JP2007185141A - ロータリ耕耘機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロータリ耕耘機のメンテナンス時において、ロータリ耕耘部の後方を覆う後部カバーを上方揺動させる際の作業労力の軽減を図ったロータリ耕耘機を提供する。
【解決手段】 機枠2側の前取付部49と後部カバー18側の後取付部50とにわたって架設された架設部材58を、前取付部49に枢支された第1部材62と、後取付部50に枢支されたホルダ59を該ホルダ59の回動軸心S1に直交する方向に相対移動自在に貫通する第2部材63と、第1部材62に設けられていてホルダ59及び第1部材62の回動軸心S1,S2に直交する方向の軸心S3回りに回動自在な雄ネジ部73と、第2部材63に設けられていて雄ネジ部73に螺合する雌ネジ部80とを備えていて雄ねじ部73を軸心S3回りに回動させることで伸縮するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータリ耕耘機に関するものである。
従来、圃場を耕耘するのに、例えば図9に示すようなロータリ耕耘機1があり(特許文献1参照)、このロータリ耕耘機1は、トラクタ等の車輌の後部等に、三点リンク機構等を介して着脱自在且つ昇降自在に装着されて、圃場を移動しながら耕耘するものである。
このロータリ耕耘機1は、三点リンク機構に連結される機枠2を備え、この機枠2は、左右方向中央部のギヤケース3から左右両側にサポートアーム4を突設すると共に、左側のサポートアーム4の外端側に伝動ケース5の上部を連結し、且つ右側のサポートアーム4の外端側にサイドフレームの上部を連結して、背面視門型状に構成されている。
ギヤケース3の上部にはトップマスト7が固定され、このトップマスト7の前上部には、三点リンク機構のトップリンクが連結される上連結部25が設けられ、左右のサポートアーム4にはそれぞれブラケット26が固定され、この左右のブラケット26には、三点リンク機構の左右のロワーリンクが連結される。
前記機枠2の下部側にはロータリ耕耘部8が設けられており、このロータリ耕耘部8は、伝動ケース5とサイドフレームとの下部間に左右方向の軸心回りに回転自在に支持された爪軸9と、この爪軸9に左右方向にわたって取り付けられた多数の耕耘爪10とを備えてなる。
機枠2のギヤケース3には、トラクタのPTO軸からユニバーサルジョイント等を介してギヤケース3内の伝動機構に動力を入力する入力軸12が設けられ、この入力軸12を介して入力された動力は、ギヤケース3内の伝動機構から左側のサポートアーム4内の伝動軸を介して伝動ケース5内の伝動機構に伝達されると共に、この伝動ケース5内の伝動機構から爪軸9に伝達されて、該爪軸9が軸心回りに矢示A方向に回転駆動されるように構成されている。
また、機枠2には、前記ロータリ耕耘部8を覆うロータリカバー16が設けられ、このロータリカバー16は、ロータリ耕耘部8の上方を覆う上部カバー17と、ロータリ耕耘部8の後方を覆う後部カバー18と、ロータリ耕耘部8の後部側の左右両側を覆う側部カバー20とを備えてなる。
上部カバー17はサイドフレームと伝動ケース5との間の上下中途部に配置され、該上部カバー17の左右両側には側板21が固定され、この左右の側板21がサイドフレーム及び伝動ケース5に取り付けられている。
後部カバー18は、耕耘時にあっては、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に配置され、その上端側(前端側)が左右側板21間の後端側(上部カバー17の後端側)に左右方向に配置された支軸22を介して左右方向の軸心回りに回動自在に支持されていて上下揺動自在とされていると共に、下端側(後端側)が圃場に接地して整地する。
なお、図例のロータリ耕耘機1にあっては、後部カバー18は、ロータリ耕耘部8から後方に放てきされた耕耘土を受ける主要部分の下端側に着脱自在に取り付けられて接地(整地)する整地部材19を有する。
また、ロータリ耕耘機1は、機枠2のブラケット26にその前端側が左右方向の軸心回りに回動自在に枢支連結されていて上下揺動可能とされた支持フレーム32を備えており、この支持フレーム32の後端側に左右一対のゲージ輪29が取り付けられ、支持フレーム32とトップマスト7の後上部とに亘って伸縮自在な高さ調整装置33が設けられ、この高さ調整装置33を伸縮させることで支持フレーム32が上下揺動してゲージ輪29の高さが調整されるように構成されている。
また、ロータリ耕耘機1にあっては、機枠2と後部カバー20の背面とにわたって、後部カバー20を下方側に付勢する(接地方向に付勢する)カバー弾下装置44が左右一対設けられている。
このカバー弾下装置44は、弾下ロッド45と、この弾下ロッド45に套嵌されたコイルバネ等のバネ部材からなる付勢部材46と、弾下ロッド45が挿通されていて該弾下ロッド45に対して軸心方向に相対移動自在なホルダ47と、前記付勢部材46の端部の位置決めをするバネ受部材48等とを備えている。
弾下ロッド45の前端側は、サポートアーム4に固定された前取付部49に左右方向の軸心回りに回動自在に枢支連結され、ホルダ47は後部カバー18の背面に立設された後取付部50に左右方向の軸心回りに回動自在に支持されており、付勢部材46はホルダ47と前取付部49との間に配置され、バネ受部材48は付勢部材46と前取付部49との間に配置されている。
弾下ロッド45の後端側には、該弾下ロッド45がホルダ47から抜けるのを防止する抜止め部51が設けられ、バネ受部材48は、弾下ロッド45に設けられた係合溝に係脱自在に係合して該バネ受部材48の弾下ロッド45軸心方向(弾下ロッド45長さ方向)の移動規制をするキー部材を有する。
バネ受部材48のキー部材が係合する係合溝は弾下ロッド45の軸心方向に間隔をおいて複数形成されており、キー部材を係合溝から離脱させると共にバネ受部材48を弾下ロッド45軸心方向にスライドさせてキー部材を他の係合溝に係合させることによりバネ受部材48が弾下ロッド45に対して軸心方向に位置変更可能とされている。
前記構成のカバー弾下装置44にあっては、耕耘時においては、後部カバー18の整地部材19が接地すると共に付勢部材46がバネ受部材48とホルダ47との間で圧縮状態とされていて、後部カバー18は上下揺動可能であると共に付勢部材46の付勢力によって接地方向に付勢されている。
また、前記カバー弾下装置44にあっては、ホルダ47にロックピンが設けられており、このロックピンは弾下ロッド45に形成されたロック孔に係合することにより弾下ロッド45に対するホルダ47の弾下ロッド45軸心方向の相対移動を規制して後部カバー18の下方揺動を規制するよう構成されている。
このロックピンは該ロックピンをロック孔から外れたロック解除位置に保持可能とされ、ロックピンをロック解除位置に保持することにより弾下ロッド45に対するホルダ47の弾下ロッド45軸心方向の相対移動が許容される。
また、ホルダ47には、ロックピンをロック孔に対して係合可能な状態としたときに該ロックピンをロック孔に係合する方向に付勢するバネ部材が設けられている。
このロータリ耕耘機1にあっては、耕耘時においては、前記ロックピンをロック解除位置に保持しておいて弾下ロッド45に対するホルダ47の弾下ロッド45軸心方向の相対移動を許容するようにしておく。
また、ロータリ耕耘部8又はロータリカバー16等をメンテナンス等する際においては、バネ受部材48のキー部材を係合溝から離脱する位置にして該バネ受部材48を弾下ロッド45軸心方向にスライド自在な状態にしておくと共にロックピンをロック孔に係合可能な状態にして後部カバー18を持ち上げて上方に揺動させると、ロックピンがバネ部材の付勢力によって自動的にロック孔に係合し、後部カバー18を地面から大きく上昇させた位置でロックすることができるように構成されている。
また、ロータリ耕耘機1にあっては、後部カバー18の接地部分を地面から少し上げた状態(地面から少し浮いた状態)で耕耘作業をする場合があり、このために、カバー弾下装置44に後部カバー18の上下揺動範囲の下限位置を規制する規制部材が設けられているものがある。
このようなロータリ耕耘機1にあっては、弾下ロッド45の後部に、規制部材としてのベータピンを取付固定するための係止孔が弾下ロッド45軸心方向に間隔をおいて複数形成され、弾下ロッド45の抜止め部51とホルダ47との間で規制部材を前記係止孔を介して弾下ロッド45に取付固定することにより、後部カバー18の上下揺動範囲の下限が変更され、後部カバー18の接地部分が地面から少し浮いた状態で該後部カバー18を保持できるようになっている。
特開2005−143390号公報
前記従来のロータリ耕耘機1にあっては、ロータリ耕耘部8又はロータリカバー16等のメンテナンスを行う場合、後部カバー18をかなり上まで持ち上げなければならないが、後部カバー18の正面側に泥土が付着していると該後部カバー18を持ち上げるのにかなり大きな持上げ力を要し、重労働であると共に泥土の付着量によっては作業者一人では持ち上がらないこともある。
また、後部カバー18を上昇させたメンテナス位置においてロックピンをロック孔から離脱させてロック解除位置に保持させる場合、ロックピンとロック孔との間に後部カバー18及び泥土等の荷重が作用しているので後部カバー18を少し持ち上げないといけないが、このときにも前記と同様の問題がある。
また、作業時においてロックピンによって後部カバー18の接地部分が地面から少し浮いた状態で該後部カバー18を保持できるように構成すると、土の盛り上がりによって後部カバー18が上昇して、ロックピンが前側のロック孔に係合し、該上昇した位置で後部カバー18がロックされてしまう場合がある。
また、後部カバーの上下調整は有段の調整となり、微妙な調整が行えないという問題もある。
また、弾下ロッド45の後部側に規制部材を取り付ける場合にあっても、後部カバー18を片手で持ち上げた状態で規制部材を係止孔に挿入しなければならないので、前記と同様の問題がある。また、規制部材を係止孔から抜脱する場合でも同様である。
また、ホルダ47はロックピンやバネ部材を組み込んでいるので、構造が複雑でコスト高であるが、ホルダ47の構成部品を樹脂化してコストダウンを図ると、後部カバー18をメンテナンス位置に上昇させた状態でトラクタを走行させると、樹脂化したホルダ47の構成部品が破損する惧れがある。
また、規制部材は通常のベータピンでは耐久性に問題があるので、専用品となり高価であるという問題もある。
その他、弾下ロッド45に、ロック孔や係止孔を形成しなければならないと共に部品点数が多くコスト高である。
そこで、本発明は、前記問題を解消したロータリ耕耘機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、機枠に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部と、該ロータリ耕耘部の上方を覆う上部カバーとを設け、前記上部カバーの後端側に左右方向の軸心回りに回動自在に枢支連結されていると共にロータリ耕耘部の後方を覆い且つ圃場を整地する後部カバーを備え、この後部カバー側と前記機枠側とにわたって後部カバーを接地方向に付勢するカバー弾下装置を設けたロータリ耕耘機において、
カバー弾下装置は、機枠側に設けられた前取付部と後部カバー側に設けられた後取付部とにわたって架設された架設部材と、後取付部に左右方向の回動軸心回りに回動自在に支持されたホルダと、後部カバーを接地方向に付勢する付勢部材とを備え、前記架設部材は、前取付部に左右方向の回動軸心回りに回動自在に枢支された第1部材と、ホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通する第2部材と、第1部材又は第2部材の一方に設けられていて第1部材及びホルダの回動軸心に直交する方向の軸心回りに回動自在な雄ネジ部と、第1部材又は第2部材の他方に設けられていて前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部とを備えていて雄ねじ部を軸心回りに回動させることで伸縮するように構成され、前記第1部材にバネ受部材を設け、このバネ受部材とホルダとの間に前記付勢部材を介装し、前記第2部材の後端側に該第2部材がホルダから前方側へ抜けるのを防止する抜止め部を設けたことを特徴とする。
また、前記構成のカバー弾下装置を左右一対備えていてもよい。
また、前記ホルダと抜止め部との間に、後部カバーを下方側に揺動させる荷重によって圧縮変形するバネ部材が介装されているのがよい。
また、後部カバーの左右一側に前記構成のカバー弾下装置を備えると共に、後部カバーの左右他側に前記構成のカバー弾下装置とは異なる第2のカバー弾下装置を備え、この第2のカバー弾下装置は、前端側が機枠側に設けられた前取付部に左右方向の回動軸心回りに回動自在に枢支され、且つ後部側が後部カバー側に設けられた後取付部に左右方向の回動軸心回りに回動自在に支持されたホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通する弾下ロッドと、この弾下ロッドの後端側に取り付けられていてホルダの後端側に係合することにより弾下ロッドのホルダから前方側への抜止めを図って後部カバーの下方揺動を規制する規制部材と、弾下ロッドの前部側に設けられたバネ受部材と前記ホルダとの間に設けられていて後部カバーを接地方向に付勢する付勢部材とを備え、前記規制部材は弾下ロッドの軸心方向に位置変更自在とされているのがよい。
また、前記構成のカバー弾下装置のホルダと抜止め部との間、及び第2のカバー弾下装置のホルダと規制部材との間に、後部カバーを下方側に揺動させる荷重によって圧縮変形するバネ部材が介装されているのがよい。
本発明のロータリ耕耘機によれば、通常耕耘時にあっては、付勢部材が後部カバーを接地方向に付勢して後部カバーの接地部分を接地させ、また、後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で耕耘する場合は、雄ねじ部を軸心回りに回動させて架設部材を収縮させることにより、後部カバーが上方に揺動して該後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で保持することができ、また、ロータリ耕耘部等をメンテナンスする場合は、雄ねじ部を軸心回りに回動させて架設部材を大幅に収縮させることにより、後部カバーを大きく持ち上げることができると共に該大きく持ち上げた位置に保持することができる。
したがって、本発明のロータリ耕耘機では、従来のロータリ耕耘機に対して以下の効果を奏する。
雄ねじ部を軸心回りに回動させて架設部材を伸縮させることにより後部カバーを上下揺動させることができるので、後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で耕耘する場合やロータリ耕耘部等をメンテナンスする場合等において、後部カバーを持ち上げなくてもよく、作業労力の軽減を図ることができる。
また、雄ねじ部の軸心回りの回動によって架設部材が伸縮することから、後部カバーの上下揺動調整を無段で調整することができ、後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で耕耘する場合に、精度良く調整することができる。
また、構造の簡素化が図れ、安価に構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2において、1はロータリ耕耘機を示しており、図2において省略されている部分は、図9に示すロータリ耕耘機1と略同様に構成される。
また、図9に示すロータリ耕耘機1と同様の構成部分は同様の符号を付して説明を省略する。
なお、本実施形態ではロータリ耕耘機1として、サイドドライブ式のロータリ耕耘機1を例示したが、センタードライブ式のロータリ耕耘機1であってもよい。
本実施形態のロータリ耕耘機1にあっては、図2、図3に示すように、左右各サポートアーム4の外端側に、板材からなり且つ板厚方向を左右方向に一致させて配置したサイドフレーム6L,6Rが設けられ、左側のサイドフレーム6Lの左右方向外側面に、左側サポートアーム4内の伝動軸からロータリ耕耘部8の爪軸9に動力伝達する伝動機構を収容する伝動ケースが取り付けられる。
この左右サイドフレーム4は、ロータリ耕耘部8の側方に配置されており、該ロータリ耕耘部8の上部側の側方を覆っている。
ロータリカバー16は、上部カバー17の下面側から後部カバー18の正面側にわたって設けられたゴム板等からなる弾性カバー23を備えており、該ロータリカバー16の上部カバー17は左右各サポートアーム4に固着された左右のブラケット26にも支持されている。
また、後部カバー18は、図9に示す整地部材19を備えていないタイプの後部カバー18が採用されている。
前取付部49は、ギヤケース3の左右両側に配置されていてそれぞれサポートアーム4に固着されており、本実施の形態では、前取付部49は左右方向に間隔をおいて配置された左右一対の板材52からなる。
なお、前取付部49は機枠2側に設けられていればよく、例えば、上部カバー17の上面側に設けられていてもよい。
左右各前取付部49の後方側にはそれぞれ補強部材43が設けられ、該左右各補強部材43は板材から形成されていて後部カバー18の背面に固着されており、左右方向に間隔をおいて配置された左右の側壁55と、左右の側壁55を連結する連結壁56とを備えてなる。
この補強部材43の左右の側壁55の上部側(前部側)は、後部カバー18から背面側に突出するように形成され、この補強部材43の左右側壁55の上部側が後取付部50とされている。
左右一対のカバー弾下装置は、本実施の形態では、一方が、図1、図2、図4、図5に示す構造の第1のカバー弾下装置57Aとされ、他方が、図6に示す構造の第2のカバー弾下装置57Bとされている。
第1のカバー弾下装置57Aは、前取付部49と後取付部50とにわたって架設された架設部材58と、後取付部50に左右方向の回動軸心S1回りに回動自在に支持されたホルダ59と、後部カバー18を接地方向に付勢する付勢部材60と、この付勢部材60の前側端部の位置規制をするバネ受部材61とを備えている。
架設部材58は、前取付部49に左右方向の回動軸心S2回りに回動自在に枢支された第1部材62と、この第1部材62側に設けられたネジ杆64と、ホルダ59を該ホルダ59の回動軸心S1に直交する方向に相対移動自在に貫通する第2部材63と、この第2部材63側に設けられたナット部材65とを備えてなる。
第1部材62は、軸心S3がホルダ59の回動軸心S1と当該第1部材62の回動軸心S2とに直交するように配置された円筒形の筒体66と、この筒体66の軸心方向前側端部に固着された直方体状のブロック体67と、左右方向の軸心S2を有する支持軸68とを有する。
ブロック体67は一方の前取付部49を構成する左右の板材52間に配置されており、該ブロック体67には左右方向に貫通形成された第1挿通孔69が設けられていると共に、該ブロック体67の後側端面に筒体66の前側端部が固着されており、且つブロック体67には筒体66の軸心S3方向に貫通形成された第2挿通孔70が設けられている。
支持軸68は、ブロック体67の第1挿通孔69に挿通されていると共に、左右端部側が一方の前取付部49を構成する左右の板材52に形成された支持孔71に軸心S2回りに回動自在に支持されており、これによって、第1部材62の前端側が左右方向の回動軸心S2回りに回動自在で且つ筒体66の軸心S3回りに回動不能で且つ筒体66の軸心S3方向に移動不能に支持されている。
また、支持軸68には、ブロック体67の第2挿通孔70の軸心に一致するように貫通孔72が形成されている。
ネジ杆64は筒体66に後端側から挿入されて該筒体66内に同心状に収納されている。
このネジ杆64は、軸心S3方向前部側が外面円滑状に形成され、軸心S3方向中途部から後端にかけて外面側に雄ねじ部73が形成されている。
また、このネジ杆64の前部側は、ブロック体67の第2挿通孔70及び支持軸68の貫通孔72を貫通してブロック体67の前側に突出されており、このブロック体67の前側に突出した部分にブロック体67の前側端面に接当する軸受74とハンドル75のボス76とが順に外嵌されており、ハンドル75のボス76はネジ杆64にピンによって固定されており、さらにネジ杆64には、ブロック体67の後側端面に接当する接当部材77が固着されている。
これによって、ネジ杆64は、軸心S3回りに回動自在で且つ第1部材62と回動軸心S2回りに一体回動自在で且つ軸心S3方向に移動不能に支持されている。
第2部材63は筒状の部材によって構成されており、第1部材62の筒体66に同心状で軸心方向移動自在に後端側から挿入されていると共に、該第2部材63にネジ杆64の雄ねじ部73が挿通されている。
ナット部材65の内面側の雌ねじ部80はネジ杆64の雄ねじ部73に螺合されていると共に、第2部材63の前側端部に固着されている。
前記構成の架設部材58にあっては、ハンドル75を把持してネジ杆64を軸心S3回りに回動させることによりナット部材65がネジ杆64に対して螺進又は螺退して、第2部材63が第1部材62に対して軸心S3方向に移動し、これにより該架設部材58が伸縮するように構成されている。
また、ネジ杆64の後端側には有底の孔81が径方向に形成されていると共に、この有底孔81に抜止め部材82が出退自在に挿入され、この抜止め部材82と有底孔81の底部との間に抜止め部材82を突出方向に付勢するバネ83が介装されており、架設部材58を伸張させた時に抜止め部材82がナット部材65に接当することにより、第2部材63が第1部材62から抜けないように構成されている。
前記ホルダ59は、一方の前取付部49に対応する後取付部50を構成する補強部材43の左右側壁55間に配置された受け部84と、この受け部84の左右両側から突出して前記側壁55に形成された支持孔86に回動軸心S1回りに回動自在に支持された軸部85とを備えている。
受け部84は、回動軸心S1を軸心とする円柱体の外面側を平坦状に切除してなる受け面87F,87Rを径方向対称位置で且つ前後に有する。
また、受け部84には、一方の受け面87F,87Rから他方に受け面87F,87Rにかけて貫通する挿通孔88が回動軸心S1に直交状として形成されており、この挿通孔88を前記第2部材63の内筒体78の後部側が挿通している。
また、第2部材63の内筒体78の後端部には、該内筒体78のホルダ59の挿通孔88からの抜止めを図る抜止め部89が設けられている。
この抜止め部材89とホルダ59の後側受け面87Rとの間には、コイルバネからなるバネ部材90が内筒体78に套嵌されている。
前記付勢部材60は、コイルバネによって構成されていて、第1部材62の筒体66に套嵌されており、後側端部がホルダ59の前側受け面87Fに直接又はバネ受部材を介して間接的に接当している。
バネ受部材61は、付勢部材60の前側に配置されていて筒体66に軸心S3方向移動可能に外嵌されたバネ受本体91と、筒体66の上面側に形成された係合溝92に係合してバネ受本体91の筒体66に軸心S3方向の移動を規制するキー部材93と、このキー部材93を係合溝92に係合する方向に付勢するバネ部材94とを有する。
前記バネ受部材61は、バネ受本体91を筒体66の軸心S3回りに回動させることによりキー部材93がバネ受本体91と一体回動して係合溝92から離脱すると共に、バネ部材94の付勢力に抗して筒体66の径外方向に移動して筒体66の係合溝92が形成されていない部分に乗り上げることによりバネ受部材61の軸心方向の移動が可能となるように構成されている。
前記係合溝92は筒体66に軸心S3方向に間隔をおいて多数形成されている。
前記構成の第1のカバー弾下装置57Aにあっては、架設部材58を伸張させた状態から収縮させるとホルダ59がバネ部材90を介して抜止め部89に押圧され、これにより、図2に示すように、後部カバー18は下方に垂れ下がった状態から支軸22回りに上方に揺動する。
また、架設部材58を伸張させると前記とは逆に後部カバー18は下方に揺動する。
通常耕耘する場合は、架設部材58を最長長さ(又はその近傍長さ)に伸張させた状態とする。
この通常耕耘時にあっては、後部カバー18は、その下端側の接地部分95が地面に接当することにより後方に行くに従って下方に移行する前傾状の姿勢となると共に、付勢部材60はバネ受部材61とホルダ59との間で圧縮状とされて後部カバー18を接地方向に付勢する。
このとき、バネ受部材61を筒体66の軸心S3方向に移動させてキー部材93を他の係合溝92に係合させることにより、後部カバー18に対する付勢力を変更することができる。
また、通常耕耘状態では、ホルダ59が内筒体78を軸心S3方向に移動可能であるので、後部カバー18は耕耘深さに応じて上下に揺動可能である。
また、後部カバー18の接地部分95を地面から浮かせて耕耘する場合は、後部カバー18の接地部分95が地面から浮く状態になるまで架設部材58を収縮させる。
架設部材58は雄ねじ部73と雌ねじ部80との螺合によって伸縮調整される構造であるので、後部カバー18の上下揺動位置の調整は無段で調整が行え、後部カバー18を任意の位置で保持できると共に後部カバー18の上下揺動位置を作業時の条件に応じて精度良く調整することができる。
また、メンテナンス時においては、最短長さ(又はその近傍長さ)に収縮させる。
前記構成のカバー弾下装置57Aにあっては、通常耕耘時、接地部分95を地面から少し浮かせた状態での耕耘時、メンテナンス時における後部カバー18の上下揺動位置の調整は、すべてネジ杆64を回動させるだけで行えるので、操作が簡単であり説明書きがなくても使用できると共に、従来のように後部カバー18を持ち上げる必要もないため作業労力の軽減を図ることができ、また、従来のカバー弾下装置に比べて構造の簡素化も図ることができる。
第2のカバー弾下装置57Bは、図6に示すように、後取付部50に左右方向の回動軸心S1回りに回動自在に支持されたホルダ59と、前端側が前取付部49に左右方向の回動軸心S2回りに回動自在に枢支され且つ後部側が前記ホルダ59を該ホルダ59の回動軸心S1に直交する方向に相対移動自在に貫通する弾下ロッド96と、この弾下ロッド96の後端側に取り付けられていてホルダ59の後端側に係合することにより弾下ロッド96のホルダ59から前方側への抜止めを図って後部カバー18の下方揺動を規制する規制部材97と、弾下ロッド96のホルダ59前方側に套嵌されていて後部カバー18を接地方向に付勢する付勢部材60と、この付勢部材60の前側端部の位置規制を行うバネ受部材61とを備えてなる。
ホルダ59及びバネ受部材61は前記第1のカバー弾下装置57Aのホルダ59及びバネ受部材61と同様の構造に形成されているので、説明は省略する。
この第2のカバー弾下装置57Bのホルダ59の回動軸心S1は、第1のカバー弾下装置57Aのホルダ59の回動軸心S1と同心状とされている。
弾下ロッド96には、第1のカバー弾下装置57Aの係合溝92と同様の係合溝92が軸心方向に間隔をおいて形成されている。
弾下ロッド96の前端側は、他方の前取付部49を構成する板材52間に配置されていて左右方向の軸心S2を有する枢軸98によって該前取付部49に左右方向の回動軸心S2回りに回動自在に枢支連結されており、この弾下ロッド96の回動軸心S2は、第1のカバー弾下装置57Aの架設部材58の回動軸心S2と同心状とされている。
弾下ロッド96の後部側は、ホルダ59の挿通孔88をロッド軸心方向に相対移動自在に挿通している。
また、弾下ロッド96の後端側には、規制部材97が挿通されて該規制部材97を位置決めする係止孔99がロッド軸心方向に間隔をおいて複数形成されていて、該規制部材97は弾下ロッド96の軸心方向に位置変更自在とされている。
また、弾下ロッド96の規制部材97とホルダ59との間には、前記第1のカバー弾下装置57Aと同様のバネ部材90が套嵌されている。
また、弾下ロッド96の後端部には、該弾下ロッド96のホルダ59の挿通孔88からの抜止めを図る抜止め部100が設けられている。
本実施の形態にあっては、この第2のカバー弾下装置57Bにおける弾下ロッド96の回動軸心S2から抜止め部100までの距離は、第1のカバー弾下装置57Aの架設部材58を最長の長さにした場合における架設部材58の回動軸心S2から抜止め部89までの距離と等しくなるように形成されている。
前記構成の第2のカバー弾下装置57Bにあっては、通常耕耘時においては、規制部材97を係止孔99から抜脱して適当な場所に保管しておく。
この通常耕耘時における作用は第1のカバー弾下装置57Aと同様である。
後部カバー18の接地部分95を地面から少し浮かせて耕耘する場合は、規制部材97を係止孔99から抜脱させた状態で第1のカバー弾下装置57Aによって後部カバー18の上下揺動位置を調整し、この調整した位置における第1のカバー弾下装置57Aの抜止め部89の架設部材58回動軸心S2からの距離に対して、弾下ロッド96の回動軸心S2から係止孔99までの距離が最も近い距離に位置する係止孔99に規制部材97を係止する。
この後部カバー18の接地部分95を地面から少し浮かせて耕耘する場合において、もし、第1、第2のカバー弾下装置57Bにバネ部材90が設けられていない場合は、第1のカバー弾下装置57Aにあっては抜止め部89が、第2のカバー弾下装置57Bにあっては規制部材97がそれぞれホルダ59の後側受け面87Rに接当して、これら抜止め部89・規制部材97が後部カバー18を下方に揺動させようとする荷重を受けることとなる。
このとき、架設部材58の回動軸心S2から抜止め部89までの距離と、弾下ロッド96の回動軸心S2から規制部材97までの距離とが同じであれば、後部カバー18を下方に揺動させようとする荷重は第1のカバー弾下装置57Aの抜止め部89及び第2のカバー弾下装置57Bの規制部材97に均等に作用するが、第1のカバー弾下装置57Aの架設部材58の回動軸心S2から抜止め部89までの距離と、第2のカバー弾下装置57Bの弾下ロッド96の回動軸心S2から規制部材97までの距離とが異なる場合は、抜止め部89又は規制部材97の一方が後部カバー18を下方に揺動させようとする荷重を一方的に負担することとなる。
これに対して、本実施の形態にあっては、第1のカバー弾下装置57Aにあっては、ホルダ59と抜止め部89との間、第2のカバー弾下装置57Bにあっては、ホルダ59と規制部材97との間にバネ部材90が設けられているので、第1のカバー弾下装置57Aの架設部材58の回動軸心S2から抜止め部89までの距離と、第2のカバー弾下装置57Bの弾下ロッド96の回動軸心S2から規制部材97までの距離とが異なる場合において、後部カバー18を下方側に揺動させようとする荷重によって一方のバネ部材90が圧縮変形して他方のバネ部材90がホルダ59に接当することとなり、後部カバー18を下方側に揺動させようとする荷重を第1のカバー弾下装置57Aの抜止め部89と第2のカバー弾下装置57Bの規制部材97とに分担させることができる。
また、メンテナンス時においては、架設部材58を最短長さに収縮させるとともに、規制部材97を最前の係止孔99に係止させる。
本実施の形態では、このメンテナンス時において、架設部材58の回動軸心S2から抜止め部89までの距離と、弾下ロッド96の回動軸心S2から規制部材97までの距離とが一致するように構成されている。
本実施の形態のロータリ耕耘機1において、左右のカバー弾下装置を第1のカバー弾下装置57Aのみによって構成してもよいが、左右一方のカバー弾下装置を第1のカバー弾下装置58Aで構成すると共に他方を第1のカバー弾下装置57Aに比べて構造的にシンプルな第2のカバー弾下装置57Bで構成することにより、ロータリ耕耘機1を安価に提供することができる。
図7及び図8に示すカバー弾下装置102は、他の形式のカバー弾下装置を示している。
このカバー弾下装置102は、後取付部103に左右軸回りに回動自在に支持されたホルダ104と、前端側が前取付部105に左右軸回りに回動自在に枢支され且つ後部側が前記ホルダ104を該ホルダ104の回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通する弾下ロッド106と、この弾下ロッド106のホルダ104前方側に套嵌されていていて後部カバー18を接地方向に付勢する付勢部材107と、この付勢部材107の端部の位置規制を行うバネ受部材108とを備えている点で前記第2のカバー弾下装置57Bと構成が一致しており、メンテナンス時において弾下ロッド106に形成されたロック孔109に挿通されて後部カバー18の下方揺動を規制するロックピン110と、弾下ロッド106の後端側の抜止め部111の前方側に間隔をおいて配置されていて弾下ロッド106に係脱自在に係止されるバネロック112と、弾下ロッド106の抜止め部111とバネロック112との間に圧縮状に介装されていて後部カバー18の持ち上げ力を軽減するコイルバネからなるアシストバネ113とを備えている点で前記第2のカバー弾下装置57Bと構成が相違している。
図7及び図8に示すカバー弾下装置102にあっては、通常耕耘時においては、図8(b)に示すように、操作レバー114を倒しておくと共に、アシストバネ113を抜止め部111とバネロック112との間に圧縮状に介装させておく。
このとき、ロックピン110は、第1バネ115によって弾下ロッド106から離反した位置に保持され、弾下ロッド106はホルダ104に対して軸心方向相対移動自在であり、後部カバー18は上下揺動自在であると共に付勢部材107によって接地方向に付勢されている。
また、メンテナンス時においては、図8(c)に示すように、操作レバー114を起こすと共に、バネロック112を弾下ロッド106から取り外しておく。
このとき、ロックピン110は弾下ロッド106の径方向に移動可能であると共に第2バネ116によって弾下ロッド106の径方向内方側に付勢され、アシストバネ113はホルダ104と抜止め部111との間に圧縮状に介在してホルダ104を前方側に付勢する。
前記ロックピン110は、後部カバー18を持ち上げる際には、弾下ロッド106上を該弾下ロッド106に対して相対的に前方側に摺動し、ロックピン110がロック孔109に一致すると第2バネ116の付勢力によってロック孔109に挿入し、後部カバー18をメンテナンス位置に保持する。
また、アシストバネ113の付勢力は後部カバー18を上方揺動させる方向に作用し、これによって後部カバー18の持ち上げに要する力が軽減される。
第1のカバー弾下装置の側面断面図である。 ロータリ耕耘機の側面図である。 ロータリ耕耘機の平面図である。 第1のカバー弾下装置及びロータリカバーの側面図である。 (a)は図1の矢示Bの断面図であり、(b)は図1の矢示Cの断面図であり、(c)は図1のD−D線矢示断面図である。 第2のカバー弾下装置の側面図である。 他の形式のカバー弾下装置を示す側面図である。 (a)は他の形式のカバー弾下装置の側面図、(b)はロックピンのロック解除状態を示す側面断面図、(c)はロックピンロック可能状態を示す側面断面図である。 従来のロータリ耕耘機の側面図である。
符号の説明
2 機枠
8 ロータリ耕耘部
17 上部カバー
18 後部カバー
49 前取付部
50 後取付部
57A カバー弾下装置(第1のカバー弾下装置)
57B 第2のカバー弾下装置
58 架設部材
59 ホルダ
60 付勢部材
61 バネ受部材
62 第1部材
63 第2部材
73 雄ねじ部
80 雌ねじ部
89 抜止め部
90 バネ部材
96 弾下ロッド
97 規制部材
S1 ホルダの回動軸心
S2 架設部材又は弾下ロッドの回動軸心
S3 雄ねじ部の軸心

Claims (5)

  1. 機枠(2)に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部(8)と、該ロータリ耕耘部(8)の上方を覆う上部カバー(17)とを設け、前記上部カバー(17)の後端側に左右方向の軸心回りに回動自在に枢支連結されていると共にロータリ耕耘部(8)の後方を覆い且つ圃場を整地する後部カバー(18)を備え、この後部カバー(18)側と前記機枠(2)側とにわたって後部カバー(18)を接地方向に付勢するカバー弾下装置(57A)を設けたロータリ耕耘機において、
    カバー弾下装置(57A)は、機枠(2)側に設けられた前取付部(49)と後部カバー(18)側に設けられた後取付部(50)とにわたって架設された架設部材(58)と、後取付部(50)に左右方向の回動軸心(S1)回りに回動自在に支持されたホルダ(59)と、後部カバー(18)を接地方向に付勢する付勢部材(60)とを備え、前記架設部材(58)は、前取付部(49)に左右方向の回動軸心(S2)回りに回動自在に枢支された第1部材(62)と、ホルダ(59)を該ホルダ(59)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通する第2部材(63)と、第1部材(62)又は第2部材(63)の一方に設けられていてホルダ(59)及び第1部材(62)の回動軸心(S1,S2)に直交する方向の軸心(S3)回りに回動自在な雄ネジ部(73)と、第1部材(62)又は第2部材(63)の他方に設けられていて前記雄ネジ部(73)に螺合する雌ネジ部(80)とを備えていて雄ねじ部(73)を軸心(S3)回りに回動させることで伸縮するように構成され、前記第1部材(62)にバネ受部材(61)を設け、このバネ受部材(61)とホルダ(59)との間に前記付勢部材(60)を介装し、前記第2部材(63)の後端側に該第2部材(63)がホルダ(59)から前方側へ抜けるのを防止する抜止め部(89)を設けたことを特徴とするロータリ耕耘機。
  2. 請求項1に記載のカバー弾下装置(57A)を左右一対備えていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機。
  3. ホルダ(59)と抜止め部(89)との間に、後部カバー(18)を下方側に揺動させる荷重によって圧縮変形するバネ部材(90)が介装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリ耕耘機。
  4. 後部カバー(18)の左右一側に請求項1に記載のカバー弾下装置(57A)を備えると共に、後部カバー(18)の左右他側に請求項1に記載のカバー弾下装置(57A)とは異なる第2のカバー弾下装置(57B)を備え、この第2のカバー弾下装置(57B)は、前端側が機枠(2)側に設けられた前取付部(49)に左右方向の回動軸心(S2)回りに回動自在に枢支され、且つ後部側が後部カバー(18)側に設けられた後取付部(50)に左右方向の回動軸心(S1)回りに回動自在に支持されたホルダ(59)を該ホルダ(59)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通する弾下ロッド(96)と、この弾下ロッド(96)の後端側に取り付けられていてホルダ(59)の後端側に係合することにより弾下ロッド(96)のホルダ(59)から前方側への抜止めを図って後部カバー(18)の下方揺動を規制する規制部材(97)と、弾下ロッド(96)の前部側に設けられたバネ受部材(61)と前記ホルダ(59)との間に設けられていて後部カバー(18)を接地方向に付勢する付勢部材(60)とを備え、前記規制部材(97)は弾下ロッド(96)の軸心方向に位置変更自在とされていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機。
  5. 請求項1に記載のカバー弾下装置(57A)のホルダ(59)と抜止め部(89)との間、及び第2のカバー弾下装置(57B)のホルダ(59)と規制部材(97)との間に、後部カバー(18)を下方側に揺動させる荷重によって圧縮変形するバネ部材(90)が介装されていることを特徴とする請求項4に記載のロータリ耕耘機。
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