JP2017128991A - 鉄筋コンクリート建物のスラブ仮枠の解体に使用するリフト装置 - Google Patents

鉄筋コンクリート建物のスラブ仮枠の解体に使用するリフト装置 Download PDF

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【課題】 鉄筋コンクリート建物の梁またはスラブの底に設置した仮枠を解体する仮枠解体作業において、容易にしかも床を傷めること無く仮枠を梁またはスラブから剥離するリフト装置を提供することを課題とする。【解決手段】 鉄筋コンクリート建物のスラブまたは梁の底に設置した仮枠を解体する際に用いるリフト装置において、モーターの軸に取り付けた2個のスプロケットを回転させることにより2本のチェーンと、その2本のチェーンに取り付けた2本の送りネジ機構が回転し、一対の多段式パンタグラフの脚部に取り付けた左右のナットが、2本の送りネジ機構の回転により前後に移動することにより多段式パンタグラフを伸縮させた、スラブ仮枠の解体に使用するリフト装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート建物の建築現場において、スラブまたは梁の底に設置した仮枠を解体する際に用いるスラブ仮枠解体用のリフト装置に関する。
従来、鉄筋コンクリート建物の建築現場で、コンクリート打設後にスラブまたは梁の底に設置した仮枠を解体する場合の作業方法は、大引きの支柱として設置した数多くのパイプサポートを仮枠を支える最低限の本数まで間引きして撤去し、残ったパイプサポートにチェーン等を取り付け、少し離れた場所からチェーン等を引っ張ることにより、大引き、仮枠等を床面に自由落下させて解体していた。
しかしながら、このように大引き、仮枠等を床面に自由落下させる仮枠の解体方法では、
1.大引き、仮枠等が落下した際に、大引き、仮枠等が飛び跳ねて人に損傷を与える可能性があり安全性に問題があった。
2.大引き、仮枠等の落下により床面が損傷する可能性が高くなる。
3.大引き、仮枠等の落下の際、かなりの騒音が発生するため、市街地等では作業時間の制約を受けるという問題があった。
4.熟練者が作業する場合でもパイプサポートが容易に倒れなかったり、大引きを固定している部材が飛ぶ等のトラブルも発生した。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、梁またはスラブの底に設置した仮枠を解体する場合に、大引き、仮枠等が飛散しないように解体することを可能とし、しかも安全で騒音を発生しないスラブ仮枠の解体に使用するリフト装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、鉄筋コンクリート建物のスラブ、または梁の底に設置した仮枠を解体する際に用いるリフト装置において、モーターの軸に取り付けた2個のスプロケットを回転させることにより2本のチェーンと、その2本のチェーンに取り付けた左右の送りネジ機構が回転し、一対の多段式パンタグラフの脚部に取り付けた左右のナットが、2本の送りネジ機構の回転により前後に移動することにより多段式パンタグラフを伸縮させたことを特長とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、多段式パンタグラフの下段の左右のアームを前後2枚の連結板で連結すると共に、連結板の左右下部に脚車を取り付け、多段式パンタグラフを伸縮させることにより脚車を床面に着地、浮上させたことを特長とする。
請求項1に記載の発明によれば、 鉄筋コンクリート建物のスラブ、または梁の底に設置した仮枠を解体する際に用いるリフト装置において、モーターの軸に取り付けた2個のスプロケットを回転させることにより2本のチェーンと、その2本のチェーンに取り付けた左右の送りネジ機構が回転し、一対の多段式パンタグラフの脚部に取り付けた左右のナットが、2本の送りネジ機構の回転により前後に移動することにより多段式パンタグラフを伸縮させたことにより、スラブまたは梁の底に設置した仮枠を解体する際、誰でも操作することができる簡単な構造で、安全に素早く解体することが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、多段式パンタグラフの下段の左右のアームを前後2枚の連結板で連結すると共に、連結板の左右下部に脚車を取り付け、多段式パンタグラフを伸縮させることにより脚車を床面に着地、浮上させたことにより、多段式パンタグラフを伸ばして梁またはスラブの底に設置した仮枠を解体する際には、脚車が床面より浮上し、リフト装置が床面の上に置かれて安定した状態を保つと共に、多段式パンタグラフ縮めて折り畳んだ際には、脚車が床面に着地してリフト装置を床面より浮かび上がらせることにより、リフト装置を簡単に自由に移動させることが可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図5には、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、スラブ仮枠の解体に使用するリフト装置1の多段式パンタグラフ3を伸ばした状態を立体図で示す。リフト装置1は、鉄筋コンクリート建物を建築中の床面の上に設置してモーター24に取り付けた2個のスプロケットA27、スプロケットB26を回転させることにより2本のチェーンA28、チェーンB23と、その2本のチェーンA28、チェーンB23に取り付けた2本の送りネジ機構A33、送りネジ機構B20のスプロケットC32、スプロケットD21が回転し、台座4の上部に設置されて菱形形状で伸縮みする多段式パンタグラフ3の脚部に取り付けた左右のナットA30、ナットB19が2本の送りネジ機構A33、送りネジ機構B20の回転により前後に移動することにより、多段式パンタグラフ3の上部の荷台用フレーム2を水平状態を保ちながら上下させ、梁の下またはスラブの底に設置した仮枠を解体する際に、解体した仮枠を受け止めるための荷台用フレーム2を昇降させるリフト装置1を示す。
図2は、図1で説明したリフト装置1の台座4を示す。台座4は、左右のフレームに、平板鋼板を概ねS字形をした形状に成形し、その概ねS字形をした上下中間部の平板部分の上面をレール部66として活用したベース部材A31、ベース部材B22を左右対称に平行に配置し、左右のベース部材A31、ベース部材B22の前方部に、モーター24を固定するため平板鋼板をL形の形状に成形したモーター取付台25の両端をベース部材A31とベース部材B22に溶接して取り付け、さらにベース部材A31とベース部材B22の後端部はリップ溝形鋼18の背面部を溶接して取り付け、全ネジボルトで形成した2本の送りネジ機構A33、送りネジ機構B20をベース部材A31とベース部材B22の内側に平行に配置し、送りネジ機構A33と送りネジ機構B20に、スプロケットC32、スプロケットD21を取り付け、送りネジ機構A33と送りネジ機構B20の一端をモーター取付台25のL形部に固定した軸受ベアリングA54、軸受ベアリングB53に組み込み、他端を、ベース部材A31に溶接した平板状の取付板A56に固定した軸受ベアリングA57と、ベース部材B22に溶接した平板状の取付板B50に固定した軸受ベアリングB49に組み込み、さらにモーター取付台25にモーター24をボルト52とナット(図示せず)で固定すると共に、モーター25の軸に2個のスプロケットA27とスプロケットB26を取り付け、スプロケットA27とスプロケットC32をチェーンA28で連結し、モーター25の回転を送りネジ機構A33に伝達させる。同様に、スプロケットB26とスプロケットD21をチェーンB23で連結し、モーター25の回転を送りネジ機構B20に伝達するように構成し、さらにチェーンA28とチェーンB23の緩みを調整するためのチェーン張り調整装置29を、チェーンA28とチェーンB23に組み込ことにより、モーター25の回転を正確に送りネジ機構A33、送りネジ機構B20に伝達することが出来るようになった。さらに、建築現場で工作機械が故障して作業が中断する原因にもなっている、工事現場で発生するゴミ、ほこりに対しても、左右のベース部材A31、ベース部材B22を、平板鋼板を概ねS字形に形成して、その概ねS字形をした上下中間部の平部部分の上面をレール66として活用することにより、S字形の上部がレール66に対して庇の役割をはたし、建築現場で発生するホコリ等がレール66部分へ付着しにくくなると共に、万一、レール66にホコリ等が付着した場合でも、作業を中断することなくホコリ等の掃除が容易に出来るようになった。
さらに台座4のリップ溝形鋼18の辺の上面に、図3で説明する多段式パンタグラフ3の脚部C97と脚部D99を台座4に回動自在に固定するための2組の穴43、穴46を開けた取付板42、取付板48が溶接により取り付けられる。
また、チェーン張り調整装置29は、図2a、図2bの組立図と分解図で示すように、架台62と、その架台62の上に被せる鞍58で構成し、架台62は厚さ4.5mmの鋼板を巾50mm、長さ40mm、高さ210mmの形状にコの字形に折り曲げ、コの字形をした左右の辺の部分にスプロケット61を上下に移動させるための長穴63が開けられる。鞍58は、厚さ4.5mmの鋼板を巾50mm、長さ50mm、高さ90mmの形状にコの字形に折り曲げ、コの字形をした左右の辺の部分に穴64を開け、架台62の上に被せるように取り付け、チェーンA28、又はチェーンB23にスプロケット61を巻き付け、鞍58の穴64と架台62の長穴63に挿入したボルト65をスプロケット61の軸受穴68に挿入し、Wナット59でスプロケット61を回転自在に固定し、さらに鞍58の上部に開けた2個のタッピングネジ用の下穴67に2本のボルト60を挿入し、2本のボルト60を回して架台62の上面69をボルト60が押し下げることにより、架台62に開けた長穴63をスプロケット61が上下に移動し、チェーンA28、又はチェーンB23の張りを調整することが可能になった。なお、鞍58のボルト60を2本とした理由は、鞍58と架台62は1本のボルト65で支えているため、スプロケット61にチェーンの強い力が加わるとボルト65に回転力が発生し、そのため鞍58に回転力が発生するため、鞍58を回転させようとする力から守り、架台62に対して安定した状態を保つことが出来るように2本のボルト60で構成した。
図3は、荷台用フレーム2を水平状態に保ちながら昇降自在に支持する多段式パンタグラフ3(菱形で伸縮みする機構)を示す。多段式パンタグラフ3の各々のアームの鋼材と荷台用フレーム2の鋼材と脚部A105、脚部B101、脚部C97、脚部D99の鋼材にはリップ溝形鋼を用い、多段式パンタグラフ3はX字形に交差する3組のアーム9aとアーム10a、アーム11aとアーム12a、アーム13aとアーム14aで構成するパンタグラフ式のリンク機構で、これら3組のアーム9aとアーム10a、アーム11aとアーム12a、アーム13aとアーム14aで構成するパンタグラフ式のリンク機構を、左右対称に平行に配置し、その2組(3組のアーム9aとアーム10a、アーム11aとアーム12a、アーム13aとアーム14aと、左右対称に平行に配置した3組のアーム9bとアーム10b、アーム11bとアーム12b、アーム13bとアーム14b)のリンク機構の端部を、パイプ鋼管で成形した連結棒A83、連結棒B84、連結棒C78、連結棒D77を回転自在に連結すると共に、アーム13a、13bの下部を多段式パンタグラフ3が最上昇位置まで上昇した時点で脚部C97、脚部D99が床面に対して概ね垂直になるようにアーム13a、アーム13bの下部を折り曲げて構成し、アーム13a、アーム13bの概ね下部を連結板15で連結し、連結板15の左右下部に脚車取付板106を溶接して取り付け、脚車取付板106に開けた穴(図示せず)にボルト107を挿入して脚車17を取り付ける。
このように構成した多段式パンタグラフ3の脚部C97と脚部D99の下部に、図2で説明したリップ溝形鋼18の両端に取り付けた取付板42、取付板47の穴43、穴46と合致する位置に、穴98、穴100を開け、多段式パンタグラフ3の脚部C97(又は、脚部D99)と、台座4の取付板42(又は、取付板47)がボルト44とナット41(又は、ボルト45とナット48)で回転自在に固定することが出来るように構成すると共に、多段式パンタグラフ3の脚部A105と脚部B101の下部に、図3a、図3bの組立図と分解図で示すように、L形部材108を脚部A105と脚部B101の下部に左右対称に溶接して穴109を開け、この穴109に、ナット30(又は、ナット19)を溶接して取り付けた全ネジボルト103を挿入し、レール移動部材A104(又は、レール移動部材102)に開けたタッピング用の下穴110にねじ込み回転自在に固定することにより、図2で説明した、ベース部材A31(又は、ベース部材B22)の微妙な歪みや曲り、さらに送りネジ機構A33(又は、送りネジ機構B20)の左右の位置ずれ等を、穴103とレール移動部材A104(又は、レール移動部材B102)で吸収することにより、レール移動部材A104(又は、レール移動部材B102)をレール部66でスムーズに可動させることが可能になった。
なお、従来、ベアリング等を使用して製作されてきたネジ送り機構においては、全ネジボルト103に軸受ベアリングを取り付けるように構成し、左右の送りネジ機構A33、送りネジ機構B20と軸受ベアリングがアーム14a、アーム14bと連結板16を溶接固定する場合、アーム14a、アーム14bと連結板16が正確に直角に取り付けられないと、軸受ベアリングがレール部66に対して正確に平行状態を保つことが困難になり、そのため軸受ベアリングがスムーズに回転しないといった問題が発生していたが、レール移動部材A34、レール移動部材B102を立方体の形状をした無垢のポリアミド樹脂(縦50mm、横50mm、長さ100mm)で形成(ポリアミド樹脂は機械特性が良く、引張り、圧縮、曲げ、衝撃に強く、摩擦、磨耗性が低く、歯車、軸受けのような摺動部品として無潤滑でも使用できるのが大きな特徴)したことにより、レール移動部材A34、レール移動部材B102とレール66との摩擦を低減させ、レール部66に掛かる荷重も広く面で分散することが可能となるため、台座4を薄い平板鋼板で軽く製作することが出来るようになり、施工現場への搬入や、施工現場での移動を容易に行うことが出来るようになった。
また、アーム13a、アーム13bに取り付ける連結板15の位置と、さらに連結板15に取り付ける脚車取付板106の位置と脚車17との関係と、同様に、アーム14a、14bに取り付ける連結板16の位置と、さらに連結板16に取り付ける脚車取付板106の位置と脚車17との関係は、図4で示すように、多段式パンタグラフ3が最上位位置まで上昇した状態においては、脚車17が床面125から浮いた状態となり、また、図5で示すように、多段式パンタグラフ3が最下降位置まで下がった状態においては、脚車17が床面125に接地した状態になるように位置決めして取り付ける。このように多段式パンタグラフ3のアーム13aとアーム13bに取り付ける連結板15の位置と、アーム14aとアーム14bに取り付ける連結板16の位置決めをして、アーム13aとアーム13b(又は、アーム14aとアーム14b)に連結板15(又は、連結板16)を溶接して取り付けることにより、多段式パンタグラフ3を伸ばして梁またはスラブの底に設置した仮枠を解体する際には、脚車17が床面より浮上し、リフト装置1の台座4が床面に対して安定した状態で置かれると共に、多段式パンタグラフ3を縮めて折り畳んだ際には、4組の脚車17が床面に着地してリフト装置1を床面より浮かび上がらせることにより、リフト装置1を簡単に自由に移動させることが可能となった。
図4は、図2で説明した取付板42、取付板47の穴43、穴46に、図3で説明した脚部C97の穴98と、脚部99の穴100を位置合せし、取付板42と取付板47の穴43、穴46と、脚部C97の穴98と、脚部99の穴100に、図2で説明したボルト44(又は、ボルト45)を挿入し、ナット41(又は、ナット48)で脚部C97と脚部D99を回転自在に固定すると共に、図2で説明した、送りネジ機構A33(又は、送りネジ機構B20)に、図3で説明したナットA30(又は、ナットB19)を組み込み、多段式パンタグラフ3を最上昇位置まで上昇させた状態を正面図で示す。脚車17が床面125から離れることにより、下部のフレーム部分が床面に密着し安定した状態で作業を行うことが出来るようになった。
なお、荷台用フレーム2は、図3で説明したように、リップ溝形鋼の開口部を下側にして四角形状に溶接して組み立てた部材で、多段式パンタグラフ3の最上部のアーム10aとアーム10bの先端部にアーム10a、アーム10bと直角になるようにL形鋼材で成形した支持板122を取り付け、先端部に穴(図示せず)を開け、図3で説明した横材A7の端部に平板(図示せず)を溶接し、支持板122に開けた穴と、横材A7の端部の平板に開けた穴にボルト121を挿入し、横板A7とアーム10aを回転自在にナット(図示せず)で固定し、さらに、アーム9aとアーム9bの先端部にアーム9a、アーム9bと直角になるようにL形鋼材で成形した支持板120を取り付け、先端部に穴(図示せず)を開け、ローラー118をボルト119とナット(図示せず)で回転自在に取り付けることにより、ローラー118が横板A7(リップ溝形鋼)の平板部分を回転しながら前後移動をすることにより、荷台用フレーム2は水平状態を保ちながら昇降自在に昇降させることが出来るようになった。なお、荷台フレーム2の横材B5に配置するアーム9b、アーム10bの先端部にも、アーム9a、アーム10aと同様に、左右対称に支持板、ボルト、ローラーが取り付けられる。
図5は、図4で説明した多段式パンタグラフ3を最下降位置まで下降した状態を正面図で示す。脚車17が床面125と接地することにより多段式パンタグラフ3の移動を簡単に行うことが出来るようになった。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図6は、この発明の実施の形態2を示す。上記発明の実施の形態1で、図1の荷台用フレーム2の上に、最初に約100kg、つづいて約200kg、最終的に約300kgの鋼材を乗せて多段式パンタグラフ3をモーター24の動力で上昇させたところ、最後の300kgの鋼材を乗せた際、レール移動部材A104、レール移動部材B102の摩擦抵抗等により送りネジ機構A33と送りネジ機構B20の全ネジボルトと、ナットA30とナットB19が重さ(約300kg)に耐えかねてスムーズに上昇を行うことが難しくなったため、この発明の実施の形態2では、荷台用フレームに乗せる重量物が300kgを超えるような場合を想定し、超重量物(300kg)でも安心して昇降させるため、発明の実施の形態1の図3で説明した、レール移動部材A104(又は、レール移動部材B102)を、ベアリング入りの軸受を2個重ねた、レール移動W軸受A139、レール移動W軸受B135に取り替えると共に、発明の実施の形態1の図3で説明した、ナットA30(又は、ナットB19)を、ナットを2個連結して、WナットA137、WナットB136に取り替え、さらに、発明の実施の形態1の図3で説明した、全ネジボルト103を、丸棒の軸140に取り替え、軸140をWナットA137(又は、WナットB)に溶接して取り付け、L形部材141に開けた穴142を、軸140より若干大きく開けて軸140を穴142に挿入した後、レール移動W軸受139のベアリング穴143に圧入して固定することにより、軸140が穴142に対して多少の緩みを持たせて取り付けられ、レール移動W軸受A139(又は、レール移動W軸受B135)は、図2aで説明したベース台A31のレール部66を走行する際、軸140をWナットA137(又は、WナットB)に溶接して取り付けた際の角度の微妙なズレやレール部66のゆがみ等に対して密着して回転することが出来るようになった。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る鉄筋コンクリート建物のスラブ仮枠の解体に使用するリフト装置について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
図2、図3で台座4、アーム(9a、9b、10a、10b、11a、11b、12a、12b、13a、13b、14a、14b)荷台用フレーム2にリップ溝形鋼を使用すると説明したが、リップ溝形鋼以外に平板鋼板を曲げ加工専用機のベンダーで曲加工して成形することも、もちろん可能である。
本発明の実施の形態1に係る、スラブ仮枠の解体に使用するリフト装置の多段式パンタグラフを伸ばした状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図1のリフト装置の台座部分を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図1のリフト装置の多段式パンタグラフを立体図で示す。 同実施の形態に係る、図1のリフト装置の多段式パンタグラフを伸ばした状態を正面図で示す。 同実施の形態に係る、図1のリフト装置の多段式パンタグラフを縮めた状態を正面図で示す。 本発明の実施の形態2に係る、リフト装置の多段式パンタグラフを立体図で示す。
1 リフト装置
2 荷台用フレーム
3 多段式パンタグラフ
4 台座
5 横材B
6 縦材A
7 横材A
8 縦材B
9a アーム
9b アーム
10a アーム
10b アーム
11a アーム
11b アーム
12a アーム
12b アーム
13a アーム
13b アーム
14a アーム
14b アーム
15 連結板
16 連結板
17 脚車
18 リップ溝形鋼
19 ナットB
20 送りジ機構B
21 スプロケットD
22 ベース部材B
23 チェーンB
24 モーター
25 モーター取付台
26 スプロケットB
27 スプロケットA
28 チェーンA
29 チェーン張り調整装置
30 ナットA
31 ベース部材A
32 スプロケットC
33 送りネジ機構A
34 移動部材A
41 ナット
42 取付板
43 穴
44 ボルト
45 ボルト
46 穴
47 取付板
48 ナット
49 軸受ベアリングB
50 取付板B
51 送りネジ受板B
52 ボルト
53 軸受ベアリングB
54 軸受ベアリングA
55 送りネジ受板A
56 取付板A
57 軸受ベアリングA
58 鞍
59 Wナット
60 ボルト
61 スプロケット
62 架台
63 長穴
64 穴
65 ボルト
66 レール部
67 タッピングネジ用の下穴
68 軸受穴
69 上面
73 ナット
74 ボルト
75 ボルト
76 ナット
77 連結棒D
78 連結棒C
79 ボルト
80 ナット
81 ナット
82 ボルト
83 連結棒A
84 連結棒B
85 ボルト
86 ナット
87 ボルト
88 ナット
89 ボルト
90 ナット
91 ボルト
92 ナット
93 ボルト
94 ナット
95 ボルト
96 ナット
97 脚部C
98 穴
99 脚部D
100 穴
101 脚部B
102 レール移動部材B
103 全ネジボルト
104 レール移動部材A
105 脚部A
106 脚車取付板
107 ボルト
108 L形部材
109 穴
110 タッピングネジ用の下穴
118 ローラー
119 ボルト
120 支持板
121 ボルト
122 支持板
125 床面
131 荷台用フレーム
132 多段式パンタグラフ
133 脚車
134 脚部B
135 レール移動軸受B
136 WナットB
137 WナットA
138 脚部A
139 レール移動軸受A
140 軸
141 L形部材
142 穴
143 ベアリング穴

Claims (2)

  1. 鉄筋コンクリート建物の、スラブまたは梁の底に設置した仮枠を解体する際に用いるリフト装置において、
    モーターの軸に取り付けた2個のスプロケットを回転させることにより2本のチェーンと、その2本のチェーンに取り付けた左右の送りネジ機構が回転し、
    一対の多段式パンタグラフの脚部に取り付けた左右のナットが、2本の送りネジ機構の回転により前後に移動することにより多段式パンタグラフを伸縮させたことを特長とする鉄筋コンクリート建物のスラブ仮枠の解体に使用するリフト装置。
  2. 多段式パンタグラフの下段の左右のアームを前後2枚の連結板で連結すると共に、連結板の左右下部に脚車を取り付け、多段式パンタグラフを伸縮させることにより脚車を床面に着地、浮上させたことを特長とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート建物のスラブ仮枠の解体に使用するリフト装置。
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