JP2005131792A - 卓上カレンダー - Google Patents

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Abstract

【課題】 三角柱状に組み立てた卓上カレンダーが、不安定な状態で立つことがないようにすると共に、ベースシートの両端縁部分同士を、粘着剤などで接着する際でも確実に接着できるようにした卓上カレンダーを提供する。
【解決手段】 矩形状のベースシートと、ベースシートの上に備えられたカレンダー部とを有し、ベースシートを三角柱状に折り畳み、組み立てて使用する卓上カレンダーであって、ベースシートには、ベースシートを三角柱状に折り畳んだ際に底部となるベースシート片に、該ベースシート片を略中央から折るための折り畳み予定線が設けられている。また、ベースシート片には、折り畳み予定線を交差したスリットが設けられ、更に、ベースシートは、一端縁部に粘着剤層と該粘着剤層上に剥離可能に設けられた剥離紙とを有し、ベースシートを三角柱状に折り畳む際に使用する少なくとも3本の折り畳み予定線が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、矩形状のベースシートを三角柱状に折り畳み、組み立てて使用する卓上カレンダーに関する。
従来、机の上などにおいて使用する卓上カレンダーとして、ベースシートを三角柱状に折り畳むことで、カレンダーの部分を僅かに傾斜させた状態として組み立てて使用する仕様の卓上カレンダーが既に知られている。(例えば、特許文献1乃至3、参照)
特開平10−337981 特開2002−144764 実用新案登録第3054789号公報
これらのベースシートを三角柱状に折り畳んで組み立てる仕様の卓上カレンダーでは、組み立てる際に折り畳み状態が弱いと、組み立てた卓上カレンダーの底部分が、外側に撓んだ状態となり、その卓上カレンダーを、机の上などに置いた場合に、少しの風や振動などの影響でも揺れ動いたりして安定が悪いという問題がある。
また、卓上カレンダーとして、矩形状のベースシートを三角柱状に折り畳んで、ベースシートの両端縁部分同士を、予めベースシートに設けられている粘着剤などで接着して組み立てる仕様の卓上カレンダーが知られているが、この卓上カレンダーの場合には、ベースシートに設けられている粘着剤により、ベースシートの両端縁部分同士を接着する際に、粘着剤を間に挟み、ベースシートの両端縁部分同士を重ね合わせて押し付けて接着することになる。
この場合に、矩形状のベースシートを三角柱状に折り畳んだ際の2片を、指で摘むなどして加圧して接着することが行われるが、三角柱状にした場合のベースシートの底部となるベースシート片の幅が狭いことなどから、完全な接着状態とならないことも多く、使用中にその接着部分が剥がれてしまうことがあり、ベースシートの両端縁部分同士を接着させる際に完全な状態で接着しにくいという問題がある。
本発明は、矩形状のベースシートを三角柱状に折り畳んで組み立てる卓上カレンダーが、不安定な状態で立つことがないようにすると共に、ベースシートの両端縁部分同士を、予めベースシートに設けられている粘着剤などで接着する際でも、確実に接着できるようにした卓上カレンダーを提供する。
本発明の卓上カレンダーは、矩形状のベースシートと、前記ベースシートの上に備えられたカレンダー部とを有し、前記ベースシートを三角柱状に折り畳み、組み立てて使用する卓上カレンダーであって、前記ベースシートには、前記ベースシートを三角柱状に折り畳んだ際に底部となるベースシート片に、該ベースシート片を略中央から折るための折り畳み予定線が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の卓上カレンダーは、前記ベースシートのベースシート片には、前記ベースシート片に設けられた折り畳み予定線と交差して、前記ベースシート片の少なくとも一部を折り込み可能に形成されたスリットが設けられていることを特徴とする。
更に、本発明の卓上カレンダーは、前記ベースシートは、一端縁部に粘着剤層と該粘着剤層上に剥離可能に設けられた剥離紙とを有し、更に、前記ベースシートを三角柱状に折り畳む際に使用する少なくとも3本の折り畳み予定線が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の卓上カレンダーは、前記折り畳み予定線が、折り畳み用ミシン目であることを特徴とする。
本発明の卓上カレンダーは、ベースシートを三角柱状に折り畳んだ際に底部となるベースシート片に折り畳み予定線が設けられているので、この折り畳み予定線からベースシート片を内側に折ることで、ベースシート片が外側に出っ張らないようにすることができ、三角柱状に折り畳んで組み立てた卓上カレンダーを立てた場合でも、安定した状態で立てることができ、更に、ベースシートの両端縁部分同士を、予めベースシートに設けられている粘着剤などで接着する際でも、ベースシート片に形成されている折り畳み予定線で折り畳んだ状態で、外側から指で挟んで加圧できるので、ベースシートの両端縁部分同士を確実に接着することができるという効果がある。
また、本発明の卓上カレンダーは、卓上カレンダーを組み立てる際に、ベースシートに形成されている折り畳み予定線から強く折り畳んで折り癖がついたとしても、ベースシート片の一部を上方に折ることで、適度な折り状態の三角柱状に矯正させることができ、組み立てた卓上カレンダーを立てた場合でも安定した状態で立てることができるという効果がある。
更に、本発明の卓上カレンダーは、前記ベースシートに少なくとも3本の折り畳み予定線が形成されているので、三角柱状の卓上カレンダーを作成する場合でも、簡単にベースシートを折り曲げることができ作成しやすいという効果がある。
また、本発明の卓上カレンダーは、前記折り畳み予定線が、折り畳み用ミシン目であることで、簡単にベースシートを折り畳むことができるという効果がある。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る卓上カレンダーの上面側から見た場合の斜視図、図2は、図1のA−A線断面図、図3は、本発明の実施形態に係る卓上カレンダーを折りミシン目から折り畳んだ状態を示す側面図、図4は、本発明の実施形態に係る卓上カレンダーを折りミシン目から折り畳み、ベースシートの両端縁部分同士で接着させた状態を示す側面図、図5は、本発明の実施形態に係る卓上カレンダーを組み立てた状態を示す側面図、図6は、ベースシート片に形成された円弧状のスリットから、ベースシート片の一部を上方に折り込んだ状態を示す斜視図である。
本発明に係る卓上カレンダー1は、矩形状のベースシート2と、このベースシート2の上に備えられたカレンダー部3とを有している。
カレンダー部3は、上から順番に、カレンダー表紙シート3a、シールシート3b、複数枚のカレンダーシート3c〜3fが重ねられ、それらの上端部でそれぞれ接着剤4によりベースシート2上に接着されている。
カレンダー表紙シート3aには、この卓上カレンダー1を販売促進用として利用する場合に、企業名や商品PRなどを印刷しておいてもよい。
また、シールシート3bは、剥離可能なシールを有し、スケジュール管理用のシールとして、必要に応じてカレンダーシート3c〜3fの日にち表示部に貼付して利用できるようにしてある。
複数枚のカレンダーシート3c〜3fには、一ヶ月単位の暦情報として日にち表示欄が、1枚のカレンダーシートに3ヶ月分づつ横並びで表示されている。
また、カレンダー部3を構成するこれらの各シートには、切り取りミシン目5がそれぞれに形成されていて、接着剤4で接着されている部分から切り取れるようにしてある。
ベースシート2において、カレンダー部3が備えられていない側の一端縁部には、粘着剤層6と、更にその粘着剤層6の上に剥離可能な状態で剥離紙7が設けられている。
また、ベースシート2には、ベースシート2を三角柱状に折り畳む際に使用する少なくとも3本の折り畳み予定線である折り畳み用ミシン目8a,8b,8cと、ベースシート2を三角柱状に折り畳んだ場合に、底部分となるベースシート片2aを略中央部から折るための折り畳み予定線である折り畳み用ミシン目9とが形成されている。
折り畳み用ミシン目9は、ベースシート片2aの略中央部からベースシート片2aを山折りするために形成されているミシン目である。
更に、ベースシート2のベースシート片2aには、ベースシート片2aに設けられた折り畳み予定線である折り畳み用ミシン目9と交差して、ベースシート片2aの少なくとも一部を折り込み可能に形成されたスリットが設けられている。
つまり、ベースシート片2aに形成されたスリットとして、折り畳み用ミシン目9を中心として左右対称な円弧状のスリット10a,10bが2つ設けられている。
この2つの円弧状のスリット10a,10bは、ベースシート片2aの切り込まれた円弧状のスリット10a,10bの内側部分を上方に対して折り込むことで、ベースシート片2aの一部を立てるために形成されているものである。
この2つの円弧状のスリット10a,10bは、卓上カレンダーのサイズなどに応じて任意に定めればよく、図面に示した円弧状のスリットの形状に限定されるものではない。
次に、本発明の卓上カレンダーを組み立てる際の手順を、図3乃至図6に基づいて説明する。
まず、図3に示すように、ベースシート2を3本の折り畳み用ミシン目8a,8b,8cから折り畳むと同時に、ベースシート片2aに形成されている折り畳み用ミシン目9からも折り畳む。
そして、図4に示すように、剥離紙7を粘着剤層6の上から剥離した後に、ベースシート2に設けられている粘着剤層6の部分をベースシート2の一端縁部に密着させながら、折り畳んだベースシート2を両側から指などで挟んで、内側に圧力を加える。
この際に、ベースシート片2aの中央部に形成されている折り畳み用ミシン目9により、ベースシート片2aが2つに折れ曲がるので、ベースシート2の両端縁部分同士が粘着剤層6を挟んでしっかりと押し付けることができるので、ベースシート2の両端縁部分同士が確実に接着される。
この接着時には、ベースシート片2aの中央部に形成されている折り畳み用ミシン目9からベースシート片2aを2つに折れ曲げた状態で、両側から指で強く押し付けるために、指を離した後でも、ベースシート片2aに折り癖が残ることになる。
次に、ベースシート片2aに折り癖を矯正して、ベースシート2を適度な三角柱状にするために、折り畳み用ミシン目9から折り畳まれた状態のベースシート片2aの部分に指を入れて、図5に示すように、3本の折り畳み用ミシン目8a,8b,8cが形成されている部分が三角柱状となるように、ベースシート片2aを広げると共に、円弧状のスリット10a,10bから部分的にベースシート片2aの一部を上方に折り上げる。
図6には、ベースシート片2aにおいて、円弧状のスリット10a,10bから部分的にベースシート片2aの一部を上方に折り上げた状態が示されているが、ベースシート片2aの一部を上方に折り上げることで、ベースシート片2aに形成されている折り畳み用ミシン目9から一旦強く折り畳んだベースシート片2aの折り癖を適度な折り状態に矯正させることができるようにしてある。
組み立てられた卓上カレンダーは、図5に示すように、三角柱状となったベースシート2の底部に位置するベースシート片2aが、ベースシート片2aに形成されている折り畳み用ミシン目9を中心として、少しだけ盛り上がった状態となるので、組み立てられた卓上カレンダーを机などに置いた際でも、安定性が良く、ベースシート片2aが外側に出っ張って卓上カレンダーが揺れるなどすることがない。
本発明に係る卓上カレンダーは、市販用のカレンダーや販売促進用のカレンダーなどとして種々の業界で広く利用される可能性がある。
本発明の実施形態に係る卓上カレンダーの上面側の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の実施形態に係る卓上カレンダーを折り畳み用ミシン目から折り畳んだ状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る卓上カレンダーを折り畳み用ミシン目から折り畳み、ベースシートの両端縁部分同士で接着させた状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る卓上カレンダーを組み立てた状態を示す側面図である。 ベースシート片に形成された円弧状のスリットから、ベースシート片の一部を上方に折り込んだ状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 卓上カレンダー
2 ベースシート
2a ベースシート片
3 カレンダー部
3a カレンダー表紙シート
3b シールシート
3c〜3f カレンダーシート
4 接着剤
5 切り取りミシン目
6 粘着剤層
7 剥離紙
8a,8b,8c,9 折り畳み用ミシン目
10a,10b 円弧状のスリット

Claims (4)

  1. 矩形状のベースシートと、前記ベースシートの上に備えられたカレンダー部とを有し、前記ベースシートを三角柱状に折り畳み、組み立てて使用する卓上カレンダーであって、
    前記ベースシートには、前記ベースシートを三角柱状に折り畳んだ際に底部となるベースシート片に、該ベースシート片を略中央から折るための折り畳み予定線が設けられていることを特徴とする卓上カレンダー。
  2. 前記ベースシートのベースシート片には、前記ベースシート片に設けられた折り畳み予定線と交差して、前記ベースシート片の少なくとも一部を折り込み可能に形成されたスリットが設けられていることを特徴とする請求項1記載の卓上カレンダー。
  3. 前記ベースシートは、一端縁部に粘着剤層と該粘着剤層上に剥離可能に設けられた剥離紙とを有し、更に、前記ベースシートを三角柱状に折り畳む際に使用する少なくとも3本の折り畳み予定線が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の卓上カレンダー。
  4. 前記折り畳み予定線が、折り畳み用ミシン目であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の卓上カレンダー。
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