JP2005136839A - ヒステリシスコンパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 異常出力振動を確実に防止することのできる簡易で実用性の高い構成のヒステリシスコンパレータを提供する。
【解決手段】 設定された閾値Vrefと入力信号レベルVinとの比較結果に応じた反転出力Vaを得る比較器1と、この比較器の出力レベルVaに応じて反転動作して前記比較器に設定する閾値Vrefを変化させるインバータ2と、前記比較器の出力レベルVaを受けて上記インバータが反転動作するレベルよりも高いレベルでLレベルに反転すると共に、前記インバータが反転動作するレベルよりも低いレベルでHレベルに反転して出力信号Voutを得るシュミット型インバータ3とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば各種センサの出力を検出して、その検出結果を制御機器等に出力するに好適なヒステリシスコンパレータに関する。
各種のセンサを用いて物体の状態等を検出し、その検出結果に応じて所定の制御機器の動作を制御するような場合、上述したセンサの出力を正確に判定することが重要である。この為、一般的にはヒステリシスコンパレータを用いてセンサ出力を弁別するようにしている。尚、ヒステリシスコンパレータは、オペレーティングポイントOPとリリースポイントRPとをそれぞれ定める閾値をその出力状態に応じて変化させることで内部ヒステリシスを与えるように構成される。そしてセンサの出力信号レベル(ヒステリシスコンパレータへの入力信号レベル)が上昇して上記オペレーティングポイントOP(第1の閾値)を上回ったときにその出力を反転させ、また前記センサの出力信号レベルが低下して前記リリースポイントRP(第2の閾値)を下回ったときに再度その出力を反転させる如く機能する。
しかしながらヒステリシスコンパレータへの入力信号(センサの出力信号)に雑音が含まれるような場合、例えばその入力レベルがオペレーティングポイントOP(第1の閾値)を上回って出力が反転し、この出力を受けて該ヒステリシスコンパレータに設定される閾値がリリースポイントRPに変更される前に入力レベルが低下すると、ヒステリシスコンパレータの出力が再度反転してしまう。この結果、入力信号に含まれる雑音に起因してヒステリシスコンパレータの出力が反転動作を繰り返すと言う異常出力振動(チャタリング)が発生する。
このようなヒステリシスコンパレータの異常出力振動を防止するべく、その入力レベルに応じて出力が反転する前に該ヒステリシスコンパレータに設定する閾値を変化させることが提唱されている。具体的に図5に示すように入力電圧Vinと閾値電圧Vrefとを比較して反転動作する比較器(トランジスタQ1,〜Q7)の出力電圧V1を、出力回路(トランジスタQ8,〜Q10)を介して出力すると共に、上記出力電圧V1に応じて選択的にオン動作するトランジスタQ12,Q14を用いて前記比較器に与える閾値電圧Vrefを図6に示すように段階的に変化させることで、その異常出力振動を防止することが提唱されている(例えば特許文献1を参照)。
特開平10−79652号公報
しかしながら特許文献1に示される構成のヒステリシスコンパレータにおいては、抵抗R1,R2を用いて設定される閾値電圧Vrefを変化させる必要がある。そこでスイッチ制御されるトランジスタQ12,Q14を用いて上記抵抗R2に抵抗Ra,Rbを選択的に並列接続するようにしている。この為、その構成が複雑化することが否めない。特にこのヒステリシスコンパレータを集積回路化する場合、抵抗R1,R2,Ra,Rbの実装面積を多く必要とするので、高集積化が望めない等の不具合がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、異常出力振動を確実に防止することのできる簡易で実用性の高い構成のヒステリシスコンパレータを提供することにある。
上述した目的を達成するべく本発明に係るヒステリシスコンパレータは、概念的には「出力が変化する前に内部ヒステリシスを変化させて異常出力振動を防止する」ことに代えて、「内部ヒステリシスが変化しないときには、その出力を変化させないようにすることで異常出力振動を防止する」ことを特徴としている。
即ち、本発明に係るヒステリシスコンパレータは、
(a) 設定された閾値Vrefと入力信号レベルVinとの比較結果に応じた反転出力Vaを得る比較器と、
(b) この比較器の出力レベルVaに応じて反転動作して前記比較器に設定する閾値Vrefを変化させるインバータと、
(c) 前記比較器の出力を受けて上記インバータが反転動作するレベルよりも高いレベルでLレベルに反転すると共に、前記インバータが反転動作するレベルよりも低いレベルでHレベルに反転するシュミット型インバータと
を具備したことを特徴としている。
即ち、本発明に係るヒステリスコンパレータは、比較器の出力に応じて該比較器の閾値を変更制御するインバータと独立に、上記比較器の出力に応じた出力信号を得るシュミット型インバータを設け、前記比較器の出力Vaを受けて反転動作するインバータの閾値に比較して、前記比較器の出力Vaを受けてHレベルからLレベルに反転動作するシュミット型インバータの閾値を高く設定すると共に、該シュミット型インバータのLレベルからHレベルに反転動作する閾値を低く設定することで、前記比較器の閾値が変更設定された後に出力信号が反転するようにしたことを特徴としている。
好ましくは前記インバータを、前記シュミット型インバータの一部と同一構成の回路として実現することが望ましい(請求項2)。また前記シュミット型インバータについては、例えば前記比較器の出力レベルに応じて反転動作する第1のインバータと、この第1のインバータの出力を反転すると共に、反転した出力電圧を前記第1のインバータに帰還して該第1のインバータの反転動作を規制する第2のインバータと、この第2のインバータの出力を反転する第3のインバータとを備えたものとして構成すれば良い(請求項3)。
具体的には前記インバータおよび前記シュミット型インバータにおける第1のインバータを、それぞれそのゲートを共通に接続して信号入力端とし、一対の電源供給端子間に直列に介挿された第1および第2のnチャネルMOSトランジスタおよび第1および第2のpチャネルMOSトランジスタと、上記第1のnチャネルMOSトランジスタおよび第1のpチャネルMOSトランジスタにそれぞれ並列接続された第3のnチャネルMOSトランジスタおよび第3のpチャネルMOSトランジスタとにより構成すれば良い(請求項4)。
上述した構成のヒステリシスコンパレータにおいては、比較器の出力に応じて反転動作して該比較器に設定する閾値を変更し、これによって該比較器に内部ヒステリシスを与えるインバータと、前記比較器の出力に応じて反転動作して出力信号を得るシュミット型インバータとを設けているので、インバータを介して閾値が変更される際の前記比較器の出力レベルと、シュミット型インバータを介して出力信号を得る際の前記比較器の出力レベルとを独立に設定することができる。従ってシュミット型インバータの動作閾値を、インバータが反転動作するレベルよりも高いレベルでLレベルに反転し、また前記インバータが反転動作するレベルよりも低いレベルでHレベルに反転するように設定するだけで、該シュミット型インバータから得られる出力信号の異常出力振動を簡易にして確実に防止することが可能となる。
即ち、比較器の出力に応じて前記インバータにより該比較器に設定する閾値が変更された後に前記シュミット型インバータから得られる出力信号が反転することになる。換言すれば比較器の出力に応じて反転動作するインバータにより該比較器に設定する閾値が変更されるまでの間、シュミット型インバータから得られる出力信号が反転することがなくなるので、前述した異常出力振動を確実に防止することが可能となる。
また比較器に設定する閾値を変更するインバータと、シュミット型インバータの前段部を構成するインバータ部とを同一構成の回路として実現しておけば、これらの各回路の動作特性を規定する相対精度を保つことができるので、簡易にして安定した動作を保証することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るヒステリシスコンパレータについて説明する。
図1はこの実施形態に係るヒステリシスコンパレータの概略構成図で、1はその内部において選択的に設定される第1および第2の閾値Vref1,Vref2と、図示しないセンサ等から得られる入力信号Vinのレベル(電圧)とを比較する差動型の比較器であり、2はこの比較器1の出力Vaに応じて反転動作して該比較器1に設定する閾値Vref1,Vref2を変更する(切り換える)インバータである。尚、インバータ2の出力に応じて前記比較器1に設定する閾値を外部的に切り換えても良いことは言うまでもない。
ここで上記閾値Vref1,Vref2は上記入力信号Vinの変化幅(ダイナミックレンジ)内において、例えば[Vref1>Vref2]なる関係に設定されている。そしてインバータ2は、基本的には前記入力信号Vinのレベルが第1の閾値Vref1よりも低く、これによって比較器1の出力Vaが所定の閾値Vrefを上回っているときにLレベルの信号を出力して該比較器1に第1の閾値Vref1を設定し、逆に前記入力信号Vinのレベルが第2の閾値Vref2よりも高く、これによって比較器1の出力Vaが上記所定の閾値Vrefを下回っているときにHレベルの信号を出力して該比較器1に第2の閾値Vref2を設定するものとなっている。
またこのヒステリシスコンパレータにおいては、上述したインバータ2とは独立に前記比較器1の出力Vaに応じて反転動作して出力信号Voutを得るシュミット型インバータ3が設けられている。このシュミット型インバータ3は、前記比較器1の出力Vaが前述したインバータ2の閾値Vrefよりも高く設定された第1の閾値VrefAを上回ったときに反転動作してLレベルの信号Voutを出力し、また前記比較器1の出力Vaが前記インバータ2の閾値Vrefよりも低く設定された第2の閾値VrefBを下回ったときに反転動作してHレベルの信号Voutを出力するものである。
ちなみにシュミット型インバータ3は、例えば図2(b)に示すように直列に接続されたP-MOSトランジスタとN-MOSトランジスタとにより構成された3段のインバータ回路と、2段目のインバータ回路の出力を1段目のインバータ回路に帰還することで、該1段目のインバータ回路に加えられる入力電圧の変化に拘わらずその出力電圧を保持する帰還回路(電圧保持部)と、この2段目のインバータ回路の出力を反転して出力する3段目のインバータ回路とにより構成される。
即ち、1段目のインバータ回路はゲートを共通に接続してソース・ドレイン間を順次直列に接続したP-MOSトランジスタ11,12およびN-MOSトランジスタ13,14により構成される。また2段目のインバータ回路はゲートを共通に接続してソース・ドレイン間を順次直列に接続したP-MOSトランジスタ15およびN-MOSトランジスタ16により構成され、更に3段目のインバータ回路はゲートを共通に接続してソース・ドレイン間を順次直列に接続したP-MOSトランジスタ17およびN-MOSトランジスタ18により構成される。そして2段目のインバータ回路の出力を1段目のインバータ回路に帰還する帰還回路は、前記P-MOSトランジスタ11に並列接続されたP-MOSトランジスタ19および前記N-MOSトランジスタ14に並列接続されたN-MOSトランジスタ20により構成される。
このように構成されたシュミット型インバータ3によれば、その入力電圧VaがLレベルのときには、1段目のインバータ回路のP-MOSトランジスタ11,12がオンとなり、またN-MOSトランジスタ13,14がオフとなるのでその出力VbはHレベルとなる。そしてこの1段目のインバータ回路の出力Vbを受けて2段目のインバータ回路の出力VcはLレベルとなり、更にこの2段目のインバータ回路の出力Vcを受ける3段目のインバータ回路の出力(シュミット型インバータ3の出力)VoutはHレベルとなる。
このような初期状態から前記入力電圧VaがLレベルからHレベルに向けて変化する過程においては、P-MOSトランジスタ19は2段目のインバータ回路の出力Vcを受けてオン状態に保たれており、またN-MOSトランジスタ20がオフ状態に保たれているので、1段目のインバータ回路におけるP-MOSトランジスタ12およびN-MOSトランジスタ13の動作状態が或る程度そのまま維持される。この結果、入力電圧VaがLレベルからHレベルへと変化する過程においては、或るレベル変化点までは1段目のインバータ回路の出力VbがHレベルのまま保持される。その後、入力電圧VaがLレベルからHレベルへと大きく変化すると、これによって1段目のインバータ回路のP-MOSトランジスタ11,12がオフとなり、またN-MOSトランジスタ13,14がオンとなるのでその出力VbはLレベルに反転する。そしてこの1段目のインバータ回路の反転動作に伴って2段目のインバータ回路の出力VcがHレベルに反転し、更に3段目のインバータ回路の出力VoutがLレベルに反転する。
一方、入力電圧VaがHレベルからLレベルへと反転する過程においては、逆に2段目のインバータ回路の出力Vcを受けてP-MOSトランジスタ19がオフ状態に保たれ、またN-MOSトランジスタ20がオン状態に保たれているので、1段目のインバータ回路におけるP-MOSトランジスタ12およびN-MOSトランジスタ13の動作状態が或る程度そのまま維持される。この結果、入力電圧VaがHレベルからLレベルへと変化する過程においては、或るレベル変化点まで1段目のインバータ回路の出力VbがLレベルのまま保持される。そして入力電圧VaがLレベルからHレベルへと大きく変化すると、これによって1段目のインバータ回路のP-MOSトランジスタ11,12がオンとなり、またN-MOSトランジスタ13,14がオフとなるのでその出力VbはHレベルに反転する。そしてこの1段目のインバータ回路の反転動作に伴って2段目のインバータ回路の出力VcがLレベルに反転し、更に3段目のインバータ回路の出力VoutがHレベルに反転することになる。従ってシュミット型インバータ3は、入力信号Vaのレベル変化に対して図3において破線Aに示すような特性で、その出力電圧Voutを変化させることになる。
このようにシュミット動作するシュミット型インバータ3に対して前述したインバータ2は、例えば図2(a)に示すように上述したシュミット型インバータ3の前段部と略同一の回路構成を採用して実現される。即ち、インバータ2は、ゲートを共通に接続してソース・ドレイン間を順次直列に接続したP-MOSトランジスタ21,22およびN-MOSトランジスタ23,24と、更にゲートを共通に接続して前記P-MOSトランジスタ21およびN-MOSトランジスタ24にそれぞれ並列に接続されるP-MOSトランジスタ25およびN-MOSトランジスタ26とにより構成される。
尚、これらのP-MOSトランジスタ25およびN-MOSトランジスタ26は、前述したシュミット型インバータ3におけるP-MOSトランジスタ19およびN-MOSトランジスタ20にそれぞれ相当するものであるが、そのゲートに入力信号Vaを受けることで、P-MOSトランジスタ21,22およびN-MOSトランジスタ23,24と共通に該入力信号Vaのレベルに応じて動作する。この結果、インバータ2は、入力信号Vaのレベル変化に応じて図3に実線Bで示すような特性で反転動作し、その出力電圧を反転させることになる。
このように比較器1の出力Vaを受けて反転動作するインバータ2と、前記比較器1の出力Vaを受けて出力電圧Voutを得る前述したシュミット型インバータ3とを備えて構成されるヒステリシスコンパレータによれば、比較器1の出力Vaを受けてインバータ2が比較器1に設定する閾値を[Vref1]から[Vref2]へと切り換える際の電圧Va(インバータ2の閾値Vref)よりも、シュミット型インバータ3がその出力電圧VoutをHレベルからLレベルへと反転させる電圧(第1の閾値)VrefAを高くすることができる[Vref<VrefA]。また同時に前記比較器1の出力Vaを受けてインバータ2が比較器1に設定する閾値を[Vref2]から[Vref1]へと切り換える際の電圧Va(インバータ2のVref)よりも、シュミット型インバータ3がその出力電圧VoutをLレベルからHレベルへと反転させる電圧(第2の閾値)VrefBを低くすることができる[Vref>VrefB]。
この結果、シュミット型インバータ3から得られる出力信号Voutは、入力信号Vinのレベルに応じて比較器1の閾値Vrefが切り換えられた後に反転することになる。従って入力信号Vinにノイズが重畳し、そのレベルの揺らぎに起因してインバータ2により設定される比較器1の閾値が不本意に細かく変化するような場合であっても、これによってシュミット型インバータ3から得られる出力信号(ヒステリシスコンパレータの出力信号)Voutが変化することがなく、異常出力振動を確実に防止することが可能となる。
また上述したようにインバータ2を、シュミット型インバータ3の前段部と略同一の回路構成としているので、その入力信号Vaに対する動作特性をほぼ揃えることができる。従ってこれらのインバータ2およびシュミット型インバータ3を前記比較器1と共に集積回路化するような場合、その製造プロセスにバラツキがあってもインバータ2およびシュミット型インバータ3の相対精度を維持することが可能となるので、その動作特性の安定化を図ることが可能となる。
ちなみにこのヒステリシスコンパレータを1チップIC化する場合には、例えば図4に示すように回路構成するようにすれば良い。即ち、比較器1をP-MOSトランジスタ31,32を負荷とする一対のN-MOSトランジスタ33,34からなる差動増幅器として構成し、一方のN-MOSトランジスタ33のゲートに与える閾値電圧をスイッチ用のP-MOSトランジスタ35を介して選択的に切り換えるようにする。そしてこの比較器1を構成するMOSトランジスタ回路に対して、前述した図2(a)(b)にそれぞれ示すMOSトランジスタ回路にて構成されたインバータ2とシュミット型インバータ3とを同時に集積するようにすれば良い。尚、図4における4つのN-MOSトランジスタ36,37,38,39はカレントミラー回路を形成して前述した比較器1,インバータ2およびシュミット型インバータ3のそれぞれを駆動する電流を制限する役割を担う。
かくして上述した如くMOSトランジスタを用いて構成されるヒステリシスコンパレータによれば、その消費電力を十分に低く抑えながらインバータ2の制御の下で比較器1に設定する閾値を切り換えて内部ヒステリシスを付与すると共に、この閾値が切り換えられた後に反転動作するシュミット型インバータ3を介して異常出力振動を生じることのない出力信号Voutを確実に得ることができる。しかもインバータ2とシュミット型インバータ3とがその相対精度を相互に保ちながら動作するので、安定した動作を期待することができる。従って各種センサからの信号を検出する為のセンシングアンプ等として実用上多大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えばインバータ2とシュミット型インバータ3とを、前述した動作条件を満たすように設定すれば、それぞれ独立した回路として実現することも勿論可能である。また比較器1自体の構成も種々変形し得ることは言うまでもなく、要は本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係るヒステリシスコンパレータの概略構成図。 図1に示すヒステリシスコンパレータにも用いられるインバータ2とシュミット型インバータ3の構成例を示す図。 入力信号Vaに対するインバータ2とシュミット型インバータ3の出力特性を対比して示す図。 MOSトランジスタ回路を用いて実現されるヒステリシスコンパレータの回路構成の例を示す図。 従来の異常出力振動を防止したヒステリスコンパレータの例を示す図。 図5に示すヒステリスコンパレータの動作を説明する為の閾値と入出力特性との関係を示す図。
符号の説明
1 比較器
2 インバータ
3 シュミット型インバータ
21,22,〜39 MOSトランジスタ

Claims (4)

  1. 設定された閾値と入力信号レベルとの比較結果に応じた反転出力を得る比較器と、
    この比較器の出力レベルに応じて反転動作して前記比較器に設定する上記閾値を変化させるインバータと、
    前記比較器の出力を受けて上記インバータが反転動作するレベルよりも高いレベルでLレベルに反転すると共に、前記インバータが反転動作するレベルよりも低いレベルでHレベルに反転して前記入力信号レベルに対する出力信号を得るシュミット型インバータと
    を具備したことを特徴とするヒステリシスコンパレータ。
  2. 前記インバータは、前記シュミット型インバータの一部と同一構成の回路として実現されるものである請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ。
  3. 前記シュミット型インバータは、前記比較器の出力レベルに応じて反転動作する第1のインバータと、この第1のインバータの出力を反転すると共に、反転した出力電圧を前記第1のインバータに帰還して該第1のインバータの反転動作を規制する第2のインバータと、この第2のインバータの出力を反転する第3のインバータとを備えたものである請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ。
  4. 前記インバータおよび前記シュミット型インバータにおける第1のインバータは、各ゲートを信号入力端として一対の電源供給端子間に直列に介挿された第1および第2のnチャネルMOSトランジスタおよび第1および第2のpチャネルMOSトランジスタと、上記第1のnチャネルMOSトランジスタに並列接続された第3のnチャネルMOSトランジスタおよび前記第1のpチャネルMOSトランジスタに並列接続された第3のpチャネルMOSトランジスタとからなる請求項3に記載のヒステリシスコンパレータ。
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KR100849036B1 (ko) 2006-11-27 2008-07-29 주식회사 디앤에스 테크놀로지 가변 히스테리시스를 갖는 비교기
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