JP2001026432A - 棒状ガラス素子の成形方法及びその装置 - Google Patents

棒状ガラス素子の成形方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 fθレンズやプリズムなどの棒状ガラス素子
を高精度で能率的に成形可能にする。 【解決手段】 棒状のガラス素材29を、このガラス素
材29及び成形する棒状ガラス素子30の形状に対応し
これらを包含する長方形をした下型11と図示されてい
ない上型とからなる一対の型間に配置し、この一対の型
及びガラス素材29を、一対の型のガラス素材29と平
行な両側面に沿ってそれぞれ配置された複数の直管型の
赤外線ランプ20により加熱してプレス成形を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、fθレンズや細長
いプリズムなどの棒状ガラス素子の成形方法及びその装
置に係り、特に棒状ガラス素子を高精度で能率的に製造
するための成形方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
より、それに付随したプリンタも広く普及しつつある。
特に最近は、高画質、高速のレーザープリンタが重要視
され、さらなる小型化、高精細化、低価格化が必要とさ
れている。
【0003】fθレンズは、レーザープリンタには必要
不可欠なものであり、プリンタの小型化、高精細化、低
価格化に対応するために、非球面化、形状及び面粗度の
高精度化が要求されている。
【0004】fθレンズは、プラスチックにより製造す
る場合には、射出成形法または射出圧縮成形法などによ
り比較的精度の高いものが得られる。しかし、プラスチ
ックでは、fθレンズ内の密度・屈折率を均一にするこ
とが困難である上、温度・湿度などの使用環境によりレ
ンズ性能が変化するなどの問題がある。
【0005】他方、ガラスの場合には、レンズ性能は安
定しているが、溶融したガラス素材を型に入れてプレス
により概略のfθレンズ形状に成形した後、粗研削、精
研削、研磨及びアニールなどの工程により製造する方法
や、円板状のガラス素材の一部を切断し、研削、研磨等
の加工を行って製造する方法が行われており、製造工程
が複雑であった。特に非球面fθレンズは、研削、研磨
が困難なため、高価であり、ガラスの非球面fθレンズ
は工業的に広く使用されていない。
【0006】ところで特開平9ー19971号公報に記
載されているように、従来の研削、研磨やダイレクトプ
レス等により、目的とするfθレンズの最終形状ではな
く、これに近い形状・曲率のガラス素材を少ない工数で
安価に製造し、このガラス素材を高精度に加工された一
対の型間に配置し、型及びガラス素材を加熱してプレス
成形することにより目的とするfθレンズを製造する、
いわゆるリヒートプレスによるfθレンズの成形方法が
開発されつつある。
【0007】このリヒートプレスによれば、非球面fθ
レンズであっても、複雑な曲面形成に必要な工程は最終
のプレス工程の一工程のみであるという利点があり、ま
た、型を一度製作すれば、型の精度に準じた非球面fθ
レンズを多数製造することができる利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら近年にお
けるレーザープリンタのカラー化、高精度化に伴い、高
精度かつ大形のfθレンズの生産が必要となっている。
大形のfθレンズを成形する場合、問題となるのが、プ
レス成形時の型及びガラス素材の温度の均一性(均熱
性)である。均熱性が悪いと、成形した際の形状精度が
悪くなる。
【0009】また、上記リヒートプレスは、現在、主に
丸物のレンズの成形に用いられている方法であり、図6
に示すように、型111及びその加熱源である赤外線ラ
ンプ120の形状は円形である。なお、図6において、
121は反射ミラー、130は成形されたfθレンズ、
116は透明石英管、117は成形室である。
【0010】ところで型の均熱性は、加熱源と型中心の
距離が大きくなる程、悪化する。fθレンズなどの棒状
のガラス素子の成形では、ガラス素子の全長が長くなれ
ば、円形の型の直径が大きくなり、加熱源と型中心との
距離が遠くなり、均熱性が悪くなる。さらに、棒状のも
のを円形の型内に配置すると、多くのデッドスペースを
生じ、生産効率が悪い。
【0011】本発明は、fθレンズや細長いプリズムな
どの棒状ガラス素子を高精度で能率的に製造する方法及
びその装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明による棒状ガラス素子の成形方法は、一対の型
間にガラス素材を配置し、前記型及びガラス素材を加熱
してこのガラス素材をプレスすることにより棒状ガラス
素子を成形する方法において、成形する棒状ガラス素子
の形状に近似した棒状のガラス素材を製作する工程と、
この棒状のガラス素材を、このガラス素材及び成形する
棒状ガラス素子の形状に対応しこれらを包含する長方形
をした一対の型間に配置する工程と、前記型及びガラス
素材を、前記一対の型の側面のうち前記ガラス素材と平
行な両側面に沿ってそれぞれ配置された複数の直管型の
赤外線ランプにより加熱する工程と、前記型及びガラス
素材を所望の温度に加熱したところでプレスを行ってガ
ラス素材から棒状ガラス素子を成形する工程と、を有す
るものである。
【0013】すなわち本発明は、リヒートプレスにより
棒状ガラス素子を製造するものであり、型及び棒状のガ
ラス素材を、一対の型のガラス素材と平行な両側面に沿
って配置された複数の直管型の赤外線ランプにより加熱
することにより、加熱源である赤外線ランプとガラス素
材の各部分との距離を一定にして加熱することができ、
これにより型及びガラス素材の均熱性を高めると同時に
効率的な加熱ができ、より高精度の棒状ガラス素子を能
率的に製造することができる。
【0014】なお、複数のガラス素材を一対の型間に平
行に配置して同時にプレス成形すれば、より能率的な製
造が可能になり、さらに、複数対の型をこれらの間に配
置されるガラス素材が互いに平行になるように並列に配
置すると共に、これらの型の間及びこの間を挟んで前記
複数対の型の両側に配置された複数の直管型の赤外線ラ
ンプにより型及びガラス素材を加熱して、複数対の型に
より複数のガラス素材を同時にプレス成形すれば、さら
に能率的な製造が可能になる。
【0015】また、上記目的を達成するための本発明に
よる棒状ガラス素子の成形装置は、一対の型間にガラス
素材を配置し、前記型及びガラス素材を加熱してこのガ
ラス素材をプレスすることにより棒状ガラス素子を成形
する装置において、ガラス素材及び成形する棒状ガラス
素子の形状に対応しこれらを包含する長方形をした一対
の型と、この型の棒状ガラス素子に対応したキャビティ
と平行な両側面に沿って配置された複数の直管型の赤外
線ランプを有する加熱手段と、前記一対の型の少なくと
も一方を他方に対して移動及び押圧するためのプレス手
段と、前記加熱手段およびプレス手段を予め定められた
プログラムに従って作動させるための制御手段と、を有
するものである。
【0016】なお、前記一対の型は、それぞれ平行に配
置された複数の前記キャビティを有していてもよく、さ
らに、前記一対の型は、前記キャビティがそれぞれ平行
になるように並列に複数配置され、前記加熱手段は、複
数対の型の間及びこの間を挟んで複数対の型の両側にそ
れぞれ配置された複数の直管型の赤外線ランプを有して
いてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図1ないし図3を参照して説明する。図1において、フ
レーム1の上部から固定軸2が下方に向かって伸びてお
り、その下端にセラミック製の断熱筒3を介して上型組
立4が図示しないボルト等により取り付けられている。
上型組立4は、金属製のダイプレート5、セラミックや
超硬合金等で作られた上型6、及びこの上型6をダイプ
レート5に取り付けると共に型の一部を形成する固定ダ
イ7からなっている。
【0018】フレーム1の下部には、サーボモータ8a
を駆動源とし、サーボモータ8aの回転運動を直線運動
推力に変換するスクリュージャッキ等の駆動装置8が設
けられ、駆動装置8には荷重検出装置8bを介して移動
軸9が取り付けられている。移動軸9は、固定軸2と対
向して上方に向かって伸びており、制御装置26に設定
されているプログラムにより、速度、位置及びトルク
(推力)を必要に応じてそれぞれ制御されつつ上下動す
るように構成されている。
【0019】移動軸9の上端には、断熱筒3と同様の断
熱筒10を介して下型組立11が取り付けられている。
下型組立11は、上型組立4と同様に、ダイプレート1
2、下型13及び移動ダイ14からなっている。
【0020】下型組立11(上型組立4側も同じ)は、
図1において上から見た形状が、図2に示すように、長
方形をしており、断熱筒10もダイプレート12に対応
した長方形となっている。移動軸9は、断熱筒10を取
り付ける図1において上端部分が断熱筒10に対応した
長方形となっており、他は円柱状である。
【0021】上下の型組立4、11中の型6、13は、
固定及び移動の両ダイ7、14とにより、成形品である
ところの後述するfθレンズ30(図3参照)に対応し
たキャビティ30a(図2参照)をそれぞれ平行に複数
形成するようになっている。
【0022】固定軸2には、ブラケット15が図示しな
い駆動装置により上下動可能に組み付けられている。ブ
ラケット15には、対をなす型組立4、11の周囲を囲
む透明石英管16が取り付けられている。この透明石英
管16の上端は、ブラケット15に気密に取り付けら
れ、下端は、フレーム1の中間プレート1aに取り付け
られたシールブロック1bに気密に当接される。透明石
英管16は、図2に示すように、断面形状がほぼ長方形
であり、対をなす型組立4、11の周囲に大気から遮断
された成形室17を形成する。
【0023】固定軸2及び移動軸9には、成形室17内
を不活性ガス雰囲気にするため及び型組立4、11を冷
却するためのガス供給路22、23が設けられ、これら
のガス供給路22、23には図示しない流量コントロー
ル計を介して不活性ガスが所定流量で供給される。ま
た、ダイプレート5、12には、ガス通路27、28が
設けられ、ガス供給路22、23から供給された不活性
ガスを成形室17へ供給するようになっている。成形室
17へ供給された不活性ガスは、シールブロック1bに
設けられている排気口24から排気される。
【0024】ブラケット15には、透明石英管16を囲
む外筒18が取り付けられている。この外筒18も、図
2に示すように、断面形状がほぼ長方形であり、キャビ
ティ30aと平行な相対する内壁面には、それぞれ直管
型の赤外線ランプ20と反射ミラー21からなる加熱手
段としてのランプユニット19が取り付けられている。
これらの直管型の赤外線ランプ20は、上下の型組立
4、11をキャビティ30aと平行な相対する2つの側
面から加熱するように配置されている。
【0025】下型組立11には、上下の型組立4、11
の温度を代表して検出するための熱電対25が取り付け
られている。この熱電対25の検出出力は、制御装置2
6に取り込まれ、制御装置26に予め入力されている加
熱用のプログラムに従って赤外線ランプ20の出力を制
御して型組立4、11の温度を所定の温度に制御するよ
うになっている。
【0026】次いで本装置の作用について説明する。図
示しない駆動装置によりブラケット15を固定軸2に沿
って上昇させて透明石英管16及びランプユニット19
を上昇させ、成形室17を開く。図1に示すように、型
開き状態にある下型組立11のキャビティ30a内に棒
状のガラス素材29を置き、ブラケット15を下降させ
て成形室17を閉じる。
【0027】次いで、ガス供給路22、23から不活性
ガスを供給し、成形室17内を不活性ガス雰囲気とし、
赤外線ランプ20により上下の型組立4、11及びガラ
ス素材29を加熱する。このとき、ガラス素材29を全
体的に均一な温度で加熱するため、型組立4、11を接
近すなわちほぼ閉じた状態にすることが好ましい。
【0028】赤外線ランプ20による型組立4、11の
加熱は、図2に示すように、長方形をした型組立11
(型組立4も同じ)の、図2において左右の側面、すな
わちガラス素材29と平行な両側面から行われる。そこ
で、ガラス素材29の各部分から加熱源である赤外線ラ
ンプ20までの距離は、すべて一定である。このため、
ガラス素材29の長手方向の温度分布は、均一になる。
【0029】また、図2から明かなように、型組立11
のデッドスペースが少ない。このため、型組立4、11
及びガラス素材29の加熱が効率的に行われる。
【0030】熱電対25により検出されている下型組立
11の温度が、予め定められているプレス温度に到達し
たところで、所定時間この温度に保って型組立4、11
及びガラス素材29の全体がプレス温度となるようにし
た後、駆動装置8を作動させて移動軸9を上昇させると
共に所定のプレス力を与えてプレス成形を行う。
【0031】次いで、プレス力を与えたまま赤外線ラン
プ20をOFFにするか、または出力を制御しつつ低下
させると共に、ガス供給路22、23からの不活性ガス
の供給量を制御して所定の温度勾配で型組立4、11及
びプレス成形されて成形品となったfθレンズ30を冷
却する。こうして型組立11の温度が所定の温度まで低
下したならば、移動軸9を下降させて、型開きを行うと
共に、成形室17を開いてfθレンズ30を取り出す。
【0032】図4は、本発明の他の実施形態の要部を示
すもので、対をなす型組立を符号11a、11bで示す
ように、2組設けたものである。2組の型組立11a、
11bはキャビティ30aがそれぞれ平行になるように
並列に配置され、これらの型組立11a、11bの間に
直管型の赤外線ランプ20が配置されている。また、型
組立11a、11bの上記間を挟む両側にもそれぞれ直
管型の赤外線ランプ20が配置されている。なお、2組
の型組立11a、11bは、1つの移動軸9のみからな
る1つのプレス手段で駆動するようにしてもよく、ま
た、別々のプレス手段で駆動するようにしてもよい。
【0033】図5は、本発明のさらに他の実施形態の要
部を示すもので、図4に示した装置の各型組立11a、
11bに対し、各型組立11c、11dがそれぞれ複数
のfθレンズ30を成形する点が異なっている。
【0034】実施例 図3に示すように、長さ120mm、幅10mm、高さ
20mmのfθレンズ30を、図2、図4及び図5に示
した本発明による装置と、比較のため図6に示した従来
装置とにより成形した例を示す。使用したガラス素材
は、SFー10(転移点466℃、屈伏点511℃)で
ある。
【0035】図2の型組立11(型組立4も同じ)は、
縦150mm、横90mmで3個取り、図4の型組立1
1a、11b(図示しない対応する型組立4a、4bも
同じ)は、縦150mm、横40mmでそれぞれ1個取
り、図5の型組立11c、11d(図示しない対応する
型組立4c、4dも同じ)は、縦150mm、横65m
mでそれぞれ2個取りである。また、図6の従来装置
は、直径150mmで1個取りの円形の型組立111を
用いた。
【0036】それぞれの型組立を用いた装置において、
各型組立を570℃に加熱した状態で、各図に示す型組
立上の中央位置Aと、端部寄り位置Bの2点の温度を測
定したところ、A、B両者の温度差は、図2では4℃、
図4では2℃、図5では4℃であったのに対し、図6の
従来装置では8℃の温度差があった。このように本発明
によれば、均熱性が大幅に向上することが確認された。
【0037】また、成形されたfθレンズ30、130
を検査したところ、図2、図4及び図5の本発明による
fθレンズ30は、いずれも上下の型6、13の光学面
が高精度に転写されていることが確認された。これに対
し、図6に示した従来装置により成形されたfθレンズ
130の精度は本発明によるものより劣っていた。
【0038】なお、図2及び図5では、図6と概ね等し
い約30分の成形時間を要したが、図4の1個取りの型
組立11a、11bの場合は、約15分とほぼ半分の時
間で成形することができた。
【0039】前述した実施の形態では、型組立4、1
1、11a〜11dのうち、キャビティ30aと平行な
両側面に沿ってのみ直管型の赤外線ランプ20を配置し
た例を示したが、特に図2及び図5に示すように、1つ
の型組立で複数のfθレンズ30を形成する場合には、
型の幅が大きくなるため、上記側面と直角な側面に対し
ても直管型の赤外線ランプを配置することが好ましい。
また、本発明は、fθレンズ30に限らず、細長いプリ
ズムなど断面積に対して長さが長い種々の棒状ガラス素
子に適用できる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、棒状
ガラス素子の製造において、型及びガラス素材の均熱性
を高めてより高精度の棒状ガラス素子を製造することが
でき、また、1つの棒状ガラス素子の成形に必要な型組
立すなわち型の大きさを小さくでき、昇温及び冷却を短
時間で行うことが可能であり、1つの棒状ガラス素子当
たりの成形時間を大幅に短縮することができ、棒状ガラ
ス素子を能率的に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による棒状ガラス素子の成形装置の実施
の形態を示す概要断面図。
【図2】図1のIーI線による部分拡大断面図。
【図3】本発明により成形する棒状ガラス素子の一例で
あるfθレンズの斜視図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す図2に対応した
部分拡大断面図。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す図2に対
応した部分拡大断面図。
【図6】従来装置の図2に対応した部分拡大断面図。
【符号の説明】
2 固定軸 3 断熱筒 4 上型組立 5 固定ダイプレート 6 上型 7 固定ダイ 8 駆動装置 8a サーボモータ 8b 荷重検出装置 9 移動軸 10 断熱筒 11、11a〜11d 下型組立 12 移動ダイプレート 13 下型 14 移動ダイ 16 透明石英管 17 成形室 19 ランプユニット 20 赤外線ランプ 25 熱電対 26 制御装置 29 ガラス素材 30 fθレンズ(棒状ガラス素子) 30a キャビティ 111 下型組立 116 透明石英管 120 赤外線ランプ 129 ガラス素材 130 fθレンズ(棒状ガラス素子)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の型間にガラス素材を配置し、前記
    型及びガラス素材を加熱してこのガラス素材をプレスす
    ることにより棒状ガラス素子を成形する方法において、 成形する棒状ガラス素子の形状に近似した棒状のガラス
    素材を製作する工程と、 この棒状のガラス素材を、このガラス素材及び成形する
    棒状ガラス素子の形状に対応しこれらを包含する長方形
    をした一対の型間に配置する工程と、 前記型及びガラス素材を、前記一対の型の側面のうち前
    記ガラス素材と平行な両側面に沿ってそれぞれ配置され
    た複数の直管型の赤外線ランプにより加熱する工程と、 前記型及びガラス素材を所望の温度に加熱したところで
    プレスを行ってガラス素材から棒状ガラス素子を成形す
    る工程と、 を有することを特徴とする棒状ガラス素子の成形方法。
  2. 【請求項2】 一対の型間に複数のガラス素材を平行に
    配置して同時にプレス成形することを特徴とする請求項
    1に記載の棒状ガラス素子の成形方法。
  3. 【請求項3】 複数対の型をこれらの間に配置されるガ
    ラス素材が互いに平行になるように並列に配置すると共
    に、これらの型の間及びこの間を挟んで前記複数対の型
    の両側に配置された複数の直管型の赤外線ランプにより
    型及びガラス素材を加熱して、複数対の型により複数の
    ガラス素材を同時にプレス成形することを特徴とする請
    求項1または2に記載の棒状ガラス素子の成形方法。
  4. 【請求項4】 一対の型間にガラス素材を配置し、前記
    型及びガラス素材を加熱してこのガラス素材をプレスす
    ることにより棒状ガラス素子を成形する装置において、 ガラス素材及び成形する棒状ガラス素子の形状に対応し
    これらを包含する長方形をした一対の型と、 この型の棒状ガラス素子に対応したキャビティと平行な
    両側面に沿って配置された複数の直管型の赤外線ランプ
    を有する加熱手段と、 前記一対の型の少なくとも一方を他方に対して移動及び
    押圧するためのプレス手段と、 前記加熱手段およびプレス手段を予め定められたプログ
    ラムに従って作動させるための制御手段と、 を有することを特徴とする棒状ガラス素子の成形装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の型が、それぞれ平行に配置さ
    れた複数の前記キャビティを有していることを特徴とす
    る請求項4に記載の棒状ガラス素子の成形装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の型が、前記キャビティがそれ
    ぞれ平行になるように並列に複数配置され、前記加熱手
    段が、複数対の型の間及びこの間を挟んで複数対の型の
    両側にそれぞれ配置された複数の直管型の赤外線ランプ
    を有していることを特徴とする請求項4または5に記載
    の棒状ガラス素子の成形装置。
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