JP2005124176A - 自動撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動撮影システムを繰り返し利用する顧客に対する、効率的で、適切な、きめの細かいサービスの提供を可能にする。
【解決手段】顧客データベースDB2が、無線タグ50によって発信されるタグIDと、無線タグ50を所持する顧客の情報とを関連づけて記憶し、センターサーバ4のDM出力部4Aが、顧客配布用のダイレクトメール(DM)60にその顧客を識別するタグIDを示すバーコード63を付して、そのDM60をプリント出力し、出力されたDM60を受け取った顧客Uによる次回のこの自動撮影システムの利用の際に、顧客登録装置2のDMリピータ登録部2Bが、DM60に付されたバーコード63を読み取り、そのバーコード63の示す前回来場時のタグIDと関連づけられて顧客データベースDB2に記憶されている顧客情報と、その顧客Uがその次回の利用の際に新たに所持する無線タグ50に書き込まれるタグIDとの関連づけを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動撮影システムに関し、より詳細には、例えば、テーマパークや遊園地等の娯楽施設において来場者の記念写真やスナップ写真を自動撮影するシステムに関するものである。
テーマパークや遊園地等の娯楽施設において、顧客を自動撮影し、撮影された写真を顧客に提供するサービスが知られている。
このサービスの一形態として、無線タグを利用した自動撮影システムが知られている。このシステムは、顧客を識別する識別情報が記録された無線タグを顧客に所持させ、自動撮影カメラがその撮影領域内で無線タグを検出した場合に撮影を行い、撮影された画像と識別情報とを関連づけて管理し、顧客が識別情報を利用して自らの写っている写真を容易に検索し、注文できるようにしたものである(例えば、特許文献1)。
特開2001-177750号公報
しかしながら、特許文献1記載の自動撮影システムでは、テーマパーク等に入場してから退場するまでの1回の来場の間に提供されるサービスのみが考慮されており、リピータとして、繰り返し来場する顧客へのサービスの提供は考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自動撮影システムを繰り返し利用する顧客に対する、効率的で、適切な、きめの細かいサービスの提供を可能にする自動撮影システムを提供することを目的とするものである。
本発明による第1の自動撮影システムは、顧客によって所持される、その顧客を識別する識別情報を発信する識別情報発信手段と、識別情報発信手段からの識別情報の受信に応じて、その顧客を自動撮影する撮影手段と、その自動撮影によって出力された画像と撮影手段によって受信された識別情報とを関連づけて記憶する画像記憶手段とを備えた自動撮影システムに、識別情報発信手段によって発信される識別情報と、識別情報発信手段を所持する顧客を特定する顧客情報とを関連づけて記憶する顧客情報記憶手段と、顧客に配布するための配布用媒体にその顧客を識別する識別情報を付して、その配布用媒体を出力する媒体出力手段と、出力された配布用媒体を受け取った顧客による次回のこの自動撮影システムの利用の際に、配布用媒体に付された識別情報を読み取り、その識別情報と関連づけられて顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報と、その顧客がその次回の利用の際に所持する識別情報発信手段によって発信される識別情報とを関連づけることによって、その次回の利用の際の識別情報に基づく顧客情報へのアクセスを可能にするアクセス可能化手段とを設けたことを特徴とする。
識別情報発信手段は、顧客が所持するものであり、その顧客を識別する識別情報を発信するものである。無線を利用して識別情報を発信するものであることが好ましい。この無線を利用した識別情報発信手段の具体例としては、撮影手段による撮影のための一定の広さの撮影エリアを確保するためには、長距離型(交信範囲数メートル程度)の無線タグ(RFID: Radio Frequency IDentification)が好ましい。この場合、撮影手段は、発信された識別情報を受信する受信アンテナを有するものとなる。
「顧客情報」とは、識別情報発信手段を所持している顧客を特定する情報であり、具体例としては、その顧客の氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス、生年月日等の顧客を一意的に特定するのに有効な顧客の属性の他、年齢、性別、身長、妊娠の有無、既往症の有無、過去におけるこの自動撮影システムの利用日や利用回数等の顧客の一意的な特定を補助する属性が考えられる。
媒体出力手段によって識別情報が付されて出力された配布用媒体の具体例としては、識別情報がバーコード等の光学的に読取可能なコードで印刷されたカードやダイレクトメール、識別情報が磁気または光磁気で記録された磁気カードまたは光磁気カード、識別情報が電子的に記録されたICカード等が考えられる。また、その顧客の識別情報が書き込まれた無線タグを配布用媒体として使用することも可能である。
媒体出力手段が、その顧客を識別する識別情報だけでなく、その識別情報と関連づけられて画像記憶手段に記憶されている画像も顧客に配布するための配布用媒体に付して出力するようにしてもよい。
また、アクセス可能化手段は、出力された配布用媒体を受け取った顧客による次回のこの自動撮影システムの利用の際に、配布用媒体に付された識別情報を読み取り、その識別情報と関連づけられて画像報記憶手段に記憶されている画像と、その顧客がその次回の利用の際に所持する識別情報発信手段によって発信される識別情報とをさらに関連づけるようにしてもよい。
すなわち、アクセス可能化手段は、ある顧客が以前にこの自動撮影システムを利用した際に顧客情報記憶手段に記憶された顧客情報や画像記憶手段に記憶された画像と、その顧客がこの自動撮影システムを今回再度利用する際にその顧客によって所持される識別情報発信手段から発信される識別情報とを、前回の利用時の識別情報発信手段に設定・発信されていた識別情報や、配布用媒体に付された識別情報を介して、関連づけるものである。したがって、この関連づけによって、今回の利用時に識別情報発信手段に設定された識別情報に基づいて、以前記憶された顧客情報や画像を取得できるようになるのであれば、いかなる関連づけの方法であってもよい。言い換えると、ある顧客が前回の利用時に所持する識別情報発信手段に設定される識別情報と、その顧客に配布される配布用媒体に付される識別情報と、その顧客が今回の利用時に所持する識別情報発信手段に設定される識別情報と、画像記憶手段に記憶されているその顧客の画像と関連づけられた識別情報と、顧客情報記憶手段に記憶されているその顧客の顧客情報と関連づけられた識別情報とが相互に関連づけられ、その顧客を識別する識別情報のいずれに基づいても、顧客情報記憶手段からその顧客の顧客情報が取得でき、画像記憶手段からその顧客の画像が取得できれば、これらの識別情報や各手段の実装形態はいかなるものであってもよい。
図17から19は、この実装形態の具体例を模式的に示したものである。図17は、識別情報のコード体系を統一し、各顧客が1つの識別情報(ID1)によって識別されるようにした場合を表している。この場合、前回利用時に識別情報発信手段に設定された識別情報(ID1)と関連づけられて画像や顧客情報が各記憶手段に記憶され、媒体出力手段によってこの識別情報(ID1)が配布用媒体に付され、アクセス可能化手段によってこの識別情報(ID1)が今回利用時の識別情報発信手段に設定される。また、図18は、識別情報発信手段に設定される識別情報と顧客情報記憶手段において顧客情報を識別する識別情報とを別のコード体系とした場合を表している。ここでは、識別情報発信手段に設定される識別情報は利用の度に異なる値(ID1-1, ID1-2)とし、識別情報発信手段から発信される識別情報(ID1-1, ID1-2)と関連づけられて画像が画像記憶手段に記憶されるようにし、媒体出力手段によって配布用媒体に付される識別情報は顧客情報記憶手段における識別情報(ID2)が使用されるようにしている。また、利用の度に識別情報発信手段に設定される識別情報(ID1-1, ID1-2)は、顧客情報記憶手段において、顧客情報の一部として、同記憶手段における識別情報(ID2)と関連づけられるようになっており、アクセス可能化手段は、配布用媒体から読み取った識別情報(ID2)に基づいて、顧客情報記憶手段からその顧客の顧客情報を取得し、今回利用時に識別情報発信手段に設定される識別情報(ID1-2)を、その顧客情報の一部として設定する。図19も、識別情報発信手段に設定される識別情報と顧客情報記憶手段において顧客情報を識別する識別情報とを別のコード体系とした場合を表している。ここでは、画像と顧客情報とを同じコード体系の識別情報(ID2)により管理するとともに、顧客情報記憶手段において、最新の利用時において識別情報発信手段に設定されている識別情報(ID1-1, ID1-2)と顧客情報を識別する識別情報(ID2)とを関連づけるようにした点で図18とは異なっている。したがって、撮影手段において識別情報発信手段から受信した識別情報(ID1-1, ID1-2)に基づいて顧客情報記憶手段から顧客情報を識別する識別情報(ID2)が取得され、この識別情報(ID2)と撮影手段から出力された画像とが関連づけられて画像記憶手段に記憶される。また、アクセス可能化手段は、配布用媒体から読み取った識別情報(ID2)に基づいて、顧客情報記憶手段からその顧客の顧客情報(ID2)を取得し、最新の利用時において識別情報発信手段に設定されている識別情報(ID1-1)を、今回利用時に識別情報発信手段に設定される識別情報(ID1-2)に更新する。
本発明の第2の自動撮影システムは、顧客によって所持される、その顧客を識別する識別情報を発信する識別情報発信手段と、識別情報発信手段からの識別情報の受信に応じて、その顧客を自動撮影する撮影手段と、その自動撮影によって出力された画像と撮影手段によって受信された識別情報とを関連づけて記憶する画像記憶手段とを備えた自動撮影システムに、識別情報発信手段によって発信される識別情報と、識別情報発信手段を所持する顧客を特定する顧客情報とを関連づけて記憶する顧客情報記憶手段と、その識別情報による自動撮影システムの利用が可能な有効期限を記憶する有効期限記憶手段と、顧客による次回の前記自動撮影システムの利用の際に、顧客が持参した識別情報発信手段から発信される識別情報に対する有効期限を有効期限記憶手段から取得し、取得された有効期限がその次回の利用の日以降の場合に、持参された識別情報発信手段によって発信される識別情報と関連づけられて顧客情報記憶手段に記憶されている顧客情報へのアクセスを可能にするアクセス可能化手段とを設けたことを特徴とする。
ここで、アクセス可能化手段が、前記の顧客情報へのアクセスが可能な場合に、その顧客の識別情報と関連づけられて画像記憶手段に記憶されている画像へのアクセスも可能にするようにしてもよい。
なお、識別情報発信手段の詳細については、第1の自動撮影システムと同様であるが、この有効期限を有する識別情報を発信する識別情報発信手段の具体例としては、例えば、この自動撮影システムの年間パスポートのように、同じ識別情報発信手段で複数回のシステムの利用を可能にしたものが考えられる。
有効期限記憶手段は、例えば、上記の年間パスポートのような利用券に識別情報発信手段と一体的に形成してもよいし、顧客情報記憶手段や画像記憶手段とともにサーバコンピュータに実装してもよい。
また、「顧客情報」の詳細についても、第1の自動撮影システムと同様であるが、例えば、上記の年間パスポートの利用顧客であることを示す情報(フラグ)や年間パスポートの有効期限等をさらに含んでいてもよい。
次に、顧客が本発明の第1または第2の自動撮影システムを再度利用する際に提供されるサービスについて説明する。
上記の自動撮影システムにおいて、画像記憶手段が、画像と、撮影手段によるその画像の撮影の際の撮影条件とをさらに関連づけて記憶するようにし、撮影手段が、顧客による次回の自動撮影システムの利用時の撮影に先立って、その次回の利用時に所持される識別情報発信手段から発信される識別情報に基づいて、アクセス可能化手段によってアクセス可能になった、その次回の利用より前に撮影されたその顧客の画像の撮影条件を画像記憶手段から取得し、取得された撮影条件に応じて、その次回の利用時の撮影条件を設定するようにすることが考えられる。
また、顧客からの注文に応じて、画像記憶手段から画像を取得し、取得された画像を編集、加工する画像処理を行う画像処理手段と、その画像に対する画像処理の条件を画像毎に記憶する画像処理条件記憶手段とをさらに設け、画像処理手段が、顧客による次回の前記自動撮影システムの利用時の画像処理に先立って、その次回の利用時に所持される識別情報発信手段から発信される識別情報に基づいて、アクセス可能化手段によってアクセス可能になった、その次回の利用より前に撮影されたその顧客の画像の画像処理の条件を画像処理条件記憶手段から取得し、取得された画像処理の条件に応じて、利用時の画像処理の条件を設定するようにすることも考えられる。
ここで、「撮影条件」の具体例としては、撮影場所や、その撮影場所で使用されたカメラ、撮影のアングル、撮影日時等が考えられる。「画像処理の条件」の具体例としては、画像に付するフレームやキャラクター等のテンプレートとの合成や、セピア色や白黒への色調の変換等が考えられる。
取得された撮影条件や画像処理の条件に応じて、利用時の各条件を設定する際には、過去の条件と異なる条件を設定するようにしてもよいし、同じ条件を設定してもよい。前者の場合には、例えば、同じ撮影場所で撮影された画像に対する3つのパターンの画像処理条件を予め準備しておき、その撮影場所における撮影の度に、撮影された画像に対して異なる画像処理を行い、3パターンすべての画像処理が施された画像を揃えた顧客には景品をプレゼントするというようなサービスを提供することが可能である。後者の場合には、同じ撮影場所で同じ撮影条件で撮影を行い、子どもの成長の記録とするようなサービスを提供することが可能である。なお、同じ条件を設定するか異なる条件を設定するかを選択する手段をさらに設けてもよい。
また、上記の自動撮影システムにおいて、顧客情報記憶手段が、その顧客が最後に自動撮影システムを利用した日を顧客情報に含めて記憶するようにし、自動撮影システムの更新に関する情報を、その更新が行われた日と関連づけて記憶するシステム更新情報記憶手段と、顧客による次回の自動撮影システムの利用の際に、その次回の利用の際に所持される識別情報発信手段によって発信される識別情報に基づいて、その識別情報によって特定される顧客が最後に自動撮影システムを利用した日を顧客情報記憶手段から取得し、その最後に利用した日より後に行われた自動撮影システムの更新に関する情報をシステム更新情報記憶手段から取得し、取得された情報をその顧客に通知する通知手段とを設けることが考えられる。
さらに、上記の第1の自動撮影システムにおいては、上記と同様に、顧客情報記憶手段が、その顧客が最後に自動撮影システムを利用した日を顧客情報に含めて記憶するようにし、システム更新情報記憶手段を設け、媒体出力手段が、配布用媒体に付される識別情報によって特定される顧客が最後に自動撮影システムを利用した日を顧客情報記憶手段から取得し、その最後に利用した日より後に行われた自動撮影システムの更新に関する情報をシステム更新情報記憶手段から取得し、取得された情報を配布用媒体にさらに付与して出力するようにすることも考えられる。
ここで、「自動撮影システムの更新に関する情報」とは、例えば、撮影場所の新設や変更、既存の撮影手段に対する撮影機能の追加、変更、テンプレートの追加等の画像処理機能の追加、変更等が考えられる。また、「更新が行われた日」とは、更新後のシステム(追加機能等)を顧客が利用可能となった日、もしくは利用可能となる予定の日であることが好ましい。
通知手段による通知方法としては、文字、画像、音声等による通知が考えられる。また、通知手段の具体的構成例としては、顧客による携帯が可能で、通知される情報の無線による通信が可能な小型端末や、自動撮影システム内の所定の場所に設置された、通知される情報の有線または無線による通信が可能な固定型の情報端末等が考えられる。なお、システムの更新の情報を通知するだけでなく、その顧客が過去にその自動撮影システムを利用した際の撮影場所や各種画像処理等の利用履歴や利用時の巡回ルート等も同時に通知してもよい。この場合、その顧客の利用履歴や巡回ルートは、画像記憶手段に画像と関連づけられて記憶されている、その画像の撮影場所や撮影日時等の撮影条件や、使用されたテンプレート等の画像処理条件の情報に基づいて得られる。
本発明の自動撮影システムは、顧客による次回のこの自動撮影システムの利用の際に、アクセス可能化手段が、その顧客がその次回の利用時に所持する識別情報発信手段から発信される識別情報に基づいて、既に顧客情報記憶手段に記憶されているその顧客の顧客情報に対してアクセスすることを可能にする。したがって、この自動撮影システムを再度利用する際に、顧客は以前に登録した顧客情報を再度登録する必要がなくなるため、効率的にサービスを受けることが可能になる。また、その顧客がこの自動撮影システムを再度利用したことをシステムの側で判断できるようになるので、その顧客が再利用者か初回利用者かによって、サービスの内容を変えるなどして、適切な、きめの細かいサービスの提供が可能になる。
また、アクセス可能化手段が、その顧客がその次回の利用時に所持する識別情報発信手段から発信される識別情報に基づいて、既に画像記憶手段に記憶されているその顧客の画像に対してアクセスすることを可能にするようにした場合には、この自動撮影システムの再利用時に、以前に撮影された画像を使用したサービスを提供するなどして、きめの細かいサービスの提供が可能になる。
例えば、次回の自動撮影システムの利用の際に、過去の撮影条件に応じて撮影条件を設定したり、過去の画像処理条件に応じて画像処理条件を設定したりするようにすれば、過去の画像と同じ条件による画像を出力したり、異なる条件による画像を出力したりすることが可能になるので、顧客は好みに応じてより満足度の高い画像が得られる。
また、その顧客が最後に自動撮影システムを利用した日を記憶しておき、その日以降の自動撮影システムの更新に関する情報を通知するようにすれば、顧客は前回の来場時より後に導入されたシステムの新機能等をくまなく体験することが可能になり、顧客の満足度が向上する。また、このシステムの更新に関する情報を配布用媒体に付与した場合には、顧客によるこのシステムの再利用の促進にも資する。
なお、第1の発明における媒体出力手段が、識別情報だけでなく、その識別情報と関連づけられて画像記憶手段に記憶されている画像も配布用媒体に付して出力するようにした場合には、配布用媒体にその顧客本人の画像が付されているため、この自動撮影システムを再度利用する際に、その配布用媒体に基づいて、その顧客が本人であるかどうかの認証を行うことが可能になり、配布用媒体の不正利用の防止にも資する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態となる、テーマパークにおける自動撮影システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による自動撮影システムは、テーマパーク内に設置されるものであり、テーマパークの入場者である、無線タグ50(識別情報発信手段)を所持する顧客(以下、顧客Uという)を被写体として撮影を行って被写体の画像を表す画像データS1を取得する自動撮影装置1(撮影手段)と、顧客情報の登録と無線タグ50の配布とを行う顧客登録装置2と、画像の検索、注文等を行うための端末装置3と、画像データベースDB11(画像記憶手段)や顧客データベースDB21(顧客情報記憶手段)を有するセンターサーバ4と、画像データS1のプリント出力、アルバムの作成およびCD−Rへの記録等を行うラボ5とがネットワーク9を介して接続されている。
顧客登録装置2は、顧客Uのうち、この自動撮影システムを初めて利用する顧客(以下、新規顧客U1という)の登録を行う新規登録部2Aと、後述のダイレクトメール60を持参してこの自動撮影システムを再度利用する顧客(以下、DMリピータ顧客U2という)の登録を行うDMリピータ登録部2B(アクセス可能化手段)とを有している。なお、以下では、新規顧客かDMリピータ顧客かの区別を要しない場合には、単に顧客Uと記載する。
センターサーバ4は、顧客Uに対して後日郵送するダイレクトメール60を出力するDM出力部4A(媒体出力手段)を有している。
顧客Uは、無線タグ50を所持し、テーマパーク内を移動することにより、自動撮影装置1により撮影される。また、DMリピータ顧客U2は、来場の際にこの自動撮影システムで出力されたダイレクトメール60も所持している。
図2は自動撮影装置1の構成を示す概略斜視図である。図2に示すように自動撮影装置1は、テーマパーク内の撮影エリア1A内に存在する顧客Uの撮影を行うものであり、エリア19に入場する入場者数をカウントするためのゲート11A,11Bと、ゲート11A,11Bの間のエリア19に存在する無線タグ50を所持する顧客Uの数をカウントする広域センサ12と、撮影エリア1A内に存在する無線タグ50を所持する顧客Uと通信を行う通信デバイス13と、顧客Uの撮影を行う撮影デバイス14と、撮影デバイス14により顧客Uを捕捉するために、撮影エリア1A内に存在する顧客Uを検出するための赤外線センサや超音波センサからなる人物センサ16A,16Bとを備える。
ゲート11A,11Bはエリア19に入場する入場者数を無線タグ50の所持、不所持に拘わらずカウントするためのものであり、カウント数は例えばセンターサーバ4とともに設置された不図示のテーマパークのシステムに入力され、エリア19に入場した入場者数の把握に用いられる。また、カウント数は入場者数を表す情報として撮影デバイス14にも入力され、撮影動作の制御に用いられる。
なお、ゲート11A,11Bとしては、電光管により人物の数をカウントするもの、回転可能な遮断バーを設け、遮断バーを回転させることにより人物を通過させて人物数をカウントするもの等、人物の数をカウントすることができる任意の構成を有するものを用いることができる。
広域センサ12は、エリア19内に存在する無線タグ50を所持する顧客Uを検出する。図3は広域センサ12の構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように、広域センサ12は、問い合わせ情報を表す問い合わせ信号を所定間隔で発信するとともに、無線タグ50からの問い合わせ信号に対する返信信号を受信する通信部12Aと、返信信号を受信した旨を表す信号、返信信号により表される返信情報を撮影デバイス14に出力する出力部12Bとを備える。
なお、広域センサ12はアトラクション10内における無線タグ50を所持する顧客Uの数をカウントする。
通信デバイス13は、撮影エリア1Aに存在する無線タグ50を所持する顧客Uと通信を行う。図4は通信デバイス13の構成を示す概略ブロック図である。図4に示すように、通信デバイス13は、問い合わせ情報を表す問い合わせ信号を所定間隔で発信するとともに、無線タグ50からの問い合わせ信号に対する返信信号、さらには無線タグ50から送信される撮影指示信号を受信する通信部13Aと、通信部13Aが受信した返信信号により表される返信情報を撮影デバイス14に出力する出力部13Bとを備える。
ここで、無線タグ50が送信する返信信号により表される返信情報はタグID(識別情報)を含む。タグIDは無線タグ50に固有の番号であるから、無線タグ50を所持する顧客Uの各々を特定することが可能になる。タグIDは顧客登録装置2のタグ書込部21によって書き込まれたものである。
図5は撮影デバイスの構成を示す概略ブロック図である。図5に示すように撮影デバイス14は、デジタルカメラからなり、撮影により画像データS1を取得する撮影部14Aと、画像データS1を一時的に記憶する第1のメモリ14Bと、ゲート11A,11B、広域センサ12、通信デバイス13、表示器15および人物センサ16A,16Bと信号の送受信を行う送受信部14Cと、撮影デバイス14の駆動を制御する制御部14Dと、制御プログラムや種々の情報を記憶する第2のメモリ14Eと、撮影部14Aのパンおよびチルトを行う駆動部14Fと、ネットワーク9に接続された通信部14Gとを備える。
撮影デバイス14においては、広域センサ12が撮影デバイス14に送信した、広域センサ12が返信信号を受信した旨を表す情報に基づいて、制御部14Dが撮影部14Aを直ちに撮影可能な待機状態に設定する。具体的には、撮影部14Aの電源がオフである場合や小電力化のためのスリープ状態となっている場合には電源をオンとしたり、スリープ状態を解除する。なお、既に撮影部14Aの電源がオンとなっている場合や既にスリープ状態が解除されている場合には、その状態を維持する。
また、撮影デバイス14は、ゲート11A,11Bがカウントしたエリア19内への入場者数を表す情報に基づいてエリア19内への入場者数を把握して撮影モードを切り替える。具体的には、制御部14Dがエリア19内への入場者数をしきい値Th1と比較し、しきい値Th1未満であって自動撮影に適した状態にある場合には撮影部14Aの撮影モードを自動撮影に切り替える。なお、入場者数がしきい値Th1以上となって撮影のために1つの顧客Uを特定することが困難となった場合には、制御部14Dが撮影を一時的に中止するように撮影部14Aの撮影モードを切り替える。
なお、入場者数がしきい値Th1以上となった場合には、撮影エリア1A内に無線タグ50を所持する顧客Uが複数存在する可能性があり、1つの顧客Uを特定することが困難であるため、顧客Uが無線タグ50を操作することによって撮影を行うマニュアル撮影モードに撮影モードを切り替えてもよい。この場合、撮影デバイス14は、撮影時に顧客Uに撮影を行わせる指示を指示信号として表示器15に送信する。また、無線タグ50から送信された返信信号により表される返信情報にはタグIDが含まれるため、タグIDに基づいて撮影しようとする顧客Uに表示器15から呼びかけて撮影を行う撮影モード、あるいは撮影しようとする顧客U以外は撮影エリア1Aから退出する旨を通知してから撮影を行う撮影モードに切り替えてもよい。本実施形態においては、マニュアル撮影モードに切り替えるものとして説明する。なお、マニュアル撮影モード時に顧客Uに対して撮影を行うことを呼びかけるようにしてもよい。
ここで、マニュアル撮影モードおよび顧客Uに呼びかけて撮影を行う撮影モードにおいては、撮影される顧客Uに自身が撮影されることを知らせる必要がある。このため、制御部14Dはセンターサーバ4にアクセスして、返信情報に含まれるタグIDに基づいて後述する顧客データベースDB21を参照してユーザの氏名を表す情報を取得して表示器15に送信し、後述するように表示器15に撮影しようとする顧客Uの氏名の呼びかけを行わせる。
また、撮影デバイス14は、通信デバイス13が送信した返信信号により表される返信情報および撮影により取得した画像データS1を通信部14Gからセンターサーバ4に送信する。なお、撮影により取得した画像データS1を表示器15に送信して表示器15に表示するようにしてもよい。
さらに、撮影デバイス14は、人物センサ16A,16Bから送信された信号に基づいて撮影エリア1A内の顧客Uの位置を把握し、駆動部14Fを駆動して撮影部14Aの画角内に顧客Uが入るように撮影部14Aのパンおよびチルトを行う。
ここで、撮影デバイス14が取得した画像データS1は、通信デバイス13が送信した返信信号により表される返信情報、撮影日時を表す撮影日時情報、および自動撮影装置1の設置場所を表す設置場所情報とともに、センターサーバ4に送信される。なお、返信情報、撮影日時情報および設置場所情報は画像データS1とは別ファイルとしてセンターサーバ4に送信してもよく、画像データS1のヘッダに記述して画像データS1とともにセンターサーバ4に送信してもよい。本実施形態においては、返信情報、撮影日時情報および設置場所情報は画像データS1のヘッダに記述されるものとする。
図6は表示器15の構成を示す概略ブロック図である。図6に示すように表示器15は、撮影デバイス14から送信される種々の指示を表す指示信号および画像データS1を受信する受信部15Aと、画像データS1や種々の情報を表示するモニタ15Bと、指示信号に基づいて顧客Uに撮影の指示等を行うための音声を出力するスピーカ15Cとを備える。
ここで、上述したように撮影デバイス14において設定された撮影モードが、マニュアル撮影モードおよび顧客Uに呼びかけてから撮影を行うモードである場合のように、顧客Uに呼びかけを行う場合には、その旨が撮影デバイス14から指示され、「○○くん、これから撮影するよ」、「××ちゃん、撮影ボタンを押してね」等のように、顧客Uを特定した音声を出力する。
人物センサ16A,16Bは、撮影エリア1A内の顧客Uの位置を検出し、顧客Uの位置を表す位置信号を、パンおよびチルトに用いるために撮影デバイス14に送信する。なお、本実施形態においては2つの人物センサ16A,16Bを設けているが、3以上の人物センサを設けて顧客Uの位置の検出精度を向上させてもよい。
図7は無線タグ50の構成を示す概略ブロック図である。図7に示すように、無線タグ50は、無線タグ50を所持する顧客Uを特定するタグID等を記憶するメモリ51と、問い合わせ信号の受信およびタグIDを含む返信情報を表す返信信号や撮影指示信号の送信を行う通信部52と、マニュアル撮影を行う場合に撮影指示を行う撮影ボタン53と、無線タグ50の駆動を制御する制御部54とを備え、顧客Uが所持しやすいようにカード状に形成されてなるものである。ここで、撮影ボタン53が押下されると、撮影指示を行うための撮影指示信号が通信部52から通信デバイス13に送信される。
なお、無線タグ50の具体例としては電池内蔵で交信距離が数メートル以上の長距離型RFIDタグが考えられる。また、無線タグ50は、自動撮影装置1での撮影を望むテーマパークの入場者である顧客Uに顧客登録装置2により配布される。この際、顧客Uの氏名をセンターサーバ4の顧客データベースDB21に登録しているため、顧客Uに基づいて顧客Uの氏名を特定することができ、上述したように撮影時に表示器15から顧客Uを特定した音声を出力することが可能となる。
図8は、顧客登録装置2の構成を示す概略ブロック図である。図8に示すように、顧客登録装置2は、無線タグ50へのタグIDの書込みを行うタグ書込部21と、無線タグ50を排出するタグ排出部22と、登録内容やガイダンス情報等を表示するためのモニタ23と、ガイダンス情報を音声により出力するためのスピーカ24と、顧客登録装置2を動作させるためのプログラムや種々の情報を記憶するメモリ25と、顧客登録装置2の駆動を制御する制御部26と、ネットワーク9に接続された通信部27と、顧客情報の入力を受け付ける入力部28と、ダイレクトメール60に付されたバーコードを読み取るバーコードリーダー29とを備える。
制御部26がメモリ25に記憶されたプログラムを実行することにより、制御部26が新規登録部2AやDMリピータ登録部2Bとして機能する。新規登録部2Aでは、入力部28に入力された顧客情報を、タグ書込部21が書き込むタグIDと対応付けて顧客データベースDB21に登録し、DMリピータ登録部2Bでは、バーコードリーダー29がバーコードを読み取って、前回来場時に顧客Uの所持していた無線タグ50に書き込まれたタグIDを取得し、そのタグIDに対応付けられた顧客情報を、タグ書込部21が今回新たに書き込むタグIDと対応付けて顧客データベースDB21に登録する。
タグ書込部21が無線タグ50にタグIDを書き込んだ後、タグ排出部22は、タグIDが書き込まれた無線タグ50を排出する。排出された無線タグ50を顧客登録を行った顧客Uが所持する。
図9は、端末装置3の構成を示す概略ブロック図である。図9に示すように、端末装置3は、無線タグ50を所持する顧客Uと通信を行う第1の通信部31と、検索された画像や入力された情報、ガイダンス情報等を表示するためのモニタ32と、ガイダンス情報等を音声により出力するためのスピーカ33と、端末装置3を動作させるためのプログラムや種々の情報を記憶するメモリ24と、端末装置3の駆動を制御する制御部35と、ネットワーク9に接続された第2の通信部36、顧客Uによる種々の情報の入力を受け付ける入力部37とを備える。
図10はセンターサーバ4の構成を示す概略ブロック図である。図10に示すようにセンターサーバ4は、自動撮影装置1、顧客登録装置2、端末装置3、およびラボ5とネットワーク9を介しての通信を行う通信部41と、画像データS1、検索用の画像データベースDB11、センターサーバ4を動作させるためのプログラム、顧客Uの所持する無線タグ50に書き込まれたタグID(以下、顧客UのタグIDという)と顧客情報とを対応付けた顧客データベースDB21等の種々の情報を記憶する大容量のメモリ42と、メモリ42に記憶される画像データベースDB11を生成することにより、メモリ42に記憶された画像データS1の管理を行う管理部43と、センターサーバ4の駆動を制御する制御部44と、ダイレクトメール60のプリント出力を行うプリンタ45とを備える。
管理部43は、自動撮影装置1が送信した画像データS1のヘッダに記述された情報(ヘッダ情報)から画像データベースDB11を生成する。ここで、画像データS1のヘッダ情報には、画像データS1のファイル名、返信情報により表される顧客Uの所持する無線タグ50のタグID、撮影日時情報、設置場所情報、カメラIDおよび撮影情報が含まれる。
そして、管理部43は、画像データS1に付与されたヘッダ情報に含まれる顧客UのタグIDに基づいて、顧客U毎に画像データS1を分類し、さらに画像データS1のヘッダ情報に記述された撮影日時情報に基づいて、撮影日時が古い順に画像データS1をソートして画像データベースDB11を生成する。
センターサーバ4の制御部44は、端末装置3からアクセスがあると、顧客Uが端末装置3に入力したタグIDに基づいて画像データベースDB11を検索して、そのタグIDに分類された画像データS1の閲覧をアクセスした端末装置3に許可する。顧客Uは端末装置3を操作して、画像データS1のダウンロードや、アルバム作成の依頼、CD−R作成の依頼およびプリント注文をセンターサーバ4に対して行う。
さらに、制御部44がメモリ42に記憶されたプログラムを実行することにより、画像データベースDB11から顧客Uの画像データS1を取得し、さらに、顧客データベースDB21から顧客Uの顧客情報を取得し、これらに基づいて顧客U宛てのダイレクトメール60を作成し、プリンタ45にプリント出力させる。これによりDM出力部4Aの機能が実現される。
図11は顧客データベースDB21の構成を示す図である。図11に示すように、顧客データベースDB21には、複数の顧客UについてのタグIDが登録され、各タグIDには、顧客Uの来場日、氏名、住所、年齢、性別、身長、顧客Uが属するグループの人数、妊娠の有無、既往症の有無およびその他の情報からなる顧客Uの属性が登録されている。
次に、本実施形態において行われる処理について説明する。
まず、この自動撮影システムを初めて利用する新規顧客U1は、来場時に顧客登録装置2において、新規登録を行う。ここで、図12は、顧客登録装置2において行われる処理を示すフローチャートであり、この図に基づき、新規登録の処理の詳細を説明する。
まず、モニタ23に新規登録かリピータ登録かを選択する画面を表示し、その選択を促す音声ガイダンスをスピーカ24から出力する(ステップS1)。ここで新規顧客U1は入力部28のタッチパネル等の操作により新規登録を選択する。入力部28は新規登録の選択を受け付け、次に、モニタ23に新規登録用の画面を表示し、所定の項目に必要事項を入力、選択するよう促す音声ガイダンスをスピーカ24から出力する(ステップS2)。新規顧客U1が、入力部28のタッチパネル等の操作により、自らの氏名、住所、年齢、性別、身長、新規顧客U1が属するグループの人数、妊娠の有無、既往症の有無およびその他の情報を入力、選択した後、その入力、選択された内容のチェックを行う(ステップS3)。エラーがあれば、モニタ23が入力、選択済の新規登録用の画面にエラー項目をマーキングして表示し、スピーカ24が入力、選択内容の修正を促す音声ガイダンスを出力する(ステップS2)。エラーがなければ、モニタ23は、入力、選択済の新規登録用の画面を再度表示し、スピーカ24が登録内容の最終確認を促す音声ガイダンスを出力する(ステップS4)。新規顧客U1が最終確認を行い、OKを選択すると、タグ書込部21が新たなタグIDを無線タグ50に書き込むとともに(ステップS5)、新規登録部2Aは、書き込まれたタグIDと登録内容とを対応付け、さらに来場日を付加して、通信部27、ネットワーク9経由でセンターサーバの顧客データベースDB21に登録を行う(ステップS6)。さらに、タグIDの書込みがされた無線タグ50をタグ排出部22が排出することによって、無線タグ50が新規顧客U1に配布される(ステップS7)。
次に、顧客Uが自動撮影装置1を利用する際の処理について説明する。図13および図14は自動撮影装置1において撮影時に行われる処理を示すフローチャートである。
撮影デバイス14の制御部14Dは、ゲート11A,11Bから常時入場者数を表す情報を受信し(ステップS21)、入場者数をしきい値Th1と比較してエリア19内への入場者数がしきい値Th1以上であるか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22が肯定された場合には、マニュアル撮影モードに撮影部14Aを切り替え(ステップS23)、ステップS25に進む。なお、ステップS22が肯定された場合に、上述したように、マニュアル撮影モードや顧客Uに呼びかけて撮影を行う撮影モード等に撮影モードを切り替えてもよい。
ステップS22が否定されると、制御部14Dは撮影部14Aの撮影モードを自動撮影モードに切り替える(ステップS24)。続いて、制御部14Dは、広域センサ12から返信信号を受信した旨を表す信号が送信されたか否かの監視を開始し(ステップS25)、ステップS25が肯定されると、撮影部14Aを直ちに撮影を行うことが可能な待機状態に設定する(ステップS26)。
次に、制御部14Dは、通信デバイス13に常時問い合わせ信号を発信させ(ステップS27)、さらに通信デバイス13が撮影エリア1A内に存在する顧客Uの無線タグ50から問い合わせ信号に対する返信信号を受信したか否かを監視を開始する(ステップS28)。ステップS28が肯定されると、人物センサ16A,16Bにより撮影エリア1A内の顧客Uを検出し(ステップS29)、顧客Uを捕捉するように撮影部14Aのパンおよびチルトを行う(ステップS30)。なお、ステップS28が否定されるとステップS27に戻る。
そして、制御部14Dは撮影部14Aが顧客Uを捕捉したか否かを判定し(ステップS31)、ステップS31が否定されるとステップS29へ戻る。ステップS31が肯定されると、撮影モードが自動撮影かマニュアル撮影かを判定する(ステップS32)。
撮影モードが自動撮影の場合には、制御部14Dは撮影を行う旨の指示を表示器15に行い(ステップS33)、表示器15から出力される撮影指示の音声のタイミングに合わせて撮像部14Aが顧客Uの撮影を行って画像データS1を取得する(ステップS34)。
一方、撮影モードがマニュアル撮影の場合には、制御部14Dは顧客Uに無線タグ50の撮影ボタン53を押下させる指示を表示器15に行う(ステップS35)。そして、制御部14Dは、顧客Uが撮影ボタン53を押下することにより無線タグ50が送信した撮影指示信号を通信デバイス13が受信したか否かの監視を開始し(ステップS36)、ステップS36が肯定されるとステップS34に進み、撮影部14Aが撮影を行って画像データS1を取得する。
そして制御部14Dは通信部14Gを介して画像データS1および無線タグ50が送信した返信信号により表される返信情報をセンターサーバ4に送信し(ステップS37)、処理を終了する。
センターサーバ4においては、管理部43が自動撮影装置1から送信された画像データS1のヘッダ情報から画像データベースDB11を生成する。
その後、顧客Uは、端末装置3を利用して、撮影された画像の検索や注文を行う。端末装置3において、第1の通信部31が、顧客Uが所持する無線タグ50からの返信情報を受信すると、第2の通信部36とネットワーク9経由でセンターサーバ4にアクセスし、返信情報に含まれるタグIDをセンターサーバ4に送信する。センターサーバ4の制御部44は、タグIDをキーとしてメモリ42に保管された画像データベースDB11を検索し、そのタグIDに分類された画像データS1を端末装置3に返信する。端末装置3は受信した画像データS1をモニタ32に表示する。具体的には、例えば図15に示すようにファイル名順にソートされた画像データS1のサムネイル画像の一覧を端末装置3のモニタ32に表示する。なお、サムネイル画像の一覧には、ファイル名、撮影日時および撮影エリア名も含まれる。
顧客Uは、モニタ32に表示される画面やスピーカ33から出力される音声によるガイダンスに従い、サムネイル画像の一覧からプリント注文やCD−Rへの記録等の注文を行うサムネイル画像を選択し、注文の指示を行う。端末装置3の入力部37は注文の指示を受け付け、第2の通信部36とネットワーク9経由でセンターサーバ4に対して発注を行う。
なお、センターサーバ4に発注を行った場合には、センターサーバ4は注文のあった画像データS1をラボ5に送信する。ラボ5は注文に応じて画像データS1のプリント出力やCD−R等への記録を行う。
次に、顧客Uの来場から所定の日数が経過した後に行われるダイレクトメール出力処理について説明する。
センターサーバ4のDM出力部4Aは、まず、顧客データベースDB21から、来場日から所定の日数が経過した顧客Uの氏名、住所、来場日等の情報と、その顧客UのタグIDとを取得するとともに、画像データベースDB11から、そのタグIDに分類された画像データS1を取得する。ここで、そのタグIDの顧客Uのみが単独で撮影された画像の画像データがあれば、その画像データを優先的に取得するようにする。具体的には、その画像データと関連づけられたタグIDが他にあるかどうかで判断する。
次に、取得した氏名、住所に基づき、ダイレクトメール60の宛名の編集を行い、また、取得した画像データS1と氏名、来場日等の顧客情報とに基づき、ダイレクトメール60の本文の編集を行い、さらに、取得したタグIDをバーコード化し、プリンタ45によりダイレクトメール60を出力する。図16は出力されたダイレクトメール60の一例である。図16に示すように、ダイレクトメール60には、顧客U本人の写真プリント61とともに、顧客Uに再来場を促すメッセージ62、顧客UのタグIDを示すバーコード63、再来場時にこのダイレクトメール60を持参することを促すメッセージ64が印字されている。
最後に、ダイレクトメール60を持参して再来場するDMリピータ顧客U2に対する顧客登録装置2による登録処理について図12を用いて説明する。
まず、モニタ23に新規登録かリピータ登録かを選択する画面を表示し、その選択を促す音声ガイダンスをスピーカ24から出力する(ステップS1)。ここでDMリピータ顧客U2は入力部28のタッチパネル等の操作によりリピータ登録を選択する。入力部28はリピータ登録の選択を受け付け、次に、モニタ23にダイレクトメール60のバーコード部分をバーコードリーダー29にかざすように促す画面を表示するとともに、その旨の音声ガイダンスをスピーカ24から出力する(ステップS8)。DMリピータ顧客U2がダイレクトメール60のバーコード部をバーコードリーダー29にかざすと、バーコードリーダー29はバーコードを読み取り、バーコード化されたDMリピータ顧客U2の前回入場時のタグIDを取得する。そして、取得したタグIDを検索キーとして、通信部27とネットワーク9経由で、センターサーバ4の顧客データベースDB21にアクセスする。センターサーバ4は、DMリピータ顧客U2の氏名、住所、年齢、性別、身長、DMリピータ顧客U2が属するグループの人数、妊娠の有無、既往症の有無およびその他の登録済みの情報を取得し、DMリピータ登録部2Bに返信する。DMリピータ登録部2Bはこれらの登録済みの情報を受信し、モニタ23に表示し、登録内容の確認を画面、音声により促す(ステップS9)。登録内容に変更がある場合には、DMリピータ顧客U2は、タッチパネル操作により画面の変更ボタンを押下する。DMリピータ登録部2Bは、これに応じて、変更受付画面をモニタ23に表示し、新規登録の場合(ステップS2)と同様にして、DMリピータ顧客U2からの入力、選択を受け付け(ステップS10)、新規登録の場合(ステップS3)と同様にして、入力内容のチェックを行う(ステップS11)。登録内容の変更と入力チェックが完了した場合、または、登録内容の変更がない場合は、モニタ23は、新規登録の場合と同様に、登録内容の最終確認を促す画面を表示し、スピーカ24が登録内容の最終確認を促す音声ガイダンスを出力する(ステップS4)。DMリピータ顧客U2が最終確認を行い、OKを選択すると、タグ書込部21が新たなタグIDを無線タグ50に書き込むとともに(ステップS5)、DMリピータ登録部2Bは、書き込まれたタグIDと登録内容とを対応付け、さらに来場日を付加して、通信部27、ネットワーク9経由でセンターサーバの顧客データベースDB21に登録を行う(ステップS6)。さらに、タグIDの書込みがされた無線タグ50をタグ排出部22が排出することによって、無線タグ50がDMリピータ顧客U2に配布される(ステップS7)。これにより、DMリピータ顧客U2が以前に登録した顧客情報は、今回配布される無線タグ50に書き込まれた新たなタグIDと対応付けられて、顧客データベースDB21に登録される。なお、このように、新たなタグIDと以前の登録内容とを対応付け、無線タグ50に新たなタグIDを書き込むようにせず、前回のタグIDを無線タグ50に書き込むようにしてもよい。
以下、初回来場時と同様にして、DMリピータ顧客U2は自動撮影システムによるサービスを受けることができる。
このように、本発明の第1の実施形態においては、顧客データベースDB21が、無線タグ50によって発信されるタグIDと、無線タグ50を所持する顧客Uを特定する顧客情報とを関連づけて記憶し、センターサーバ4のDM出力部4Aが、顧客Uに配布するためのダイレクトメール60にその顧客Uを識別するタグIDを示すバーコード63を付して、そのダイレクトメール60をプリント出力し、出力されたダイレクトメール60を受け取った顧客Uによる次回のこの自動撮影システムの利用の際に、顧客登録装置2のDMリピータ登録部2Bが、ダイレクトメール60に付されたバーコード63を読み取り、そのバーコード63の示す前回来場時のタグIDと関連づけられて顧客データベースDB21に記憶されている顧客情報と、その顧客Uがその利用の際に新たに所持する無線タグ50に書き込まれるタグIDとの関連づけを行う。したがって、この自動撮影システムを再度利用する際に、顧客Uは、以前に登録した顧客情報を再度登録することなく、例えば、前記顧客Uに呼びかけてから撮影を行うモードによる撮影等のような、顧客情報を利用したきめ細かなサービスを、適切にかつ効率的に受けることが可能になる。
また、DM出力部4Aが、バーコード化されたタグIDだけでなく、そのタグIDと関連づけられて画像データベースDB11に記憶されている画像データS1による画像も付してダイレクトメール60を出力するようにしたので、ダイレクトメール60にその顧客U本人の画像が付されているため、再来場の際に、そのダイレクトメール60に基づいて、その顧客Uが本人であるかどうかの認証を行うことが可能になり、システムの不正利用の防止にも資する。
次に、本発明の第2の実施形態となる自動撮影システムについて第1の実施形態との相違点を中心に説明する。この実施形態は、所定の期間(例えば1年間)、自由にこのシステムを利用することを可能にするものであり、この無線タグがいわゆる年間パスポートとして機能する。図20は、この第2の実施形態となる自動撮影システムの構成を示す概略ブロック図である。年間パスポート付の無線タグ50’を所持するリピータ顧客U3(以下、年間パスポート顧客U3)がこのシステムを利用する点、顧客登録装置2が、DMリピータ登録部2Bを有さず、その代わりにパスポート・リピータ登録部2C(アクセス可能化手段)を有する顧客登録装置2’となっている点、センターサーバ4が、DM出力部4Aを有さないセンターサーバ4’となっている点が第1の実施形態とは異なっている。
図21は、顧客登録装置2’の構成を示す概略ブロック図である。図21に示すように、バーコードリーダー29の代わりに、無線タグ50’との通信を行う第2の通信部29bを有している点で、顧客登録装置2とは異なっている。なお、後述するパスポート・リピータ登録部2Cの処理は、制御部26がメモリ25に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
図22は、無線タグ50’の構成を示す概略ブロック図である。図22に示すように、この無線タグ50’から発信されるタグIDの有効期限を記憶する有効期限記憶部55(有効期限記憶手段)を有している点で、無線タグ50とは異なっている。これにより、有効期限内であれば同じ無線タグ50’で何度でもこのシステムを利用できる年間パスポートの機能を実現している。
図23は、センターサーバ4’の各データベースの構成を模式的に表したものである。
画像データベースDB12には、自動撮影装置1で取得された画像の画像ファイル毎にその画像の撮影条件が撮影情報として登録されるとともに、画像中の被写体の情報が被写体情報として登録されている。ここで、撮影情報については、画像毎に撮影条件は一意に決まるので、画像ファイル名と撮影条件は1対1の関係となる。被写体情報については、画像中に被写体が複数存在することもあるので、画像ファイル名と被写体を識別するタグIDは1対nの関係となる。なお、撮影条件としては、撮影場所、カメラID、撮影アングル、撮影日時等が登録されている。
顧客データベースDB22は、図11の顧客データベースDB21と同様に、顧客Uを識別するタグID毎に顧客属性が登録されている。この顧客属性としては、氏名、年齢、性別等の顧客データベースDB2と同じ項目の他、その顧客が年間パスポート顧客であるかどうかを識別する情報が登録されている。
次に、本実施形態において行われる処理について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、図24のフローチャートに示すように、初回来場時の顧客登録装置2’における新規登録の処理は、第1の実施形態(図12参照)とほぼ同様である(図24のステップS1〜S7)が、この新規登録内容の入力の際(ステップS2)に、配布を受ける無線タグが、当日限りのものか年間パスポートかを選択できるようになっており、年間パスポートを選択した場合には、無線タグ50’への書込みの際(ステップS5)には、有効期限記憶部55に年間パスポートの有効期限が書き込まれ、また、顧客DB22への登録の際(ステップS6)に、年間パスポート有として登録される。
また、自動撮影装置1による画像の撮影についても、第1の実施形態と同様にして行われ、取得された画像データS1および無線タグ50が送信した返信信号により表される返信情報がセンターサーバ4’に送信される。センターサーバ4’においても、管理部43が自動撮影装置1から送信された画像データS1のヘッダ情報から画像データベースDB12を生成するが、ヘッダ情報から取得される撮影条件に関する情報は、画像ファイル毎に撮影情報として登録され、返信情報、すなわち、画像中の顧客のタグIDは、被写体情報に登録される。なお、1つの画像中に無線タグ50、50’を所持する複数の顧客Uが写っている場合には、1つの画像データS1に対して複数の返信情報(タグID)が送信されてくるので、被写体情報には、画像ファイル名が同じでタグIDが異なる複数のレコードが登録される。
端末装置3における画像の検索や注文についても、第1の実施形態と同様にして行われる。
次に、この実施形態の特徴である、年間パスポート顧客U3が、年間パスポート付無線タグ50’を持参して、このシステムを再利用する際の顧客登録装置2’による登録処理について図24を用いて説明する。
まず、モニタ23に新規登録かパスポート・リピータ登録かを選択する画面を表示し、その選択を促す音声ガイダンスをスピーカ24から出力する(ステップS1)。ここでリピータ顧客U2は入力部28のタッチパネル等の操作によりパスポート・リピータ登録を選択する。入力部28はリピータ登録の選択を受け付け、次に、第2の通信部29bが、年間パスポート顧客U3が所持する無線タグ50’と通信し、無線タグ50’のタグIDと年間パスポートの有効期限を取得する(ステップS12)。そして、当日の日付と取得した有効期限とを比較し(ステップS13)、有効期限内であれば、取得したタグIDを検索キーとして、通信部27とネットワーク9経由で、センターサーバ4の顧客データベースDB22にアクセスし、そのタグIDと関連づけられた顧客属性のうち、年間パスポートの有無を示す情報を取得し、そのタグIDの顧客が年間パスポート顧客かどうかをチェックする(ステップS14)。そのタグIDの顧客が年間パスポート顧客の場合には、第1の実施形態のステップS9〜S11、S4〜S6(図12)と同様にして、前回利用時の登録内容の確認、変更処理を行う(図24のステップS15〜S17,S4〜S6)。年間パスポートの有効期限が切れている場合や、そのタグIDの顧客が年間パスポート顧客として登録されていない場合には、その旨のメッセージをモニタ23に表示したり、スピーカ24から出力したりする(ステップS18)。そして、最後に、無線タグ50’をタグ排出部22が排出することによって、無線タグ50’が年間パスポート顧客U3に返却される(ステップS7)。
以下、初回来場時と同様にして、リピータ顧客U2は自動撮影システムによるサービスを受けることができる。
このように、本発明の第2の実施形態においては、顧客登録装置2’のパスポート・リピータ登録2Cが、年間パスポート顧客U3が持参した無線タグ50’が有効期限内で(図24のステップS13)、かつ正規のもの(図24のステップS14)であれば、その顧客U3について顧客データベースDB22に登録されている顧客情報や、画像データベースDB12に登録されている画像情報を今回利用することを可能にする。すなわち、年間パスポート顧客U3は、年間パスポートが有効な期間中、自らのタグIDを占有し、そのタグIDと関連づけられた顧客情報や画像情報を格納するセンターサーバ4’上のディスクスペースを占有することが可能になる。したがって、本発明の第1の実施形態と同様に、この自動撮影システムを再度利用する際に、年間パスポート顧客U3は、以前に登録した顧客情報を再度登録することなく、例えば、年間パスポート顧客U3に呼びかけてから撮影を行うモードによる撮影等のような、顧客情報を利用したきめ細かなサービスを、適切にかつ効率的に受けることが可能になる。また、以前の利用時に撮影された画像に対して今回の利用時にアクセスすることも可能になるので、このシステムによって提供可能なサービスの幅も広がる。
なお、本実施形態では、年間パスポートの有効期限を無線タグ50’の有効期限記憶部55に記憶するようにしたが、年間パスポートの有効期限を顧客データベースDB22に記憶するようにし、顧客登録装置2’のパスポート・リピータ登録部2Cが、無線タグ50’からタグIDのみを受信し、受信したタグIDを検索キーとして、顧客データベースDB22にアクセスし、取得した顧客情報に含まれる年間パスポートの有効期限に基づいて、有効期限チェック(図24のステップS13)を行うようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態となる、DMリピータ顧客U2や年間パスポート顧客U3(以下、特に区別する必要がない場合にはリピータ顧客U’とよぶ)に提供されるサービスの機能が実装された実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。図25は、この第3の実施形態となる自動撮影システムの構成を示す概略ブロック図である。リピータ顧客U’が携帯情報端末70をさらに所持している点、センターサーバ4(4’)がシステムの更新に関する情報を記憶するサービス案内データベースDB33(サービス更新情報記憶手段)とこの情報をリピータ顧客U’に電子メールによって通知する通知部4B(通知手段)とをさらに有するセンターサーバ4”となっている点、ラボ5が顧客Uからの注文に応じて画像処理を行う画像処理部5A(画像処理手段)を有するラボ5’となっている点が第1(第2)の実施形態とは異なっており、顧客登録装置2”は、第1の実施形態のDMリピータ登録部2Bと第2の実施形態のパスポート・リピータ登録部2Cの両方を有している。
図26は、顧客登録装置2”の構成を示す概略ブロック図である。図26に示すように、第1の実施形態と同様のバーコードリーダー29aと、第2の実施形態と同様の第2の通信部29bの両方を有している。
携帯情報端末70は、ここでは、電子メールの受信が可能なものであればよく、具体的には、携帯電話やPDAを想定しているが、無線タグ50、50’と一体化したこのシステム専用の端末であってもよい。
通知部4Bの機能は、センターサーバ4”において、図10の制御部44によってメモリ42に記憶されたプログラムが実行されることにより実現される。
画像処理部5Aの機能は、ラボ5’に設置されたコンピュータで画像処理プログラムが実行されることにより実現される。
図27は、センターサーバ4”の各データベースの構成を模式的に表したものである。
画像データベースDB13には、自動撮影装置1で取得された画像の画像ファイル毎にその画像の撮影条件が撮影情報として登録されるとともに、画像中の被写体の情報が被写体情報として登録され、画像に対する顧客Uの注文毎の画像処理条件が画像処理情報として登録されている(画像処理条件記憶手段)。ここで、撮影情報については、画像毎に撮影条件は一意に決まるので、画像ファイル名と撮影条件は1対1の関係となる。被写体情報については、画像中に被写体が複数存在することもあるので、画像ファイル名と被写体を識別するタグIDは1対nの関係となる。画像処理情報については、画像処理の条件はその画像に対する顧客の注文毎に一意に決まるので、画像ファイル名と画像処理条件は1対nの関係になる。したがって、画像処理情報は、画像ファイル名とタグIDと注文日時の組合せに対して1つの画像処理条件が登録されるように構成されている。なお、撮影条件としては、撮影場所、カメラID、撮影アングル、撮影日時等が登録されており、画像処理条件としては、テンプレートの種類、色調等が登録されている。
顧客データベースDB23は、図11の顧客データベースDB21や図23の顧客データベースDB22と同様に、顧客Uを識別するタグID毎に顧客属性が登録されている。この顧客属性としては、氏名、年齢、性別、年間パスポートの有無等の顧客データベースDB21やDB22と同じ項目の他、通知部4Bによる通知先となるメールアドレスや、前回利用日、今回利用日が登録されている。なお、この顧客データベースDB23には、過去のすべての利用日や直近の所定の回数分の利用日を登録するようにしてもよい。
サービス案内データベースDB33は、このシステムにおいて新たに導入されたサービス等、特にリピータ顧客U’に通知するためのシステム更新情報を登録するものであり、このシステムの管理者によって登録される。このデータベースには、このシステムの更新毎にサービスIDが割り当てられ、更新されたサービスの開始日と更新内容の案内用データが登録される。案内用データの具体例としては、新しい撮影場所の設置に関する情報や既存の撮影場所で撮影された画像に対して合成可能な新しいテンプレートに関する情報、所定の複数の撮影場所で撮影した画像を集めると景品がもらえるフォトラリーのキャンペーンに関する情報等が考えられる。なお、案内用データの形式としては、文字の他、音声、静止画像、動画等が考えられる。また、案内が掲載されているウェブサイトへのリンクを示すURLを案内用データとして登録しておいてもよい。
なお、本実施形態では、初回の来場時に無線タグ50に書き込まれるタグIDを引き継ぐことによって、リピータ顧客としての再来場時もその顧客Uを同じタグIDによって識別するようにしているものとする。したがって、再来場時に配布される無線タグ50にも前回来場時と同じタグIDが書き込まれる(図17参照)。
また、自動撮影装置1、端末装置3、センターサーバ4”、ラボ5’、無線タグ50の構成は、第1の実施形態と同様であり、年間パスポート付無線タグ50’の構成は、第2の実施形態と同様である。
次に、本実施形態において行われる処理について、第1、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、初回来場時の顧客登録装置2における新規登録の処理は、第1、第2の実施形態とほぼ同様であるが、図12、24のステップS1において、新規登録かDMリピータ登録かパスポート・リピータ登録のうちのいずれかを選択する画面がモニタ23に表示され、その選択を促す音声ガイダンスが出力される点と、ステップS6において、今回利用日にその日の日付が設定される点とが異なる。なお、初めて来場した新規顧客U1の場合、前回利用日は空欄または所定の初期値が設定される。
また、自動撮影装置1による画像の撮影についても、第1の実施形態と同様にして行われ、取得された画像データS1および無線タグ50が送信した返信信号により表される返信情報がセンターサーバ4”に送信される。センターサーバ4”においても、管理部43が自動撮影装置1から送信された画像データS1のヘッダ情報から画像データベースDB13を生成するが、ヘッダ情報から取得される撮影条件に関する情報は、画像ファイル毎に撮影情報として登録され、返信情報、すなわち、画像中の顧客のタグIDは、被写体情報に登録される。なお、1つの画像中に無線タグ50を所持する複数の顧客Uが写っている場合には、1つの画像データS1に対して複数の返信情報(タグID)が送信されてくるので、被写体情報には、画像ファイル名が同じでタグIDが異なる複数のレコードが登録される。
端末装置3における画像の検索では、センターサーバ4”に送信されてきたタグIDをキーとして画像データベースDB13の被写体情報にアクセスし、そのタグIDと関連づけられた画像データS1の画像ファイル名を特定し、そのファイルに格納された画像データS1を端末装置3に返信する。その他の点は第1の実施形態と同様である。
顧客Uが端末装置3を操作して、第1の実施形態と同様にしてプリント等の注文を行った場合、ラボ5’の画像処理部5Aでは、まず、選択された画像の画像ファイルと撮影情報をネットワーク9経由で画像データベースDB13から取得する。次に、その画像の撮影場所等の撮影条件に応じて、その画像と合成するテンプレートや色調等の画像処理条件を決定し、決定された画像処理条件に基づいて、その画像に対して画像処理を行う。ここで、画像処理条件の決定の際に、注文した顧客の顧客属性を顧客データベースDB23から取得し、取得された顧客情報と撮影条件の両方に応じて画像処理条件を決定するようにしてもよい。そして、画像データベースDB13の画像処理情報に、処理された画像の画像ファイル名、注文した顧客UのタグID、注文日時とともに、行われた画像処理の条件を登録する。なお、画像処理部5Aによる画像処理済の画像データに対しては、顧客Uからの注文内容に応じて、アルバム作成処理やCD−Rへの記録が行われる。
ダイレクトメールの出力の際には、顧客データベースDB23の今回利用日(この時点では、前回の利用日を意味する)から所定の日数が経過した顧客Uに対して第1の実施形態と同様の処理を行うが、本実施形態では、DM出力部4Aは、サービス案内データベースDB33にアクセスし、サービス開始日が、顧客データベースDB23に登録されたその顧客Uの今回利用日より後のレコードを抽出し、抽出されたレコードの案内用データに基づいて、その顧客Uの前回の利用日より後に新しく導入されたサービスの案内もメッセージ62に追加して印字する。印字内容の具体例としては、「○○くん、□月△日は楽しかったね! △月△日からは△△で新しい写真がたくさん撮れるようになったよ! ×月×日には、××という新しいアトラクションがオープンするよ! また遊びに来てね! ××テーマパークより」といったものが考えられる。この例では、サービス開始日が「△月△日」の「△△」という撮影場所での新しいテンプレート導入についての情報と、サービス開始日が「×月×日」の新しいアトラクション導入予定についての情報の2件がサービス案内データベースDB33から抽出されている。
再来場時も、顧客登録装置2”において、新規登録かDMリピータ登録かパスポート・リピータ登録のうちのいずれかを選択する画面がモニタ23に表示され、その選択を促す音声ガイダンスが出力される(図12,24のステップS1)。DMリピータ登録の処理は、第1の実施形態(図12のステップS8〜S11,S4〜S7)とほぼ同様であり、パスポート・リピータ登録の処理は第2の実施形態(図24のステップS12〜17、S18、S4〜S7)とほぼ同様であるが、図12、24のステップS6においては、今回利用日に設定されている日付を前回利用日に設定し、この再来場日の日付を今回利用日に設定する処理を行う点が前記の第1、第2の実施形態とは異なっている。また、これらのリピータ登録の完了時に、登録された顧客のメールアドレス、前記の設定処理後の前回利用日の情報をセンターサーバ4”の通知部4Bに送信する。
通知部4Bは、DMリピータ登録部2Bまたはパスポート・リピータ登録部2Cからの情報を受信するとともに、サービス案内データベースDB33にアクセスし、サービス開始日が、DMリピータ登録部2B2Bまたはパスポート・リピータ登録部2Cから受信した前回利用日より後のレコードを抽出し、抽出されたレコードの案内用データに基づいて、そのリピータ顧客U’の前回利用日以降で再来場当日までに新しく導入されたサービスの案内メッセージを生成し、DMリピータ登録部2Bまたはパスポート・リピータ登録部2Cから受信したメールアドレスにこのメッセージを送信する。送信されるメッセージの具体例としては、「△月△日より△△で新しい写真がたくさん撮れるようになりました。サンプルはこちら(「こちら」を選択するとサンプル写真画像が表示されるようなリンクがされている)。×月×日まで、××ゾーンと○○ゾーンにてフォトラリー・キャンペーン実施中。」といったものが考えられる。
通知部4Bからの電子メールによるメッセージは、リピータ顧客U’の携帯情報端末70で受信される。なお、これは、そのリピータ顧客U’が顧客情報の登録の際にこの携帯情報端末70で受信可能なメールアドレスを登録することが前提となっている。
また、自動撮影装置1による撮影の際には、撮影デバイス14の制御部14Dは、図14のステップS28において、通信デバイス13が撮影エリア1A内に存在する顧客Uの無線タグ50から問い合わせ信号に対する返信信号を受信したら、返信信号に含まれるタグIDを検索キーとして画像データベースDB13の被写体情報にアクセスし、このタグIDと関連付けられた画像ファイルを抽出し、次に、抽出された画像ファイル名を検索キーとして撮影情報にアクセスし、撮影場所とカメラIDを判定することによって、この撮影エリア1Aの同じ撮影デバイス14で撮影された画像ファイルを抽出する。さらにステップS30では、抽出された画像ファイルの撮影アングルの情報に基づいて、過去に撮影された撮影アングルとは異なるアングルから顧客Uを捕捉するように撮影部14Aのパンおよびチルトを行う。
さらに、リピータ顧客U’が端末装置3を操作してプリント等の注文を行った場合、ラボ5’の画像処理部5Aでは、まず、選択された画像の画像ファイルと撮影情報をネットワーク9経由で画像データベースDB13から取得する。また、このリピータ顧客U’のタグIDを検索キーとして画像データベースDB13の画像処理情報にアクセスし、この顧客Uの過去の注文において処理対象となった画像ファイルを抽出し、抽出された画像ファイルのうち、今回の注文において処理対象の画像ファイルと同じ撮影条件(撮影場所、カメラID等)のものを画像データベースDB13の撮影情報から抽出し、抽出された画像ファイルの画像処理条件を画像データベースDB13から取得する。これにより、このリピータ顧客U’の過去の注文において同じ撮影条件で撮影された画像に対して行われた画像処理の条件を取得することができる。次に、画像処理部5Aは、今回の注文において処理対象の画像の撮影場所等の撮影条件に応じて、その画像と合成するテンプレートや色調等の画像処理条件を決定するが、このとき、このリピータ顧客U’の過去の注文において同じ撮影条件で撮影された画像に対して行われた画像処理とは異なる画像処理条件があれば、その異なる画像処理条件に決定し、画像処理を行う。
以上のように、この本発明の第3の実施形態では、DM出力部4Aが、顧客データベースDB23に登録されているリピータ顧客U’の今回利用日(実質的には前回利用日)の情報に基づいて、前回利用日より後に導入されたサービスの情報をサービス案内データベースDB33から取得して、リピータ顧客U’に提供するため、リピータ顧客U’は、自動撮影システムの新サービスの情報を効率的に入手することが可能になり、再来場の促進に資する。
また、通知部4Bが、顧客データベースDB23に登録されているリピータ顧客U’の前回利用日の情報に基づいて、前回利用日より後に導入されたサービスの情報をサービス案内データベースDB33から取得して、リピータ顧客U’に提供するため、リピータ顧客U’は、自らが未体験の新サービスの情報を効率的に入手することが可能になり、その日の行動計画を立てるのにも役立つ。
さらに、撮影デバイス14が、撮影対象の顧客Uが過去にその撮影デバイス14によって撮影された画像の撮影アングルの情報を画像データベースDB13から取得し、取得された撮影アングルとは異なるアングルで撮影を行ったり、画像処理部5Aが、リピータ顧客U’の過去の注文において同じ撮影条件で撮影された画像に対して行われた画像処理の条件を画像データベースDB13から取得し、取得された画像処理の条件とは異なる条件で画像処理を行ったりすることにより、リピータ顧客U’は過去の来場時とは異なる画像を得られるので、その画像に対する購買意欲の増進に資する。
なお、本実施形態のように、ダイレクトメールと再来場当日の電子メールの両方によって、リピータ顧客U’が未体験のサービスの案内を行う場合には、顧客データベースDB23に前回のダイレクトメール出力日を登録するようにし、再来場当日の電子メールによる案内の際には、この前回のダイレクトメール出力日より後に導入されたサービスの情報のみをサービス案内データベースDB33から抽出するようにしてもよい。これにより、リピータ顧客U’に提供される情報の重複が避けられる。
また、本実施形態では、DM出力部4Aは、顧客データベースDB23の今回利用日(この時点では、前回の利用日を意味する)から所定の日数が経過したすべての顧客Uに対してダイレクトメール60を作成しているが、顧客データベースDB23には、年間パスポートの有無を示す顧客属性が登録されているので、年間パスポート顧客以外の顧客に対してのみダイレクトメール60を作成することも可能である。また、年間パスポート顧客の場合、次回の再来場時には年間パスポート付無線タグ50’を持参すればよく、ダイレクトメール60のバーコード63を次回来場時に使用する必要はないので、バーコード63を印字しないダイレクトメール60を作成してもよい。
また、本実施形態では、リピータ顧客U’が所持する携帯情報端末70に電子メールを送信することによって、そのリピータ顧客U’が未体験のサービスの案内を行っているが、自動撮影システム内に設置された固定端末で同様の案内を行うようにしてもよい。例えば、端末装置3に上記の実施形態と同様の通知部を設け、リピータ顧客U’は、端末装置3の操作により、未体験サービスの案内というメニューを選択できるようにすることが考えられる。この場合、端末装置3の第1の通信部31が、リピータ顧客U’の無線タグ50、50’からタグIDを受信し、通知部4Bが、受信されたタグIDを検索キーとして顧客データベースDB23にアクセスすることにより、そのリピータ顧客U’の前回利用日を取得することができるので、取得された前回利用日とサービス案内データベースDB33のサービス開始日の比較により、そのリピータ顧客U’の前回利用日より後に導入されたサービスの情報をサービス案内データベースDB33から抽出することができる。これにより、携帯情報端末70を所持していないリピータ顧客U’も未体験のサービスの案内を受けることが可能になるため、このようなリピータ顧客U’の顧客満足度の向上にも資する。
さらに、本実施形態では、撮影エリア1A内を撮影する撮影デバイス14が1つしかないことを前提としているが、撮影エリア1A内を撮影する撮影デバイス14が複数ある場合には、撮影デバイス14の制御部14Dは、図14のステップS28において、通信デバイス13が撮影エリア1A内に存在する顧客Uの無線タグ50から問い合わせ信号に対する返信信号を受信したら、返信信号に含まれるタグIDを検索キーとして画像データベースDB13の被写体情報にアクセスし、このタグIDと関連付けられた画像ファイルを抽出し、次に、抽出された画像ファイル名を検索キーとして撮影情報にアクセスし、撮影場所のみを判定することによって、この撮影エリア1Aで過去に撮影された画像ファイルを抽出し、過去にこの撮影エリア1Aでこの顧客Uの撮影を行った撮影デバイス14とは異なる撮影デバイス14によって撮影を行わせるようにしてもよい。
上記の実施形態では、リピータ顧客U’は過去の来場時とは異なる画像が得られるようにしているが、撮影条件や画像処理条件の決定の際に、過去の来場時と同じ条件に決定するようにしてもよいし、一部の条件は過去の来場時と同じに、残りの条件は過去の来場時と異なるようにしてもよい。また、これらの条件の決定を自動的に行ってもよいし、リピータ顧客U’が、予めまたはその都度、決定するようにしてもよい。
上記の実施形態の他、顧客Uが新規顧客かリピータ顧客かによって、サービスの内容を変えることも可能になる。具体例としては、顧客登録装置2、2’、2”に入場料金の計算を行うプログラムを追加し、このプログラムにより、リピータ顧客U’の入場料金を新規顧客U1の入場料金よりも安い割引料金にすること等が考えられる。
また、本実施形態では、リピータ登録によって、今回の再来場時にも、タグIDに基づいて過去に撮影された画像にアクセスすることが可能であるから、例えば、今回の再来場時に画像のプリント注文を行う際に、前回撮影された画像と今回撮影された画像の両方を合成して利用することも可能になる。
以上、詳細に説明したように、本発明では、その顧客がこの自動撮影システムを再度利用したことをシステムの側で判断できるようになり、また、過去の利用時の情報にもアクセス可能になるので、リピータ顧客U’は、適切な、きめの細かいサービスを効率的に受けることが可能になる。
最後に、上記2つの実施形態に対する変形例について説明する。
第1、第3の実施形態では、顧客Uの来場日から所定の日数の経過後に、前回入場時のタグIDをバーコード化して付したダイレクトメール60を送付するようにしているが、このようにする代わりに、タグIDを磁気的に記録した磁気カード等を顧客Uの退場時に配布するようにし、顧客登録装置2に磁気カードリーダを設けて読み取らせるようにしてもよい。
また、上記の自動撮影システムで撮影された画像を公知のネットワークフォトシステムに転送し、このネットワークフォトシステム側でプリント等の注文ができるようにし、さらに、ネットワークフォトシステムでプリント等の注文をする際のURL等のリンク先情報をダイレクトメール60に印字するようにすれば、自動撮影システムで撮影した画像のプリント注文の促進にもなり、さらに効果的である。
本発明の第1の実施形態による自動撮影システムの構成を示す概略ブロック図 自動撮影装置の構成を示す概略斜視図 広域センサの構成を示す概略ブロック図 通信デバイスの構成を示す概略ブロック図 撮影デバイスの構成を示す概略ブロック図 表示器の構成を示す概略ブロック図 無線タグの構成を示す概略ブロック図 本発明の第1の実施形態となる顧客登録装置の構成を示す概略ブロック図 端末装置の構成を示す概略ブロック図 センターサーバの構成を示す概略ブロック図 本発明の第1の実施形態における顧客データベースの構成を示す図 本発明の第1の実施形態において顧客登録の際に行われる処理を示すフローチャート 自動撮影装置において撮影時に行われる処理を示すフローチャート(その1) 自動撮影装置において撮影時に行われる処理を示すフローチャート(その2) サムネイル画像の一覧を示す図 ダイレクトメールの一例を示す図 識別情報の実装形態の一例を示す図 識別情報の実装形態の他の一例を示す図 識別情報の実装形態の他の一例を示す図 本発明の第2の実施形態による自動撮影システムの構成を示す概略ブロック図 本発明の第2の実施形態となる顧客登録装置の構成を示す概略ブロック図 年間パスポート付無線タグの構成を示す概略ブロック図 本発明の第2の実施形態による自動撮影システムのデータベースの構成を示す模式図 本発明の第2の実施形態において顧客登録の際に行われる処理を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態による自動撮影システムの構成を示す概略ブロック図 本発明の第3の実施形態となる顧客登録装置の構成を示す概略ブロック図 本発明の第3の実施形態による自動撮影システムのデータベースの構成を示す模式図
符号の説明
1 自動撮影装置
1A 撮影エリア
2、2’、2” 顧客登録装置
2A 初回登録部
2B リピータ登録部
2C パスポート・リピータ登録部
3 端末装置
4、4’、4’ センターサーバ
4A DM出力部
4B 通知部
5、5’ ラボ
5A 画像処理部
9 ネットワーク
11A,11B ゲート
12 広域センサ
13,13′ 通信デバイス
14,14′ 撮影デバイス
15 表示器
16A,16B 人物センサ
21 タグ書込部
22 タグ排出部
23 モニタ
24 スピーカ
25 メモリ
26 制御部
27 通信部
28 入力部
29,29a バーコードリーダー
29b 第2の通信部
31 第1の通信部
32 モニタ
33 スピーカ
34 メモリ
35 制御部
36 第2の通信部
37 入力部
41 通信部
42 メモリ
43 管理部
44 制御部
45 プリンタ
50、50’ 無線タグ
51 メモリ
52 通信部
53 撮影ボタン
54 制御部
55 有効期限記憶部
60 ダイレクトメール
61 本人画像
62 再来場促進メッセージ
63 バーコード
64 注意書き
70 携帯情報端末

Claims (9)

  1. 顧客によって所持される、該顧客を識別する識別情報を発信する識別情報発信手段と、
    該識別情報発信手段からの前記識別情報の受信に応じて、前記顧客を自動撮影する撮影手段と、
    該自動撮影によって出力された画像と前記撮影手段によって受信された前記識別情報とを関連づけて記憶する画像記憶手段とを備えた自動撮影システムにおいて、
    前記識別情報発信手段によって発信される前記識別情報と、前記識別情報発信手段を所持する前記顧客を特定する顧客情報とを関連づけて記憶する顧客情報記憶手段と、
    前記顧客に配布するための配布用媒体に該顧客を識別する前記識別情報を付して、該配布用媒体を出力する媒体出力手段と、
    出力された前記配布用媒体を受け取った前記顧客による次回の前記自動撮影システムの利用の際に、前記配布用媒体に付された前記識別情報を読み取り、該識別情報と関連づけられて前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記顧客情報と、前記顧客が前記利用の際に所持する前記識別情報発信手段によって発信される前記識別情報とを関連づけることによって、該識別情報に基づく前記顧客情報へのアクセスを可能にするアクセス可能化手段とを備えたことを特徴とする自動撮影システム。
  2. 前記媒体出力手段が、前記識別情報と、該識別情報と関連づけられて前記画像記憶手段に記憶されている画像とを、該識別情報によって特定される顧客に配布するための配布用媒体に付して、該配布用媒体を出力するものであることを特徴とする請求項1記載の自動撮影システム。
  3. 前記アクセス可能化手段が、前記配布用媒体を受け取った前記顧客による次回の前記自動撮影システムの利用の際に、該配布用媒体に付された前記識別情報を読み取り、該識別情報と関連づけられて前記画像記憶手段に記憶されている前記画像と、該顧客が前記利用の際に所持する前記識別情報発信手段によって発信される前記識別情報とをさらに関連づけることによって、該識別情報に基づく前記画像へのアクセスも可能にするものであることを特徴とする請求項1または2記載の自動撮影システム。
  4. 前記顧客情報は、前記顧客が最後に前記自動撮影システムを利用した日を含むものであり、
    前記自動撮影システムの更新に関する情報を、該更新が行われた日と関連づけて記憶するシステム更新情報記憶手段をさらに備え、
    前記媒体出力手段が、前記配布用媒体に付される前記識別情報によって特定される顧客が最後に前記自動撮影システムを利用した日を前記顧客情報記憶手段から取得し、該最後に利用した日より後に行われた前記自動撮影システムの更新に関する情報を前記システム更新情報記憶手段から取得し、取得された該情報を前記配布用媒体にさらに付与して出力するものであることを特徴とする第1項から第3項のいずれか1項記載の自動撮影システム。
  5. 顧客によって所持される、該顧客を識別する識別情報を発信する識別情報発信手段と、
    該識別情報発信手段からの前記識別情報の受信に応じて、前記顧客を自動撮影する撮影手段と、
    該自動撮影によって出力された画像と前記撮影手段によって受信された前記識別情報とを関連づけて記憶する画像記憶手段とを備えた自動撮影システムにおいて、
    前記識別情報発信手段によって発信される前記識別情報と、前記識別情報発信手段を所持する前記顧客を特定する顧客情報とを関連づけて記憶する顧客情報記憶手段と、
    前記識別情報による前記自動撮影システムの利用が可能な有効期限を記憶する有効期限記憶手段と、
    前記顧客による次回の前記自動撮影システムの利用の際に、前記顧客が持参した識別情報発信手段から発信される前記識別情報に対する前記有効期限を前記有効期限記憶手段から取得し、取得された前記有効期限が該利用の日以降の場合に、前記持参された識別情報発信手段によって発信される識別情報と関連づけられて前記顧客情報記憶手段に記憶されている前記顧客情報へのアクセスを可能にするアクセス可能化手段とを備えたことを特徴とする自動撮影システム。
  6. 前記アクセス可能化手段が、前記顧客情報へのアクセスが可能な場合に、前記識別情報と関連づけられて前記画像記憶手段に記憶されている前記画像へのアクセスも可能にするものであることを特徴とする請求項5記載の自動撮影システム。
  7. 前記画像記憶手段が、前記画像と、前記撮影手段による該画像の撮影の際の撮影条件とをさらに関連づけて記憶するものであり、
    前記撮影手段が、前記顧客による前記次回の前記自動撮影システムの利用時の前記撮影に先立って、該利用時に所持される前記識別情報発信手段から発信される前記識別情報に基づいて、前記アクセス可能化手段によってアクセス可能になった、該次回の利用より前に撮影された該顧客の画像の撮影条件を前記画像記憶手段から取得し、取得された該撮影条件に応じて、該利用時の撮影条件を設定するものであることを特徴とする請求項3または6記載の自動撮影システム。
  8. 前記顧客からの注文に応じて、前記画像記憶手段から前記画像を取得し、取得された該画像を編集、加工する画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像に対する前記画像処理の条件を該画像毎に記憶する画像処理条件記憶手段とをさらに備え、
    前記画像処理手段が、前記顧客による前記次回の前記自動撮影システムの利用時の前記画像処理に先立って、該利用時に所持される前記識別情報発信手段から発信される前記識別情報に基づいて、前記アクセス可能化手段によってアクセス可能になった、該次回の利用より前に撮影された該顧客の画像の画像処理の条件を前記画像処理条件記憶手段から取得し、取得された該画像処理の条件に応じて、該利用時の画像処理の条件を設定するものであることを特徴とする第3項、第6項、第7項のいずれか1項記載の自動撮影システム。
  9. 前記顧客情報は、前記顧客が最後に前記自動撮影システムを利用した日を含むものであり、
    前記自動撮影システムの更新に関する情報を、該更新が行われた日と関連づけて記憶するシステム更新情報記憶手段と、
    前記顧客による前記次回の前記自動撮影システムの利用の際に、該利用の際に所持される前記識別情報発信手段によって発信される前記識別情報に基づいて、該識別情報によって特定される該顧客が最後に前記自動撮影システムを利用した日を前記顧客情報記憶手段から取得し、該最後に利用した日より後に行われた前記自動撮影システムの更新に関する情報を前記システム更新情報記憶手段から取得し、取得された該情報を前記顧客に通知する通知手段とをさらに備えたことを特徴とする第1項から第8項のいずれか1項記載の自動撮影システム。
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