JP2005135780A - リミットスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品の共用化を図りつつ、劣悪な環境下でも長期間使用可能なコスト的に廉価なリミットスイッチを提供する。
【解決手段】 ハウジングと、ハウジング内に収容されたスイッチ動作プランジャと、ハウジングに回動可能に支持され、基端部がハウジング内部に収容されかつ先端部がハウジング外部に突出したシャフトと、シャフトの先端部に設けられたアームとを有し、シャフトの回転に応じて動作プランジャを移動させて内蔵スイッチをオンオフさせるリミットスイッチにおいて、シャフト32とハウジング20との間に軸受け41が備わり、当該軸受けとシャフトの間にはシールパッキン45が介装されると共に、当該軸受けとハウジングとの間には耐薬品性のシールパッキン42と経時的劣化の少ないシールパッキン43とが並べて介装されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、物体の有無を機械的に検知するリミットスイッチに関し、特にいかなる環境下でも長期間使用可能なリミットスイッチに関する。
従来から例えば組立て工場においてライン上のワークやパレットの有無を検出するのにリミットスイッチが多く用いられている。かかるリミットスイッチには、いわゆるレバータイプのリミットスイッチがある。このレバータイプのリミットスイッチは、ハウジングと、ハウジング内に収容された内蔵スイッチと、内蔵スイッチのスイッチオンオフを行なうスイッチ動作プランジャと、スイッチ動作プランジャ駆動用カム部を一部に形成するとともに、端部にアームを有したシャフトとを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
かかるリミットスイッチの具体的構成についてより詳細に説明する。リミットスイッチ5は、図4に示すように、ハウジング本体61、ハウジングヘッド62、及びハウジングカバー63からなるアルミニウム合金製のハウジング6と、ハウジング内に収容された内蔵スイッチSWと、ハウジング内において内蔵スイッチ動作方向にのみ移動可能に収容され、内蔵スイッチSWをオンオフするスイッチ動作プランジャ71と、スイッチ動作プランジャ71の移動方向と直交する方向に回動自在となるようにハウジングヘッド62に支持され、一部がハウジングヘッド外部に突出したシャフト72を備えている。また、シャフト72にはハウジング内部側にカム部72aが備わるとともにハウジング外部の突出部には全周に亘ってセレーション72bが形成され、当該セレーション72にアーム73が嵌合されている。
そして、被検出対象物がアーム端部のローラ74に当たることでアーム73が回動し、これに伴いシャフト72も回動してシャフト72のカム部72aが変移することでスイッチ動作プランジャ71を往復移動させる。スイッチ動作プランジャ71の移動に伴い内蔵スイッチSWのオンオフが切り替えられる。
シャフト72は銅製の軸受け81によってハウジングヘッド62に回動可能に支持されている。なお、軸受け81は、アルミニウム合金製のハウジングヘッド62を射出成型する際に当該ヘッドと一体化成型されている。そして、軸受け81とシャフト72の間にはO−リング82が介装され、軸受け81とハウジング62の間に液体が伝わるのを阻止している。
また、ハウジングヘッド62のシャフト先端側開口部には軸受け端面に対応する位置に段部72cが形成され、段部72cに断面V字型のV−シールパッキン83が備わり、軸受け81とハウジングヘッド62との間に液体が浸入するのを阻止している。そして、シャフト72の外周を介してハウジング外部からハウジング内部に油や水が浸入するのをこれらのシールパッキンやO−リングが協働して阻止することでリミットスイッチ内部が腐食しないようになっている。
特開平2−239527号公報(第2−4頁、第7図)
上述したリミットスイッチの場合、ハウジングヘッド62がアルミニウム合金でできているので、軸受け81を金型内に位置決めして射出成型によりハウジングヘッド62と軸受け81を一体成型する製造方法をとっている。すなわち、ハウジングヘッド62を成型した後にハウジングヘッド62に軸受け81を圧入するという組み付け方法はとっていない。このように射出成型によってハウジングヘッドと62と軸受け81を一体成型することで、射出成型時の圧力によってハウジングヘッド62と軸受け81との間は十分にシールされるので、この間にO−リングを介装してハウジングヘッド62と軸受け81との間をシールする必要はない。
一方、近年、リミットスイッチを薬品製造プラントや海水のかかるような環境下においても使用するようになっている。そして、このような場合ではリミットスイッチのハウジング本体やハウジングヘッド自体を腐食から守るためにアルミニウム合金製のハウジングヘッドやハウジング本体を用いる代わりに耐食性に優れたステンレス製のハウジングヘッドやハウジング本体を用いることが多くなっている。
ハウジングヘッドの材料をステンレスとしたとき、例えばロストワックス工法によって図5及び図6に示すハウジングヘッド67を製造するが、この工法は射出成型ではないので、金型内に軸受け91を保持したままハウジングヘッド67を当該軸受け91とともに一体成型することはできない。すなわち、材料がステンレスであるハウジングヘッド67を図4に示した銅製の軸受け91と一体成型するのに適した技術がないため、ハウジングヘッド67を形成した後に図6に示すように軸受け91をハウジングヘッド67のシャフト保持孔67bに圧入することで組み付けなければならない。
このような圧入による軸受け91の組み付けでは、ハウジングヘッド67と軸受け91との間の圧入部のシール性が十分でなく、この部分を介して薬液や塩水がリミットスイッチ内部に浸入するおそれがあるので、この部分のシール性を十分に確保することが必要である。そのため、図5及び図6に示すように、軸受け91の外周に溝部91aを形成し、O−リング92を当該溝部91aに嵌合させたまま軸受け91をハウジングヘッド67に圧入する。これによって、銅製の軸受け91とステンレス製のハウジングヘッド67との間をO−リング92でシールした構造が未だ公知ではない関連技術として考えられている。
このような構造とすることでリミットスイッチの外部から内部に水や油、その他様々な液体が浸入するのを防いでいるが、シール材料と液体の間には相性があり、リミットスイッチを使用する環境を勘案してシール材料を変更する必要がある。例えば、耐薬品性のシールを必要とする場合やリミットスイッチが高温環境下で使用される場合は、フッ素ゴムのO−リング(シールパッキン)が使用され、海水がかかる環境化でのシールを必要とする場合はニトリルゴムのO−リング(シールパッキン)が使用される。
すなわち、軸受け91の溝部91aに何れかの種類のO−リング92を嵌合させたまま軸受け91をハウジングヘッド67に圧入して、この半完成品の状態のハウジングヘッド67を図6に示す状態で保管し、リミットスイッチの使用環境に応じて適切な種類のO−リングを内蔵したハウジングヘッド67をそのハウジングヘッドの外観のみから選択してリミットスイッチを組み立てなければならない。
しかしながら、このようにして組み立てられたハウジングヘッドは外観からだけではいかなる種類のO−リングが備わっているかを判別できず、異なる種類のO−リングを備えたハウジングヘッドが混在してしまった場合、どちらのO−リングが組み付けられているかハウジングヘッドを壊さなければ判別できない。
そのため、使用環境に適合しないO−リングを備えたハウジングヘッドをそのままリミットスイッチに組み付けてしまうおそれがあり、リミットスイッチのその後の長期使用に適さなくなる場合がある。
本発明の目的は、部品の共用化を図りつつ、いかなる環境下でも長期間使用できるコスト的に廉価なリミットスイッチを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明にかかるリミットスイッチは、ハウジングと、ハウジング内に収容された内蔵スイッチと、ハウジング内において特定方向にのみ移動可能に収容され、スイッチをオンオフするスイッチ動作プランジャと、スイッチ動作プランジャと直交する方向にハウジングに回動可能に支持され、基端部がハウジング内部に収容されかつ先端部がハウジング外部に突出したシャフトと、シャフトの先端部に設けられたシャフト回動用アームとを有し、シャフトの回転に応じてスイッチ動作プランジャを移動させて内蔵スイッチをオンオフさせるリミットスイッチにおいて、シャフトとハウジングとの間に軸受けが備わり、当該軸受けとシャフトの間にはシールパッキンが介装されると共に、当該軸受けとハウジングとの間には耐薬品性のシールパッキンと経時的劣化の少ないシールパッキンとが並んで介装されていることを特徴としている。
シャフトとハウジングとの間に軸受けが備わり、軸受けとシャフトとの間にはシールパッキンが介装されると共に、軸受けとハウジングとの間には耐薬品性のシールパッキンと経時的劣化の少ないシールパッキンとが並べて介装されているので、異なる種類のシールパッキンを介装した状態で軸受けを圧入したハウジングヘッドとすることができる。
このような軸受けを圧入したリミットスイッチであれば、薬液や海水(塩水)などの異なる腐食性流体がかかる何れの環境下でも使用できる。また、軸受けを圧入したハウジングヘッドの製品型番を統一でき、使用環境に対応した異なるO−リングを備えたハウジングヘッドを用意する必要がなくなり、製品型番の管理がし易くなる。また、使用環境に適さないO−リングを備えたままハウジングヘッドをリミットスイッチに組み付けてしまうおそれもない。
本発明によるとコスト的に廉価で耐薬品性と耐海水(塩水)性を備え、経時的劣化が少ないリミットスイッチを実現することができ、いかなる環境下でも長期間にわたって使用可能となる。
以下、本発明の一実施形態にかかるリミットスイッチについて図面に基いて説明する。
本発明の一実施形態にかかるリミットスイッチ1は、図1の断面図に示すようにハウジング2と、ハウジング内に収容された内蔵スイッチSWと、ハウジング内において特定方向(図中水平方向)にのみ移動可能に収容され、その変位に応じて内蔵スイッチSWをオンオフするスイッチ動作プランジャ31と、ハウジング内においてスイッチ動作プランジャ31の移動方向と直交する方向に支持され、基端部に円柱部を両側から切り欠いて形成された平板状のカム部32aを有するシャフト32と、シャフト32を常に初期状態に復帰させる復帰プランジャ35と、シャフト32をハウジング2に回動自在に支持する軸受け41とを備えている。
なお、シャフト32の先端(ハウジング外側)には被検出物体に接触することで回動するアーム33が備わり、アーム33の動きに応じてシャフト32が回動するようになっている。そして、シャフト32のカム部32aを介してシャフト32の回動をスイッチ動作プランジャ31の移動に変換すると共に復帰プランジャ35から受ける押圧力によりシャフト32を初期の回動位置に戻すようになっている。
ハウジング2は、上面に開口部が備わり一側端面にスイッチ動作プランジャ31の収容孔21aが形成されたステンレス製のハウジング本体21と、ハウジング本体21の開口部にネジSRを介して被着されるステンレス製のハウジングカバー23と、ハウジング本体21の端面に図示しない締結具を用いて取り付けられかつシャフト32を収容するステンレス製のハウジングヘッド22とからなる。なお、ハウジング本体21とハウジングカバー23との間はシール部材98によってシールされ、ハウジング本体21とハウジングヘッド22との間はシール部材99によってシールされている。
ハウジング本体21の収容孔21aには焼結合金からなる円筒状の含油軸受け36が圧入され、スイッチ動作プランジャ31が含油軸受け36に対して摺動可能に挿入されている。
スイッチ動作プランジャ31は表面全体が窒化処理されたステンレスでできており、有底円筒形状の大径プランジャ31aと、端面から内蔵スイッチ動作用ネジ部37が突出した小径プランジャ31bとからなる。また、スイッチ動作プランジャ31の内部にはコイルスプリング38が収容され、スイッチ動作プランジャ31が内蔵スイッチSW側に変移し過ぎたときはコイルスプリング38が圧縮して余分な変移量を吸収するようになっている。これによって、内蔵スイッチ動作用ネジ部37が適切な変移量だけ移動し、内蔵スイッチSWを破損することなくそのオンオフを切り替え可能としている。
また、大径プランジャ31aの端面はコイルスプリング38の付勢力によりシャフト32のカム部32aに押し当てられている。
ハウジング本体21に収容された内蔵スイッチSWは、その上部に電線接続用端子TNを備え、マイクロスイッチを内部に収容した状態でハウジング本体内底面に取り付けられている。また、内蔵スイッチSWにはその端面から図示しないマイクロスイッチのプランジャが突出している。なお、ハウジング本体21のカバー側開口部21bは内蔵スイッチSWの端子TNに電線を接続し易くするために形成されたものである。
一方、ハウジングヘッド22は略直方体形状を備え、図2に詳細に示すように内部にシャフト32の基端部、軸受け41、復帰プランジャ35等を収容する収容空間22aを有するとともに、軸受け41を介してシャフト32を回動自在に支持するシャフト支持孔22dを有している。また、ハウジングヘッド22にはスイッチ動作プランジャ31の移動方向と直交する方向にシャフト32を収容する円筒状のボス部22bが形成されている。
ハウジングヘッド22の内部には、図2に示すようにカム部32aに対してスイッチ動作プランジャ31と反対側に有底円筒形状の復帰プランジャ35と、復帰プランジャ35とハウジングヘッド22との間に介装された銅製の軸受け47と、復帰プランジャ35の底部に一端が着座し他端がハウジングヘッド22の内壁凹部に着座したコイルスプリング39が収容されている。なお、復帰プランジャ35は表面全体が窒化処理されたステンレスでできている。そして、アーム33(図2では図示せず)が被検出対象物に当たってシャフト32が回動し、これに伴いシャフト32のカム部32aが傾斜してもコイルスプリング39の付勢力により復帰プランジャ35の端面が当該カム面全体を均一に押圧して被検出物体が無い初期の回動状態にシャフト32を復帰させるようになっている。
シャフト32はステンレスでできており、銅製の軸受け41を介してシリンダヘッド22に回動自在に取り付けられている。シャフト32は、円柱部32cと、円柱部32cの一端から同心に延在しアーム(図2では図示せず)が嵌合するセレーション部32bと、円柱部32cの一部を両側から切り欠いて平板状に形成されたカム部32aと、カム部32aの端部に形成された円板状の突き当て部32dを備えている。なお、カム部32aはスイッチ動作用プランジャ31(図2では図示せず)を駆動するカム面からなる第1のカム部(図2中下側カム部)と復帰プランジャ35によって駆動されるカム面からなる第2のカム部(図2中上側カム部)とからなる。
シャフト先端のセレーション部32bには図1に示すようにステンレス製のアーム33が嵌合され、シャフト先端から脱落しないように六角ネジHSによりシャフト先端にしっかりと固定されている。また、アーム33の先端にはステンレス製のローラ34が回動自在に取り付けられている。
また、シャフト32の円柱部32cにはその長手方向中央位置に溝部32eが円周方向全体に形成され、溝部32eにはO−リング45が係合されハウジングヘッド内外の液密性(シール性)を保つようになっている。O−リング45には耐薬品性を有したフッ素ゴムでできたO−リングか耐海水性に優れかつ経時的劣化の少ないニトリルゴムでできたO−リングのいずれかのO−リングが使用されている。
銅製の軸受け41は、図2及び図3に示すようにハウジングヘッド22のシャフト支持孔22dに圧入されている。なお、軸受け41の端部には圧入を容易にするようにテーパ部41tが形成されている。また、軸受け41の外周全周に一定距離離間して2つの溝部41b,41cが形成されている。そして、溝部41a,41bのそれぞれにフッ素ゴムからなるO−リング(シールパッキン)42とニトリルゴムからなるO−リング(シールパッキン)43とが介装され、軸受け41とハウジングヘッド22との間をシールしている。
そして、上述の軸受け41とハウジングヘッド22との間に介装された2つのO−リングのうち、薬品に対するシール性はフッ素ゴムによるO−リング42で確保し、海水に対するシール性はニトリルゴムによるO−リング43で確保している。
なお、フッ素ゴムでできたO−リング42を備えるだけでは、例えば海中で使用した場合、高圧が作用することでつぶれてへたりが早くなるおそれもあるが、水中用として実績があり耐圧性を有しかつ経時的劣化の少ないニトリルゴムからなるO−リング43を並べて配置することで、海中などの極めて劣悪な環境でもリミットスイッチのシール性を確保することが可能となる。
このように異なる種類のシール材料からなるO−リングをハウジングヘッド22と軸受け41との間に並べて介装した状態で軸受け41をハウジングヘッド22に圧入することで、軸受けの圧入されたハウジングヘッドの製品形番数を低減させることができる。また、このようなシリンダヘッド22を用いてリミットスイッチを組み付けることで、様々な環境下で使用可能なリミットスイッチとすることができる。
なお、ハウジングヘッドのシャフト先端側開口部には、図2に示すように軸受け端部において段部22cが形成され、段部22cに断面V字型のV−シールパッキン46が備わっている。V−シールパッキン46は金属性のリング部46aと当該リング部46aの全周に形成されたシール用のリップ部46bとからなる。そして、V−シールパッキン46は、軸受け41とハウジングヘッド22との間の入口部におけるシールの役目を果たしている。すなわち、ハウジング外部からハウジング内部への薬液や塩水等の腐食性流体が浸入するのを入口部で阻止してリミットスイッチ内部が腐食するのを防止している。
このように構成されたリミットスイッチ1のハウジングヘッドは以下のようにして組み立てられる。まず、ステンレス製のハウジングヘッド22をロストワックス工法などにより成型し、軸受け41を圧入するシャフト支持孔22dを正確な内径寸法に機械加工する。
次いで、銅製の軸受け41の溝部42,43にフッ素ゴムからなるO−リング42及びニトリルゴムからなるO−リング43をそれぞれ嵌合する。
そして、2つのO−リング42,43が並列配置された軸受け41をハウジングヘッド22のシャフト支持孔22dに圧入する。これによって2つの異なる種類のO−リング42,43を軸受け41とハウジングヘッド22との間に介装させた状態で軸受け41を圧入したハウジングヘッド22を組み付ける。
このようにして組み付けたハウジングヘッド22は、上述の通り耐薬品性を備えたフッ素ゴムのO−リングをハウジングヘッド22と軸受け41との間に介装すると共に、耐海水性を備えかつ経時的劣化の少ないニトリルゴムのO−リングを介装して軸受け41の圧入されたハウジングヘッドの状態での共用化を図っている。従って、関連技術として紹介したリミットスイッチのハウジングヘッドのように、異なるO−リングを軸受けとの間に介装したハウジングヘッドが混在してしまって、これを外観上区別することができなくなるという不都合は生じない。
このようにして組み付けた軸受けの圧入されたハウジングヘッド22に上述の他の構成要素を組み付けることで、いかなる環境下でも長期にわたって使用可能なリミットスイッチを完成することができる。
なお、上述の実施形態では、ハウジングヘッドの材質をステンレスとして説明したが、この代わりに軸受けを一体成型しないでアルミニウム合金でできたハウジングヘッドを作ってその後に軸受けをハウジングヘッドに圧入する場合であっても本発明を適用することは可能である。
また、上述の実施形態においては、フッ素ゴムのO−リングとニトリルゴムのO−リングとを一定距離離間していたが、これらの耐薬品性のO−リング(シールパッキン)と経時的劣化の少ないO−リング(シールパッキン)とを互いに接触させたまま並べて配置しても良い。
また、ニトリルゴムの代わりに経時的劣化の少ないシールパッキンとしてシリコンゴムを使用しても良い。
また、上述の実施形態ではシールパッキンの一例としてO−リングを用いたが、シール性を有するものであれば必ずしもこれに限定されず、いかなるシールパッキンも使用可能であることは言うまでもない。
本発明にかかるリミットスイッチは、薬液や海水のかかる環境下で使用されるリミットスイッチにその適用対象が限定されず、高温環境下や高圧環境下で使用されるリミットスイッチにも適用可能である。
本発明の一実施形態にかかるリミットスイッチの長手方向断面図である。 図1に示したリミットスイッチのハウジングヘッドの組み付け状態を拡大して示す断面図である。 図2に示したハウジングヘッドのシャフト支持孔に2つのO−リングを備えた軸受けを圧入した状態のハウジングヘッドを示す断面図である。 従来のリミットスイッチの長手方向断面図である。 図4に示したリミットスイッチに関連するリミットスイッチのハウジングヘッドの組み付け状態を拡大して示す断面図である。 図5に示したハウジングヘッドのシャフト支持孔にO−リングを備えた軸受けを圧入した状態のハウジングヘッドを示す断面図である。
符号の説明
1 リミットスイッチ
2 ハウジング
5 リミットスイッチ
6 ハウジング
21 ハウジング本体
21a 収容孔
21b カバー側開口部
22 ハウジングヘッド
22a 収容空間
22b ボス部
22c 段部
22d シャフト支持孔
23 ハウジングカバー
31 スイッチ動作プランジャ
31a 大径プランジャ
31b 小径プランジャ
32 シャフト
32a カム部
32b セレーション部
32c 円柱部
32d 突き当て部
32e 溝部
33 アーム
34 ローラ
35 復帰プランジャ
36 含油軸受け
37 内蔵スイッチ動作用ネジ部
38,39 コイルスプリング
41 軸受け
41a,41b,41c 溝部
41t テーパ部
42,43 O−リング(シールパッキン)
45 O−リング
46 V−シールパッキン
46a リング部
46b リップ部
61 ハウジング本体
62 ハウジングヘッド
63 ハウジングカバー
71 スイッチ動作プランジャ
72 シャフト
72a カム部
72b セレーション
72c 段部
73 アーム
74 ローラ
81 軸受け
82 O−リング
83 V−シールパッキン
90 シャフト
98,99 シール部材

Claims (1)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内に収容された内蔵スイッチと、
    前記ハウジング内において特定方向にのみ移動可能に収容され、前記スイッチをオンオフするスイッチ動作プランジャと、
    前記スイッチ動作プランジャと直交する方向に前記ハウジングに回動可能に支持され、基端部がハウジング内部に収容されかつ先端部がハウジング外部に突出したシャフトと、
    前記シャフトの先端部に設けられたシャフト回動用アームとを有し、
    前記シャフトの回転に応じて前記スイッチ動作プランジャを移動させて前記内蔵スイッチをオンオフさせるリミットスイッチにおいて、
    前記シャフトと前記ハウジングとの間に軸受けが備わり、当該軸受けとシャフトとの間にシールパッキンが介装されると共に、当該軸受けとハウジングとの間に耐薬品性のシールパッキンと経時的劣化の少ないシールパッキンとが並んで介装されていることを特徴とするリミットスイッチ。
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