JP2005142150A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 周波数の異なる複数の高周波電力を反応容器中に導入し、前記反応容器中で原料ガスを分解することにより、前記反応容器中に設置した被処理物に処理を施すプラズマ処理方法において、高周波電力のマッチング調整が安定して達成され、その結果、プラズマ処理特性の向上、プラズマ処理特性の再現性向上、更にはプラズマ処理コストの低減が可能なプラズマ処理方法、プラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】 最も周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスL1、最も周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、2.0×L1≦L2となるよう設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体デバイス、電子写真感光体、画像入力用ラインセンサー、撮影デバイス、光起電力デバイス等における堆積膜形成やエッチング等に用いられる高周波電力を用いたプラズマ処理装置、及びプラズマ処理方法に関する。
従来、半導体デバイス、電子写真感光体、画像入力用ラインセンサー、撮影デバイス、光起電力デバイス、その他各種エレクトロニクス素子、光学素子に用いる堆積膜形成方法として、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、熱CVD法、光CVD法、プラズマCVD法等、多数知られており、そのための装置も実用に付されている。
中でもプラズマCVD法、すなわち、原料ガスを直流または高周波あるいはマイクロ波グロー放電により分解し、基板上に薄膜状の堆積膜を形成する方法は好適なものとして、電子写真用水素化アモルファスシリコン(以下、「a−Si:H」とも表記する)堆積膜の形成等、現在実用化が非常に進んでおり、そのための装置も各種提案されている。
そして、更には近年、プラズマCVD法の中でもVHF帯の高周波電力を用いたVHFプラズマCVD(以後「VHF−PCVD」とも略記する)法が注目を浴びており、これを用いた各種堆積膜形成の開発も積極的に進められている。これはVHF−PCVD法では膜堆積速度が速く、また高品質な堆積膜が得られるため、製品の低コスト化、高品質化を同時に達成し得るものと期待されるためである。
また、更なる真空処理特性の向上に向けて、複数の異なる周波数の電力を反応容器中に同時に供給する技術の開発も進められている。例えば、300MHz〜1000MHzの第1の高周波電力と、50kHz〜30MHzの第2の高周波電力を同一電極に同時に供給することにより活性種制御効果が増大し、高精度なプラズマ処理が可能になるとされている(例えば特許文献1参照)。
また、例えば60MHzの高周波電力と400kHzの低周波電力を重畳して同一電極に供給することによりセルフバイアスを安定して制御でき、エッチングレートを向上しかつパーティクル発生を低減できるとされている(例えば特許文献2参照)。
このように複数の高周波電力を反応容器中に供給するには、各々の高周波電力供給系に各々独立のマッチングボックスを設け、各々の高周波電力供給系ごとにマッチングボックスのインピーダンスを調整することで反応容器内に効率良く高周波電力を供給する。具体的なインピーダンス調整の仕方は単一の高周波電力を供給する場合と同様にしてなされる。
このように、複数の異なる周波数の電力を反応容器中に同時に供給する真空処理方法は使用する周波数の関係や電力比率、あるいは具体的真空処理内容に応じてさまざまな作用をもたらし、その作用を有効に利用することで真空処理特性向上の上で大きな役割を果たすものと期待されている。
図5はこのような周波数の異なる複数の高周波電力を反応容器中に同時に供給可能な真空処理装置の一例を示した概略図である。図5(a)は概略断面図、図5(b)は図5(a)の切断線A−A’に沿う概略断面図である。反応容器201の下部には排気口209が形成され、排気口209の他端は不図示の排気装置に接続されている。反応容器201の中心部を取り囲むように、堆積膜の形成される12本の円筒状基体205が互いに平行になるように配置されている。各円筒状基体205は回転軸208によって保持され、発熱体207によって加熱されるようになっている。不図示のモータを駆動することにより、不図示のギアを介して回転軸208が回転し、円筒状基体205が軸を中心として自転するようになっている。
原料ガスは原料ガス供給手段210より反応容器201中に供給される。高周波電力は第1の高周波電源211、及び第2の高周波電源213より出力された周波数の異なる2つの高周波電力が各々マッチングボックス212、214に入力され、マッチングボックス212、214内の各々のマッチング回路(不図示)でマッチング調整された状態で電力合成ボックス215に入力され、電力合成ボックス215内の電力合成ポイント(不図示)で2つの高周波電力が合成されて電力合成ボックス215から出力され、その後複数の電力供給経路に分割されて6本の高周波電極202に供給される。同心円上に配置された高周波電極202を取り囲むように高周波シールド204が設けられ、外部への電力の漏洩を防止する。
このような装置を用いた堆積膜形成は概略以下のような手順により行なうことができる。
まず、反応容器201内に円筒状基体205を設置し、不図示の排気装置により排気口209を通して反応容器201内を排気する。続いて、発熱体207により円筒状基体205を200℃〜300℃程度の所定の温度に加熱・制御する。
円筒状基体205が所定の温度となったところで、原料ガス供給手段210を介して、原料ガスを反応容器201内に導入する。原料ガスの流量が設定流量となり、また、反応容器201内の圧力が安定したのを確認した後、第1の高周波電源211の出力を所定値に設定し、同時並行的に第2の高周波電源213の出力を所定値に設定する。続いて、マッチングボックス212、214内のマッチング回路のインピーダンスを調整する。
これによって、高周波電力は高周波電極202を介して効率良く反応容器201内に供給され、反応容器201内にグロー放電が生起し、原料ガスは励起解離して円筒状基体205上に堆積膜が形成される。
所望の膜厚の形成が行なわれた後、高周波電力の供給を止め、続いて原料ガスの供給を停止して堆積膜の形成を終える。同様の操作を複数回繰り返すことによって、所望の多層構造の光受容層が形成される。
堆積膜形成中、回転軸208を介して円筒状基体205を不図示のモータにより所定の速度で回転させることにより、円筒状基体表面全周に渡って均一な堆積膜が形成される。
特開平11−191554号公報 特開平7−74159号公報
プラズマ処理特性の向上、プラズマ処理コストの低減を達成していく上で、目的とする特性のプラズマを安定して、再現性よく生成する技術が重要となってくる。特に複数の異なる周波数の高周波電力を反応容器中に同時に供給する真空処理方法は、それによって得られる効果は大きいものの一般的にその制御が難しく、目的とする特性のプラズマを安定して、再現性よく生成する上でさまざまな改善の余地が残されているのが現状である。
その1つとして、高周波電力のマッチングに関する課題が挙げられる。複数の異なる周波数の電力を反応容器中に同時に供給する場合、複数の高周波電力が干渉し、安定したマッチング調整が困難になる。そして、プラズマ処理中にマッチングが安定せず、導入される高周波電力が不安定になると、プラズマ処理された被処理物の特性がロット間でばらついたり、所望のプラズマ処理特性が得られなくなったりする場合がある。このような状況においては、複数の異なる周波数の高周波電力を反応容器中に同時に供給するプラズマ処理方法はそれによって得られる効果は大きいものの、その高周波電力のマッチング安定性という点での弊害から、被処理物の特性は総合的には却って不十分な物となってしまう場合があった。
このような課題を検討し、複数の異なる周波数の高周波電力を反応容器中に同時に供給するプラズマ処理方法がもつ効果を最大限に引き出すべく、さまざまなハード上の工夫、マッチング制御上の工夫がなされているが、まだ改善の余地が残されているのが現状である。例えば、マッチング回路や電力合成ポイント、あるいはその間の電力供給経路に関しては、マッチング回路に用いるインピーダンス素子のインピーダンス値を各々の周波数に応じて設定する程度で、特に工夫はなされていなかった。
本発明は上記課題の解決を目的とするものである。即ち、周波数の異なる複数の高周波電力を反応容器中に導入し、前記反応容器中で原料ガスを分解することにより、前記反応容器中に設置した被処理物に処理を施すプラズマ処理方法において、高周波電力のマッチング調整が適正に、安定して達成され、その結果、プラズマ処理特性の向上、プラズマ処理特性の再現性向上、更にはプラズマ処理コストの低減が可能なプラズマ処理方法、プラズマ処理装置を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、周波数の異なる複数の高周波電力を反応容器中に導入するための電力供給系、特に複数の高周波電力を合成する電力合成ポイントと各マッチング回路との間のインピーダンスが高周波電力のマッチング安定性に大きく影響を及ぼすことを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、少なくとも、減圧可能な処理容器と原料ガスを供給するための原料ガス供給手段と周波数の異なる少なくとも2つの高周波電力を供給するための高周波電力供給系を有し、前記処理容器中に供給された前記原料ガスを前記高周波電力によりプラズマ化し、前記処理容器中に設置された被処理物をプラズマ処理するプラズマ処理装置において、前記高周波電力供給系は前記高周波電力を出力する少なくとも2つの高周波電力供給源と前記高周波電力供給源の各々から出力された高周波電力のマッチングをとるためのマッチング回路と前記マッチング回路よりも負荷側に設けられた前記高周波電力が合成される電力合成ポイントと前記電力合成ポイントで合成された高周波電力を前記処理容器中に供給するための高周波電極を有しており、かつ、前記高周波電力供給源から出力された高周波電力のうちで、最も周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、最も周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、
2.0×L1≦L2
であることを特徴とするプラズマ処理装置に関する。
また、本発明は、減圧可能な処理容器中に原料ガスを供給し、前記処理容器中に周波数の異なる少なくとも2つの高周波電力を導入して前記原料ガスを前記高周波電力によりプラズマ化し、前記処理容器中に設置された被処理物をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、前記高周波電力を少なくとも2つの高周波電力供給源から出力し、マッチング回路を介した後、前記マッチング回路よりも負荷側に設けられた電力合成ポイントで前記高周波電力を合成して高周波電極より前記処理容器中に導入するプラズマ処理方法であって、前記高周波電力供給源から出力された高周波電力のうちで、最も周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、最も周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、
2.0×L1≦L2
である電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法に関する。
このような本発明によれば、高周波電力のマッチング安定性が高まり、その結果、プラズマ処理特性の向上、プラズマ処理特性の再現性向上、更にはプラズマ処理コストの低減が可能となる。
このような本発明について、以下詳述する。
本発明においては、周波数の異なる複数の高周波電力供給経路の各々に設けられたマッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から複数の高周波電力が合成される電力合成ポイントまでのインダクタンスを所定の関係に設定する。例えば、2つの周波数の高周波電力を用いる場合、周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、2.0×L1≦L2となるように設定する。
このように設定してプラズマ処理を行うことで、実質的にL1=L2としてプラズマ処理を行っていた従来の場合と比べ、安定したマッチング制御が可能となり、プラズマ処理中に若干のプラズマ変動が生じても、その変動に引きずられてマッチング制御が不安定化したり、そのマッチング制御の不安定化によって更にプラズマが不安定状態に陥るといった悪循環が生じにくくなる。
このような効果がなぜ生じるのかに関しては現在のところ明らかになっていないが、2.0×L1≦L2となるよう設定することで、一方のマッチング状態が他方のマッチング状態に影響される、所謂干渉現象が生じにくくなり、複数の周波数の高周波電力を同時に供給している状態でありながら、単独の高周波電力を供給している場合に近づいているものと推察される。
本発明においては、高周波電力供給源から出力された高周波電力のうちで、最も周波数の高い高周波電力用のマッチング回路と最も周波数の低い高周波電力用のマッチング回路が同じ回路構成であることが好ましい。また、マッチング回路の最終段インピーダンス素子として電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサを有することが好ましく、更には、電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサをも有することがより好ましい。
このような構成とすることで、高周波電力の干渉現象が生じにくくなり、更に安定したマッチング制御が可能となる。これは、各インピーダンス素子をつなぐ導体のインダクタンスや浮遊容量が関係しているものと推察されるが、明確なところはわかっていない。
本発明においては、1つの導電性シールド内に少なくとも2つのマッチング回路と電力合成ポイントが設けられていることが好ましく、更には、1つの導電性シールド内に全てのマッチング回路と電力合成ポイントが設けられていることがより好ましい。
マッチング回路と電力合成ポイントを同一の導電性シールド内に設けた場合、マッチング回路出力端から電力合成ポイントへの電力供給は、電力供給経路を通じてのみでなく、空間的な電力伝播によってもなされる。即ち、電力合成ポイントへ供給される総電力は電力供給経路を通じての供給電力と空間的な電力伝播による供給電力との和となる。このため、プラズマ状態の変動によりマッチング不整合が生じ、電力供給経路を通じての電力供給量が減少しても、空間的な電力伝播がない場合と比べて電力減少比率が小さく、プラズマへの影響が小さいものと推察される。
このような本発明は高周波電力の周波数が50MHz以上300MHz以下の場合により効果的である。高周波電力の周波数が50MHzよりも低いと、マッチング回路と電力合成ポイント間のインダクタンスが、周波数が高い高周波電力側と周波数が低い高周波電力側で若干異なっても高周波電力の周波数が比較的低いためインピーダンスの差としては小さく効果が十分に現れにくいものと考えられる。一方、高周波電力の周波数が300MHzよりも高いと空間的電力伝播の比率が高まり、マッチング回路と電力合成ポイント間のインダクタンスを調整しても、電力供給経路を通じての電力供給量の比率が電力合成ポイントに供給される総電力に対して比率が小さく、効果が十分に現れにくいものと推察される。
このような効果が得られる本発明を図5に示した真空処理装置を用いる場合を一例として以下で詳述する。
図3は図5に示した真空処理装置のマッチングボックス212、214、及び電力合成ボックス215の構成の一例を更に詳しく示した図である。
周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212は電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサ105と、電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサ106よりなっており、直列可変コンデンサ106は並列可変コンデンサ105よりも負荷側に設けられている。最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212の出力端までの間は導電性部材109により電気的に接続されている。この導電性部材109に用いる材料は特に制限はないが、高周波電力の損失があまり大きくなく、強度的に損傷しにくいものが好ましく、例えば銅、アルミ、SUS等が挙げられる。また、非導電性材料の表面に導電性材料をコーティングしたものを用いてもよく、その場合、コーティングする材料としては、金、銀、銅、アルミ、SUS等が挙げられる。また、形状に関しても特に制限はなく、棒状、パイプ状、板状等とすることができるが、その形状が変化するとインピーダンスが変化し、マッチング制御に影響を及ぼす場合があるので、形状が変化しないよう使用する材料に応じて適宜形状を選択する。
周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214も同様にして電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサ107と、電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサ108よりなっており、直列可変コンデンサ108は並列可変コンデンサ107よりも負荷側に設けられている。最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から周波数の高い高周波電力用マッチングボックス214の出力端までの間は導電性部材110により電気的に接続されている。この導電性部材110に用いる材料、形状に関しては、周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212の場合と同様にして決定すればよい。
周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212、周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214より出力された各々の高周波電力は同軸ケーブルを介して電力合成ボックス215に入力された各高周波電力は電力合成ボックス215の入力端から導電性部材302、302により電力合成ポイント104まで伝送され、電力合成ポイント104で各高周波電力が合成されて導電性部材111により電力合成ボックス215の出力端まで伝送される。導電性部材302、302、111はマッチングボックス212、214の場合と同様に使用する材料、形状を適宜決定する。
本発明においては、周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、2.0×L1≦L2となるよう構成するため、周波数の高い高周波電力供給経路に設ける導電性部材109、301のインダクタンスの和が周波数の低い高周波電力供給経路に設ける導電性部材110、302のインダクタンスの和の1/2以下になるよう構成する。具体的にこのように構成する手段としては導電性部材109、301、110、302の長さ、表面材質、形状の関係を適宜設定すればよい。
電力合成ボックス215から出力された高周波電力は50オームの同軸ケーブルによって高周波電極202に供給される。
このような真空装置を用いたプラズマ処理手順は従来と同様に行うことができる。
また、図2に示した真空処理装置を用いる場合には、以下のようにして本発明の効果を得る事ができる。図2(a)は概略断面図、図2(b)は図2(a)の切断線A−A’に沿う概略断面図である。反応容器201の下部には排気口209が形成され、排気口209の他端は不図示の排気装置に接続されている。反応容器201の中心部を取り囲むように、堆積膜の形成される12本の円筒状基体205が互いに平行になるように配置されている。各円筒状基体205は回転軸208によって保持され、発熱体207によって加熱されるようになっている。不図示のモータを駆動することにより、不図示のギアを介して回転軸208が回転し、円筒状基体205が軸を中心として自転するようになっている。
原料ガスは原料ガス供給手段210より反応容器201中に供給される。高周波電力は第1の高周波電源211、及び第2の高周波電源213より出力された周波数の異なる2つの高周波電力がマッチングボックス216に入力され、マッチングボックス216内の各々のマッチング回路(不図示)でマッチング調整された状態で電力合成ポイント(不図示)で合成されてマッチングボックス216から出力され、その後複数の電力供給経路に分割されて6本の高周波電極202に供給される。同心円上に配置された高周波電極202を取り囲むように高周波シールド204が設けられ、外部への電力の漏洩を防止する。
図1はマッチングボックス216の構成を更に詳しく示したものであり、マッチングボックス216内には周波数の高い高周波電力用マッチング回路102と周波数の低い高周波電力用マッチング回路103、及び電力合成ポイント104が設けられている。周波数の高い高周波電力用マッチング回路102は電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサ105と、電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサ106よりなっており、直列可変コンデンサ106は並列可変コンデンサ105よりも負荷側に設けられている。最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までの間は導電性部材109により電気的に接続されている。この導電性部材109に用いる材料は特に制限はないが、高周波電力の損失があまり大きくなく、強度的に損傷しにくいものが好ましく、例えば銅、アルミ、SUS等が挙げられる。また、非導電性材料の表面に導電性材料をコーティングしたものを用いてもよく、その場合、コーティングする材料としては、金、銀、銅、アルミ、SUS等が挙げられる。また、形状に関しても特に制限はなく、棒状、パイプ状、板状等とすることができるが、その形状が変化するとインピーダンスが変化し、マッチング制御に影響を及ぼす場合があるので、形状が変化しないよう使用する材料に応じて適宜形状を選択する。
周波数の低い高周波電力用マッチング回路103も同様にして電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサ107と、電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサ108よりなっており、直列可変コンデンサ108は並列可変コンデンサ107よりも負荷側に設けられている。最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までの間は導電性部材110により電気的に接続されている。この導電性部材110に用いる材料、形状に関しては、周波数の高い高周波電力用マッチング回路102の場合と同様にして決定すればよい。
電力合成ポイント104で合成された高周波電力は導電性部材111によりマッチングボックス216の出力端まで伝送される。導電性部材111は他の導電性部材と同様にして使用する材料、形状を適宜決定する。
本発明においては、周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、2.0×L1≦L2となるよう構成するため、導電性部材109のインダクタンスが周波数の低い高周波電力供給経路に設ける導電性部材110のインダクタンスの1/2以下となるよう構成する。具体的にこのように構成する手段としては導電性部材109と110の長さ、表面材質、形状の関係を適宜設定すればよい。
電力合成ボックス215から出力された高周波電力は50オームの同軸ケーブルによって高周波電極202に供給される。
このような真空装置を用いたプラズマ処理手順は従来と同様に行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、周波数の異なる複数の高周波電力を反応容器中に導入し、前記反応容器中で原料ガスを分解することにより、前記反応容器中に設置した被処理物に処理を施すプラズマ処理装置、プラズマ処理方法において、高周波電力のマッチング調整が安定して達成され、その結果、プラズマ処理特性の向上、プラズマ処理特性の再現性向上、更にはプラズマ処理コストの低減が可能となる。
以下、実験例および実施例により本発明を更に詳しく説明する。
(実験例)
(実験例1)
図5に示す堆積膜形成装置において、マッチングボックス212、214、電力合成ボックス215の具体的構成を図3に示す構成として、高周波電源211の発振周波数を300MHz、高周波電源213の発振周波数を180MHzとし、直径30mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表1に示す条件で電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を形成した。
周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の導電性部材109、周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の導電性部材110、電力合成ボックス215内の導電性部材301、302、111はいずれも銅パイプで形成し、周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が表2に示す関係になるよう銅パイプの長さ、形状を調整し、表2中の5つの条件で各々10ロット、120本の電子写真感光体を概略以下の手順で作製した。なお、表1において、高周波電力とは入射電力から反射電力を引いた実効電力を示している。
まず、円筒状基体205を反応容器201内の回転軸208上に設置した。その後、不図示の排気装置により排気口209を通して反応容器201内を排気した。続いて、回転軸208を介して円筒状基体205を不図示のモータにより10rpmの速度で回転させ、更に原料ガス供給手段210より反応容器201中に500ml/min(normal)のArを供給しながら発熱体207により円筒状基体205を250℃に加熱・制御し、その状態を2時間維持した。
次いで、Arの供給を停止し、反応容器201を不図示の排気装置により排気口209を通して排気した後、原料ガス供給手段210を介して、表1に示した電荷注入阻止層形成に用いる原料ガスを導入した。原料ガスの流量が設定流量となり、また、反応容器201内の圧力が安定したのを確認した後、高周波電源211、213の出力を表1に示した電荷注入阻止層条件の20%の値に設定した。この状態でマッチングボックス212、214内の並列可変コンデンサ105、107、直列可変コンデンサ106、108の容量を変化させることでマッチング調整を行いながら、高周波電源211、213の出力を表3に示した電荷注入阻止層条件の値まで上げることで放電を生起し、電荷注入阻止層の形成を開始した。
所定の膜厚の電荷注入阻止層を形成し、電荷注入阻止層の形成が終了したら、高周波電力の出力を停止し、ガス種、ガス流量、圧力等のプラズマ処理条件を表1に示した第一光導電層形成条件に設定し、電荷注入阻止層形成時と同様にして放電を生起し、第一光導電層を形成した。
第一光導電層の形成が終了したら、同様にして第二光導電層、表面層を形成して、電子写真感光体の形成を終了した。
Figure 2005142150
Figure 2005142150
このようにして作製されたa−Si感光体を本テスト用に改造されたキヤノン製の複写機NP−6030に設置し、感光体の特性評価を行なった。評価項目は、「画像濃度むら」、「光メモリー」、「特性ばらつき」、「画像欠陥」の4項目とし、以下の具体的評価法により各項目の評価を行なった。
画像濃度むら・・・まず、現像器位置での暗部電位が一定値となるよう主帯電器電流を調整した後、原稿に反射濃度0.1以下の所定の白紙を用い、現像器位置での明部電位が所定の値となるよう像露光光量を調整した。次いでキヤノン製中間調チャートを原稿台に置き、コピ−したときに得られたコピ−画像上全領域における反射濃度の最高値と最低値の差により評価した。評価結果は全感光体の平均値とした。従って、数値が小さいほど良好である。
光メモリー・・・現像器位置における暗部電位が所定の値となるよう、主帯電器の電流値を調整した後、所定の白紙を原稿とした際の明部電位が所定の値となるよう像露光光量を調整する。この状態でキヤノン製ゴーストテストチャートに反射濃度1.1、直径5mmの黒丸を貼り付けたものを原稿台に置き、その上にキヤノン製中間調チャートを重ねておいた際のコピー画像において、中間調コピー上に認められるゴーストチャートの直径5mmの黒丸の反射濃度と中間調部分の反射濃度との差を測定することにより行った。光メモリー測定は感光体母線方向全領域にわたって行い、反射濃度差の最大値を光メモリーとして評価した。評価結果は全感光体の平均値とした。従って、数値が小さいほど良好である。
特性ばらつき・・・上記「光メモリー」評価における全感光体の評価結果の最大値・最小値を求め、次いで、(最大値)/(最小値)の値を求めた。従って、数値が小さいほど特性ばらつきが小さく良好であることを示す。
画像欠陥・・・キヤノン製中間調チャートを原稿台に置き、コピーしたときに得られたコピ−画像の同一面積内にある直径0.1mm以上の白点を数え、その数により評価した。従って、数値が小さいほど良好である。
評価結果を表3に示す。表3において、評価結果は、条件1の評価結果を基準とし、画像濃度むらに関しては、最大反射濃度差が1/4未満まで良化したものを◎、1/4以上1/2未満まで良化したものを◎〜〇、1/2以上3/4未満まで良化したものを〇、3/4以上7/8未満の良化を〇〜△、7/8以上9/8未満を△、9/8以上を×で示した。また、「特性ばらつき」については40%以上の良化を◎、30%以上40%未満の良化を◎〜〇、20%以上30%未満の良化を〇、10%以上20%未満の良化を〇〜△、10%未満の良化または10%未満の悪化を△、10%以上の悪化を×で示した。光メモリーに関しては最大反射濃度差が1/4未満まで良化したものを◎、1/4以上1/2未満まで良化したものを◎〜〇、1/2以上3/4未満まで良化したものを〇、3/4以上7/8未満の良化を〇〜△、7/8以上9/8未満を△、9/8以上を×で示した。画像欠陥に関しては、直径0.1mm以上の白点の数が1/4未満まで良化したものを◎、1/4以上1/2未満まで良化したものを◎〜〇、1/2以上3/4未満まで良化したものを〇、3/4以上7/8未満の良化を〇〜△、7/8以上9/8未満を△、9/8以上を×で示した。
表3より、最も周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、最も周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、
2.0×L1≦L2
とすることで、良好な電子写真感光体が形成されることがわかった。
Figure 2005142150
(実験例2)
図5に示す堆積膜形成装置において、マッチングボックス212、214、電力合成ボックス215の具体的構成を図3に示す構成として、高周波電源211の発振周波数を70MHz、高周波電源213の発振周波数を50MHzとし、直径30mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表4に示す条件で電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を形成した。
周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の導電性部材109、周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の導電性部材110、電力合成ボックス215内の導電性部材301、302、111はいずれも銅パイプで形成し、周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が表5に示す関係になるよう銅パイプの長さ、形状を調整し、表5中の5つの条件で各々10ロット、120本の電子写真感光体を概略以下の手順で作製した。なお、表4において、高周波電力とは入射電力から反射電力を引いた実効電力を示している。
Figure 2005142150
Figure 2005142150
このようにして作製されたa−Si感光体を本テスト用に改造されたキヤノン製の複写機NP−6030に設置し、感光体の特性評価を行なった。評価項目は、「画像濃度むら」、「光メモリー」、「特性ばらつき」、「画像欠陥」の4項目とし、実験例1と同様の具体的評価法により各項目の評価を行なった。
評価結果を表6に示す。表6において、評価結果は、条件6の評価結果を基準として示している。表6より、最も周波数の高い高周波電力用のマッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、最も周波数の低い高周波電力用のマッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、
2.0×L1≦L2
とすることで、良好な電子写真感光体が形成されることがわかった。
Figure 2005142150
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらによりなんら制限されるものではない。
(実施例1)
図5に示す堆積膜形成装置において、マッチングボックス212、214、電力合成ボックス215の具体的構成を図3に示す構成として、高周波電源211の発振周波数を100MHz、高周波電源213の発振周波数を60MHzとし、直径30mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表7に示す条件で電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計120本作製した。表7において、高周波電力とは入射電力から反射電力を引いた実効電力を示している。
周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の導電性部材109、周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の導電性部材110、電力合成ボックス215内の導電性部材301、302、111はいずれも銅パイプで形成し、周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が
2.5×L1=L2
となるよう銅パイプの長さ、形状を調整した。
このような装置により、まず、円筒状基体205を反応容器201内の回転軸208上に設置した。その後、不図示の排気装置により排気口209を通して反応容器201内を排気した。続いて、回転軸208を介して円筒状基体205を不図示のモータにより10rpmの速度で回転させ、更に原料ガス供給手段210より反応容器201中に500ml/min(normal)のArを供給しながら発熱体207により円筒状基体205を250℃に加熱・制御し、その状態を2時間維持した。
次いで、Arの供給を停止し、反応容器201を不図示の排気装置により排気口209を通して排気した後、原料ガス供給手段210を介して、表7に示した電荷注入阻止層形成に用いる原料ガスを導入した。原料ガスの流量が設定流量となり、また、反応容器201内の圧力が安定したのを確認した後、高周波電源211、213の出力を表1に示した電荷注入阻止層条件の20%の値に設定した。この状態でマッチングボックス212、214内の並列可変コンデンサ105、107、直列可変コンデンサ106、108の容量を変化させることでマッチング調整を行いながら、高周波電源211、213の出力を表7に示した電荷注入阻止層条件の値まで上げることで放電を生起し、電荷注入阻止層の形成を開始した。
所定の膜厚の電荷注入阻止層を形成し、電荷注入阻止層の形成が終了した後、高周波電力の出力を停止し、ガス種、ガス流量、圧力等のプラズマ処理条件を表1に示した第一光導電層形成条件に設定し、電荷注入阻止層形成時と同様にして放電を生起し、第一光導電層を形成した。
第一光導電層の形成が終了したら、同様にして第二光導電層、表面層を形成して、電子写真感光体の形成を終了した。
Figure 2005142150
このようにして、電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計120本作製した。いずれのロットにおいても安定した電子写真感光体形成がなされた。
(比較例1)
実施例1において、周波数の高い高周波電力用マッチングボックス212内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力用マッチングボックス214内の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2を
L1=L2
とする以外は実施例1と同様にして、直径30mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表7に示す条件で電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計120本作製した。
その結果、2ロットにおいて第一光導電層の放電開始初期、第二光導電層の放電開始初期にマッチングが不安定になる現象が生じた。
このようにして実施例1、比較例1で作製されたa−Si感光体を本テスト用に改造されたキヤノン製の複写機NP−6030に設置し、感光体の特性評価を行なった。評価項目は、「画像濃度むら」、「光メモリー」、「特性ばらつき」、「画像欠陥」の4項目とし、実験例1と同様の具体的評価法により各項目の評価を行なった。
評価結果を表8に示す。表8において、評価結果は、比較例1の評価結果を基準として示している。
実施例1で作製した電子写真感光体はいずれの評価項目においても良好な結果が得られ、本発明の効果が確認された。また、実施例1で作製された電子写真感光体を用いて形成された電子写真画像は、画像流れ等もない極めて良好なものであった。
Figure 2005142150
(実施例2)
図2に示した堆積膜形成装置において、図1に示したマッチングボックスを用い、高周波電源211の発振周波数を150MHz、高周波電源213の発振周波数を100MHzとし、直径30mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表9に示す条件で電荷輸送層、電荷発生層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計120本作製した。表9において、高周波電力とは入射電力から反射電力を引いた実効電力を示している。
マッチングボックス216内の周波数の高い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までの導電性部材109、周波数の低い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までの導電性部材110、電力合成ポイント104からマッチングボックス216の出力端までの導電性部材はいずれも銅パイプで形成され、周波数の高い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が
3.0×L1=L2
となるよう銅パイプの長さ、形状を調整した。
このような装置を用いて概略以下の手順により電子写真感光体を表9に示す条件で10ロット、合計120本作製した。
まず、円筒状基体205を反応容器201内の回転軸208上に設置した。その後、不図示の排気装置により排気口209を通して反応容器201内を排気した。続いて、回転軸208を介して円筒状基体205を不図示のモータにより10rpmの速度で回転させ、更に原料ガス供給手段210より反応容器201中に500ml/min(normal)のArを供給しながら発熱体207により円筒状基体205を250℃に加熱・制御し、その状態を2時間維持した。
次いで、Arの供給を停止し、反応容器201を不図示の排気装置により排気口209を通して排気した後、原料ガス供給手段210を介して、表3に示した電荷輸送層形成に用いる原料ガスを導入した。原料ガスの流量が設定流量となり、また、反応容器201内の圧力が安定したのを確認した後、高周波電源211、213の出力を表9に示した電荷輸送層条件の20%の値に設定した。
この状態で、マッチングボックス216内の可変コンデンサ105、106、107、108の容量を調整することでマッチングをとりながら、高周波電源211、213の出力を表9に示した電荷輸送層条件の値まで上げることで放電を生起し、電荷輸送層の形成を開始した。所定の膜厚の電荷輸送層の形成を終了した後、放電を止めず、まず連続的にガス流量を5分間で変化させ、その後電力を5分間で変化させて、次の層である電荷発生層形成条件に変化させた。その後、電荷発生層、表面層を同様にして形成し、電子写真感光体を形成した。なお、電荷発生層形成後は放電を止めず、連続的にガス流量、電力、圧力を15分間で変化させて、次の層である表面層を形成した。
このようにして、電荷輸送層、電荷発生層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計120本作製した。いずれのロットにおいても安定した電子写真感光体形成がなされた。
Figure 2005142150
(比較例2)
実施例2において、周波数の高い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が
L1=L2
となるよう銅パイプの長さ、形状を調整する以外は実施例2と同様にして、直径30mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表9に示す条件で電荷輸送層、電荷発生層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計120本作製した。
その結果、3ロットにおいて電荷発生層条件の電力設定から表面層条件の電力設定に変化させている際にマッチングが不安定になる現象が生じた。
このようにして実施例2、比較例2で作製された電子写真感光体を本テスト用に改造されたキヤノン製の複写機NP−6030に設置し、感光体の特性評価を行なった。評価項目は、「画像濃度むら」、「光メモリー」、「特性ばらつき」、「画像欠陥」の4項目とし、具体的評価法は実験例1と同様にした。
評価結果を表10に示す。表10において、評価結果は、比較例2の評価結果を基準として示している。
実施例2で作製した電子写真感光体はいずれの評価項目においても良好な結果が得られ、本発明の効果が確認された。
Figure 2005142150
(実施例3)
図4に示した堆積膜形成装置において、図1に示したマッチングボックスを用い、高周波電源211の発振周波数を80MHz、高周波電源213の発振周波数を60MHzとし、直径80mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表11に示す条件で電荷注入阻止層、光導電層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計60本作製した。表11において、高周波電力とは入射電力から反射電力を引いた実効電力を示している。
図4において、図4(a)は概略断面図、図4(b)は図4(a)の切断線A‐A’に沿う概略断面図である。反応容器201の底部には排気口209が形成され、排気口209の他端は不図示の排気装置に接続されている。反応容器201の中心部を取り囲むように、堆積膜の形成される直径80mm、長さ358mmの6本の円筒状基体205が互いに平行になるように配置されている。
各円筒状基体205は回転軸208によって保持され、発熱体207によって加熱されるようになっている。不図示のモータを駆動することで回転軸208が回転し、円筒状基体205が軸を中心として自転するようになっている。円筒状基体205は回転軸208を介してアース電位に維持される。反応容器201内には原料ガスが原料ガス供給手段210より供給さる。円筒状反応容器201内にはその中心に1本の高周波電極202が設けられ、更に、円筒状基体205の配置円の外部に同一円周上に3本の高周波電極202が配置されている。
高周波電極202は直径20mmのSUS製円柱の外部を内径22mm、外径25mmのアルミナ製円筒で覆う構成とした。アルミナ製円筒の外面はブラスト加工により、表面粗さを2.5mmを基準長とするRzで20μmとした。
また、マッチングボックス216の具体的構成は実施例2と同様とした。即ち、周波数の高い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が
3.0×L1=L2
となるよう銅パイプの長さ、形状を調整した。
このような装置を用いて概略以下の手順により電子写真感光体を表11に示す条件で10ロット、合計60本作製した。
まず、円筒状基体205を反応容器201内の回転軸208上に設置した。その後、不図示の排気装置により排気口209を通して反応容器201内を排気した。続いて、回転軸208を介して円筒状基体205を不図示のモータにより10rpmの速度で回転させ、更に原料ガス供給手段210より反応容器201中に500ml/min(normal)のArを供給しながら発熱体207により円筒状基体205を250℃に加熱・制御し、その状態を2時間維持した。
次いで、Arの供給を停止し、反応容器201を不図示の排気装置により排気口209を通して排気した後、原料ガス供給手段210を介して、表5に示した電荷注入阻止層形成に用いる原料ガスを導入した。原料ガスの流量が設定流量となり、また、反応容器201内の圧力が安定したのを確認した後、高周波電源211、213の出力を表11に示した電荷注入阻止層条件の20%の値に設定した。
この状態で、マッチングボックス216内の可変コンデンサの容量を調整することでマッチングをとりながら、高周波電源211、213の出力を表11に示した電荷注入阻止層条件の値まで上げることで放電を生起し、電荷注入阻止層の形成を開始した。所定の膜厚の電荷注入阻止層の形成を終了した後、放電を止めず、まず連続的にガス流量を5分間で変化させ、その後電力を5分間で変化させて、次の層である第一光導電層形成条件に変化させた。その後、第二光導電層、表面層を同様にして形成し、電子写真感光体を形成した。なお、第一光導電層形成後は放電をとめず、連続的にガス流量を10分間で変化させて第二光導電層条件に設定し、また、第二光導電層形成後は放電を止めず、連続的にガス流量、電力、圧力を15分間で変化させて、次の層である表面層を形成した。
このようにして、電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計60本作製した。いずれのロットにおいても安定した電子写真感光体形成がなされた。
Figure 2005142150
(比較例3)
実施例3において、周波数の高い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ106の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL1と周波数の低い高周波電力供給経路上の最終段インピーダンス素子である直列可変コンデンサ108の出力端から電力合成ポイント104までのインダクタンスL2が
L1=L2
となるよう銅パイプの長さ、形状を調整する以外は実施例3と同様にして、直径80mm、長さ358mmのアルミニウム製円筒状基体205上に表11に示す条件で電荷注入阻止層、第一光導電層、第二光導電層、表面層からなる電子写真感光体を10ロット、合計60本作製した。
その結果、5ロットにおいて堆積膜形成中にマッチングが不安定になる現象が生じた。
このようにして実施例3、比較例3で作製された電子写真感光体を本テスト用に改造されたキヤノン製の複写機iR5000に設置し、感光体の特性評価を行なった。評価項目は、「画像濃度むら」、「光メモリー」、「特性ばらつき」、「画像欠陥」の4項目とし、具体的評価法は実験例1と同様にした。
評価結果を表12に示す。表12において、評価結果は、比較例3の評価結果を基準として示している。
実施例3で作製した電子写真感光体はいずれの評価項目においても良好な結果が得られ、本発明の効果が確認された。
Figure 2005142150
本発明に用いることができるマッチングボックスの構成を示した図である。 周波数の異なる2つのVHF電力を用いたVHFプラズマCVD法による電子写真感光体の製造装置の一例を示した模式的な構成図である。 マッチングボックス及び電力合成ボックスの構成を示した図である。 周波数の異なる2つのVHF電力を用いたVHFプラズマCVD法による電子写真感光体の製造装置の一例を示した模式的な構成図である。 周波数の異なる2つのVHF電力を用いたVHFプラズマCVD法による電子写真感光体の製造装置の一例を示した模式的な構成図である。
符号の説明
102、103 マッチング回路
105、106、107、108 可変コンデンサ
104 電力合成ポイント
105、106、107、108 可変コンデンサ
109、110、111 導電性部材
201 反応容器
202 高周波電極
203 誘電体壁
204 高周波シールド
205 円筒状基体
206 基体ホルダー
207 発熱体
208 回転軸
209 排気口
210 原料ガス供給手段
211、213 高周波電源
212、214、216 マッチングボックス
215 電力合成ボックス
301、302 導電性部材

Claims (16)

  1. 少なくとも、減圧可能な処理容器と原料ガスを供給するための原料ガス供給手段と周波数の異なる少なくとも2つの高周波電力を供給するための高周波電力供給系を有し、前記処理容器中に供給された前記原料ガスを前記高周波電力によりプラズマ化し、前記処理容器中に設置された被処理物をプラズマ処理するプラズマ処理装置において、前記高周波電力供給系は前記高周波電力を出力する少なくとも2つの高周波電力供給源と前記高周波電力供給源の各々から出力された高周波電力のマッチングをとるためのマッチング回路と前記マッチング回路よりも負荷側に設けられた前記高周波電力が合成される電力合成ポイントと前記電力合成ポイントで合成された高周波電力を前記処理容器中に供給するための高周波電極を有しており、かつ、前記高周波電力供給源から出力された高周波電力のうちで、最も周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、最も周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、
    2.0×L1≦L2
    であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記最も周波数の高い高周波電力用のマッチング回路と前記最も周波数の低い高周波電力用のマッチング回路が同じ回路構成であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記マッチング回路は前記最終段のインピーダンス素子として電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサを有することを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記マッチング回路は更に電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサを有することを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記少なくとも2つのマッチング回路と前記電力合成ポイントが1つの導電性シールド内に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記1つの導電性シールド内に全てのマッチング回路と電力合成ポイントが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記高周波電力のうち少なくとも2つの周波数が50MHz以上300MHz以下であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記高周波電力の全ての周波数が50MHz以上300MHz以下であることを特徴とする請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 減圧可能な処理容器中に原料ガスを供給し、前記処理容器中に周波数の異なる少なくとも2つの高周波電力を導入して前記原料ガスを前記高周波電力によりプラズマ化し、前記処理容器中に設置された被処理物をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、前記高周波電力を少なくとも2つの高周波電力供給源から出力し、マッチング回路を介した後、前記マッチング回路よりも負荷側に設けられた電力合成ポイントで前記高周波電力を合成して高周波電極より前記処理容器中に導入するプラズマ処理方法であって、前記高周波電力供給源から出力された高周波電力のうちで、最も周波数の高い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL1、最も周波数の低い高周波電力用マッチング回路の最終段インピーダンス素子の出力端から前記電力合成ポイントまでのインダクタンスをL2として、
    2.0×L1≦L2
    である電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法。
  10. 前記最も周波数の高い高周波電力用のマッチング回路と前記最も周波数の低い高周波電力用のマッチング回路が同じ回路構成である電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項9に記載のプラズマ処理方法。
  11. 前記マッチング回路が電力供給経路に対して直列に設けられた直列可変コンデンサを有している電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項9または10に記載のプラズマ処理方法。
  12. 前記マッチング回路が少なくとも電力供給経路に対して並列に設けられた並列可変コンデンサと、それよりも負荷側に直列に設けられた直列可変コンデンサを有する電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項11に記載のプラズマ処理方法。
  13. 前記少なくとも2つのマッチング回路と前記電力合成ポイントが1つの筐体内に設けられている電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに記載のプラズマ処理方法。
  14. 前記マッチング回路の全てと前記電力合成ポイントが1つの筐体内に設けられている電力供給経路を用いてプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項13に記載のプラズマ処理方法。
  15. 前記高周波電力のうち少なくとも2つの周波数が50MHz以上300MHz以下であることを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに記載のプラズマ処理方法。
  16. 前記高周波電力の全ての周波数が50MHz以上300MHz以下であることを特徴とする請求項15に記載のプラズマ処理方法。
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