JP2005143390A - ロータリ耕耘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックピンが、バネ受部材のキー部材が係合する係合溝に係合しても、該係合溝からロックピンが抜け出るようにしたロータリ耕耘装置を提供する。
【解決手段】後部カバー18を上方揺動させたときにロッド45に形成した係合孔56に挿入されてロッド45のホルダ47に対する相対移動を規制することで後部カバー18の下降を規制するロックピン57が設けられ、バネ受部材48には、ロッド45に形成された係合溝43に係脱自在に係合してバネ受部材48のロッド長手方向の位置決めをするキー部材49が設けられ、このキー部材49が係合する前記係合溝43に、ロックピン57が該係合溝43に係合した際に、ロッド45を下方に揺動させるように作用する荷重により該ロックピン57が係合溝43から離脱するようにロックピン57をガイドするガイド部43bを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータリ耕耘装置に関するものである。
従来、ロータリ耕耘装置にあっては、左右軸廻りに回転駆動される爪軸上に多数の耕耘爪を取り付けてなるロータリ耕耘部を備えると共に、この耕耘部を覆う耕耘カバーを備えている。
この耕耘カバーは、耕耘部の上方を覆う主カバーと、耕耘部の後方を覆う後部カバーとを備えており、主カバーはロータリ機枠に固定され、後部カバーは、主カバーの後端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されていて上下揺動自在とされていると共に、圃場に接地する。
また、ロータリ耕耘装置にあっては、後部カバーを下方側に揺動させるように付勢すると共に該後部カバーを上方に揺動した位置にロックするロック機構を有する弾下装置が機枠と後部カバーとに亘って設けられている。
この弾下装置は、前端側が機枠に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在とされたロッドと、該ロッドに套嵌されたコイルバネとを有する。
ロッドは、後部カバーから立設するブラケットに左右方向の軸心廻りに回動自在に取り付けられたホルダのロッド挿通孔を軸心方向移動可能に挿通している。
また、ロッドの前部側にはバネ受部材が設けられており、このバネ受部材と前記ホルダとの間に前記コイルバネが圧縮状に介装されている。
また、前記バネ受部材には、ロッドの上面側に、その軸心方向に形成された複数の係合溝に選択的に係脱自在に係合して、バネ受部材の位置決めをするキー部材が設けられている。
また、このロッドの上面側には、その軸心方向に適宜間隔をおいて複数の係合孔が形成されており、ホルダには、前記係合孔に挿入して、ホルダに対するロッドの軸心方向の相対移動を規制し、これにより、後部カバーの下降を規制するロックピンが設けられている。
ロックピンは、ホルダのロッド挿通孔内に出退自在に突出可能とされ、ホルダには、ロックピンを、ロッド挿通孔内に突出させる方向(ロックピンをロッドの係合孔に挿入させる方向)に付勢するバネが設けられている。
また、ホルダには、左右方向の軸心廻りに回動自在に支持された操作レバーが設けられ、この操作レバーには、ホルダに接当する第1・2の接当面が形成されており、操作レバーの第1の接当面がホルダに接当している状態では、ロックピンの頭部が係合孔内に挿入されて、後部カバーが上方に揺動した位置にロックされる。
この状態から、操作レバーを回動操作して、第2の接当面がホルダに接当した状態にすると、ロックピンがバネの付勢力に抗して強制的に係合孔から抜脱され、ロックピンがロッド挿通孔から退避した状態に保持され、この状態では、ロッドは、ホルダのロッド挿通孔内を軸心方向に移動自在であり、後部カバーは上下に揺動自在である。
さらに、操作レバーを回動操作して、第2の接当面がホルダに接当している状態から第1の接当面がホルダに接当する状態とすると、ロックピンがバネの付勢力によってロッド挿通孔内に突出可能とされ、この第1の接当面がホルダに接当している状態において、ホルダに形成されたロックピンの収容孔と、ロッドに形成された係合孔とが一致していないときには、ロックピンの頭部がロッドに接当していて、ロッドのホルダに対する軸心方向の移動が自由であり(ロック待機状態)、後部カバーを上方に揺動させて、ロッドをホルダに対して軸心方向に相対移動させることにより、ロッドの係合孔とロックピンの収容孔とが一致すると、バネの付勢力によりロックピンの頭部が係合孔内に挿入されるようになっており、ロックピンの頭部が係合孔内に挿入された状態で、後部カバーから手を離すと、後部カバーの重量により、ロッドが下がろうとして、ロッドの係合孔の後側の面が、ロックピン頭部の後側の面に接当してこれを押圧し、ロッドのホルダに対する相対移動が規制され、これにより、後部カバーの下降が規制されるように構成されている。
特開平8−256504号公報
前記従来のロータリ耕耘装置にあっては、例えば、ロックピンがロック待機状態にある状態で、後部カバーを上方に揺動させたときに、係合孔に近接した位置にある係合溝にロックピンの頭部が係合して、意図しない位置で中途半端に後部カバーがロックされる場合がある。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、ロックピンが、バネ受部材のキー部材が係合する係合溝に係合しても、該係合溝からロックピンが抜け出るようにしたロータリ耕耘装置を提供することを目的とする。
本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は、ロータリ耕耘部の後方を覆う後部カバーの上端側を、該後部カバーが上下揺動するように機枠側に枢支し、前記機枠側に前端側が枢支されて上下揺動自在とされたロッドを備え、このロッドは、後部カバー側に設けられたホルダに軸心方向移動可能に挿通されており、前記ホルダと、ロッドの前部側に設けられたバネ受部材との間に、後部カバーを下方に付勢するようにバネが介装されており、前記ホルダには、後部カバーを上方揺動させたときにロッドに形成した係合孔に挿入されてロッドのホルダに対する相対移動を規制することで後部カバーの下降を規制するロックピンが設けられ、前記バネ受部材には、ロッドに形成された係合溝に係脱自在に係合してバネ受部材のロッド長手方向の位置決めをするキー部材が設けられ、このキー部材が係合する前記係合溝に、ロックピンが該係合溝に係合した際に、ロッドを下方に揺動させるように作用する荷重により該ロックピンが係合溝から離脱するようにロックピンをガイドするガイド部を形成したことを特徴とする。
また、ガイド部は、係合溝の後部側に形成され且つ軸心方向後方側に向かうに従って径方向外方側に移行する傾斜面であるのがよい。
また、係合溝をプレス加工によって形成するのがよい。
また、ロックピンが係合孔に対して挿脱する方向に移動自在に挿通するバネ受けを備えると共に、このバネ受けに接当してロックピンの係合孔に挿入する方向の移動を規制するストッパを備え、前記バネ受けとロックピンとの間に、ロックピンを係合孔に挿入させる方向に付勢する第1バネを介装し、前記バネ受けとホルダとの間に、ロックピンを係合孔から抜脱させる方向に付勢する第2バネを介装し、前記バネ受けは、ロックピンが挿通される壁部と、該壁部の縁部から、その端部がホルダに近接するように延設されていてホルダに接当することによりロックピンの倒れを規制する壁部とを有するのがよい。
本発明によれば、バネ受部材に備えたキー部材が係合する係合溝にロックピンが係合したとしても、該係合溝に形成されたガイド部によって、ロックピンが係合溝から離脱し、後部カバーが中途半端にロックされるのを防止できる。
また、ガイド部を、係合溝の後部側に形成され且つ軸心方向後方側に向かうに従って径方向外方側に移行する傾斜面に形成することにより、バネ受部材をロッドの軸心方向後方側にスライドさせることにより、キー部材を係合溝から離脱させることができ、バネ受部材の操作性の向上が図れる。
また、係合溝をプレス加工によって形成することにより、安価に製造できる。
また、ロックピンが係合孔に対して挿脱する方向に移動自在に挿通するバネ受けを備えると共に、このバネ受けに接当してロックピンの係合孔に挿入する方向の移動を規制するストッパを備え、前記バネ受けとロックピンとの間に、ロックピンを係合孔に挿入させる方向に付勢する第1バネを介装し、前記バネ受けとホルダとの間に、ロックピンを係合孔から抜脱させる方向に付勢する第2バネを介装し、前記バネ受けは、ロックピンが挿通される壁部と、該壁部の縁部からその端部がホルダに近接するように延設されていてホルダに接当することによりロックピンの倒れを規制する壁部とを有することにより、ロッド側からロックピンに作用する荷重を、係合孔のロックピンとの接当面で受けるだけでなく、バネ受けでも受け、ロックピンの倒れを抑え、耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図4及び図5において、1はロータリ耕耘装置であり、このロータリ耕耘装置1は、トラクタ等の車両の後部等に、三点リンク機構等を介して着脱自在に連結される機枠2を備えている。
この機枠2は、左右方向中央部のギヤケース3から左右両側にサポートアーム4を突設すると共に、左側のサポートアーム4の外端側に伝動ケース5の上部を連結し、且つ右側のサポートアーム4の外端側にサイドフレームの上部を連結して、背面視門型状に主構成されている。
なお、本実施の形態では、サイドドライブ式のロータリ耕耘装置を図示しているが、センタードライブ式のロータリ耕耘装置が採用されてもよい。
ギヤケース3の上部には、トップマスト7が固定され、このトップマスト7の前上部には、三点リンク機構のトップリンク等が連結される上連結部25が設けられ、左右のサポートアーム4には、それぞれブラケット26が固定され、この左右各ブラケット26には、三点リンク機構の左右ロワーリンク等が連結される下連結部27が設けられている。
前記機枠2の下部側には、ロータリ耕耘部8が設けられており、このロータリ耕耘部8は、伝動ケース5とサイドフレーム6との下部間に、左右方向の軸心廻りに回転自在に支持された爪軸9と、この爪軸9に、左右方向に亘って取り付けられた多数の耕耘爪10とを備えている。
機枠2のギヤケース3には、トラクタのPTO軸からユニバーサルジョイント等を介してギヤケース3内のベベルギヤ伝動機構11に動力を入力する入力軸12が設けられ、この入力軸12から入力された動力は、ギヤケース3内のベベルギヤ伝動機構11から左側のサポートアーム4内の伝動軸13を介して伝動ケース5内のチェーン伝動機構14に伝達されると共に、このチェーン伝動機構14から爪軸9に伝達されて、該爪軸9が軸心回りに矢示A方向に回転駆動されるようになっている。
また、機枠2には、前記ロータリ耕耘部8を覆う耕耘カバー16が設けられており、この耕耘カバー16は、ロータリ耕耘部8の上方を覆う主カバー17と、ロータリ耕耘部8の後方を覆う後部カバー18と、この後部カバー18の下端側に取り付けられて接地するフラップカバー19と、ロータリ耕耘部8の後部の左右両側を覆う側部カバー20とを備えている。
主カバー17は、その左右方向の端部が、伝動ケース5とサイドフレーム6とに取り付けられた左右の側板21等に固定されている。
後部カバー18は、その上端側が主カバー17の後端側(機枠2側)に、左右方向の軸心を有する支軸22の軸心回りに回動自在に枢支されていて、上下揺動自在とされている。
側部カバー20は、伝動ケース5又はサイドフレーム6等に取り付けられている。
また、機枠2には、左右のゲージ輪29を取り付ける支持装置30が設けられており、この支持装置30には、ゲージ輪29を設けない場合において、ロータリ耕耘装置1をトラクタから外した状態で倒れないように支持するスタンド31が設けられている。
支持装置30は、前端側が機枠2側に枢支されて上下揺動自在とされた支持フレーム32と、この支持フレーム32の上下揺動位置を調節する高さ調整装置33とを備えている。
支持フレーム32は、前後方向に配置されていて前端側が前記ブラケット26に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着された左右一対の側部フレーム部材34と、左右の側部フレーム部材34を連結する連結部材35と、左右方向に配置されていて左右の側部フレーム部材34の後端側に取付固定された後部フレーム部材36とを備えている。
この支持フレーム32の後部フレーム部材36の左右方向外端側に、それぞれゲージ輪29が取り付けられている。
側部フレーム部材34は、前側の外筒38と、この外筒38に前後方向移動自在に挿入された後部の内筒39とを備えていて、前後方向(長さ方向)伸縮自在とされて長さ調整可能とされている。
なお、外筒38と内筒39とは、両者を貫通するピンによって、その前後方向の相対移動の規制(側部フレーム部材34の伸縮規制)がなされる。
また、連結部材35は左右の外筒38を連結している。
高さ調整装置33は、支持フレーム32の連結部材35と、トップマスト7との間に設けられていると共に、ハンドル41の操作によって長さ方向に伸縮可能に構成された伸縮部材42を有し、この伸縮部材42を伸縮させることによって、支持フレーム32が上下揺動されてゲージ輪29の高さ調整がなされるようになっている。
また、このロータリ耕耘装置1にあっては、後部カバー18を下方側に付勢する(フラップカバー19を接地方向に付勢する)弾下装置44が機枠2と後部カバー18とに亘って且つ左右一対設けられており、この左右の弾下装置は後部カバー18を上方に揺動した位置に保持する(ロックする)機能を備えている。
図1〜図7に示すように、この左右各弾下装置44は、ロッド45と、このロッド45に套嵌されたコイルバネ46と、前記ロッド45が挿通されるホルダ47と、コイルバネ46の前端の位置決めをするバネ受部材48等とを備えている。
ロッド45は、パイプ材によって構成されており、その前端側がサポートアーム4に固定されたブラケット50に左右方向の軸心回りに回動自在に枢支されていて、上下揺動自在とされている。
ホルダ47は樹脂等によって形成され、後部カバー18の背面から上方に立ち上がる(後部カバー18の背面に上方突出状に設けられた)左右一対のブラケット52間の上部に配置されている。
また、ホルダ47の左右両側には、左右方向の軸心Oを有する軸部51が形成され、この軸部51は、前記各ブラケット52に形成された支持孔53に左右方向の軸心廻りに回動自在に嵌合されている。
また、ホルダ47には、軸部51の軸心Oに直交する方向で且つホルダ47の前後に亘って貫通するロッド挿通孔54が形成され、このロッド挿通孔54にロッド45が軸心方向移動自在に挿通されている。
また、ロッド45に套嵌されたコイルバネ46の後端側は、ホルダ47に接当して位置決めされ、コイルバネ46の前端側は、ロッド45に対して軸方向移動不能に係止されたバネ受部材48に接当して位置決めされる。
そして、コイルバネ46が、バネ受部材48とホルダ47との間に、圧縮状に介在されることにより、コイルバネ46の付勢力によって後部カバー18が下方に付勢されるようになっている。
ロッド45の上面側には、前部から中途部にかけて係合溝43がロッド45の軸心方向に適宜間隔をおいて形成され、バネ受部材48には、前記係合溝43に係脱自在に係合してバネ受部材48の位置決めをするキー部材49が備えられており、キー部材49を係合溝43に選択的に係合させてバネ受部材48の位置を調整することにより、コイルバネ46の後部カバー18に対する付勢力を調整できるようになっている。
バネ受部材48は、ロッド45に軸心方向移動自在で且つ軸心廻りに回動自在に外嵌された本体部48Aと、この本体部48Aに形成された収容孔23内に収容されたバネ24(コイルバネ)とを備えている。
前記収容孔23は、ロッド45の径方向に形成されていると共にロッド45に向けて開放状とされた有底の孔であり、キー部材49はこの収容孔23の開口端側に配置されていて前記バネ24によって収容孔23から突出する方向に(ロッド45に向けて)付勢されている。
また、係合溝43は、ロッド45にプレス加工によって形成されており、左右両側が左右方向外方に開放状とされ、前部側43aがロッド45の径方向に沿った面に形成され、後部側45aがロッド45の軸心方向後方側に向かうに従ってロッド45の径方向外方側に移行する傾斜面に形成され、この傾斜面がガイド部43aとされている。
前記構成のものにあっては、係合溝43の前部側43aがロッド45の径方向に沿った面に形成されているので、キー部材49が係合溝43の前部側43aに接当して該キー部材49の前方移動が規制され、これによって、バネ受部材48の前方移動が阻止されている。
また、バネ46を圧縮させてバネ圧を強める場合、係合溝43の後部側がロッド45の軸心方向後方側に向かうに従ってロッド45の径方向外方側に移行する傾斜状のガイド部43aとされているので、バネ受け部材48をロッド軸心方向後方側にスライドさせることにより、キー部材49がガイド部43bによってガイドされてバネ46を圧縮させながらロッド径方向外方に移動して係合溝43から離脱してロッド45外面に乗り上げ、バネ受部材48の後方移動が許容されるようになっている。
また、バネ受部材48を次の係合溝43の位置まで移動させると、キー部材49がバネ23の付勢力によって付勢されて係合溝43に嵌まり、バネ受部材48が位置決めされる。
また、バネ23のバネ圧を弱める場合は、バネ受部材48をロッド45の軸心廻りに回動させる。バネ受部材48をロッド45の軸心廻りに回動させると、キー部材49がロッド45の外周面に乗り上げてバネ受部材48のロッド軸心方向の移動が許容される。
なお、もし、図18に示すように、係合溝43の前後の両面が、ロッド45の径方向に沿った面に形成されていると、バネ46を圧縮させる場合において、バネ受部材48を回さなければならないが、本実施の形態では、バネ受部材48をロッド45の軸心方向にスライドさせるだけでよく、操作性の向上が図られている。
図3及び図11に示すように、ロッド45の後端部には、ホルダ47のロッド挿通孔54からロッド45が抜脱するのを阻止する抜止め部55が形成されている。
この抜止め部55は、パイプ材からなるロッド45の端部をフレア加工(パイプ材の端部を円錐状に広げて加工)することにより形成されており、これによって抜止め部55を安価に形成でき且つ十分な強度を確保している。
また、抜止め部55は、フレア加工して形成されているので、抜止め部55の基部には、アールR1が付けられており、このアールR1に対応して、ホルダ47のロッド挿通孔54の後端側縁部及び前端側縁部には、ロッド挿通孔54全周に亘ってアールR2が付けられている(図1等参照)。
また、このロッド挿通孔54のアールR2は抜止め部55のアールR1よりも少し小さなアールとされている。
また、ロッド45の上面側で且つ軸心方向中途部には、係合孔56が形成されており(図1、図3参照)、ホルダ47には、前記係合孔56に挿入して、ホルダ47に対するロッド45の軸心方向の相対移動を規制し、これにより、後部カバー18の下降を規制するロックピン57が設けられている。
前記係合孔56は、ロッド45の軸心方向複数位置に設けられ、最前部の係合孔56は、最後部の係合溝43の近傍に位置する(なお、係合孔56は1つであってもよい)。
前記ロックピン57は頭部58と、軸部59とから構成されている。
ロックピン57の頭部58は前後の面58a,58bが、軸心方向からみて(軸心方向に直交する方向の断面外形状が)円弧状に形成され、頭部58の左右両側面58cは平坦面に形成されており、また、頭部58の下面には、前端から後部に向かうに従って下方に移行する傾斜状のガイド面60が形成されている。
また、ホルダ47の上部には、上方側に突出する突出部61が形成され、この突出部61の上面からロッド挿通孔54に亘って、ロッド挿通孔54に直交し且つ上下に貫通する収容孔62が形成されており、この収容孔62にロックピン57の頭部58が軸心方向方向移動自在(ロックピン57の頭部58が係合孔56に対して挿脱する方向に移動自在)に挿通されている。
この収容孔62は、ロッド45に形成された前記係合孔56に連通可能とされている。
収容孔62の下部は、頭部58の、軸心方向に直交する断面形状に略一致する形状に形成されていて、収容孔62の下部に頭部58が嵌合することにより、頭部58(ロックピン57)の軸心回りの回動規制がなされている。
なお、頭部58の側面58cは、少なくとも左右一側面が平坦面に形成されていればよい。
また、収容孔62の上部は、頭部58の前後面58a,58bに略一致する円形孔に形成されている。
ホルダ47の突出部61の左右両側には、上方に突出する支持壁63が形成されている。
ロックピン57の頭部58の上方の左右支持壁63間にはバネ受け64が設けられ、このバネ受け64は、プレートによって形成されていて、上壁部64aと、この上壁部64aの前後縁部から下方側に延びる前後壁部64b,64cとから構成されている。
ロックピン57の軸部59は、バネ受け64の上壁部64aを軸心方向相対移動自在(ロックピン57が係合孔56に対して挿脱する方向に移動自在)に貫通している。
前記バネ受け64と、ロックピン頭部58との間には、ロックピン57を下方側(すなわち、頭部58が係合孔56に挿入する方向)に付勢するためのコイルバネ等からなる第1バネ66が介装され、バネ受け64と、ホルダ47の本体部分との間には、バネ受け64を上方に付勢する(頭部58が係合孔56から抜脱する方向にロックピン57を付勢する)ためのコイルバネ等からなる第2バネ67が介装されており、第1バネ66は、第2バネ67の内周側に位置していてコンパクトな構造となっている。
また、ロックピン57の軸部59には、バネ受け64の上方側に位置するストッパ68が固定されている。
バネ受け64の上方の左右支持壁63間には、バネ受け64に接当して該バネ受け64の位置を規制する操作レバー69が設けられている。
この操作レバー69は、左右側壁69aとこの左右側壁69aを連結する連結壁69bとから主構成され、また、操作レバー69は、基部70と操作部71とを有しており、基部70の左右側壁69aが、該左右側壁69a及び前記左右支持壁63を貫通する支軸74によって左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されている。
左右各支持壁63には、前記支軸74を挿通するための挿通孔75が前後一対形成されており、支軸74は前側に位置する挿通孔75を貫通している。
また、操作レバー69の基部70の左右側壁69aには、操作部71とは反対側に第1規制部72が形成されると共に、連結壁69bとは反対側に第2規制部73が形成されている。
また、支軸74の軸心から第1規制部72までの距離に対して、支軸74の軸心から第2規制部73までの距離の方が短くなるように形成されている。
前記構成のものにあっては、図1に示すように、操作レバー69の第2規制部73にバネ受け64が接当していて、第2バネ67の付勢力によるバネ受け64の上方移動が規制され、且つストッパ68がバネ受け64に接当して、第1バネ66の付勢力によるロックピン57の下方移動が規制されている状態において、ロックピン57の頭部58は、収容孔62内にあるがロッド挿通孔54及び係合孔56からは抜脱した状態であって、且つロックピン57の頭部58がロッド45から若干離れた状態にあり、操作レバー69の操作部71は前側に指向されるように倒されている。
この状態では、ホルダ47に対するロッド45の軸心方向の相対移動が自由であり、後部カバー18及びロッド45の揺動は自由である(フリー状態)。
この状態から、図8(a)に示すように、操作部71を持ち上げて操作レバー69を図1の時計方向に回動させ、図8(b)に示すように、第1規制部72がバネ受け64に接当するようにすると、バネ受け64は、操作レバー69の基部70によって第2バネの付勢力に抗して押し下げられる。
このとき、図8(b)に示すように、収容孔62と係合孔56とが一致していないと、第1バネ66によって付勢されているロックピン57の頭部58がロッド45に接当した状態となる(待機状態)。
この状態から、後部カバー18を上方に揺動させると、ホルダ47に対してロッド45が軸心方向に後方移動し、そして、係合孔56が収容孔62に一致すると、図8(c)に示すように、第1バネ66の付勢力により、ロックピン頭部58の下部側が収容孔62から突出して係合孔56に挿入され、ストッパ68がバネ受け64に接当することで、ロックピン頭部58の下方移動が規制される。
この状態において、ロッド45のホルダ47に対する軸心方向の相対移動が規制されるので、後部カバー18から手を離しても、後部カバー18は下降しない(ロック状態)。
この状態から、さらに後部カバー18を上方に揺動させると、ホルダ47に対してロッド45が軸心方向に後方移動し、図8(d)に示すように、ロックピン頭部58のガイド面60が、係合孔56の縁部に接当して該縁部に押圧されることで、ロックピン57が第1バネ66の付勢力に抗して上方移動し(上方に逃げて)、ロッド45のホルダ47に対する軸心方向の相対移動が許容されるようになっている。
そして、収容孔62が次の係合孔56に一致すると、前述した動作と同様に、ロックピン頭部58の下部側が係合孔56に挿入される。
また、後部カバー18を一気に持ち上げて、図9に示すように、ロックピン57の頭部58が、係合孔56の近傍に位置する係合溝43に嵌った場合であっても、係合溝43の後部側がロッド45の軸心方向後方側に向かうに従ってロッド45の径方向外方側に移行する傾斜状のガイド部43aとされているので、後部カバー18から手を放すと、後部カバー18の重量によってロッド45を下方に揺動させるように荷重が作用し、これによって、ガイド部43bがロックピン57を押圧してこれを押し上げ、該ロックピン57の頭部58が係合溝43から離脱し、その後、該係合溝43近傍の後方側の係合孔56にロックピン57の頭部58が挿入されるように構成されている。
このようにして、後部カバー18を上方に揺動するだけで、後部カバー18を上方に揺動した位置に自動的に保持できるように構成されている。
一方、後部カバー18を下げるときには、操作レバー69を、図8(c)に示す状態から、反時計方向に回動する。
すると、第2バネ67の付勢力によって、ロックピン57と共にバネ受け64が持ち上げられようとするが、後部カバー18の重量により、係合孔56の内周面後部が、ロックピン頭部58の後面58bに押し付けられていることより(係合孔56の内周面後部と、ロックピン頭部58の後面58bとの間の摩擦力により)、ロックピン57の上方移動が規制され、図10に示すように、ロックピン57による後部カバー18のロック状態が維持される(セミロック状態)。
この状態から、後部カバー18を少し持ち上げると、後部カバー18の重量による、係合孔56の内周面後部の、ロックピン頭部58の後面58bへの押付け力が解除され、該押付け力が解除されると、第2バネ67の付勢力により、ロックピン57がバネ受け64と共に、持ち上げられて、ロックピン頭部58が係合孔56から抜脱され、自動的にロックが解除される。
このように、後部カバー18のロック状態から操作レバー69を解除操作しても、ロックピン57が直接動かず、その後、後部カバー18を持ち上げて、ロックピン57に作用するロッド45からの押し付け力が解除されたときに、ロックピン57が動くようにしたので、後部カバー18のロックを解除するにあたって、後部カバー18を持ち上げながら操作レバー69の解除操作をする必要がなく、後部カバー18のロック状態からの解除を容易に行える。
本実施の形態では、操作レバー69の回動操作によって、第1バネ66により付勢されてロックピン57が係合孔56に挿入可能な状態と、前記第2バネ67により付勢されてロックピン57が係合孔56から抜脱可能な状態とに切換自在とされている。
なお、前記構成のものにおいて、係合孔56の上端側縁部の前部側、すなわち、ロックピン頭部58のガイド面60が接当する側に、プレス加工によって、前方側に向かうに従って上方側に移行する傾斜面の面取りが施されているのがよい。
これにより、係合孔56にロックピン頭部58が挿入された状態から、後部カバー18を持ち上げる際において、ロックピン頭部58のガイド面60が前記面取り部76に対して接当しながら動くので、ロックピン57がスムーズに係合孔56から抜脱するという効果を奏する。
また、係合孔56の上端側縁部の後部側は、面取りがされておらず、係合孔56の後面側は、軸心方向に亘ってストレート面77とされており、これによって、後部カバー18のロック状態において、ロックピン頭部58の後面58bが係合孔56内面後部と広い面で接当し、安定した当たりが得られる。
また、板材からなるバネ受け64の前後壁64b,64cは、下方に向けて且つ傾斜状に折曲されており、バネ受け64の強度アップと、バネ66,67の保護が図られている。
また、図10に示すセミロック状態において、第2規制部73がバネ受け64に接当することにより、操作レバー69の過度の回動を規制し、操作レバー69の操作部71がロッド45に接当しないように構成されている。
また、操作レバー69は樹脂製であり、操作部71の連結壁69bの内面側の突出端部側には、球面状に膨出する突部65が形成されている。
これは、操作レバー69を板金で形成すると、手触りがよくないので、樹脂で形成し、且つ指が当たるところを球面状に形成することにより、手触りをよくしているのである。
また、ホルダ47の収容孔62の上端側縁部は、全周に亘って面取り(斜面又は丸みを付ける)されており、この面取り部によって、第1バネ66の引っかかりをなくして、該バネ66のこじれを防止している。
また、ホルダ47の左右支持壁63の外面側の前後方向中央側には、縦方向に延びる縦リブ107が形成されており、この縦リブ107によって、支持壁63の反り返りの防止と、支軸74の抜け止めをするβピン108の回り止めとが図られている。
耕耘カバー16が、マッドレス仕様(後部カバー18の内面側にゴムシートが設けられる場合)の場合には、標準仕様(マッドレスなし)の場合に比べて、後部カバー18の最下げ位置において、後部カバー18を内面側のゴムシートの厚さ分だけ上げてやらなければならない(そうしないと、後部カバー18が最下げ位置にある状態において、マッドレス仕様の場合のゴムシート内面と、耕耘爪10の最外端軌跡との間の隙間が、標準仕様の場合の後部カバー18内面と、耕耘爪10の最外端軌跡との間の隙間よりも狭くなる)。
そこで、本実施の形態では、ホルダ47の支持壁63に、操作レバー69を軸支する支軸74を挿通する挿通孔75を前後一対形成して、ホルダ47を前後に反転しても、操作レバー69が取り付けられるように構成すると共に、ホルダ47を、図7に示すように、軸部59の回動軸心Oから、前後一端面までの距離H1と、他端面までの距離H2とが異なる寸法となるように形成することにより、ホルダ47を前後反転させてブラケット52に取り付けることで、ホルダ47がロッド45の後端の抜止め部55に接当している状態(後部カバー18の最下げ位置)において、図11に示すように、ロッド45の揺動支点Yから、ホルダの回動軸心Oまでの距離XをS寸法だけ変えることができるようになっている。
なお、ロッド45は、中実の棒材によって形成されていてもよい。
図12及び図13は他の実施の形態を示す。
この実施の形態にあっては、バネ受け64の前後壁部64b,64cは、上壁部64aから該上壁部64aに略直交する方向で且つホルダ47に向けて延出されており、その前後壁64b,64cの端部78は、極僅かな隙間L(例えば、0.7mm程度)を残して(第1規制部72がバネ受け64に接当している状態から第2規制部73がバネ受け64に接当する状態へと操作レバー69を回動させる場合にバネ受け64が移動(下動)することができるだけの隙間を残して)ホルダ47の上面側に近接されている。
前記の実施の形態にあっては、ロックピン57がロック状態にある状態で、ロックピン57の頭部58にかかる荷重Fは、収容孔62の内面前部側のロックピン頭部58の前面58aとの接当部分で受け、該ロックピン57の倒れは、ロックピン57の頭部58の径と、収容孔62の内径との差(隙間)で決まるが、前記図1〜図11に示す実施の形態のものにあっては、より質量の大きな後部カバー18を有するロータリ耕耘装置1において、耐久性に問題がある。
そこで、この図12及び図13における実施の形態のものにあっては、バネ受け64の前後壁部64b,64cの端部78が極僅かな隙間Lを残してホルダ47の上面側に近接されており、ロックピン頭部58にかかる荷重Fによってロックピン57が傾いた場合に、バネ受け64の後壁部64cの端部78がホルダ47上面に接当してつっぱりになるので、ロックピン57がロック状態で、ロックピン頭部58にかかる荷重Fは、収容孔62の内面前部側のロックピン頭部58の前面58aとの接当部分で受けると共に、バネ受け64の上壁部64aに形成された、ロックピン軸部59が挿通する挿通孔79のロックピン軸部59の後部との接当部分でも受けることとなり、これによってロックピン57の倒れを抑え(ロックピン57の倒れ防止の強化が図られ)、耐久性を向上させている。
したがって、この構成は、より質量の大きな後部カバー18を有するロータリ耕耘装置1に対して特に有効である。
なお、ロックピン47は、荷重Fによって図12中、右側に傾こうとするので、バネ受け64の後壁部64cの端部78のみが図12に示すように、ホルダ47に近接するように形成されていてもよい。
また、図13において、操作レバー69の基部70と、ホルダ47の支持壁63との間に隙間があるが、操作レバー69は第2バネ67で加重されているので振動程度では横にずれない。
また、図14に示すように、前記爪軸9上には、断面コ字形の一対の構成部材80a,80b同士を合わせて筒状に構成されたホルダ80が径方向外方に突出状に固定され、この筒状ホルダ80に耕耘爪10の基部が挿入されると共に、耕耘爪10の基部及びホルダ80の左右壁を貫通するボルト81及び該ボルト81に螺合されるナット82とによって、耕耘爪10がホルダ80に取付固定されるように構成されているが、ボルト81・ナット82の締付力が強ければ強いほど、ホルダ80外面の、バネ座金83(又はナット82)との接当面の面圧が高くなり、ホルダ80にバネ座金83(又はナット82)が陥没することで、ボルト81の軸力の低下を招く。
これに対する対処方法として、ホルダ80の表面を硬化させるようにするのは、ホルダ80の構成部材80a,80b同士を相互に溶接してホルダ80を形成する点から考えると、実際は困難である。
そこで、本実施の形態では、図14に示すように、ナット82とホルダ80外面との間に(本実施の形態では、バネ座金83とホルダ80外面との間に)、カラー84を介在させることにより、ホルダ80外面に作用する面圧を低下させて軸力の低下を防止するように構成されている。
また、ホルダ80にボルト81によって耕耘爪10を取り付ける場合、一般にボルト81一本で止められるが、ボルト81一本止めであると、耐ゆるみに関しては弱いので、図15に示すように、ボルト81二本(又は三本以上)によって、ホルダ80に耕耘爪10を取り付けるようにすることにより、耕耘爪10の取付が強固となる。
また、二本のボルト81を爪軸9の径方向に並ぶように設けることにより、標準耕耘の場合は、図15(a)に示すように、耕耘爪10をボルト81二本で止め、深耕の場合は、図15(b)に示すように、耕耘爪10の基部をボルト81が挿通されるボルト挿通孔86の一ピッチ分、爪軸9の径方向外方側にずらせることにより、耕耘爪10の回転半径rが増し(ロータリ耕耘部8の外縁の径rが増し)、伝動ケース5からの耕耘爪10の出代を大きくでき、深耕ができる。
また、図16(a)に示すように、通常の耕耘カバー16は、爪軸9の回転中心Bを中心として回動自在とされ、耕耘カバー16を深耕の場合は仮想線で示すように、実線で示す標準耕の場合に対して、爪軸9の回転中心Bを中心として前側に回動させるようにしているが、図15(b)に示すように、ロータリ耕耘部8の外周端の径が増すように構成していると、ロータリ耕耘部8の外周端と主カバー17との間の隙間が狭くなる(狭くなると、馬力のロスとなる)。
そこで、本実施の形態では、図16(b)に示すように、耕耘カバー16の回動中心Cを爪軸9の回転中心Bからオフセットさせることにより、標準耕と深耕とで、ロータリ耕耘部8の外周端と主カバー17との間の隙間Dが略一定となるようにしている。
また、耐ゆるみに対して耕耘爪10を強固に取り付けるのに、耕耘爪10取付用のボルト81を二本以上とする場合、これらボルト81が爪軸9の径方向の線分上に並べて設けられている場合、ホルダ80に対して耕耘爪10を、ボルト81が挿通されるボルト挿通孔の1ピッチ分ずらして取り付けてしまい、ロータリ耕耘部8の外周端と主カバー17との間の隙間が狭くなり、馬力のロスを生じる、耕耘カバー16等を損傷させる惧れがある(なお、この場合は、前述したように、耕耘爪10を爪軸9の径方向外方側にずらせて取り付けることはしない場合のことである)。
そこで、本実施の形態では、図17に示すように、ボルト挿通孔86A,86Bを、その中心が爪軸9の径方向に並ばないように位置ズレさせて形成することにより、耕耘爪10が爪軸9の径方向外方側にずらせて取り付けられるのを防止することができる。
弾下装置の側面断面図である。 ロックピン取付部分の背面断面図である。 弾下装置の側面断面図である。 ロータリ耕耘装置の側面図である。 ロータリ耕耘装置の背面展開図である。 ロータリ耕耘装置の側面簡略図である。 ホルダ取付部分の側面図である。 後部カバーのロック機構の異なる状態を示す側面断面図である。 ロックピンが係合溝に入った状態を示す側面断面図である。 後部カバーのロック機構のセミロック状態を示す側面断面図である。 ホルダの取付状態変更した状態を示す側面断面図である。 他の実施の形態を示すロックピン取付部分の側面断面図である。 他の実施の形態を示すロックピン取付部分の背面断面図である。 (a)は耕耘爪の取付構造の一例を示す側面図、(b)はE−E線矢示断面である。 耕耘爪の取付構造の一例を示す側面断面図である。 耕耘カバーの支持構造を示す側面図である。 耕耘爪の取付構造の一例を示す側面図である。 比較例に係るロックピン取付部分の側面断面図である。
符号の説明
2 機枠
8 ロータリ耕耘部
18 後部カバー
43 係合溝
43b ガイド部
45 ロッド
46 バネ
47 ホルダ
48 バネ受部材
49 キー部材
56 係合孔
57 ロックピン
64 バネ受け
64a 上壁部(壁部)
64c 後壁部(壁部)
66 第1バネ
67 第2バネ
68 ストッパ

Claims (4)

  1. ロータリ耕耘部(8)の後方を覆う後部カバー(18)の上端側を、該後部カバー(18)が上下揺動するように機枠(2)側に枢支し、前記機枠(2)側に前端側が枢支されて上下揺動自在とされたロッド(45)を備え、このロッド(45)は、後部カバー(18)側に設けられたホルダ(47)に軸心方向移動可能に挿通されており、前記ホルダ(47)と、ロッド(45)の前部側に設けられたバネ受部材(48)との間に、後部カバー(18)を下方に付勢するようにバネ(46)が介装されており、前記ホルダ(47)には、後部カバー(18)を上方揺動させたときにロッド(45)に形成した係合孔(56)に挿入されてロッド(45)のホルダ(47)に対する相対移動を規制することで後部カバー(18)の下降を規制するロックピン(57)が設けられ、前記バネ受部材(48)には、ロッド(45)に形成された係合溝(43)に係脱自在に係合してバネ受部材(48)のロッド長手方向の位置決めをするキー部材(49)が設けられ、このキー部材(49)が係合する前記係合溝(43)に、ロックピン(57)が該係合溝(43)に係合した際に、ロッド(45)を下方に揺動させるように作用する荷重により該ロックピン(57)が係合溝(43)から離脱するようにロックピン(57)をガイドするガイド部(43b)を形成したことを特徴とするロータリ耕耘装置。
  2. ガイド部(43b)は、係合溝(43)の後部側に形成され且つ軸心方向後方側に向かうに従って径方向外方側に移行する傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘装置。
  3. 係合溝(43)をプレス加工によって形成したことを特徴とする請求項2に記載のロータリ耕耘装置。
  4. ロックピン(57)が係合孔(56)に対して挿脱する方向に移動自在に挿通するバネ受け(64)を備えると共に、このバネ受け(64)に接当してロックピン(57)の係合孔(56)に挿入する方向の移動を規制するストッパ(68)を備え、前記バネ受け(64)とロックピン(57)との間に、ロックピン(57)を係合孔(56)に挿入させる方向に付勢する第1バネ(66)を介装し、前記バネ受け(64)とホルダ(47)との間に、ロックピン(57)を係合孔(56)から抜脱させる方向に付勢する第2バネ(67)を介装し、前記バネ受け(64)は、ロックピン(57)が挿通される壁部(64a)と、該壁部(64a)の縁部から、その端部がホルダ(47)に近接するように延設されていてホルダ(47)に接当することによりロックピン(57)の倒れを規制する壁部(64c)とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロータリ耕耘装置。
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