次のステップ261で記憶部89に記憶される。
次にステップ262では、上記ステップ261で記憶部89に記憶したIC番号に対応する入館証情報を、入館証情報管理DB93から把握する。
次にステップ264及びステップ265では、現在位置情報作成処理が実行される。ステップ264の処理は、記憶部89に記憶したゲート管理端末識別情報に応じた、該ゲート管理端末の位置情報を、記憶部89の図示を省略したゲート管理端末DBから把握するものである。次にステップ265では、上記ステップ264で把握したゲート管理端末の位置情報と、記憶部89に予め記憶された会社の地図情報と、上記ステップ262で把握した入館証情報に含まれる各案内経路情報と、に基づいて、該案内経路を示す案内経路情報上の該ゲート管理端末の位置を示す位置情報を、現在位置情報として作成する。
なお、本実施の形態では、現在位置情報は、入館証46のIC番号を受信したゲート管理端末20の位置を示す位置情報を、作成された案内経理情報に重ね合わせたものであるものとして説明するが、このような形態に限られるものではない。例えば、該ゲート管理端末20の位置を示す位置情報と会社の地図情報とを重ね合わせたものを現在位置情報として作成するようにしてもよい。
次にステップ266では、上記ステップ262で把握した入館証情報に含まれる担当者情報に対応する、来訪先担当者端末18の端末名を担当者DBから把握する。
次にステップ268では、上記ステップ266で把握した来訪先担当者端末18の端末名に応じて、上記ステップ265で作成した現在位置情報、及び上記ステップ262で把握した入館証情報に含まれる、来訪者情報、来訪者履歴情報を来訪先担当者端末12へ送信した後に、本ルーチンを終了する。
なお、上記ステップ268において、更に、面会場所情報、面会日情報、面会時間情報も含めて来訪先担当者端末12へ送信するようにしてもよい。この場合、上記ステップ266の担当者の端末名情報把握処理後に、上記面会日情報、及び面会時間情報、来訪者情報、及び面会場所情報を含む入館証情報を入館証情報管理DB93から把握し、把握した入館証情報に含まれる、来訪者情報、来訪者履歴情報、面会場所情報、面会日情報、面会時間情報と、上記現在位置情報とを来訪先担当者端末12へ送信するようにすればよい。
次に、入館証46を携帯した来訪者が面会場所において、対応する担当者との面会が終了した後に、次の面会場所または出入口への案内経路情報に入館証46の表示層45の表示内容を書き換えるときの、管理サーバ18における処理について、図11を用いて説明する。
管理サーバ18では、所定時間毎に図11に示す処理ルーチンの割り込み処理が実行されて、ステップ270へ進む。
ステップ270では、面会終了情報、IC番号、及び面会場所端末情報を受信したか否かを判断する。ステップ270で否定されると、本ルーチンを終了し、肯定されると、ステップ272へ進む。
ステップ272では、上記ステップ270で受信したIC番号に応じた入館証情報を入館証情報管理DB93から抽出する。次にステップ274において、抽出した入館証情報から、上記ステップ270で受信した面会場所端末情報に応じた面会場所端末14に対応する面会場所の入館証情報の面会時間より遅く且つ最も早い面会時間を含む入館情報を把握する。
次にステップ276では、上記ステップ274で把握した入館証情報を上記ステップ270で受信した面会場所端末情報に応じて、該面会場所端末へ送信する。ステップ276の処理によって、該入館証46を携帯した来訪者を次の面会場所または出入口へ案内するための案内経路情報を含む入館証情報が、面会場所端末へ送信された後に、本ルーチンを終了する。
次に入館退館端末16において行われる処理について図12を用いて説明する。入館退館端末16では、主に、入館証46へ入館証情報を視認可能に書き込む入館証発行処理が実行される。
入館退館端末16では、所定時間毎に図12に示す処理ルーチンが実行され、ステップ300において、来訪者情報の入力がなされるまで否定判断を繰り返す。ステップ300の判断は、例えは、表示部40に来訪者を特定可能な来訪者情報を入力するための項目を含む画面を表示するとともに、表示された各種項目について入力を促す。そして、各種項目についてユーザによる操作部38の操作指示によって、各種項目の入力がなされた後に、予め定められた入力項目の実行を指示するためのキーの入力信号の受信を判別することによって、来訪者情報の入力を判断するようにすればよい。入力された来訪者情報は、次のステップ301において記憶部44に記憶される。
次にステップ302では、上記ステップ300で入力された来訪者情報を、管理サーバ18へ送信する送信処理が実行される。
次にステップ304では、入館証情報を受信したか否かを判断する。ステップ304で肯定され、入館証情報を受信した場合には、次のステップ306において、受信した入館証情報を記憶部44に格納する。
次にステップ308では、上記ステップ306で記憶部44に格納した入館証情報に含まれる来訪者履歴情報に、来訪者の画像データが含まれているか否かを判断する。
ステップ308で肯定されると、ステップ310へ進み、来訪者の画像データの画像を含む来訪者情報の画像を表示部40へ表示する。なお、ステップ310の処理において、入館証情報に含まれるその他の情報、具体的には、来訪者履歴情報、担当者情報、案内経路情報、面会場所、面会日、及び面会時間等の情報の画像を合わせて表示部40へ表示するようにしてもよい。上記ステップ310の処理によって、来訪者の来訪時に、入館退館端末16の表示部40に、該来訪者の画像を視認可能に提示することができるので、出入口担当者に対して、来訪者を容易に確認可能に提示することができる。また、表示部40に入館証情報の画像を提示することができるので、出入口担当者及び来訪者に対しても、面会予定を容易に確認可能に提示することが可能となる。
一方、上記ステップ308で否定され、管理サーバ18から受信した入館証情報に来訪者の画像データが含まれていない場合には、ステップ311へ進む。
ステップ311では、撮影部36への撮影指示がなされるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ312へ進む。ステップ311の判断は、撮影部36への撮影指示を示す操作部38の予め定められたキーの操作指示による指示信号の入力を判別することによって判断可能である。例えば、上記ステップ308で否定判断されると、表示部40へ、来訪者の撮影を促すメッセージを表示するとともに、来訪者または出入口担当者に対して撮影指示を行うための操作部38の予め定められたキーの操作入力を促す。そして、操作部38の予め定められたキーによる入力信号の受信を判別することによって、撮影指示の実行を判断するようにすればよい。
ステップ312では、撮影処理が実行される。ステップ312の処理は、撮影部36の撮影処理によって、来訪者の画像データを得るものである。得られた画像データは、次のステップ316において記憶部44に記憶された入館証情報の来訪者履歴情報に含まれる来訪者氏名等の情報に関連付けて記憶される。このためステップ316の処理によって、来訪者の画像データを含む入館証情報が記憶部44に記憶される。
次にステップ318では、記憶部44に記憶した来訪者の画像データを含む入館証情報から、来訪者の画像データ及び来訪者情報を管理サーバ18へ送信した後に、上記ステップ310へ戻る。
上記ステップ311乃至ステップ318の処理によって、入館証情報に来訪者の画像データが含まれない場合に、撮影によって来訪者の画像データを得るとともに、得られた画像データを入館証情報として記憶することができる。また、得られた来訪者の画像データを来訪者情報とともに管理サーバ18へ送信することができるので、管理サーバ18側で来訪者の画像データを管理可能に提供することができる。
次にステップ320では、書込みデータ作成処理が実行される。ステップ32の処理は、記憶部44に格納した入館証情報に基づく画像を発行部42で入館証47に書き込むための書込みデータを作成するものである。
次にステップ320では、入館証47のIC番号読み取り処理が実行される。ステップ320の処理は、例えば、表示部40に、入館証47の発行部42への装着を促すメッセージを表示し、入館証47の発行部42にへの装着を促す。発行部42では、図示を省略したセンサによって入館証47の装着を検知すると、入館証47のIC部47から、IC読み取り部42Dを介してIC番号を読み取り、入館退館端末16のマイクロコンピュータ30へ出力する。これによって、IC番号の読み取り処理が実行される。読み取ったIC番号は、次のステップ324において記憶部44に格納される。
次にステップ326では、入館証発行処理が実行される。ステップ326の処理は、詳細には、まず、上記ステップ230で作成した入館証情報に基づく画像の書込みデータを発行部42へ出力する。発行部42では、書込みデータを受信すると、書込みデータに基づく画像を入館証46の表示層45に書き込む。この発行部42における書込み処理は、書込みデータの基づく画像をスイッチング素子42Fに表示するとともに、光源42Eから光を照射して、レンズ42Gを介してスイッチング素子42Fに表示された画像を表示層45へ照射する。この処理によって、例えば、図4(A)に示す入館証情報の画像48が入館証46の表示層45へ書き込まれる。
次にステップ328では、上記ステップ324で記憶部44に記憶したIC番号と、入館証情報に含まれる来訪者情報とを管理サーバ18に送信する。次にステップ329では、記憶部44に記憶した入館証情報、IC番号、来訪者履歴情報、及び来訪者情報をクリアした後に、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ304で否定された場合には、ステップ330へ進み、該当する入館証情報は管理サーバ18で管理されていない事を示す該当情報無情報を受信する。受信した該当情報が無いことを示す情報は、次のステップ332において表示部40へ表示される。
上記ステップ330及びステップ332に処理によって、来訪者または出入口担当者に対して、来訪者が面会する担当者側による来訪者登録処理及び入館証情報が未作成の状態であることを提示することができる。
次にステップ334では、来訪者新規登録指示がなされるまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ336へ進む。ステップ334の判断は、操作部38の予め定めた来訪新規登録を指示するための指示信号の入力を判別することによって判断可能である。
ステップ336では、記憶部44に記憶された来訪者情報を管理サーバ18へ送信した後に、ステップ338へ進み、管理サーバ18から来訪者履歴情報を受信するまで否定判断を繰り返す。ステップ338で肯定され、来訪者履歴情報を受信すると、受信した来訪者履歴情報を次のステップ340において記憶部44に記憶する。
次にステップ342では、記憶部44に記憶した来訪者履歴情報に来訪者の画像データが含まれているか否かを判断し、肯定されるとステップ344へ進む。ステップ344では、来訪者履歴情報に基づく画像を表示部40に表示する。ステップ344の処理によって、来訪者の画像データの画像、及び来訪者の名前等を示す情報が表示部40に視認可能に提示される。
次にステップ346では、来訪者登録処理が実行された後に、上記ステップ302へ戻る。ステップ346の処理は、上記ステップ100乃至ステップ108(図6参照)の処理が実行され、来訪者情報、担当者情報、面会場所、面会日、及び面会時間を含む来訪者登録情報が入力され、管理サーバ18へ送信される。
一方、上記ステップ342で否定されると、上記ステップ311乃至ステップ318と同様の処理が実行され、来訪者の撮影処理が実行される。詳細には、上記ステップ342で否定されると、ステップ348へ進み、撮影部36への撮影指示がなさるまで否定判断を繰り返す。次にステップ350では、撮影処理が実行され、来訪者の画像データを得る。得られた画像データは、次のステップ352において記憶部44に記憶される。次にステップ354では、記憶部44に記憶した来訪者の画像データ及び来訪者情報を管理サーバ18へ送信した後に、上記ステップ346へ進む。
以上説明したように、入館退館端末16では、管理サーバ18において来訪した来訪者に対応する入館証情報が登録されている場合には、入館証情報に基づく画像を入館証46の表示層45に書き込む入館証発行処理を実行する。
また、会社に来訪した来訪者の画像データが管理サーバ18に未登録の場合には、入館退館端末16における撮影処理によって、来訪者の画像データを得るとともに、得られた来訪者のデータを含む入館証情報に基づく画像を、入館証46に視認可能に提示することができる。このため、来訪者の画像データを含む入館証46を発行することが可能になる。
また、管理サーバ18において入館証情報が未登録の場合には、入館退館端末16において、来訪者の登録処理を実行することができ、汎用性のある入館証システムを構築することができる。
次に、会社内に設置された複数のゲート管理端末20において実行される処理について図13を用いて説明する。
ゲート管理端末20では、所定時間毎に図13に示す処理ルーチンが実行される。ステップ400では、入館証46を検知するまで否定判断を繰り返し、入館証46を検知すると、肯定され、ステップ402へ進む。ステップ400の判断は、通信部78から、所定時間毎に入館証46のIC47に記憶されたIC番号を読み取る読み取り処理を実行し、正常にIC番号の読み取り処理が実行された場合に、入館証46の検知を判別するようにすればよい。
ステップ402では、入館証46に予め記憶されたIC番号の読み取り処理が実行され、次のステップ404において、読み取ったIC番号、及び該ゲート管理端末20を識別可能な予め記憶された端末番号であるゲート管理端末名を管理サーバ18に送信した後に、本ルーチンを終了する。
上記図13に示す処理ルーチンが、会社内に複数予め設置された各ゲート管理端末20で実行されることによって、例えば、図5に示すように、該入館証46が来訪者に携帯されることによって、会社内に設置された複数のゲート管理端末20各々が管理するエリア内に入館証46が進入する度に、進入を検知した各ゲート管理端末20から管理サーバ18へ、検知した該入館証46のIC番号及び検知したゲート管理端末20のゲート管理端末名が送信される。このため、来訪者に携帯されることによって、会社内を移動する入館証46の現在位置を示す情報が、順次管理サーバ18に送信されることとなる。
なお、ゲート管理端末20が、案内経路上の該来訪者の通行を可能または不可能となるように経路の通行状況を切替えることができるドアのような機能及び機構を更に設ける構成である場合には、上記ステップ404の処理の後に、管理サーバ18から現在位置情報及び来訪者情報を受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されると、現在位置情報に含まれる案内経路情報の案内経路上にゲート管理端末の位置情報が位置するか否かを判別し、肯定されると、判別結果を表示部9に表示した後に、本ルーチンを終了し、否定されると、判別結果を表示部9に表示すると共に、該経路の通行が困難となるように、ドアを駆動するようにすればよい。なお、管理サーバー18は、上記ステップ268の処理の後に、ステップ268と略同様に、担当者端末へ送信した現在位置情報及び来訪者情報を、ゲート管理端末20へ送信するようにすればよい。
このように構成すれば、入館証を携帯した来訪者について、入館証に提示された案内経路外への移動を抑制することができる。
次に面会場所端末14で実行される処理について、図14に示す処理ルーチンを用いて説明する。
会社内の各面会場所に設置された面会場所端末14では、所定時間毎に図14に示す処理ルーチンが実行されて、ステップ500へ進む。ステップ500では、入館証46を検知するまで否定判断を繰り返し、入館証46を検知すると、肯定され、ステップ502へ進む。ステップ500の判断は、IC読取部42Dを介して、所定時間毎に入館証46のIC47に記憶されたIC番号を読み取る読み取り処理を実行し、正常にIC番号の読み取り処理が実行された場合に、入館証46の検知を判別するようにすればよい。
ステップ500で肯定されると、ステップ502へ進み、面談終了情報の入力がなされるまで否定判断を繰り返す。ステップ502の判断は、操作部56による予め定められた面会終了を指示するためのキーについて、来訪者または担当者等のユーザによる操作指示がなされる事によって入力される、面会終了を示す入力信号を判別することによって判断可能である。
次にステップ503では、上記ステップ322の処理と略同様に、入館証46のIC番号を読み取るIC番号読取処理が実行される。次のステップ504において、上記ステップ503で読み取ったIC番号と、該面会場所端末14を特定可能な面会場所端末情報と、面会終了を示す面会終了情報を管理サーバ18へ送信する。
次にステップ506では、管理サーバ18から入館証情報を受信するまで否定判断を繰り返し、肯定されるとステップ508へ進み、受信した入館証情報を記憶部59に記憶する。
次にステップ509では、上記ステップ320と同様に、入館証情報の画像を入館証46の表示層45に書き込むための書込みデータの作成処理が実行される。次にステップ510において、上記ステップ326と同様に、入館証発行処理が実行される。
上記ステップ520の処理によって、例えば、図5に示すように、面会場所17で上記ステップ500乃至ステップ512の処理が実行されると、次の面会場所15への案内経路19を示す案内経路情報と、次の面会場所15で面会する担当者情報を含む入館証情報を示す画像が、入館証46の表示層45に書き込まれる。このため、例えば、図4(A)に示す、入館証46の入館証情報を示す画像48が、上記ステップ500乃至ステップ512の処理によって書き換えられて、図4(B)に示す入館証46の入館証情報を示す画像49が表示層45に書き込まれる。このように、来訪者に携帯された入館証46が、目的とする面会場所にたどり着くと、該面会場所において、次の面会場所または出入口への案内経路を示す案内経路情報及び次の面会場所で面会する予定の担当者情報を含む、入館証情報の画像に、入館証46を書き換えることができる。
以上説明したように、本実施の形態の入館証システム10によれば、入館証46に来訪者の身分を示す来訪者情報、来訪履歴を示す来訪履歴情報、来訪者の画像データ、及び来訪者が面会する担当者の担当者情報、及び担当者の画像データの画像を提示するとともに、目的とする予め定められた面会場所への案内経路を示す案内経路情報の画像を提示することができる。
また、入館証46に表示された入館証情報は、上記案内経路により面会場所までの誘導がなされると、該面会場所において、担当者情報、担当者の画像データ、及び案内経路情報を、次の面会場所または出入口等の予め定められた目的地へ誘導するための案内経路情報、及び次の目的地で面会する担当者情報を含む入館証情報に、変更することができる。このため、入館証46を携帯した来訪者に対して、次の目的とする面会場所へと誘導するための案内経路情報を提示することができるとともに、該案内経路情報を、該案内経路情報の目的とする面会場所に到達するたびに、変更することができる。このため、来訪者に対して、次に行くべき場所へ誘導するための案内経路を容易に提示することができる。
また、上記案内経路情報を含む入館証情報は、来訪者の来訪前に予め、該来訪者と面会予定の担当者が設定することができるので、来訪者の来訪前に、該来訪者の携帯する入館証に書き込むための入館証情報を予め管理することができる。
また、来訪者が会社に来訪すると、来訪者情報を来訪履歴情報として管理することができるので、複数回来社経歴のある来訪者に対して、入館証情報を容易に作成することができる。
また、来訪者履歴情報は、該来訪者の撮影によって得られた画像データを関連づけて記憶し、管理することができる。そして、該画像データを、出入口に設置された入館退館端末16に視認可能に表示することができるので、出入口を担当する担当者に対して、該来訪者が予め登録された来訪者であることを容易に視認可能に提示することができる。
また、入館証情報の画像が書き込まれた入館証46が、来訪者によって携帯されて、会社内に予め複数設置されたゲート管理端末20各々が担当する入館証46とデータの授受可能なエリア80に進入すると、該入館証46の検知を示す信号と検知したゲート管理端末20の端末名を管理サーバ18で管理するとともに、該入館証46を携帯した来訪者の現在位置情報を作成する。そして、作成した現在位置情報を、該来訪者と面会する予定の来訪先担当者端末12へ送信することができる。このため、来訪者担当者端末12に、該端末を使用する担当者が面会予定の来訪者の、会社内における現在位置情報を容易に提示することができる。従って、該来訪者の情報や移動経路を容易に担当者に提示することが可能となる。
なお、本実施の形態では、面会場所端末14において、入館証情報は、入館証46における全ての領域について書き込む場合を説明したが、所定の箇所について、追加、変更、消去を可能とするようにしてもよい。具体的には、入館証46を各面会場所端末14で更新する場合に、来訪者情報及び来訪者履歴情報以外の領域について、変更を行うように書込みデータを作成し、該書込みデータに基づく画像を表示層45へ書き込むようにすればよい。すなわち、次に該入館証46を携帯した来訪者が行くべき場所である面会場所への案内経路情報と、該面会場所で面会する担当者の担当者情報とを含む画像を、案内経路情報と担当者情報の画像が書き込まれた領域に上書きするようにすればよい。このようにすれば、更に効率よく入館証46に提示される情報を更新することができる。
また、本実施の形態では、来訪先担当者端末12を識別可能な端末名に基づいて、管理サーバ18から来訪先担当者端末12へ来訪者の現在位置情報等を送信する場合を説明したが、このような形態に限られるものではない。例えば、予め管理サーバ18の担当者DBに各担当者のメールアドレスを登録し、該メールアドレスに応じて、現在位置情報を送信するようにしてもよい。この場合、例えば、メールを送受信可能なメールソフトを各来訪先担当者端末12及び管理サーバ18へ予めインストールするとともに、管理サーバ18及び来訪先担当者端末12間におけるメール送受信を管理するためのメールサーバをネットワーク22に接続するようにすればよい。
また、本実施の形態では、入館退館端末16の撮影部38による撮影によって、来訪者の肖像を示す画像データを得る場合を説明したが、来訪者の肖像を示す画像データとともに、来訪者の手書きサインを示す画像データを得るようにしてもよい。そして、手書きサインを示す画像データを、来訪者の肖像を示す画像データと共に、管理サーバ18の来訪者履歴DB91に更に登録するようにする。また、入館証情報管理DB93に、同様に、手書きサインを示す画像データを、来訪者の肖像を示す画像データと共に登録する。このようにすれば、入館証情報に、更に手書きサインを示す画像データを含めることができ、手書きサインを示す画像データの画像を、更に入館証46に提示することが可能となる。
本実施の形態に係る入館証システムの概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る入館証の(A)は、入館証の断面図の一例を示すものであり、(B)は、入館証の断面拡大図の一例を示すものである。 本実施の形態に係る発行部の主要構成を示すブロック図である。 (A)は、本実施の形態に係る入館証に表示された入館証情報の一例を示すものであり、(B)は、変更された入館証情報の一例を示すものである。 本実施の形態に係る会社内に予め用意された複数の面会場所の内、1人の来訪者が同一面会日に2箇所の面会場所において、各々異なる担当者と面会をするものとし、会社の出入口から、上記2箇所の面会場所及び出入口へ順次来訪者を誘導することを示すイメージ図である。 本実施の形態に係る来訪先担当者端末で実行される来訪者登録処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る来訪先担当者端末で実行される来訪者現在位置情報の表示処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る管理サーバで実行される入館証情報登録処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る管理サーバで実行される入館証情報の送信処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る管理サーバで実行される、入館証を携帯した来訪者の会社内の位置を示す現在位置情報を作成する処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る管理サーバで実行される、次の面会場所への案内経路情報及び担当者を示す情報に入館証を書き換えるための入館証情報を送信する処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る入館退館端末で実行される処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るゲート管理端末で実行される処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る面会場所端末で実行される処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る来訪先担当者端末に表示される来訪者の現在位置を示す画面の一例を示すイメージ図である。
符号の説明
10…入館証システム
12…来訪先担当者端末
14…面会場所端末
16…入館退館端末
18…管理サーバ
20…ゲート管理端末

Claims (9)

  1. 予め定めた特定の施設に来訪した来訪者を示す来訪者情報を入力するための入力手段と、
    前記来訪者情報及び来訪者の訪問先を示す訪問先情報を含む登録情報を予め記憶する記憶手段から、前記入力手段で入力された来訪者情報を含む登録情報を検索し出力する検索手段と、
    情報の表示、該表示のための情報の書込み及び情報の書き換えが可能な表示層を有する携帯可能な入館証に、前記検索手段の検索結果の登録情報を書き込む書込手段と、
    を備えた入館証システム。
  2. 前記登録情報は、前記来訪者が訪問する前記施設内の訪問先の位置及び該位置への経路を表す誘導情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の入館証システム。
  3. 前記登録情報を入力するための登録手段を更に備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入館証システム。
  4. 前記入館証は、該入館証を識別可能な識別情報を予め格納する格納手段を更に有し、前記書込手段は、前記登録情報を入館証へ書き込んだときに、前記格納手段に格納された識別情報を読取るとともに出力し、前記検索手段は、前記書込手段で出力された識別情報を前記出力した登録情報に関連づけて記憶手段へ記憶することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の入館証システム。
  5. 前記記憶手段は、前記訪問先情報に来訪者が訪問先を訪問する予定時間を示す時間情報を含めて記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の入館証システム。
  6. 前記訪問先に設置され、前記入館証の識別情報を読取る読取手段と、前記読取手段で読取った識別情報に対応する次の登録情報を前記検索手段へ問い合せる出力手段と、前記検索手段の検索結果の登録情報に前記入館証に書き込まれた登録情報を変更する変更手段と、を含む登録情報変更手段を更に備え、前記記憶手段は、前記時間情報を含めた訪問先情報を含む登録情報を複数記憶し、前記検索手段は、前記問い合せに基づいて前記複数の登録情報から選択した登録情報を出力することを特徴とする請求項5に記載の入館証システム。
  7. 前記入館証の識別情報を読取る検知手段と、前記検知手段で読取った識別情報に対応する登録情報に基づいて、予め定めた前記入館証の移動許容範囲内か否かを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果を表示する表示手段と、を含む移動管理手段を更に備えたことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の入館証システム。
  8. 前記判別手段の判別結果を、前記訪問先として予め定めた装置へ向けて送信する送信手段を更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の入館証システム。
  9. 前記表示層は、電子ペーパーで構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の入館証システム。
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