JP3171419B2 - 紙層形成方法、及び紙層形成装置 - Google Patents

紙層形成方法、及び紙層形成装置

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JP3171419B2
JP3171419B2 JP03096394A JP3096394A JP3171419B2 JP 3171419 B2 JP3171419 B2 JP 3171419B2 JP 03096394 A JP03096394 A JP 03096394A JP 3096394 A JP3096394 A JP 3096394A JP 3171419 B2 JP3171419 B2 JP 3171419B2
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    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F11/00Processes for making continuous lengths of paper, or of cardboard, or of wet web for fibre board production, on paper-making machines
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙、湿式不織布等の紙層
形成方法及び装置に関するもので、多目的な用途に対応
可能に、各種の繊維原料やそのフリーネス、濃度、添料
条件、坪量、抄速などの抄造条件に合わせて、エンドレ
スワイヤーの構成を手軽に変更して、何れの製品種類で
も、常に最高の繊維配向性と歩留りや物性等を維持可能
な、全く新規な紙層形成方法、及び紙層形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙層形成技術は、量産紙に於ては
主としてTMP、BCTMP、SGW、RGP、CG
P、GP、NBKP、新聞古紙等の混合パルプを原料と
する新聞紙、NUKPを主たる原料とするクラフト紙、
LBKPを主たる原料とする上質紙及びコート原紙、高
歩留りNUKPや段ボール古紙等を主たる原料とするラ
イナー板紙、SCPや段ボール古紙等を主たる原料とす
る中芯原紙、LBKPや雑誌新聞古紙等を主たる原料と
する家庭用ティッシュ紙に大別される、それぞれ専門化
された抄紙機に特化されている。一方、日本古来の伝統
紙である和紙は楮、三椏、麻、レーヨン等の長繊維を利
用するが、その他炭酸カルシウムや水酸化アルミニウム
等の粉体を主たる原料とする不燃紙や、アラミドやポリ
エステル、ナイロン等の合成繊維や、レーヨン等の化学
繊維、ガラス、鉱滓、セメント等の無機繊維、ステンレ
ス等の金属繊維等を原料とする各種用途の特殊紙や不織
布の抄造には、前述の量産紙とは異り、短網、円網、傾
斜等の千差万別の抄紙機が使用されている。
【0003】これらの専門化され特化した抄紙機は、当
然のことながら時代の要求や技術の進歩と革新、更には
市場経済の変動により、時々刻々と改善を迫られたり、
原料を変更したり、坪量や物性を変えたり、抄き物によ
っては時として在庫調整のために長期停止に追い込まれ
ている。しかしながら不況下で長期停止している抄紙機
を大改造して、別の抄き物に転換しようにも、その改造
費はスペース的な問題や駆動源である各個駆動のセクシ
ョナルモーターと受変電所設備や、通常2階建配置であ
る建屋の機械基礎の杭の打ち増し等から膨大な費用を要
し実行不可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の量産紙用高速抄
紙機は、主として新聞紙用のツインワイヤー抄紙機、板
紙用の多層抄き短網フェルト抱きまたは多層オントップ
式長網抄紙機、上質紙用ハイブリット、ツイン、ワイヤ
ーまたはオントップ抄紙機、ティッシュ紙用ツインまた
はサクションシリンダー抄紙機等に大別されるが、何れ
も専門化された専用機で設計条件以外での操業は困難
で、使用原料の種類や濃度、フリーネスや坪量、抄速、
抄造品種等で制限をされ、ただでさえ膨大な設備投資を
要する紙パルプ産業の経営を圧迫し、フレキシビリティ
ーを奪っている。
【0005】一方特殊紙用抄紙機も、ポンドスライス付
傾斜ワイヤー抄紙機、サクションシリンダー式抄紙機、
多層抄き円網抄紙機、短網抄紙機、シェーキ式長網抄紙
機等に大別されるが、これらも専門化された専用機で設
計条件以外での操業は困難で、使用原料の種類や濃度、
フリーネスや坪量、抄速抄造品種等で制限をされ、ただ
でさえ膨大な設備投資を要する紙パルプ産業の経営を圧
迫し、フレキシビリティーを奪っている。
【0006】前述の如く特化された抄紙機のために、こ
れを販売している機械メーカーの拡販には寄与しても、
紙パルプ産業は大は年間売上1兆円の超大手から小は売
上1億円にもみたぬ零細工場に到るまで、年間1/2の
売上回転率にも達しない膨大な設備投資により経営を圧
迫されると共に、市場経済の変動に対処出来ず経営のフ
レキシビリティーまでも奪われている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、パルプ原料
の種類や、実際抄造時のパルプのフリーネスや温度、濃
度、添加剤の種類や添加率、紙の種類や坪量、抄速等が
大巾に変更されても、装置本体の各パート(全体を4つ
の紙層形成帯に分割)の相対的な位置をスイッチ操作で
手軽に変更することにより、如何なる抄造条件の変更に
も直ちに対応可能にしたものである。
【0008】即ち本発明は、平膜状に供給される繊維懸
濁液をエンドレスのワイヤーの上に受け、ワイヤーの両
外面より真空脱水や加圧脱水等の脱水機構により徐々に
脱水を進めて紙層を形成する方法において、第1段の紙
層形成を横フレーム(12)のブレストロール(2)側を
支点として任意角度に変更可能とした第1変曲フレーム
(13)上に設けたシングルワイヤー部Aで行い、第2段
の紙層形成を前記横フレームの後端部を支点とした第2
変曲フレーム(14)上に設けたワイヤー部Bで第1ワイ
ヤーターニングロール(5)を変曲点として行い、第3
段の紙層の再形成を紙層形成ロール昇降用フレーム(3
3)により昇降自在としエンドレスのワイヤーにより其
の周囲を広い角度に抱いた紙層形成ロール(28)と第2
ワイヤーターニングロール(7)による変曲点部Cで行
い、第4段の紙層形成をシングルワイヤー部Dで行うこ
とを特徴とする紙層形成方法を第一の要旨とする。
【0009】また本発明は、 前記第1段の紙層形成を
シングルボトムワイヤー部Aにおいて、傾斜角度を−1
0°〜+35°に任意角に変更出来る様に脱水機構を設
置していることを特徴とする請求項1記載の紙層形成方
法を第二の要旨とする。
【0010】また本発明は、前記第2段の紙層形成をオ
ントップワイヤー(40)とボトムワイヤー(39)とによ
るダブルワイヤー部Bとして、傾斜角度を+10°〜−
40°に任意角に変更出来る様に脱水機構を設置してい
ることを特徴とする請求項1記載の紙層形成方法を第三
の要旨とする。
【0011】また本発明は、前記第4段の紙層形成をシ
ングルワイヤー部Dにおいて、ワイヤー下に設置した第
2ワイヤーターニングロール(7)により、ボトムワイ
ヤー(39)上の紙層形成ロール(28)を包囲して新規の
紙層再形成帯を設け、之を変曲点とし再び下り傾斜部に
サクション帯を構成することを特徴とする請求項1記載
の紙層形成方法を第四の要旨とする。
【0012】また本発明は、前記第3段の紙層の再形成
部Cにおいて、オントップワイヤー(40)とボトムワイ
ヤー(39)で紙層を上下に挟み込むダブルワイヤーとし
て、ワイヤーターニングロール及び紙層形成ロールの位
置を夫々上下に変位させて、紙層形成ロールでのワイヤ
ーによる抱き角度を170°〜1°に任意角に変更する
様に、新規の紙層再形成帯を設けることを特徴とする、
請求項1記載の紙層形成方法を第五の要旨とする。
【0013】また本発明は、紙層の形成をおおよそ4つ
の区分に分割し、第1段の紙層形成はシングルワイヤー
部Aで繊維懸濁液を溜めて各種の上下左右方向の振動に
より繊維の分散を計ると共に軽度の脱水により紙層の初
期形成を行い、第2段の紙層形成はシングル又はダブル
ワイヤー部Bで下又は上下ワイヤーにより繊維懸濁液を
はさんで抄造品種により上下へ脱水量を調整し乍ら紙層
の形成を行い、第3段の紙層の再形成を行う紙層形成ロ
ールによる変曲点Cでは下ワイヤーにより大きく紙層形
成ロールを抱かせて、水の上下流動により地合の再構成
を行い、第4段の紙層形成は水平または下り勾配シング
ルワイヤー部Dでサクションボックスによる脱水により
行う、多数のワイヤーロール(3)と、1組以上の駆動
ロール及びサクションロールにより支持され、複数のフ
ォイルやテーブルロール、サクションフォイル、サクシ
ョンボックス等の脱水機構を設けたエンドレス ワイヤ
ー抄紙機に於て、第1段の紙層形成部Aでは、ボトムワ
イヤー(39)の下側に接触してフォーミングボード及び
マルチオイル群(4)を取り替え可能に、横フレーム(1
2)上でブレストロール(2)側に支点を有し、第1フレ
ーム昇降装置(20)により傾斜角度を−10°〜+35
°に任意角に変更可能とした第1変曲フレーム(13)上
に設置し、第1変曲フレーム(13)の後端部には第1ワ
イヤーターニングロール(5)を設置し、之を変曲点と
して第2段の紙層形成部Bでは、横フレーム(12)上に
後端部を支点とする第2変曲フレーム(14)を、第2フ
レーム昇降装置(21)により傾斜角度+10°〜−40
°に任意角に変更可能に設置し、またボトムワイヤー
(39)の下側に接触して第2変曲フレーム(14)の前端
部上にはテーブルロール(6)を設置し、後端部上には
加減圧フォイル(24)を設置し、第2変曲フレーム(1
4)の後端部に近接して、横フレーム(12)より紙層形
成ロール昇降装置(34)により昇降可能とした紙層形成
ロール昇降用フレーム(33)上に、ヘルパー駆動を可能
とした紙層形成ロール(28)を設置し、更に紙層形成ロ
ール(28)の後側に近接して、横フレーム(12)上にそ
の先端部を支点とする第3変曲フレーム(15)を、第3
フレーム昇降装置(22)により旋回可能に設置し、その
後端部上に第2ワイヤーターニングロール(7)を設置
し、紙層の再形成を行う紙層形成ロール(28)による変
曲点部Cを構成し、円筒形のワイヤーシリンダーにより
成る紙層形成ロール(28)をエンドレスのワイヤーによ
りその周囲を広角に抱いてほぼ等速で周回させ、エンド
レスワイヤーにより移送される繊維層をその間に挟ん
で、水を交互に注水及びサクションさせて紙層を自在に
再形成させることを特徴とする紙層形成装置を第六の要
旨とする。
【0014】また本発明は、ワイヤー上面に接触する円
筒形のワイヤーシリンダーより成る紙層形成ロール(2
8)を、これを懸架するフレームをワイヤー面より下側
に変位させることにより、紙層形成ロールの周囲をエン
ドレスワイヤーにより広い角度で囲撓せしめ、1組以上
の紙層形成ロール外周函(43)、(44)と対向させるこ
とを特徴とする紙層形成装置を第七の要旨とする。
【0015】また本発明は、ワイヤー上面に接触する円
筒形のワイヤーシリンダーより成る紙層形成ロール(2
8)と、ワイヤー裏面に接触する第2ターニングワイヤ
ーロール(7)とを夫々懸架するフレームを、夫々単独
または連繋して変移させることにより、紙層形成ロール
の周囲をエンドレスワイヤーにより広い角度で囲撓せし
め、1組以上の紙層形成ロール外周函(43)、(44)と
対向させることを特徴とする紙層形成装置を第八の要旨
とする。
【0016】また本発明は、ボトムワイヤー39用の横
フレーム12上に、オントップ柱フレーム31を2本以
上設置し、その間を横フレーム32で接続して一体の堅
固な構造として、エンドレスのオントップワイヤー40
を懸架可能に、上下左右方向にワイヤーポジションの変
更に対応可能としたオントップワイヤーロール29を設
置し、また後端部で紙層形成ロール28の上側にオント
ップワイヤーストレッチロール30を設置すると共に、
且オントップヘッドボックス25から平膜状に噴射され
る繊維懸濁液の着地点を調整可能な如く、オントップブ
レストロール26を上記フレームの上部の後端部に上下
左右に調整可能に設置し、また、オントップワイヤーロ
ール29と紙層形成ロール28との間には、オントップ
ワイヤー40側に、ボトムワイヤー39側に設置した加
減圧フォイル24と対向してその上側に、変曲フレーム
上にオントップ側加減圧フォイル24′を設置し、変曲
フレーム昇降装置により、各種のワイヤーポジションに
対応させて上下動可能とし、なお、前記したオントップ
ワイヤーロール29及びオントップ側加減圧フォイル2
4′を、ボトムワイヤー39側の第2変曲フレーム14
上に、テーブルロール6及び加減圧フォイル24に対向
して設置し、第2フレーム昇降装置21により各種のワ
イヤーポジションに対応させて上下動可能とし、一方オ
ントップブレストロール26に対応してその反対側のオ
ントップ横フレーム32の先端部に、オントップクーチ
ロール27を設置し、オントップワイヤー40の下側に
接触してオントップ用フォーミングボード及びマルチフ
ォイル群35を取り替え可能に上記フレーム上に設置す
る事を特徴とする請求項6記載の紙層形成装置を第九の
要旨とする。
【0017】本発明では紙層の形成をおおよそ4つの区
分に分割して徐々に脱水を進めると共に、1次構成され
た紙層を紙層形成ロールにより再構成することを特徴の
一つとするものである。第1段の紙層形成は、シングル
ワイヤー部Aで繊維懸濁液を溜めて各種の上下左右方向
の振動により繊維の分散を計ると共に、軽度の脱水によ
り紙層の初期形成を行う。第2段の紙層形成は、シング
ル又はダブルワイヤー部Bで下又は上下ワイヤーにより
繊維懸濁液をはさんで、抄造品種により上下へ脱水量を
調整し乍ら紙層の形成を行う。
【0018】一応前段階の紙層形成により構成された地
合を、第3段の紙層の再形成を行う紙層形成ロールによ
る変曲点Cで、下ワイヤーにより大きく紙層形成ロール
を抱かせて、水の上下流動により地合の再構成を行うと
共に、各種のウォーターマークの形成を可能とする。第
4段の紙層形成は、水平または下り勾配シングルワイヤ
ー部Dで、サクションボックスによる脱水により湿紙の
構成を完成する。
【0019】
【実施例】図1〜5に示す様に繊維懸濁液の供給通路で
あり、ワイヤ巾一杯に紙料を拡巾して且均一な濃度に紙
料を分散して供給する機能を有する、ヘッドボックス1
及びオントップワイヤー40上にオントップワイヤーの
紙層を形成させる時は、オントップヘッドボックス25
を夫々ノーデッケル17及び36を噴射口の左右に接続
して、ソールプレート38上に設置する。
【0020】ソールプレート38上に柱フレーム11を
第1段より第4段に到る各紙層形成部に対応して設置
し、その間を横フレーム12で接続して一体の堅固な構
造として、エンドレスのボトムワイヤー39を懸架可能
にフレームの底部周辺にワイヤーロール3を設置すると
共に、且ヘッドボックス1から平膜状に噴射される繊維
懸濁液の着地点を調整可能な如く、ブレストロール2を
横フレーム12の先端部に上下左右に調整可能に設置す
る。
【0021】一方ブレストロール2に対応してその反対
側の前記フレームの後端部に、ヘルパー駆動を可能とし
たサクションクーチロール9を設置し、更にその後側に
前後方向にワイヤー長に対応して移動可能に、図面には
例示していない駆動装置とフレキシブルジョイントを介
し接続した、ワイヤードライブロール10をソールプレ
ート38上に設置する。
【0022】第1段の紙層形成部Aでは、ボトムワイヤ
ー39の下側に接触してフォーミングボード及びマルチ
オイル群4を取り替え可能に、横フレーム12上でブレ
ストロール2側に支点を有し、第1フレーム昇降装置2
0により傾斜角度を−10°〜0°〜+35°に任意角
に変更可能とした第1変曲フレーム13上に設置する。
【0023】第1変曲フレーム13の後端部には第1ワ
イヤーターニングロール5を設置し、之を変曲点として
第2段の紙層形成部Bでは、横フレーム12上に後端部
を支点とする第2変曲フレーム14を、第2フレーム昇
降装置21により傾斜角度+10°〜0°〜−40°に
任意角に変更可能に設置する。またボトムワイヤー39
の下側に接触して第2変曲フレーム14の前端部上には
テーブルロール6を設置し、後端部上には加減圧フォイ
ル24を設置する。
【0024】第2変曲フレーム14の後端部に近接し
て、横フレーム12より紙層形成ロール昇降装置34に
より昇降可能とした紙層形成ロール昇降用フレーム33
上に、ヘルパー駆動を可能とした紙層形成ロール28を
設置する。更に紙層形成ロール28の後側に近接して、
横フレーム12上にその先端部を支点とする第3変曲フ
レーム15を、第3フレーム昇降装置22により旋回可
能に設置し、その後端部上に第2ワイヤーターニングロ
ール7を設置し、紙層の再形成を行う紙層形成ロール2
8による変曲点部Cを構成する。
【0025】第6図及び第7図により第3段の紙層の再
形成を行う紙層形成ロールによる変曲点部Cの構成の実
施例を示すと、紙層形成ロール28の下半部の周囲を第
2ワイヤーターニングロール7を変曲点として約170
度〜10度の範囲で、間にボトムワイヤー上の紙層41
を挟んで、ボトムワイヤー39により大きく抱かせると
共に、その抱き角面に対向して、それぞれ一対の±70
0〜1500mm水柱の加圧函とサクション函からなる
紙層形成ロール第1外周函43及び同第2外周函44を
夫々抱き角に対応して紙層形成ロール昇降用フレーム3
3上に設置して、紙層形成ロール昇降装置34により常
に紙層形成ロール28と一緒にその位置を変更可能とす
る。なお、ボトムワイヤー39による抱き角の変更に対
応し、数種類の巾の狭い外周函を使用したり、抱き角の
最小時には1組のみを設置することも出来る。
【0026】オントップワイヤー40を使用する時は、
紙層形成ロール28の下半部の周囲にオントップワイヤ
ー40を先ず掛け入れて、ボトムワイヤー39との間に
紙層を挟み込む如くする。更にオントップワイヤー40
上に、オントップワイヤーの紙層を形成させる時は、紙
層形成ロール28の下半部の周囲に先ずオントップワイ
ヤー40を掛け入れて、ボトムワイヤー39との間にオ
ントップワイヤー上の紙層42とボトムワイヤー上の紙
層41を挟み込む如くする。
【0027】第4段の紙層形成部Dでは、ボトムワイヤ
ー39の下側に接触してサクションボックス8を、横フ
レーム12よりサクションクーチロール9側に支点を有
し第4フレーム昇降装置23により傾斜角度を0°〜−
20°に任意角に変更可能とした第4フレーム16上に
設置する。
【0028】なお、第2ワイヤーターニングロール7を
第3変曲フレーム15ではなく、第4変曲フレーム16
の先端部に設置しても良いが、紙層形成ロール28の抱
き角が少しずつ小さくなる。
【0029】ソールプレート38上またはボトムワイヤ
ー39用の横フレーム12上に、オントップ柱フレーム
31を2本以上設置し、その間を横フレーム32で接続
して一体の堅固な構造として、エンドレスのオントップ
ワイヤー40を懸架可能に、且フレームの底部の先端
に、図面には例示していないオントップワイヤーロール
昇降装置を介し、上下左右方向にワイヤーポジションの
変更に対応可能としたオントップワイヤーロール29を
設置する。また後端部で紙層形成ロール28の上側にオ
ントップワイヤーストレッチロール30を設置すると共
に、且オントップヘッドボックス25から平膜状に噴射
される繊維懸濁液の着地点を調整可能な如く、オントッ
プブレストロール26を上記フレームの上部の後端部に
上下左右に調整可能に設置する。
【0030】また、オントップワイヤーロール29と紙
層形成ロール28との間には、オントップワイヤー40
側に、ボトムワイヤー39側に設置した加減圧フォイル
24と対向してその上側に、図面には例示していない変
曲フレーム上にオントップ側加減圧フォイル24′を設
置して、やはり図面には例示していない変曲フレーム昇
降装置により、各種のワイヤーポジションに対応させて
上下動可能とする。
【0031】なお、前記したオントップワイヤーロール
29及びオントップ側加減圧フォイル24′を、ボトム
ワイヤー39側の第2変曲フレーム14上に、テーブル
ロール6及び加減圧フォイル24に対向して設置し、第
2フレーム昇降装置21により各種のワイヤーポジショ
ンに対応させて上下動可能としても良い。
【0032】一方オントップブレストロール26に対応
してその反対側のオントップ横フレーム32の先端部
に、オントップクーチロール27を設置し、オントップ
ワイヤー40の下側に接触してオントップ用フォーミン
グボード及びマルチフォイル群35を取り替え可能に上
記フレーム上に設置する。
【0033】また、ボトムワイヤー39の第1段および
第2段の紙層形成部のA及びBと、第3段の紙層の再形
成部のCでは、繊維懸濁液より脱水された白水を回収す
る白水セーブオール18とサクションレグ19とを横フ
レーム12上に設置する。
【0034】オントップワイヤー40の紙層形成部で
は、繊維懸濁液より脱水された白水を回収するオントッ
プ用白水セーブオール37をオントップ横フレーム32
上に設置する。
【0035】図1に示す実施例では、ブレストロール2
より第1ワイヤーターニングロール5、第2ワイヤータ
ーニングロール7を経てサクションクーチロール9に到
るボトムワイヤー39の上面はほぼ水平で、オントップ
ワイヤー40とはオントップワイヤーロール29とボト
ムワイヤー39の下側の複数のテーブルロール6との間
で接触する如く配置しているが、オントップワイヤーロ
ール29を図面には例示していないオントップワイヤー
ロール昇降装置により昇降して、両ワイヤーのタッチ面
をワイヤーの進行方向の前後で移動することにより、オ
ントップワイヤー40とボトムワイヤー39との接触点
を調整することが出来る。
【0036】なお、紙層形成ロール28を紙層形成ロー
ル昇降装置34により上昇させると共に、オントップワ
イヤーロール29を図面には例示していないオントップ
ワイヤーロール昇降装置により、またオントップ側加減
圧フォイル24′を図面には例示していない変曲フレー
ム昇降装置により夫々上昇させることにより、オントッ
プワイヤー40をボトムワイヤー39と分離して停止す
ることが出来る。
【0037】図1に示す実施例では、ヘッドボックス1
よりボトムワイヤー39上に供給される繊維懸濁液が、
ワイヤー巾一杯に紙料を拡巾して左右各一対のノーデッ
ケル17間に充満し、フォーミングボード及びマルチフ
ォイル群4により順次脱水されてボトムワイヤー上の紙
層41を形成する。次いでオントップワイヤー40がボ
トムワイヤー上の紙層41に接触して、加減圧フォイル
24とオントップ側加減圧フォイル24′との間で更に
脱水が進行し、夫々上側及び下側への脱水量を加減し
て、Z方向の紙層の構成を調整することにより、紙の表
面強度や平滑度の表裏差等の物性を自在に調整すること
が出来る。
【0038】オントップヘッドボックス25よりオント
ップワイヤー40上に繊維懸濁液を供給する時は、ワイ
ヤー巾一杯に紙料を拡巾して左右各一対のノーデッケル
36間に充満し、オントップ用フォーミングボード及び
マルチフォイル群35により順次脱水されてオントップ
ワイヤー上の紙層42を形成し、前記した如くボトムワ
イヤー上の紙層41上に接触して、加減圧フォイル24
とオントップ側加減圧フォイル24′との間で更に脱水
を進めて一体の紙層を形成することが出来る。オントッ
プ側とボトム側とでは夫々異った紙料を供給して例えば
表裏で色違いの紙を抄造したり、壁紙等ではピーリング
性(剥し易くする)の良い紙を抄造することを可能とし
た。
【0039】図5に示す実施例では、ヘッドボックス1
より上り勾配ボトムワイヤー39上に供給される繊維懸
濁液が、ワイヤー巾一杯に紙料を拡巾して左右各一対の
ノーデッケル17′間に充満してポンドを形成し、フォ
ーミングボード及びマルチフォイル群4により順次脱水
されてボトムワイヤー上の紙層41を形成する。次いで
最上昇点でテーブルロール6とオントップワイヤーロー
ル29との間または之等を通過後にオントップワイヤー
40がボトムワイヤー上の紙層41に接触して、加減圧
フォイル24とオントップ側加減圧フォイル24′との
間で更に脱水が進行し、次いで紙層形成ロール28と第
2ワイヤーターニングロール7に達する間紙層形成ロー
ル第1外周函43と同第2外周函44との間で、上下左
右等の水の流動を作り、その方向や流量を調整すること
により、紙層形成ロール28の表面を無地ワイヤーの儘
とする時は、地合の再構成により従来NBKP等の長繊
維木材パルプでは不可能であった最高品質の曇り硝子調
の紙の地合を作ることを可能にした。また、紙層形成ロ
ール28の表面に各種の模様や字形等を金属やプラスチ
ックの材料に写真整形によりエッジングした物を張り付
ける時は、地合の再構成により最高品質のウォーターマ
ーク紙を作ることを可能にした。
【0040】
【発明の効果】本発明の方法を実施した多目的用途に供
するための多段紙層形成機能により、第1段及び第2段
の紙層形成部の山型の上り下り勾配を任意の角度に調節
することにより、各種の繊維懸濁液に対応した繊維の充
分な分散と、最適な初期紙層形成と繊維の表裏性の調整
とを可能にした。更に紙層形成ロール部で、ボトムワイ
ヤーにより大きく紙層形成ロールを抱かせて、上下ワイ
ヤー間にはさまれた紙層間に上下左右等の水の流動を作
り、地合の再構成や各種のウォーターマークの形成とを
可能にした。また第4段の紙層形成部の下り勾配を任意
の角度に調整することにより、湿紙の最終水分の調整を
可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施した実施例を示す側面図
で、紙層の形成手段A、B、C、Dを夫々水平面で構成
したことを特徴とする実施例である。
【図2】本発明の方法を実施した実施例を示す側面図
で、紙層の形成手段Cに於て、紙層形成ロール28を水
平面下に下降して構成したことを特徴とする実施例であ
る。
【図3】本発明の方法を実施した実施例を示す側面図
で、紙層の形成手段A及びBに於て、おのおの上り勾配
及び下り勾配で構成したことを特徴とする実施例であ
る。
【図4】本発明の方法を実施した実施例を示す側面図
で、紙層の形成手段Aを上り勾配にBを中高勾配で構成
したことを特徴とする実施例である。
【図5】本発明の方法を実施した実施例を示す側面図
で、紙層の形成手段Aを上り勾配にBを下り勾配とし、
更にDを下り勾配で構成したことを特徴とする実施例で
ある。
【図6】本発明の方法を実施した紙層形成ロール部Cの
一部を、図7のF−F断面で示す側面図である。
【図7】本発明の方法を実施した紙層形成ロール部Cの
一部を、図6のE−E断面で示す正面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス 2 ブレストロール 3 ワイヤーロール 4 フォーミングボード及びマルチフォイル群 5 第1ワイヤーターニングロール 6 テーブルロール 7 第2ワイヤーターニングロール 8 サクションボックス 9 サクションクーチロール 10 ワイヤードライブロール 11 柱フレーム 12 横フレーム 13 第1変曲フレーム 14 第2変曲フレーム 15 第3変曲フレーム 16 第4変曲フレーム 17 ノーデッケル 18 白水セーブオール 19 サクションレグ 20 第1フレーム昇降装置 21 第2フレーム昇降装置 22 第3フレーム昇降装置 23 第4フレーム昇降装置 24 加減圧フォイル 24’オントッブ側加減圧フォイル 25 オントップヘッドボックス 26 オントップブレストロール 27 オントップクーチロール 28 紙層形成ロール 29 オントップワイヤーロール 30 オントップワイヤーストレッチロール 31 オントップ柱フレーム 32 オントップ横フレーム 33 紙層形成ロール昇降用フレーム 34 紙層形成ロール昇降装置 35 オントップ用フォーミングボード及びマルチフォ
イル群 36 ノーデッケル(オントップ用) 37 オントップ用白水セーブオール 38 ソールプレート 39 ボトムワイヤー 40 オントップワイヤー 41 ボトムワイヤー上の紙層 42 オントップワイヤー上の紙層 43 紙層形成ロール第1外周函 44 紙層形成ロール第2外周函 A 第1段の紙層形成を行う上り勾配シングルワイヤー
部 B 第2段の紙層形成を行う下り勾配ダブルワイヤー部 C 第3段の紙層の再形成を行う紙層形成ロールによる
変曲点部 D 第4段の紙層形成を行うシングルワイヤー部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平膜状に供給される繊維懸濁液をエンド
    レスのワイヤーの上に受け、ワイヤーの両外面より真空
    脱水や加圧脱水等の脱水機構により徐々に脱水を進めて
    紙層を形成する方法において、第1段の紙層形成を横フ
    レーム(12)のブレストロール(2)側を支点として任
    意角度に変更可能とした第1変曲フレーム(13)上に設
    けたシングルワイヤー部Aで行い、第2段の紙層形成を
    前記横フレームの後端部を支点とした第2変曲フレーム
    (14)上に設けたワイヤー部Bで第1ワイヤーターニン
    グロール(5)を変曲点として行い、第3段の紙層の再
    形成を紙層形成ロール昇降用フレーム(33)により昇降
    自在としエンドレスのワイヤーにより其の周囲を広い角
    度で抱いた紙層形成ロール(28)と第2ワイヤーターニ
    ングロール(7)による変曲点部Cで行い、第4段の紙
    層形成をシングルワイヤー部Dで行うことを特徴とする
    紙層形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1段の紙層形成をシングルワイヤ
    ー部Aにおいて、傾斜角度を−10°〜+35°に任意
    角に変更出来る様に脱水機構を設置していることを特徴
    とする請求項1記載の紙層形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第2段の紙層形成をオントップワイ
    ヤー(40)とボトムワイヤー(39)とによるダブルワイ
    ヤー部Bとして、傾斜角度を+10°〜−40°に任意
    角に変更出来る様に脱水機構を設置していることを特徴
    とする請求項1記載の紙層形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第4段の紙層形成をシングルワイヤ
    ー部Dにおいて、ワイヤー下に設置した第2ワイヤータ
    ーニングロール(7)により、ボトムワイヤー(39)上
    の紙層形成ロール(28)を包囲して新規の紙層再形成帯
    を設け、之を変曲点とし再び下り傾斜部にサクション帯
    を構成することを特徴とする請求項1記載の紙層形成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第3段の紙層の再形成部Cにおい
    て、オントップワイヤー(40)とボトムワイヤー(39)
    で紙層を上下に挟み込むダブルワイヤーとして、ワイヤ
    ーターニングロール及び紙層形成ロールの位置を夫々上
    下に変位させて、紙層形成ロールでのワイヤーによる抱
    き角度を170°〜1°に任意角に変更する様に、新規
    の紙層再形成帯を設けることを特徴とする、請求項1記
    載の紙層形成方法。
  6. 【請求項6】 紙層の形成をおおよそ4つの区分に分割
    し、第1段の紙層形成はシングルワイヤー部Aで繊維懸
    濁液を溜めて各種の上下左右方向の振動により繊維の分
    散を計ると共に軽度の脱水により紙層の初期形成を行
    い、第2段の紙層形成はシングル又はダブルワイヤー部
    Bで下又は上下ワイヤーにより繊維懸濁液をはさんで抄
    造品種により上下へ脱水量を調整し乍ら紙層の形成を行
    い、第3段の紙層の再形成を行う紙層形成ロールによる
    変曲点Cでは下ワイヤーにより大きく紙層形成ロールを
    抱かせて、水の上下流動により地合の再構成を行い、第
    4段の紙層形成は水平または下り勾配シングルワイヤー
    部Dでサクションボックスによる脱水により行う、多数
    のワイヤーロール(3)と、1組以上の駆動ロール及び
    サクションロールにより支持され、複数のフォイルやテ
    ーブルロール、サクションフォイル、サクションボック
    ス等の脱水機構を設けたエンドレス ワイヤー抄紙機に
    於て、第1段の紙層形成部Aでは、ボトムワイヤー(3
    9)の下側に接触してフォーミングボード及びマルチオ
    イル群(4)を取り替え可能に、横フレーム(12)上で
    ブレストロール(2)側に支点を有し、第1フレーム昇
    降装置(20)により傾斜角度を−10°〜+35°に任
    意角に変更可能とした第1変曲フレーム(13)上に設置
    し、第1変曲フレーム(13)の後端部には第1ワイヤー
    ターニングロール(5)を設置し、之を変曲点として第
    2段の紙層形成部Bでは、横フレーム(12)上に後端部
    を支点とする第2変曲フレーム(14)を、第2フレーム
    昇降装置(21)により傾斜角度+10°〜−40°に任
    意角に変更可能に設置し、またボトムワイヤー(39)の
    下側に接触して第2変曲フレーム(14)の前端部上には
    テーブルロール(6)を設置し、後端部上には加減圧フ
    ォイル(24)を設置し、第2変曲フレーム(14)の後端
    部に近接して、横フレーム(12)より紙層形成ロール昇
    降装置(34)により昇降可能とした紙層形成ロール昇降
    用フレーム(33)上に、ヘルパー駆動を可能とした紙層
    形成ロール(28)を設置し、更に紙層形成ロール(28)
    の後側に近接して、横フレーム(12)上にその先端部を
    支点とする第3変曲フレーム(15)を、第3フレーム昇
    降装置(22)により旋回可能に設置し、その後端部上に
    第2ワイヤーターニングロール(7)を設置し、紙層の
    再形成を行う紙層形成ロール(28)による変曲点部Cを
    構成し、円筒形のワイヤーシリンダーにより成る紙層形
    成ロール(28)をエンドレスのワイヤーによりその周囲
    を広角に抱いてほぼ等速で周回させ、エンドレスワイヤ
    ーにより移送される繊維層をその間に挟んで、水を交互
    に注水及びサクションさせて紙層を自在に再形成させる
    ことを特徴とする紙層形成装置。
  7. 【請求項7】 ワイヤー上面に接触する円筒形のワイヤ
    ーシリンダーより成る紙層形成ロール(28)を、これを
    懸架するフレーム(33)をワイヤー面より下側に変位さ
    せることにより、紙層形成ロールの周囲をエンドレスワ
    イヤーにより広い角度で囲撓せしめ、1組以上の紙層形
    成ロール外周函(43)、(44)と対向させることを特徴
    とする請求項6記載の紙層形成装置。
  8. 【請求項8】 ワイヤー上面に接触する円筒形のワイヤ
    ーシリンダーより成る紙層形成ロール(28)と、ワイヤ
    ー裏面に接触する第2ターニングワイヤーロール(7)
    とを夫々懸架するフレーム(33)と(15)を、夫々単独
    または連繋して変移させることにより、紙層形成ロール
    の周囲をエンドレスワイヤーにより広い角度で囲撓せし
    め、1組以上の紙層形成ロール外周函(43)、(44)と
    対向させることを特徴とする請求項6及び7記載の紙層
    形成装置。
  9. 【請求項9】 ボトムワイヤー39用の横フレーム12
    上に、オントップ柱フレーム31を2本以上設置し、そ
    の間を横フレーム32で接続して一体の堅固な構造とし
    て、エンドレスのオントップワイヤー40を懸架可能
    に、上下左右方向にワイヤーポジションの変更に対応可
    能としたオントップワイヤーロール29を設置し、また
    後端部で紙層形成ロール28の上側にオントップワイヤ
    ーストレッチロール30を設置すると共に、且オントッ
    プヘッドボックス25から平膜状に噴射される繊維懸濁
    液の着地点を調整可能な如く、オントップブレストロー
    ル26を上記フレームの上部の後端部に上下左右に調整
    可能に設置し、また、オントップワイヤーロール29と
    紙層形成ロール28との間には、オントップワイヤー4
    0側に、ボトムワイヤー39側に設置した加減圧フォイ
    ル24と対向してその上側に、変曲フレーム上にオント
    ップ側加減圧フォイル24′を設置し、変曲フレーム昇
    降装置により、各種のワイヤーポジションに対応させて
    上下動可能とし、なお、前記したオントップワイヤーロ
    ール29及びオントップ側加減圧フォイル24′を、ボ
    トムワイヤー39側の第2変曲フレーム14上に、テー
    ブルロール6及び加減圧フォイル24に対向して設置
    し、第2フレーム昇降装置21により各種のワイヤーポ
    ジションに対応させて上下動可能とし、一方オントップ
    ブレストロール26に対応してその反対側のオントップ
    横フレーム32の先端部に、オントップクーチロール2
    7を設置し、オントップワイヤー40の下側に接触して
    オントップ用フォーミングボード及びマルチフォイル群
    35を取り替え可能に上記フレーム上に設置する事を特
    徴とする請求項6記載の紙層形成装置。
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