JP2006336616A - エンジンの流量制御装置及び吸気装置 - Google Patents

エンジンの流量制御装置及び吸気装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジンに関連する複数のデバイスの搭載性を向上することのできるエンジンの流量制御装置及び吸気装置を提供する。
【解決手段】 エンジンの流量制御装置3は、エンジンのボア7に設けられたスロットルバルブ14を迂回するバイパス通路48のバイパス空気量を制御するアイドル制御部73を備える。ボア7を形成するスロットルボデー2のボデー本体5に設置可能なデバイスブロック35に、アイドル制御部73のアクチュエータとしての電磁弁80、及び、前記エンジンに関連する少なくとも1つのデバイスをモジュール化する。デバイスブロック35のブロック本体36に、電磁弁80が備えるコネクタ部63を樹脂モールド成形する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの流量制御装置及び吸気装置に関する。
従来、スロットルボデーには、スロットルバルブを迂回する補助空気通路の補助空気量を制御するアイドル制御手段が搭載されている(例えば、特許文献1におけるISC装置29参照。)。
また、スロットルボデーには、アイドル制御手段の他、スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段、吸気圧を検出する吸気圧検出手段等のデバイスが搭載されている。
また、エアクリーナには、吸気温を検出する吸気温検出手段等のデバイスが搭載されている。
そして、アイドル制御手段、スロットル開度検出手段、吸気圧検出手段、吸気温検出手段等はそれぞれ独立したデバイスとして構成されていた。
特開平11−141436号公報
上記したように、アイドル制御手段、スロットル開度検出手段、吸気圧検出手段、吸気温検出手段等の個々に独立したデバイスを、スロットルボデーやエアクリーナに個々に搭載するのでは、搭載性の悪化を余儀なくされるという問題があった。
また、アイドル制御手段には、一般的にステッピングモータとねじ機構とを組み合わせたモータ駆動型のものが使用されている。このため、アイドル制御手段に係る制御が煩雑化し、アイドル制御手段の搭載性が損なわれるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、エンジンに関連する複数のデバイスの搭載性を向上することのできるエンジンの流量制御装置及び吸気装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするエンジンの流量制御装置及び吸気装置により解決することができる。
すなわち、請求項1に記載されたエンジンの流量制御装置によると、エンジンの吸気通路を形成する空気通路形成部材に設置可能なデバイスブロックに、補助空気通路の補助空気量を制御するアイドル制御手段、及び、エンジンに関連する少なくとも1つのデバイスをモジュール化したものである。したがって、空気通路形成部材にデバイスブロックを設置することにより、空気通路形成部材に対するアイドル制御手段及び少なくとも1つのデバイスの搭載が容易となる。
また、アイドル制御手段のアクチュエータとしての電磁弁は、オン・オフ制御によって容易に制御することができる。
したがって、空気通路形成部材に対するアイドル制御手段及び少なくとも1つのデバイスの搭載が容易となることと、アイドル制御手段の電磁弁を容易に制御することができることとの相乗効果によって、エンジンに関連する複数のデバイスの搭載性を向上することができる。
また、複数種の空気通路形成部材に対するエンジンの流量制御装置の共通化を図ることができる。
また、請求項2に記載されたエンジンの流量制御装置によると、デバイスブロックにアイドル制御手段ととともにモジュール化されるデバイスが、スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、吸気温を検出する吸気温検出手段のうちの少なくとも1つの検出手段である。したがって、スロットル開度検出手段と吸気圧検出手段と吸気温検出手段のうちの少なくとも1つの検出手段がデバイスブロックにモジュール化されたエンジンの流量制御装置を提供することができる。
また、請求項3に記載されたエンジンの流量制御装置によると、デバイスブロックのケーシングが、該デバイスブロックにモジュール化するアイドル制御手段を含むデバイスの少なくとも1つのケーシングの一部を兼ねている。これにより、エンジンの流量制御装置の小型化及び軽量化を図ることにより、その流量制御装置の搭載性を向上するとともにコストを低減することができる。
また、請求項4に記載されたエンジンの流量制御装置によると、デバイスブロックにモジュール化するアイドル制御手段及び少なくとも1つのデバイスがそれぞれ備えるコネクタ部を、1つのコネクタ部に集約している。これにより、エンジンの流量制御装置の小型化及び軽量化を図ることにより、その流量制御装置の搭載性を向上するとともにコストを低減することができる。
また、請求項5に記載されたエンジンの流量制御装置によると、デバイスブロックのブロック本体にコネクタ部を樹脂モールド成形している。これにより、エンジンの流量制御装置の小型化及び軽量化を図ることにより、その流量制御装置の搭載性を向上するとともにコストを低減することができる。
また、請求項6に記載されたエンジンの吸気装置によると、エンジンの吸気通路を形成するスロットルボデーに設置可能なデバイスブロックに、補助空気通路の補助空気量を制御するアイドル制御手段、及び、エンジンに関連する少なくとも1つのデバイスをモジュール化したものである。したがって、スロットルボデーにデバイスブロックを設置することにより、スロットルボデーに対するアイドル制御手段及び少なくとも1つのデバイスの搭載が容易となる。
また、アイドル制御手段のアクチュエータとしての電磁弁は、オン・オフ制御によって容易に制御することができる。
したがって、スロットルボデーに対するアイドル制御手段及び少なくとも1つのデバイスの搭載が容易となることと、アイドル制御手段の電磁弁を容易に制御することができることとの相乗効果によって、エンジンに関連する複数のデバイスの搭載性を向上することができる。
また、複数種のスロットルボデーに対するエンジンの流量制御装置の共通化を図ることができる。
また、スロットルボデーのボデー本体とそのボデー本体に装着したデバイスブロックとの協働によって、スロットルバルブを迂回する補助空気通路を容易に形成することができる。
また、請求項7に記載されたエンジンの吸気装置によると、アイドル制御手段の電磁弁に、補助吸気通路上に配置可能でかつ該電磁弁の弁体により開閉される弁シートを設けている。このため、弁シートと弁体との位置精度が管理し易く、また、電磁弁単体で流量測定を行なうことができる。
また、請求項8に記載されたエンジンの吸気装置によると、スロットルボデーのボデー本体に、補助吸気通路上に配置されかつアイドル制御手段の電磁弁の弁体により開閉される弁シートを設けている。このため、電磁弁を小型化することができる。また、ボデー本体と弁シートとの間のシール構造を省略することができる。また、弁シートは、ボデー本体に一体形成してもよいし、ボデー本体に別体で形成したものを配置してもよい。
また、請求項9に記載されたエンジンの流量制御装置によると、制御手段が、エンジンの目標アイドル回転数に基づいてアイドル制御手段の電磁弁の開弁と閉弁の時間比率を算出しかつ行程検出手段からの信号に基づいて、エンジンの1サイクル中において開弁と閉弁の時間比率に応じて電磁弁を開弁することにより、エンジンのアイドル回転数を目標アイドル回転数に制御する。したがって、吸気行程から次の吸気行程までの1サイクル中において、吸気圧が大気圧に近い行程(例えば、排気TDC(上死点)付近が相当する。)で電磁弁を開弁することにより、その開弁に必要な駆動力を軽減することができる。このため、例えば、常閉型で通電により開弁する電磁弁であれば、少ない駆動電流で開弁することができ、電磁弁を小型化することができる。このことは、吸気圧の脈動が大きいエンジン、例えば、二輪車に採用されている単気筒4サイクルエンジンに好適といえる。また、電磁弁が開弁している時間を細かく制御することにより、アイドル回転数を精度良く制御することができる。
本発明によれば、エンジンに関連する複数のデバイスの搭載性を向上することのできるエンジンの流量制御装置及び吸気装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を図面にしたがって説明する。本実施例は、自動二輪車、原付自転車等の二輪車に用いられる単気筒4サイクルエンジンの吸気装置について説明する。なお、図1はエンジンの吸気装置を示す正面図、図2は同じく側面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図である。
図1に示すように、エンジンの吸気装置1は、スロットルボデー2に流量制御装置3とを備えている。
スロットルボデー2を説明する。図3に示すように、スロットルボデー2は、ボデー本体5を備えている。ボデー本体5は、例えば、樹脂製であり、ほぼ中空円筒状のボア壁部6を有している。ボア壁部6内が、図3において紙面表裏方向に貫通するボア7となっている。なお、図示しないが、ボア壁部6の上流側端部となる一端部(図2において右端部)にエアクリーナ(図示省略)が連通され、また、ボア壁部6の下流側端部となる他端部(図2において左端部)にインテークマニホールド(図示省略)が連通されるようになっている。したがって、エアクリーナから流れてくる吸入空気は、ボア壁部6内のボア7を通じてインテークマニホールドへ流れてゆく。なお、ボデー本体5は、本明細書でいう「空気通路形成部材」に相当する。また、ボア7は、本明細書でいう「吸気通路」に相当する。
図3に示すように、前記ボア壁部6には、前記ボア7を径方向(図3において左右方向)に横切るスロットルシャフト9が配置されている。スロットルシャフト9は、例えば金属製であり、ボア壁部6に一体形成された左右一対の軸受ボス部10,11内に対して回転可能に支持されている。スロットルシャフト9の両端部には、ゴム製のシール材12が装着されている。各シール材12は、各軸受ボス部10,11の内周面に弾性的にかつ摺動可能に接触しており、スロットルシャフト9と各軸受ボス部10,11をシールしている。
前記スロットルシャフト9上には、ボア7を開閉するほぼ円板状のバタフライ式のスロットルバルブ14が設けられている。スロットルバルブ14は、スロットルシャフト9と一体で回転してボア7を開閉することにより、そのボア7を流れる吸入空気量を制御する。
また、スロットルシャフト9の一端部(図3において左端部)には、スロットルレバー15が設けられている。スロットルレバー15には、図示しないスロットル操作装置につながるアクセルワイヤが接続されかつ巻装されている。また、スロットルレバー15と、それに対向する軸受ボス部10との間には、ほぼ同一軸線上に位置するコイルスプリングからなるリターンスプリング16が介装されている。リターンスプリング16は、スロットルレバー15及びスロットルシャフト9並びにスロットルバルブ14を、常に閉方向へ付勢している。
前記スロットルシャフト9の他端部(図3において右端部)には、後述する流量制御装置3のスロットル開度検出部72のロータ77が連結される連結部18が形成されている。
また、前記ボア壁部6のブロック設置側(図3において右側)には、ほぼ板状のブロック設置部20が一体形成されている(図1参照。)。
図3に示すように、ブロック設置部20は、スロットルシャフト9の軸線9Lに直交状をなすように、ブロック設置側(図3において右側)の軸受ボス部11の回りに形成されている。なお、図4はスロットルボデー2を示す右側面図である。
図1に示すように、前記ブロック設置部20の外端面20aは、後述する流量制御装置3のデバイスブロック35を設置する設置面20a(外端面と同一符号を付す。)となっている。この設置面20aは、ブロック取付側の軸受ボス部11の開口端面と同一平面をなしている(図3参照。)。その軸受ボス部11の開口側端部の内周面には、その口径を大きくする中空円筒状の段付凹部21が形成されている(図4参照。)。また、スロットルシャフト9の連結部18は、設置面20a上に突出されている(図3参照。)。
図4に示すように、前記ブロック設置部20には、前記スロットルバルブ14よりも上流側(図4において右側)に位置するバイパス入口孔23が形成されている。バイパス入口孔23は、設置面20aに直交しかつブロック設置部20及びボア壁部6を貫通してボア7内外に連通する一連の貫通孔で形成されている。
また、ブロック設置部20には、スロットルバルブ14よりも下流側(図4において左側)に位置するバイパス出口孔24が形成されている。バイパス出口孔24は、設置面20aに直交しかつブロック設置部20及びボア壁部6を貫通してボア7内外に連通する一連の貫通孔で形成されている。バイパス出口孔24のブロック取付側の開口端部には、その口径を大きくする嵌合凹部25が形成されている。
また、ブロック設置部20の設置面20a上には、バイパス入口孔23の開口端部とバイパス出口孔24の嵌合凹部25の開口端部とを連絡するバイパス通路溝26が形成されている。バイパス通路溝26は、上方へ湾曲する円弧状に形成されており、ブロック取付側の軸受ボス部11を迂回している。
前記ブロック設置部20には、前記バイパス出口孔24の嵌合凹部25の下方近くに位置する圧力取入孔28が形成されている。圧力取入孔28は、設置面20aに直交しかつブロック設置部20及びボア壁部6を貫通してボア7内外に連通する一連の貫通孔で形成されている。
また、ブロック設置部20の設置面20a上には、圧力取入孔28の開口端部に連通する圧力取入溝29が形成されている。圧力取入溝29は、圧力取入孔28からほぼU字状に延びたのちほぼ逆U字状に延びる迷路状に形成されている。これにより、圧力取入溝29は、ボア7から圧力取入孔28を通じて空気とともに侵入するデポジット等を収容可能に形成されている。
前記ブロック設置部20には、前記バイパス入口孔23の下方近くに位置する吸気温検出筒部用挿通孔30が形成されている。吸気温検出筒部用挿通孔30は、設置面20aに直交しかつブロック設置部20及びボア壁部6を貫通してボア7内外に連通する一連の貫通孔で形成されている。
また、ブロック設置部20の外周部には、適数個(図4では、上縁部に2個、下縁部に2個の計4個を示す。)の締結ボス部32が形成されている。締結ボス部32には、後述する流量制御装置3のデバイスブロック35を締結するための締結用ボルト114(図1参照。)を締着可能なねじ孔33が形成されている。
次に、前記スロットルボデー2のボデー本体5におけるブロック設置部20に設けられる流量制御装置3について説明する。流量制御装置3は、デバイスブロック35に複数のデバイス(後述する。)をモジュール化している。なお、図5はデバイスブロックを示す正面図、図6は同じく右側面図、図7は同じく背面図、図8は同じく下面図である。また、説明の都合上、デバイスブロック35は、前記スロットルボデー2に対する取付側の面を正面として説明する。
図6及び図8に示すように、デバイスブロック35は、その主体をなすブロック本体36と、そのブロック本体36の背面側を覆うカバー37とを備えている。このデバイスブロック35には、後述するスロットル開度検出部72(図9参照。)と、アイドル制御部73(図10参照。)と吸気圧検出部74(図11参照。)と吸気温検出部75(図12参照。)が、それぞれエンジンに関連するデバイスとしてモジュール化されている。
前記ブロック本体36は、例えば、樹脂製であり、ほぼブロック状に形成されている。ブロック本体36の前端面36aは、前記ボデー本体5のブロック設置部20の設置面20aに対して面接触状に取付可能な取付面36a(前端面と同一符号を付す。)となっている(図1及び図6参照。)。また、ブロック本体36の後端面36b(図6参照。)は、カバー37を接合可能な接合面36b(後端面と同一符号を付す。)となっている。
図5に示すように、前記ブロック本体36の取付面36aのほぼ中央部上には、嵌合筒部39が形成されている(図9参照。)。嵌合筒部39は、スロットルボデー2のブロック設置部20の設置面20aに対してブロック本体36の取付面36aを面接触する際に、前記ブロック設置部20の段付凹部21内に嵌合可能に形成されている(図3参照。)。
図9に示すように、嵌合筒部39内には、取付面36aより深い有底円筒状の凹孔40が形成されている。凹孔40の底面を形成する底壁部41には、同一軸線をなすロータ嵌合孔42が形成されている。ロータ嵌合孔42は、スロットル開度検出部72(後述する。)のロータ77を嵌合可能に形成されている。
図5に示すように、前記ブロック本体36の取付面36a上には、バイパス通路溝44が形成されている。バイパス通路溝44は、前記スロットルボデー2のブロック設置部20のバイパス通路溝26(図4参照。)に対応するように形成されている。バイパス通路溝44には、バルブヘッド嵌合孔45が形成されている(図10参照。)。図10に示すように、バルブヘッド嵌合孔45は、取付面36aに直交しかつブロック本体36を貫通する貫通孔で形成されている。このバルブヘッド嵌合孔45は、後述する電磁弁80のバルブヘッド88を嵌合可能に形成されている。バルブヘッド嵌合孔45の背面側(図10において左側)には、その口径を大きくする中空円筒状の電磁弁用段付孔部46が形成されている。電磁弁用段付孔部46は、後述する電磁弁80のバルブハウジング81を嵌合可能に形成されている。
前記ブロック本体36のバイパス通路溝44(図5参照。)は、前記ボデー本体2のブロック設置部20の設置面20a(図4参照。)に対してブロック本体36の取付面36aを面接触させた際に、その設置面20aのバイパス通路溝26と協働して閉断面をなすバイパス通路48(図18参照。)を形成するものである。図18に示すように、バイパス通路48は、前記ブロック設置部20におけるバイパス入口孔23及びバイパス出口孔24と連通して、前記スロットルバルブ14を迂回する一連の通路を形成する。なお、バイパス通路48は、本明細書でいう「補助空気通路」に相当する。
図5に示すように、前記ブロック本体36には、前記嵌合筒部39と前記バルブヘッド嵌合孔45との間の下方近く位置する圧力検出孔50が形成されている。図11に示すように、圧力検出孔50は、取付面36aに直交しかつブロック本体36を貫通する一連の貫通孔で形成されている。圧力検出孔50は、前記ブロック設置部20の設置面20a(図4参照。)に対してブロック本体36の取付面36aを面接触させた際に、前記圧力取入溝29の反圧力取入孔側の端部29a(図4参照。)に対応する。また、図11に示すように、圧力検出孔50の背面側(図11において左側)には、その口径を段階的に大きくする中空円筒状の吸気圧センサ本体取付用段付孔部51が形成されている。吸気圧センサ本体取付用段付孔部51は、吸気圧センサ本体110(後述する。)を嵌合可能に形成されている。
図5に示すように、前記ブロック本体36の取付面36a上には、前記バイパス通路溝44の入口側(図5において左側)の下方近くにおいて有底円筒状をなす吸気温検出筒部53が突出されている。図12に示すように、吸気温検出筒部53内は、取付面36aに直交しかつ背面側(図12において左側)に開口されており、後述するサーミスタ112を内蔵可能になっている。吸気温検出筒部53は、ブロック設置部20の設置面20a(図4参照。)に対してブロック本体36の取付面36aを面接触させた際に、前記吸気温検出筒部用挿通孔30内に挿入可能に形成されている。
図5に示すように、前記ブロック本体36の取付面36aには、後述するガスケット57(図16参照。)を受け入れ可能なガスケット用嵌入溝55が形成されている。ガスケット用嵌入溝55は、前記嵌合筒部39、前記バイパス通路溝44、前記圧力検出孔50、前記吸気温検出筒部53のそれぞれの周りを独立的に取り囲みかつ隣り合う部分で相互に共用する不規則な網目状に形成されている。
また、ガスケット57は、図16に示すように、前記ガスケット用嵌入溝55(図5参照。)に対応する形状をもって形成されている。ガスケット57は、ブロック本体36のガスケット用嵌入溝55に嵌合された状態で、そのブロック本体36の取付面36aを前記ブロック設置部20の設置面20a(図4参照。)に面接触させた際に、ブロック設置部20とブロック本体36との間を弾性的にシールする(図3参照。)。
また、図17は、ブロック設置部20の設置面20aに対するガスケット57の対応関係を示す側面図である。図17に示すように、ガスケット57において、ブロック設置部20の設置面20aの圧力取入溝29を取り囲む環状部58には、その圧力取入溝29を圧力取入孔28を含む部分と、反圧力取入孔側の端部29aを含む部分とに二分するように架橋部58aが架設されている。なお、架橋部58aは、ガスケット57の据わりを良くすることにより圧力取入溝29周りのシール性を向上するものであって、圧力取入溝29を分断しない。
図5〜図7に示すように、前記ブロック本体36の外周部における取付面36a側の端部には、前記ブロック設置部20の各締結ボス部32(図4参照。)に対応する取付ボス部60が形成されている。各取付ボス部60には、ボルト挿通孔61が形成されている(図5及び図6参照。)。各ボルト挿通孔61は、ブロック設置部20の設置面20a(図4参照。)に対してブロック本体36の取付面36aを面接触させた際に、各締結ボス部32のねじ孔33にそれぞれ整合する。
図5〜図8に示すように、前記ブロック本体36の下側部には、コネクタ部63が樹脂モールド成形により一体形成されている。本実施例の場合、コネクタ部63は、その開口を下方に向けた状態でかつ前方(図6において左方)へ所定量オフセットさせた状態で形成されており、後方(図6において右方)への張り出しが抑制されている。なお、コネクタ部63を前方へオフセットさせることで、スロットルボデー2に対するデバイスブロック35の装着時に、スロットルボデー2側の下方スペースにコネクタ部63を収めることができ、コネクタ部63の保護と省スペース化に有益である(図1及び図3参照。)。
前記コネクタ部63は、制御手段65(図1参照。)に電気的につながる外部コネクタ(図示省略。)が差し込みにより接続可能に形成されている。
また、制御手段65は、電子制御ユニット(ECU)と呼ばれるもので、各種検出手段からの出力信号に基づいて各種装置を制御する。とくに、制御手段65には、デバイスブロック35の後述するスロットル開度検出部72(図9参照。)、アイドル制御部73(図10参照。)、吸気圧検出部74(図11参照。)、及び、吸気温検出部75(図12参照。)からの出力信号が入力されるとともに、行程検出手段66(図1参照。)からの出力信号が入力される。また、制御手段65は、各種検出手段からの出力信号に基づいて、後述するアイドル制御部73の電磁弁80(図10参照。)を必要に応じてオン・オフ制御する。この電磁弁80の制御に関しては後で説明する。
また、前記行程検出手段66(図1参照。)には、例えば、電磁ピップアップセンサが用いられている。電磁ピップアップセンサは、エンジンのクランクシャフトに設けられたスリットを電磁気的に検出することによって、クランクシャフトの回転を検出信号として、吸気行程及び/又は排気行程を検出し、その信号を制御手段に出力する。
図8に示すように、前記コネクタ部63は、後述するスロットル開度検出部72(図9参照。)、アイドル制御部73(図10参照。)、吸気圧検出部74(図11参照。)、及び、吸気温検出部75(図12参照。)のそれぞれのコネクタ部を1つの集約したコネクタ部として形成されている。このコネクタ部63には、所定本数のターミナル68が列状に配置されている。すなわち、本実施例の場合、計7本のターミナル68が、前後2列で、前側(図8において上側)に2本、後側(同じく下側)に5本配置されている。前列において、右側が電源用ターミナル68((1)を付記する。)、その左側がスロットル開度用出力ターミナル68((2)を付記する。)に設定されている。また、後列において、右から左へ順に、電磁弁用+(プラス)側ターミナル68((3)を付記する。)、電磁弁用−(マイナス)側ターミナル68((4)を付記する。)、吸気圧用出力ターミナル68((5)を付記する。)、グランド(接地)用ターミナル68((6)を付記する。)、吸気温用出力ターミナル68((7)を付記する。)に設定されている。また、電源用ターミナル68(1)とグランド用ターミナル68(6)とが前後に並んでおり、スロットル開度用出力ターミナル68(2)と吸気温用出力ターミナル68(7)とが前後に並んでいる。
図9に示すように、前記ブロック本体36の背面側(図9において左側)の端部内には、配線基板70が所定位置に嵌合状態で設置されている。配線基板70の導電部(図示省略)には、前記コネクタ部63の各ターミナル68(1)〜(7)が電気的に接続されている。
また、ブロック本体36の接合面36bには、例えば、樹脂製のカバー37が結合されている。なお、ブロック本体36にカバー37を結合する結合手段としては、例えば、樹脂同士の溶着、接着剤による接着、ねじ止め、クリップ止め、スナップフィット結合等の手段を用いることができる。
しかして、前記ブロック本体36と前記カバー37とにより構成されるケーシング69の内部空間には、前記配線基板70の他、スロットル開度検出部72(図9参照。)、アイドル制御部73(図10参照。)、吸気圧検出部74(図11参照。)、吸気温検出部75(図12参照。)が組込まれている。以下、スロットル開度検出部72、アイドル制御部73、吸気圧検出部74、吸気温検出部75について順に説明する。
スロットル開度検出部72を説明する。なお、図9はスロットル開度検出部72を示す側断面図である。
図9に示すように、スロットル開度検出部72は、前記ブロック本体36と前記配線基板70との間に組込まれるロータ77を備えている。ロータ77は、例えば、樹脂製で、前記配線基板70に面するほぼ円板状のロータ主部77aと、そのロータ主部77aのブロック本体36側(図9において右側)に突出するほぼ円筒状の連結筒部77bと、ロータ主部77aの配線基板70側(図9において左側)に突出する支軸部77cとを同一軸線上に備えている。連結筒部77bは、ブロック本体36の前記ロータ嵌合孔42内に回転可能に嵌合されている。連結筒部77b内には、前記スロットルシャフト9の連結部18(図3参照。)に対して弾性的に当接可能な板ばねからなる弾性部材78が装着されている。また、支軸部77cは、配線基板70に形成されかつロータ嵌合孔42と同一軸線をなす軸孔70a内に回転可能に嵌合されている。さらに、支軸部77cは、前記カバー37に形成されかつロータ嵌合孔42と同一軸線をなす有底円筒状の支持孔37a内に回転可能に嵌合されている。また、ロータ主部77aには、配線基板70上を摺動可能な摺動接点79が設けられている。また、スロットル開度検出部72の摺動接点79が摺動する配線基板70の導電部は、前記ブロック本体36のコネクタ部63(図8参照。)における電源用ターミナル68(1)及びスロットル開度用出力ターミナル68(2)並びにグランド用ターミナル68(6)に電気的につながっている。
前記スロットル開度検出部72は、ロータ77の回転にともない、摺動接点79が配線基板70上を摺動することにより電気信号に変換し、コネクタ部63のスロットル開度用出力ターミナル68(2)から検出信号を出力する。また、スロットル開度検出部72に係るコネクタ部は、ブロック本体36のコネクタ部63に集約されている。また、前記デバイスブロック35のブロック本体36とカバー37とで構成されるケーシング69は、スロットル開度検出部72に係るケーシングを兼ねている。なお、スロットル開度検出部72は、本明細書でいう「スロットル開度検出手段」に相当する。
次に、アイドル制御部73を説明する。なお、図10はアイドル制御部73を示す側断面図である。
図10に示すように、アイドル制御部73は、前記前記デバイスブロック35のケーシング69内に組込まれたアイドル制御部73のアクチュエータとしての電磁弁80を備えている。なお、図13は電磁弁80を示す側面図、図14は図13のXIV−XIV線矢視断面図、図15は電磁弁80の要部を示す部分断面図である。また、図13及び図14は電磁弁80の開弁状態を示し、図15は閉弁状態を示している。また、説明の都合上、電磁弁80は、図13〜図15に示すように、弁シート90を下向きとした状態を基準として説明する。
図13及び図14に示すように、電磁弁80は、強磁性体からなるほぼ円筒状のバルブハウジング81を備えている。図14に示すように、バルブハウジング81の下端部には、内方へ折り曲げられたフランジ部81aが形成されている。バルブハウジング81内には、コイル82が巻装された樹脂製の円筒状のボビン83が収容されている。ボビン83の中空孔内には、固定磁極であるステータ84が配置されている。ステータ84の上端部には、バルブハウジング81の上端開口面を閉鎖するほぼ円板状のプレート部84aが一体形成されている。ステータ84の下端部には、段差部84bを介して先細り状をなす吸引端部84cが形成されている(図15参照。)。なお、ボビン83の上端部には、ボビン83とステータ84との間をシールするO(オー)リング85が装着されている。また、バルブハウジング81の側面上には、コイル82に電気的に接続される2本(図13では、1本を示す。)のターミナル87が突出されている。なお、2本のターミナル87のうちの1本は+(プラス)用ターミナルであり、残りの1本は−(マイナス)用ターミナルである。
図15に示すように、前記ボビン83の下端部に円筒状のバルブヘッド88が設けられ、そのバルブヘッド88の先端部(下端部)に円筒状の弁シート90が設けられている。本実施例では、ボビン83及びバルブヘッド88並びに弁シート90が樹脂により一体成形されている。バルブヘッド88は、前記バルブハウジング81のフランジ部81a内を閉鎖している。また、弁シート90の外径は、バルブヘッド88の外径よりも小径に形成されている。また、弁シート90の内径は、バルブヘッド88の内径よりも小径に形成されている。
前記弁シート90のバルブヘッド側の端部(図15において上端部)には、径方向に貫通するほぼ横長四角形状の通路横孔91が形成されている。弁シート90の中空孔は通路縦孔92となっている。弁シート90の通路縦孔92の上端開口側の口縁部には、中空円筒状の弁座93が形成されている。
また、バルブヘッド88の外周面には、Oリング95を嵌着する環状溝94が形成されている。また、弁シート90の外周面には、Oリング98を嵌着する環状溝97が形成されている。
前記バルブヘッド88の中空孔88a内には、可動磁極であるプランジャ100が軸方向(図14において上下方向)に摺動可能に配置されている。プランジャ100は、その上端面を閉鎖する有底円筒状に形成されている。したがって、プランジャ100の内部が中空に形成されることにより、プランジャ100を軽量化することができるとともに、プランジャ100をプレス成形品で安価に形成することが可能である。
プランジャ100とこれに対向する前記ステータ84の段差部84bとの間には、コイルスプリングからなるバルブスプリング101が介装されている。バルブスプリング101は、ステータ84の前記吸引端部84cに嵌合されている。また、バルブスプリング101は、常にプランジャ100を閉弁方向(図15において下方)へ付勢している。なお、バルブスプリング101は、振動が加わった時に、プランジャ100が不用意に振れないばね荷重に設定されている。
前記プランジャ100には、前記ステータ84の吸引端部84cの先端面(下端面)に対面する弾性板102が設けられている。弾性板102は、例えば、ゴム状弾性体で形成されている。
また、プランジャ100の下半部の内周面には、その口径を大きくする段付孔部100aが形成されている。そして、プランジャ100には、例えば、ゴム状弾性体で形成された弁体104が設けられている。弁体104は、プランジャ100の先端面(下端面)に面する環状のフランジ部104aと、プランジャ100の段付孔部100a内に嵌着する円筒状のライナ部104bとを有している。また、弁体104のフランジ部104aは、前記弁シート90の弁座93に当接することにより通路横孔91と通路縦孔92との間を遮断し、また、前記弁シート90の弁座93から離れることにより通路横孔91と通路縦孔92とを連通させる。
なお、前記弁体104のフランジ部104aは、図23に示すように、前記弁シート90の弁座93に対して全面的に整合する環状平面をもって当接させることができる。図23は電磁弁80が閉弁状態で示されている。
このようにすると、弁座93に対する当接、離間の繰り返しによる弁体104のフランジ部104aの当接端面の摩耗、へたり等による変形を抑制し、その当接端面の変形による空気洩れを防止あるいは低減することができる。なお、弁体104のフランジ部104aが、弁シート90の弁座93の外径よりも小さい外径でかつ弁座93の内径よりも大きい外径の場合でも、前記と同様、弁座93に対する当接、離間の繰り返しによるフランジ部104aの摩耗、へたり等による変形による空気洩れを防止あるいは低減することができる。
上記電磁弁80は、前記ブロック本体36に次のようにして装着される。
まず、電磁弁80のバルブヘッド88の環状溝94にOリング95を嵌着する。また、弁シート90の環状溝97にOリング98を嵌着する(図15参照。)。
次に、カバー37を結合する前におけるブロック本体36のバルブヘッド嵌合孔45内に、その背面側(図10において左側)から電磁弁80の弁シート90を挿入して通過させる(図10参照。)。そして、ブロック本体36のバルブヘッド嵌合孔45内に、電磁弁80のバルブヘッド88をOリング95でシールした状態に嵌合する。これとともに、ブロック本体36の電磁弁用段付孔部46内に、電磁弁80のバルブハウジング81をその挿入が制限されるまで嵌合する。
さらに、電磁弁80の各ターミナル87を、それぞれ連結ターミナル106(図10参照。)を介して、配線基板70の導電部に電気的に接続する。これにより、電磁弁80の各ターミナル87が、前記ブロック本体36のコネクタ部63(図8参照。)における電磁弁用+側ターミナル68(3)及び電磁弁用−側ターミナル68(4)に電気的につながる。電磁弁80は、前記制御手段65(図1参照。)によりオン・オフ制御され、そのオン時のコイル82の通電により開弁する(図15参照。)。なお、電磁弁80に係るコネクタ部は、前記ブロック本体36のコネクタ部63(図8参照。)に集約されている。
その後、ブロック本体36にカバー37が結合される(図10参照。)。このとき、バルブハウジング81の基端部(図10において左端部)に、カバー37の内側面に形成された有底円筒状の電磁弁用嵌合部38を嵌合する。
また、電磁弁用嵌合部38の孔底面と、それに対向する電磁弁80のプレート部84aの端面との間には、ウェーブワッシャ108が介在される。ウェーブワッシャ108は、デバイスブロック35に振動が加わった時に、電磁弁80が不用意に振れないばね荷重に設定されている。すなわち、ウェーブワッシャ108のばね荷重を、電磁弁80の質量に保証振動加速度を乗算した値以上に設定する。例えば、電磁弁80の質量Mが40gで、保証振動加速度Vが30Gの場合におけるウェーブワッシャ108のばね荷重kは、
k=M×V=40×30≧1200
となる。したがって、ウェーブワッシャ108を1200gf以上のばね荷重kを有するものとすることにより、電磁弁80のがたつきを防止あるいは低減することができる。
また、前記デバイスブロック35のブロック本体36とカバー37とで構成されるケーシング69は、アイドル制御部73に係るケーシングを兼ねている。なお、アイドル制御部73は、本明細書でいう「アイドル制御手段」に相当する。
上記した電磁弁80において、コイル82の非通電時すなわちオフ時は、バルブスプリング101の弾性によって、プランジャ100とともに弁体104が弁座93に押し付けられて密着する(図15参照。)。これにより、弁シート90の通路横孔91と通路縦孔92とが遮断された閉弁状態となる。
前記制御手段65(図1参照。)により、前記ブロック本体36のコネクタ部63(図8参照。)における電磁弁用+側ターミナル68(3)及び電磁弁用−側ターミナル68(4)、配線基板70及びターミナル87(図10参照。)を通じて、電磁弁80のコイル82が通電された時(オン時)には、ステータ84、バルブハウジング81及びプランジャ100を通る磁路が形成される。これにより、ステータ84に発生する電磁吸引力により、そのステータ84の吸引端部84cにプランジャ100が吸引される(図14参照。)。これにともない、図14に示すように、弁体104が弁シート90の弁座93から離れるため、弁シート90の通路横孔91と通路縦孔92が連通した開弁状態になる。このとき、プランジャ100に設けた弾性板102が、ステータ84の吸引端部84cの先端面に当接することによって、プランジャ100とステータ84との衝突による衝撃音の発生を防止あるいは低減することができる。
次に、吸気圧検出部74を説明する。なお、図11は吸気圧検出部74を示す側断面図である。
図11に示すように、吸気圧検出部74は、吸気圧センサ本体110を主体としている。吸気圧センサ本体110は、前記配線基板70のブロック本体側(図11において右側)において、該配線基板70上に実装されている。吸気圧センサ本体110は、ブロック本体36に対する配線基板70の配置にともなって、そのブロック本体36の吸気圧センサ本体取付用段付孔部51内に嵌合されている。吸気圧センサ本体110は、ブロック本体36の圧力検出孔50に対向している。また、吸気圧センサ本体110は、前記ブロック本体36のコネクタ部63(図8参照。)における電源用ターミナル68(1)及び吸気圧用出力ターミナル68(5)並びにグランド用ターミナル68(6)に電気的につながっている。吸気圧センサ本体110は、圧力検出孔50を通じて作用する圧力(吸気圧)を検出して電気信号に変換し、コネクタ部63の吸気圧用出力ターミナル68(5)から検出信号を出力する。また、吸気圧検出部74に係るコネクタ部は、ブロック本体36のコネクタ部63に集約されている。また、前記デバイスブロック35のブロック本体36とカバー37とで構成されるケーシング69は、吸気圧検出部74に係るケーシングを兼ねている。なお、吸気圧検出部74は、本明細書でいう「吸気圧検出手段」に相当する。
次に、吸気温検出部75を説明する。なお、図12は吸気温検出部75を示す側断面図である。
図12に示すように、吸気温検出部75は、サーミスタ112を主体として構成されている。サーミスタ112は、前記配線基板70のブロック本体側(図11において右側)において、配線基板70上に実装されている。吸気圧センサ本体110は、ブロック本体36に対する配線基板70の配置にともなって、そのブロック本体36の吸気温検出筒部53内に挿入されている。また、サーミスタ112は、前記ブロック本体36のコネクタ部63(図8参照。)におけるグランド用ターミナル68(6)及び吸気温用出力ターミナル68(7)に電気的につながっている。サーミスタ112は、ブロック本体36の吸気温検出筒部53の周りの温度(吸気温)を検出して電気信号に変換し、コネクタ部63の吸気温用出力ターミナル68(7)から検出信号を出力する。また、吸気温検出部75に係るコネクタ部は、ブロック本体36のコネクタ部63に集約されている。また、前記デバイスブロック35のブロック本体36とカバー37とで構成されるケーシング69は、吸気温検出部75に係るケーシングを兼ねている。なお、吸気温検出部75は、本明細書でいう「吸気温検出手段」に相当する。
上記した流量制御装置3のデバイスブロック35は、スロットルボデー2のブロック設置部20に設置される(図1〜図3参照。)。すなわち、図3に示すように、デバイスブロック35のブロック本体36の取付面36aを、スロットルボデー2のブロック設置部20の設置面20aに面接触させる。そして、ブロック設置部20の各締結ボス部32のねじ孔33(図4参照。)と、デバイスブロック35の各取付ボス部60のボルト挿通孔61(図7参照。)とが整合する状態で、頭付締結用ボルト114を各ボルト挿通孔61を通して各ねじ孔33に締め付けることにより、スロットルボデー2にデバイスブロック35が設置される(図1〜図3参照。)。
また、スロットルボデー2にデバイスブロック35を設置する際、ブロック本体36の取付面36aのガスケット用嵌入溝55に、予めガスケット57(図16参照。)を嵌合する。これにより、ブロック本体36の取付面36aとブロック設置部20の設置面20aとの間に挟持されるガスケット57により、ブロック設置部20とブロック本体36との間が弾性的にシールされる(図3参照。)。
詳しくは、ブロック本体36の嵌合筒部39の周りと、それに対応するブロック設置部20の軸受ボス部11の開口端面との間がシールされる(図3参照。)。
また、ブロック本体36のバイパス通路溝44の周りと、それに対応するブロック設置部20のバイパス入口孔23及びバイパス出口孔24並ぶに嵌合凹部25を含むバイパス通路溝26の周りの設置面20aとの間がシールされる。
また、ブロック本体36の圧力検出孔50の周りと、それに対応するブロック設置部20の圧力取入孔28を含む圧力取入溝29の周りの設置面20aとの間がシールされる。
また、ブロック本体36の吸気温検出筒部53の周りと、それに対応するブロック設置部20の吸気温検出筒部用挿通孔30の周りの設置面20aとの間がシールされる。
また、スロットルボデー2にデバイスブロック35を設置する際には、図3に示すように、ブロック本体36の嵌合筒部39が、ブロック設置部20の段付凹部21内に嵌合される。これとともに、スロットル開度検出部72のロータ77の連結筒部77b内に、スロットルシャフト9の連結部18が相対的に挿入されることにより、ロータ77がスロットルシャフト9に連結される。したがって、デバイスブロック35のスロットル開度検出部72は、ロータ77の回転をもって、スロットルバルブ14の開度を検出することができる。なお、ロータ77の連結筒部77b内の弾性部材78が、スロットルシャフト9の連結部18に弾性的に当接する。
さらに、図20に示すように、ブロック設置部20の嵌合凹部25内に、アイドル制御部73の電磁弁80の弁シート90がOリング98でシールした状態に嵌合される。また、弁シート90の通路横孔91がバイパス通路48の上流側に連通されるとともに、また、弁シート90の通路縦孔92がブロック設置部20のバイパス出口孔24に連通される。したがって、デバイスブロック35のアイドル制御部73は、電磁弁80の開閉をもって、バイパス通路48を流れるバイパス空気量すなわち補助空気量を制御することができる。また、電磁弁80の弁シート90の通路横孔91をバイパス通路48の上流側に向けることにより、バイパス空気の流量損失を低減することができる。
また、ブロック本体36の吸気温検出筒部53(図6及び図12参照。)は、ブロック設置部20の吸気温検出筒部用挿通孔30(図4参照。)内に挿入される。これにより、吸気温検出筒部53の先端部が、ボデー本体5のボア7内を流れる吸入空気に晒される。したがって、デバイスブロック35の吸気温検出部75は、サーミスタ112(図12参照。)の温度検出能をもって、吸気温を検出することができる。
また、スロットルボデー2にデバイスブロック35が設置された状態では、ブロック設置部20の設置面20aとブロック本体36の取付面36aとが面接触する。これにより、図18に示すように、ブロック設置部20のバイパス通路溝26とブロック本体36のバイパス通路溝44とが合致することにより、閉断面をなしかつバイパス入口孔23とバイパス出口孔24とを有するバイパス通路48が形成される。
また、ブロック設置部20の圧力取入溝29の反圧力取入孔側の端部29a(図4参照)に、ブロック本体36の吸気圧検出部74の圧力検出孔50(図11参照。)が連通される。これとともに、ブロック設置部20の圧力取入溝29が、ブロック本体36の取付面36aにより閉断面に形成される。これにより、圧力検出孔50は、圧力取入溝29内及び圧力取入孔28を通じてボデー本体5のボア7に連通される。したがって、デバイスブロック35の吸気圧検出部74は、吸気圧センサ本体110の圧力検出能をもって、吸気温を検出することができる。
次に、前記エンジンの吸気装置1におけるアイドル制御部73の電磁弁80の作動について説明する。図18はスロットルボデー2とデバイスブロック35との関係を示す断面図、図19は図18のXIX−XIX線矢視断面図、図20は電磁弁80の閉弁状態を示す部分断面図、図21は電磁弁80の開弁状態を示す部分断面図である。なお、図18及び図19は電磁弁80が開弁状態で示されている。
アイドル制御部73の電磁弁80は、前に述べたように、非通電時すなわちオフ時において閉弁状態となることにより、バイパス通路48を閉じる(図20参照。)。また、その電磁弁80は、前に述べたように、通電時すなわちオン時において開弁状態となることにより、バイパス通路48を開く(図21参照。)。
また、電磁弁80は、前に述べたように、前記制御手段65(図1参照。)によってオン・オフ制御されようになっている。一方、制御手段65には、前に述べたように、エンジンの行程を検出する行程検出手段66(図1参照。)からの出力信号が入力される。
そして、制御手段65は、エンジンの目標アイドル回転数に基づいてアイドル制御部73の電磁弁80の開弁と閉弁の時間比率を算出しかつ行程検出手段66からの信号に基づいて、吸気行程中において開弁と閉弁の時間比率に応じて通電信号を電磁弁80に出力して該電磁弁80を開弁させることにより、エンジンのアイドル回転数を制御するように構成されている。
前記制御手段65の制御に係る本実施例のエンジンすなわち単気筒4サイクルエンジンの行程と電磁弁80のオン(ON)・オフ(OFF)と吸気圧の変化との関係が、図22にタイムチャートで示されている。なお、図22中、上段の線L1は、エンジンの行程を示しており、吸気、圧縮、爆発、排気の行程を1サイクルとして順次繰り返される。また、図22中、中段の線L2は、制御手段65が電磁弁80に出力するオン・オフ信号を示しており、吸気行程中おいて所定の通電時間t1をもってオンし、1サイクル中の通電時間t1を除いた残りの非通電時間t2がオフする。このため、通電時間t1のオンにより電磁弁80が開弁し、非通電時間t2のオフにより電磁弁80が閉弁する。また、図22中、下段の線L3は、吸気圧の変化を示すものであり、吸気行程の開始から終了に至るまでに、吸気圧が次第に低下している。
したがって、図22から明らかなように、エンジンの吸気行程から次の吸気行程までの1サイクル中において、吸気圧が大気圧に近い行程(例えば、排気TDC(上死点)付近が相当する。)で電磁弁80を開弁する。これにより、その開弁に必要な駆動力を軽減することができる。
上記したエンジンの流量制御装置3によると、エンジンのボア7を形成するスロットルボデー2のボデー本体5に設置可能なデバイスブロック35に、バイパス通路48のバイパス空気量を制御するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75をモジュール化したものである。したがって、スロットルボデー2のボデー本体5にデバイスブロック35を設置することにより、スロットルボデー2のボデー本体5に対するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75の搭載が容易となる。
また、アイドル制御部73のアクチュエータとしての電磁弁80は、オン・オフ制御によって容易に制御することができる。
したがって、スロットルボデー2のボデー本体5に対するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75の搭載が容易となることと、アイドル制御部73の電磁弁80を容易に制御することができることとの相乗効果によって、アイドル制御部73及び各検出部72,74,75の搭載性を向上することができる。
また、複数種のスロットルボデー2のボデー本体5に対するエンジンの流量制御装置3の共通化を図ることができる。
また、スロットルボデー2に対してデバイスブロック35が締結用ボルト114により締結されているので、必要に応じて締結用ボルト114を取り外すことにより、スロットルボデー2からデバイスブロック35を分離させることができる。このため、スロットルボデー2やデバイスブロック35のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、デバイスブロック35にアイドル制御部73ととともにモジュール化されるデバイスが、スロットルバルブ14の開度を検出するスロットル開度検出部72と、吸気圧を検出する吸気圧検出部74と、吸気温を検出する吸気温検出部75である。したがって、スロットル開度検出部72と吸気圧検出部74と吸気温検出部75がデバイスブロック35にモジュール化されたエンジンの流量制御装置3を提供することができる。なお、デバイスブロック35にアイドル制御部73ととともにモジュール化されるデバイスは、スロットル開度検出部72と吸気圧検出部74と吸気温検出部75のうちの少なくとも1つの検出部とすることができる。
また、デバイスブロック35のケーシング69が、該デバイスブロック35にモジュール化するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75のケーシングを兼ねている。これにより、エンジンの流量制御装置3の小型化及び軽量化を図ることにより、その流量制御装置3の搭載性を向上するとともにコストを低減することができる。なお、デバイスブロック35のケーシング69は、アイドル制御部73及び各検出部72,74,75のうちの少なくとも1つのデバイスの一部又は全部を兼ねるものであればよい。
また、デバイスブロック35にモジュール化するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75がそれぞれ備えるコネクタ部を、1つのコネクタ部63(図8参照。)に集約している。
したがって、アイドル制御部73及び各検出部72,74,75がそれぞれ備える計4つのコネクタ部を、1つのコネクタ部63に集約することにより、3つ分のコネクタ部を削減することができる。
また、スロットル開度検出部72及び吸気圧検出部74の電源用ターミナル68(1)を含む電源用ハーネスを共通化しているととともに、スロットル開度検出部72及び及び吸気圧検出部74並びに吸気温検出部75のグランド用ターミナル68(6)を含むグランド用ハーネスを共通化している。これにより、1本分の電源用ハーネスと2本分のグランド用ハーネスとの計3本分のハーネスを削減することができる。
これにより、エンジンの流量制御装置3の小型化及び軽量化を図ることにより、その流量制御装置3の搭載性を向上するとともにコストを低減することができる。なお、デバイスブロック35のコネクタ部63は、アイドル制御部73が備えるコネクタ部と、各検出部72,74,75がそれぞれ備えるコネクタ部のうちの1つのコネクタ部とを集約するものであればよい。
また、デバイスブロック35のブロック本体36にコネクタ部63を樹脂モールド成形している。これにより、エンジンの流量制御装置3の小型化及び軽量化を図ることにより、その流量制御装置3の搭載性を向上するとともにコストを低減することができる。
また、上記したエンジンの吸気装置1によると、エンジンのボア7を形成するスロットルボデー2に設置可能なデバイスブロック35に、バイパス通路48のバイパス空気量を制御するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75をモジュール化したものである。したがって、スロットルボデー2にデバイスブロック35を設置することにより、スロットルボデー2に対するアイドル制御部73及び各検出部72,74,75の搭載が容易となる。
また、アイドル制御部73のアクチュエータとしての電磁弁80は、オン・オフ制御によって容易に制御することができる。
したがって、スロットルボデー2に対するアイドル制御手段及び少なくとも1つのデバイスの搭載が容易となることと、アイドル制御部73のアクチュエータとしての電磁弁80を容易に制御することができることとの相乗効果によって、エンジンに関連する複数のデバイスの搭載性を向上することができる。なお、デバイスブロック35にアイドル制御部73ととともにモジュール化されるデバイスは、スロットル開度検出部72と吸気圧検出部74と吸気温検出部75のうちの少なくとも1つの検出部とすることができる。
また、複数種のスロットルボデー2に対するエンジンの流量制御装置3の共通化を図ることができる。
また、スロットルボデー2のボデー本体5とそのボデー本体5に装着したデバイスブロック35との協働によって、スロットルバルブ14を迂回するバイパス通路48を容易に形成することができる。なお、ボデー本体5のブロック設置部20のバイパス通路溝26と、デバイスブロック35のブロック本体36のバイパス通路溝44とのいずれか一方のバイパス通路溝は、省略することができる。
また、アイドル制御部73の電磁弁80に、バイパス通路48上に配置可能でかつ該電磁弁80の弁体104により開閉される弁シート90を設けている。このため、弁シート90と弁体104との位置精度が管理し易く、また、電磁弁80単体で流量測定を行なうことができる。
また、制御手段65(図1参照。)が、エンジンの目標アイドル回転数に基づいてアイドル制御部73の電磁弁80の開弁と閉弁の時間比率を算出しかつ行程検出手段66からの信号に基づいて、エンジンの1サイクル中において開弁と閉弁の時間比率に応じて電磁弁80を開弁することにより、エンジンのアイドル回転数を目標アイドル回転数に制御する。したがって、吸気行程から次の吸気行程までの1サイクル中において、吸気圧が大気圧に近い行程(例えば、排気TDC(上死点)付近が相当する。)で電磁弁80を開弁することにより、その開弁に必要な駆動力を軽減することができる。このため、本実施例の常閉型で通電により開弁する電磁弁80であれば、少ない駆動電流で開弁することができ、電磁弁80を小型化することができる。このことは、吸気圧の脈動が大きいエンジン、例えば、二輪車に採用されている単気筒4サイクルエンジンに好適といえる。
また、エンジン回転に対して、吸気行程において電磁弁80が開弁している時間により、アイドル回転数を細かく制御することができる。例えば、開弁時間を長くすれば、バイパス空気量が増加することによりアイドル回転数を上昇させることができ、逆に、開弁時間を短くすれば、バイパス空気量が減少することによりアイドル回転数を低下させることができる。このように、電磁弁80が開弁している時間を細かく制御することにより、アイドル回転数を精度良く制御することができる。
また、前記デバイスブロック35は、単品で性能チェックを行なうことができて好都合である。
また、本実施例における電磁弁80に専用のコネクタ部を備えることにより、デバイスブロック35以外の機能部品に適用することが可能である。
[実施例2]
本発明の実施例2を図面にしたがって説明する。本実施例は、前記実施例1の一部を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。なお、図24はエンジンの吸気装置におけるスロットルボデーとデバイスブロックとの関係を示す断面図、図25は図24のXXV−XXV線矢視断面図である。なお、図24及び図25は電磁弁80が開弁状態で示されている。
図24及び図25に示すように、本実施例は、前記実施例1における電磁弁80の弁シート90、及び、弁体104を備えるプランジャ100に変更を加えたものである。
すなわち、スロットルボデー2のスロットルボデー2のブロック設置部20におけるバイパス出口孔24の嵌合凹部25内に、ほぼ円環板状の弁シート120を装着している。弁シート120内の通路縦孔122は、バイパス出口孔24を含むバイパス通路48を連通している。
図24に示すように、電磁弁80において、前記実施例1における通路横孔91を有する弁シート90(図18及び図19参照。)が省略されている。バルブヘッド88の先端開口部には、中空孔(符号省略。)内へ突出する抜け止めフランジ部124が設けられている。プランジャ126は、バルブヘッド88内で軸方向へ移動しかつ抜け止めフランジ部124により抜け止めされる円柱軸状の本体部126aと、その本体部126aより抜け止めフランジ部124内を通して突出する小径軸部126bと、小径軸部126bの先端部に形成された円板状の弁体取付部126cとを同一軸線上に有している。弁体取付部126cには、例えば、ゴム状弾性体からなる円板状の弁体128が装着されている。電磁弁80は、弁シート120とほぼ同一軸線上に配置されている。また、弁体取付部126c及び弁体128は、弁シート120の外径より小さく、その弁シート120の内径よりも大きい外径をもって形成されている。したがって、電磁弁80のオフ状態では、弁シート120上に弁体128が密着することにより、バイパス通路48が閉じられる。また、電磁弁80のオン状態では、プランジャ126とともに弁体128が弁シート120上から離れることにより、バイパス通路48が開かれる。
したがって、本実施例のエンジンの吸気装置1によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、スロットルボデー2のボデー本体5に、バイパス通路48上に配置されかつアイドル制御部73の電磁弁80の弁体128により開閉される弁シート120を設けている。このため、電磁弁80を小型化することができる。また、ボデー本体5と弁シート120との間のシール構造(前記実施例1におけるOリング98を含むシール構造(図20参照。)を省略することができる。また、弁シート120は、ボデー本体5に一体形成することができる。
[実施例3]
本発明の実施例3を図面にしたがって説明する。本実施例は、前記実施例1の一部を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。なお、図26はアイドル制御部73を示す側断面図である。
図26に示すように、本実施例は、前記実施例1におけるアイドル制御部73の電磁弁80の各ターミナル87と配線基板70との配線構造(図10参照。)に変更を加えたものである。すなわち、電磁弁80の各ターミナル87を、配線基板70の導電部に直接的に接続したものである。
したがって、本実施例によると、前記実施例1で必要とされた連結ターミナル106(図10参照。)、及び、その連結ターミナル106の接続にかかる接続工程を省略することができる。
[実施例4]
本発明の実施例4を図面にしたがって説明する。本実施例は、前記実施例1の一部を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。なお、図27はアイドル制御部73を示す側断面図である。
図27に示すように、本実施例は、前記実施例1における電磁弁80のウェーブワッシャ108(図10参照。)に代えて、カバー37の電磁弁用嵌合部38の孔底面と、それに対向する電磁弁80のプレート部84aとの対向面間に接着剤130を充填することにより、デバイスブロック35のケーシング69に電磁弁80を固定したものである。
したがって、本実施例によると、デバイスブロック35のケーシング69に電磁弁80容易に固定することができる。なお、接着剤130には、非シリコン系の接着剤を用いるとよい。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のエンジンの流量制御装置及び吸気装置は、二輪車に採用されている単気筒4サイクルエンジン以外の四輪車用エンジン、多気筒エンジン、2サイクルエンジン等に適用することが可能である。また、流量制御装置3は、スロットルボデー2以外の空気通路形成部材に設置することができる。また、デバイスブロック35には、各検出部72,74,75以外のデバイスをモジュール化してもよい。また、デバイスブロック35のケーシング69は、デバイスのケーシングを兼ねていなくてもよい。また、各デバイスのコネクタ部は、集約することなく、個別に設けてもよい。また、デバイスブロック35のブロック本体36とコネクタ部63とは、別体で形成することができる。また、制御手段65による電磁弁80の制御は、前記実施例のものに限定されるものではなく、適宜変更することができる。また、デバイスブロック35のブロック本体36のコネクタ部63の開口方向は、前記実施例の開口方向に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
実施例1にかかるエンジンの吸気装置を示す正面図である。 エンジンの吸気装置を示す側面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 スロットルボデーを示す右側面図である。 デバイスブロックを示す正面図である。 デバイスブロックを示す右側面図である。 デバイスブロックを示す背面図である。 デバイスブロックを示す下面図である。 スロットル開度検出部を示す側断面図である。 アイドル制御部を示す側断面図である。 吸気圧検出部を示す側断面図である。 吸気温検出部を示す側断面図である。 電磁弁を示す側面図である。 図13のXIV−XIV線矢視断面図である。 電磁弁の要部を示す部分断面図である。 ガスケットを示す正面図である。 スロットルボデーのブロック設置面に対するガスケットの対応関係を示す側面図である。 エンジンの吸気装置におけるスロットルボデーとデバイスブロックとの関係を示す断面図である。 図18のXIX−XIX線矢視断面図である。 電磁弁の閉弁状態を示す部分断面図である。 電磁弁の開弁状態を示す部分断面図である。 エンジンの行程と電磁弁の作動と吸気圧の変動との関係を示すタイムチャートである。 実施例1における電磁弁の変更例を示す部分断面図である。 実施例2にかかるエンジンの吸気装置におけるスロットルボデーとデバイスブロックとの関係を示す断面図である。 図24のXXV−XXV線矢視断面図である。 実施例3にかかるアイドル制御部を示す側断面図である。 実施例4にかかるアイドル制御部を示す側断面図である。
符号の説明
1 吸気装置
2 スロットルボデー
3 流量制御装置
5 ボデー本体(空気通路形成部材)
7 ボア(吸気通路)
14 スロットルバルブ
35 デバイスブロック
36 ブロック本体
48 バイパス通路(バイパス空気通路)
63 コネクタ部
65 制御手段
66 行程検出手段
69 ケーシング
72 スロットル開度検出部(スロットル開度検出手段、デバイス)
73 アイドル制御部(アイドル制御手段)
74 吸気圧検出部(吸気圧検出手段、デバイス)
75 吸気温検出部(吸気温検出手段、デバイス)
80 電磁弁(アクチュエータ、デバイス)
90 弁シート
104 弁体
120 弁シート
128 弁体

Claims (9)

  1. エンジンの吸気通路に設けられたスロットルバルブを迂回する補助空気通路の補助空気量を制御するアイドル制御手段を備えたエンジンの流量制御装置であって、
    前記吸気通路を形成する空気通路形成部材に設置可能なデバイスブロックに、前記アイドル制御手段のアクチュエータとしての電磁弁、及び、前記エンジンに関連する少なくとも1つのデバイスをモジュール化したことを特徴とするエンジンの流量制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの流量制御装置であって、
    前記デバイスブロックに前記アイドル制御手段ととともにモジュール化されるデバイスが、前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度検出手段と、吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、吸気温を検出する吸気温検出手段のうちの少なくとも1つの検出手段であることを特徴とするエンジンの流量制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンの流量制御装置であって、
    前記デバイスブロックがケーシングを備えており、
    前記デバイスブロックのケーシングが、デバイスブロックにモジュール化する前記アイドル制御手段を含むデバイスの少なくとも1つのケーシングの一部を兼ねていることを特徴とするエンジンの流量制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のエンジンの流量制御装置であって、
    前記デバイスブロックにモジュール化する前記アイドル制御手段と前記少なくとも1つのデバイスがそれぞれ備えるコネクタ部を1つのコネクタ部に集約したことを特徴とするエンジンの流量制御装置。
  5. 請求項4に記載のエンジンの流量制御装置であって、
    前記デバイスブロックのブロック本体に、前記アイドル制御手段が備えるコネクタ部を樹脂モールド成形したことを特徴とするエンジンの流量制御装置。
  6. スロットルボデーと流量制御装置とを備え、
    前記スロットルボデーは、エンジンの吸気通路を形成するボデー本体に、その吸気通路を開閉するスロットルバルブを設けており、
    前記流量制御装置は、前記ボデー本体に装着されかつそのボデー本体と協働して前記スロットルバルブを迂回する補助空気通路を形成するデバイスブロックに、前記補助空気通路の補助空気量を制御するアイドル制御手段、及び、前記エンジンに関連する少なくとも1つのデバイスをモジュール化している
    ことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  7. 請求項6に記載のエンジンの吸気装置であって、
    前記アイドル制御手段の電磁弁に、前記補助吸気通路上に配置可能でかつ該電磁弁の弁体により開閉される弁シートを設けたことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  8. 請求項6に記載のエンジンの吸気装置であって、
    前記スロットルボデーのボデー本体に、前記補助吸気通路上に配置されかつ前記アイドル制御手段の電磁弁の弁体により開閉される弁シートを設けたことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  9. 請求項6〜8のいずれか1つに記載のエンジンの吸気装置であって、
    前記アイドル制御手段の電磁弁をオン・オフ制御する制御手段と、
    前記エンジンの行程を検出する行程検出手段と
    を備え、
    前記制御手段は、エンジンの目標アイドル回転数に基づいて前記電磁弁の開弁と閉弁の時間比率を算出しかつ前記行程検出手段からの信号に基づいて、エンジンの1サイクル中において前記時間比率の開弁時間に応じて前記電磁弁を開弁することにより、エンジンのアイドル回転数を目標アイドル回転数に制御する
    ことを特徴とするエンジンの吸気装置。

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