JP2005142106A - 鳥害防止ポリマー碍子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリマー碍子に鳥類忌避剤を坦持させて、少なくとも送電設備の施工工事期間中、鳥類忌避効果を保持させることにより、鳥類のポリマー碍子に対する啄みを阻止して、啄みに起因する被覆体の破損を防止し得るようにする。
【解決手段】鳥害防止ポリマー碍子は、強化プラスチック製の芯体11の外周をゴム製の被覆体12にて被覆してなる碍子本体と、同碍子本体の各端部に嵌合固着してなる一対の把持金具13からなるポリマー碍子であって、被覆体12にカプサイシン等の鳥類忌避剤を坦持させている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋外設置のポリマー碍子であって、鳥類が忌避する鳥害防止ポリマー碍子に関する。
碍子の一形式として、強化プラスチック製の芯体の外周をゴム製の被覆体にて被覆してなる碍子本体と、同碍子本体の各端部に嵌合固着してなる一対の把持金具とからなる形式のポリマー碍子がある。当該形式のポリマー碍子は、軽量でありながら機械的強度および耐候性に優れ、かつ、高絶縁性であることから、屋外設置の碍子として普及している。
当該形式のポリマー碍子は、このように優れたものではあるものの、構造上、ゴム製の被覆体が強化プラスチック製の芯体の外周に位置し、当該被覆体が有する柔軟性に富む複数の笠部が野鳥等好奇心の強い鳥類の格好の興味の対象となり、鳥類は被覆体の主として笠部を標的として啄んで、被覆体の笠部を破損させ併せて被覆体の胴部をも破損させるという、磁器碍子には存在しない新たな問題が発生している。送電設備における鳥害防止対策としては、磁器碍子が設置されている電柱腕金に鳥類を近づけないようにする鳥害防止具が開発されている(特許文献1参照)。
当該鳥害防止具は、防止具の基体に上方へ突出する針状の多数の突起を有するもので、磁器碍子が設置されている電柱腕金に取付けられて、鳥類が電柱腕金および磁器碍子に近づかないようにしているものである。従って、当該鳥害防止具は、当該形式のポリマー碍子の鳥害防止対策にも利用することは可能であるが、当該鳥害防止具は電柱腕金の全体を占める大型のもので、1個のポリマー碍子に対する鳥害防止具としては経済的には実用不可能であるとともに、電柱腕金に設置されない使用態様のポリマー碍子には鳥害防止効果は奏し得ない。
鳥類がポリマー碍子を啄んで破損させるのは、ポリマー碍子が設置された送電設備の施工工事期間中であって、当該送電設備における通電前の段階に集中する。当該送電設備による送電開始以降は、ポリマー碍子には電界が発生していること、高圧電流が送電されていること等のため、鳥類がポリマー碍子に近づくようなことはなく、鳥類の啄みに起因するポリマー碍子の破損は発生しない。このような状況下での、現在の鳥害防止対策としては、送電設備の施工工事期間中、ポリマー碍子を保護カバーやネットで覆う手段が採られている。しかしながら、このような鳥害防止対策では不十分であることは明らかであって、好奇心の強い鳥類は、保護カバーやネットを通してポリマー碍子の被覆体を啄んで、ポリマー碍子を破損させているのが実状である。
特開平11−289644号公報
従って、本発明の目的は、ポリマー碍子に鳥類忌避剤を坦持させて、少なくとも送電設備の施工工事期間中は鳥類忌避効果を持続させることにより、鳥類のポリマー碍子に対する啄み動作を阻止して、啄みに起因するポリマー碍子の被覆体における破損の発生を防止すること、換言すれば、鳥類に対する忌避効果を自ら有する鳥害防止ポリマー碍子を提供することにある。
本発明は、鳥害防止ポリマー碍子に関する。本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子は、強化プラスチック製の芯体の外周をゴム製の被覆体にて被覆してなる碍子本体と、同碍子本体の各端部に嵌合固着してなる一対の把持金具とからなるポリマー碍子であって、前記被覆体に鳥類忌避剤を坦持させていることを特徴とするものである。
本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子においては、前記鳥類忌避剤を前記被覆体の表面に塗布し、または、前記鳥類忌避剤を、前記被覆体を構成する原料ゴムに予め練り込んで坦持させるようにすることができる。この場合、前記鳥類忌避剤は、前記被覆体に対して0.01重量%〜20重量%坦持させるようにすることが好ましい。
また、本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子においては、前記鳥類忌避剤としては、鳥類の味覚を刺激する味覚刺激剤を採用すること、前記味覚刺激剤としては、辛味成分や辛味成分を含有する物質等、または、苦味成分や苦味成分を含有する物質等を採用することができる。
辛味成分を含有する物質としては、唐辛子、生姜、山椒、千日草、ヤナギタデ、わさび、芥子種等の植物を挙げることができる。また、辛味成分としては、これらの植物から抽出される辛味成分であって、例えば、カプサイシン、6−ジンゲロール、α−サンショオール、スピラントール、タデオナール、シニグリン等を挙げることができる。苦味成分を含有する物質としては、センブリ、ニガキ、クララ等の植物を挙げることができる。また、苦味成分としては、これらの植物から抽出される苦味成分であって、例えば、スウェルチアマリン、クアシン、マトリン等を挙げることができる。
本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子は、碍子本体を構成する被覆体に鳥類忌避剤を、被覆体の表面に塗布し、または、被覆体を構成する原料ゴムに予め練り込んで坦持されているものであり、鳥類が最も興味を引き悪戯の対象とする被覆体の笠部には、鳥類忌避剤が相当長期にわたって保持されている。このため、鳥類は、当該鳥害防止ポリマー碍子の被覆体を一度啄んでも二度と啄むことはない。また、鳥類はこの経験を繰り返せば、その後は、鳥類は本能的に、当該鳥害防止ポリマー碍子の被覆体を啄むことを拒否するものと認められる。
当該鳥害防止ポリマー碍子を設置した送電設備を実際に施工工事する実験によれば、送電設備の施工工事期間中に、被覆体に鳥類が啄んだ痕跡がわずか数カ所存在するポリマー碍子が若干数認められたが、啄んだ痕跡が全く存在しないポリマー碍子が多く認められた。
本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子において、好適に採用し得る鳥類忌避剤は鳥類の味覚を刺激する味覚刺激剤である。また、当該味覚刺激剤としては、入手が容易な辛味成分、苦味成分を含有する植物や、当該植物から抽出される辛味成分、苦味成分が好ましい。具体的には、辛味成分を含有する植物としては、唐辛子、生姜、山椒、千日草、ヤナギタデ、わさび、芥子種等の植物を挙げることができる。また、辛味成分としては、これらの植物から抽出される辛味成分、例えばカプサイシン、6−ジンゲロール、α−サンショオール、スピラントール、タデオナール、シニグリン等を挙げることができる。
また、苦味成分を含有する植物としては、センブリ、ニガキ、クララ等の植物を挙げることができる。また、苦味成分としては、これらの植物から抽出される苦味成分、例えばスウェルチアマリン、クアシン、マトリン等を挙げることができる。
本発明は、鳥害防止ポリマー碍子に関するもので、当該鳥害防止ポリマー碍子は、強化プラスチック製の芯体の外周をゴム製の被覆体にて被覆してなる碍子本体と、同碍子本体の各端部に嵌合固着してなる一対の把持金具とからなる形式のポリマー碍子を適用対象とするものである。図1には、本発明が適用対象とする従来のポリマー碍子の一例を示している。
当該ポリマー碍子10は、ガラス繊維を強化材とするエポキシ樹脂からなる強化プラスチック製で所定長さの棒状の芯体11と、芯体11の外周のほとんど全てを被覆するシリコーンゴム製の被覆体12を碍子本体としている。当該碍子本体には、碍子本体を構成する芯体11の各端部に、各把持金具13が被覆体12による被覆部まで嵌合されて、当該被覆部にカシメ手段にて固着されて、ポリマー碍子10が構成されている。
被覆体12は、棒状の芯体11の外周を被覆する胴部12aと、胴部12aと一体で胴部12aの外周から外方へ突出する円盤状の複数の笠部12bとからなるもので、各笠部12bは芯体11の長さ方向に等間隔を保持して階段状に位置している。被覆体12は、芯体11と一体成形されて、芯体11の外周に加硫接着されている。被覆体12の胴部12aと各笠部12bとは、芯体11との一体成形時に、互いに一体成形される。当該ポリマー碍子10は、それ自体公知のものである。
本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子10Aは、当該ポリマー碍子10における被覆体12に、鳥類忌避剤である味覚刺激剤を坦持させているものである。味覚刺激剤としては、辛味成分、苦味成分を含有する植物や、当該植物から抽出される辛味成分、苦味成分が好ましい。
具体的には、辛味成分を含有する植物としては、唐辛子、生姜、山椒、千日草、ヤナギタデ、わさび、芥子種等の植物を挙げることができる。また、辛味成分としては、これらの植物から抽出される辛味成分、例えばカプサイシン、6−ジンゲロール、α−サンショオール、スピラントール、タデオナール、シニグリン等を挙げることができる。また、苦味成分を含有する植物としては、センブリ、ニガキ、クララ等の植物を挙げることができる。また、苦味成分としては、これらの植物から抽出される苦味成分、例えばスウェルチアマリン、クアシン、マトリン等を挙げることができる。本実施形態に係る鳥害防止ポリマー碍子10Aにおいては、容易に入手できる唐辛子の辛味成分であるカプサイシンを採用している。
カプサイシンを被覆体12に坦持させる手段としては、カプサイシンをエタノールに溶解して噴霧器等で、被覆体12の胴部12aおよび各笠部12bの表面に噴霧して塗布する方法、カプサイシンをシリコーンオイルに溶解して、これを被覆体12の胴部12aおよび各笠部12bの表面に塗布する方法、被覆体12の成形材料である未加硫状態のシリコーンゴムに練り込む方法等があり、これらの坦持方法は、適宜選択して使用することができる。カプサイシンの被覆体12への坦持量は、被覆体12に対して0.01重量%〜20重量%の範囲で適宜選定することができる。
図2は、本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子10Aの、送電設備の施工工事の終了後における外観の一部を示し、図3は、従来のポリマー碍子10の、同じ地域での送電設備の施工工事終了後における外部の一部を示している。当該送電設備の施工工事は、外国の自然環境が豊かな地域での3ヶ月間にわたる施工工事であるが、当該地域は、自然環境が豊かであることから、オウム、カラス、その他の種々の野鳥が多数生息している。従って、当該地域では、従来のポリマー碍子10に対する鳥害が多発しており、当該送電設備の施工工事の期間中、鳥害(欠損部12c)は図3に示す通りであった。これに対して、本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子10Aにおいては、図2に示す通りであり、当該送電設備の施工工事の期間中、欠損部12cのごとき鳥害箇所はほとんど認められない。
本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子10Aにおいては、味覚刺激剤として辛味成分であるカプサイシンを使用した例について例示しているが、他の辛味成分を使用しても、当然のことながら、当該鳥害防止ポリマー碍子10Aと同等または近似する作用効果を奏するものと認められる。
本実施例では、本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子の鳥害防止効果を確認するための実験と、当該鳥害防止ポリマー碍子の鳥害防止効果と対比するために、従来のポリマー碍子の鳥害状態を確認する実験とを併せて行った。本実施例では、鳥類忌避剤として、カプサイシンをエタノールに溶解してなる濃度5wt%のカプサイシン・エタノール溶液(忌避剤1)、カプサイシンをエタノールに溶解してなる濃度0.05wt%のカプサイシン・エタノール溶液(忌避剤2)、および、カプサイシンをシリコーンオイルに溶解してなる濃度0.05wt%のカプサイシン・シリコーンオイル溶液(忌避剤3)を採用した。
各実験に供した供試品の調製には、実施形態の項で示している従来のポリマー碍子と同様のポリマー碍子を採用した。但し、当該ポリマー碍子は、4枚の笠部を階段状に有するもので、碍子本体の長さが25cmで、笠部の外径が12.6cm、笠部の厚みが0.7cmのものである。
供試品1は、当該碍子本体を構成する笠部の全表面に忌避剤1をスプレーにより塗布して調製したもので、忌避剤1の皮膜が笠部の全表面を被覆している状態にある。供試品2は、当該碍子本体を構成する笠部の全表面に忌避剤2をスプレーにより塗布して調製したもので、忌避剤2の皮膜が笠部の全表面を被覆している状態にある。供試品3は、当該碍子本体を構成する笠部の全表面に忌避剤3を刷毛で塗布して調製したもので、忌避剤3が笠部の全表面から内部に浸透して笠部の内部全体に分散している状態にある。なお、供試品4は、当該碍子本体そのままのポリマー碍子であって、忌避剤を坦持していない従来のポリマー碍子と同様のものである。
本実施例では、縦横2mで高さ2mの大きさの鳥かご1台と、コンゴーインコ2羽を用意し、鳥かご内にエサ、供試品および2羽のコンゴーインコを収容した状態で、コンゴーインコの供試品に対する啄み状況を観察する実験を試みた。当該鳥かご内のこのような状況では、収容されている2羽のコンゴーインコはえさを食べるか供試品を啄むかしか無い状態にあって、供試品は、実際の送電設備の施工工事中にポリマー碍子が置かれる環境に比較して極めて過酷な状態にある。
本実施例では、具体的には、2羽のコンゴーインコとエサが収容されている鳥かご内に、先ず供試品4(忌避剤の非坦持品)を収容して、コンゴーインコにとっては未知の物体である供試品4の形状に慣れさせ、かつ、舌で味わって味を確かめてから啄むコンゴーインコの習性を利用して、供試品4がコンゴーインコにとって危険な物ではないことを認知させ、供試品4の笠部に対する啄みを確認して、供試品4をこの状態の鳥かご内にそのままの状態で保持した。この状態で、コンゴーインコの供試品4の笠部に対する啄み状態を観察した。
供試品4は、その全ての笠部がほとんど損傷した状態になった時点(収容後5日目)で鳥かご内から取出し、このような状況にある鳥かご内には、次いで、辛み度合いの低い供試品2および供試品3を同時に収容して、コンゴーインコの各供試品2,3の笠部に対する啄みを確認し、両供試品2,3をこの状態の鳥かご内にそのままの状態で保持して、コンゴーインコの供試品2,3の笠部に対する啄み状態を観察した。供試品3は、その全ての笠部がほとんど損傷した状態になった時点(収容後10日目)で鳥かご内から取出した。このような状況にある鳥かご内には、最後に、辛み度合いの高い供試品1を収容して、コンゴーインコの供試品1の笠部に対する啄み状態を観察した。
このような過酷な状況の環境下での各供試品(ポリマー碍子)に対するコンゴーインコの鳥害(笠部の欠損状況)を、鳥かごの外から観察して確認した。得られた結果を表1に示す。但し、表1中の「啄み開始」の欄は、供試品を鳥かご内に収容してから、コンゴーインコが供試品の笠部を啄む動作を開始した日時を示している。また、「実験経過日数(日)」の欄は、供試品を鳥かご内に収容した時点を基準とする経過日数(日)を意味し、同欄の数値は、全ての笠部における啄みによる欠損部を総合した状態の全ての笠部全体に対する割合(%)を示している。
Figure 2005142106
表1に示す結果を参照すると、極めて過酷な状況の環境に置かれた通常のポリマー碍子(供試品4)では、コンゴーインコが笠部の啄みを開始する時間は5分と極めて短く、5日経過後では笠部のほとんど全てが欠損している状態にある。コンゴーインコによる供試品に対する啄み開始日時および欠損の経過日数は、笠部に忌避剤を坦持させているポリマー碍子(供試品1〜3)では大きく遅延し、また、笠部が坦持する忌避剤の量が多いほど大きく遅延していることが確認される。
供試品1は、濃度5wt%のカプサイシン・エタノール溶液を笠部に塗布しているものであり、これに対して、供試品2は、濃度0.05wt%のカプサイシン・エタノール溶液を笠部に塗布しているものである。このため、供試品1の笠部の表面に坦持されている忌避剤の量は供試品2に比較して極めて多く、鳥害の防止効果が極めて高い。
また、供試品2と供試品3では、共に、同等の濃度の忌避剤を採用してはいるが、供試品2は、カプサイシン・エタノール溶液を笠部の表面に塗布しているものであって、カプサイシンのほとんどが笠部の表面に残留している。これに対して、供試品3は、カプサイシン・シリコーンオイル溶液を笠部の表面に塗布しているものであって、カプサイシンは笠部の表面から内部に侵入し、笠部の表面に残留しているカプサイシンの量は供試品2に比較して極めて少ない。このため、供試品3は供試品4に比較して鳥害防止効果が高いものの、鳥害防止効果は供試品2に比較して低いものとなっている。
本実施例では、実施例1で使用している鳥類忌避剤とは異なる2種類の鳥類忌避剤を採用して調製した、2種類の鳥害防止ポリマー碍子の鳥害防止効果を確認するための実験を行った。
本実施例における各実験では、鳥類忌避剤として、6−ジンゲロールをエタノールに溶解してなる濃度5wt%のジンゲロール・エタノール溶液(忌避剤5)、クアシンをエタノールに溶解してなる濃度5wt%のクアシン・エタノール溶液(忌避剤6)を採用した。また、各実験に供した供試品の調製には、実施例1の各実験で使用しているポリマー碍子と同じ形状および構造のポリマー碍子を採用した。供試品5は、当該ポリマー碍子の碍子本体を構成する笠部の全表面に忌避剤5をスプレーにより塗布して調製したものであり、供試品6は、当該ポリマー碍子の碍子本体を構成する笠部の全表面に忌避剤6をスプレーにより塗布して調製したものである。これらの各忌避剤5,6は、いずれも、笠部の表面を被覆する皮膜を形成している。
本実施例では、縦横2mで高さ2mの大きさの鳥かご2台を用意し、各鳥かご毎に、その内部にエサ、供試品および2羽のコンゴーインコを収容し、この状態で、コンゴーインコの供試品に対する啄み状況を観察する実験を試みた。各鳥かご内のこのような状況は、実施例1の鳥かご内の状況と同様であって、各供試品5,6は、実際の送電設備の施工工事中にポリマー碍子が置かれる環境に比較して極めて過酷な状態にある。具体的には、2羽のコンゴーインコとエサが収容されている1台の鳥かご内に供試品5を収容し、かつ、2羽のコンゴーインコとエサが収容されている他の1台の鳥かご内に供試品6を収容し、各鳥かご内におけるコンゴーインコの供試品5、供試品6の笠部に対する啄み状態を観察した。
このような過酷な状況の環境下での各供試品5,6に対するコンゴーインコによる鳥害(笠部の欠損状況)を、鳥かごの外から観察して確認した。得られた結果を、実施例1における供試品4(忌避剤の非坦持品)の結果と併せて、表2に示す。但し、表2中の「啄み開始」の欄および「実験経過日数(日)」の欄は、実施例1における表1と同様のものであって、「啄み開始」の欄は、供試品を鳥かご内に収容してから、コンゴーインコが供試品の笠部を啄む動作を開始した日時を示している。また、「実験経過日数(日)」の欄は、供試品を鳥かご内に収容した時点を基準とする経過日数(日)を意味し、同欄の数値は、全ての笠部における啄みによる欠損部を総合した状態の全ての笠部全体に対する割合(%)を示している。
Figure 2005142106
表2に示す結果を参照すると、極めて過酷な状況の環境に置かれた通常のポリマー碍子(供試品4)では、コンゴーインコが笠部の啄みを開始する時間は5分と極めて短く、5日経過後では笠部のほとんど全てが欠損している状態にある。コンゴーインコの供試品に対する啄み開始日時および欠損の経過日数は、供試品の笠部に忌避剤を坦持させているポリマー碍子(供試品5,6)では大きく遅延していることが確認される。
各供試品5,6間では、鳥害防止効果に若干の差が認められる。また、実験環境が必ずしも同一ではないが、各供試品5,6と各供試品1〜3との間でも鳥害防止効果に差が認められる。これの供試品間での鳥害防止効果の差は、鳥類忌避剤の種類、その坦持態様、その表面坦持量等の違いに起因しているものと推測される。
本発明が適用対象とするポリマー碍子の一部を切欠いた側面図である。 本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子における施工工事期間経過後の外観の一部を示す部分側面図である。 従来のポリマー碍子における施工工事期間経過後の外観の一部を示す部分側面図である。
符号の説明
10…従来のポリマー碍子、10A…本発明に係る鳥害防止ポリマー碍子、11…芯体、12…被覆体、12a…胴部、12b…笠部、12c…欠損部、13…把持金具。

Claims (7)

  1. 強化プラスチック製の芯体の外周にゴム製の被覆体を被覆してなる碍子本体と、同碍子本体の各端部に嵌合固着してなる一対の把持金具とからなるポリマー碍子であり、前記被覆体は鳥類忌避剤を坦持していることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
  2. 請求項1に記載の鳥害防止ポリマー碍子において、前記鳥類忌避剤は前記被覆体の表面に塗布されていることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
  3. 請求項1に記載の鳥害防止ポリマー碍子において、前記鳥害忌避剤が前記被覆体を構成する原料ゴムに練り込まれていることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の鳥害防止ポリマー碍子において、前記鳥害忌避剤は前記被覆体に対して0.01重量%〜20重量%坦持されていることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の鳥害防止ポリマー碍子において、前記鳥害忌避剤は、鳥類の味覚を刺激する味覚刺激剤であることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
  6. 請求項5に記載の鳥害防止ポリマー碍子において、前記味覚刺激剤は唐辛子、生姜、山椒、千日草、ヤナギタデ、わさび、芥子種、または、これらから抽出される辛味成分であることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
  7. 請求項5に記載の鳥害防止ポリマー碍子において、前記味覚刺激剤はセンブリ、ニガキ、クララ、または、これらから抽出される苦味成分であることを特徴とする鳥害防止ポリマー碍子。
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