JP7129116B2 - 単一の駆動部支持板 - Google Patents

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Description

本発明は、モータにより減速歯車列からなる伝達機構を介して弁体を回転させるようにされた、流路切換弁(多方弁)、流量調整弁、圧力制御弁、開閉弁等の様々な形態で使用されるロータリー弁に係り、特に、流通する流体が温水、湯水あるいは冷却水であるシステムに使用するのに好適なロータリー弁に用いられる単一の駆動部支持板に関する。
この種のロータリー弁は、例えば特許文献1等に所載のように、モータと減速歯車列等からなるモータユニットと、弁室や複数のポートが設けられるとともに、前記弁室に弁体が回転自在に配在された弁ハウジング(弁本体)とを別々に作製し、その後に、弁ハウジングにモータユニットを組み付けるようにしたものが一般的である。
しかしながら、かかる構成のロータリー弁では、モータユニット側と弁ハウジング側にそれぞれ、回転部分を支持する部材やそれらを相互に連結する部材等が必要となり、トータルで部品点数や組立工数が多くなる嫌いがあるとともに、小型化を図り難いという問題がある。
そこで、ロータリー弁の中には、モータや減速歯車列等を弁ハウジング内に組み込んだものがある。
特開2001-200947号公報
しかしながら、モータや減速歯車列等を弁ハウジング内に組み込んだ従来のロータリー弁では、次のような問題があることが知られている。
すなわち、従来のロータリー弁では、出力軸に歯車が外嵌固定されたモータと減速歯車列を構成する歯車の幾つかとが異なる支持板に組み付けられており、モータが組み付けられた支持板を弁ハウジングに取り付けた後、減速歯車列を構成する歯車の幾つかが組み付けられた支持板を弁ハウジングに取り付けるようになっている。このようにしているのは、主としてモータ側の歯車(例えばウォーム)とこれに噛み合わせる歯車(例えばウォームホイール)との噛み合わせの便宜等を図るためと推定されるが、モータを支持する支持板と歯車列(の一部)を支持する支持板とが異なるものとされてそれらを個別に弁ハウジングに取り付けるようにしているため、やはり部品点数や組立工数が多くなる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、部品点数や組立工数を削減できるとともに、小型化を図ることができ、かつ、組立時にモータ側の歯車(例えばウォーム)とこれに噛み合わせる歯車(例えばウォームホイール)とを容易かつ適正に噛み合わせることのできるロータリー弁用の単一の駆動部支持板を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る単一の駆動部支持板は、基本的には、モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するための伝達機構と、を有し、前記モータと前記伝達機構とが組み付けられ、上面がカバーに覆われ、弁体の中間軸部が回転自在に嵌挿されることが可能な軸嵌挿穴が底面に設けられた単一の駆動部支持板であって、前記伝達機構は、前記モータの出力軸に設けられた第1ホイールと、前記第1ホイールに噛合する歯車列と、前記歯車列に噛合する第2ホイールとで構成され、前記第2ホイールの回転軸線は、前記軸嵌挿穴と同軸に設けられ、前記モータの回転軸線と前記第2ホイールの回転軸線とは、所定距離だけ離れて相互に平行に配在され、前記弁体の前記中間軸部の上側に外嵌固定された前記第2ホイールの下面と前記弁体の前記中間軸部の下側に設けられた段丘面と前記軸嵌挿穴の上端面及び下端面とで、前記駆動部支持板に対する前記弁体の抜け止め及び上下方向の位置規制がなされていることを特徴としている。また、本発明に係る単一の駆動部支持板は、基本的には、モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するための伝達機構と、を有し、前記モータと前記伝達機構とが組み付けられ、上面がカバーに覆われ、弁体の中間軸部が回転自在に嵌挿されることが可能な軸嵌挿穴が底面に設けられた単一の駆動部支持板であって、前記伝達機構は、前記モータの出力軸に設けられた第1ホイールと、前記第1ホイールに噛合する歯車列と、前記歯車列に噛合する第2ホイールとで構成され、前記第2ホイールの回転軸線は、前記軸嵌挿穴と同軸に設けられ、前記モータの回転軸線と前記第2ホイールの回転軸線とは、所定距離だけ離れて相互に平行に配在され、前記駆動部支持板の上面に、前記歯車列の回転軸部の両端部を回転自在に支持するとともに、前記歯車列の回転軸部の両端部を上方から挿入するための上面が開口した軸受溝が設けられた一対の軸受部が設けられていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記モータの回転軸線と前記第2ホイールの回転軸線とが上下方向に向くように、前記モータと前記第2ホイールとが前記単一の駆動部支持板の前記底面に組み付けられる。
他の好ましい態様では、前記モータと接続され、前記モータを回転駆動させる配線と、前記配線を支える複数の支柱と、をさらに備える。
本発明に係る単一の駆動部支持板では、単一の駆動部支持板にモータと弁体と伝達機構(たとえば減速歯車列)とが直接組み付けられるとともに、この駆動部支持板が弁ハウジングに固定される、特に、単一の駆動部支持板の下面側にモータと弁体とが組み付けられるとともに、その上面側に伝達機構が組み付けられ、この駆動部支持板、つまり、モータと伝達機構と弁体とからなるユニットが弁ハウジング内に収容されて当該駆動部支持板が弁ハウジングに設けられた取付面に載置固定されることで、ロータリー弁が組み立てられるようにされている。そのため、従来のように、モータユニットを弁ハウジングに組み付けるようにしたものや、モータと減速歯車列を構成する歯車の幾つかとを異なる支持板に組み付けるようにしたものに比べて、部品点数や組立工数を削減できるとともに、小型化を図ることができる。
また、駆動部支持板におけるモータの出力軸の通し穴と外端面との間にスリット状切欠部が形成されていることにより、モータをその出力軸を上に向けた姿勢で駆動部支持板の側方から前記通し穴まで横移動させ、その出力軸に設けられた歯車(例えばウォーム)を、その上下方向及び回転方向の位置を微調整しながら、該出力軸に設けられた歯車(例えばウォーム)を駆動部支持板に支承されている歯車(例えばウォームホイール)に横から噛み合わせることが可能となるので、両者を容易かつ適正に噛み合わせることができる。
本発明に係るロータリー弁の一実施形態の外観を示す全体斜視図。 上記一実施形態のロータリー弁におけるカバーを取り去った状態を示す斜視図。 図1のX-X矢視線に従う断面図。 図1のY-Y矢視線に従う断面図。 上記一実施形態の駆動部支持板を示す斜視図。 上記一実施形態の駆動部支持板にモータ、弁体、減速歯車列を組み付けた状態を示す斜視図。 主として上記一実施形態のロータリー弁の部品組み付け手順(1)の説明に供される斜視図。 主として上記一実施形態のロータリー弁の部品組み付け手順(2)の説明に供される斜視図。 主として上記一実施形態のロータリー弁の部品組み付け手順(3)の説明に供される斜視図。 主として上記一実施形態のロータリー弁の部品組み付け手順(4)の説明に供される斜視図。 主として上記一実施形態のロータリー弁の部品組み付け手順(5)の説明に供される斜視図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るロータリー弁の一実施形態の外観を示す全体斜視図、図2は、前記ロータリー弁におけるカバーを取り去った状態を示す斜視図、図3、図4はそれぞれ図1のX-X、Y-Y矢視線に従う断面図である。なお、本明細書において、上下、左右、前後等の位置、方向を表わす記述は、図1、図2の方向矢印表示を基準としており、実際の使用状態での位置、方向を指すものではない。
図示実施形態のロータリー弁1は、例えば給湯設備等の、流通する流体が温水、湯水あるいは冷却水であるシステムにおいて流路切換弁(三方弁)として使用されるもので、基本的には、モータ15(図6)と、このモータ15の回転駆動力が後述する減速歯車列(伝達機構)40を介して伝達される弁体20(図6)と、モータ15が収容されるモータ室16(図11)及び弁体20が回転自在に収容される弁室12(図3、図11)が概ねその下半部に設けられた、上面が開口した弁ハウジング10と、この弁ハウジング10におけるモータ室16及び弁室12の上面とされる取付面14に載置されてタッピンねじ38、38(図2、図3)で当該弁ハウジング10に締め付け固定された単一の(一部材からなる)駆動部支持板30と、弁ハウジング10の上面開口を覆うように被せられて所定本数の止めねじ19で締め付け固定されたカバー45とを有する。
詳細には、弁ハウジング10は、内部に弁室12が形成されるとともに、その外周部の右側と前側にそれぞれ継手からなる流出ポートp1、p2が設けられた円筒状胴部11を有し、該円筒状胴部11の上面側に、後述するように駆動部支持板30の軸嵌挿穴32に抜止保持された弁体20(の円筒弁体部21)を弁室12に上方から挿入するための円形開口17(図3、図11)が形成されている。
また、弁ハウジング10の円筒状胴部11における弁室12より下側の段付き円筒部に、上面が開口した継手からなる流入ポートp3を持つ下部ポート部材18が、間にシール部材としてのOリング39を挟んで、超音波溶着等により内嵌固定されている。
前記弁室12の外周には、所定角度間隔をあけて複数個の長円形の開口28が形成された円筒形のゴム製シール部材27が、前記下部ポート部材18を内嵌固定する前にその下側から挿入され、弁体20による連れ回りを阻止すべく適宜の手法により固定されている。このゴム製シール部材27の内周側には、前記弁体20の円筒弁体部21が前記円形開口17を介して上から圧入気味に押し込まれて、すなわちゴム製シール部材27とのシールに必要な圧縮代を確保できる程度にゴム製シール部材27を圧縮させながら摺動回転可能に内挿されている。
一方、本実施形態では、図6に示される如くに、モータ15の回転軸線O'と弁体20の回転軸線Oとは所定距離だけ離れて相互に平行に配在されており、弁ハウジング10における左後方に、内部にモータ室16が形成された角筒状胴部13が設けられている。
また、モータ15(の出力軸15A)と弁体20(の上部軸部23)との間に介装された前記減速歯車列40は、図2、図6、図10等を参照すればよくわかるように、モータ15の出力軸15Aに設けられた(外嵌固定された)第1ウォーム41とそれに噛合する第1ウォームホイール42とからなる第1ウォーム歯車列と、前記第1ウォームホイール42の回転軸部42Aに設けられた第2ウォーム43とこれに噛合する、前記弁体20の上部軸部23(後述)に外嵌固定された第2ウォームホイール44とからなる第2ウォーム歯車列とで構成されており、その減速比は例えば1/100程度とされている。
そして、駆動部支持板30の下面側には、モータ15が、図2、図5、図6、図10等を参照すればよくわかるように、その本体部15Bの上端面を駆動部支持板30の下面に押し付けられるとともに、その出力軸15A(図10)に設けられた第1ウォーム41を通し穴35(図5)より上面側に突出させた状態で、上からねじ込まれる止めねじ37、37により取付固定されている。
また、モータ15(と減速歯車列40)の駆動部支持板30への組み付け、言い換えれば、第1ウォーム41と第1ウォームホイール42との噛み合わせの便宜を図るべく、駆動部支持板30におけるモータ15の出力軸15Aの通し穴35と外端面との間には、図5、図6に示される如くに、第1ウォーム41が固定された出力軸15Aを上に向けた姿勢でモータ15を駆動部支持板30の側方から通し穴35まで横移動させるためのスリット状切欠部36が形成されている。
また、駆動部支持板30の上面側には、第1ウォームホイール42の回転軸部42Aの両端部42a、42aを回転自在に支持する、底面が断面半円形で上面が開口した軸受溝33aが設けられた一対の柱状軸受部33、33が上向きに突設されている。ここでは、図4に示される如くに、回転軸部42Aの両端部42a、42aの上端面(頂面)に対して柱状軸受部33(軸受溝33a)の上端面は略面一か若干上側に位置するようにされている。また、前記カバー45には、図4に示される如くに、前後方向に設けられた柱状軸受部33、33の軸受溝33a、33aに回転自在に支持された回転軸部42Aの両端部42a、42aの浮き上がりを防ぐべく、その下端面が柱状軸受部33、33の上端面に対接せしめられる、内部が中空とされた一対の柱状押さえ部46、46が下向きに突設されている。言い換えれば、駆動部支持板30に設けられた柱状軸受部33、33とカバー45に設けられた柱状押さえ部46、46とで、第1ウォームホイール42及び第2ウォーム43の回転軸部42Aを支持する軸受が構成されている。
また、駆動部支持板30における前記通し穴35の右前方には、図3に加えて図5、図7等を参照すればよくわかるように、その基板部31の上下に突出する所定の肉厚を有する円筒部で構成された軸嵌挿穴32が設けられている。
一方、前記弁体20は、周面に長円形の開口が90°の間隔をあけて形成された円筒弁体部21と、該円筒弁体部21上に突設され、前記軸嵌挿穴32に回動自在に嵌挿された、円筒弁体部21より小径の中間軸部22と、該中間軸部22上に突設され、前記減速歯車列40の最後段を構成する第2ウォームホイール44が圧入等により外嵌固定された、断面レーストラック形の上部軸部23と、D形突部24とを有し、図3を参照すればよくわかるように、前記第2ウォームホイール44の下面と円筒弁体部21の上端段丘面と軸嵌挿穴32の上端面及び下端面とで、駆動部支持板30に対する弁体20の抜け止め及び上下方向の位置規制がなされている。
なお、弁体20の中間軸部22と軸嵌挿穴32の内周面との間にはシール部材としてのOリング26が二段介装されており、弁室12上に形成された円形開口17(の内周面)と軸嵌挿穴32の外周面との間にもシール部材としてのOリング34が介装されている。また、ここでは、円形開口17の口径が弁体20における円筒弁体部21の外径及び軸嵌挿穴32の円筒部の外径と略同じ、もしくは、弁体20における円筒弁体部21の外径及び軸嵌挿穴32の円筒部の外径より若干小さくされている。
また、プリント配線基板54(図3)を支承保持すべく、駆動部支持板30には、小径凸部付きの3本の支柱53が(第1ウォームホイール42の回転軸部42Aの周囲に)立設されるとともに、弁ハウジング10(における左前方の部分)にも、6個の小径凸部56が立設されている。
さらに、図2~図4を参照すればよくわかるように、弁ハウジング10の外周上端面とカバー45の外周下端面との間をシールすべく、弁ハウジング10の外周上端面に形成された環状溝に無端環状を有するシール材としてのゴムパッキン47が装着されている。
次に、駆動部支持板30へのモータ15、減速歯車列40、及び弁体20の組み付け手順、並びに、駆動部支持板30の弁ハウジング10への取り付けを図7~図11を参照しながら説明する。
(1)まず、図7に示される如くに、弁体20の中間軸部22外周(に設けられた2本の環状溝)にOリング26、26を装着するとともに、駆動部支持板30に設けられた円筒部で構成された軸嵌挿穴32における下面側突出部外周(に設けられた環状溝)にOリング34を装着しておく。次に、図8に示される如くに、弁体20の中間軸部22を軸嵌挿穴32内に押込み、軸嵌挿穴32より上方に断面レーストラック形の上部軸部23を突出させる。
(2)続いて、図8、図9に示される如くに、前記上部軸部23に、それに外嵌(圧入)可能な嵌合穴44aが設けられた、前記減速歯車列40の最後段を構成する第2ウォームホイール44を圧入等により外嵌固定する。これにより、前述したように、弁体20(及び第2ウォームホイール44)が駆動部支持板30に回転自在に、かつ、抜け止め保持された状態で組み付けられる。
(3)次に、図9、図10に示される如くに、第1ウォームホイール42の回転軸部42Aの両端部42a、42aを、前記柱状軸受部33、33の軸受溝33a、33aに上方から入れ置いて支承させる。その際、弁体20の上部軸部23に外嵌固定された第2ウォームホイール44と第1ウォームホイール42の回転軸部42Aに設けられた第2ウォーム43の位置(回転方向、上下方向)を微調整しながらそれらを噛み合わせる。この場合、第2ウォームホイール44と第2ウォーム43の双方とも多少は動かせるので、容易かつ適正に噛み合わせることができる。
(4)続いて、図10、図6に示される如くに、第1ウォーム41が設けられた出力軸15Aを上に向けた姿勢で、モータ15を該出力軸15Aの下部(第1ウォーム41から露出している小径部)を駆動部支持板30の側方からスリット状切欠部36に入れ込み、第1ウォーム41付きモータ15を通し穴35まで横移動させ、その位置(回転方向、上下方向)を微調整しながら、第1ウォーム41を第1ウォームホイール42に横から噛み合わせる。この場合、第1ウォーム41と第1ウォームホイール42の双方とも多少は動かせるので、容易かつ適正に噛み合わせることができる。噛み合わせが完了したら、駆動部支持板30の上から止めねじ37、37を(該駆動部支持板30に設けられた挿通穴を通して)モータ15(の本体部15B)にねじ込んで、モータ15(の本体部15B)の上端面を駆動部支持板30の下面に押し付けた状態で取付固定する。これにより、モータ15、減速歯車列40、及び弁体20の駆動部支持板30への組み付けが完了する(図6に示される状態となる)。
(5)次に、図11に示される如くに、モータ15、減速歯車列40、及び弁体20が組み付けられた駆動部支持板30を、モータ室16及び弁室12が設けられた弁ハウジング10に上から落し込むようにして、モータ室16及び弁室12の上面とされる取付面14に載置し、タッピンねじ38、38(図2、図3)で当該弁ハウジング10に締め付け固定する。これにより、モータ15の本体部15B及び弁体20の円筒弁体部21が、それぞれ弁ハウジング10の概ね下半部に画成されたモータ室16及び弁室12に収容される。
(6)次に、弁ハウジング10の上面開口を覆うようにカバー45を被せて止めねじ19で締め付け固定する(図1、図3、図4)。ここでは、弁ハウジング10の外周上端面に環状溝が形成されており、その環状溝にはゴムパッキン47がその一部を上方に突出させた状態で装着され、弁ハウジング10にカバー45を締め付け固定した際、図3、図4に示される如くに、前記ゴムパッキン47は、弁ハウジング10の外周上端面とこれに対接するカバー45の外周下端面との間で挟圧されるとともに、カバー45に設けられた柱状押さえ部46の下端面が柱状軸受部33の上端面に圧接気味に当接する。これにより、第1ウォームホイール42における回転軸部42Aの両端部42a、42aの上下方向の位置が規制されることになる。言い換えれば、駆動部支持板30に設けられた柱状軸受部33、33とカバー45に設けられた柱状押さえ部46、46とで、第1ウォームホイール42及び第2ウォーム43の回転軸部42Aを支持する軸受が構成され、第1ウォームホイール42と第2ウォーム43は、別途に軸押さえ部材等を必要とすることなく適正に回転可能に支持される。
以上の説明から理解されるように、本実施形態のロータリー弁1では、一部材からなる単一の駆動部支持板30にモータ15と弁体20と伝達機構としての減速歯車列40とが直接組み付けられるとともに、この駆動部支持板30が弁ハウジング10に固定される。特に、単一の駆動部支持板30の下面側にモータ15(の本体部15B)と弁体20(の円筒弁体部21)とが配在されるとともに、その上面側に減速歯車列40が組み付けられ、この駆動部支持板30、つまり、モータ15と減速歯車列40と弁体20とからなるユニットが弁ハウジング10内に収容されて当該駆動部支持板30が弁ハウジング10に設けられた取付面14に載置固定されることで、ロータリー弁1が組み立てられるようにされるので、従来のように、それぞれ別々に組み立てられたモータユニットと弁ハウジングとを組み付けるようにしたものや、モータと減速歯車列を構成する歯車の幾つかとを異なる支持板に組み付けた後にそれらを個別に弁ハウジングに取り付けるようにしたものに比べて、部品点数や組立工数を削減できるとともに、小型化を図ることができる。
また、モータ15の出力軸15Aの通し穴35と外端面との間にスリット状切欠部36が形成されているので、モータ15をその出力軸15Aを上に向けた姿勢で駆動部支持板30の側方から通し穴35まで横移動させ、その出力軸15Aに設けられた第1ウォーム41の上下方向及び回転方向の位置を微調整しながら、該第1ウォーム41を柱状軸受部33、33に支承されている第1ウォームホイール42に横から噛み合わせることが可能となるので、モータ15を駆動部支持板30に取り付けた後に第1ウォーム41と第1ウォームホイール42を噛み合わせて組み付ける場合に比べて、容易かつ適正に噛み合わせることができる。
さらに、駆動部支持板30に設けられた柱状軸受部33、33とカバー45に設けられた柱状押さえ部46、46とにより、別途に軸押さえ部材等を必要とすることなく、第1ウォームホイール42と第2ウォーム43とが適正に回転可能に支持されるので、これによっても、部品点数や組立工数を削減できる。
なお、上記実施形態では、二組のウォーム歯車列で減速歯車列40が構成されているが、伝達機構としての減速歯車列40の構成等は、上記実施形態のものに限られないことは勿論である。また、上記実施形態のロータリー弁1は、一つの流入ポートと二つの流出ポートを持つ三方弁として機能するようにされているが、ロータリー弁としては、三方弁等の多方切換弁(流路切換弁)の他、モータにより伝達機構を介して弁体を回転させるものであれば、流量調整弁、圧力制御弁、開閉弁等であってもよい。
また、上記実施形態のロータリー弁1は、給湯設備において流路切換用の三方弁として使用されるものとしているが、たとえば車両における冷却水回路(エンジン冷却用回路や電子機器冷却用回路等)において流路切換用のロータリー弁として使用してもよい。
1 ロータリー弁
10 弁ハウジング
11 円筒状胴部
12 弁室
14 取付面
15 モータ
15A 出力軸
16 モータ室
17 円形開口
18 下部ポート部材
20 弁体
21 円筒弁体部
22 中間軸部
23 上部軸部
25 開口
27 ゴム製シール部材
30 駆動部支持板
32 軸嵌挿穴
33 柱状軸受部
33a 軸受溝
35 通し穴
36 スリット状切欠部
40 減速歯車列(伝達機構)
41 第1ウォーム
42 第1ウォームホイール
42A 回転軸部
43 第2ウォーム
44 第2ウォームホイール
45 カバー
46 柱状押さえ部
47 ゴムパッキン(シール材)
p1 流出ポート
p2 流出ポート
p3 流入ポート

Claims (4)

  1. モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するための伝達機構と、を有し、前記モータと前記伝達機構とが組み付けられ、上面がカバーに覆われ、弁体の中間軸部が回転自在に嵌挿されることが可能な軸嵌挿穴が底面に設けられた単一の駆動部支持板であって、
    前記伝達機構は、前記モータの出力軸に設けられた第1ホイールと、前記第1ホイールに噛合する歯車列と、前記歯車列に噛合する第2ホイールとで構成され、
    前記第2ホイールの回転軸線は、前記軸嵌挿穴と同軸に設けられ、
    前記モータの回転軸線と前記第2ホイールの回転軸線とは、所定距離だけ離れて相互に平行に配在され
    前記弁体の前記中間軸部の上側に外嵌固定された前記第2ホイールの下面と前記弁体の前記中間軸部の下側に設けられた段丘面と前記軸嵌挿穴の上端面及び下端面とで、前記駆動部支持板に対する前記弁体の抜け止め及び上下方向の位置規制がなされていることを特徴とする単一の駆動部支持板。
  2. モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するための伝達機構と、を有し、前記モータと前記伝達機構とが組み付けられ、上面がカバーに覆われ、弁体の中間軸部が回転自在に嵌挿されることが可能な軸嵌挿穴が底面に設けられた単一の駆動部支持板であって、
    前記伝達機構は、前記モータの出力軸に設けられた第1ホイールと、前記第1ホイールに噛合する歯車列と、前記歯車列に噛合する第2ホイールとで構成され、
    前記第2ホイールの回転軸線は、前記軸嵌挿穴と同軸に設けられ、
    前記モータの回転軸線と前記第2ホイールの回転軸線とは、所定距離だけ離れて相互に平行に配在され
    前記駆動部支持板の上面に、前記歯車列の回転軸部の両端部を回転自在に支持するとともに、前記歯車列の回転軸部の両端部を上方から挿入するための上面が開口した軸受溝が設けられた一対の軸受部が設けられていることを特徴とする単一の駆動部支持板。
  3. 前記モータの回転軸線と前記第2ホイールの回転軸線とが上下方向に向くように、前記モータと前記第2ホイールとが前記単一の駆動部支持板の前記底面に組み付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の単一の駆動部支持板。
  4. 前記モータと接続され、前記モータを回転駆動させる配線と、
    前記配線を支える複数の支柱と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の単一の駆動部支持板。
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