JP2005146897A - 排熱回収改質装置およびその組立工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトな構造にする一方、熱応力の発生を抑制する構造にし、その組立施工作業を簡素化させるとともに、改質触媒の交換を容易に行い得る排熱回収改質装置およびその組立工法を提供する。
【解決手段】本発明に係る排熱回収改質装置は、改質器本体40に収容され、触媒を充填した改質管22に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体Aは、上部管寄せ11,13と下部管寄せ12,14とを互いに接続させる改質管15a,15bとで構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスタービンの排熱ガスを利用してガスタービンに供給する燃料を水素リッチな燃料に改質させる排熱回収改質装置およびその組立工法に関する。
炭化水素から水素リッチな燃料ガスを生成する水蒸気改質反応は良く知られている。
例えば、天然ガスの主成分であるメタンは、式(1)、式(2)の反応により、水素リッチな燃料ガスに改質される。
[化1]
CH+HO → CO+3H−206kJ/mol ……(1)
CO+HO → CO+H+41kJ/mol ……(2)
ここで、式(1)は、吸熱反応であり、ニッケルあるいはルテニウムなどの触媒を用いると、ガスタービンの排熱ガスが温度550℃程度でも10〜30%の水素リッチな燃料ガスが生成される。なお、式(2)は、水性ガスシフト反応である。
ところで、例えば、特開2000−80927号公報に開示されているように、式(1)、式(2)の水蒸気改質反応を利用すると、図16に示すように、ガスタービン排熱回収発電プラントを構成することができる。
図16に示すガスタービン排熱回収発電プラントは、水Wを蒸発器1で水蒸気Vとした後、燃料系(図示せず)からの燃料Fを加えて燃料混合ガスとし、改質器2に案内される。
改質器2では、ガスタービン3から排出される排熱ガスEGを熱源として式(1)および式(2)の反応が行われ、改質された水素リッチな燃料ガスFGがガスタービン燃焼器4に供給される。
ガスタービン燃焼器4に供給された燃料ガスFGは、圧縮機5から供給される高圧水蒸気HVを酸化剤として燃焼ガスを生成し、生成した燃焼ガスをガスタービン3で膨張仕事させる。膨張仕事を終えた排熱ガスEGは、改質器2に熱源として供給され、ここで燃料ガスFGの水蒸気改質を行わせた後、蒸発器1で水Wを水蒸気Vとして蒸発させる。
一方、燃料Fと水蒸気Vとの燃料混合ガスを水蒸気改質させる改質器2は、図17に示すように、本体胴6内に多数の改質管7,7,…を収容する改質管群8を構成するとともに、改質管7,7,…内に触媒9を充填させ、改質管7,7,…の外側にガスタービン3からの排熱ガスEGを供給し、改質管7,7,…内を流れる燃料混合ガスを触媒9の作用の下、水蒸気改質を行って水素リッチな燃料を生成する、いわゆる多管式熱交換器になっている。
特開2000−80927号公報
図17に示した、いわゆる多管式熱交換器タイプの改質器7,7,…には、実機を製作する場合、いくつかの問題点が含まれている。
まず、改質器7,7,…には、大きな圧力差が生じる。
触媒9による改質触媒の下、燃料Fと水蒸気Vの燃料混合ガスが流れる改質管7,7,…内は、ガスタービン3のガスタービン燃焼器4と同等以上の圧力になっている。その反面、加熱源としてのガスタービン3から排出される排熱ガスEGは、ほぼ大気圧である。このため、改質管7,7,…の内外部は、数メガ〜数十メガパスカルの圧力差になっている。したがって、この圧力差に抗し得る構造のものが必要とされる。
また、改質器7,7,…には、大きな温度差が生じる。
改質器7,7,…に供給される燃料Fと水蒸気Vは、入口側で約200℃前後であり、ガスタービン3から排出される排熱ガスとの熱交換後、出口側で約500℃以上に温度上昇する。
一方、ガスタービン3から排出された排熱ガスEGは、約550℃で改質器7,7,…に供給され、燃料Fと水蒸気Vとの燃料混合ガスに熱を与えて約450℃まで温度降下する。このため、改質器7,7,…は、局所的に350℃程度の温度差が生じ、この温度差に起因して熱応力を発生するが、この熱応力に抗し得る設計が必要とされる。
さらに、改質器7,7,…には、以下に示す技術事項を満たす設計が必要とされる。
まず、図16で示したガスタービン排熱回収発電プラントでは、水をそのまま大気に放出するので、数百MW級の大形ガスタービンに適用するのは好ましくない。
このシステムの適用機種は、主に、中小のガスタービンコージェネレーションシステムであり、設置場所に余裕のない場合が多い。このため、装置機器のコンパクト化が強く求められている。
排熱回収改質装置は、複合発電システムの排熱回収ボイラのシステムにおける位置付けが似ているが、排熱回収ボイラでは、管外表面の熱伝導率を改善するため、フィンチューブを用いることが多い。
また、溶接加工時、スタブと称する短管を、先に管寄せ(ヘッダ)に溶接した後、スタブにフィンチューブを溶接することが多い。このため、管と管との間を広く取らざるを得ないので、機器自体が比較的大きくなり易い。
しかも、複合発電システムは、数百MW級の大形ガスタービンが対象になるため、排熱回収ボイラが大きくなり、設置場所を多少占有してもさほど問題にはならない。
しかし、排熱回収改質装置は、改質管内外の熱伝達率に大きな差がなく、フィンチューブを用いるメリットがあまりないため、ガスタービンの排気圧力損失の許容する限り、改質管群8を密に配置し、改質器7,7,…の管外熱伝達率を向上させるしかない。このため、溶接作業のハンドリングが悪くなり、排熱回収ボイラのように、スタブを用いて管寄せを外側から溶接施工することが難しくなっている。
さらに、改質触媒の交換という問題もある。
中小形のガスタービンの運転パターンは、1日に1回ずつ起動停止する、いわゆるデイリー・スタート・ストップ(DSS)の運転が多い。起動停止に伴い、排熱回収改質装置には、温度が550℃〜室温の範囲に亘って熱サイクルを行うため、化学プラント等の触媒寿命よりかなり短くなる可能性が高い。このため、DSS運転によって改質器自体の耐熱サイクル性は必要不可欠であるが、活性の劣化した触媒を容易に交換できる構造のものが必要とされる。
さらにまた、厳しい環境および運転状況において、使用される排熱回収改質装置は、万一、溶接欠陥や腐食割れなどが生じた場合、改質器内部の可燃ガスが外部に漏洩する危険性がある。改質燃料は、可燃性の高い水素を含んでおり、漏洩した場合、直ちに燃料系を遮断する必要がある。
このように、排熱回収改質装置には、解決すべき問題点が多く含まれているものの、未だ実用機が実現しておらず、今後の電力分野の技術革新とともに、その成り行きが注目されている。
本発明は、発電プラントに新たに燃料電池を組み込む場合に対処できるようにしたものであり、コンパクトな構造にする一方、熱応力の発生を抑制する構造にし、その組立施工作業を簡素化させるとともに、改質触媒の交換を容易に行い得る排熱回収改質装置およびその組立工法を提供することを目的とする。
本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、上部管寄せと下部管寄せとを互いに接続させる改質管とで構成したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、第1管寄せと第2管寄せとを互いに接続させるU字状に成形加工した改質管とで構成したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、上部管寄せおよび下部管寄せは、ともに横長筒円筒形に形成したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、第1管寄せおよび第2管寄せは、ともに横長筒円筒形に形成したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、横長筒円筒形に形成した上部管寄せおよび下部管寄せは、改質管に対し、直径比を10倍〜20倍の範囲に設定したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、上部管寄せと下部管寄せを互いに接続させる改質管は、前記上部管寄せおよび前記下部管寄せのうち、少なくとも一方に接続する曲り部分の曲率半径を前記改質管外径の2倍〜10倍の範囲に設定したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、上部管寄せは、触媒交換穴を50cm以下の間隔で備えたものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項8に記載したように、改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、管板とドーム状の蓋体とで構成する上部管寄せと、管板とドーム状の蓋体とで構成する下部管寄せとを備えるとともに、前記上部管寄せと前記下部管寄せとを互いに改質管で接続させる構成にしたものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項9に記載したように、改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、管板とドーム状の蓋体とで構成する第1管寄せと、管板とドーム状の蓋体とで構成する第2管寄せとを備えるとともに、前記第1管寄せと前記第2管寄せとを互いにU字状に成形加工した改質管で接続させる構成にしたものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置は、上述の目的を達成するために、請求項10に記載したように、改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、前記ガスタービンから供給される排熱ガスを分離させる閉鎖空間部を形成し、この閉鎖空間部に改質ガス検出手段を備えたものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法は、上述の目的を達成するために、請求項11に記載したように、閉鎖空間部は、バッフル板と胴壁を覆設する断熱材とで形成したものである。
また、本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法は、上述の目的を達成するために、請求項12に記載したように、管寄せを、第1管寄せと第2管寄せとに二分割して予め別体で作製しておき、前記予め別体で作製した前記第2管寄せの外側から改質管を挿通し、挿通後の前記改質管を前記第2管寄せに対して拡管し、さらに前記第2管寄せの内側から溶接施工を行った後、前記第2管寄せを前記第1管寄せに固設させる工法である。
また、本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法は、上述の目的を達成するために、請求項13に記載したように、管寄せを、二分割して予め別体で作製しておき、二分割した管寄せのうち、一方の管寄せの外側から端部を曲げ加工した改質管を挿通し、前記改質管の挿通後、前記一方の管寄せの内側から溶接施工した後、他方の管寄せに固設させる工法である。
また、本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法は、上述の目的を達成するために、請求項14に記載したように、端部を曲げ加工した改質管は、曲げ角度を90°以下に設定した工法である。
本発明に係る排熱回収改質装置およびその組立工法は、構造をコンパクト化してその組立作業性を容易にさせるとともに、改質触媒の交換作業を簡素化させ、燃料漏れも容易に検知できる構成にしたので、燃料電池の発電プラントへの組込みの実現化に容易に対処させることができる。
以下、本発明に係る排熱回収改質装置およびその組立工法の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
図1は、本発明に係る排熱回収改質装置の第1実施形態を示す概略斜視図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置は、改質器本体Aを、第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aとに区分けし、ペアとして組み合せた構成になっている。
第1改質器本体1Aは、横長筒状、例えば長筒円筒形の第1上部管寄せ(ドラム状ヘッダ)11と、横長筒状、例えば長筒円筒形の第1下部管寄せ(ドラム状ヘッダ)12との間を複数の改質管15a,15a,…を群とする改質管群16aで互いを接続させる構造簡素なブロック体になっている。
また、第2改質器本体2Aは、第1改質器本体1Aの構成と同様に、横長筒状、例えば長筒円筒形の第2上部管寄せ(ドラム状ヘッダ)13と、横長筒状、例えば長筒円筒形の第2下部管寄せ(ドラム状ヘッダ)14との間を複数の改質管15b,15b,…からなる改質管群16bで互いを接続させる構造簡素なブロック体になっている。
また、第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aとは、連絡管17を介して互いが接続され、ペアのブロック体として組み立て、分解が容易な構造になっている。
このような構成を備える排熱回収改質装置において、ガスタービン(図示せず)から排出された排熱ガスEGは、第2改質器本体2Aの改質管15b,15b,…および第1改質器本体1Aの改質管15a,15a,…のそれぞれを横断して流れ間に熱が与えられる。
また、第1上部管寄せ11の入口18から供給された燃料Fと水蒸気Vとの燃料混合ガスは、各改質管15a,15a,…,15b,15b,…を通る間に各管内に充填された触媒の水蒸気改質反応の下、水素リッチな燃料ガスに改質され、第2改質器本体2Aの第2上部管寄せ13の出口19からガスタービン燃料器(図示せず)に供給される。
一方、水素リッチな燃料ガスを生成中、各改質管15a,15a,…,15b,15b,…には数メガから数十メガパスカルの圧力が作用している。
しかし、本実施形態では、各改質管15a,15a,…,15b,15b,…の肉厚を比較的厚いものに設定しているので、耐圧性が充分に確保されている。
また、上下部各管寄せ11,12,13,14は、多数の穴が設けられ、各改質管15a,15a,…,15b,15b,…が溶接や拡管で接続されているが、穴と穴の間、つまりリガメントが弱くなりがちである。
しかし、本実施形態では、上下部各管寄せ11,12,13,14を長筒円筒形にしているので、肉厚を比較的薄くしても、内圧を均等に分散させることができ、強度を高く維持させることができる。
また、排熱回収改質装置は、必要な伝熱面積を確保するには6MW級で改質管5a,5bの本数が千数百本になる。
しかし、本実施形態では、改質器本体Aを第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aとの2つのブロック体に区分けし、2つのブロック体に区分けした第1および第2改質器本体1A,2Aに対応させて数多くの改質管15a,15a,…,15b,15b,…を設置できるようにしているので、伝熱面積を充分に確保することができる。なお、各改質管15a,15a,…,15b,15b,…の管ピッチは、管外径の1.25〜2.0倍程度に拡げられ、管外の熱伝達率と圧力損失とをバランスさせるようにしている。
このように、本実施形態は、改質器本体Aを第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aとに区分けする一方、第1改質器本体1Aを、例えば長筒円筒形の第1上部管寄せ11と第1下部管寄せ12との間に改質管15a,15a,…を設置するとともに、第2改質器本体2Aも、例えば長筒円筒形の第2上部管寄せ13と第2下部管寄せ14との間に改質管15b,15b,…を設置し、2つのブロック体にし、構造をコンパクト化させたので、2つのブロック体の組立作業を容易に行うことができ、改質触媒の交換作業を容易に行うことができ、燃料電池の発電プラントへの組込みの実現化に容易に対処させることができる。
なお、本実施形態は、各管寄せ11,12,13,14と改質管15a,15a,…,15b,15b,…との直径比を約15程度の各改質器本体1A,2Aを使用したが、この例に限らず、各管寄せ11,12,13,14と改質管15a,15a,…,15b,15b,…との直径比を10倍〜20倍の範囲の改質器本体を使用してもよい。
図2は、本発明に係る排熱回収改質装置の第2実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置は、例えば横長筒円筒形の第1管寄せ20と、例えば横長筒円筒形の第2管寄せ21との間をU字状に成形加工した改質管22,22,…を改質管群23として接続させたものである。
このような構成を備える排熱回収改質装置において、ガスタービン(図示せず)から供給された排ガスEGは、U字状に成形加工した改質管22,22,…の改質管群23を横断して流れる間に熱が与えられる。
また、第1管寄せ20の入口24から供給された燃料Fと水蒸気Vとの燃料混合ガスは、改質管22,22,…を流れる間に管内に充填された触媒の水蒸気改質の下、水素リッチな燃料ガスが生成され、第2管寄せ21の出口25から燃料器(図示せず)に供給される。
このように、本実施形態は、第1管寄せ20と第2管寄せ21とをU字状に成形加工した改質管22,22,…を改質管群23として接続させる構成にしたので、構造をより一層コンパクト化させることができる。
また、本実施形態は、改質管22,22,…をU字状に成形加工する構成にしているので、U字状の改質管22,22,…に熱伸びが発生して拘束されることがなく、熱応力の発生を抑制することができる。
図3および図4は、本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法の第1実施形態を説明する概念図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置の組立工法は、例えば、横長筒円筒形の管寄せ26に対し、改質管27が密に設置され、管と管とのピッチが狭く、管寄せ26の外側から改質管27の着脱に多くの時間と労苦を伴うことを考慮したもので、まず、管寄せ26を横断面で第1管寄せ26aと第2管寄せ26bとの二分割にして別体で作製しておき、別体で作製した第1管寄せ26a、第2管寄せ26bのうち、第2管寄せ26bの外側から改質管27を挿通させる。
第2管寄せ26bの外側から改質管27を挿通後、本実施形態は、図4に示すように、改質管27を第2管寄せ26bに対し、矢印AR方向にエキスパンドして水密的に当接させ、さらに第2管寄せ26bに開先加工した縁端に隅肉溶接部28を施工する。
改質管27を第2管寄せ26bに固設後、本実施形態は、図3に示すように、第2管寄せ26bと第1管寄せ26aとの横断分割面に溶接部29を施工して互いを固設させる。
このように、本実施形態は、管寄せ26を第1管寄せ26aと第2管寄せ26bとに予め二分割して別体で作製し、別体で作製した第2管寄せ26bの外側から改質管27を挿通して固設させ、改質管27の固設後、第2管寄せ26bを第1管寄せ26aに溶接接続させる工程にするので、管寄せ26の組立、分解をより一層容易に施工することができる。
図5は、本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法の第2実施形態を説明する概念図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置の組立工法は、例えば、横長筒円筒形の管寄せ26に対し、改質管27が密に設置され、管と管とのピッチが狭く、管寄せ26の外側から改質管27の着脱に多くの時間と労苦を伴うことを考慮したもので、管寄せ26を横断面で二分割にして別体で作製しておき、別体で作製した管寄せ26のうち、一方のものを外側から端部30側を曲げ加工した改質管27を挿通し、改質管27の挿通後、管寄せ26の内側から開先加工を施工していた管寄せ26の縁端に隅肉溶接部28を施工したものである。
改質管27は、その端部30側に曲げ加工を行って管寄せ26に挿通させているが、この場合、管内の触媒の充填あるいは抜取りを行う際、フレキシブルホールを用いるため、フレキシブルホールが充分に利用できるように角度を90°以下に曲げ加工を行うことが望ましい。
このように、本実施形態は、二分割した管寄せ26の一方に、端部30側に角度90°以下の曲げ加工を行った改質管27を管寄せ26の外側から挿通させ、管寄せ26の内側で、端部30側に角度90°以下の曲げ加工を行った改質管27を溶接接続させるので、従来のように改質管の曲り部にスタブの取付作業を行うことがなく、組立作業工程をより一層短縮させることができる。
図6は、本発明に係る排熱回収改質装置の第3実施形態を示す一部切欠正面図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置は、ガスタービン(図示せず)から排出される排熱ガスEGが改質管22,22,…を群とする改質管群23の横断方向に沿って流れる際、例えば、横長筒円筒形の管寄せ31に接続する改質管群23の曲管部g,…,c,b,aのうち、中央から外径側に向う曲管部a,b,…の熱応力が高くなっていることを考慮したもので、中央から外径側に向う改質管群23の曲管部g,…,c,b,aの曲率半径Rg,…,Rc,Rb,Raを、Ra>Rb>Rc>,…,>Rgの関係を満たすように成形加工させたものである。
また、曲管部g,…,c,b,aのうち、少なくとも一つ以上の曲管部は、曲率半径を改質管外径の2倍〜10倍の範囲に設定される。
このように、本実施形態は、管寄せ31に接続する改質管群23の曲管部g,…,c,b,aのうち、中央から外径側に向う曲管部g,…,c,b,aの曲率半径Rg,…,Rc,Rb,RaをRa>Rb>Rc>,…,>Rgの関係を満たすように成形加工させるとともに、曲管部g,…,c,b,aのうち、少なくとも一つ以上の曲管部の曲率半径を改質管外径の2倍〜10倍の範囲に設定したので、曲管部g,…,c,b,aの熱応力の発生を分散させることができ、強度を高く維持させることができる。
図7は、本発明に係る排熱回収改質装置の第4実施形態を示す一部切欠側断面図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置は、改質管22,22,…を群とする改質管群23内の触媒の充填、取出しの際、その作業性の容易化を考慮したもので、管寄せ31に触媒交換穴32を設けたものである。
触媒交換穴32は、管寄せ31の運転中、溶接等の手段で塞がれるが、触媒の出し入れ作業中、一方の触媒交換穴32からフレキシブルホースを改質管22,22,…に挿通し、他方の触媒交換穴32から覗く関係上、そのピッチを50cm以下にすることが望ましい。
このように、本実施形態は、管寄せ31に触媒交換穴32を設け、この触媒交換穴32からフレキシブルホースを用いて改質管31に挿通し、触媒の出し入れ作業を行う構成にしたので、触媒の出し入れ作業を容易に行うことができる。
図8〜図11は、本発明に係る排熱回収改質装置の第5実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置は、第1実施形態と同様に、改質器本体Aを、第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aとに区分けし、ペアとして組み合せた構成になっている。
第1改質器本体1Aは、図9および図10に示すように平板状の管板33で仕切られ、ドーム状の蓋体34で構成する第1上部管寄せ35と、平板状の管板33で仕切られドーム状の蓋体34で構成する第1下部管寄せ36との間を複数の改質管37,37,…を群とする改質管群38で互いを接続させる構造簡素なブロック体になっている。
また、第2改質器本体2Aは、第1改質器本体1Aの構成と同様に、平板状の管板33で仕切られ、ドーム状の蓋体34で構成する第2上部管寄せ39と、平板状の管板33で仕切られ、ドーム状の蓋体34で構成する第2下部管寄せ40との間を複数の改質管37,37,…を群とする改質管群38で互いを接続させる構造簡素なブロック体になっている。
また、第1改質器本体1Aの第1下部管寄せ36と第2改質器本体2Aの第2下部管寄せ40とは、連絡管41を介して互いが接続され、ペアのブロック体として組み立て、分解が容易な構造になっている。
一方、第1上部管寄せ35、第1下部管寄せ36、第2上部管寄せ39、第2下部管寄せ40のそれぞれを構成する管板33は、運転中、数十メガパスカルの内圧に耐え得る肉厚に選定されている。
また、第1上部管寄せ35、第1下部管寄せ36、第2上部管寄せ39、第2下部管寄せ40のそれぞれを構成する管板33に挿着する改質管37,37,…は、図9に示すように、管板33に予め穿設した穴42に挿通するとき、図11に示すように、まず、管板33の穴42に改質管37を挿通後、矢印ARの方向にエキスパンドして管板33に水密的に当接させ、さらに管板33の縁端に形成した開先加工部に隅肉溶接部43を施工する。
そして、第1上部管寄せ35、第1下部管寄せ36、第2上部管寄せ39、第2下部管寄せ40のそれぞれに改質管37,37,…を固設した後、各管寄せ35,36,39,40は、図9に示すように、ドーム状の蓋体34をボルト穴44を介してボルトで接続させるか、あるいは溶接部を介して接続させる。
このような構成を備える排熱回収改質装置において、ガスタービン(図示せず)から供給された排熱ガスEGは、改質管37,37,…の改質管群38を横断して流れる間に熱が与えられる。
また、第1改質器本体1Aの第1上部管寄せ35の入口45から供給された燃料Fと水蒸気Vとの燃料混合ガスは、改質管群38、第1下部管寄せ36、連絡管41、第2下部管寄せ40、改質管群38、第2上部管寄せ39を通る間に各改質管37,37,…の管内に充填された触媒の水蒸気改質の下、水素リッチな燃料ガスに改質され、第2改質器本体2Aの第2上部管寄せ39の出口からガスタービン燃焼器(図示せず)に供給される。
このように、本実施形態は、改質器本体Aを、第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aとに区分けし、区分けした第1改質器本体1Aと第2改質器本体2Aのそれぞれのうち、第1上部管寄せ35、第1下部管寄せ36、第2上部管寄せ39、第2下部管寄せ40のそれぞれを平板状の管板33とドーム状の蓋体34とで構成し、各管寄せ35,36,39,40間を直管に形成する改質管37,37,…を群とする改質管群38で互いを接続させる構成にしたので、構造をコンパクト化するとともに、改質管群38に対する各管寄せ35,36,39,40の管板33への溶接作業をより一層容易に行うことができる。
なお、本実施形態は、平板状の管板33とドーム状の蓋体34とで構成した各管寄せ35,36,39,40を直管に形成する改質管37,37,…を群とする改質管群38で互いを接続させたが、この例に限らず、例えば、図12に示すように、U字状に成形加工した改質管37,37,…を群とするU字状の改質管群38で各管寄せ47a,47bを互いに接続させてもよい。
運転中、改質管群38に発生する熱応力を抑制する点で有効である。
図13〜図15は、本発明に係る排熱回収改質装置の第7実施形態を示す概念図である。
本実施形態に係る排熱回収改質装置は、例えば、横長筒円筒形の第1管寄せ48、第2管寄せ49の胴壁50が断熱材51で覆設されていて、各管寄せ48,49と改質管37,37,…との溶接部からの改質ガスリークの検出が難しいことに鑑みてなされたもので、バッフル板52と断熱材51との閉鎖空間部55に配置される改質管37,37,…に改質ガス漏洩検出管53を設けたものである。
この改質ガス漏洩検出器53は、図14に示すように、第1管寄せ48、第2管寄せ49の両側の軸方向に沿って設けられている。また、改質ガス漏洩検出管53は、図15に示すように、閉鎖空間部55に配置された改質管37と隣の改質管37との間に断熱材51を介して取り付けられるとともに、他端を改質ガス検出器54に接続する構成になっている。
このように、本実施形態は、比較的改質ガスリークの可能性の高い領域の、バッフル板52、断熱材51、胴壁50で形成された閉鎖空間部55に改質ガス漏洩検出管53を設けるとともに、バッフル板52の隙間から流入するガスタービンの排熱ガスEGの押圧力によって改質ガスリークを検出する構成にしたので、第1管寄せ48、第2管寄せ49と改質管37,37,…との溶接部からの改質ガスリークの有無を容易に確認することができる。
本発明に係る排熱回収改質装置の第1実施形態を示す概略斜視図。 本発明に係る排熱回収改質装置の第2実施形態を示す概念図。 本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法の第1実施形態を説明する概念図。 図3のA部部分拡大図。 本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法の第2実施形態を説明する概念図。 本発明に係る排熱回収改質装置の組立工法の第3実施形態を示す一部切欠正面図。 本発明に係る排熱回収改質装置の第4実施形態を示す一部切欠側断面図。 本発明に係る排熱回収改質装置の第5実施形態を示す概念図。 図8から抜き出した上部管寄せを示す概念図。 本発明に係る排熱回収改質装置の第5実施形態における組立状態を示す概念図。 図10のB部部分拡大図。 本発明に係る排熱回収改質装置の第6実施形態を示す概念図。 本発明に係る排熱回収改質装置の第7実施形態を示す概念図。 図13のX−X矢視方向から見た平面図。 図13のY−Y矢視方向から見た切断断面図。 従来のガスタービン排熱回収発電プラントを示す概略系統図。 従来の改質器を示す一部破断斜視図。
符号の説明
1 蒸発器
2 改質器
3 ガスタービン
4 ガスタービン燃焼器
5 圧縮機
6 本体胴
7 改質管
8 改質管群
11 第1上部管寄せ
12 第1下部管寄せ
13 第2上部管寄せ
14 第2下部管寄せ
15a,15b 改質管
16a,16b 改質管群
17 連絡管
18 入口
19 出口
20 第1管寄せ
21 第2管寄せ
22 改質管
23 改質管群
24 入口
25 出口
26 管寄せ
26a 第1管寄せ
26b 第2管寄せ
27 改質管
28 隅肉溶接部
29 溶接部
30 端部
31 管寄せ
32 触媒交換穴
33 管板
34 蓋体
35 第1上部管寄せ
36 第1下部管寄せ
37 改質管
38 改質管群
39 第2上部管寄せ
40 第2下部管寄せ
41 連絡管
42 穴
43 隅肉溶接部
44 ボルト穴
45 入口
46 出口
47a,47b 管寄せ
48 第1管寄せ
49 第2管寄せ
50 胴壁
51 断熱材
52 バッフル板
53 改質ガス漏洩検出管
54 改質ガス検出器
55 閉鎖空間部

Claims (14)

  1. 改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、上部管寄せと下部管寄せとを互いに接続させる改質管とで構成したことを特徴とする排熱回収改質装置。
  2. 改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、第1管寄せと第2管寄せとを互いに接続させるU字状に成形加工した改質管とで構成したことを特徴とする排熱回収改質装置。
  3. 上部管寄せおよび下部管寄せは、ともに横長筒円筒形に形成したことを特徴とする請求項1記載の排熱回収改質装置。
  4. 第1管寄せおよび第2管寄せは、ともに横長筒円筒形に形成したことを特徴とする請求項2記載の排熱回収改質装置。
  5. 横長筒円筒形に形成した上部管寄せおよび下部管寄せは、改質管に対し、直径比を10倍〜20倍の範囲に設定したことを特徴とする請求項3記載の排熱回収改質装置。
  6. 上部管寄せと下部管寄せを互いに接続させる改質管は、前記上部管寄せおよび前記下部管寄せのうち、少なくとも一方に接続する曲り部分の曲率半径を前記改質管外径の2倍〜10倍の範囲に設定したことを特徴とする請求項1記載の排熱回収改質装置。
  7. 上部管寄せは、触媒交換穴を50cm以下の間隔で備えたことを特徴とする請求項1または3記載の排熱回収改質装置。
  8. 改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、管板とドーム状の蓋体とで構成する上部管寄せと、管板とドーム状の蓋体とで構成する下部管寄せとを備えるとともに、前記上部管寄せと前記下部管寄せとを互いに改質管で接続させる構成にしたことを特徴とする排熱回収改質装置。
  9. 改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、管板とドーム状の蓋体とで構成する第1管寄せと、管板とドーム状の蓋体とで構成する第2管寄せとを備えるとともに、前記第1管寄せと前記第2管寄せとを互いにU字状に成形加工した改質管で接続させる構成にしたことを特徴とする排熱回収改質装置。
  10. 改質器本体に収容され、触媒を充填した改質管に燃料に水蒸気を加えた燃料混合ガスを供給し、ガスタービンから供給される排熱ガスを加熱源とし、前記触媒の触媒作用の下、前記燃料混合ガスを水素リッチな燃料ガスに改質させる排熱回収改質装置において、前記改質器本体は、前記ガスタービンから供給される排熱ガスを分離させる閉鎖空間部を形成し、この閉鎖空間部に改質ガス検出手段を備えたことを特徴とする排熱回収改質装置。
  11. 閉鎖空間部は、バッフル板と胴壁を覆設する断熱材とで形成したことを特徴とする請求項10記載の排熱回収改質装置。
  12. 管寄せを、第1管寄せと第2管寄せとに二分割して予め別体で作製しておき、前記予め別体で作製した前記第2管寄せの外側から改質管を挿通し、挿通後の前記改質管を前記第2管寄せに対して拡管し、さらに前記第2管寄せの内側から溶接施工を行った後、前記第2管寄せを前記第1管寄せに固設させることを特徴とする排熱回収改質装置の組立工法。
  13. 管寄せを、二分割して予め別体で作製しておき、二分割した管寄せのうち、一方の管寄せの外側から端部を曲げ加工した改質管を挿通し、前記改質管の挿通後、前記一方の管寄せの内側から溶接施工した後、他方の管寄せに固設させることを特徴とする排熱回収改質装置の組立工法。
  14. 端部を曲げ加工した改質管は、曲げ角度を90°以下に設定したことを特徴とする請求項13記載の排熱回収改質装置の組立工法。
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