JP2005145704A - 搬送設備 - Google Patents

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孝 藤田
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Abstract

【課題】コンベヤ装置の始終端間に形成したシャッター昇降空間部分に渡り手段を設けた搬送設備であって、簡単な構成でありながら、係止解除は摩擦抵抗を小さくして常に円滑に行える搬送設備を提供する。
【解決手段】渡り手段31は、一方のコンベヤ装置11側にそれぞれ搬送経路10の方向に対して直交状の横軸35,42を介して上下揺動自在に設けたブラケット36とアーム体43を有する。ブラケットには、遊端側に渡りローラ39を、基端側に逆L字状の被係止部40を形成した。アーム体には、シャッター6の下面6aが当接自在な被検知部45と、被係止部に係止可能でかつ横方向軸心49の周りに遊転自在な係止部48を設けた。被検知部が検知位置に上動しかつコンベヤ装置の始終端間に渡りローラを位置させた状態で、アーム体を支持する横軸の下方部分で被係止部に係止部が係止するように構成した。被係止部に対する係止が外れる際に係止部は、被係止部との間に生じる摩擦によって横方向軸心の周りに自動的に遊転し、係止解除は摩擦抵抗を小さくして常に円滑に行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば室間に亘って被搬送物の搬送を行う搬送設備に関するものである。
従来、この種の設備としては次のような構成が提供されている。すなわち、一対のローラコンベヤが、その始終端間に間隔を置いて直線状に配設され、この間隔の部分に防火シャッタが下降自在に構成されている。一方のローラコンベヤ側には中継部材が設けられ、この中継部材は、ローラコンベヤのサイドフレームに取り付けられた左右一対のアームと、これらアーム間に支持軸を介して回転可能に支持され中継ローラとからなり、受け渡し位置と退避位置との間で回動可能に構成されている。
そして通常時において中継部材は、サイドフレーム側に取り付けられているボルトの半球状頭部と、アームに固着されたアングル部材との係合によって、受け渡し位置にて保持される。ボルトは、サイドフレームに支持された揺動プレートの一端に取り付けられており、揺動プレートの他端にはレバーが取り付けられ、このレバーの先端は中継ローラの上方まで延びている。
このような従来構成によると、火災が発生して防火シャッタが降下してくると、防火シャッタの下端がレバーの先端に当たって押し下げ、揺動プレートを介してボルトが回動して、その頭部がアングル部材から外れて係合が解除され、以て中継部材が退避位置に回動されることになる(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平7−172570号公報(第2頁、第4図)
しかし、上記した従来構成によると、ボルトの半球状頭部とアングル部材との係合形式であることから、係合解除時には摩擦抵抗が生じ、以て係合解除に大きな力(揺動プレート側の回動力)が必要であった。そして、係合解除を小さな力によって円滑に行わせるためには、ボルトとアングル部材との相対的な配設位置を精度良く行う必要があった。また、ボルトを取り付けるためにサイドフレーム側にねじ孔を形成しなければならず、場合によっては、ボルトの緩み止めなどの溶接を行わなければならず、全体の製作が面倒であった。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、簡単な構成でありながら、解除は摩擦抵抗を小さくして常に円滑に行える搬送設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の搬送設備は、コンベヤ装置の始終端間に形成されたシャッター昇降空間部分に渡り手段が設けられた搬送設備であって、前記渡り手段は、一方のコンベヤ装置側にそれぞれ搬送経路の方向に対して直交状の横軸を介して上下揺動自在に設けられたブラケットとアーム体とを有し、前記ブラケットには、遊端側に渡りローラが設けられるとともに、基端側に下方と基端側とが開放された逆L字状の被係止部が形成され、前記アーム体には、シャッターの下面が当接自在な被検知部と、前記被係止部に係止可能でかつ前記横軸に沿った横方向軸心の周りに遊転自在な係止部とが設けられ、前記被検知部が検知位置に上動されかつコンベヤ装置の始終端間に渡りローラが位置された状態で、前記アーム体を支持する横軸の下方部分で被係止部に係止部が係止されるように構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、シャッターが上昇している通常の状態では、ブラケットは横軸を介して上方へ揺動して、その渡りローラを両コンベヤ装置における搬送面と同様のレベルに位置させている。またアーム体は横軸を介して揺動して、係止部を横軸の下方に位置させるとともに、被検知部をシャッター昇降空間内でかつ渡りローラよりも上方の検知位置に位置させている。このような通常の状態では、両コンベヤ装置をそれぞれの駆動装置によって駆動させることで、片側のコンベヤ装置により搬送してきた被搬送物を、その終端から渡りローラを介して他側のコンベヤ装置の始端に移し、そして他側のコンベヤ装置により搬送し得る。このとき渡りローラは、遊転しながら被搬送物を支持案内し、その際に渡りローラに掛かる荷重によって、ブラケットを横軸の周りに下方揺動させようとするが、横軸の下方で被係止部に係止部を係止させていることで、アーム体により下方揺動を阻止することになる。
たとえば、火災などの異常時に、自動的または人手操作によりシャッターがシャッター昇降空間内を下降したとき、このシャッターの下面が被検知部に当接し、そして被検知部を横軸の周りに下方揺動させる。すると、被検知部とともにアーム体も横軸の周りに揺動(回動)することになり、以て横軸の下方に位置していた係止部を、横軸の周りで内方かつ上方へと移動させる。このように係止部が移動することで、被係止部に対する係止が外れる(解除させる)ことになるが、その際に係止部は、被係止部との間に生じる摩擦によって横方向軸心の周りに自動的に遊転することになる。
そして、係止部が被係止部から外れることで、渡りローラの自重などによってブラケットを、横軸の周りに下方へ自動的に揺動させ、これにより、渡りローラをシャッター昇降空間内から退避させ得る。さらに被検知部を、自重などによってアーム体とともに横軸の周りに下方へ自動的に揺動させて、シャッター昇降空間内から退避させ得る。このように渡りローラや被検知部をシャッター昇降空間内から退避させることで、シャッターの下降は何ら支障なく確実に行える。なお、通常の状態への復帰は、シャッターを上昇させたのち、手動操作により、ブラケットを横軸の周りに上方へ揺動させるとともに、被検知部を横軸の周りに下方揺動させて、被係止部に係止部を係止させることで行える。
また本発明の請求項2記載の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、係止部はベアリングからなり、着脱連結具を介してアーム体に遊転自在に連結されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、両アーム体に貫通孔を形成し、この貫通孔に通した着脱連結具を介してベアリングを連結することで、ベアリングをアーム体に対して横方向軸心の周りに遊転自在に連結し得る。
そして本発明の請求項3記載の搬送設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、アーム体を支持する横軸の真下状部分で被係止部に係止部が係止されるように構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、シャッターが上昇している通常の状態では、係止部を横軸の真下状部分に位置させて被係止部に係止させている。
さらに本発明の請求項4記載の搬送設備は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、アーム体はL字型でコーナー部分を介して横軸に取り付けられ、前記アーム体の一方遊端に係止部が設けられるとともに、他方遊端にウエイト部材が設けられ、前記アーム体のコーナー部分に被検知部の基端が連結されて、アーム体と被検知部とがY字状に配置されていることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、シャッターが上昇している通常の状態では、係止部を横軸の下方に位置させて被係止部に係止させており、このときウエイト部材は、被係止部に係止部を係止させる方向に作用している。また、係止部が被係止部から外れ、被検知部を、アーム体とともに横軸の周りに下方へ自動的に揺動させて、シャッター昇降空間内から退避させるとき、ウエイト部材は、アーム体の横軸の周りでのモーメントのバランスを取るように作用している。
上記した本発明の請求項1によると、シャッターが上昇している通常の状態では、片側のコンベヤ装置により搬送してきた被搬送物を、その終端から渡りローラを介して他側のコンベヤ装置の始端に移し、そして他側のコンベヤ装置により搬送できる。このとき渡りローラは遊転しながら被搬送物を支持案内し、その際に渡りローラに掛かる荷重によって、ブラケットを横軸の周りに下方揺動させようとするが、横軸の下方で被係止部に係止部を係止させていることで、アーム体により下方揺動を阻止することができ、したがって、渡りローラによる被搬送物の支持案内は、何ら支障なく常に円滑に行うことができる。
たとえば、火災などの異常時にシャッターがシャッター昇降空間内を下降したとき、このシャッターの下面が被検知部に当接し、そして被検知部とともにアーム体を横軸の周りに揺動(回動)させることになり、以て横軸の下方に位置していた係止部を、横軸の周りで内方かつ上方へと移動させる。このように係止部が移動することで、被係止部に対する係止が外れる(解除させる)ことになるが、その際に係止部は、被係止部との間に生じる摩擦によって横方向軸心の周りに自動的に遊転することになり、以て遊転可能な係止部を組み込んだ簡単な構成でありながら、係止の解除は摩擦抵抗を小さくして常に円滑に行うことができる。
また上記した本発明の請求項2によると、両アーム体に貫通孔を形成し、この貫通孔に通した着脱連結具を介してベアリングを連結することで、アーム体に対してベアリングを、横方向軸心の周りに遊転自在として容易に連結でき、さらにベアリングによって係止解除の際の遊転は常に円滑に行うことができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、シャッターが上昇している通常の状態では、係止部を横軸の真下状部分に位置させて被係止部に対して好適に係止できる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、係止部を横軸の下方に位置させて被係止部に係止させたとき、ウエイト部材は、被係止部に係止部を係止させる方向に作用して、その係止を好適に維持できる。また、係止部が被係止部から外れ、被検知部を、アーム体とともに横軸の周りに下方へ自動的に揺動させて、シャッター昇降空間内から退避させるとき、ウエイト部材は、アーム体の横軸の周りでのモーメントのバランスを取るように作用し、以て被検知部とアーム体との一体揺動を円滑に行うことができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、図1〜図5に基づいて説明する。
第1室1と第2室2とが、壁3の部分を挟んで区画形成されている。前記第1室1には第1コンベヤ装置11が配設され、第2室2には第2コンベヤ装置21が配設されている。両コンベヤ装置11,21はローラコンベヤ形式であって、連続状に配設されることで直線状の搬送経路10が形成されている。その際に両コンベヤ装置11,21は、壁3の部分を挟んで、その始終端間に所定間隔Lのシャッター昇降空間5が形成されるように配設されている。そしてシャッター昇降空間5の部分には、壁3側に支持案内されて昇降自在なシャッター6が設けられている。
両コンベヤ装置11,21は同様な構成であって、そのコンベヤ本体12,22は、左右一対のコンベヤフレーム13,23と、左右のコンベヤフレーム13,23の下面間で搬送経路10の方向(前後方向)の複数箇所に設けられた左右方向の連結フレーム14,24などからなり、コンベヤフレーム13,23と連結フレーム14,24とはボルト・ナット15,25を介して連結されている。左右のコンベヤフレーム13,23間にはローラ16,26群が回転自在に支持され、これらローラ16,26群に下方から当接される無端ベルト17,27が案内輪体18,28などを介して張設されている。
そして始終端のローラ16,26と、これに隣接されたローラ16,26とは伝動ベルト19,29により連動連結されている。なお無端ベルト17,27は、駆動装置(図示せず。)の駆動輪体に巻回されている。以上の12〜19などにより第1コンベヤ装置11の一例が構成され、また22〜29などにより第2コンベヤ装置21の一例が構成される。
前記シャッター昇降空間5の部分に渡り手段31が設けられている。この渡り手段31は、第1コンベヤ装置(一方のコンベヤ装置)11側にそれぞれ搬送経路10の方向に対して直交状の横軸35,42を介して上下揺動自在に設けられたブラケット36とアーム体43とを有している。すなわち第1コンベヤ装置11の終端部における連結フレーム14には、その両端面に下部が当接されのち溶接結合されることで、矩形状の連結用板体32が立設状に設けられている。そして両連結用板体32の上部で外面には、それぞれ矩形状の支持用板体33が連結具34を介して固定されている。
両支持用板体33の下部で終端から少し内寄りの位置に、それぞれ前記横軸35を介してブラケット36が上下揺動自在に設けられている。これらブラケット36は、長方板状であって、その上位基端側のコーナー部分に筒体37が固定され、この筒体37を介して横軸35に外嵌されている。そして両ブラケット36における上位遊端間には、ローラ軸38を介して渡りローラ39が遊転自在に設けられている。また両ブラケット36における下位基端側のコーナー部分には、下方と基端側とが開放された逆L字状の被係止部40、すなわち下向きの係止面40aと横向きの規制面40bとからなる被係止部40が切り欠き状に形成されている。なお、両ブラケット36における下位遊端間には、補強用の連結部材41が設けられている。
両支持用板体33の上部で終端寄りの位置に、それぞれ前記横軸42を介してアーム体43が上下揺動自在に設けられている。これらアーム体43はL字型であって、そのコーナー部分に筒体44が固定され、この筒体44を介して横軸42に外嵌されている。両アーム体43にはそれぞれ、シャッター6の下面6aが当接自在な被検知部45と、前記被係止部40に係止可能でかつ前記横軸42に沿った横方向軸心の周りに遊転自在な係止部とが設けられている。
すなわち、前記アーム体43のコーナー部分の外面に被検知部45の基端が溶接により連結され、以てアーム体43と被検知部45とはY字状に配置される。なお被検知部45はロッド状であって、その遊端は曲げられた被当接部45aに形成されている。L字型の両アーム体43における一方の遊端には、それぞれ貫通孔46が形成されている。そして、貫通孔46に通されるボルト・ナット(着脱連結具の一例)47を介してベアリング(係止部の一例)48が連結され、以てベアリング48はアーム体43に対して、ボルト軸心である横方向軸心49の周りに遊転自在に連結されている。またL字型の両アーム体43における他方の遊端側には、その外側面にウエイト部材50が設けられている。
ここで、前記被検知部45が検知位置に上動されかつ両コンベヤ装置11,21の始終端間に渡りローラ39が位置された状態で、前記アーム体43を支持する横軸42の真下状部分(下方部分)で被係止部40にベアリング48が係止されるように構成されている。以上の32〜50などにより渡り手段31の一例が構成される。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
シャッター6が上昇している通常の状態では、図1〜図4に示すように、ブラケット36は横軸35を介して上方へ揺動して、その渡りローラ39を両コンベヤ装置11,21における始終端のローラ16,26と同様のレベルに位置させている。またアーム体43は、ベアリング48を横軸42の真下状部分に位置させるとともに、被検知部45の被当接部45aをシャッター昇降空間5内でかつ渡りローラ39よりも上方に位置させて、横軸42を介して揺動している。
すなわち、前記被検知部45を検知位置に上動させかつ両コンベヤ装置11,21の始終端間に渡りローラ39を位置させている。このときベアリング48は、下向きの係止面40aに下方から当接するとともに横向きの規制面40bに当接しており、以て前記アーム体43を支持する横軸42の真下状部分で被係止部40にベアリング48を係止させている。なおウエイト部材50は、被係止部40にベアリング48を係止させる方向に作用している。
このような通常の状態では、それぞれの駆動装置によって無端ベルト17,27を回動させてローラ16,26群を駆動回転させるとともに、伝動ベルト19,29を介して始終端のローラ16,26を連動回転させることで、両コンベヤ装置11,21を駆動状とし得る。したがって、第1コンベヤ装置11により搬送してきた被搬送物を、この第1コンベヤ装置11の終端から渡りローラ39を介して第2コンベヤ装置21の始端に移し、そして第2コンベヤ装置21により搬送し得る。これにより被搬送物を搬送経路10で搬送して、第1室1から第2室2へと移し得る。
このとき渡りローラ39は、ローラ軸38の周りに遊転しながら被搬送物を支持案内する。その際に渡りローラ39に掛かる荷重によって、ブラケット36を横軸35の周りに下方揺動させようとするが、上述したように横軸42の真下状部分で被係止部40にベアリング48を係止させていることで、アーム体43により下方揺動を阻止することになる。したがって、渡りローラ39による被搬送物の支持案内は、何ら支障なく常に円滑に行える。
たとえば、火災などの異常時に、自動的または人手操作によりシャッター6がシャッター昇降空間5内を下降したとき、まず図1の仮想線に示すように、このシャッター6の下面6aが被検知部45の被当接部45aに当接し、そして被検知部45を横軸42の周りに下方揺動させる。すると、被検知部45と一体のアーム体43も横軸42の周りに揺動(回動)することになり、以て横軸42の真下状部分に位置していたベアリング48を、横軸42の周りで内方(搬送方向とは逆方向)かつ上方へと移動させる。
このようにベアリング48が移動することで、被係止部40に対する係止が外れる(解除させる)ことになるが、その際にベアリング48は、係止面40aとの間に生じる摩擦によって横方向軸心49の周りに自動的に遊転することになる。すなわち、ベアリング48は係止面40a上で転動することになり、以て遊転可能なベアリング48を組み込んだ簡単な構成でありながら、係止の解除は摩擦抵抗を小さくして常に円滑に行えることになる。
そして、ベアリング48が被係止部40から外れることで、渡りローラ39の自重などによってブラケット36を、横軸35の周りに下方へ自動的に揺動させる。これにより図5に示すように、渡りローラ39をシャッター昇降空間5内から退避させて第1コンベヤ装置11の始端下方に位置し得る。さらに被検知部45を、自重などによってアーム体43とともに横軸42の周りに下方へ自動的に揺動させて、その被当接部45aをシャッター昇降空間5内から退避させて第1コンベヤ装置11の始端側方に位置し得る。このときウエイト部材50は、アーム体43の横軸42の周りでのモーメントのバランスを取るように作用し、以て被検知部45とアーム体43との一体揺動は円滑に行われる。
このように渡りローラ39や被検知部45をシャッター昇降空間5内から退避させることで、シャッター6のシャッター昇降空間5内での下降は何ら支障なく確実に行え、以て第1室1と第2室2との連通部を遮断し得る。なお、通常の状態への復帰は、シャッター6を上昇させたのち、手動操作により、ブラケット36を横軸35の周りに上方へ揺動させるとともに、被検知部45を横軸42の周りに下方揺動させて、被係止部40にベアリング48を係止させることで行える。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を図6に基づいて説明する。
貫通孔46に通されるボルト・ナット(着脱連結具の一例)47を介して筒状体(係止部の一例)51が連結され、以て筒状体51はアーム体43に対して、ボルト軸心である横方向軸心49の周りに遊転自在に連結されている。
この実施の形態2によると、筒状体51は、係止面40aとの間に生じる摩擦によって横方向軸心49の周りに自動的に遊転することになる。すなわち、筒状体51は係止面40a上で転動することになり、以て遊転可能な筒状体51を組み込んだ安価でかつ簡単な構成でありながら、係止の解除は摩擦抵抗を小さくして常に円滑に行えることになる。
上記した実施の形態1,2では、コンベヤ装置11,21としてローラコンベヤ形式が示されているが、これは片側または両方がベルトコンベヤ形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、第1室1と第2室2との連通部にシャッター6を設けた形式が示されているが、これは室外と室との間にシャッターを設けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1,2では、アーム体43のコーナー部分の外面に被検知部45の基端が溶接により連結された形式が示されているが、これはアーム体43と被検知部45とを一体に形成した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では係止部としてベアリング48を、実施の形態2では係止部として筒状体51を使用した形式が示されているが、これは係止部として球体(ボール)を使用し、この球体に貫通孔を形成してボルト・ナット(着脱連結具の一例)47を介して遊転自在に取り付けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、アーム体43を支持する横軸42の真下状部分で被係止部40にベアリング48を係止させた形式が示されているが、これは真下状部分ではなく下方の前後に変位した部分で係止させた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、アーム体43における他方の遊端側の外側面にウエイト部材50が設けられた形式が示されているが、これはウエイト部材が省略された形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、搬送設備における通常状態での要部の側面図である。 同搬送設備における通常状態での概略側面図である。 同搬送設備における通常状態での要部の一部切り欠き平面図である。 同搬送設備における通常状態での要部の一部切り欠き背面図である。 同搬送設備におけるシャッター下降状態での要部の側面図である。 本発明の実施の形態2を示し、搬送設備における通常状態での要部の一部切り欠き背面図である。
符号の説明
1 第1室
2 第2室
5 シャッター昇降空間
6 シャッター
6a 下面
10 搬送経路
11 第1コンベヤ装置(一方のコンベヤ装置)
12 コンベヤ本体
16 ローラ
17 無端ベルト
21 第2コンベヤ装置
22 コンベヤ本体
26 ローラ
27 無端ベルト
31 渡り手段
32 連結用板体
33 支持用板体
35 横軸
36 ブラケット
38 ローラ軸
39 渡りローラ
40 被係止部
40a 係止面
40b 規制面
42 横軸
43 アーム体
45 被検知部
45a 被当接部
46 貫通孔
47 ボルト・ナット(着脱連結具)
48 ベアリング(係止部)
49 横方向軸心
50 ウエイト部材
51 筒状体(係止部)
L 所定間隔

Claims (4)

  1. コンベヤ装置の始終端間に形成されたシャッター昇降空間部分に渡り手段が設けられた搬送設備であって、前記渡り手段は、一方のコンベヤ装置側にそれぞれ搬送経路の方向に対して直交状の横軸を介して上下揺動自在に設けられたブラケットとアーム体とを有し、前記ブラケットには、遊端側に渡りローラが設けられるとともに、基端側に下方と基端側とが開放された逆L字状の被係止部が形成され、前記アーム体には、シャッターの下面が当接自在な被検知部と、前記被係止部に係止可能でかつ前記横軸に沿った横方向軸心の周りに遊転自在な係止部とが設けられ、前記被検知部が検知位置に上動されかつコンベヤ装置の始終端間に渡りローラが位置された状態で、前記アーム体を支持する横軸の下方部分で被係止部に係止部が係止されるように構成したことを特徴とする搬送設備。
  2. 係止部はベアリングからなり、着脱連結具を介してアーム体に遊転自在に連結されていることを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. アーム体を支持する横軸の真下状部分で被係止部に係止部が係止されるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の搬送設備。
  4. アーム体はL字型でコーナー部分を介して横軸に取り付けられ、前記アーム体の一方遊端に係止部が設けられるとともに、他方遊端にウエイト部材が設けられ、前記アーム体のコーナー部分に被検知部の基端が連結されて、アーム体と被検知部とがY字状に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送設備。
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