JP2001270026A - バリア包装材及びそれを用いた包装袋 - Google Patents
バリア包装材及びそれを用いた包装袋Info
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Abstract
着強度の低下のない透明なバリア包装材と、そのバリア
包装材を用いた破袋強度や引裂き性に優れた包装袋の提
供することにある。 【解決手段】フィルム基材10に無機酸化物からなる蒸
着層12が設けられたセラミック蒸着フィルム15の蒸
着層面に接着剤あるいはアンカーコート剤からなる接着
層30を介してシーラント層40がラミネートされた透
明バリア包装材1において、前記蒸着層12面と接着層
30との間にウレタン樹脂、塩酢ビ共重合樹脂またはウ
レタン樹脂と塩酢ビ共重合樹脂の混合体のいずれかから
なる密着メジウム層20を設けたものである。
Description
ー品、医薬品等を収容するガスバリア包装材に関するも
のであり、特に浸透性や揮発性の物質を含む液状、練り
状の食品等を包装する透明なバリア包装材に関する。
薬品等を収容するガスバリア性包装材として、例えばポ
リ塩化ビニルデン樹脂が塗布されたポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂で
なるシーラントフィルムをドライラミネーション用接着
剤を介してラミネートしたものがあった。
に用いられているポリ塩化ビニルデンは、使用後の焼却
処理で塩素ガスやダイオキシン等有害ガスの発生等、廃
棄物に係わる環境問題から忌避されるようになった。
して、このポリ塩化ビニルデンに代わりアルミニウム箔
がラミネートされたものもあったが、透明でないことも
あるが、使用後の廃棄物の焼却処理でアルミニウムの残
差が焼却炉を傷めたり、その焼却灰が埋立処分場で有害
ガスの発生等があり、ポリ塩化ビニルデンと同様廃棄物
に係わる環境問題があり、これも忌避されるようになっ
てきた。
わって無機酸化物、例えば酸化珪素や酸化アルミニウム
等をポリエチレンテレフタレートフィルムや延伸ナイロ
ンフィルムに蒸着したものが透明なガスバリアフィルム
として多用されるようになってきた。
装材の一例として、酸化珪素が蒸着されたポリエチレン
テレフタレートフィルムの蒸着面にドライラミネーショ
ン用接着剤からなる接着層を介して、直鎖状低密度ポリ
エチレン樹脂でなるシーラントフィルムをラミネートし
た透明なガスバリア包装材があり、その包装材を用い
て、例えば揮発性物質を含む和からし(香辛料)用の包
装袋としたものがあった。
従来技術のガスバリア包装材においては、特に内容物が
浸透性、揮発性あるいは油等の物質を含む液状、練り状
の食品、トイレタリー品等を包装するガスバリア包装材
では、経時によりガスバリアフィルムとシーラントフィ
ルムとの密着強度が低下し、破袋したりあるいは引裂性
が悪くなったりするという問題点があった。
するものであり、その課題とするところは、廃棄物に係
わる環境問題がなく、経時による密着強度の低下のない
透明なバリア包装材と、そのバリア包装材を用いて、破
袋強度や引裂き性に優れた包装袋を提供することにあ
る。
を達成するために、まず請求項1の発明では、プラスチ
ックフィルムに無機酸化物からなる蒸着層が設けられた
セラミック蒸着フィルムの蒸着層面に接着剤あるいはア
ンカーコート剤からなる接着層を介してシーラント層が
ラミネートされた透明バリア包装材において、前記蒸着
層面と接着層との間に、密着メジウム層を設けてなるこ
とを特徴とするバリア包装材としたものである。
ウム層は、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合樹脂もしくはウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合樹脂の混合体のいずれかからなることを特徴とす
る請求項1記載のバリア包装材としたものである。
ラミック蒸着フィルムの蒸着層面にウレタン樹脂あるい
は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂またはこれら樹脂
の混合体のいずれかからなる密着性に優れる密着メジウ
ム層を設けることによって、蒸着層面と接着層との密着
性を良くし、経時による密着強度の低下のないバリア包
装材とすることができる。
ウム層と接着層との間に印刷インキ層を設けてなること
を特徴とする請求項1または2記載のバリア包装材とし
たものである。
キ層と接着層との間にもう1層の密着メジウム層を設け
てなることを特徴とする請求項3記載のバリア包装材と
したものである。
ク蒸着フィルムの蒸着層と密着メジウム層との間に印刷
インキ層を設けてなることを特徴とする請求項1または
2記載のバリア包装材としたものである。
キ層をセラミック蒸着フィルムのプラスチックフィルム
面に設けてなることを特徴とする請求項5記載のバリア
包装材としたものである。
れば、各層間あるいは表面に印刷インキ層を設けること
によって宣伝やデザイン効果あるいは内容物の隠蔽効果
を付与したバリア包装材とすることができ、さらに請求
項4の発明によれば、この印刷インキ層の上にもう1層
の密着メジウム層を設けることによって、この印刷イン
キ層と接着層との密着性をより良くし、経時による密着
強度の低下のないバリア包装材とすることができる。
キ層を構成するバインダー樹脂は、ウレタン樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂もしくはウレタン樹脂と
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂の混合体のいずれか
からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
に記載のバリア包装材としたものである。
層を構成するバインダー樹脂を密着性に優れるウレタン
樹脂あるいは塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂または
これら樹脂の混合体のいずれかからなる樹脂とすること
によって、各層との密着性を良くし、経時による密着強
度の低下のないバリア包装材とすることができる。
ト層は、メタロセン系触媒を用いて製造される直鎖状低
密度ポリエチレンでなることを特徴とする請求項1〜7
のいずれか1項に記載のバリア包装材としたものであ
る。
層に低温ヒートシール性と耐ブロッキング性に良好な、
メタロセン触媒で重合した直鎖状低密度ポリエチレンを
用いることによって、特に内容物が液状物あるいは練り
状物の場合、内容物を充填し開口部を閉封(シール)す
る充填機の高速充填、夾雑シールに対応が可能なバリア
包装材とすることができる。
〜8のいずれか1項に記載のバリア包装材を用いたこと
を特徴とする包装袋としたものである。
密着強度の低下のないバリア包装材を用いて包装袋とす
ることによって、その包装袋の破袋強度や引裂き性に優
れた透明なバリア包装袋とすることができる。
より説明する。本発明のバリア包装材は、例えば、図1
の積層側断面図に示すように、ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム等の基材フィルム(10)に無機酸化物か
らなる蒸着層(12)が設けられたセラミック蒸着フィ
ルム(15)の蒸着層(12)面に、ウレタン樹脂等で
なる密着メジウム層(20)が施され、その上にドライ
ラミネーション用の接着剤等の接着層(30)が塗布さ
れ、直鎖状低密度ポリエチレン等のシーラント層(4
0)がラミネートされた透明なバリア包装材(1)であ
る。
てアンカーコート剤とし、その上に溶融された直鎖状低
密度ポリエチレン等を押し出してラミネートし、シーラ
ント層(40)とすることもできる。
2の積層側断面図に示すように、例えばポリエチレンテ
レフタレートフィルム等基材フィルム(10)にアンカ
ーコート層(11)を施し、その上に無機酸化物からな
る蒸着層(12)を設け、さらに被覆層(13)を設け
たセラミック蒸着フィルム(15)としてその蒸着層
(12)を揉み等によるクラック発生を防止し、その被
覆層(13)面に、ウレタン樹脂等でなる密着メジウム
層(20)が施され、その上にドライラミネーション用
等の接着剤でなる接着層(30)が塗布され、直鎖状低
密度ポリエチレン等のシーラント層(40)がラミネー
トされたものである。
着剤に代えてアンカーコート剤とし、その上に溶融され
た直鎖状低密度ポリエチレン等を押し出してラミネート
し、シーラント層(40)とすることもできる。また、
上記積層構成から被覆層(13)を除いた構成とするこ
ともできる。
示すように、例えば密着メジウム層(20)と接着層
(30)との間に印刷インキ層(50)を設けて、広告
やデザイン効果あるいは内容物の隠蔽効果を付与したバ
リア包装材(1)とするものである。
例えば上記の印刷インキ層(50)と接着層(30)と
の間にもう1層の密着メジウム層(22)を設けて、よ
り密着性に優れ、経時による密着強度の低下のないバリ
ア包装材(1)とするものである。
面図に示すように、例えばセラミック蒸着フィルム(1
5)の蒸着層(12)面と密着メジウム層(20)との
間に印刷インキ層(50)を設けて、あるいは図6の積
層側断面図に示すように、その印刷インキ層(50)を
セラミック蒸着フィルム(15)のプラスチックフィル
ム(10)面に設けて、広告やデザイン効果あるいは内
容物の隠蔽効果を付与したバリア包装材(1)とするも
のである。
する材料や製法等について詳細に説明する。まず図1〜
図6に示すセラミック蒸着フィルム(15)の基材フィ
ルム(10)としては、例えば厚さ12μm程度のポリ
エチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィル
ムあるいは二軸延伸ポリプロピレンフィルムなどが挙げ
られ、内容物や用途に応じて適宜選定できる。
ィルム(15)を構成する無機酸化物の蒸着層(12)
としては、例えばSiO2 、SiOなど珪素酸化物、A
l2O3 などアルミニウム酸化物等が好ましく、その積
層方法としては、物理蒸着法や化学蒸着法により、透明
でガスバリア性に優れたバリアフィルムとすることがで
きる。
(15)を構成するアンカーコート層(11)として、
例えば少なくともアクリルポリオール、イソシアネート
化合物、および一般式:R’SI(OR)3 (式中R’
はアルキル基、ビニル基、グリシオキシプロピル基の一
種、Rはアルキル基)で表される3官能オルガノシラン
あるいはオルガノシランの加水分解物を含む組成物、ま
たは前記組成物に一般式:M(OR)n (式中Mは金属
元素、RはCH3 、C2 H5 等のアルキル基、nは金属
元素の酸化数)で表せる金属アルコキシド、あるいは金
属アルコキシドの加水分解物を含む組成物を用いること
ができる。
(15)を構成する被覆層(13)として、例えば水溶
性高分子と、(a)1種以上の金属アルコキシド及びそ
の加水分解物、(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水
溶液、あるいは水/アルコール混合液を主剤とするコー
ティング剤からなるものを用いることができ、上記無機
酸化物の蒸着層(12)をアンカーコート層(11)と
この被覆層(13)とで挟むように覆うことによって、
この蒸着層(12)の揉みなどでできるクラック等を防
止するためのものである。
する密着メジウム層(20)としては、比較的柔軟で接
着力のあるウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合樹脂、あるいはウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合樹脂のブレンド樹脂が好適で、これら樹脂を適
性な溶剤に溶解させて、グラビア法、ロールコート法な
どで厚さ0.05〜5.0μmに、より好ましくは0.
5〜3.0μmになるように塗布して得ることができ
る。
の1液硬化タイプでも2液硬化タイプでもよいが、2液
硬化タイプの場合、硬化剤としてポリイソシアネートを
使用することが望ましい。具体的には、例えばトリレン
ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(ピュアMDI)、ポリメチレンポリフェニ
レンポリイソシアネート(ポリメリックMDI)、トリ
ジンジイソシアネート(TODI)、ナフタレンジイソ
シアネート(NDI)などの芳香族ポリイソシアネー
ト、またはヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、キシ
レンジイソシアネート(XDI)、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート(水添MDI)などの脂肪族ポリ
イソシアネートが挙げられ、特に内容物が食品の場合、
後者の脂肪族ポリイソシアネートが好適に用いられる。
性を付与するために、上記樹脂類に添加剤を含ませても
よい。例えば耐摩擦性の向上、ブロッキング防止、スリ
ップ性、発色性助剤、流動性、耐熱性向上、帯電防止、
印刷適性付与などのために、天然ワックス(蝋など)、
合成ワックス(ポリエチレンワックス、脂肪酸アマイド
など)、その他分散剤、静電防止剤、表面改質などが挙
げられ、適宜選定して使用できる。
ント層(40)としては、例えば厚さ40μm程度の直
鎖状低密度ポリエチレンフィルム、低密度ポリエチレン
フィルム、高密度ポリエチレンフィルムあるいは無延伸
ポリプロピレンフィルムなどをドライラミネーション用
接着剤を介してラミネートされて得られるか、あるい
は、溶融された直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、低密度
ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂をアンカー
コート剤を介して押し出しラミネートされて得られるも
のである。
練り状物の場合の最内層のシーラント層(40)とし
て、低温ヒートシール性、耐ブロッキング性に優れてい
るので、高速充填、夾雑シールに対応できるメタロセン
触媒を用いて重合した直鎖状低密度ポリエチレンが好適
に用いられる。また、このシーラント層(40)は、コ
ア層とシール層でシール性能が異なる複数層、つまり共
押出しあるいはタンデム押出しの層であってもよい。
キ層(50)のバインダーとして、比較的柔軟で接着力
のあるウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、あるいはウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合樹脂のブレンド樹脂が好適で、これら樹脂に白色及
び各色の顔料を分散させ、それを適性な溶剤に溶解させ
てグラビアインキとし、グラビア印刷法で印刷インキ層
(50)を形成する。この印刷インキ層(50)は、一
般には、先ず白色インキで全面あるいは部分的にベタ
(印刷用語で、印刷面に濃淡の差や抜けた部分がなく、
印刷インキで完全に覆われている部分をいう)部を形成
し、その上(外側から見て)に文字、絵柄等を各色イン
キで印刷されて印刷インキ層(50)とするものであ
る。
る。 〈実施例1〉図1の積層側断面図に示すように、基材フ
ィルム(10)として、厚さ12μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを用い、その片面にアルミニウム
酸化物が蒸着されたセラミック蒸着フィルム(15)の
蒸着層(12)面に、ウレタン樹脂をメチルエチルケト
ン/エタノール/トルエンの混合溶剤で溶解した密着メ
ジウムをグラビア法で塗布して厚さ0.5μmの密着メ
ジウム層(20)を得た。
ラミネーション用接着剤:A969V/A5(武田薬品
工業社製)を接着層(30)として、厚さ40μmの直
鎖低密度ポリエチレンフィルム(密度:0.905g/
cc、MFR:4.0g/10min)をシーラント層
(40)としてラミネートしてバリア包装材(1)を得
た。
て、シール温度150℃程度で内寸100mm×100
mmの四方シールの包装袋とし、和からしを充填後閉封
して試験用のバリア包装袋を得た。
テレフタレートフィルムを基材フィルム(10)とし、
その片面に下記組成でなるアンカーコート層(図2に示
す(11))を設け、その上にアルミニウム酸化物でな
る蒸着層(12)とした以外は、実施例1と同様にして
和からし入りのバリア包装袋を得た。 <アンカーコート層の成分>:希釈溶媒中で、2−(エ
ポキシシクロヘキサン)エチルトリメチルシラン(以下
EETMSとする)にアクリルポリオールを2.5倍量
(重量比)を混合し、さらに塩化錫/メタノール溶液
(0.003mol/gに調整)をEETMSに対して
1/135molとなるように添加し、次いでトリレン
ジイソシアネートを前記アクリルポリオールのOH基に
対して、NCO基が等量となるように混合してアンカー
コート層の塗布液とした。
剤に代えて、ポリエステル系のアンカーコート剤:LX
63F(大日本インキ化学社製)を介して、溶融された
直鎖低密度ポリエチレン樹脂(密度:0.905g/c
c、MFR:8.0g/10min)を厚さ40μmに
押し出してシーラント層(40)とした以外は、実施例
2と同様にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
うに、蒸着層(12)の上に下記組成からなる被覆層
(13)を設けてセラミック蒸着フィルム(15)とし
た以外は、実施例3と同様にして和からし入りのバリア
包装袋を得た。 <被覆層の成分>:テトラエトキシシラン10.4gに
塩酸(0.1N)を89.6gを加え、30分攪拌し、
加水分解した固形分3wt%(SiO2 換算)の溶液
と、ポリビニルアルコール溶液を混合して被覆層の塗布
液とした。
とした以外は、実施例4と同様にして和からし入りのバ
リア包装袋を得た。
20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムとした以外
は、実施例4と同様にして和からし入りのバリア包装袋
を得た。
15μmの延伸ナイロンフィルムとした以外は、実施例
4と同様にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
組成をウレタン樹脂80部と塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合樹脂20部のブレンド樹脂とした以外は、実施例4
と同様にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
組成をウレタン樹脂20部と塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合樹脂80部のブレンド樹脂とした以外は、実施例4
と同様にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
液組成を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂単体とした
以外は、実施例4と同様にして和からし入りのバリア包
装袋を得た。
液組成をウレタン樹脂単体とし、厚さを1.0μmとし
た以外は、実施例4と同様にして和からし入りのバリア
包装袋を得た。
(20)を除いた包装材とした以外は、実施例4と同様
にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
(20)を硝化綿とした以外は、実施例4と同様にして
和からし入りのバリア包装袋を得た。
(20)をアクリル樹脂とした以外は、実施例4と同様
にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
(20)面に、図3に示すように、バインダー樹脂とし
てウレタン樹脂100%の白色グラビアインキで全面ベ
タの印刷インキ層(50)を形成した以外は、実施例4
と同様にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
(20)面に、図3に示すように、バインダー樹脂とし
てウレタン樹脂80%、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂20%の白色グラビアインキで全面ベタの印刷イン
キ層(50)を形成した以外は、実施例4と同様にして
和からし入りのバリア包装袋を得た。
(20)面に、図3に示すように、バインダー樹脂とし
てウレタン樹脂20%、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂80%の白色グラビアインキで全面ベタの印刷イン
キ層(50)を形成した以外は、実施例4と同様にして
和からし入りのバリア包装袋を得た。
(20)面に、図3に示すように、バインダー樹脂とし
て塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂100%の白色グ
ラビアインキで全面ベタの印刷インキ層(50)を形成
した以外は、実施例4と同様にして和からし入りのバリ
ア包装袋を得た。
(20)面に、図4に示すように、バインダー樹脂とし
てウレタン樹脂100%の白色グラビアインキで全面ベ
タの印刷インキ層(50)を形成し、さらにその上に、
ウレタン樹脂100%でなる厚さ0.5μmのもう1層
の密着メジウム層(22)を形成した以外は、実施例4
と同様にして和からし入りのバリア包装袋を得た。
フィルム(15)の被覆層(13)面に、図5に示すよ
うに、バインダー樹脂としてウレタン樹脂100%の白
色グラビアインキで全面ベタの印刷インキ層(50)を
形成した以外は、実施例4と同様にして和からし入りの
バリア包装袋を得た。
フィルム(15)の基材フィルム(10)面に、図6に
示すように、バインダー樹脂としてウレタン樹脂100
%の白色グラビアインキで全面ベタの印刷インキ層(5
0)を形成した以外は、実施例4と同様にして和からし
入りのバリア包装袋を得た。
(20)面に、図3に示すように、バインダー樹脂とし
てウレタン樹脂100%の白色グラビアインキで全面ベ
タの印刷インキ層(50)を形成し、最内層のシーラン
ト層(40)として、メタロセン系触媒を用いて重合さ
れた直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(密度:0.900
g/cc、MFR:8.0g/10min)とした以外
は、実施例4と同様にして和からし入りのバリア包装袋
を得た。
以外は、実施例4と同様にしてマスタード入りのバリア
包装袋を得た。
外は、実施例4と同様にして沢わさび入りのバリア包装
袋を得た。
以外は、実施例4と同様にしてマヨネーズ入りのバリア
包装袋を得た。
外は、実施例4と同様にしてサラダ油入りのバリア包装
袋を得た。
た以外は、実施例4と同様にしてドレッシング入りのバ
リア包装袋を得た。
実施例4と同様にして酢入りのバリア包装袋を得た。
は、実施例4と同様にしてソース入りのバリア包装袋を
得た。
以外は、実施例4と同様にしてケチャップ入りのバリア
包装袋を得た。
は、実施例4と同様にしてカレー入りのバリア包装袋を
得た。
以外は、実施例4と同様にしてシャンプー入りのバリア
包装袋を得た。
は、実施例4と同様にしてリンス入りのバリア包装袋を
得た。
は、実施例4と同様にして醤油入りのバリア包装袋を得
た。
得られた和からし入りのバリア包装袋を40℃、70%
雰囲気下に1週間保存の後、その包装材の酸素バリア性
(単位cc/m2 /day)、密着強度(単位g/15
mm)および下記の方法による引裂き性、破袋強度を測
定・評価した結果を表1に、また実施例12〜19で得
られた和からし入りのバリア包装袋を前記と同様の条件
で測定・評価した結果を表2に、実施例20〜31で得
られた各種液状、練り状内容物入りのバリア包装袋を前
記と同様の条件で測定・評価した結果を表3に示した。 〔引裂き性〕:袋のシール部分を引き裂き、その時のシ
ーラント層に伸びがなく裂けた場合を○、伸びがあり裂
け難い場合を×とした。 〔破袋強度〕:内容物を充填した袋を、毎分5mmの一
定速度で5分間押圧し、980Nの荷重で破袋しないを
○、破袋したを×とした。
ビ樹脂あるいは両者のブレンド樹脂でなるメジウムを密
着メジウム層として蒸着層(12)とシーラント層(4
0)の間に設けることによって、密着強度の低下を防止
することができ、またセラミック蒸着フィルム(15)
として蒸着層(12)を挟むようにアンカーコート層
(11)と被覆層(13)を設けることによって、より
密着強度の低下を抑制する和からし入りバリア包装袋で
あった。すなわち引裂き性や破袋強度に優れたバリア包
装材であった。それに対し、密着メジウム層を施さない
比較例1では、密着強度が極端に低下し、密着メジウム
層に硝化綿やアクリル系のメジウムとしたものでは、密
着強度の低下を抑制することができなかった。すなわち
引裂き性や破袋強度に劣る和からし入りバリア包装材で
あった。
インキ層を施したバリア包装袋としても、密着強度の低
下は見られず、引裂き性や破袋強度に優れていた。ま
た、表には記載がないが、シーラント層にメタロセン系
触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレンを用
いた事例(実施例19)では、高速充填機中の夾雑ヒー
トシール性と耐ブロッキング性に優れ、液状内容物の充
填と開口部の閉封(シール)を行う充填機の高速化に寄
与するバリア包装袋であった。
しから各種食品調味料、トイレタリー品としても、密着
強度の低下は見られず、引裂き性や破袋強度に優れたバ
リア包装袋であった。
示す如き効果がある。即ち、プラスチックフィルムに無
機酸化物からなる蒸着層が設けられたセラミック蒸着フ
ィルムの蒸着層面に接着剤あるいはアンカーコート剤を
介してシーラント層がラミネートされた透明なバリア包
装材において、前記蒸着層面と接着剤あるいはアンカー
コート剤との間に、ウレタン樹脂もしくは塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂もしくはウレタン樹脂と塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合樹脂の混合体でなる密着メジウム
層を設けたので、蒸着層面と接着剤あるいはアンカーコ
ート剤との密着性を良くし、経時による密着強度の低下
のないバリア包装材とすることができる。
着層等の間に、バインダーがウレタン樹脂などでなる印
刷インキ層を施すことによって、広告宣伝やデザイン効
果あるいは内容物の隠蔽効果を付与し、かつ密着メジウ
ム層や蒸着層面と接着剤あるいはアンカーコート剤との
密着性を良くし、経時による密着強度の低下のないバリ
ア包装材とすることができる。
系触媒を用いて重合された直鎖状低密度ポリエチレンを
用いることによって、液状や練り状物の高速充填と夾雑
シールに優位なバリア包装材とすることができる。
ないバリア包装材を用いて包装袋とすることによって、
その包装袋の破袋強度や引裂き性に優れた透明なバリア
包装袋を提供することができる。
物質を含有する食品(香辛料、調味料等)、洗剤等トイ
レタリー品、化粧料の如き液状、練り状の内容物を収容
する透明なバリア包装袋として、しかも廃棄物に係わる
環境問題のない包装袋として、優れた実用上の効果を発
揮する。
断面で表した説明図である。
層側断面で表した説明図である。
態を積層側断面で表した説明図である。
態を積層側断面で表した説明図である。
態を積層側断面で表した説明図である。
態を積層側断面で表した説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】プラスチックフィルムに無機酸化物からな
る蒸着層が設けられたセラミック蒸着フィルムの蒸着層
面に接着剤あるいはアンカーコート剤からなる接着層を
介してシーラント層がラミネートされた透明なバリア包
装材において、前記蒸着層面と接着層との間に、密着メ
ジウム層を設けてなることを特徴とするバリア包装材。 - 【請求項2】前記密着メジウム層は、ウレタン樹脂、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂もしくはウレタン樹脂
と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂の混合体のいずれ
かからなることを特徴とする請求項1記載のバリア包装
材。 - 【請求項3】前記密着メジウム層と接着層との間に印刷
インキ層を設けてなることを特徴とする請求項1または
2記載のバリア包装材。 - 【請求項4】前記印刷インキ層と接着層との間にもう1
層の密着メジウム層を設けてなることを特徴とする請求
項3記載のバリア包装材。 - 【請求項5】前記セラミック蒸着フィルムの蒸着層と密
着メジウム層との間に印刷インキ層を設けてなることを
特徴とする請求項1または2記載のバリア包装材。 - 【請求項6】前記印刷インキ層をセラミック蒸着フィル
ムのプラスチックフィルム面に設けてなることを特徴と
する請求項5記載のバリア包装材。 - 【請求項7】前記印刷インキ層を構成するバインダー
は、ウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂
もしくはウレタン樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂の混合体のいずれかからなることを特徴とする請求
項1〜6のいずれか1項に記載のバリア包装材。 - 【請求項8】前記シーラント層は、メタロセン系触媒を
用いて製造される直鎖状低密度ポリエチレンでなること
を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のバリ
ア包装材。 - 【請求項9】前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の
バリア包装材を用いたことを特徴とする包装袋。
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