JP2008000933A - カレンダー付きメモパッドと表示体付きメモパッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 メモ用紙ブロック体をカバー用紙により完全に保護し、かつ使用時においてカレンダー等の表示が可能なメモパッドを提供する。
【解決手段】 剥離可能に綴じ合わされたメモ用紙ブロック体2とカレンダー4等の表示体付きカバー用紙3との組合せからなるメモパッドにおいて、当該カバー用紙3が背面2b部分においてメモ用紙ブロック体2に固着され、メモ用紙の不使用時には、当該カバー用紙3が、メモ用紙ブロック体の上面2u、前面2f、底面2gと前記背面の4面を包囲して保護し、メモ用紙の使用時においては、当該カバー用紙3の、メモ用紙ブロック体2の底面、前面、および上面を保護する部分を反転して、前記カレンダー4等の表示体がメモ用紙ブロック体2の背面2b部分から起立して傾斜状態で表示され、かつ使用、不使用の両時においてカバー用紙3の先端部の差し込み片をスリット孔に差し込みして固定可能にされていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カレンダー付きメモパッドと表示体付きメモパッドに関する。具体的には、複数枚のメモ用紙からなるメモ用紙ブロック体が接着剤だけで背面部分に剥離可能に綴じ合わされてなり、そのメモ用紙を一枚ずつ剥がして使用するタイプのはぎ取り型のメモパッドに関するが、メモパッドを包囲して保護するカバー用紙を有し、当該カバー用紙がメモ用紙の不使用時と使用時において、相互に互換可能に異なる形態となり、少なくとも使用時におていカレンダーやその他の表示体が表示可能にされているため、便利に取り扱いができるカレンダー付きメモパッドと表示体付きメモパッドに関するものである。
従来から、一枚ずつ用紙をはぎ取りして使用可能な冊子として無線綴じタイプのはぎ取り冊子が利用されている。このタイプのはぎ取り冊子は、従来は、枚葉紙を丁合して所定サイズに断裁した後、針金綴じせずに、エマルジョン系の糊を用いて背の部分を綴じ合わせることで作製されている。そして、表紙となる台紙でくるんだ形態にするなどしてメモ帳やノート、さらには日めくりカレンダーなどとして利用されている。
近年、この従来のはぎ取り型に代えて、疑似接着剤により剥離可能に背固めされたメモ用紙等も広範に使用されるようになってきている。これらの背固めされたメモ用紙ブロック体は、裸の状態では、バラバラになり易く販売にも適さないので透明基材で厳重に包装したりして市販されている。しかし、この透明包装は利用者が使用時には剥離するので、家庭や職場における使用時には保護被覆がない状態となってしまう問題がある。
この問題を解決するため、はぎ取り冊子等に保護用紙を設けることも提案されている。特許文献1は、表紙付きはぎ取り冊子について提案し、特許文献2は、カレンダー付きメモ帳について提案し、特許文献3は、カバーつきメモパッドを提案している。
しかし、特許文献1のはぎ取り冊子の表紙20は、単に、はぎ取り冊子の本文10の上面と背面と底面を保護するだけで、十分に冊子を保護する形態とは考えられない。また、本願のようにカレンダー等の表示をする機能を有してはいない。
特許文献2のカレンダー付きメモ帳は、カレンダーを表示する構成は本願と共通するが、カレンダーの取り付けの方法が本願と相違し、カバー用紙ともなる台紙は本願のようにメモ用紙ブロック体の4面を包囲する形態とは相違している。特許文献3のカバーつきメモパッドもカレンダー表示を持たず、表カバーと裏カバーの構成や固定方法は本願と異なる方法を採用している。
特開2003−165284号公報 特開2005−104122号公報 実開平3−74980号公報
近年、再剥離再接着性のメモ用紙は、その便利さから大量に使用されるようになり、机上にも定常的に置かれることが多くなってきている。この場合、メモ用紙ブロック体にカレンダー表示がされていると、デスクカレンダーに代えて使用でき、利便性が高まる。
カレンダー以外の装飾的な表示体や情報表示体等の場合も、家庭や職場を楽しくでき同様の効果を奏する。
上記のように、メモ用紙ブロック体を不使用時(販売時等)において完全に保護するカバー用紙を設けること、購入後の使用状態でもメモ用紙ブロック体を保護すると共に、カレンダーや他の装飾体や有用な表示物の表示機能を果たして利便性を向上させること、使用状態と不使用状態の形態に互換性を持たせることを課題とするものである。
上記課題を解決する本発明の要旨の第1は、複数枚のメモ用紙の一端が接着剤により剥離可能に綴じ合わされてなるメモ用紙ブロック体とそれを包囲するカレンダー付きカバー用紙との組合せからなるメモパッドにおいて、当該カバー用紙が前記接着剤からなる綴じ合わせ背面部分においてメモ用紙ブロック体に固着されており、メモ用紙の不使用時には、当該カバー用紙が、メモ用紙ブロック体の上面と前面と底面、および前記背面の4面を包囲して保護し、かつカバー用紙の先端部の差し込み片をカバー用紙のスリット孔に差し込みして固定可能にされており、メモ用紙の使用時においては、当該カバー用紙の、メモ用紙ブロック体の底面と前面、および上面を保護する部分を反転して立ち上げし、前記カレンダーがメモ用紙ブロック体の背面部分から起立して傾斜状態で表示され、かつカバー用紙の先端部の前記差し込み片を前記スリット孔からメモ用紙ブロック体の底面側に差し込みして固定可能にされていることを特徴とするカレンダー付きメモパッド、にある。
上記カレンダー付きメモパッドにおいて、カバー用紙の、メモ用紙ブロック体に固着する背面部分の両側に、カバー用紙の底面側に差し込みして連結する補強片を有する、ようにすれば使用時におけるカバー用紙の強化を図ることができる。また、カレンダーがメモ用紙の不使用時における、メモ用紙ブロック体の上面と接するカバー用紙面に印刷または貼付されている、ようにすれば、メモ用紙の使用時に、前面からカレンダーを視認できる。さらに、メモ用紙の不使用時における、カバー用紙の外面にもカレンダーが印刷または貼付されている、ようにしてもよい。
上記課題を解決する本発明の要旨の第2は、複数枚のメモ用紙の一端が接着剤により剥離可能に綴じ合わされてなるメモ用紙ブロック体とそれを包囲する表示体付きカバー用紙との組合せからなるメモパッドにおいて、当該カバー用紙が前記接着剤からなる綴じ合わせ背面部分においてメモ用紙ブロック体に固着されており、メモ用紙の不使用時には、当該カバー用紙が、メモ用紙ブロック体の上面と前面と底面、および前記背面の4面を包囲して保護し、かつカバー用紙の先端部の差し込み片をカバー用紙のスリット孔に差し込みして固定可能にされており、メモ用紙の使用時においては、当該カバー用紙の、メモ用紙ブロック体の底面と前面、および上面を保護する部分を反転して立ち上げし、前記表示体がメモ用紙ブロック体の背面部分から起立して傾斜状態で表示され、かつカバー用紙の先端部の前記差し込み片を前記スリット孔からメモ用紙ブロック体の底面側に差し込みして固定可能にされていることを特徴とする表示体付きメモパッド、にある。
上記表示体付きメモパッドにおいて、カバー用紙の、メモ用紙ブロック体に固着する背面部分の両側に、カバー用紙の底面側に差し込みして連結する補強片を有する、ようにすれば使用時におけるカバー用紙の強化を図ることができる。
(1)本発明のカレンダー付きメモパッド(請求項1)は、使用時にも不使用時にも、メモ用紙ブロック体がカバー用紙により保護されているので、メモ用紙ブロック体が剥離して散逸することがない。また、カバー用紙の折り畳みや組み立てにより使用状態と不使用状態を任意に変更できるので、一度使用状態にした場合は、再びカバー用紙を折り畳みできなくなるというような問題がない。
(2)使用時には、カレンダーが表示されるので、机の上に定常的に置いても便利に使用できる。不使用状態にもカレンダーを表示する形態の場合(請求項4)は、販売時点でもカレンダーの効用が認識され、商品効果を高くできる。
(3)本発明の表示体付きメモパッド(請求項5)は、メモ用紙ブロック体を保護すると共に、各種の広告宣伝物や立体表示物(ホログラムや回折格子パターン)、有用な情報表示等ができるので、多様な表示媒体としても使用可能になる。
(4)カレンダー付きメモパッドも表示体付きメモパッドも、カバー用紙が紙片の折り畳み構造であって、差し込み片により強固な組み立て構造になっているので、1年間連続して使用してもメモパッドが破損することがない。請求項2,6のように補強片を設ける場合は、なお一層構造的に強化される。
(5)カレンダー付きメモパッドも表示体付きメモパッドも、カバー用紙が紙片の折り畳み構造であって、印刷と紙加工の簡易な製造工程で製造でき、全体として製造原価を安くすることができる。
本発明は、カレンダー付きメモパッドと表示体付きメモパッドに関するが、実用的にはカレンダー付きメモパッドがポピュラーな形態と考えられる。従って以下は、本発明の実施形態について、主としてカレンダー付きメモパッドを例として説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
なお、以下において、第1形態と第2形態とは、ブランク板の打ち抜き形状が異なり、第2形態は第1形態よりも多少強化したブランク板構造を有するが、使用方法等は実質的に同一のものである。
図1は、本発明の第1形態のカレンダー付きメモパッドの使用状態を示す図、図2は、第1形態の側面図、図3は、第2形態の側面図、図4は、不使用時におけるカレンダー付きメモパッドの外観図、図5は、カレンダー付きメモパッドを使用状態にする組み立て側面図、図6は、第1形態のカバー用紙のブランク板展開図、図7は、第2形態のカバー用紙のブランク板展開図、図8は、カバー用紙とメモ用紙ブロック体を一体にする工程の説明図、図9と図10は、第2形態のカバー用紙の組み立て工程を説明する図、である。
図1は、本発明の第1形態のカレンダー付きメモパッドの使用状態を示す図である。
図1のように、カレンダー付きメモパッド1は、メモ用紙ブロック体2が、その背面2bでカバー用紙3に固着されている。メモ用紙ブロック体2は、複数枚のメモ用紙からなるとしているが、通常は数十枚から数百枚の同一サイズ、厚みのメモ用紙が積層したブロック体になっている。メモ用紙自体は剥離可能に綴じ合わせされているが、メモ用紙ブロック体2とカバー用紙3との固着部分からも破損することなく剥離可能にされていなければならない。メモ用紙の大きさは特に限定されないが、75mm×75mmの正方形状のもの等が市販されている。もっと大きな長方形状であっても勿論構わない。
メモ用紙ブロック体2の厚みも限定されないが、300枚の積層体では30mm程度の厚みとなる。一日一枚の使用を前提とすると、年間では300〜400枚となる。
カバー用紙2は、図1の使用状態においては、メモ用紙2pを自由に剥離して使用できるように、メモ用紙ブロック体2の前面2fと側面2s、上面2u側は開放された面になっているが、背面2bと底面2gは、カバー用紙3で覆われて保護されている。
図1の状態は、不使用時におけるメモ用紙ブロック体2の底面と前面、および上面を保護する部分のカバー用紙3を起立させて反転した状態であって、背面2b部分から起立した上面2u側カバー用紙の面にカレンダー4が傾斜して表示された状態になっている。
カバー用紙3の各折り曲げ部には折り線3kが形成されて折り曲げ易くされている。後に詳述するが、反転したカバー用紙3の底面2g側折り片37の先端部分には差し込み片を有し、当該差し込み片をカバー用紙3の底面側折り片33と背面側折り片34の間に開口するスリット孔に差し込みして固定可能にされている。
図2は、第1形態の側面図である。図2のように、カバー用紙3の折り片31がメモ用紙ブロック体2の背面2b部分に固着し、折り片32がメモ用紙ブロック体2の底面2gに接触し、前端3fで折り返して折り片33に繋がっている。折り片32とメモ用紙ブロック体2の底面2g間は全面で接着してなくてよいが、折り片31側に沿って、図示しないテープ状の接着材を挿入して強固に接着するのが好ましい。次いで、背面2b側折り片34を経てカレンダー4を有する折り片35に接続している。折り片35は、折り片36との間で急角度に曲がって降下し、折り片37に接続する。折り片37の後端部に有する差し込み片(不図示)が、折り片33と34の間に設けられたスリット孔(不図示)に差し込みされて固定された状態になる。従って、図2では、メモ用紙ブロック体2の背面2bと底面2gは、2層の折り片で保護されていることになる。折り片31と34の間は接着剤で接着される。この第1形態については、展開図においてさらに説明する。
図3は、第2形態の側面図である。斜視図は、図1とほぼ同様に現れるので省略している。図3のように、第2形態は、メモ用紙ブロック体2の両側面に、カバー用紙3の底面2g側に差し込みして連結する補強片41,42を有する点において相違している。補強片41は図の反対側にあるので見えていない。補強片41,42を差し込みするため、メモ用紙ブロック体2の底面2g側の折り片32を折り畳みできるようにして、一部2層構造にした状態を示している。折り片32は前端3fで折り返して折り片33に接続している。従って、第2形態の底板は一部3層構造になる。この形態に限定されないが、底板が厚い方が机上では安定する。
メモ用紙ブロック体2の背面2b部分には、折り片31が固着しているが、別に折り片30を有し折り片34に対して折り片30が接着して接続する構造を採用している。しかし、背面構造はこの構造に限定されるものではなく、図2の構造であっても構わない。
図3のように、折り片31と34との間に折り片30が入る場合は、クッション作用を行い。外力が加わった場合も、メモ用紙ブロック体2がカバー用紙3から分離してしまう危険性が少なくなると考えられる。折り片34はカレンダー4を有する折り片35に接続している。折り片35は折り片36との間で急角度に曲がり、折り片37に接続する。
折り片37の後端部に有する差し込み片(不図示)が、折り片33と34の間に設けられたスリット孔(不図示)に差し込みされて固定された状態になる。この差し込み構造は、第1形態と同一である。この第2形態についても、展開図においてさらに説明する。
図4は、不使用時におけるカレンダー付きメモパッドの外観図である。製品の製造・出荷の段階、販売時点ではこの形態にあるのが、容積が小さく好ましいと考えられる。
図4は、第1形態の場合であって、図4(A)は、差し込み片38をスリット孔3sに差し込む直前の状態、図4(B)は、差し込み片38をスリット孔3sに差し込みした後の状態である。図4(A)のように、差し込み片38をスリット孔3sから背面板を形成する折り片31と34の隙間に差し込みして固定すると、図4(B)の形態になる。
この不用時の状態では、カバー用紙3がメモ用紙ブロック体2の上面2u部分と前面2f、底面2g側と背面2b側の4周面を保護する形態になっている。底面側は、カバー用紙の折り片32,33と折り片37により3重に覆われる形態になる。側面2sはカバー用紙で覆われていないが、メモ用紙ブロック体2の平面面積に対して、カバー用紙3の上面2uと底面2gの面積を多少大きくすれば、損傷を受けることは少ない。
図4は、第1形態であるが、第2形態の場合は、図4(B)の側面に破線で示す補強片42が現れることの違いのみで同様の外観形態となる。この不使用時において、カバー用紙2のいずれかの外面にもカレンダーが印刷または貼付されていてもよい。
図5は、カレンダー付きメモパッドを使用状態にする組み立て側面図である。
カレンダー付きメモパッド1の不使用状態から、差し込み片38をスリット孔3sからはずして(図5(A))、折り片37と36、および折り片35を立ち上げて反転させる(図5(B))。各折り線3kはいずれの方向にも折り曲げ可能にされている。
最後に、差し込み片38をスリット孔3sに再び差し込みして固定する(図5(C)、(D))。図5(D)の状態から片38をさらに完全に差し込みして完成状態になる。
ただし、使用時は、折り片32と33の間の隙間の方向に片38を差し込みするようにする。これにより、メモ用紙ブロック体2の上面2u部分に接していたカレンダー4が起立し、背面2b部分の折り片34の上に傾斜状態で表示される。図4の場合は、第1形態であるが、第2形態の使用方法も同様である。
本発明のカレンダー付きメモパッド1は、上記のような使用状態から、再び折りたたんで不使用状態にすることができ、その形態を任意に互換可能で、一度使用状態にしたら元の状態に戻らないということはない。
カレンダー4は印刷または貼付されたものとする。カバー用紙3に直接印刷の場合は年間カレンダーとなる。貼付する場合は別の用紙に印刷した月めくり型、または2か月毎の月めくり型等にできる。カレンダー4自体も、はぎ取り型とするのが好ましい。
請求項5の表示体付きメモパッドの場合の表示体には、各種の広告宣伝物やホログラム等の立体表示物、回折格子パターン、有用な情報表示等、各種の表示物を採用できる。
また、メモ用紙2p自体にも表示印刷がされていてもよいものである。例えば、不在時の受け電話の連絡事項、時刻等の記入欄の印刷である。
次に、カレンダー付きメモパッドの製造方法について説明する。まず、カバー用紙2を印刷済みの板紙等の比較的厚みのある紙材料から打ち抜きしてブランク板を製造する。
図6は、第1形態のカバー用紙のブランク板展開図である。第1形態のブランク板3Aは、折り片31から折り片38が連続した形態になっている。各折り片の間は折り線3kになっていて、いずれかの方向に折り曲げして組み立てされる。折り片31には、メモ用紙ブロック体2が接着されて固定される。折り片38は差し込み片でもあり、不使用状態、使用状態のいずれの場合もスリット孔3sに差し込みし固定するために用いられる。
図7は、第2形態のカバー用紙のブランク板展開図である。第2形態のブランク板3Bは、折り片30から折り片38までが直線状に連続した形態であり、最後端部に差し込み片38を有している。折り片30は折り片31と共に2重の背面板に用いられる。折り片31から折り片38までの機能は、第1形態と同様のものである。
折り片39,40は、折り片32,33間の底板側に折り曲げられて補強に用いられる。折り片41,42は前記のように底板と背面板を連結して側面の補強に用いられる。その際、差し込み片43,44をスリット孔3h,3iに差し込みする。
図8は、第1形態のカバー用紙の組み立て工程を説明する図である。説明中の符号は、、図6にも対応するので、同図も参照していただきたい。なお、以下において、谷折りとは、折り線2kの両側の折り片を、図の手前において接近させる折り方、山折りとは、その反対の折り方をいうものとする。また、カレンダー4の図示は省略しているが、折り片35に設けられるものである。
まず、折り片31と32間を谷折りし、折り片32と33間を山折りする。従って、折り片32と33は2層からなる底板を形成することになる。スリット孔3sがある折り線3kを谷折りして、折り片31と34間を接着して背面板を形成する(図8(A))。
次の段階で、メモ用紙ブロック体2の接着剤により剥離可能に綴じ合わされてなる一端(背面2b)を、折り片31,32に接着して固定する。折り片31への接着にはホットメルト性接着テープ6を、折り片32に対しては疑似接着剤7を用いる(図8(B))。 カレンダー4を折り片35に取り付けする。続いて、メモ用紙ブロック体2の上面2uに沿って、折り片35を重ね、順次、折り片36,37を、メモ用紙ブロック体2の前面2f、底面2gに沿って重ねる(図8(C))。
最後に、差し込み片でもある折り片38を、スリット孔3sに差し込みして、第1形態のカレンダー付きメモパッド1(不使用状態)が完成する(図8(D))。
図9と図10は、第2形態のカバー用紙の組み立て工程を説明する図である。説明中の符号は、図7にも対応するので、同図も参照していただきたい。
まず、折り片30と31間を谷折りする。両片間は接着しなくてもよい(図9(A))。次に、折り片39と40を谷折りし、折り片33を被せて、底板となる折り片32と33の間に挿入した状態にする。その際、補強片41と42を折り片31に対して、山折りする(図9(B))。
折り片32と33間を谷折りした折り線3kは、底板の前端3fとなる部分である。スリット孔3sのある折り線を谷折りして、折り片34を折り片30に沿って立ち上げする(図9(C))。折り片30と折り片34間は、糊付けして固定し、折り片43と折り片44をスリット孔3h,3iにそれぞれ差し込みする(図10(D))。
次に、メモ用紙ブロック体2の剥離可能に綴じ合わされてなる一端(背面2b)を、折り片31と折り片32に接着する。この工程は、第1形態と同様に接着テープ6と疑似接着剤7を用いるのが好ましい。折り片35,36,37をメモ用紙ブロック体2に沿って巻き付けする(図10(E))。以降は、第1形態と同様に加工して、第2形態のカレンダー付きメモパッド1(不使用状態)が完成する(図10(F))。
上記において、メモ用紙ブロック体2の剥離可能に綴じ合わされている一端(背面2b)を、折り片31に接着して固定するが、この接着を強固に行うとメモ用紙2p自体が、剥離の際に破損してしまう問題を生じる。メモ用紙ブロック体2の背面2bに接着剤の浸透等を防止する機能があり、メモ用紙ブロック体2を折り片31に固定する接着剤が、メモ用紙2p自体の剥離に影響を与えない場合は、強力な接着剤を用いても構わない。
その影響が明らかでない場合は、疑似接着剤等を用いて、メモ用紙2pの剥離性に影響を与えないようにすることが好ましい。ただしその場合には、メモ用紙ブロック体2自体の固定が損なわれない(ブロックごとそっくり取れてしまう。)ように、底面2g側を前記のようにホットメルト性接着テープ6等で固定することが好ましい。
以上のように、本発明のカレンダー付きメモパッドと表示体付きメモパッドについて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
表示体を上記に記載しない特定のものに限定する発明等は本発明から当業者がきわめて容易にすることができる程度のことである。
本発明の第1形態のカレンダー付きメモパッドの使用状態を示す図である。 第1形態の側面図である。 第2形態の側面図である。 不使用時におけるカレンダー付きメモパッドの外観図である。 カレンダー付きメモパッドを使用状態にする組み立て側面図である。 第1形態のカバー用紙の打ち抜き後のブランク板展開図である。 第2形態のカバー用紙の打ち抜き後のブランク板展開図である。 第1形態のカバー用紙の組み立て工程を説明する図である。 第2形態のカバー用紙の組み立て工程を説明する図である。 第2形態のカバー用紙の組み立て工程を説明する図である。
符号の説明
1 カレンダー付きメモパッド
2 メモ用紙ブロック体
2p メモ用紙
3 カバー用紙
3k 折り線
3s スリット孔
4 カレンダー
6 接着テープ
7 疑似接着剤

Claims (6)

  1. 複数枚のメモ用紙の一端が接着剤により剥離可能に綴じ合わされてなるメモ用紙ブロック体とそれを包囲するカレンダー付きカバー用紙との組合せからなるメモパッドにおいて、当該カバー用紙が前記接着剤からなる綴じ合わせ背面部分においてメモ用紙ブロック体に固着されており、メモ用紙の不使用時には、当該カバー用紙が、メモ用紙ブロック体の上面と前面と底面、および前記背面の4面を包囲して保護し、かつカバー用紙の先端部の差し込み片をカバー用紙のスリット孔に差し込みして固定可能にされており、メモ用紙の使用時においては、当該カバー用紙の、メモ用紙ブロック体の底面と前面、および上面を保護する部分を反転して立ち上げし、前記カレンダーがメモ用紙ブロック体の背面部分から起立して傾斜状態で表示され、かつカバー用紙の先端部の前記差し込み片を前記スリット孔からメモ用紙ブロック体の底面側に差し込みして固定可能にされていることを特徴とするカレンダー付きメモパッド。
  2. カバー用紙の、メモ用紙ブロック体に固着する背面部分の両側に、カバー用紙の底面側に差し込みして連結する補強片を有することを特徴とする請求項1記載のカレンダー付きメモパッド。
  3. カレンダーがメモ用紙の不使用時における、メモ用紙ブロック体の上面と接するカバー用紙面に印刷または貼付されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカレンダー付きメモパッド。
  4. メモ用紙の不使用時における、カバー用紙の外面にもカレンダーが印刷または貼付されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカレンダー付きメモパッド。
  5. 複数枚のメモ用紙の一端が接着剤により剥離可能に綴じ合わされてなるメモ用紙ブロック体とそれを包囲する表示体付きカバー用紙との組合せからなるメモパッドにおいて、当該カバー用紙が前記接着剤からなる綴じ合わせ背面部分においてメモ用紙ブロック体に固着されており、メモ用紙の不使用時には、当該カバー用紙が、メモ用紙ブロック体の上面と前面と底面、および前記背面の4面を包囲して保護し、かつカバー用紙の先端部の差し込み片をカバー用紙のスリット孔に差し込みして固定可能にされており、メモ用紙の使用時においては、当該カバー用紙の、メモ用紙ブロック体の底面と前面、および上面を保護する部分を反転して立ち上げし、前記表示体がメモ用紙ブロック体の背面部分から起立して傾斜状態で表示され、かつカバー用紙の先端部の前記差し込み片を前記スリット孔からメモ用紙ブロック体の底面側に差し込みして固定可能にされていることを特徴とする表示体付きメモパッド。
  6. カバー用紙の、メモ用紙ブロック体に固着する背面部分の両側に、カバー用紙の底面側に差し込みして連結する補強片を有することを特徴とする請求項5記載の表示体付きメモパッド。
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