JP2005138854A - 積層包装材料及び包装袋 - Google Patents

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文剛 小泉
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Abstract

【課題】優れた帯電防止性、スリップ性等を有する積層包装材料及び包装袋を提供する事にある。
【解決手段】長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層、帯電防止層を積層し、他方の面にシーラント層を積層した積層体又は基材層の一方の面に部分的な白色層を積層し、他方の面に帯電防止層、シーラント層を積層した積層体であって、該帯電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に表面帯電量の半減期が5秒以下であり、前記シーラント層同士の動摩擦係数が0.2以下である積層包装材料と、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、該ヒートシール部の開口部側の中心に手で切り易くするための切り込みを設けている包装袋。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物の包装時に良好な帯電防止性を必要とする分野で使用する包装材料及び包装袋に関するものである。
従来、食品分野や非食品分野で使用される包装材料には内容物保護性、包装適性、便利性、商品性、経済性、衛生性、廃棄処理性等の各種の機能が要求され、例えば、内容物保護性としては酸素や水蒸気等で変質し易い内容物の変質を防止する為の優れたガスバリア性、包装適性としては内容物の包装時に効率良く包装する為の高速シール性、さらには包装時の静電気発生を抑制する為の優れた帯電防止性等が求められる。非食品分野、特に医薬品の包装分野では、セロファンからなる基材層の一方の面にアンカーコート層、帯電防止剤混入のポリオレフィン系樹脂からなるシーラント層を積層した積層体からなる包装材料が多く使用されている。ところが、前記基材層に使用しているセロファンが高価であると共に製造工程時の汚水などによる環境汚染の問題があり、さらにシーラント層に帯電防止剤を混入したポリオレフィン系樹脂を使用しているので、包装時のシール適性等が低下する不具合があった。
本発明の課題は、包装時に優れた帯電防止性及びスリップ性を有し、シール適性が良好な積層包装材料及び包装袋を提供する事にある。
本発明の請求項1に係る発明は、長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層、帯電防止層を積層し、他方の面にシーラント層を積層した積層体であって、該帯電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に表面帯電量の半減期が5秒以下であることを特徴とする積層包装材料である。
本発明の請求項2に係る発明は、長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層を積層し、他方の面に帯電防止層、シーラント層を積層した積層体であって、該帯電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に表面帯電量の半減期が5秒以下であることを特徴とする積層包装材料である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明において、前記シーラント層同士の動摩擦係数が0.2以下であることを特徴とする積層包装材料である。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の積層包装材料を用いて、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側の中心に手で切り易くするための切り込みを設けたものからなることを特徴とする包装袋である。
本発明の積層包装材料は、長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層、帯電防止層を積層し、他方の面にシーラント層を積層した積層体又は長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層を積層し、他方の面に帯電防止層、シーラント層を積層した積層体であって、該帯電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に表面帯電量の半減期が5秒以下であり、前記シーラント層同士の動摩擦係数が0.2以下であるので、優れた帯電防止性及びスリップ性を有し、包装適性が良好で、表面に文字などを印字できる。また、包装袋が前記積層包装材料を用いて、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側の中心に手で切り易くするための切り込みを設けたものからなっているので、内容物を包装し、密封後に切り込みから容易に手で切って個々の包装袋を分離できる。
本発明の積層包装材料及び包装袋を実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。
図1(a)は本発明の一実施形態の積層包装材料の側断面図であり、厚み方向に順に、帯電防止層(13)、部分的な白色層(12)、基材層(11)、接着剤層(14)、シーラント層(15)が積層されており、(b)は他の実施形態の積層包装材料の側断面図であり、厚み方向に順に、部分的な白色層(12)、基材層(11)、帯電防止層(13)、接着剤層(14)、シーラント層(15)が積層されている。
前記基材層(11)と接着剤層(14)の間、あるいは基材層(11)と帯電防止層(13)の間に印刷層を積層しても良い。
前記基材層(11)は、長尺状の単層若しくは多層のフィルムからなっており、単層のフィルムとしては二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルムなどが使用され、多層フィルムとしては塩化ビニリデン樹脂コート二軸延伸ポリプロピレンフィルム、塩化ビニリデン樹脂コート二軸延伸ポリエステルフィルム、酸化珪素若しくは酸化アルミニウムなどの無機酸化物を蒸着した蒸着ポリエステルフィルムなどが使用される。
前記白色層(12)は、基材層(11)の上に部分的に積層されており、表面に文字などを印字する時の下地層として設ける。その積層方法は、通常の印刷用白色インキを用いて公知のグラビア印刷法で印刷する。
前記帯電防止層(13)は、静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなり、その表面帯電量の半減期が5秒以下であるので優れた帯電防止性を有する。前記架橋性重合体としては、側鎖にカルボキシル基及び4級アンモニウム塩基を有する架橋性高分子が好ましい。積層方法は塗布液を公知のグラビアコート法やロールコート法で塗布し、厚みは0.1〜50μmが好ましい。具体的な塗布液としては、アルテック(株)の帯電防止用塗布液(商品名:ボンディップPA−100)が使用可能であり、また前記表面帯電量の半減期の測定方法は、シシド静電気(株)のスタチックオネストメーターを用いて、試料に電圧10kV印加して、半減期を測定する。
前記接着剤層(14)は、ポリウレタン系接着剤を使用して、公知のグラビアコート法で塗布する。塗布量は1〜5g/m2(乾燥状態)が好ましい。
前記シーラント層(15)は、ポリオレフィン系樹脂からなっており、シーラント層同
士の動摩擦係数はJIS−K7125の摩擦係数試験方法で、その測定値は0.2以下が好ましい。従って、この積層包装材料は優れたスリップ性を有し、良好な包装適性が得られる。樹脂の種類として、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが使用可能で、積層方法は前記ポリオレフィン系樹脂を公知の溶融押出法で積層する。厚みは特に限定しないが、通常10〜60μmのものが使用される。
図2は本発明の包装袋の平面図であり、図3は本発明の包装袋の斜視図であり、包装袋(20)は長尺状の積層包装材料(10)を用いて、長手方向の中心線に設けた折り目(22)を介してシーラント層(15)が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部(23、24)を設けており、前記ヒートシール部(23)とヒートシール部(24)との間の折り目(22)の反対側の端辺に開口部(21)を設けており、さらに前記ヒートシール部(23、24)の開口部(21)側の中心に手で切り易くするための切り込み(25、26)を設けている。さらに、基材層(11)の上には白色層(12)が部分的に設けられており、文字などの必要事項を袋の表面に印字できるようになっている。
前記包装袋(20)に内容物、例えば粉末状の医薬品を充填後、開口部(21)をシールしたものは、使用時に切り込み(25)、(26)から順次袋を切り離し、開封して飲むことが可能である。
(a)は本発明の積層包装材料の一実施形態を示す側断面図であり、(b)は他の実施形態を示す側断面図である。 本発明の包装袋の一実施形態を示す平面図である。 本発明の包装袋の一実施形態を示す斜視図である
符号の説明
10…積層包装材料
11…基材層
12…白色層
13…帯電防止層
14…接着剤層
15…シーラント層
20…包装袋
21…開口部
22…折り目
23,24…ヒートシール部
25,26…切り込み

Claims (4)

  1. 長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層、帯電防止層を積層し、他方の面にシーラント層を積層した積層体であって、該帯電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に表面帯電量の半減期が5秒以下であることを特徴とする積層包装材料。
  2. 長尺状の単層若しくは多層フィルムからなる基材層の一方の面に部分的な白色層を積層し、他方の面に帯電防止層、シーラント層を積層した積層体であって、該帯電防止層が静電気誘導防止性を有する架橋性重合体を主成分とするものからなると共に表面帯電量の半減期が5秒以下であることを特徴とする積層包装材料。
  3. 前記シーラント層同士の動摩擦係数が0.2以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の積層包装材料。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の積層包装材料を用いて、長手方向の中心線に設けた折り目を介して該シーラント層が内面側となるように2つ折りし、長手方向と直角に所定間隔でヒートシール部を順次設け、前記ヒートシール部間の折り目と反対側の端辺に開口部を設け、さらに、該ヒートシール部の開口部側の中心に手で切り易くするための切り込みを設けたものからなることを特徴とする包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011168315A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Toppan Printing Co Ltd 分包用積層材および分包用包装袋

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