JP2005133655A - 内燃機関用スロットル制御装置 - Google Patents

内燃機関用スロットル制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005133655A
JP2005133655A JP2003371405A JP2003371405A JP2005133655A JP 2005133655 A JP2005133655 A JP 2005133655A JP 2003371405 A JP2003371405 A JP 2003371405A JP 2003371405 A JP2003371405 A JP 2003371405A JP 2005133655 A JP2005133655 A JP 2005133655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive motor
motor
plate
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003371405A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4093173B2 (ja
Inventor
Takeshi Arai
毅 荒井
Katsuya Torii
勝也 鳥居
Isao Makino
功 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003371405A priority Critical patent/JP4093173B2/ja
Priority to DE102004049451.7A priority patent/DE102004049451B4/de
Priority to US10/961,138 priority patent/US6997163B2/en
Priority to CNB2004100896612A priority patent/CN100340753C/zh
Publication of JP2005133655A publication Critical patent/JP2005133655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4093173B2 publication Critical patent/JP4093173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/107Manufacturing or mounting details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/105Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the function converting demand to actuation, e.g. a map indicating relations between an accelerator pedal position and throttle valve opening or target engine torque

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

【課題】 スロットルボデー3に設けたアンダーカット溝32と、金属プレート4に設けたモータ嵌合穴34および切欠き部35と、センサカバー12に一体的に設けた嵌合ボス15とを組み合わせることで、より確実で信頼性の高い駆動モータ2の拘束が可能な内燃機関用スロットル制御装置を提供する。
【解決手段】 駆動モータ2を組み付けた後に、アンダーカット溝32に金属プレート4を差し込む。更に、センサカバー12に設けた嵌合ボス15と金属プレート4のモータ嵌合穴34とで、駆動モータ2の第1小径凸部2aを嵌合することで、駆動モータ2の半径方向の図示左右方向(X軸±方向)および図示上下方向(Y軸±方向)、駆動モータ2の軸方向の一方側(Z軸−方向)を拘束することが可能となり、且つ金属プレート4の面方向の図示左右方向(X軸±方向)を拘束することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載される内燃機関用スロットル制御装置に関するもので、特に車両乗員のアクセル操作量に応じて駆動モータを駆動して、スロットルボデーに回転自在に収容されたスロットルバルブの弁開度を制御する内燃機関用スロットル制御装置に係わる。
従来より、自動車等の車両に搭載される内燃機関用スロットル制御装置は、運転者(ドライバー)のアクセルペダルの踏み込み量(アクセル操作量)に応じて駆動モータを駆動して、スロットルボデーに回転自在に収容されたスロットルバルブの弁開度を制御するように構成されている(例えば、特許文献1、2参照)。また、近年、燃費向上、軽量化や低コスト化等の目的から、スロットルボデーを樹脂化、すなわち、スロットルボデーを樹脂材料によって製作した内燃機関用スロットル制御装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
ここで、スロットルボデーを樹脂化した内燃機関用スロットル制御装置を、図10ないし図12を用いて説明する。これは、内燃機関の各気筒に連通する吸気通路を形成するスロットルボデー101と、吸気通路を開閉する略円板形状のスロットルバルブと、このスロットルバルブを保持固定する丸棒形状のスロットルシャフト102と、スロットルバルブを開弁方向に駆動する動力ユニットと、スロットルバルブを閉弁方向に付勢するコイルスプリング103と、車両乗員(運転者)によるアクセルペダルの踏み込み量に応じて動力ユニットを駆動してスロットルバルブの弁開度を所定の開度に制御することでエンジン回転速度をコントロールするエンジン制御装置とを備えている。
また、スロットルバルブおよびスロットルシャフト102を回転駆動する動力ユニットは、駆動モータ104と、この駆動モータ104の回転速度を所定の減速比となるように減速する歯車減速機構とを含んで構成されている。なお、歯車減速機構は、駆動モータ104のモータシャフト111に固定されたピニオンギヤ112と、このピニオンギヤ112と噛み合って回転する中間減速ギヤ113と、この中間減速ギヤ113と噛み合って回転するバルブギヤ114とによって構成されている。また、スロットルボデー101の円管状ボア壁部121の外壁面には、スロットルバルブの弁開度(バルブ角度、回転角度)を検出するスロットルポジションセンサ(回転角度検出装置)105を保持するセンサカバー106が取り付けられている。なお、センサカバー106は、通常、熱可塑性樹脂によって一体的に形成されている。このような内燃機関用スロットル制御装置は、アクセルペダルの踏み込み量に対応するアクセル開度を検出するアクセル開度センサからの信号に応じて駆動モータ104に電流を流し、駆動モータ104の回転出力を歯車減速機構を介してスロットルシャフト102に伝えることで、スロットルバルブが所定の弁開度に開かれて、内燃機関の各気筒内に吸入される吸入空気量を制御するように構成されている。
ここで、図11および図12に示したように、スロットルボデー101の円管状ボア壁部121の外壁面に一体化された有底の円筒形状のモータハウジング122内に、スロットルバルブの動力源である駆動モータ104を収容するモータ収容穴123を形成している。そして、スロットルボデー101は、駆動モータ104をモータ収容穴123内に挿入するためのモータ挿入口124を有している。また、ボア壁部121の外壁面には、スロットルシャフト102の軸方向の一端部が貫通する円形状のシャフト貫通穴125が形成されている。そして、駆動モータ104をモータハウジング122内に収容する際には、先ずモータ挿入口124からモータ収容穴123内に駆動モータ104を挿入し、更に駆動モータ104のフロントフレームの円筒状ベアリングホルダ126が嵌め合わされるモータ嵌合穴131を有する金属プレート107を介してスクリューを用いてモータハウジング122に締め付け固定していた。なお、スクリューとしてタッピングスクリュー109を用いた場合には、タッピングスクリュー109を締め付けるための下穴132を有するボス状部133がモータハウジング122に予め複数個形成されている。
特開2002−371866号公報(第1−5頁、図1−図2) 特開2003−206762号公報(第1−5頁、図1−図4) 特開2001−303983号公報(第1−7頁、図1−図8)
ところが、従来の内燃機関用スロットル制御装置においては、図12に示したように、スクリューとしてタッピングスクリュー109を用いた場合、長期間使用時にスロットルボデー101を形成する樹脂材料のクリープ変形によって、ボス状部133の下穴132に対するタッピングスクリュー109の締結軸力が低下する可能性がある。また、スクリューとして固定用ボルトを用いた場合でも、長期間使用時にスロットルボデー101を形成する樹脂材料のクリープ変形によって、ボス状部133のネジ穴に対する固定用ボルトの締結軸力が低下する可能性がある。
このように、タッピングスクリュー109や固定ボルトの締結軸力が低下すると、駆動モータ104がモータハウジング122内でぐらつき、駆動モータ104のモータシャフト111に固定されたピニオンギヤ112と中間減速ギヤ113との噛み合い不良が生じる。これにより、駆動モータ104の回転出力が、スロットルシャフト102の軸方向の一端部に固定されたバルブギヤ114にスムーズに伝わらず、狙い通りにスロットルバルブの弁開度を制御できなくなるので、アクセルペダルの踏み込み量に対応した吸入空気量を得ることができず、内燃機関用スロットル制御装置としての信頼性を低下させる要因となるという問題が生じる。そこで、固定用ボルトの締結軸力の低下を抑制する目的で、モータハウジング122に、ナットをインサート成形する方法が考えられるが、この場合には、部品点数が増加し、製品コストが上昇するという問題が生じる。
本発明の目的は、スロットルボデーのモータ挿入口の近傍に設けたアンダーカット部、および駆動モータを嵌合するモータ嵌合穴を有するプレートを組み合わせることで、より確実で信頼性が高く、且つプレートをスロットルボデーにスクリュー等を用いて固定することなく、また、部品点数の増加およびコストの上昇を招くことなく、スロットルボデーに樹脂成形によって一体化されたモータハウジングに駆動モータをより確実に固定することのできる内燃機関用スロットル制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、スロットルボデーには、内部に駆動モータを収容する筒状モータハウジングが、樹脂成形によって一体的に形成されている。そして、スロットルボデーに、駆動モータをモータハウジング内に挿入するためのモータ挿入口、およびこのモータ挿入口の近傍に、プレートが差し込まれるアンダーカット部を設けている。このような構成により、スロットルボデーに樹脂成形によって一体化されたモータハウジング内に、スロットルボデーのモータ挿入口から駆動モータを挿入して、駆動モータをスロットルボデーに組み付けた後に、スロットルボデーのモータ挿入口の近傍に設けられたアンダーカット部に、プレートを差し込むことで、プレートがスロットルボデーに保持される。このとき、プレートのモータ嵌合穴に駆動モータが嵌合する。なお、プレートのモータ嵌合穴に駆動モータを嵌合した後に、アンダーカット部に、プレートを差し込むことで、プレートをスロットルボデーに保持するようにしても良い。
すると、プレートによって駆動モータの軸方向への、駆動モータの移動が拘束され、且つプレートのモータ嵌合穴によって駆動モータの半径方向への、駆動モータの移動が拘束される。これによって、プレートをスロットルボデーにスクリュー等を用いて固定することなく、また、部品点数の増加およびコストの上昇を招くことなく、スロットルボデーに樹脂成形によって一体化されたモータハウジングに駆動モータをより確実に固定することができる。したがって、スクリューを用いた固定方法に比べて、より確実で信頼性の高い駆動モータおよびプレートの固定方法を実現することができる。また、スクリューを用いた固定方法に比べて、大幅に簡素化およびコストダウンを図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、プレートに、モータ嵌合穴に連通すると共に、モータ嵌合穴の、アンダーカット部にプレートを組み付ける、プレートの組付方向と略同一方向で、且つ駆動モータの半径方向で開口する切欠き部を設けることにより、例えばアンダーカット部の側方から、駆動モータの軸方向の一端部の面方向に沿ってプレートを平行移動させることで、アンダーカット部にプレートを差し込むことができる。また、請求項3に記載の発明によれば、アンダーカット部であるアンダーカット溝を、駆動モータまたはモータ挿入口を挟んで対向して設けられた一対の突起部の対向面側に、しかもアンダーカット部にプレートを組み付ける、プレートの組付方向と略同一方向に形成している。そして、例えばアンダーカット溝の側方から、駆動モータの軸方向およびプレートの板厚方向に対して略直交する方向に、例えば駆動モータの軸方向の一端部の面方向に沿ってプレートを平行移動させることで、アンダーカット溝にプレートを差し込むことができる。それと略同時に、プレートのモータ嵌合穴に上記の切欠き部を介して駆動モータを嵌合することができる。
請求項4に記載の発明によれば、スロットルボデーのモータハウジングの開口側に、スロットルバルブの回転角度を検出する回転角度センサを保持するセンサカバーを設けている。そして、センサカバーに、アンダーカット部にプレートを組み付ける、プレートの組付方向と略同一方向への、およびプレートの組付方向に対して反対方向への、プレートの移動を拘束するプレート拘束手段を設けている。これにより、スロットルボデーにセンサカバーを組み付けると略同時に、センサカバーに設けたプレート拘束手段によって、スロットルボデーに樹脂成形によって一体化されたモータハウジングにプレートをより確実に固定することができる。特に、プレートの面方向の往復方向(プレートの中心軸線(Z軸)に対して直交するX軸±方向またはY軸±方向)への、プレートの移動を拘束することが可能となる。なお、プレートの面方向の往復方向(プレートの中心軸線(Z軸)に対して直交するY軸±方向またはX軸±方向)への、プレートの移動は、上記のアンダーカット部によって拘束される。
請求項5に記載の発明によれば、アンダーカット部であるアンダーカット溝を、駆動モータまたはモータ挿入口を周方向に所定の間隔で部分的に取り囲むように設けられた複数の突起部の内壁面側に、しかもアンダーカット部に前記プレートを組み付ける、前記プレートの組付方向と略同一方向に形成している。そして、例えば駆動モータの軸方向の一端部の前方から、駆動モータの軸方向およびプレートの板厚方向にプレートを平行移動させることで、プレートのモータ嵌合穴に駆動モータを嵌合した後に、駆動モータを中心にプレートを回転させることで、アンダーカット溝にプレートを差し込むことができる。
請求項6に記載の発明によれば、モータハウジングの開口側に、スロットルバルブの回転角度を検出する回転角度センサを保持するセンサカバーを設けている。そして、センサカバーに、アンダーカット部にプレートを組み付ける、プレートの組付方向と略同一方向への、およびプレートの組付方向に対して反対方向への、プレートの移動を拘束するプレート拘束手段を設けている。これにより、スロットルボデーにセンサカバーを組み付けると略同時に、センサカバーに設けたプレート拘束手段によって、スロットルボデーに樹脂成形によって一体化されたモータハウジングにプレートをより確実に固定することができる。特に、プレートの中心軸線(Z軸)回りの、プレートの回転を拘束することが可能となる。なお、プレートの面方向の往復方向(プレートの中心軸線(Z軸)に対して直交するY軸±方向およびX軸±方向)への、プレートの移動は、上記のアンダーカット部によって拘束される。
請求項7に記載の発明によれば、スロットルボデーにセンサカバーを組み付けると略同時に、センサカバーにインサート成形された嵌合ボスが、プレートのモータ嵌合穴の外側に設けたボス嵌合穴に嵌合することによって、上述したように、スロットルボデーに樹脂成形によって一体化されたモータハウジングにプレートをより確実に固定することができる。なお、請求項4に記載のプレート拘束手段を嵌合ボスとした場合には、上記のプレートのボス嵌合穴は、モータ嵌合穴と連通していることが望ましい。この場合には、センサカバーにインサート成形された嵌合ボスとプレートのモータ嵌合穴とによって、駆動モータを嵌合することで、駆動モータの半径方向への、駆動モータの移動を拘束することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、プレートに、駆動モータの軸方向の一端部に接触すると共に、駆動モータの軸方向と略同一方向への弾性変形が可能なスプリング部を設けている。そして、プレートのスプリング部によって、駆動モータを軸方向の他端側、つまりモータハウジングの底壁部に押圧することで、駆動モータの軸方向(中心軸線方向:Z軸+方向)への、駆動モータの移動を拘束することが可能となる。また、請求項9に記載の発明によれば、モータハウジングに、駆動モータの軸方向の他端部に接触すると共に、駆動モータの軸方向と略同一方向への弾性変形が可能な弾性体を設けている。そして、モータハウジングに一体または別体の弾性体によって、駆動モータを軸方向の一方側、つまりプレートのモータ側接触部に押圧することで、駆動モータの軸方向(中心軸線方向:Z軸−方向)への、駆動モータの移動を拘束することが可能となる。
本発明の最良の実施の形態は、より確実で信頼性が高く、且つ金属プレートを樹脂で一体成形されたスロットルボデーにスクリュー等を用いて固定することなく、また、部品点数の増加およびコストの上昇を招くことなく、駆動モータをスロットルボデーに一体化されたモータハウジングに固定するという目的を、モータ挿入口の近傍のスロットルボデーにアンダーカット構造を設け、駆動モータを組み付けた後に、アンダーカット部に、駆動モータに嵌め合わされるモータ嵌合穴を有する金属プレートを差し込むことで実現した。
[実施例1の構成]
図1ないし図5は本発明の実施例1を示したもので、図1(a)、(b)は駆動モータと金属プレートの固定方法を示した図で、図2および図3は内燃機関用スロットル制御装置の全体構造を示した図で、図4はスロットルボデーの二重管構造のボア壁部を示した図である。
本実施例の内燃機関用スロットル制御装置は、内燃機関(エンジン)への吸入空気量を調節するスロットルバルブ1と、スロットルバルブ1を全開方向(または全閉方向)に回転駆動する駆動モータ(アクチュエータ、バルブ駆動手段)2と、スロットルバルブ1を全閉方向に付勢するコイルスプリング(図示せず)と、この駆動モータ2の回転出力をスロットルバルブ1に伝達する歯車減速装置(動力伝達装置)と、この歯車減速装置を構成する各ギヤを回転自在に収容するアクチュエータケースと、エンジンの各シリンダへの吸気通路を形成するスロットルボデー3と、駆動モータ2を電子制御するエンジン制御装置(エンジン制御ユニット:以下ECUと呼ぶ)とを備えた内燃機関用吸気制御装置である。
ここで、ECUには、車両乗員(ドライバー)によるアクセルペダルの踏み加減(アクセル操作量)を電気信号(アクセル開度信号)に変換し、ECUへどれだけアクセルペダルが踏み込まれているかを出力するアクセル開度センサ(図示せず)が接続されている。また、内燃機関用スロットル制御装置は、スロットルバルブ1の開度を電気信号(スロットル開度信号)に変換し、ECUへどれだけスロットルバルブ1が開いているかを出力する回転角度センサ(スロットルポジションセンサ)を有している。そして、本実施例のECUは、回転角度センサからのスロットル開度信号とアクセル開度センサからのアクセル開度信号との偏差がなくなるように駆動モータ2に対して比例積分微分制御(PID制御)によるフィードバック制御を行うように構成されている。
ここで、回転角度センサは、スロットルシャフト9の軸方向の一端部に取り付けられる磁界発生源である分割型(略角形状)の永久磁石(マグネット)、およびこのマグネットに磁化される分割型(略円弧状)のヨークの内周面に対向して配置されて、マグネットの磁力を受けて、スロットルバルブ1の回転角度(バルブ角度)を検出する非接触式の検出素子(例えばホール素子、ホールIC、磁気抵抗素子等)によって構成されている。なお、回転角度センサ、特に非接触式の検出素子は、スロットルボデー3の外壁部に組み付けられるセンサカバー12に一体的に配置されている。また、マグネットおよびヨークは、歯車減速装置の構成要素の1つであるバルブギヤの内周面に接着剤等を用いて固定されている。
また、本実施例のアクチュエータケースは、スロットルボデー3の外壁面に樹脂成形で一体的に形成されたギヤボックス11と、このギヤボックス11の開口側を閉塞すると共に、回転角度センサのホール素子、ターミナルおよびステータを保持するセンサカバー12とから構成されている。ギヤボックス11は、スロットルボデー3と同一の樹脂材料によって所定の形状に形成されて、内部に歯車減速装置を構成する各ギヤを回転自在に収容するギヤ室を形成する。センサカバー12は、上述した回転角度センサのターミナル間や、駆動モータ2へのモータ用通電端子間を電気的に絶縁することが可能な熱可塑性樹脂等の樹脂材料によって所定の形状に形成されている。そして、センサカバー12は、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部に嵌め合わされる被嵌合部(図示せず)を有し、リベットやスクリュー(図示せず)もしくは熱かしめ等によってギヤボックス11の開口側端部に組み付けられている。なお、センサカバー12には、図示しないコネクタが接続される円筒形状のコネクタ受け部12aが樹脂成形で一体的に形成されている。
スロットルバルブ1は、例えば熱可塑性樹脂等の樹脂材料(耐熱性樹脂:例えばポリフェニレンサルファイド:PPS、またはポリアミド樹脂:PA、またはポリプロピレン:PP、またはポリエーテルイミド:PEI等)により略円板形状に形成されている。ここで、本実施例のスロットルバルブ1は、スロットルボデー3のボア壁部10の中心軸線方向に対して略直交する方向に回転中心軸線を有するバタフライ型の回転弁(樹脂バルブ)で、全閉位置から全開位置まで回転角度が変更されることで、エンジンに吸入される吸入空気量を制御する。そして、スロットルバルブ1は、略円板形状の樹脂製ディスク部(円板状部)および略円筒形状の樹脂製シャフト部(円筒状部)を有し、スロットルシャフト9のバルブ保持部の外周に樹脂成形で一体的に形成されている。これにより、スロットルバルブ1とスロットルシャフト9とが一体化されて一体的に回転することが可能となる。
スロットルシャフト9は、例えば真鍮、ステンレス鋼等の金属材料により中軸丸棒状に形成されて、スロットルバルブ1の金属製シャフト部(金属シャフト)を構成するものであって、スロットルバルブ1を保持固定するバルブ保持部を有し、樹脂化されたスロットルバルブ1を補強すると共に、スロットルバルブ1の樹脂製シャフト部内部にインサート成形されている。また、スロットルシャフト9は、その軸方向の一端部は、スロットルバルブ1の樹脂製シャフト部の一端面より露出(突出)して、スロットルボデー3の第1バルブ軸受部(図示せず)内において回転自在に摺動する第1軸受摺動部として機能する。また、スロットルシャフト9の他端部は、スロットルバルブ1の樹脂製シャフト部の他端面より露出(突出)して、スロットルボデー3の第2バルブ軸受部(図示せず)内において回転自在に摺動する第2軸受摺動部として機能する。そして、スロットルシャフト9の軸方向の一端部には、歯車減速装置の構成要素の1つであるバルブギヤ(図示せず)が一体的に形成されている。
ここで、スロットルバルブ1およびスロットルシャフト9を開弁方向に駆動する動力ユニットは、動力源である駆動モータ2と、この駆動モータ2の回転速度を所定の減速比となるように減速する歯車減速装置とを含んで構成されている。本実施例の歯車減速装置は、駆動モータ2のモータシャフトの外周に固定されたピニオンギヤ14と、このピニオンギヤ14と噛み合って回転する中間減速ギヤ(図示せず)と、この中間減速ギヤと噛み合って回転するバルブギヤとによって構成され、駆動モータ2の回転動力をスロットルシャフト9に伝達する動力伝達機構として利用されている。
本実施例の駆動モータ2は、センサカバー12内に埋設されたモータ用通電端子に一体的に接続されて、通電されるとモータシャフト(図示せず)が正転方向または逆転方向に回転する電動式のアクチュエータ(駆動源)である。この駆動モータ2は、図5に示したように、略円筒形状のモータハウジング13内に収容保持されている。そして、駆動モータ2のフロントエンドフレームの前端部(先端面)には、モータシャフトの一端部(前端部)を回転自在に支持する軸受け(例えばボールベアリング:図示せず)を保持する円筒状のベアリングホルダ(円環状の被嵌合部:以下第1小径凸部と呼ぶ)2aが一体的に形成されている。なお、第1小径凸部2aは、駆動モータ2の軸方向の一端部(フロントエンドフレームの一端面)に設けられる円環状の凸部を構成し、金属プレート4とセンサカバー12の嵌合ボス15との間に挟み込まれた状態で、金属プレート4のモータ嵌合穴34に嵌合保持される。
スロットルボデー3は、内部にスロットルバルブ1を開閉自在に収容する円管状ボア壁部10を有し、且つこのボア壁部10内にエンジンに向かう吸入空気(エア)が流れる円形状の吸気通路を形成するスロットルハウジングであって、ボア壁部10のボア内径内(吸気通路内)にスロットルバルブ1を全閉位置から全開位置に至るまで回動方向に回転自在に保持する装置であり、エンジンのインテークマニホールドに固定ボルトや締結ネジ等の締結具(図示せず)を用いて締め付け固定されている。ここで、本実施例のスロットルボデー3は、例えば熱可塑性樹脂等の樹脂材料(耐熱性樹脂:例えばポリフェニレンサルファイド:PPS、またはポリアミド樹脂:PA、またはポリプロピレン:PP、またはポリエーテルイミド:PEI等)により所定の形状に形成されている。
そして、ボア壁部10は、略円管形状のボア内管(ボア内径を形成する内径側円筒部)18の半径方向の外径側に、略円管形状のボア外管(スロットルボデー3の外郭を形成する外径側円筒部)19を配置した二重管構造に形成されている。ボア内管18およびボア外管19は、エアクリーナ(図示せず)から吸気管(図示せず)を介して吸入空気を吸い込むための空気入口部(吸気通路)、およびエンジンのサージタンクまたはインテークマニホールドに吸入空気を流入させるための空気出口部(吸気通路)を有し、吸入空気の流れ方向(図示上端側から図示下端側に向かう方向)に渡って略同一の内径および外径となるように樹脂成形で一体的に形成されている。
なお、ボア内管18内には、エンジンの各気筒に連通する吸気通路が形成されており、その吸気通路内には、スロットルバルブ1が回転自在に組み込まれている。そして、ボア内管18とボア外管19との間に形成される筒状空間(円筒状空間)が略円環状の環板状接続部20で仕切られている。その環板状接続部20は、筒状空間の一部、つまり筒状空間のほぼ中央(スロットルバルブ1の全閉位置の近傍のスロットルシャフト9の軸心部の半径方向)でほぼ全周に渡って塞ぐようにボア内管18の外周とボア外管19の内周とを接続する環状接続部として機能する。そして、環板状接続部20よりも上流側の筒状空間は、吸気管の内周面を伝わって流入する水分を塞き止めるための塞き止め凹部(水分トラップ溝)21とされている。また、環板状接続部20よりも下流側の筒状空間は、インテークマニホールドの内周面を伝わって流入する水分を塞き止めるための塞き止め凹部(水分トラップ溝)22とされている。
また、ボア内管18およびボア外管19には、スロットルシャフト9の第1軸受摺動部を回転自在に支持する略円筒形状の第1バルブ軸受部(図示せず)と、スロットルシャフト9の第2軸受摺動部を回転自在に支持する略円筒形状の第2バルブ軸受部23とが樹脂一体成形されている。そして、第1バルブ軸受部には、丸穴形状の第1シャフト貫通穴(図示せず)が設けられ、また、第2バルブ軸受部23には、丸穴形状の第2シャフト貫通穴24が設けられている。そして、第2バルブ軸受部23の開口側端部には、その第2バルブ軸受部23の開口側を塞ぐためのプラグ(図示せず)が装着されている。また、ボア外管19の外周部には、エンジンのインテークマニホールドの結合端面に締結ボルト等の締結具(図示せず)を用いて結合される取付ステー部25が樹脂成形で一体的に形成されている。取付ステー部25は、ボア外管19の図示下端部の外壁面から半径方向の外径側に突出するように設けられており、上記の締結ボルト等の締結具が挿通する丸穴形状の挿通孔26が複数形成されている。
また、本実施例のスロットルボデー3は、二重管構造のボア壁部10のボア外管19の側壁面よりも、ボア壁部10の中心軸線方向に対して半径方向の外径側に複数の平板状接続部27を介して並列して、内部に駆動モータ2を収容固定するためのモータハウジング13を樹脂成形により一体的に形成している。このモータハウジング13は、歯車減速装置の各ギヤを回転自在に収容するための容器形状のギヤボックス11の図2において図示左端側に樹脂成形で一体的に形成されている。また、モータハウジング13の中心軸線方向は、スロットルシャフト9の軸方向(スロットルバルブ1の回転中心軸方向)に対して平行する方向となるように設定され、また、ボア壁部10のボア内管18の中心軸線方向に対して略直交する方向に設定されている。
そして、本実施例のスロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部には、歯車減速装置の構成要素の1つであるバルブギヤが回転自在に収容される凹状部28、駆動モータ2をモータハウジング13のモータ収容穴29内に挿入するための略円形状のモータ挿入口30、およびこのモータ挿入口30の近傍で、且つモータ挿入口30の中心軸線を中心とする対称的な部位に設けられた一対の突起部31が一体的に形成されている。一対の突起部31は、駆動モータ2のフロントエンドフレームまたはモータ挿入口30を挟んで図示上下方向に対向して配置されて、スロットルボデー3のギヤボックス11の底壁面から、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線の前方側(Z軸−方向)に向けて突き出るように、ギヤボックス11の底壁部に樹脂成形で一体的に形成されている。
一対の突起部31の各対向面側、すなわち、図示上方側の突起部31の図示下端面側および図示下方側の突起部31の図示上端面側には、金属プレート4が差し込まれるアンダーカット部であるアンダーカット溝(凹溝、係合溝、係止溝)32が樹脂成形時のアンダーカットによりそれぞれ形成されている。これらのアンダーカット溝32は、金属プレート4の組付方向と同一方向の図示左右方向(X軸±方向)に形成されている。そして、図示右側の一対の突起部31のアンダーカット溝32間には、金属プレート4の板厚分の略長方形状中空部(金属プレート差込み口)が形成されている。また、一対の突起部31の各対向面側には、駆動モータ2を、モータ挿入口30からモータ収容穴29内に挿入し易いように、モータ挿入口30の中心軸線を中心とする円弧状の凹状部33がそれぞれ形成されている。また、一対の突起部31は、金属プレート4がアンダーカット溝32に差し込まれることで、金属プレート4の組付方向に対して略直交する方向の図示上下方向(Y軸±方向)への、金属プレート4の移動を拘束する第1プレート側接触部を構成する。
金属プレート4は、例えば真鍮、ステンレス鋼等の金属材料により略方形平板状に形成されており、一対の突起部31の各対向面側に形成されたアンダーカット溝32に差し込まれて、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3の一対の突起部31に保持固定されている。この金属プレート4は、駆動モータ2の第1小径凸部2aに嵌め合わされる略半円形状のモータ嵌合穴34を有している。このモータ嵌合穴34は、駆動モータ2の第1小径凸部2aの図示右半分に嵌合することで、駆動モータ2の半径方向の図示右方向(X軸+方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、駆動モータ2の移動を拘束する第1モータ凸部側接触部を構成する。
また、金属プレート4は、アンダーカット溝32に嵌め込まれて一対の突起部31に保持される被保持部(図示上下端縁)を有している。そして、金属プレート4のモータ側端面は、駆動モータ2の軸方向の一端部(フロントエンドフレームの一端面)に接触することで、駆動モータ2の軸方向への、駆動モータ2の移動を拘束する第1モータ側接触部を構成している。そして、金属プレート4は、モータ嵌合穴34に連通すると共に、モータ嵌合穴34の、アンダーカット溝32への金属プレート4の組付方向と同一方向で、且つ駆動モータ2の半径方向の図示左方向(X軸−方向)で開口する方形状の切欠き部35を有している。なお、切欠き部35の幅寸法は、駆動モータ2の第1小径凸部2aの直径よりも若干大きい寸法とされている。また、モータ嵌合穴34の外側には、モータ嵌合穴34および切欠き部35に連通すると共に、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス15が嵌め込まれる、嵌合ボス15に対応した略半円弧形状(略C字型形状)のボス嵌合穴36が形成されている。
ここで、本実施例のセンサカバー12には、上述したように、センサカバー12の被嵌合部を、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部に組み付けた際に、金属プレート4のボス嵌合穴36に嵌め合わされる嵌合ボス15がインサート成形されている。この嵌合ボス15は、例えば真鍮、ステンレス鋼等の金属材料またはゴム系弾性体により所定の形状(略C字型形状)に形成されており、金属プレート4の一対のボス嵌合穴36に緊密的に嵌合する一対の略半円状部(嵌合部)、およびこれらの略半円状部を連結する略半円弧状部(嵌合部)等によって構成されている。また、嵌合ボス15の略半円弧状部の外壁面(外周面)には、センサカバー12を形成する樹脂材料との密着性を高めるための突起部(リブ)37が一体的に形成されている。
また、嵌合ボス15の略半円弧状の内壁面(内周面)は、駆動モータ2の第1小径凸部2aの図示左半分に嵌合することで、駆動モータ2の半径方向の図示右方向(X軸−方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、駆動モータ2の移動を拘束する第2モータ凸部側接触部を構成する。また、嵌合ボス15の一対の略半円状部の外壁面(外周面)は、切欠き部35の図示右端側およびボス嵌合穴36に嵌合することで、金属プレート4の板厚方向に対して略直交する面方向の図示右方向(X軸−方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、金属プレート4の移動を拘束する第2プレート側接触部を構成する。
ここで、モータハウジング13のモータ収容穴29は、図5に示したように、駆動モータ2のリヤエンドフレームまたはエンドヨークを緊密的に収容保持する円形状の断面を有している。この場合、モータハウジング13の底壁部の底壁面は、駆動モータ2の軸方向の他端部(リヤエンドフレームまたはエンドヨークの他端面)に接触することで、駆動モータ2の軸方向の他端側(後方側:Z軸+方向)への、駆動モータ2の移動を拘束する第2モータ側接触部を構成する。また、モータハウジング13の側壁部の内周面は、駆動モータ2の半径方向の側壁部(径大部)38に接触することで、駆動モータ2の半径方向の図示左右方向(X軸±方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、駆動モータ2の移動を拘束する第3モータ側接触部を構成する。なお、モータハウジング13の側壁部の内周面と駆動モータ2の半径方向の側壁部との間には、所定の環状隙間が形成されていても良い。また、駆動モータ2のリヤエンドフレームまたはエンドヨークとモータ収容穴29の底壁面との間に、駆動モータ2にエンジン振動が伝わり難くするための板バネ等の緩衝材(または駆動モータ2の耐振性を向上させるための防振材)を装着しても良い。
[実施例1の組付方法]
次に、本実施例の内燃機関用スロットル制御装置の組付方法を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。
先ず、スロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部の、モータ挿入口30の近傍で、且つモータ挿入口30の中心軸線を中心とする対称的な部位に、アンダーカット部であるアンダーカット溝32をそれぞれ有する一対の突起部31を樹脂成形によって一体的に形成しておく。そして、図5に示したように、スロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部のモータ挿入口30から、駆動モータ2の軸方向の他端部(リヤエンドフレームまたはエンドヨークの他端面)が、モータハウジング13の底壁部の底壁面(モータ収容穴29の底壁面)に接触するまで、モータハウジング13のモータ収容穴29内に駆動モータ2を挿入する。
その後に、一対の突起部31の側方から、図1(a)に示したように、一対の突起部31に金属プレート4を組み付ける際の金属プレート4の組付方向(駆動モータ2の軸方向および金属プレート4の板厚方向に対して略直交する方向)、つまり図示左方向(X軸−方向)に、駆動モータ2のフロントエンドフレームの一端面の面方向に沿って金属プレート4を平行移動させることで、一対の突起部31の各対向面側に形成されたアンダーカット溝32に金属プレート4の図示上下端縁を差し込む。これにより、金属プレート4は、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3に仮固定される。
これによって、駆動モータ2の半径方向の図示上下方向(Y軸±方向)および図示右方向(X軸+方向)、更に駆動モータ2の中心軸線方向の一端側(Z軸−方向)への、駆動モータ2の移動が拘束される。なお、駆動モータ2の中心軸線方向の他端側(Z軸+方向)への、駆動モータ2の移動は、図5に示したように、モータハウジング13の底壁部の底壁面(モータ収容穴29の底壁面)によって拘束される。また、金属プレート4の板厚方向に略直交する面方向、つまり図示上下方向(Y軸±方向)への、金属プレート4の移動は、スロットルボデー3のアンダーカット溝32の溝底面によって拘束される。また、金属プレート4の板厚方向、つまり駆動モータ2の中心軸線方向(Z軸±方向)への、金属プレート4の移動は、スロットルボデー3のアンダーカット溝32の溝側面によって拘束される。
ここで、アンダーカット溝32に金属プレート4の図示上下端縁を差し込むと、金属プレート4のモータ嵌合穴34に切欠き部35を介して駆動モータ2の第1小径凸部2aの図示右半分が嵌め込まれる。すなわち、金属プレート4が駆動モータ2の第1小径凸部2aの図示右半分に嵌合する。さらに、図1(b)に示したように、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部にセンサカバー12の被嵌合部を組み付ける。このとき、スロットルボデー3にセンサカバー12を組み付けると同時に、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス15が、金属プレート4のボス嵌合穴36に嵌合する。これによって、金属プレート4の板厚方向に略直交する面方向、つまり図示左右方向(X軸±方向)への、金属プレート4の移動が拘束される。これにより、金属プレート4は、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3に保持固定される。また、金属プレート4のモータ嵌合穴34とセンサカバー12にインサート成形された嵌合ボス15とによって、駆動モータ2の半径方向の図示左方向(X軸−方向)への、駆動モータ2の移動が拘束される。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の内燃機関用スロットル制御装置の作用を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。
運転者(ドライバー)がアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度センサよりアクセル開度信号がECUに入力される。そして、ECUによってスロットルバルブ1が所定の角度となるように駆動モータ2が通電されて、駆動モータ2のモータシャフトが回転する。そして、駆動モータ2のトルクが、ピニオンギヤ14、中間減速ギヤおよびバルブギヤに伝達される。これにより、バルブギヤが、コイルスプリングの付勢力に抗してアクセルペダルの踏み込み量に対応した回転角度を回転する。したがって、バルブギヤが回転するので、スロットルシャフト9がバルブギヤと同じ回転角度を回転し、スロットルバルブ1が全閉位置より全開位置側へ開く方向(全開方向)に回転駆動される。この結果、スロットルボデー3のボア内管18内に形成された吸気通路が所定の角度だけ開かれるので、エンジンの回転速度がアクセルペダルの踏み込み量に対応した速度に変更される。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の内燃機関用スロットル制御装置においては、スロットルボデー3に設けたアンダーカット溝32と、金属プレート4に設けたモータ嵌合穴34および切欠き部35と、センサカバー12に一体的に設けられた嵌合ボス15とを組み合わせることで、上述したように、駆動モータ2をモータハウジング13に組み付けた後にアンダーカット溝32に金属プレート4を差し込み、更にセンサカバー12に設けた嵌合ボス15を金属プレート4のボス嵌合穴36に嵌合することで、モータ嵌合穴34およびボス嵌合穴36で駆動モータ2の第1小径凸部2aを嵌合保持している。これによって、より確実で信頼性が高く、且つ金属プレート4をスロットルボデー3にスクリュー等を用いて固定することなく、また、部品点数の増加およびコストの上昇を招くことなく、スロットルボデー3に樹脂成形によって一体化されたモータハウジング13に駆動モータ2をより確実に固定(拘束)することができる。したがって、金属プレート4をスロットルボデー3にスクリュー等を用いて固定する固定方法と比べて、大幅に構造を簡素化でき、且つコストダウンを図ることができる。
また、金属プレート4をスロットルボデー3にスクリュー等を用いて固定する固定方法を採用していないので、長期間使用時にスロットルボデー3を形成する樹脂材料のクリープ変形によって、金属プレート4の保持力が低下することはない。これによって、駆動モータ2がモータハウジング13のモータ収容穴29内でぐらつき、駆動モータ2のモータシャフトに固定されたピニオンギヤ14と中間減速ギヤとの噛み合い不良が生じることはない。これによって、駆動モータ2の回転出力が、歯車減速装置を介して、スロットルシャフト9の軸方向の一端部に固定されたバルブギヤにスムーズに伝わるので、狙い通りにスロットルバルブ1の弁開度を制御することができる。したがって、アクセルペダルの踏み込み量に対応した吸入空気量を得ることができ、内燃機関用スロットル制御装置としての信頼性を向上させることができる。
ここで、金属プレート4の図示上下端縁に、スロットルボデー3に一体成形された一対の突起部31の図示左端部を弾性変形によって係止するスプリングフックを設け、また、金属プレート4の切欠き部35の内周側端縁に、駆動モータ2の第1小径凸部2aの図示左側部を弾性変形によって係止するスプリングフックを設けても良い。この場合には、嵌合ボス15を設けなくても、駆動モータ2および金属プレート4をスロットルボデー3に保持固定(拘束)できる。特に、アンダーカット溝32に金属プレート4を組み付ける、金属プレート4の組付方向および金属プレート4の組付方向に対して反対方向(X軸±方向)への移動を拘束することが可能となるので、部品点数およびコストをより低減できる。
[実施例2の構成]
図6は本発明の実施例2を示したもので、図6(a)、(b)は駆動モータの弾性支持方法を示した図である。
本実施例のスロットルボデー3に樹脂成形によって一体的に形成されたモータハウジング13のモータ収容穴29は、図6(a)、(b)に示したように、駆動モータ2のリヤエンドフレームまたはエンドヨークを、内壁面との間に所定の隙間を隔てて収容保持する円形状の断面を有している。この場合、図6(a)に示したように、駆動モータ2のリヤエンドフレームの後端部に一体的に形成された第2小径凸部(通常モータシャフトの後端部を回転自在に支持する軸受けが配設される部位)2bの側壁部の外周面とモータハウジング13のモータ収容穴29の内壁部の内周面との間、および駆動モータ2の半径方向の側壁部(径大部)38の外周面とモータハウジング13の側壁部の内周面との間、すなわち、駆動モータ2の半径方向に合成ゴム等の弾性体41、42を介装しても良い。
また、図6(b)に示したように、駆動モータ2のリヤエンドフレームの後端部に一体的に形成された第2小径凸部2bとモータハウジング13の底壁部の底壁面との間、すなわち、駆動モータ2の軸方向にコイルスプリング等の弾性体43を介装しても良い。また、図10に示したように、駆動モータ104のリヤエンドフレームの後端部とモータハウジング122の底壁部の底壁面との間、すなわち、駆動モータ104の軸方向に板バネやウェーブワッシャ等の環状弾性体44を介装しても良い。また、モータハウジング13を、モータ挿入口30からモータ収容穴29の奥側に向かう程、モータ収容穴29の内径が漸減するように形成しても良い。
これらによって、モータハウジング13の底壁部および側壁部によって、駆動モータ2の軸方向および半径方向への、駆動モータ2の移動を拘束できる。さらに、駆動モータ2のリヤエンドフレームまたはエンドヨークとモータ収容穴29の底壁面との間に、駆動モータ2にエンジン振動が伝わり難くするための合成ゴム、コイルスプリング、板バネ、ウェーブワッシャ等の弾性体を介在することで、駆動モータ2の耐振性を向上させることもできる。また、駆動モータ2を、金属プレート4の第1モータ側接触部に押し付けることで、より効果的にモータハウジング13のモータ収容穴29内で駆動モータ2を固定することができる。
[実施例3の構成]
図7は本発明の実施例3を示したもので、図7(a)、(b)は駆動モータの固定方法を示した図である。
本実施例のスロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部には、モータ挿入口30の近傍で、且つモータ挿入口30の半径方向のX軸を中心とする対称的な部位に設けられた一対の第1、第2突起部51、52が一体的に形成されている。一対の第1突起部51は、モータ挿入口30の半径方向のX軸を中心とする対称的な形状に形成されている。また、一対の第2突起部52は、モータ挿入口30の半径方向のX軸を中心とする対称的な形状に形成されている。そして、第1突起部51と第2突起部52との各対向面側には、2枚の第1、第2金属プレート5、6が差し込まれるアンダーカット部である第1、第2アンダーカット溝53、54が樹脂成形時のアンダーカットにより形成されている。これらの第1、第2アンダーカット溝53、54は、2枚の第1、第2金属プレート5、6の組付方向と同一方向の図示上下方向(Y軸±方向)に形成されている。なお、第1、第2突起部51、52は、2枚の第1、第2金属プレート5、6の前方側で一体的に連結していても良い。
そして、図示上方側の第1突起部51の第1アンダーカット溝53と図示上方側の第2突起部52の第2アンダーカット溝54との間には、2枚の第1、第2金属プレート5、6の板厚分の略長方形状中空部(第1金属プレート差込み口)が形成されている。また、図示下方側の第1突起部51の第1アンダーカット溝53と図示下方側の第2突起部52の第2アンダーカット溝54との間には、2枚の第1、第2金属プレート5、6の板厚分の略長方形状中空部(第2金属プレート差込み口)が形成されている。そして、一対の第1突起部51間には、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス16が嵌合するボス嵌合溝55が形成されている。そして、一対の第2突起部52間には、歯車減速装置の中間減速ギヤ(図示せず)を収容するための方形状の開口部56が形成されている。さらに、一対の第1突起部51のモータ挿入口30側には、駆動モータ2を、モータ挿入口30からモータ収容穴29内に挿入し易いように、モータ挿入口30の中心軸線を中心とする円弧状の凹状部57が形成されている。
2枚の第1、第2金属プレート5、6は、第1、第2アンダーカット溝53、54に差し込まれて、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3の第1、第2突起部51、52に保持固定されている。これらの第1、第2金属プレート5、6は、駆動モータ2の第1小径凸部2aに嵌め合わされる略半円形状の第1、第2モータ嵌合穴61、62を有している。これらの第1、第2モータ嵌合穴61、62は、駆動モータ2の第1小径凸部2aに嵌合することで、駆動モータ2の半径方向の図示左右方向(X軸±方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、駆動モータ2の移動を拘束する第1、第2モータ凸部側接触部を構成する。また、2枚の第1、第2金属プレート5、6は、第1、第2アンダーカット溝53、54に差し込まれて第1、第2突起部51、52に保持される図示左右端縁(被保持部)を有している。そして、第2金属プレート6のモータ側端面は、駆動モータ2の軸方向の一端部(フロントエンドフレームの一端面)に接触することで、駆動モータ2の軸方向への、駆動モータ2の移動を拘束する第1モータ側接触部を構成している。
そして、2枚の第1、第2金属プレート5、6は、第1、第2モータ嵌合穴61、62に連通すると共に、第1、第2モータ嵌合穴61、62の、2枚の第1、第2金属プレート5、6の組付方向と同一方向で、且つ駆動モータ2の半径方向の図示上下方向(Y軸±方向)でそれぞれ開口する方形状の第1、第2切欠き部63、64を有している。なお、第1、第2切欠き部63、64の幅寸法は、駆動モータ2の第1小径凸部2aの直径と略同一寸法とされている。また、第1、第2モータ嵌合穴61、62の外側には、駆動モータ2の半径方向の図示左方向(X軸−方向)で開口すると共に、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス16が嵌め込まれる、嵌合ボス16に対応した略半長円形状の第1、第2ボス嵌合穴65、66が形成されている。なお、第1、第2ボス嵌合穴65、66の開口部は、2枚の第1、第2金属プレート5、6をスロットルボデー3に組み付けると、一対の第1突起部51間に形成されたボス嵌合溝55に対応した位置に設けられている。
ここで、本実施例のセンサカバー12には、センサカバー12の被嵌合部を、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部に組み付けた際に、一対の第1突起部51間のボス嵌合溝55および2枚の第1、第2金属プレート5、6の第1、第2ボス嵌合穴65、66に嵌め合わされる嵌合ボス16がインサート成形されている。この嵌合ボス16は、例えば真鍮、ステンレス鋼等の金属材料またはゴム系弾性体により所定の形状に形成されており、ボス嵌合溝55および第1、第2ボス嵌合穴65、66に嵌合する略長円形状部(嵌合部)、および一対の第1突起部51の前端面に当接する凸状部67を有している。また、嵌合ボス16は、ボス嵌合溝55および第1、第2ボス嵌合穴65、66に嵌合することで、2枚の第1、第2金属プレート5、6の板厚方向に対して略直交する面方向の図示左右方向(X軸±方向)への、および2枚の第1、第2金属プレート5、6の組付方向と同一方向の図示上下方向(Y軸±方向)への、2枚の第1、第2金属プレート5、6の移動を拘束するプレート側接触部を構成する。
[実施例3の組付方法]
次に、本実施例の内燃機関用スロットル制御装置の組付方法を図7に基づいて簡単に説明する。
先ず、スロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部のモータ挿入口30からモータハウジング13のモータ収容穴29内に駆動モータ2を挿入した後に、図示上方側の第1、第2突起部51、52の図示上方から、図7(a)に示したように、第1金属プレート5の組付方向、つまり図示下方向(Y軸−方向)に、駆動モータ2のフロントエンドフレームの一端面の面方向に沿って第1金属プレート5を平行移動させることで、一対の第1、第2突起部51、52の各対向面側に形成された第1、第2アンダーカット溝53、54に第1金属プレート5の図示左右端縁を差し込む。また、図示下方側の第1、第2突起部51、52の図示下方から、図7(a)に示したように、第2金属プレート6の組付方向、つまり図示上方向(Y軸+方向)に、駆動モータ2のフロントエンドフレームの一端面の面方向に沿って第2金属プレート6を平行移動させることで、一対の第1、第2突起部51、52の各対向面側に形成された第1、第2アンダーカット溝53、54に第2金属プレート6の図示左右端縁を差し込む。これにより、第1、第2金属プレート5、6は、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3に仮固定される。なお、本実施例では、第1金属プレート5が、第2金属プレート6の前端面上に重ね合わされる。
ここで、第1、第2アンダーカット溝53、54に第1、第2金属プレート5、6の図示左右端縁を差し込むと、第1、第2金属プレート5、6の第1、第2モータ嵌合穴61、62に第1、第2切欠き部63、64を介して駆動モータ2の第1小径凸部2aが嵌め込まれる。すなわち、第1、第2金属プレート5、6の第1、第2モータ嵌合穴61、62が駆動モータ2の第1小径凸部2aの周囲を取り囲むように嵌合する。これによって、駆動モータ2の半径方向の図示上下方向(Y軸±方向)および図示左右方向(X軸±方向)、更に駆動モータ2の中心軸線方向の一端側(Z軸−方向)への、駆動モータ2の移動が拘束される。なお、駆動モータ2の中心軸線方向の他端側(Z軸+方向)への、駆動モータ2の移動は、モータハウジング13の底壁部の底壁面(モータ収容穴29の底壁面)によって拘束される。また、第1、第2金属プレート5、6の板厚方向に略直交する面方向、つまり図示左右方向(X軸±方向)への、第1、第2金属プレート5、6の移動は、スロットルボデー3の第1、第2アンダーカット溝53、54の溝底面によって拘束される。また、第1、第2金属プレート5、6の板厚方向、つまり駆動モータ2の中心軸線方向(Z軸±方向)への、第1、第2金属プレート5、6の移動は、スロットルボデー3の第1、第2アンダーカット溝53、54の溝側面によって拘束される。
さらに、図7(b)に示したように、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部にセンサカバー12の被嵌合部を組み付ける。このとき、スロットルボデー3にセンサカバー12を組み付けると同時に、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス16が、一対の第1突起部51間のボス嵌合溝55および2枚の第1、第2金属プレート5、6の第1、第2ボス嵌合穴65、66に嵌合する。これによって、第1、第2金属プレート5、6の板厚方向に略直交する面方向、つまり図示上下方向(Y軸±方向)への、第1、第2金属プレート5、6の移動が拘束される。これにより、第1、第2金属プレート5、6は、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3に保持固定される。したがって、2枚の第1、第2金属プレート5、6をスロットルボデー3にスクリュー等を用いて固定する固定方法と比べて、より確実で、信頼性が高い駆動モータ2の拘束が可能となる。
ここで、第1、第2金属プレート5、6の図示左右端縁に、スロットルボデー3に一体成形された一対の第1、第2突起部51、52の図示上下端部を弾性変形によって係止するスプリングフックを設け、また、第1、第2金属プレート5、6の第1、第2切欠き部63、64の内周側端縁に、駆動モータ2の第1小径凸部2aを弾性変形によって係止するスプリングフックを設けても良い。この場合には、嵌合ボス16を設けなくても、駆動モータ2および第1、第2金属プレート5、6をスロットルボデー3に保持固定(拘束)できる。特に、第1、第2アンダーカット溝53、54に第1、第2金属プレート5、6を組み付ける、第1、第2金属プレート5、6の組付方向および第1、第2金属プレート5、6の組付方向に対して反対方向(Y軸±方向)への移動を拘束することが可能となるので、部品点数およびコストをより低減できる。
[実施例4の構成]
図8は本発明の実施例4を示したもので、図8(a)、(b)は駆動モータの固定方法を示した図である。
本実施例のスロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部には、モータ挿入口30の近傍で、且つモータ挿入口30の半径方向のX軸およびY軸を中心とする対称的な部位に設けられた複数個の突起部71が一体的に形成されている。これらの突起部71は、駆動モータ2の軸方向の一端部またはモータ挿入口30を周方向に所定の間隔で部分的に取り囲むように設けられている。そして、複数個の突起部71の内壁面側には、金属プレート7が差し込まれるアンダーカット部である複数個のアンダーカット溝72が樹脂成形時のアンダーカットにより形成されている。これらのアンダーカット溝72は、金属プレート7の組付方向と同一方向の周方向(回転方向)に形成されている。そして、各突起部71の周方向の一端側面には、金属プレート7の板厚分の略長方形状中空部(金属プレート差込み口)が形成されている。そして、複数個の突起部71間には、金属プレート7をスロットルボデー3に組み付ける際に、特に駆動モータ2の第1小径凸部2aの外周に嵌め合わせる時に、金属プレート7を各アンダーカット溝72の形成位置と同一平面上に挿入するための方形状の開口部73が形成されている。特に、図示右側の一対の突起部71間の開口部73は、歯車減速装置の中間減速ギヤ(図示せず)を収容するための開口部を兼ねている。さらに、各突起部71のモータ挿入口30側には、駆動モータ2を、モータ挿入口30からモータ収容穴29内に挿入し易いように、モータ挿入口30の中心軸線を中心とする円弧状の凹状部74がそれぞれ形成されている。
金属プレート7は、複数個のアンダーカット溝72に差し込まれて、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3の各突起部71に保持固定されている。この金属プレート7は、駆動モータ2の第1小径凸部2aに嵌め合わされる略円形状のモータ嵌合穴75を有している。このモータ嵌合穴75は、駆動モータ2の第1小径凸部2aに嵌合することで、駆動モータ2の半径方向の図示左右方向(X軸±方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、駆動モータ2の移動を拘束する第1、第2モータ凸部側接触部を構成する。また、金属プレート7は、複数個のアンダーカット溝72に差し込まれて複数個の突起部71に保持される複数個の突起片(被保持部)76を有している。そして、金属プレート7のモータ側端面は、駆動モータ2の軸方向の一端部(フロントエンドフレームの一端面)に接触することで、駆動モータ2の軸方向への、駆動モータ2の移動を拘束する第1モータ側接触部を構成している。そして、金属プレート7は、モータ嵌合穴75の外側に、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス17が嵌め込まれる、嵌合ボス17の先端形状に対応した略円形状のボス嵌合穴77が形成されている。
ここで、本実施例のセンサカバー12には、センサカバー12の被嵌合部を、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部に組み付けた際に、金属プレート7のボス嵌合穴77に嵌め合わされる嵌合ボス17がインサート成形されている。この嵌合ボス17は、例えば真鍮、ステンレス鋼等の金属材料またはゴム系弾性体により所定の形状に形成されており、ボス嵌合穴77に嵌合する略円形状部(嵌合部)、および金属プレート7の前端面に当接する凸状部78を有している。また、嵌合ボス17は、ボス嵌合穴77に嵌合することで、金属プレート7の板厚方向に対して略直交する面方向の図示左右方向(X軸±方向)および図示上下方向(Y軸±方向)への、更に金属プレート7の回転方向(金属プレート7の組付方向および金属プレート7の組付方向に対して反対方向)への、金属プレート7の移動を拘束するプレート側接触部を構成する。
[実施例4の組付方法]
次に、本実施例の内燃機関用スロットル制御装置の組付方法を図8に基づいて簡単に説明する。
先ず、スロットルボデー3のギヤボックス11の底壁部のモータ挿入口30からモータハウジング13のモータ収容穴29内に駆動モータ2を挿入した後に、図8(a)に示したように、金属プレート7の各突起片76を各突起部71間の開口部73に嵌め込むと共に、金属プレート7のモータ嵌合穴75に駆動モータ2の第1小径凸部2aを嵌め合わせる。すなわち、金属プレート7のモータ嵌合穴75が駆動モータ2の第1小径凸部2aの周囲を取り囲むように嵌合する。次に、金属プレート7を、図8(b)に示したように、駆動モータ2の第1小径凸部2aを中心にしてZ軸回りに回転させることで、アンダーカット溝72に金属プレート7の各突起片76を差し込む。これにより、金属プレート7は、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3に仮固定される。
これによって、駆動モータ2の半径方向の図示上下方向(Y軸±方向)および図示左右方向(X軸±方向)、更に駆動モータ2の中心軸線方向の一端側(Z軸−方向)への、駆動モータ2の移動が拘束される。なお、駆動モータ2の中心軸線方向の他端側(Z軸+方向)への、駆動モータ2の移動は、モータハウジング13の底壁部の底壁面(モータ収容穴29の底壁面)によって拘束される。また、金属プレート7の板厚方向に略直交する面方向、つまり図示左右方向(X軸±方向)への、金属プレート7の移動は、スロットルボデー3の各アンダーカット溝72の溝底面によって拘束される。また、金属プレート7の板厚方向、つまり駆動モータ2の中心軸線方向(Z軸±方向)への、金属プレート7の移動は、スロットルボデー3の各アンダーカット溝72の溝側面によって拘束される。
さらに、図8(b)に示したように、スロットルボデー3のギヤボックス11の開口側に設けられた凸状の嵌合部にセンサカバー12の被嵌合部を組み付ける。このとき、スロットルボデー3にセンサカバー12を組み付けると同時に、センサカバー12にインサート成形された嵌合ボス17が、金属プレート7のボス嵌合穴77に嵌合すると共に、嵌合ボス17の凸状部78が金属プレート7の前端面に当接することで、金属プレート7のZ軸回りの回転を拘束することが可能となる。これによって、金属プレート7は、駆動モータ2の軸方向の一端側(前方側)およびモータ挿入口30の中心軸線方向の前方側(Z軸−方向)を覆うようにスロットルボデー3に保持固定される。したがって、金属プレート7をスロットルボデー3にスクリュー等を用いて固定する固定方法と比べて、より確実で、信頼性が高い駆動モータ2の拘束が可能となる。
ここで、金属プレート7の各突起片76の外周端縁に、スロットルボデー3に一体成形された複数の突起部71を弾性変形によって係止するスプリングフックを設けても良い。この場合には、嵌合ボス17を設けなくても、駆動モータ2および金属プレート7をスロットルボデー3に保持固定(拘束)できる。特に、アンダーカット溝72に金属プレート7を組み付ける、金属プレート7の組付方向および金属プレート7の組付方向に対して反対方向(金属プレート7のZ軸回り)の回転を拘束することが可能となるので、部品点数およびコストをより低減できる。
[実施例5の構成]
図9は本発明の実施例5を示したもので、駆動モータの固定方法を示した図である。
本実施例では、実施例4の金属プレート7のモータ嵌合穴75の外側に、駆動モータ2の軸方向の一端部(フロントエンドフレームの一端面)に接触する複数のスプリング部79を一体的に形成している。これらのスプリング部79は、駆動モータ2の軸方向と略同一方向への弾性変形が可能な弾性変形部であって、駆動モータ2を軸方向の他端側に押圧することで、駆動モータ2の軸方向(中心軸線方向:Z軸±方向)への、駆動モータ2の移動を拘束することが可能となる。なお、実施例1の金属プレート4、実施例3の第2金属プレート6に、同様に、スプリング部を設けても良い。
[変形例]
本実施例では、スロットルボデー3のボア壁部10を、円管形状のボア外管19内に円管形状のボア内管18を配置し、且つボア内管18とボア外管19とを同心状に配置したが、ボア外管19の軸心に対してボア内管18の軸心を、ボア壁部10の中心軸線方向に対して直交する半径方向の一方側(例えば天地方向の地側)に偏心させた二重管構造に形成しても良い。また、スロットルボデー3のボア壁部10を、円管形状のボア外管19内に円管形状のボア内管18を配置し、且つボア外管19の軸心に対してボア内管18の軸心を、ボア壁部10の中心軸線方向に対して直交する半径方向の他方側(例えば天地方向の天側)に偏心させた二重管構造に形成しても良い。また、スロットルボデー3のボア壁部10を一重管構造としても良い。
本実施例では、エンジン冷却水をスロットルボデー3に導入することなく、冬季等の寒冷時のスロットルバルブ1のアイシングを防止して部品点数を減少する目的で、スロットルバルブ1よりも上流側および下流側からボア壁部10内に流入する水分を塞き止めるための塞き止め凹部21、22を設けているが、少なくともスロットルバルブ1よりも上流側の吸気管の内周面を伝ってボア壁部10内に流入する水分を塞き止めるための塞き止め凹部21のみを設けるようにしても良い。なお、ボア外管19の外周部に、スロットルバルブ1を迂回するバイパス通路を設け、更に、そのバイパス通路内を流れる空気量を調整してエンジンのアイドル回転速度を制御するためのアイドル回転速度制御弁(ISCバルブ)を装着しても良い。また、スロットルボデー3のボア壁部10よりも吸入空気の流れ方向の上流側の吸気管に、ブローバイガス還元装置(PCV)の出口孔または蒸散防止装置のパージ用チューブが取り付けられていても良い。この場合には、吸気管内に、ブローバイガスに含まれるエンジンオイルが吸気管の内壁面に堆積してデポジットとなっている可能性がある。このため、上記の塞き止め凹部21に、吸気管の内壁面より伝ってくるオイルミストやデポジット等の異物を塞き止めることで、スロットルバルブ1およびスロットルシャフト9の動作不良を防止できる。
また、モータハウジング13の底壁部に、駆動モータ2の軸方向の他端部に接触すると共に、駆動モータ2の軸方向と略同一方向への弾性変形が可能な弾性体を設けても良い。この場合、モータハウジング13に一体または別体の弾性体によって、駆動モータ2を軸方向の一方側、つまり金属プレート4、7または第2金属プレート6のモータ側接触部に押圧することで、駆動モータ2の軸方向(中心軸線方向:Z軸−方向)への、駆動モータ2の移動を拘束することが可能となる。
なお、スロットルバルブ1の樹脂製ディスク部(円板状部)および樹脂製シャフト部(円筒状部)を成形する材料として、加熱されて溶融状態の樹脂材料(例えば熱可塑性樹脂よりなる溶融樹脂)に充填材(例えば低コストなガラス繊維、または炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維等)を混合した樹脂系の複合材料(例えばガラス繊維30%入りのポリブチレンテレフタレート:PBTG30)を用いても良い。また、スロットルボデー3のボア壁部10およびモータハウジング13を成形する材料として、加熱されて溶融状態の樹脂材料(例えば熱可塑性樹脂よりなる溶融樹脂)に充填材(例えば低コストなガラス繊維、または炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維等)を混合した樹脂系の複合材料(例えばガラス繊維30%入りのポリブチレンテレフタレート:PBTG30)を用いても良い。
また、上記の樹脂系の複合材料の射出成形によって樹脂スロットルバルブおよび樹脂スロットルボデーを製造しても良い。このように樹脂系の複合材料の射出成形によって樹脂成形された樹脂成形品は、低コストで、且つ樹脂成形性に優れると共に、機械的性質をはじめ強度、剛性および耐熱性等の性能が向上する。
(a)、(b)は駆動モータと金属プレートの固定方法を示した斜視図である(実施例1)。 内燃機関用スロットル制御装置の全体構造を示した斜視図である(実施例1)。 内燃機関用スロットル制御装置の全体構造を示した斜視図である(実施例1)。 スロットルボデーの二重管構造のボア壁部を示した説明図である(実施例1)。 モータハウジングのモータ収容穴内に収容された駆動モータを示した断面図である(実施例1)。 (a)、(b)は駆動モータの弾性支持方法を示した断面図である(実施例2)。 (a)、(b)は駆動モータと金属プレートの固定方法を示した斜視図である(実施例3)。 (a)、(b)は駆動モータと金属プレートの固定方法を示した斜視図である(実施例4)。 駆動モータの固定方法を示した斜視図である(実施例5)。 内燃機関用スロットル制御装置の全体構造を示した断面図である(従来の技術)。 スロットルボデーを示した斜視図である(従来の技術)。 駆動モータと金属プレートの固定方法を示した斜視図である(従来の技術)。
符号の説明
1 スロットルバルブ
2 駆動モータ
3 スロットルボデー
4 金属プレート
5 第1金属プレート
6 第2金属プレート
7 金属プレート
9 スロットルシャフト
10 ボア壁部
13 モータハウジング
12 センサカバー
15 嵌合ボス
16 嵌合ボス
17 嵌合ボス
29 モータ収容穴
30 モータ挿入口
31 突起部
32 アンダーカット溝(アンダーカット部)
34 モータ嵌合穴
35 切欠き部
36 ボス嵌合穴
51 第1突起部
52 第2突起部
53 第1アンダーカット溝(アンダーカット部)
54 第2アンダーカット溝(アンダーカット部)
55 ボス嵌合溝
61 第1モータ嵌合穴
62 第2モータ嵌合穴
63 第1切欠き部
64 第2切欠き部
65 第1ボス嵌合穴
66 第2ボス嵌合穴
71 突起部
72 アンダーカット溝(アンダーカット部)
75 モータ嵌合穴
77 ボス嵌合穴
79 スプリング部

Claims (9)

  1. (a)内燃機関の気筒に連通する吸気通路を形成する管状スロットルボデーと、
    (b)前記吸気通路を開閉するスロットルバルブを駆動する駆動モータと、
    (c)樹脂成形によって前記スロットルボデーに一体的に形成されて、内部に前記駆動モータを収容する筒状モータハウジングと、
    (d)前記スロットルボデーに組み付けられて、前記駆動モータの軸方向への、前記駆動モータの移動を拘束すると共に、前記駆動モータを嵌め込んで前記駆動モータの半径方向への、前記駆動モータの移動を拘束するモータ嵌合穴を有するプレートと
    を備えた内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記スロットルボデーは、前記駆動モータを前記モータハウジング内に挿入するためのモータ挿入口、およびこのモータ挿入口の近傍にアンダーカット部を有し、
    前記プレートは、前記アンダーカット部に差し込まれて、前記モータ挿入口の中心軸線方向の前方側を覆うように前記スロットルボデーに保持されることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記プレートは、前記モータ嵌合穴に連通すると共に、前記モータ嵌合穴の、前記アンダーカット部に前記プレートを組み付ける、前記プレートの組付方向と略同一方向で、且つ前記駆動モータの半径方向で開口する切欠き部を有していることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  3. 請求項2に記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記アンダーカット部は、前記駆動モータまたは前記モータ挿入口を挟んで対向して設けられた一対の突起部の対向面側で、且つ前記アンダーカット部に前記プレートを組み付ける、前記プレートの組付方向と略同一方向に形成されたアンダーカット溝であり、
    前記プレートは、前記駆動モータの軸方向および前記プレートの板厚方向に対して略直交する方向に平行移動させることで、前記アンダーカット溝に前記プレートが差し込まれると略同時に、前記モータ嵌合穴に前記駆動モータを嵌め込むように構成されていることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  4. 請求項3に記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記スロットルボデーは、前記モータハウジングの開口側に、前記スロットルバルブの回転角度を検出する回転角度センサを保持するセンサカバーを有し、
    前記センサカバーは、前記アンダーカット部に前記プレートを組み付ける、前記プレートの組付方向と略同一方向への、および前記プレートの組付方向に対して反対方向への、前記プレートの移動を拘束するプレート拘束手段を有していることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  5. 請求項1に記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記アンダーカット部は、前記駆動モータまたは前記モータ挿入口を周方向に所定の間隔で部分的に取り囲むように設けられた複数の突起部の内壁面側で、且つ前記アンダーカット部に前記プレートを組み付ける、前記プレートの組付方向と略同一方向に形成されたアンダーカット溝であり、
    前記プレートは、前記駆動モータの軸方向および前記プレートの板厚方向に平行移動させることで、前記モータ嵌合穴に前記駆動モータを嵌め込んでから、前記駆動モータを中心に回転させることで、前記アンダーカット溝に前記プレートが差し込まれるように構成されていることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  6. 請求項5に記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記スロットルボデーは、前記モータハウジングの開口側に、前記スロットルバルブの回転角度を検出する回転角度センサを保持するセンサカバーを有し、
    前記センサカバーは、前記アンダーカット部に前記プレートを組み付ける、前記プレートの組付方向と略同一方向への、および前記プレートの組付方向に対して反対方向への、前記プレートの移動を拘束するプレート拘束手段を有していることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  7. 請求項4または請求項6に記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記プレートは、前記モータ嵌合穴の外側にボス嵌合穴を有し、
    前記プレート拘束手段は、前記ボス嵌合穴に嵌め合わされる嵌合ボスであり、
    前記嵌合ボスは、前記センサカバーにインサート成形されていることを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記プレートは、前記駆動モータの軸方向の一端部に接触すると共に、前記駆動モータの軸方向と略同一方向への弾性変形が可能なスプリング部を有し、
    前記スプリング部は、前記駆動モータを軸方向の他端側に押圧することを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の内燃機関用スロットル制御装置において、
    前記モータハウジングは、前記駆動モータの軸方向の他端部に接触すると共に、前記駆動モータの軸方向と略同一方向への弾性変形が可能な弾性体を有し、
    前記弾性体は、前記駆動モータを軸方向の一方側に押圧することを特徴とする内燃機関用スロットル制御装置。
JP2003371405A 2003-10-31 2003-10-31 内燃機関用スロットル制御装置 Expired - Fee Related JP4093173B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003371405A JP4093173B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 内燃機関用スロットル制御装置
DE102004049451.7A DE102004049451B4 (de) 2003-10-31 2004-10-11 Drosselsteuerungsvorrichtung mit einem Innenstützaufbau sowie Herstellungsverfahren einer Drosselsteuerungsvorrichtung
US10/961,138 US6997163B2 (en) 2003-10-31 2004-10-12 Throttle control apparatus having internally supporting structure
CNB2004100896612A CN100340753C (zh) 2003-10-31 2004-10-29 具有内支撑结构的节气门控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003371405A JP4093173B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 内燃機関用スロットル制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005133655A true JP2005133655A (ja) 2005-05-26
JP4093173B2 JP4093173B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=34543951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003371405A Expired - Fee Related JP4093173B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 内燃機関用スロットル制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6997163B2 (ja)
JP (1) JP4093173B2 (ja)
CN (1) CN100340753C (ja)
DE (1) DE102004049451B4 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113416A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Honda Motor Co Ltd 吸気制御装置
WO2011043132A1 (ja) 2009-10-08 2011-04-14 三菱重工業株式会社 エンジンの吸気装置
JP2017003033A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社不二工機 ロータリー弁
CN108457754A (zh) * 2017-02-22 2018-08-28 博萨尔排放控制系统公司 包括界面的阀单元
JP2021179254A (ja) * 2019-10-03 2021-11-18 株式会社不二工機 単一の駆動部支持板

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006017080A (ja) * 2004-07-05 2006-01-19 Denso Corp 内燃機関用吸気制御装置
KR101125372B1 (ko) * 2005-12-12 2012-03-27 현대자동차주식회사 서지탱크의 샤프트 지지구조
JP4551351B2 (ja) * 2006-04-18 2010-09-29 株式会社デンソー スロットル弁装置
US7506633B2 (en) * 2006-06-21 2009-03-24 Continental Automotive Canada, Inc. Press-fit of sensor assembly in electronic throttle control application
DE102006055257A1 (de) * 2006-11-23 2008-05-29 Robert Bosch Gmbh Stellantrieb für ein Stellorgan
DE102007039689A1 (de) * 2007-08-22 2009-02-26 Pierburg Gmbh Elektrische Verbrennungskraftmaschinen-Stellanordnung
CN103261633B (zh) * 2010-12-20 2018-12-11 大陆汽车有限责任公司 阀单元
DE102011006035A1 (de) * 2011-03-24 2012-09-27 Robert Bosch Gmbh Weggeber und zugehörige Pedaleinheit
US9624840B2 (en) * 2013-04-16 2017-04-18 Mitsubishi Electric Corporation Intake air quantity control device for internal combustion engine
FR3014536B1 (fr) * 2013-12-11 2016-04-29 Valeo Systemes De Controle Moteur Plaque de support d'un moteur dans un corps de vanne
DE102014213372A1 (de) * 2014-07-09 2016-01-14 Mahle International Gmbh Klappeneinrichtung
US20160169122A1 (en) * 2014-12-10 2016-06-16 Continental Automotive Systems, Inc. Throttle valve assembly blade
DE102017127740A1 (de) * 2017-11-23 2019-05-23 Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG Stellklappe
CN108050287B (zh) * 2017-12-22 2023-12-29 浙江卓尔实业有限公司 一种制冷阀门
CN109442093A (zh) * 2018-11-30 2019-03-08 湖南金龙铸造股份有限公司 阀门智慧监测终端及监测方法
CN113431678B (zh) * 2021-05-27 2023-03-21 株式会社三国 一种节气门体防积碳结构

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4796580A (en) * 1987-09-11 1989-01-10 Allied-Signal Inc. Idle control valve for use with a throttle assembly of an internal combustion engine
JP3171419B2 (ja) * 1994-02-02 2001-05-28 特種製紙株式会社 紙層形成方法、及び紙層形成装置
JP3192355B2 (ja) * 1995-09-20 2001-07-23 株式会社日立製作所 内燃機関用吸気制御装置
US6244565B1 (en) * 1999-01-29 2001-06-12 Ford Global Technologies, Inc. Throttle body shaft axial play control
JP2001303983A (ja) 2000-02-17 2001-10-31 Denso Corp 内燃機関用スロットル装置
JP2001303979A (ja) * 2000-04-26 2001-10-31 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の吸気量制御装置及びその製造方法
JP3893907B2 (ja) * 2001-06-14 2007-03-14 株式会社デンソー 内燃機関用吸気制御装置
JP2003206762A (ja) * 2002-01-11 2003-07-25 Denso Corp スロットルバルブ
JP4055547B2 (ja) * 2002-10-25 2008-03-05 株式会社デンソー 電子制御式スロットル制御装置
JP2005054627A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Denso Corp スロットルボデー
JP4376017B2 (ja) * 2003-08-01 2009-12-02 株式会社デンソー 電子制御式スロットル制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113416A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Honda Motor Co Ltd 吸気制御装置
WO2011043132A1 (ja) 2009-10-08 2011-04-14 三菱重工業株式会社 エンジンの吸気装置
JP2017003033A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社不二工機 ロータリー弁
CN108457754A (zh) * 2017-02-22 2018-08-28 博萨尔排放控制系统公司 包括界面的阀单元
CN108457754B (zh) * 2017-02-22 2022-02-11 博萨尔排放控制系统公司 包括界面的阀单元
JP2021179254A (ja) * 2019-10-03 2021-11-18 株式会社不二工機 単一の駆動部支持板
JP7129116B2 (ja) 2019-10-03 2022-09-01 株式会社不二工機 単一の駆動部支持板

Also Published As

Publication number Publication date
US20050092293A1 (en) 2005-05-05
DE102004049451A1 (de) 2005-06-02
CN100340753C (zh) 2007-10-03
CN1611755A (zh) 2005-05-04
DE102004049451B4 (de) 2016-06-23
US6997163B2 (en) 2006-02-14
JP4093173B2 (ja) 2008-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4093173B2 (ja) 内燃機関用スロットル制御装置
JP4289303B2 (ja) 内燃機関用吸気制御装置
US6923157B2 (en) Throttle device for internal combustion engine
US7117845B2 (en) Intake control device for internal combustion engine
US7063067B2 (en) Intake air control apparatus for internal combustion engine
JP4163230B2 (ja) スロットルボデーの製造方法及びスロットルボデー
KR100790670B1 (ko) 하우징 내에 수용된 액츄에이터를 위한 지지 장치
US7219652B2 (en) Bearing support device
JP4376017B2 (ja) 電子制御式スロットル制御装置
US6901942B2 (en) Butterfly valve with injection-molded shaft
US7047936B2 (en) Throttle bodies and methods of manufacturing such throttle bodies
EP1612387A2 (en) Throttle device for internal combustion engine
JP2004150324A (ja) 電子制御式スロットル制御装置
JP2005054627A (ja) スロットルボデー
JP2006177277A (ja) 内燃機関用弁装置
JP2004132237A (ja) スロットル制御装置
US7441542B2 (en) Butterfly valves and intake air control devices for internal combustion engines
JP2006336616A (ja) エンジンの流量制御装置及び吸気装置
JP2004132235A (ja) スロットル制御装置
KR101498818B1 (ko) 전자식 스로틀 어셈블리
JP2006022678A (ja) 内燃機関用吸気制御装置
JP2008101515A (ja) 内燃機関用吸気制御装置
JP2005290994A (ja) 内燃機関用スロットル制御装置
JP2005140060A (ja) 内燃機関用スロットル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4093173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees