JP4627048B2 - ロータリ耕耘機 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータリ耕耘機に関するものである。
従来、圃場を耕耘するのに、トラクタの後部に三点リンク機構等を介して着脱自在且つ昇降自在に装着されて、圃場を移動しながら耕耘するロータリ耕耘機がある(特許文献1参照)。
このロータリ耕耘機は、三点リンク機構に連結される機枠と、この機枠の下部に設けられたロータリ耕耘部と、このロータリ耕耘部を覆うロータリカバーとを備えている。
ロータリカバーは、ロータリ耕耘部の上方を覆う上部カバーと、ロータリ耕耘部の後方を覆う後部カバーとを備えており、上部カバーは機枠側に固定され、後部カバーは、その前端側が上部カバーの後端側に左右方向に配置された支軸を介して左右軸回りに回動自在に支持されていて上下揺動自在とされていると共に、耕耘時において、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に配置されていて、後端側が圃場に接地して該圃場を整地する。
また、ロータリ耕耘機にあっては、機枠と後部カバーの背面とにわたって、後部カバーを接地方向に付勢する弾下装置が左右一対設けられている。
この弾下装置は、長さ方向伸縮不能なロッド部材と、このロッド部材に套嵌されたコイルバネと、ロッド部材が挿通されていて該ロッド部材に対して軸心方向に相対移動自在なホルダと、前記コイルバネの端部の位置決めをするバネ受体とを備えている。
ロッド部材の前端側は、機枠側に固定された前取付部に左右軸回り回動自在に枢支連結され、ホルダは後部カバーの背面側に設けられた後取付部に左右軸回り回動自在に支持されており、コイルバネはホルダと前取付部との間に配置され、バネ受体はコイルバネと前取付部との間に配置されている。
ロッド部材の後端側には、該ロッド部材がホルダから前側に抜けるのを防止する抜止め部が設けられ、バネ受体は、ロッド部材に設けられた係合溝に係脱自在に係合して該バネ受体のロッド軸心方向(ロッド長さ方向)の移動規制をするキー部材を有する。
バネ受体のキー部材が係合する係合溝はロッド部材の軸心方向に間隔をおいて複数形成されており、キー部材を係合溝から離脱させると共にバネ受体をロッド部材軸心方向にスライドさせてキー部材を他の係合溝に係合させることによりバネ受部材がロッド部材に対して軸心方向に位置変更可能とされている。
前記構成の弾下装置にあっては、耕耘時においては、後部カバーの後端側が接地すると共にコイルバネがバネ受体とホルダとの間で圧縮状態とされていて、後部カバーは上下揺動可能であると共にコイルバネの付勢力によって接地方向に付勢されている。
また、前記弾下装置にあっては、ホルダにロックピンが設けられており、このロックピンはロッド部材に形成されたロック孔に係合することによりロッド部材に対するホルダのロッド軸心方向の相対移動を規制して後部カバーの下方揺動を規制するよう構成されている。
このロックピンは該ロックピンをロック孔から外れたロック解除位置に保持可能とされ、ロックピンをロック解除位置に保持することによりロッド部材に対するホルダのロッド部材軸心方向の相対移動が許容される。
また、ホルダには、ロックピンをロック孔に対して係合可能な状態としたときに該ロックピンをロック孔に係合する方向に付勢するバネ部材が設けられている。
前述したロータリ耕耘機にあっては、耕耘時においては、前記ロックピンをロック解除位置に保持しておいてロッド部材に対するホルダのロッド部材軸心方向の相対移動を許容するようにしておく。
また、ロータリ耕耘部又はロータリカバー等をメンテナンス等する際においては、バネ受部材のキー部材を係合溝から離脱する位置にして該バネ受部材をロッド部材軸心方向にスライド自在な状態にしておくと共にロックピンをロック孔に係合可能な状態にして後部カバーを持ち上げて上方に揺動させると、ロックピンがバネ部材の付勢力によって自動的にロック孔に係合し、後部カバーを地面から大きく上昇させた位置でロックすることができるように構成されている。
また、作業時において、ロックピンによって後部カバーの接地部分が地面から少し浮いた状態で該後部カバーを保持し、この状態で耕耘作業をする場合がある。
特開2005−143390号公報
前記従来のロータリ耕耘機にあっては、ロータリ耕耘部又はロータリカバー等のメンテナンスを行う場合、後部カバーをかなり上まで持ち上げなければならないが、後部カバーの正面側に泥土が付着していると該後部カバーを持ち上げるのにかなり大きな持上げ力を要し、重労働であると共に泥土の付着量によっては作業者一人では持ち上がらないこともある。
また、後部カバーを地面から少し浮かせた状態で耕耘作業をする場合、土の盛り上がりによって後部カバーが上昇してロックピンが前側のロック孔に係合し、該上昇した位置で後部カバーがロックされてしまうという場合がある。
また、後部カバーの上下位置調整は有段の調整となり、微妙な調整が行えないという問題もある。
そこで、ロッド部材をネジ式伸縮構造によって長さ方向伸縮可能に構成すると共に該ロッド部材を伸縮することにより後部カバーの上下揺動範囲の下限位置を設定可能とすることで、後部カバーを上方に持ち上げる際の作業労力の軽減を図ると共に、後部カバーを地面から少し浮かせた状態に確実に保持でき且つ後部カバーの上下位置調整を無段で行えるようにすることが考えられている。
しかしながら、後部カバーの接地部分が地面から少し浮いた状態となるように該後部カバーを保持した状態で耕耘作業をする場合、ロッド部材をネジ式伸縮構造によって伸縮自在に構成すると、後部カバーの上下揺動位置の調整(後部カバーの下限位置の調整)を行う場合、ロッド部材をどの程度収縮させたかわからないので、後部カバーの上下調整量の見当が付きにくいという問題が生じる。
本発明は、前記問題点に鑑みて、後部カバーを持ち上げる際の労力軽減を図るべく後部カバーに接地圧を付勢する弾下装置のロッド部材をネジ式伸縮構造によって長さ方向伸縮自在に構成すると共に、該ロッド部材をネジ式伸縮構造によって構成したものであっても、ロッド部材の伸縮量の見当が容易に付くロータリ耕耘機を提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、機枠に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部の上方を覆う上部カバーを設け、この上部カバーの後端側に上下揺動自在に枢支連結されていて前記ロータリ耕耘部の後方を覆う後部カバーを備え、機枠側の前
取付部と後部カバー側の後取付部とに亘って設けられたロッド部材と、該ロッド部材に套嵌されていて前記後部カバーを接地方向に付勢するバネとを備えてなる弾下装置を左右一対備えたロータリ耕耘機において、
一方の弾下装置は、ロッド部材がネジ式伸縮構造によって長さ方向伸縮可能に構成されていて該ロッド部材を伸縮することにより後部カバーの上下揺動範囲の下限位置が設定可能とされ、
他方の弾下装置は、ロッド部材が長さ方向伸縮不能に形成されていると共に、該ロッド部材の前後一方側が該前後一方側の取付部に左右軸回り回動自在に枢支され、該ロッド部材の前後他方側が該前後他方側の取付部に左右軸回り回動自在に枢支されたホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通しており、
前記一方の弾下装置のロッド部材は、前取付部に左右軸回りに回動自在に枢支された第1部材と、後取付部に左右軸回りに回動自在に枢支されたホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通し且つホルダに対して前側に抜けないように抜止めされた第2部材と、これら第1,2部材の一方側に設けられた雄ネジ部と、第1,2部材の他方側に設けられていて前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部とを備えていて、前記雄ネジ部と雌ネジ部との螺合により第2部材が第1部材に対して長さ方向に移動することでロッド部材が伸縮するように構成され、第1部材にバネ受体を設けると共に該バネ受体と前記ホルダとの間に前記バネが圧縮状に介装されたことを特徴とする
また、他の技術的手段は、機枠に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部の上方を覆う上部カバーを設け、この上部カバーの後端側に上下揺動自在に枢支連結されていて前記ロータリ耕耘部の後方を覆う後部カバーを備え、機枠側の前取付部と後部カバー側の後取付部とに亘って設けられたロッド部材と、該ロッド部材に套嵌されていて前記後部カバーを接地方向に付勢するバネとを備えてなる弾下装置を左右一対備えたロータリ耕耘機において、
一方の弾下装置のロッド部材は、前取付部に左右軸回りに回動自在に枢支された筒体を有する第1部材と、前記筒体内に同心状に収納されていて前部が前記第1部材に軸心回りに回動自在に支持されたネジ杆と、後取付部に左右軸回りに回動自在に枢支されたホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通し且つホルダに対して前側に抜けないように抜止めされた第2部材と、この第2部材の前端側に設けられていて前記ネジ杆に螺合する雌ねじ部とを備えていて、前記ネジ杆を軸心回りに回動させて前記雌ねじ部を螺進又は螺退させることにより伸縮自在とされており、
前記ネジ杆を軸心方向全長にわたって筒体で包囲するように該筒体の後端側はネジ杆の後端側にまで延びており、前記筒体にバネ受体を設け、前記バネを前記筒体に套嵌すると共に前記バネ受体と前記ホルダとの間に圧縮状に介装しており、
他方の弾下装置は、ロッド部材が長さ方向伸縮不能に形成されていると共に、該ロッド部材の前後一方側が該前後一方側の取付部に左右軸回り回動自在に枢支され、該ロッド部材の前後他方側が該前後他方側の取付部に左右軸回り回動自在に枢支されたホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通していることを特徴とする。
また、他の技術的手段は、機枠に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部の上方を覆う上部カバーを設け、この上部カバーの後端側に上下揺動自在に枢支連結されていて前記ロータリ耕耘部の後方を覆う後部カバーを備え、機枠側に左右一対の前取付部を設け、後部カバー側に左右一対の後取付部を設けると共に各後取付部に左右軸回りに同心状に回動自在に枢支されたホルダを設け、前取付部と、該前取付部と左右方向で同じ側にある後取付部とに亘って設けられたロッド部材を備え、左右各ロッド部材には前記後部カバーを接地方向に付勢するバネが套嵌されており、
一方のロッド部材は、前取付部に左右軸回りに回動自在に枢支された第1部材と、ホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通し且つ該ホルダに対して前側に抜けないように抜止めされた第2部材とを備えていて、ネジ式伸縮構造によって第1部材に対して第2部材を近接離反することにより長さ方向伸縮可能とされ、該一方のロッド部材を収縮させてホルダを引き上げることにより、後部カバーの上下揺動範囲の下限位置が設定可能とされ、
他方のロッド部材は、長さ方向伸縮不能に形成されていると共に前側が前取付部に前記第1部材の回動軸心と同心状に枢支され、後側がホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通していることを特徴とする。
本発明のロータリ耕耘機によれば、左右の弾下装置のうち、一方の弾下装置のロッド部材をネジ式伸縮構造によって長さ方向伸縮可能に構成し、該ロッド部材を伸縮することにより後部カバーの上下揺動範囲の下限位置を設定可能としたので、ロータリ耕耘部等をメンテナンスする場合において、ロッド部材を大幅に収縮させて後部カバーを大きく持ち上げることができ、これにより、後部カバーを人手によって直接持ち上げなくてもよく、作業労力の軽減を図ることができる。
また、耕耘時において、後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で耕耘する場合は、ロッド部材を収縮させることにより、後部カバーが上方に揺動して該後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で確実保持することができると共に、後部カバーの上下位置調整を無段で調整することができ、後部カバーの下限位置を精度良く設定することができる。
特に、左右の弾下装置のうち他方の弾下装置のロッド部材は、長さ方向伸縮不能に形成されていると共に、該ロッド部材の前後一方側が該前後一方側の取付部に左右軸回りに回動自在に枢支され、該ロッド部材の前後他方側が該前後他方側の取付部に左右軸回り回動自在に枢支されたホルダを該ホルダの回動軸心に直交する方向に相対移動自在に貫通しているので、一方の弾下装置のロッド部材を収縮させるにしたがって、他方のロッド部材のホルダからの突出量が大きくなり、これによって、後部カバーの接地部分を地面から少し浮かせた状態で耕耘する場合に、一方の弾下装置のロッド部材の伸縮量が、他方のロッド部材のホルダからの突出量を目視することによって認識することができ、一方の弾下装置のロッド部材の伸縮量の見当を付けることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2において、1はトラクタ等の車輌の後部等に、三点リンク機構等を介して着脱自在且つ昇降自在に装着されて、圃場を移動しながら耕耘するロータリ耕耘機である。
このロータリ耕耘機1は、三点リンク機構に連結される機枠2と、この機枠2の下部に設けられたロータリ耕耘部3と、このロータリ耕耘部3を覆うロータリカバー4とを備えている。
機枠2は、図2,図3に示すように、左右方向中央部のギヤケース5から左右両側にサポートアーム6を突設していると共に、左右各サポートアーム6の外端側に、板材からなり且つ板厚方向を左右方向に一致させて配置したサイドフレーム7L,7Rを下方突出状に設け、左側のサイドフレーム7Lの左右方向外側面に、ロータリ耕耘部3へと動力を伝達する伝動機構を収容する伝動ケース8が取り付けられてなる。
ロータリ耕耘部8は、左右のサイドフレーム7L,7Rの下部間に左右方向の軸心回りに回転自在に支持された爪軸9と、この爪軸9に左右方向にわたって取り付けられた多数の耕耘爪10とを備えてなる。
機枠2のギヤケース5には、トラクタのPTO軸からユニバーサルジョイント等を介して該ギヤケース5内の伝動機構に動力を入力する入力軸が設けられ、この入力軸を介して入力された動力は、ギヤケース5内の伝動機構から左側のサポートアーム6内の伝動軸を介して伝動ケース8内の伝動機構に伝達されると共に、この伝動ケース8内の伝動機構から爪軸9に伝達されて、該爪軸9が軸心回りに矢示A方向に回転駆動されるように構成されている。
ロータリカバー4は、ロータリ耕耘部3の上方を覆う上部カバー11と、ロータリ耕耘部3の後方を覆う後部カバー12と、ロータリ耕耘部3の後方側の左右両側を覆う左右一対の側部カバー13とを備えてなる。
上部カバー11は、その左右方向の端部が、左右のサイドフレーム7L,7Rの内側に固着された側板14に固定されている。
後部カバー12は、耕耘時にあっては、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に配置され、その上端側(前端側)が左右側板14間の後端側(上部カバー11の後端側)に左右方向に配置された支軸16を介して左右方向の軸心回りに回動自在に支持されていて上下揺動自在とされており、該後部カバー12はロータリ耕耘部3から後方に放てきされた耕耘土を受けると共に下端側(後端側)が圃場に接地して該圃場を整地する。
なお、後部カバー12として、下端側に整地部材を着脱自在に備えたタイプのものが採用されていてもよい。
左右の側部カバー13は、左右方向で同じ側にあるサイドフレーム7L,7Rに固定されている。
また、ロータリ耕耘機1にあっては、後部カバー12を下方側に付勢する(接地方向に付勢する)左右一対の弾下装置19A,19Bが、機枠2側に設けられた前取付部17と、後部カバー12の背面に設けられた後取付部18とにわたって設けられている。
前取付部17は、ギヤケース5の左右両側に配置されていてそれぞれサポートアーム6に固着されており、本実施の形態では、左右方向に間隔をおいて配置された左右一対の板材17aから構成されている。
なお、前取付部17は機枠2側に設けられていればよく、例えば、上部カバー11の上面側に設けられていてもよい。
左右各前取付部17の後方側にはそれぞれ補強部材20が設けられ、該左右各補強部材20は板材から形成されていて後部カバー12の背面に固着されており、左右方向に間隔をおいて配置された左右の側壁21と、左右の側壁21を連結する連結壁22とを備えてなる。
この補強部材20の左右の側壁21の上部側(前部側)は、後部カバー12から背面側に向けて突出するように形成され、この補強部材20の左右側壁21の上部側が後取付部18とされている。
左右の各弾下装置19A,19Bは、図1、図2、図4〜図6に示すように、左右方向で同じ側にある前取付部17と後取付部18とにわたって設けられており、該弾下装置19A,19Bは、前取付部17と後取付部18とにわたって設けられたロッド部材23A,23Bと、後取付部18に左右方向の回動軸心S1回りに回動自在に支持されたホルダ24A,24Bと、後部カバー12を接地方向に付勢するバネ25と、このバネ25の前側端部の位置規制をするバネ受体26A,26Bとを備えている。
一方の第1弾下装置19Aのロッド部材23Aは、ネジ式伸縮構造によって長さ方向伸縮可能に構成されていて、前取付部17に左右方向の回動軸心S2回りに回動自在に枢支された第1部材27と、この第1部材27側に設けられたネジ杆28と、前記ホルダ24Aを該ホルダ24Aの回動軸心S1に直交する方向に相対移動自在に貫通する第2部材29と、この第2部材29側に設けられたナット部材30とを備えてなる。
第1部材27は、軸心S3がホルダ24Aの回動軸心S1と当該第1部材27の回動軸心S2とに直交するように配置された円筒形の筒体31と、この筒体31の軸心S3方向前側端部に固着された取付体32と、この取付体32に固着された支持軸33とを有する。
支持軸33は、一方の前取付部17を構成する左右の板材17aにわたって配置されており、左右端部側が該一方の前取付部17の左右の板材17aに形成された支持孔34に挿通されていて、該前取付部17に回動軸心S2回りに回動自在に支持されている。
取付体32は、一方の前取付部17を構成する左右の板材17a間に配置されており、支持軸33の前側に位置する前壁36と、支持軸33の上下に位置する上下壁37,38と、支持軸33の後側に位置する後壁39とから筒状に形成されており、本実施の形態では、上下壁37,38と後壁39とは板材をコ字形に折曲することにより一体形成され、前壁36は上下壁37,38とは別体のプレートによって構成され、該前壁36に上下壁37,38の前端側が固着されている。
第1部材27の筒体31は、その前端側が前記取付体32の後壁39後面に固着されている。
前記構成によって、第1部材27の前端側が前取付部17に、回動軸心S2回り回動自在で且つ筒体31の軸心S3回りに回動不能で且つ筒体31の軸心S3方向に移動不能に支持されている。
前記ネジ杆28は筒体31に後端側から挿入されて該筒体31内に同心状に収納されている。
このネジ杆28は、軸心S3方向前部側28aが外面円滑状に形成され、軸心S3方向中途部から後端にかけて外周面に雄ネジ部28bが形成されている。
また、このネジ杆28の前部側28aは、取付体32の前後壁36,39及び支持軸33を、該回動軸心S2に直交するように貫通して取付体32の前側に突出されており、この取付体32の前側に突出した部分に取付体32の前壁36前面に接当する軸受42とハンドル43のボス44とが順に外嵌されており、ハンドル43のボス44がネジ杆28にピンによって固定されることでネジ杆28が抜止めされており、さらにネジ杆28には、取付体32の後壁39後面に接当する接当部材45が固着されている。
これによって、ネジ杆28は、軸心S3回りに回動自在で、且つ第1部材27と回動軸心S2回りに一体回動自在で、且つ軸心S3方向に移動不能に支持されている。
第2部材29は六角形の筒部材によって構成されており、第1部材27の筒体31に同心状で且つ軸心S3方向移動自在に後端側から挿入可能とされていると共に、該第2部材29にネジ杆28の雄ネジ部28bが挿通可能とされている。
ナット部材30は第2部材29の前側端部に同心状として固着されていると共に、該ナット部材30の内面側の雌ネジ部46はネジ杆28の雄ネジ部28bに螺合されている。
前記構成の一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aにあっては、ハンドル43を把持してネジ杆28を軸心S3回りに回動させることによりナット部材30がネジ杆28に対して螺進又は螺退して、第2部材29が第1部材27に対して軸心S3方向に移動し、これにより該ロッド部材23Aが長さ方向に伸縮するように構成されている。
なお、雄ネジ部を第2部材29側に設けると共に雌ネジ部を第1部材27側に設け、雌ネジ部又は雄ネジ部の一方を回動させることにより、第2部材29を第1部材27に対して軸心S3方向に移動させて該ロッド部材23Aが長さ方向に伸縮するように構成してもよく、第1,2部材27,28の一方に設けた雄ネジ部と、第1,2部材27,28の他方に設けた雌ネジとの螺合によって、第2部材29が第1部材27に対して軸心S3方向(ロッド部材23Aの長さ方向)に移動してロッド部材23Aが長さ方向に伸縮するように構成されていればよい。
また、雌ネジ部又は雄ネジ部の一方をモータによって回動するようにしてもよい。
また、ネジ杆28の後端側には有底の孔47が径方向に形成されていると共に、この有底孔47に抜止め部材48が出退自在に挿入され、この抜止め部材48と有底孔47の底部との間に抜止め部材48を突出方向に付勢するバネ49が介装されており、ロッド部材23Aを最も伸長させた時に抜止め部材48がナット部材30に接当することにより、第2部材29が第1部材27から抜けないように構成されている。
一方の弾下装置19Aのホルダ24Aは、図1,図8(a)に示すように、一方の前取付部17に対応する後取付部18を構成する補強部材20の左右側壁21間に配置された受け部51と、この受け部51の左右両側から突出する軸部52とを備え、軸部52は左右方向で同じ側にある側壁21に形成された支持孔53に回動軸心S1回りに回動自在に挿通されており、これによって、ホルダ24Aが後取付部18に回動軸心S1回りに回動自在に支持されている。
受け部51は、回動軸心S1を軸心とする円柱体の外面側を平坦状に切除してなる受け面51F,51Rを径方向対称位置で且つ前後に有する。
また、受け部51には、一方の受け面51F,51Rから他方の受け面51F,51Rにかけて貫通する六角孔状の挿通孔54が回動軸心S1に直交状として形成されており、この挿通孔54Aを前記第2部材29の後部側が、軸心S3方向に移動自在に且つ軸心S3回り回動不能に挿通している。
また、第2部材29の後端部には、ホルダ24Aの後側受け面51Rに接当して、第2部材29の挿通孔54Aから前側へのの抜止めを図る抜止め部55が設けられている。
前記構成により、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aの後端側が後取付部18にホルダ24Aの回動軸心S1回りに回動自在に枢支されている。
他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bは、長さ方向伸縮不能な円柱状の棒材から構成されており、該ロッド部材23Bの前端側は、他方の前取付部17を構成する板材17a間に配置されていて左右方向の軸心S2を有する枢軸56によって該前取付部17に左右方向の回動軸心S2回りに回動自在に枢支連結されており、このロッド部材23Bの回動軸心S2は、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aの回動軸心S2と同心状とされている。
このロッド部材23Bの後部側は、後取付部18に設けられたホルダ24Bの挿通孔54Bをロッド部材軸心S4方向に相対移動自在に挿通している。
この他方の弾下装置19Bのホルダ24Bは、図8(b),(c)に示すように、図8(a)に示す一方の弾下装置19Aのホルダ24Aに、他方の弾下装置19Bの円柱状のロッド部材23Bが挿通し得るように仮想線で示すように追加加工することにより形成されていて、該他方の弾下装置19Bのホルダ24Aは、一方の弾下装置19Aのホルダ24Aと同心状で且つ該一方の弾下装置19Aのホルダ24Aと同様に後取付部18に取り付けられて枢支されている。
したがって、外観上は、一方の弾下装置19Aのホルダ24Aと他方の弾下装置19Bのホルダ24Bとは同様であり、外観の共通化及び成形型の共通化(部品の共通化)が図られている。
また、他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bの後端側には、該ロッド部材23Bのホルダ24Bの挿通孔57からの抜止めを図る抜止め部58が設けられており、該他方の弾下装置19Bにおけるロッド部材23Bの回動軸心S2から抜止め部58までの距離は、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aを最長の長さにした場合におけるロッド部材23Aの回動軸心S2から抜止め部55までの距離と等しくなるように形成されている。
なお、この他方の弾下装置19Bにあっては、ロッド部材23Bの後端側を枢軸56によって後取付部18に枢支連結し、前取付部17にホルダ24Bを設けると共にロッド部材23Bの前端側を該ホルダ24Bに挿通させるように構成してもよい。
前記バネ25は、コイルバネによって構成されていて、左右の各弾下装置19A,19Bのロッド部材2A,23Bのホルダ24A,24B前方側に套嵌されており、後端部がホルダ24A,24Bの前側受け面51Fにバネ受部材59A,59Bを介して接当しており、コイルバネ25の前端側は、一方の弾下装置19Aにあってはバネ受体26Aに直接接当し、他方の弾下装置19Bにあっては、該他方の弾下装置19Bのホルダ24Bに接当するバネ受部材59Bと同様のバネ受部材59Bを介して接当している。
前記バネ25は、左右の弾下装置19A,19Bにおいて同じ部品が採用されており、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aの筒体31に套嵌可能な径に形成され、筒体31と、第2部材29及び他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bとの径の違いはバネ受部材59A,59Bによって調整している。
バネ受体26A,26Bは、図1,図7に示すように、バネ25の前側に配置されていて一方の弾下装置19Aの筒体31又は他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bに軸心S3,S4方向移動可能に外嵌された本体61と、筒体31又はロッド部材23Bの上面側に形成された係合溝62に係合して本体61のロッド部材長さ方向の移動を規制するキー部材63と、このキー部材63を係合溝62に係合する方向に付勢するバネ部材64とを有する。
本体61には、筒体31又はロッド部材23Bを挿通させるためのロッド挿通孔65A,65Bと、キー部材63を収容するキー収容部66と、バネ部材64を収容するバネ収容部67A,67Bとが形成されている。
キー収容部66及びバネ収容部67A,67Bは、キー部材63及びバネ部材64を下方側から挿入すべく下端開放状に形成されている。
図7(b)に示す一方の弾下装置19Aのバネ受体26Aの本体61は、図7(a)に示す他方の弾下装置19Bのバネ受体26Bの本体61に、一方の弾下装置19Aのロッド挿通孔65Aとバネ収容部67Aの一部とを仮想線で示すように追加加工することで形成されており、外観の共通化、成形型の共通化(部品の共通化)が図られている。
なお、キー部材63及びバネ部材64も共通部品である。
前記構成のバネ受体26A,26Bにあっては、本体61をロッド部材23A,23Bの軸心S3,S4回りに回動させることによりキー部材63が本体61と一体回動し、バネ部材64の付勢力に抗してロッド部材23A,23Bの径外方向に移動して筒体31の係合溝62が形成されていない部分に乗り上げることにより係合溝62から離脱し、バネ受体26A,26Bのロッド部材長手方向の移動が可能となるように構成されている。
前記係合溝62は筒体31及びロッド部材23Bに軸心S3,S4方向に間隔をおいて複数形成されている。
前記構成の弾下装置19A,19Bにあっては、ホルダ24A,24B、バネ25、バネ受体26A,26Bの共通化を図ることにより、一方のロッド部材23Aと他方のロッド部材23Bとの構造が異なるものであっても、左右の弾下装置19A,19Bを外観上同じものに見せることができ、左右のロッド部材23A,23Bの外観上のバランスを略等しくすることができる。
また、前記構成の弾下装置19A,19Bにあっては、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aを伸長させた状態から収縮させるとホルダ24Aが抜止め部55に押圧され、これにより、図2に示すように、後部カバー12が下方に垂れ下がった状態から支軸16回りに上方に揺動する。
また、ロッド部材23Aを伸長させると前記とは逆に後部カバー12は自重で下方に揺動する。
通常耕耘する場合は、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aを最長長さ(又はその近傍長さ)に伸長させた状態とする。
この通常耕耘時にあっては、後部カバー12は、その下端側の接地部分が地面に接当することにより後方に行くに従って下方に移行する前傾状の姿勢となると共に、バネ25はバネ受体26A,26Bとホルダ24A,24Bとの間で圧縮状とされて後部カバー12を接地方向に付勢している。
このとき、バネ受体26A,26Bをロッド部材長手方向に移動させてキー部材63を他の係合溝62に係合させることにより、後部カバー12に対する付勢力を変更することができる。
また、通常耕耘状態では、ホルダ24A,24Bが一方の弾下装置19Aの第2部材29又は他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bに対して軸心S3,S4方向に移動可能であるので、後部カバー12は耕耘深さに応じて上下に揺動可能である。
また、後部カバー12の接地部分を地面から浮かせた状態で耕耘する場合は、後部カバー12の接地部分が地面から浮く状態になるまで一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aを収縮させて後部カバー12の上下揺動範囲の下限位置を所望の位置に設定する。
このとき、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aを収縮させるに伴って、他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bのホルダ24Bから後方に突出する突出量が大きくなっていくことから、該他方の弾下装置19Bのロッド部材23Bのホルダ24Bからの突出量によって、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aの収縮量、すなわち後部カバー12の上下位置(下限位置)の調整量の見当を付けることができる。
また、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aは雄ネジ部28bと雌ネジ部46との螺合によって伸縮調整されるネジ式伸縮構造であるので、後部カバー12の上下揺動位置の調整は無段で調整が行え、後部カバー12を任意の位置で保持できると共に後部カバー12の上下揺動位置を作業時の条件に応じて精度良く調整することができる。
また、メンテナンス時においては、一方の弾下装置19Aのロッド部材23Aを最短長さ(又はその近傍長さ)に収縮させる。
前記構成の弾下装置19A,19Bにあっては、後部カバー12の接地部分を地面から少し浮かせた状態での耕耘時、メンテナンス時における後部カバー12の上下揺動位置の調整は、すべてネジ杆28を回動させるだけで行えるので、操作が簡単であり説明書がなくても使用できると共に、従来のように作業者が人手で後部カバーを持ち上げる必要もないため作業労力の軽減を図ることができる。
また、従来の弾下装置にあっては、ホルダにロックピンやバネ部材を組み込んでいるので構造が複雑であり、また、ロッド部材にロック孔を形成しなければならないが、本実施の形態の弾下装置19A,19Bにあっては、このような問題はなく、従来の弾下装置に比べて構造の簡素化も図ることができる。
なお、前述したロータリ耕耘機1にあっては、ロータリ耕耘機1に通常装備される部材、機構等の主要部を開示しており、その他の本発明とは関係のない通常装備される部材、機構等は省略している。
図9及び図10に示すロータリ耕耘機71は、農機具72を作業位置Bから非作業位置Dへと持ち上げる農機具持上げ装置73を備えたロータリ耕耘機71を示している。
該ロータリ耕耘機71にあっては、左右一対のゲージ輪74を取付支持する支持フレーム75を備えている。
支持フレーム75は、前端側が左右のサポートアーム6に左右軸廻りに回動自在に枢着された左右一対の支持アーム76と、これら左右の支持アーム76の中途部を連結する連結部材77と、左右支持アーム76の後端側に設けられた左右方向のツールバー78を備えており、該支持フレーム75は、連結部材77と、ギヤケース5に固定のトップマスト79とにわたって設けられた昇降操作機構80によって前端側の枢着部廻りに上下揺動可能とされている。
ツールバー78の左右両側にゲージ輪74が着脱自在で且つ左右軸回りに上方に反転可能に取り付けられている。
また、ツールバー78には筒体からなる回動軸81が左右方向の軸心廻りに回動自在に設けられており、この回動軸81の前方側には縦方向に配置された筒体からなる取付部材82が配置され、この取付部材82はブラケット83によって回動軸81に固定されていて回動軸81と共に一体回動する。
取付部材82には、支柱84が挿通されて着脱自在に取付固定され、該支柱84の下部には農機具72として例示する培土器(又は畝立器)が取付固定されていて、該培土器72が支持フレーム75に回動軸81回りに上下回動自在に支持されている。
前記培土器72は、回動軸81の下方側に位置する作業位置Bから回動軸81の軸心を中心として後回りに回動させることにより、180°回動(反転)させた非作業位置Dに位置変更自在とされている。
なお、回動軸81には、培土器72が作業位置Bよりも前側に回動しないように、また、培土器72が非作業位置Dよりも前側に回動しないように、ツールバー78側に設けたストッパに接当する当たりが設けられている。また、培土器72の作業位置B又は非作業位置Dにおいて、規制ピンによって、培土器72が回動不能にロックされるように構成されている。
農機具持上げ装置73は、電動モータ85と、この電動モータ85の動力によって駆動される押引き機構86と、この押引き機構86と回動軸81とを連動連結するリンク機構87とを備えている。
また、ツールバー78には支持板88が溶接等によって固定され、この支持板88に前記リンク機構87を覆うカバー体89が取付固定されており、回動軸81には、アーム90が径方向外方に突出状に固定されている。
前記カバー体89の前部には、押引き機構86を覆うカバーフレーム91が前方突出状に設けられ、このカバーフレーム91の前端側には、電動モータ85が取り付けられた支持フレーム92が枢軸93を介して左右方向の軸心回りに回動自在に支持されていると共に電動モータ85を覆うモータカバー94が固定されている。
電動モータ85の出力軸95は後方に突出状とされている。
押引き機構86は、電動モータ85の後方側に配置されており、電動モータ85の出力軸95と同心状に配置された筒体96と、この筒体96の後端側に同心状に固着されたナット体97と、このナット体97に螺合され且つ筒体96内に挿入可能とされたネジ杆98とから主構成されている。
前記筒体96の前端側は軸受装置99によって支持フレーム92に軸心回りに回動自在に支持されていると共に電動モータ85の出力軸95と連動連結されており、電動モータ85によって筒体96を回動させることにより、ネジ杆98が前後に移動するように構成されている。
リンク機構87は、第1リンク101と第2リンク102とを備え、回動軸81の回動角が0°の状態(培土器72が作業位置の状態)で、第1リンク101は回動軸81の上方側に位置し、第2リンク102は回動軸81の後方側に位置しており、アーム90は下方側に突出状とされている。
第1リンク101は、前部が支持板88に支軸103を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されていると共に、該第1リンク101の上部には、ネジ杆98の後端側が枢軸104を介して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されている。
第2リンク102は、円弧状に形成され、その一端側(上端側)が枢軸105を介して第1リンク101の後端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されており、該第2リンク102の他端側(下端側)は枢軸106を介して前記アーム90の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結されている。
前記構成の農機具持上げ装置73にあっては、培土器72が作業位置Bにある状態で電動モータ85によって筒体96を回動させてネジ杆98を前方移動させると、第1リンク101が支軸103回りに前方側に回動して第2リンク102が引き上げられ、この第2リンク102が引き上げられることによって、アーム90が引き上げられて、培土器72を作業位置Bから非作業位置Dへと持ち上げられるように回動軸81が回動される。
また、電動モータ85の出力軸95を逆回転させてネジ杆98を後方に移動させると、培土器72が非作業位置Dから作業位置Bへと下降する。
前記ロータリ耕耘機71では、農機具72として培土器(又は畝立器)を例示したが、その他の農機具72として、片培土、ゲージ輪、土寄せ板、各種プラウ等を採用してもよい。また、このロータリ耕耘機71に前述した弾下装置19A,19Bを採用してもよい。
弾下装置の一部断面構成図である。 ロータリ耕耘機の側面図である。 ロータリ耕耘機の平面図である。 一方の弾下装置の側面図である。 他方の弾下装置の側面図である。 弾下装置の一部断面全体構成図である。 一方及び他方の弾下装置のバネ受体の断面図である。 (a)及び(b)は弾下装置の後側支持部分を示す断面図、(c)はロッド部材を挿通する挿通孔の形状を示す図である。 他のロータリ耕耘機を示す側面図である。 農機具持上げ装置の側面構成図である。
符号の説明
2 機枠
3 ロータリ耕耘部
11 上部カバー
12 後部カバー
17 前取付部
18 後取付部
19A 一方の弾下装置
19B 他方の弾下装置
23A ロッド部材
23B ロッド部材
24A ホルダ
24B ホルダ
25 バネ
26 バネ受体
27 第1部材
28b 雄ネジ部
29 第2部材
46 雌ネジ部
S1 回動軸心

Claims (3)

  1. 機枠(2)に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部(3)の上方を覆う上部カバー(11)を設け、この上部カバー(11)の後端側に上下揺動自在に枢支連結されていて前記ロータリ耕耘部(3)の後方を覆う後部カバー(12)を備え、機枠(2)側の前取付部(17)と後部カバー(12)側の後取付部(18)とに亘って設けられたロッド部材(23A,23B)と、該ロッド部材(23A,23B)に套嵌されていて前記後部カバー(12)を接地方向に付勢するバネ(25)とを備えてなる弾下装置(19A,19B)を左右一対備えたロータリ耕耘機において、
    一方の弾下装置(19A)は、ロッド部材(23A)がネジ式伸縮構造によって長さ方向伸縮可能に構成されていて該ロッド部材(23A)を伸縮することにより後部カバー(12)の上下揺動範囲の下限位置が設定可能とされ、
    他方の弾下装置(19B)は、ロッド部材(23B)が長さ方向伸縮不能に形成されていると共に、該ロッド部材(23B)の前後一方側が該前後一方側の取付部(17)に左右軸回り回動自在に枢支され、該ロッド部材(23B)の前後他方側が該前後他方側の取付部(18)に左右軸回り回動自在に枢支されたホルダ(24B)を該ホルダ(24B)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通しており、
    前記一方の弾下装置(19A)のロッド部材(23A)は、前取付部(17)に左右軸回りに回動自在に枢支された第1部材(27)と、後取付部(18)に左右軸回りに回動自在に枢支されたホルダ(24A)を該ホルダ(24A)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通し且つホルダ(24A)に対して前側に抜けないように抜止めされた第2部材(29)と、これら第1,2部材(27,29)の一方側に設けられた雄ネジ部(28b)と、第1,2部材(27,29)の他方側に設けられていて前記雄ネジ部(28b)に螺合する雌ネジ部(46)とを備えていて、前記雄ネジ部(28b)と雌ネジ部(46)との螺合により第2部材(29)が第1部材(27)に対して長さ方向に移動することでロッド部材(23A)が伸縮するように構成され、第1部材(27)にバネ受体(26A)を設けると共に該バネ受体(26A)と前記ホルダ(24A)との間に前記バネ(25)が圧縮状に介装されていることを特徴とするロータリ耕耘機。
  2. 機枠(2)に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部(3)の上方を覆う上部カバー(11)を設け、この上部カバー(11)の後端側に上下揺動自在に枢支連結されていて前記ロータリ耕耘部(3)の後方を覆う後部カバー(12)を備え、機枠(2)側の前取付部(17)と後部カバー(12)側の後取付部(18)とに亘って設けられたロッド部材(23A,23B)と、該ロッド部材(23A,23B)に套嵌されていて前記後部カバー(12)を接地方向に付勢するバネ(25)とを備えてなる弾下装置(19A,19B)を左右一対備えたロータリ耕耘機において、
    一方の弾下装置(19A)のロッド部材(23A)は、前取付部(17)に左右軸回りに回動自在に枢支された筒体(31)を有する第1部材(27)と、前記筒体(31)内に同心状に収納されていて前部が前記第1部材(27)に軸心回りに回動自在に支持されたネジ杆(28)と、後取付部(18)に左右軸回りに回動自在に枢支されたホルダ(24A)を該ホルダ(24A)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通し且つホルダ(24A)に対して前側に抜けないように抜止めされた第2部材(29)と、この第2部材(29)の前端側に設けられていて前記ネジ杆(28)に螺合する雌ねじ部(46)とを備えていて、前記ネジ杆(28)を軸心回りに回動させて前記雌ねじ部(46)を螺進又は螺退させることにより伸縮自在とされており、
    前記ネジ杆(64)を軸心方向全長にわたって筒体(66)で包囲するように該筒体(31)の後端側はネジ杆(28)の後端側にまで延びており、前記筒体(31)にバネ受体(26A)を設け、前記バネ(25)を前記筒体(31)に套嵌すると共に前記バネ受体(26A)と前記ホルダ(24A)との間に圧縮状に介装しており、
    他方の弾下装置(19B)は、ロッド部材(23B)が長さ方向伸縮不能に形成されていると共に、該ロッド部材(23B)の前後一方側が該前後一方側の取付部(17)に左右軸回り回動自在に枢支され、該ロッド部材(23B)の前後他方側が該前後他方側の取付部(18)に左右軸回り回動自在に枢支されたホルダ(24B)を該ホルダ(24B)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通していることを特徴とするロータリ耕耘機。
  3. 機枠(2)に、圃場を耕耘するロータリ耕耘部(3)の上方を覆う上部カバー(11)を設け、この上部カバー(11)の後端側に上下揺動自在に枢支連結されていて前記ロータリ耕耘部(3)の後方を覆う後部カバー(12)を備え、機枠(2)側に左右一対の前取付部(17)を設け、後部カバー(12)側に左右一対の後取付部(18)を設けると共に各後取付部(18)に左右軸回りに同心状に回動自在に枢支されたホルダ(24A,24B)を設け、前取付部(17)と、該前取付部(17)と左右方向で同じ側にある後取付部(18)とに亘って設けられたロッド部材(23A,23B)を備え、左右各ロッド部材(23A,23B)には前記後部カバー(12)を接地方向に付勢するバネ(25)が套嵌されており、
    一方のロッド部材(23A)は、前取付部(17)に左右軸回りに回動自在に枢支された第1部材(27)と、ホルダ(24A)を該ホルダ(24A)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通し且つ該ホルダ(24A)に対して前側に抜けないように抜止めされた第2部材(29)とを備えていて、ネジ式伸縮構造によって第1部材(27)に対して第2部材(29)を近接離反することにより長さ方向伸縮可能とされ、該一方のロッド部材(23A)を収縮させてホルダ(24A)を引き上げることにより、後部カバー(12)の上下揺動範囲の下限位置が設定可能とされ、
    他方のロッド部材(23B)は、長さ方向伸縮不能に形成されていると共に前側が前取付部(17)に前記第1部材(27)の回動軸心(S2)と同心状に枢支され、後側がホルダ(24B)を該ホルダ(24B)の回動軸心(S1)に直交する方向に相対移動自在に貫通していることを特徴とするロータリ耕耘機。
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