JP2005145778A - ガラス成形レンズの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ガラス成形レンズの製造方法及びその製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 極めて簡素な構造の装置で複数の金型を同時にプレス成形することができ、且つ光軸ズレの少ないガラス成形レンズの製造方法およびその製造装置を提供する。
【解決手段】 上下方向に延びる貫通孔10を有する胴型2と、貫通孔10の上側及び下側から当該貫通孔10に挿入される上型3及び下型4と、上型3の上方に載置された重り5と、を備えた重り付き金型1を用いたガラス成形レンズの製造方法である。
この製造方法では、上型3と下型4との間にガラス素材がセットされた重り付き金型1を加熱してガラス素材を軟化させることにより、ガラス素材をプレス成形する。また、プレス成形は、重り5の重力によりなされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種光学機器などに用いられるガラスレンズのうち、プレス成形により製造されるガラス成形レンズの製造方法及びその製造装置に関するものである。
各種光学機器や光学通信機器等に用いられるレンズは、プラスチックレンズとガラスレンズに大別される。ガラスレンズは、プラスチックレンズよりも屈折率の設定自由度が高いことの他、分散の選択性が広いことや耐熱性や耐候性などに優れることなどの理由により広く用いられている。
しかし、ガラスレンズは、射出成形が可能で量産が容易なプラスチックレンズと比較して生産性が低いという問題がある。特に、ガラスレンズを研磨(磨き)により成形する場合、量産が困難となり生産性が著しく低下する。このため近年、ガラスレンズの生産性を向上させるべく、ガラス素材をプレス成形することが行われている。
ガラス素材をプレス成形したガラス成形レンズの製造方法を簡単に説明すると、まず、金型内のガラス素材をセットしたのち金型を加熱して、当該金型およびセットされたガラス素材の温度を上昇させる。そしてガラス素材の温度をプレス成形するのに適した温度にまで上昇させ、ガラス素材を軟化させる。この際のガラス素材の温度は、低すぎるとガラス素材がプレスにより変形しないし、逆に温度が高すぎるとガラス素材の粘度が低くなりすぎてプレス成形に適さなくなるので、プレス成形に適した温度(例えば、400℃〜700℃)に設定される。そして、この状態で圧力を加えてプレス成形し、その後ガラス素材を保持させたまま金型を冷却し、所定の温度まで冷却したところで成形されたガラスレンズを取り出す。
従来、このようなガラス成形レンズの製造方法としては、上型及び下型と、これらを支持する上側用ダイプレート及び下側用ダイプレートとを用い、上型と下型との間にガラス素材をセットした上でプレス機により上下方向に圧力を加えてプレスを行うものがあった(特許文献1参照。)。
また、従来における他の製造方法として、上型と下型及び胴型を備え、この胴型の上下から上型と下型を挿入しつつ当該上型と下型との間にセットしたガラス素材のプレス成形を行う製造装置であって、プレスの圧力を加える手段としてコイルバネ形状に加工された形状記憶合金を用いるものがあった(特許文献2参照。)。
特開平8−231231号公報(図1) 特開2000−159528号公報(請求項1、請求項2、図2)
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法では、上型及び下型を支持する上側用ダイプレート及び下側用ダイプレートが互いに分離しているため、上型と下型との間で偏心が発生しやすく、作製されたレンズに光軸ズレが生じやすかった。かかる光軸ズレを防止するためには、金型にガイドピン等の調心機構を設ける等の必要が生じ、金型構造が複雑となって金型加工が困難となったり、金型のコストが極めて高くなったりするという問題があった。また、プレスはプレス機によりなされているので、加圧手段としては油圧やサーボモータ等が用いられることになるが、この場合プレス圧の微妙な調整が容易ではなかった。さらに、複雑な構造のプレス機を用いているため、プレス機のコストも過大であった。
特許文献2に記載の製造方法では、上型と下型及び胴型を備え、この胴型の上下から上型と下型を挿入しつつ当該上型と下型との間にセットしたガラス素材のプレス成形を行っているので、胴型により上型と下型とは調心され光軸ズレの問題は最小限に抑えられる。しかしながらこの製造方法では、プレスの圧力を加える手段としてコイルバネ形状に加工された形状記憶合金を用いているので、プレス圧の正確な設定が容易でなかった。即ち、プレス圧はコイルバネの形状や形状記憶合金の材料特性、さらには温度によって変化するため、これらを正確に管理してプレス圧を精度良く設定することは容易でなかった。さらに、装置の機構が極めて複雑であり且つ形状記憶合金の素材コストも高いため、製造装置の製造コストが過大であった。
そして、特許文献1及び特許文献2に記載の製造方法では、複数のレンズを同時に成形して多数個取り成形とすることが極めて困難であった。レンズの成形では求められる形状精度が極めて高いため、正確なプレス圧を付与することが極めて重要である。したがって、1台のプレス機で複数の金型をプレスする場合、これら複数の金型の全てに適切な面圧を付与するために、それぞれ適切なそれぞれの金型の高さを微妙に調整したり、ダイプレートへの金型のセットを極めて正確に行ったりする必要が生じる。この作業には多大な時間と熟練した経験が必要とされる上に、かかる多大な労力をかけたとしても全ての金型で面圧を適切に設定するのは極めて困難であった。特に、複数種類の金型を同時にプレスして複数形状のレンズを同時に成形する場合には、各金型の高さ寸法や断面積等が金型間で異なるため、複数の金型のそれぞれに適切な面圧を正確に付与するのは極めて困難であった。したがって、従来の製造装置では、多数個取り成形は困難であり、1個取り成形としていたため、生産性が極めて低かった。
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであり、極めて簡素な構造の装置を用いて複数の金型を同時に且つ高精度のプレス圧でプレスすることができ、且つ光軸ズレの少ないガラス成形レンズの製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
本発明の製造方法は、上下方向に延びる貫通孔を有する胴型と、前記貫通孔の上側から当該貫通孔に挿入される上型と、前記貫通孔の下側から当該貫通孔に挿入される下型と、前記上型の上方に載置された重りと、を備えた重り付き金型を用い、前記上型と前記下型との間にガラス素材がセットされた前記重り付き金型を加熱してガラス素材を軟化させて、前記ガラス素材を前記重りの重力によりプレス成形することを特徴とする。
このようにすると、上型と下型とは胴型により調心されるので、成形レンズの光軸ズレは最小限に抑えられる。さらに、プレス成形は重りの重力によりなされるので、重りの質量を適宜設定することで正確なプレス圧を付与することができる。しかも、プレス機等を用いることなく重りを載せているだけなので、極めて簡素な装置で成形できる。
本発明の好ましい製造方法は、それぞれ別個の前記重りを備えた複数個の前記重り付き金型を用いるとともに、前記ガラス素材がセットされたこれら複数個の前記重り付き金型を同時に加熱して当該ガラス素材を軟化させることにより、複数個の前記ガラス素材のプレス成形を同時に行うものである。
この場合、上述した簡素な構造の重り付き金型を用いたので、加熱室等に複数収容して同時に加熱することが極めて容易である。さらに、重りは各重り付き金型ごとに別個のものであるので、複数の金型を一括して加圧室内で加熱するだけで、各金型の上に載置された重りの重力により各金型のそれぞれにおいて正確なプレス圧が付与される。したがって、複数個の金型を同時にプレスできることとなり、ガラス成形レンズの生産性が向上する。
この製造方法においては、前記同時にプレス成形されてなる複数個の成形物は、複数種の形状のものを含んでいてもよい。この場合、複数種の形状を含んでいるから、各金型の寸法や加えるべき圧力等が各金型より異なることとなるが、本製造方法に用いられる前記装置では、重り付き金型ごとに別個の重りが用いられているため、それぞれの金型に対応した質量の重りを載せることにより各金型に正確な圧力を与えることができる。よって、複数種の形状を含んだ金型を一括してプレス成形することができる。
上記した各製造方法においては、前記ガラス素材がセットされた複数個の前記重り付き金型を予熱する予熱工程と、前記予熱工程により予熱された前記複数個の重り付き金型を所定温度まで加熱して前記ガラス素材を軟化させ、前記重りの重力によりプレス成形する加熱成形工程と、前記加熱成形工程後に前記複数個の重り付き金型を冷却する冷却工程と、を含み、これら予熱工程、加熱成形工程及び冷却工程において前記複数個の重り付き金型を一括して処理するのが好ましい。
この場合、前記重り付き金型が極めて簡素な構造であるから、これらを一括して取り扱い処理することが容易である。しかも、各重り付き金型ごとに重りが設けられているので、上記各工程において常に正確な面圧が各金型に付与される。よって複数個の重り付き金型を一括して工程に流すことができる。そして、予熱工程、加熱成形工程及び冷却工程で複数個の重り付き金型を一括して処理するので、金型を1つずつ工程に流す場合と比較して生産性が向上する。
なお、「複数個の重り付き金型を一括して処理」とは、各工程間において複数個の重り付き金型を一括して移送し、且つ、各工程おいて一括して予熱、加熱、及び冷却を行うことをいう。
本発明におけるガラス成形レンズの製造装置は、上述した重り付き金型を備えるとともに、前記重り付き金型内へのガラス素材をセットし且つ成形されたガラス成形レンズを取り出す取出・セットゾーンと、前記取出・セットゾーンから移送された前記重り付き金型を収容して密閉しつつ予熱する予熱ゾーンと、前記予熱ゾーンから移送された前記重り付き金型を収容して密閉しつつ加熱成形する加熱成形ゾーンと、前記加熱成形ゾーンから移送された前記重り付き金型を収容して密閉しつつ冷却する冷却ゾーンと、前記各ゾーン間の前記各移送及び前記冷却ゾーンから前記取出・セットゾーンへの移送を行う移送手段と、を備えたことを特徴とする。
この製造装置によれば、上記4つのゾーンを順に経由するよりガラス成形レンズの成型工程が完結し、しかも4つのゾーンをローテーションさせることのできる移送手段が設けられているので、ガラス成形レンズの量産に適した装置とされている。また、簡素で小型化可能な重り付き金型を用いることにより、各ゾーン間の移送が容易となり、複数の重り付き金型を一括して工程に流すことも容易となる。さらに、予熱ゾーン、加熱成型ゾーン及び冷却ゾーンにおいては、重り付き金型を収容密閉して加熱や冷却をするだけで成形工程が進行するので、生産性が更に高くなる。
本発明では、胴型と上下型を有する金型の上型の上方に重りを載置し、かかる重りの重力によりプレス圧を加えるとともに、重りを金型ごと別個に設けたので、光軸ズレを最小限に抑えつつ複数の金型を同時にプレスして生産性を高めること可能となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本発明の第一実施形態の製造方法に係る重り付き金型1を含むガラス成型レンズの製造装置20の概略構成を示す断面図である。
この重り付き金型1は、金型11を備えている。この金型11は、略円筒形状の部材であって上下方向に延びる貫通孔10を有する胴型2と、前記貫通孔10の上側から当該貫通孔10に挿入される上型3と、前記貫通孔10の下側から当該貫通孔10に挿入される下型4と、からなる。さらに、重り付き金型1は、金型11の上型3の上方に載置された重り5を備えている。
更に、本実施形態に係るガラス成型レンズの製造装置20は、この重り付き金型1に加えて、上述した金型11及び重り5が載置される下側プレート12と、金型11や重り5を取り囲む様に収容する略円筒形状のヒータ13と、このヒータ13の上側開口を塞ぐように設けられた上側断熱プレート14とを備えている。
上型3は、胴型2の貫通孔10に挿入される略円柱状の上型挿入部3aと、この上型挿入部3aよりも大径をなす略円柱状の上型基部3bとが一体となった部材である。本実施形態では、図1に示すように、上型挿入部3aが段差を有しており、その下部3b1よりも上部3b2のほうが大径とされた2段構造をなしている。また、下型4は、胴型2の貫通孔10に挿入される略円柱状の下型挿入部4aと、この下型挿入部4aよりも大径をなす略円柱状の下型基部4bとを有している。貫通孔10の内周面と、上型挿入部3a及び下型挿入部4aとの間の隙間は、上型挿入部3a及び下型挿入部4aが貫通孔10に挿入できる限度においてできるだけ小さくされている。そのようにすることで、上型3と下型4との調心精度が高まり、成形レンズの光軸ズレが最小限に抑えられる。なお、本実施形態では、胴型2の上面及び下面にはそれぞれ段差があり、当該段差に、上型3における上型基部3bの下部3b1及び下型4における下型基部4bが挿入されているが、これら挿入された下部3b1及び下型基部4bは胴型2とすきま嵌めされている。
なお、貫通孔10の断面形状、及び、上型挿入部3a及び下型挿入部4aの断面形状は、円形に限られず、所望のレンズ形状に合わせて適宜の断面形状とされるのはいうまでもない。
上型3の上方には、重り5が載置されている。この重り5は、略円柱形状をなし、その材質は、金型加熱時の温度に耐えうる限りにおいて特に限定されない。重り5は、1つの重り付き金型1ごとに1つ設けられ、重り付き金型1ごとに別個のものとされている。ガラス成型レンズの製造装置20は、プレス機を必要とせず、代わりに金型11の上に重り5が載置されているのみなので、装置が極めて簡素となり、また金型11も簡素な構造である。したがって、装置作製のコストや金型作製のコストが著しく低廉となり、かつプレス機を油圧やサーボモータ等の各種動力源により動かすことも不要なので、ランニングコストも低くなる。
ガラス成形レンズのプレスを行う工程の概略を説明する。先ず、図2(a)に示すように、上型3と下型4との間にガラス素材のプリフォーム6をセットする。このプリフォーム6は、貫通孔10内にセットしやすく且つプレスによる変形が最小限となるように、貫通孔10の断面形状とほぼ同じ断面形状を備えた略円柱形状のものを用いるのが好ましい。次に、このように上型3と下型4との間にプリフォーム6がセットされ且つ上型3の上方に重り5が載置された状態の重り付き金型1の全体を前記ヒータ13により加熱する。そして、重り付き金型1ごとプリフォーム6の温度を上昇させる。そして、プリフォーム6のガラス素材が軟化してプレス成形に適した状態となる温度にまで加熱する。この温度は通常、プリフォーム6のガラス素材のTg(ガラス転移点)より若干低い温度(例えば400℃程度)とされる。このようにプリフォーム6が軟化すると、重り5の重力によりプリフォーム6がプレス成形されて、図2(b)に示すようなプレス成形物7が成形される。そして冷却工程を経てプレス成形物7、即ち成形されたガラス成形レンズが取り出される。
上述の如く構成された重り付き金型1を用いた本製造方法では、上型3と下型4とは胴型2により調心されるので、プレス成形物7即ち成形レンズの光軸ズレは最小限に抑えられる。また、油圧やサーボモータ等による加圧の場合にはプレス圧の誤差が生じうるが、本実施形態では、プレスは重り5の重力によりなされるので、重り5の質量を適切に設定しておけばプレス圧の誤差は生じない。しかも、プレス機を用いることなく重り5を載せているだけなので、装置としては極めて簡素となる。よって、装置のコストを極めて低廉とすることができ、且つ装置が小型化されるので、複数の装置を一括して加熱したり、更には一括して工程に流したりことが容易となって生産性が極めて高くなる。
そして、重り5は重り付き金型1ごとに別個のものであるので、複数の金型11を同時にプレスする場合であっても、各金型11に載せる重り5のそれぞれの質量を適切に設定しておくだけで、全ての金型11でプレス圧は正確となる。
また、図3は、本発明の第二実施形態に係る製造方法を示す断面図である。この製造方法では、上記の重り付き金型1として重り付き金型1aと重り付き金型1bの2個を用いるとともに、ガラス素材のプリフォーム6がセットされたこれら2個の重り付き金型1a,1bを単一の加熱室15内で同時に加熱してプリフォーム6を軟化させることにより、2個のプリフォーム6のプレスを同時に行う製造方法である。この製造方法において、重り付き金型1aと重り付き金型1bとは、それぞれ互いに異なる金型11a,11bを備えており、それぞれの金型11a,11bでプレスされてなる成形物7a,7bは互いに形状が異なる。即ち成形物7aと成形物7bとは、断面形状、断面積、上下方向長さ、全体形状、などのうち少なくとも1つが異なっている。そして、成形物7a及び7bの形状の差異に対応して各金型11a,11bのそれぞれに適正な面圧が付与されるように、互いに異なる質量の重り5a,5bを載置している。
この製造方法により、複数種の成形物を同時に成形することができる。
つまりこの場合、重り5等を備えた重り付き金型1a、重り付き金型1bを用いたので、簡素な金型構造により加熱炉15内に複数収容することが極めて容易である。さらに、複数の金型を一括して加圧室15内で加熱するだけで、各金型11a,11bの上に載置された重り5a,5bの重力により、各金型のそれぞれにおいて正確な面圧となる。即ち、成形物7aと成形物7bとは形状が異なり、同時にプレスされる複数個の成形物7a,7bが複数種の形状を含んでいるから、各金型11a,11bに加えるべき圧力が各金型より異なることとなる。本製造方法に用いられる重り付き金型1a,重り付き金型1bでは、各重り付き金型1a,1bごとに別個の重り5a,5bが用いられているため、それぞれの金型11a,11bに対応した質量の重り5a,5bを載せることにより各金型11a,11bに正確な面圧を与えることができる。よって、複数種の形状を含んだ金型を一括してプレスすることができ、生産性が向上する。
次に、本発明の第三実施形態の製造方法、及び本発明の製造装置を説明する。
図4は、第三実施形態の製造方法に好適に用いられる本発明の製造装置としての量産用製造装置21の概略を示す平面図(上方からみた図)である。この量産用製造装置21は、4つのゾーンに分割されている。4つのゾーンは、取出・セットゾーン30(図4における右上部分)、予熱ゾーン31(図4における左上部分),加熱成形ゾーン32(図4における左下部分)、冷却ゾーン33(図4における右下部分)からなる。
取出・セットゾーン30は、重り付き金型1内へのガラス素材のセット及び成形されたガラス成形レンズの取り出しを行う領域である。予熱ゾーン31は、取出・セットゾーン30から移送された重り付き金型1を収容して密閉しつつ予熱する領域である。加熱成形ゾーン32は、予熱ゾーン31から移送された重り付き金型1を収容して密閉しつつ加熱成形する領域である。冷却ゾーン33は、加熱成形ゾーン32から移送された重り付き金型1を収容して密閉しつつ冷却する領域である。
各ゾーン30〜33の底面は、略矩形の平面板である単一の支持プレート25からなっているので、各ゾーン30〜33の底面(の上面)は面一となっている。よって、支持プレート25上に載置されたワーク等を押動して支持プレート25上を滑らせることにより、これらワーク等が各ゾーン30〜33間を移動できるようになっている。後述するように、取出・セットゾーン30を除いた各ゾーン31〜33はそれぞれ密閉された個室が構成可能とされているが、かかるゾーン間の移動の際には、各ゾーン間に設けられた移送用シャッター17が開き、移送を可能としている。なお、取出・セットゾーン30を除いた各ゾーン31〜33はそれぞれ個室とされており、量産用製造装置21を上から見てもその内部は見えないが、理解を容易とするため、図4は支持プレート25と平行な断面による断面図(後述する図5のA−A線における断面図)として、重り付き金型1等が上方から見えるような図としている。
本製造方法では、複数個の重り付き金型1を用いて、これらを一括して各工程に流すことにより、量産性を高めている。
図4に示すように、各ゾーン30〜33の中央には、円板状の下プレート22上に載置された複数(本実施形態では9個)の重り付き金型1が示されている(図4では、模式的に単純な円あるいは略楕円で各重り付き金型1のそれぞれを示している)。これら9個の重り付き金型1は複数種の金型11を含んでおり、例えば、プレス成形物7の径が比較的大きく重り付き金型1の径としても大きい大型重り付き金型1cや、同じく重り付き金型1の径が小さい小型重り付き金型1dなどである。これら9個の重り付き金型1が下プレート22ごと一括して各工程を移動する。
予熱ゾーン31、加熱成形ゾーン32及び冷却ゾーン33はそれぞれ重り付き金型1を収容して密封できる構成とされている。このことを加熱成形ゾーン32を例にとり説明する。図5は、各ゾーン30〜33のうち加熱成形ゾーン32において加熱成形を行う際の構成を示す断面図である。加熱成形ゾーン32は、箱状の壁体を構成するゾーン隔壁16と、下プレート22の移送時に開閉する移送用シャッター17と、底面を構成する支持プレート25とにより、密閉された空間を備えた個室とされている。また加熱成形ゾーン32は、下プレート22及びその上に載置された複数の重り付き金型1の側面及び上面を覆うように設けられた石英管34と、この石英管34の側面の外側に沿って設けられた略円筒形のヒータ24とを有する。石英管34は、略円筒形の側面と底面とを有する上方開放体を逆さにして下プレート22及び重り付き金型1の上方から覆い被せたような状態となっている。さらに、このヒータ24の外側に沿って設けられ、ヒータ24からの輻射熱を反射してヒータ24の熱効率を高めるとともに冷却機能をも備えた反射板35と、前記石英管34の上面の上側に設けられた略円板状の断熱板36とを有する。
ゾーン隔壁16は、移送用シャッター17が配置された部分のみ開口部16aを有しており、移送用シャッター17が下りた状態では当該移送用シャッター17が開口部16aを塞いでいるが、移送用シャッター17がガイド37に沿って上昇すると開口部16aが開口する。また、移送用シャッター17の上昇及び下降に連動して、ヒータ24、反射板35、石英管34、及び断熱板36も上昇及び下降する。よって、移送用シャッター17が上昇すると、開口部16aが開放されるとともに、下プレート22及びそれに載置された重り付き金型1が移動するのに障害となるヒータ24等も上昇して、下プレート22は支持プレート25の上面を滑って移動することが可能となる。ここでは加熱成形ゾーン32について説明したが、予熱ゾーン31及び冷却ゾーン33も同様の構成とされ、下プレート22が移動できるようになっている。ただし、冷却ゾーン33にはヒータ24は不要である。
なお、移送用シャッター17(及び後述のシリンダ用シャッター18)が下りた状態で各ゾーン31,32,33の個室内が密閉されるように、各シャッター17,18とゾーン隔壁16の間、各シャッター17,18と支持プレート26〜28との間にはOリング19を設けている(図5参照)。また、各ゾーン31〜33では、個室内を不活性ガス雰囲気としたり、真空(あるいはそれに近い状態)としたりすることができるようになっている。
本実施形態の製造方法では、下プレート22ごと工程を移動させることにより、当該下プレート22上に載置された9個の重り付き金型1が一括して処理される。
下プレート22の移動は、各ゾーン30〜33のそれぞれに設けられた移送用エアシリンダ23a〜23dによりなされる(図4参照)。例えば取出・セットゾーン30近傍に設けられた第一エアシリンダ23aは、取出・セットゾーン30から予熱ゾーン31の方向に向かって伸縮することができるので、下プレート22を取出・セットゾーン30から予熱ゾーン31へと押動して移送することができる。同様に、第二エアシリンダ23bは下プレート22を予熱ゾーン31から加熱成形ゾーン32へと移送でき、第三エアシリンダ23cは下プレート22を加熱成形ゾーン32から冷却ゾーン33へと移送でき、第四エアシリンダ23dは下プレート22を冷却ゾーン33から取出・セットゾーン30へと移送できる(図4に記載の矢印を参照)。よって、各エアシリンダ23a〜23dを設けることにより、4つのゾーン30〜33をローテーションできる移送手段が構成されている。
なお、第二エアシリンダ23b、第三エアシリンダ23c及び第四エアシリンダ23dは、ゾーン隔壁16の外側に位置しているが、これらのシリンダ23b,23c,23dが延伸作動する際には、前記移送用シャッター17と連動して上昇及び下降するシリンダ用シャッター18が上昇することにより、各シリンダ23b,23c,23dが下プレート22を押動することが可能となる。かかる構成によれば、単純なエアシリンダを設けるのみで各工程間の移送が可能となる。
上述の実施形態に係る各製造方法においては、取出・セットゾーン30においてガラス素材がセットされた重り付き金型1を予熱ゾーン31で予熱する予熱工程と、この予熱工程により予熱された前記重り付き金型1を所定温度まで加熱してガラス素材を軟化させ、重り5の重力により加熱成形ゾーン32でプレスする加熱成形工程と、この加熱成形工程後に重り付き金型1を冷却ゾーン33において冷却する冷却工程と、を含み、これら予熱工程、加熱成形工程及び冷却工程において複数個の重り付き金型1が一括して処理されている。
この場合、重り付き金型1が極めて簡素な構造であるから、これらを一括して取り扱い処理することが容易である。しかも、各重り付き金型1ごとに重り5が設けられているので、上記各工程において常に正確な面圧が各重り付き金型1に付与される。よって極めて精度の高いプレスが可能となり、成形品たるガラス成形レンズの形状精度が極めて高くなる。そして、これら予熱乃至冷却工程で複数個の重り付き金型1を一括して処理するので、金型を1つずつ工程に流す場合と比較して生産性が格段に向上する。
また、量産用製造装置21によれば、上記4つのゾーン30〜33を順に経由するよりガラス成形レンズの成型工程が完結し、しかも4つのゾーン30〜33をローテーションさせることのできる移送手段が設けられているので、ガラス成形レンズの量産に適した装置とされている。また、簡素で小型化可能な重り付き金型1を用いることにより、各ゾーン間の移送が容易となり、複数の重り付き金型1を一括して工程に流すことも容易となる。さらに、予熱ゾーン31、加熱成形ゾーン32及び冷却ゾーン33においては、複数の重り付き金型1の全てを一括して収容密閉して加熱や冷却をするだけで成形工程が進行するので、生産性が更に高くなる。しかも、重り付き金型1は簡素でコンパクト化可能な構造なので、重り付き金型1の収容密閉が可能となり、さらに、複数の重り付き金型1を収容密封したとしても、量産用製造装置21の小型化が可能となる。
また、プレス機によるプレスする場合には、当該プレス機によるプレス工程時のみに金型1に圧力が作用し、各工程と工程との間(例えば前記予熱工程と加熱成形工程との間)ではプレス圧が作用しない。よって、ガラスレンズの成形工程中においてプレス圧が急激に変化することとなり、成型物の形状精度に悪影響を与える場合がある。これに対して上記方法及び装置21では、金型1は重り5が載置されたままの状態で工程間を移動するから、上述したようなプレス圧の急激な変化がない。よって、極めて安定的に形状精度の高いガラスレンズを成型できる。
(実施例1)
本発明の実施例を説明する。
実施例1では、前述した量産用製造装置21を用いて、複数の重り付き金型1ではなく単一の重り付き金型1を工程に流すことにより、図6に側面図を示す光通信用のコリメータレンズ38を作製した。このコリメータレンズ38は、略円柱形状の基体部38aと、この基体部38aの一端側に突出し曲面を有する凸部38bを有する。38bの表面は非球面形状とされているため、コリメータレンズ38は片面非球面形状である。本実施例1では、前述した量産用製造装置21によりコリメータレンズ38を作製した このコリメータレンズ38の長手方向長さLは2.015mmであり、基体部38aの断面直径dは1mmである。
なお、かかる非球面形状のガラス成形レンズは研磨によっては作製が困難であり、プレス成形により好適に作製可能であるため、本発明は非球面レンズの成形に適用するのが好ましい。また、本発明は重り5により極めて正確な面圧設定が可能であるから、特に面圧の誤差が形状精度に大きく影響する小型のレンズ(例えば、直径あるいは断面最大幅が2mm程度以下のレンズ)に本発明を適用するのが好ましい。
重り5の質量は200gとし、その材質はSUS304とした。プリフォーム6として、直径が0.98mmでかつその両端面がラップ仕上げされたものを用いた。このようにラップ仕上げされたプリフォーム6を用いると、ガラスレンズ表面の形状精度が向上しやすくなり好ましい。直径を0.98mmとしたのは、金型11における胴型2の貫通孔10(直径1mm)内に挿入可能な範囲でできるだけ成形品に近い形状のプリフォーム6とするためである。取出・セットゾーン30において重り付き金型1内にプリフォーム6をセットし、予熱ゾーン31で予熱(330℃程度)を加えた後、加熱成形ゾーン32において不活性ガス雰囲気中で400℃まで加熱し、さらにこの温度(400℃)で真空雰囲気(0.7Pa)として100秒間保温してプレスを行った。次に冷却ゾーン33にて冷却後取出・セットゾーン30にて成形されたレンズを取り出した。このレンズの非球面部分の非球面形状を測定したところ、PV値が0.2μm以下であり、コリメータレンズとして充分な性能を有していることが分かった。なお、かかるPV値の測定にはテーラーホブソン社製のフォームタリサーフPGI−PLUSを用いた。また、このレンズを100個作製したところ、レンズ厚みのバラツキは±0.01mm以内であり、直径のバラツキも±0.001mm以内と安定していた。
(実施例2)
実施例2では、2種類(2個)のコリメータレンズ38の同時成形を行った。いずれもその基本形状は実施例1のコリメータレンズ38と同様である。第一のコリメータレンズであるレンズAは、前述の実施例1と同じものであり、基体部38aの直径dが1mm、長手方向長さLが約2mmである。また第二のコリメータレンズであるレンズBは、レンズAよりも大型であり、その基体部38aの直径dが1.8mm、長手方向長さLが約3mmである。レンズA用の重り付き金型1には実施例1と同じSUS304製で且つ質量200gの重り5を使用し、レンズB用の重り付き金型1には、質量が640gのタングステン合金製の重り5を載せた。その他の条件は実施例1と同様とした。その結果、両金型におけるプレス時の面圧はいずれも適正なものとなり、レンズA及びレンズBのいずれも前述のPV値が0.2μm以下となった。このように、重り5の重さを金型1ごとに適切に設定することで、複数個で且つ複数種のレンズを同時に且つ精度良く成形することができた。なお、通常この面圧は20〜30kgf/cm程度の範囲で設定される。
上述した従来の方法では、直径など形状の異なる複数種のレンズを同時にプレスすると、それぞれの金型の面圧を均等とすることが困難、適正な面圧からずれてしまう。したがって、成形品にバリや変形不足が生じて形状精度が悪くなる。これに対して本実施例では、それぞれのレンズ用で重り5の重量を調整し、面圧を各重り付き金型1で均等且つ適正値にすることができたため、レンズA及びレンズBのいずれもバリがなく形状精度が極めて良好な非球面レンズを成形することができた。
本発明の第一実施形態の製造方法に係るガラス成型レンズの製造装置の概略構成を示す断面図である。 図1の製造装置にプリフォームをセットした状態を示す断面図である。 図2をプレスした後の状態を示す断面図である。 本発明における第三実施形態の製造方法に好適に用いられる量産用製造装置の概略構成を示す断面図である。 加熱成形ゾーンにおける加熱成形工程を示す断面図である。 実施例で作製した光通信用のコリメータレンズの側面図である。
符号の説明
1 重り付き金型
2 胴型
3 上型
4 下型
5 重り
6 プリフォーム
7 プレス成形物(成型物)
10 貫通孔
15 加熱室
30 取出・セットゾーン
31 予熱ゾーン
32 加熱成形ゾーン
33 冷却ゾーン

Claims (5)

  1. 上下方向に延びる貫通孔を有する胴型と、
    前記貫通孔の上側から当該貫通孔に挿入される上型と、
    前記貫通孔の下側から当該貫通孔に挿入される下型と、
    前記上型の上方に載置された重りと、を備えた重り付き金型を用い、
    前記上型と前記下型との間にガラス素材がセットされた前記重り付き金型を加熱してガラス素材を軟化させて、前記ガラス素材を前記重りの重力によりプレス成形することを特徴とするガラス成形レンズの製造方法。
  2. それぞれ別個の前記重りを備えた複数個の前記重り付き金型を用いるとともに、前記ガラス素材がセットされたこれら複数個の前記重り付き金型を同時に加熱して当該ガラス素材を軟化させることにより、複数個の前記ガラス素材のプレス成形を同時に行うことを特徴とする請求項1に記載のガラス成形レンズの製造方法。
  3. 前記同時にプレス成形されてなる複数個の成形物は、複数種の形状のものを含んでいることを特徴とする請求項2に記載のガラス成形レンズの製造方法。
  4. 前記ガラス素材がセットされた複数個の前記重り付き金型を予熱する予熱工程と、
    前記予熱工程により予熱された前記複数個の重り付き金型を所定温度まで加熱して前記ガラス素材を軟化させ、前記重りの重力によりプレス成形する加熱成形工程と、
    前記加熱成形工程後に前記複数個の重り付き金型を冷却する冷却工程と、
    を含み、
    これら予熱工程、加熱成形工程および冷却工程において前記複数個の重り付き金型を一括して処理することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラス成形レンズの製造方法。
  5. 請求項1に記載の重り付き金型を備えるとともに、
    前記重り付き金型内へのガラス素材をセットし且つ成形されたガラス成形レンズを取り出す取出・セットゾーンと、
    前記取出・セットゾーンから移送された前記重り付き金型を収容して密閉しつつ予熱する予熱ゾーンと、
    前記予熱ゾーンから移送された前記重り付き金型を収容して密閉しつつ加熱成形する加熱成形ゾーンと、
    前記加熱成形ゾーンから移送された前記重り付き金型を収容して密閉しつつ冷却する冷却ゾーンと、
    前記各ゾーン間の前記各移送及び前記冷却ゾーンから前記取出・セットゾーンへの移送を行う移送手段と、
    を備えたことを特徴とするガラス成形レンズの製造装置。
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