JP2015166842A - 自立型表示体 - Google Patents

自立型表示体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015166842A
JP2015166842A JP2014145813A JP2014145813A JP2015166842A JP 2015166842 A JP2015166842 A JP 2015166842A JP 2014145813 A JP2014145813 A JP 2014145813A JP 2014145813 A JP2014145813 A JP 2014145813A JP 2015166842 A JP2015166842 A JP 2015166842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
self
display body
folding
supporting display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014145813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6379780B2 (ja
Inventor
寿典 林
Hisanori Hayashi
寿典 林
高橋 利雄
Toshio Takahashi
利雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2014145813A priority Critical patent/JP6379780B2/ja
Publication of JP2015166842A publication Critical patent/JP2015166842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6379780B2 publication Critical patent/JP6379780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【目的】折り畳んだ状態で提供でき,しかも簡単な操作で起立可能な形態に変形でき,一旦,起立姿勢に変形した後はその状態を保つ自立型表示体を提供する。【構成】自立型表示体10(110)は前面部11(111),後面部12(112)および底面部13(113)から構成される。前面部11(111)と後面部12(112)とはそれらの上縁21(121)で結合し,前面部11(111)と後面部12(112)の下縁部には底面部13(113)の両側縁32(132),33(133)が結合している。底面部13(113)の両側縁32(132),33(133)は互いに対応する箇所で外方に向って突出する部分を有するように形成され,底面部13(113)の幅方向の中間の位置に,底面部13(113)が折り曲げられその内面が重なる方向の畳み用折り線31(131)が形成されている。【選択図】図4

Description

この発明は,卓上カレンダー,卓上広告体,その他の広告,表示,装飾等に利用可能な自立型表示体に関する。
卓上カレンダーの例として特許文献1に記載のものがある。
実開昭58−31167号公報
この卓上カレンダーは底面の中心線で折曲可能として,底面を折曲して畳んだ状態で机上に水平に載置して日付の確認,必要事項を記入することができるし,底面を拡開して机上に起立させて設置もできるようにしたものである。この卓上カレンダーは単に底面が中心線で折れるようにしてあるだけであるから,頂部を持つと自然に畳まれてしまい,再び起立させるのがめんどうである。
この発明は,折り畳んだ状態で提供でき,しかも簡単な操作で起立可能な形態に変形でき,一旦,起立姿勢に変形した後はその状態を保つ自立型表示体を提供するものである。
この発明による自立型表示体は,基本的に前面部と後面部と底面部とにより構成される。前面部と後面部とはそれらの上縁部で結合している。前面部と後面部の下縁部には底面部の両側縁がそれぞれ結合している。底面部の両側縁は互いに対応する箇所で(長さ方向の同じ位置で)(表示体の)外方に向って突出する(外方に膨らんでいる)部分を有するように形成され,底面部の幅方向の中間に畳み用折り線が形成されているものである。折り線とは,折りくせがつけられるか,折罫がつけられるか,ミシン目,切込み等が形成されるかして,折り曲げやすくしたものをいう。底面部の両側縁も折り線とすることが好ましい。前面部,後面部は,正面部,背面部や表面部,裏面部と称してもよい。
この自立型表示体は,畳まれた状態では,底面部がその畳み用折り線で折り曲げられ,底面部の前後半面部分が重なっている。折り曲げられている底面部を平坦にするという簡単な操作で,立体的で自立可能な自立型表示体ができ上る。すなわち,底面部の両側縁の一部は,表示体の外方に突出するように形成されているので,この部分において底面部は最も幅が広い。この最も幅の広い部分が突張るので,底面部はほぼ平坦な状態に保たれ,自立型表示体は,それを端面(側面)からみると,前,後面部とこれらの下部を広げる底面部とから構成される三角形状になり,この状態に保たれる。この表示体を底面部を下にして平坦な載置面上に置けば,表示体は起立し,この状態に保たれる(自立する)。一旦,起立姿勢になった表示体は,どこを手で持って移動しても上記の自立姿勢が崩れることはない。自立型表示体を元の畳まれた状態に戻すには,底面部を再びその畳み用折り線で折り曲げ,底面部の前後半面部分を重ねればよい。
好ましい実施態様では,底面部の前後半面部分の内面が互いに重なる方向の畳み用折り線(折りくせ)を底面部の幅方向の中間部分に付けておく。この場合には,自立型表示体は,畳まれた状態では,底面部がその畳み用折り線で折り曲げられ,底面部の前後半面部分がそれらの内面で重なっている。この畳まれた状態の表示体を手で持って,前面部と後面部との上縁部の結合部分と,底面の折り曲げられた畳み用折り線の部分とに,互いに近づける方向の力を加えると(通常は親指と他の4本の指との間で押す),折り曲げられている底面部がほぼ平坦になる。すなわち,片手の指で単に押すという一操作で立体的な自立型表示体ができ上る。この自立型表示体を元の畳まれた状態に戻すには,底面部の中央部分を内側から外方に向って押せばよい。もちろん,底面部の前後半面部分がそれらの外面で重なる方向に折れ曲る畳み用折り線を底面部の幅方向の中間部に形成してもよい。
前面部の上縁から底面部との結合箇所までの長さと,後面部の上縁から底面部との結合箇所までの長さを等しくしたり,異なるようにしたりすることにより,端面(側面)からみて(すなわち横断面が),二等辺三角形状や直角三角形状の自立型表示体とすることができる。
底面部の両側縁が底面部の長さ方向の中間で最も外方に突出していてもよいし,他の箇所,たとえば両端部で最も外方に突出していてもよい。
一実施態様では,底面部の両側縁が滑らかに湾曲している。他の実施態様では,底面部の両側縁が折れ線で(直線の組合せで)形成されている。さらに他の実施態様では,底面部の両側縁が直線と曲線の組合せで形成されている。
好ましい実施態様では,前面部の上縁から底面部の畳み用折り線までの長さと,後面部の上縁から底面部の畳み用折り線までの長さとを等しくする。これにより,前面部と後面部とをぴったりと重ねることができる。この場合に,畳み用折り線を底面部の中心線上に形成してもよいし,畳み用折り線を底面部の両側縁のいずれか一方に寄った位置に形成してもよい。
前面部に窓をあけると,前面部の外面(前面)および後面部の内面に飾り(絵,デザイン等)を施すことができる。
さらに飾りを豊富にするには前面部および後面部の少なくともいずれか一方の表面に飾り面部を結合するとよい。
さらに,飾り面部が結合している前面部または後面部に,窓をあけると,飾り面部も含めて三面に装飾を施すことができ,立体感を高めることが可能となる。
前面部,後面部および飾り面部の少なくとも一つに底面部よりも下方に突出する脚部を連続して形成するとよい。脚部は,前面部,後面部または飾り面部の下縁から底面部に向って切込んで脚部片として形成してもよい。脚部片は前面部,後面部または飾り面部からそのまま伸びている(すなわち,前面部,後面部または飾り面部と同一平面内にある)。
底面部に,畳み用折り線と直交する方向に幅方向折り線を形成してもよい。これは,特に底面部の両側縁を直線の組合せで形成したときに有効である。
自立型表示体は一枚の厚紙から作ることができる。この場合には,前面部と後面部はそれらの上縁で連続し,かつ折り曲げられ(上縁が結合部分になる),前面部または後面部の下縁と底面部の一側縁が連続し(この部分で折り曲げられる),底面部の他側縁部が後面部または前面部の下縁部に接着される。この場合に,底面部の他側縁部を後面部または前面部の下縁よりも上の位置で接着し,後面部または前面部の下縁部を脚部としてもよい。または,前面部,底面部および後面部をこの順に連続させておき,かつそれらの境界で折り曲げ,前面部の一端部と後面部の一端部とを,いずれか一方を鋭角に折り曲げて他方に接着するか,両方を鈍角に折り曲げて互いに平行にして接着してもよい。
自立型表示体を2枚以上の厚紙で形成することもできる。たとえば,前面部と後面部とを別体としその上縁部で相互に接着する。この場合には,前面部から後面部に折り曲げて連続させたのとは異なり,接着部分が生じる。このような接着部分を含めて,また折り曲げて形成される前,後面部の上縁を含めて,上縁部と表現している(下縁部という用語も同じ趣旨である)。前,後面部と底面部とを別体として,底面部の両側縁部を前,後面部の下縁部と接着してもよい。
飾り面部を設けた自立型表示体においては,前面部,後面部,底面部および飾り面部を1枚の厚紙に連続して設け,かつこれらの各面部をその境界で折り曲げ,前面部の下部外面を飾り面部の下部内面に接着する。
第1実施例の自立型表示体の展開図である。 畳んだ状態の自立型表示体を示す斜視図である。 自立型表示体を起立姿勢に変形する様子を示す。 自立型表示体を起立姿勢に変形する様子を示す。 起立姿勢に変形された自立型表示体を示す斜視図である。 起立姿勢に変形された自立型表示体を底面からみた斜視図である。 二等辺三角形状の自立型表示体をその一端または端面(側面)からみたものである。 直角三角形状の自立型表示体をその一端または端面(側面)からみたものである。 第2実施例の自立型表示体の展開図である。 畳んだ状態の自立型表示体を示す斜視図である。 起立姿勢に変形された自立型表示体を示す斜視図である。 起立姿勢に変形された自立型表示体を底面からみた斜視図である。 図11のXIII−XIII線に沿う拡大断面図である。 変形例の自立型表示体の展開図である。 さらに他の変形例の自立型表示体の展開図である。
図1は第1実施例の自立型表示体を1枚の厚紙(薄いプラスチック板でもよい)で作成する場合のその型紙(ブランク材)を示している。
型紙10Aは,前面部11となる部分,後面部12となる部分,底面部13となる部分(以下,これらを単に前面部11,後面部12,底面部13という)および糊代14が一方向に連続しているものであり,これらの部分の境界が折り線として一点鎖線21,32,33で示されている。
底面部13の両側縁になる折り線32と33はその中央において底面部13から外方に突出する(膨む)方向に滑らかな弧状に形成されている。また底面部13の幅方向の中心位置(中間位置)に中心線31が底面部13の長さの全体にわたって一点鎖線で示されている。この中心線31も折り線(畳み折り線)である。両側縁32,33は中心線31を中心として対象である。これらの一点鎖線(折り線)21,32,31,33は山折りにされ,図1に表わされている面が自立型表示体の外面になる。好ましくはこれらの折り線のうち少なくとも折り線32,31,33にはミシン目または曲線状切込みが入れられるか,折罫がつけられ,折り曲げしやすくなっている。
後面部12と底面部13との境界線(折り線)32の部分から,底面部13の方に向って,脚部片12Aを形成する小さな切込みが入れられている。この切込み12Aは両端部近くに2つ設けられている。糊代14の中央に接着剤14Aが付けられる。この糊代14は前面部11の下縁部(下端部)に当る部分(破線14Bで示す)に,前面部11の内面において接着される。前面部11の接着部分14Bよりも下端側の部分(下端部)には脚部となる部分(脚部)11Aが残される。前面部11の窓11Bは飾りであり,この窓11Bを通して後面部12の内面を見ることができる。少なくとも前面部11の外面,後面部12の内面(および外面)には自立型表示体の目的にあわせて模様,デザイン(カレンダーを含む)が施される。自立型表示体に他の機能体または装飾体を取付けてもよい。
他の形態として,一枚の厚紙で前面部11,底面部13(糊代14は無い)および後面部12をこの順に連続させ,かつそれらの境界に折り線を形成しておき,前面部11および後面部12のいずれか一方の端部に糊代を連続して形成し,この糊代を鋭角に折り曲げて他方の端部に接着するようにすることもできる(自立型表示体の頂部で接着される)。前面部11および後面部12の両方の端部を(糊代として)わずかに鈍角に折り曲げて平行にして互いに接着する形態でもよい。いずれにしても,1枚の厚紙で自立型表示体をつくる場合には,自立型表示体のどの部分を接着部とするかは設計的事項である。
図2は,組立てられ,かつ折り畳まれた形態の自立型表示体10を示している。上述したように,折り線21,32,31,33を山折りにして,かつ糊代14を前面部11の下部の内面(破線14Bで示す部分)に接着し,前面部11と後面部12の結合部分である折り線(稜線)21と底面部13の中央の畳み用折り線31とを鋭角にし(前面部11と後面部12とをほぼ重ね,底面部13の畳み用折り線31で分けられた前後半面部をほぼ重ねる),底面部13の両側縁にあたる折り線32,33を鈍角にする(前面部11と底面部13の前半面部とをほぼ平坦状にし,後面部12と底面部13の後半面部とをほぼ平坦状にする)。底面部13の畳み用折り線31には底面部13の前後半面部の内面が重なる方向の折りくせがつけられる(底面部13の畳み用折り線31が外方に突出する)。また,前面部11と底面部13との結合部分である折り線33および後面部12と底面部13との結合部分である折り線32にも,図2に図示のような,上述した山折りの折りくせがつけられていることが好ましい。切り込まれた脚部片12Aは底面部13から離れ,後面部12の平面上にのびる。底面部13の畳み用折り線31に,底面部13の前後半面部分の外面が互いに重なる方向の折くせをつけることもできる(底面部13の畳み用折り線31が表示体の内部に入り,前面部11の内面と後面部12の内面との間に挟まれる)。
このような畳まれた自立型表示体10を起立(自立)させる場合には,図3,図4に示すように,片手の指で,より具体的には親指と他の4本の指で,前,後面部11,12の結合稜線(折線)21の部分と底面部13の畳み用折り線31の部分(好ましくは,底面部13の長さの中間部分で)とを押す(互いに近づく方向の力を与える)。
底面部13の両側縁(折り線)32,33は,底面部13の長さの中間部分(中央部分)において最も外方に突出するような滑らかな弧状に形成されているので,底面部13はその長さの中間部分で最も幅が広い。底面部13の中心線(畳み用折り線)31の部分が押されると,底面部13の最も幅の広い中央部分M(図6参照)が突張り,畳み用折り線31の折りくせに抗してやや内方に膨らむようになる。底面部13の両端部は畳み用折り線31の折りくせの通りに少し外方に突出ぎみの状態に保たれる。底面部13の最も幅の広い中央部分の緊張した突張りによって,自立型表示体10は,前面部11,後面部12とが鋭角で広がり,底面13がほぼ平坦になり,一端(端面または側面)からみてほぼ三角形状の状態に保持される(図5参照)。
この状態の自立型表示体10を机上,その他の平坦な載置面に置けば,図7に示すように,表示体10は起立した状態で自立する。前面部11の下縁部分(糊代14が接着されている部分よりも下の部分)11Aが前部の脚部となり,後面部12の2つの脚部片12Aとともに,表示体10を安定に支える。底面部13の中央部を内部から外方に押して,畳み用折り線31が外方に突出するように畳み用折り線31を折ると,表示体10は図2に示す畳まれた状態に戻るが,底面部13の中央部を内方から外方に押さない限り,表示体10は自立可能な姿勢の状態を保つ。自立型表示体の上下とはこの起立した姿勢を基準としていうものとする。
図8は変形例を示すもので,前面部11の上下方向の長さを長くすると,前面部11が斜めになり,後面部12は載置面に対してほぼ垂直になる。図7に示すものがほぼ二等辺三角形,図8に示すものがほぼ直角三角形といえる。この場合に,畳み用折り線31を底面部13の幅方向の中心ではなく,やや前面部11側の位置に設けて,前面部11の上縁(稜線21)から底面部13の畳み用折り線31までの長さと,後面部12の上縁(稜線21)から底面部13の畳み用折り線31までの長さを等しくすると,畳み用折り線31が外方に突出するように表示体10を畳んだときに,前面部11および底面部13の前半部と,後面部12と底面部13の後半部とがぴったり重なるように畳むことができる。畳み用折り線31を内方に(前面部11の内面と後面部12の内面の間に)入るように折り畳む形態では,前面部11の縦の長さと後面部12の縦の長さとの差が,底面部13の前半部の幅と底面部13の後半部の幅との差と等しくなるようにすれば,前面部11と後面部12とはぴったりと重なる。
上記以外にも種々の変形例がありうる。たとえば,前面部と後面部とを別体にして,前面部の上縁部と後面部の上縁部を接着することにより結合してもよい。底面部を前面部,後面部とは別体にして,その両側縁部を折り曲げ,前面部,後面部の下縁部(下端部)の内面に接着してもよい。脚部11Aまたは脚部片12Aは必ずしもなくてよいが,安定に自立させるためには,脚部11Aまたは脚部片12Aの少なくともいずれか一方は存在した方がよい。脚部11Aを,脚部片12Aのように,2つの小さな脚部片で実現することもできる。
図9から図13は第2の実施例を示している。図9は自立型表示体の展開図,図10は自立型表示体を畳んだ状態を示し,図11から図13は起立姿勢に変形した状態を示している。
図9は自立型表示体を1枚の厚紙(薄いプラスチック板でもよい)で作成する場合のその型紙(ブランク材)の外面になる面を示している。
型紙110Aは,前面部111となる部分,後面部112となる部分,底面部113となる部分(以下,これらを単に前面部111,後面部112,底面部113という)および飾り面部115が一方向に連続しているものであり,これらの部分の境界が折り線(山折り)として一点鎖線 121,132,133で示されている。
この実施例では,底面部113 の両側縁(折り線132,133)は折れ線(直線の組合せ)で形成されている。すなわち,底面部113はその長さ方向の中央部(境界は後述する折り罫134)で最も幅が広く(外方に向って突出し),両側縁の部分(折り線の部分)132a,133aは平行である。そして底面部113 の幅は中央部から両端にいくにしたがって少しずつ直線状に狭くなっている。底面部113の幅の中間位置(やや飾り面部115に寄った位置)に,その長さ方向にのびる畳み用折り線131が形成されている。この実施例では折り線131,132,133には折りやすくするための切り込みが入れられている(切り込みを実線で示す)。特に,底面部113の長さ方向の中央部分では,符号131a,132a,133aで示すように(実線で示す)切り込まれている。もちろん,これらの折り線131,132,133 はミシン目,折り罫などで形成してもよい。
底面部113 をその長さ方向に三分するように,幅方向にのびる2本の折り罫(破線で示す)134が付けられている。この折り罫134はやや谷折りとなる方向につけられている。折り罫134の部分で折り線132,133が屈曲している。底面部113の両端縁は,畳み用折り線131の位置で最も深くなるように三角形状に切り取られている(切り取り線を113Aで示す)。これは畳み用折り線131で折り易くするためである。この切り取り(切り欠き)113Aはなくてもよい。
底面部113 はその両端部分が切除され,その長さは後面部112や飾り面部115の幅(横方向の長さ)よりも短くなっている。この底面部113が存在しない領域において後面部112と飾り面部115 の下端が若干突出し,脚部(脚部片)112A,115Aを形成している。逆に言えば,底面部113の両側縁132,133は前面部111,飾り面部115 の方に入り込んでいる。脚部112A,115Aと底面部113との境界は脚部の長さ分,切り込まれている。
前面部111の下部外面に接着剤114Aが設けられ,この部分114Aが飾り面部115の下部内面(破線114Bで示す)に接着されることにより,自立型表示体110が組立てられる。前面部111と飾り面部115とが接着された状態において,図10に示すように,底面部113 の畳み用折り線131が外方に突出した状態で自立型表示体110は畳まれている。すなわち,前面部111と後面部112との境界である折り線(自立型表示体110の頂部稜線となる)121から後面部112を通って底面部113の畳み用折り線131に至るまでの長さと,折り線121から前面部111および飾り面部115の一部を通って底面部113の畳み用折り線131に至るまでの長さとが等しいので,前面部111(および飾り面部115の一部)と後面部112とはぴったりと重なる。
畳まれた状態(図10)の自立型表示体110 を起立(自立)させるには,上述した実施例の場合と同じように,片手の指で,より具体的には親指と他の4本の指で,前,後面部111,112の結合稜線(折線)121の部分と底面部113の畳み用折り線131 の部分(好ましくは,底面部113の長さの中間部分で)とを押す(互いに近づく方向の力を与える)。
底面部113の両側縁132,133は,底面部113の長さ方向の中央部分(2つの折り線134 の間の部分)において最も外方に突出するように形成されているので,この中央部分が突張って自立型表示体110は立体的な状態に保たれる。2つの折り線134はわずかに曲り,その間の中央部分が内方にわずかにへこんだ状態となる。この自立型表示体110 を机上,その他の平坦面に置けば,4つの脚部112A,115Aで起立した状態に保たれる。好ましい態様では,図13に示すように,後面部112が平坦面に対してほぼ垂直になり,飾り面部115も平坦面に対してほぼ垂直になり,前面部111が外方に若干突出ぎみに湾曲する。
前面部111 の外面(表面),飾り面部115の外面(表面)および後面部112の内面には自立型表示体の目的にあわせた模様,デザイン(カレンダーを含む)が施される。また前面部111 には窓111Bが形成される。一例を挙げると,飾り面部115の外面には模様,デザイン115Dが施され,前面部111の外面には模様,デザイン111Dが施されかつ窓111Bがあけられ,後面部112の内面には模様,デザイン112Dが施される。これによって飾り面部115 の飾り115Dの後に前面部111の飾り111Dが見え,さらに前面部111 の窓111Bを通して後面部112の模様112Dが見えるというように,三次元的な(三層構造の)デザインが可能となり,装飾品,置物等としての価値が高まる。
底面部113をその内面から外方に押せば,自立型表示体110は再び図10に示すような畳まれた状態に戻る。
図14および図15は主に底面部113の変形例を示している。これらの図において上述したものと同一物には同一符号を付し,重複説明を避ける。
図14に示す自立型表示体の型紙110Bにおいては,底面部113の長さの方向の中央において谷折りの1本の折り罫135が形成され,両側縁の折り線132,133はこの折り罫135の位置で屈曲するそれぞれ2本の直線により形成されている。もちろん,底面部113 はその長さの中央において両側縁132,133が外方に突出している。
図15に示す自立型表示体の型紙110Cにおいては,図14に示す折り罫135がなく,底面部113の両側縁132,133をそれぞれ形成する2つの直線は長さの中央において曲線部132b,133bにより滑らかにつながっている。もちろん,底面部113の両端縁132,133は中央において最も外方に突出している。また,切り欠き113Aは設けられていない。
このように,底面部113の両端縁132,133 の形状は直線,曲線またはこれらの組合せにより形成することができる。畳み用折り線131を中心よりも後面部112に寄った位置に設けてもよい。
第2実施例においても,第1実施例と同じように,前面部,後面部,底面部および飾り面部を,どのように組合せるか,すなわち,どの部分で折り曲げるか,どの部分を接着するかは設計的事項である。また,底面部を自立型表示体の内側に折り畳むようにしてもよい。
さらに,上記第1,第2実施例では底面部の最も幅の広い部分が底面部の長さ方向の中間部分に設けられているが,中央部分から端の方にずらしてもよいし,極端には底面部の両端部に2つの幅の広い部分を設けてもよい。この場合には,底面部の両側縁は中央部で最もへこんだ湾曲線になる。
10,110 自立型表示体
11,111 前面部
11A,112A,115A 脚部
12,112 後面部
12A 脚部片(脚部)
13,113 底面部
21,121 結合稜線(折り線)(前面部と後面部の上縁が結合した部分)
31,131 底面部の畳み用折り線
32,33,132,133 底面部の側縁(折り線)
115 飾り面部

Claims (17)

  1. 前面部と後面部とがそれらの上縁部で結合し,
    前記前面部と前記後面部の下縁部には底面部の両側縁がそれぞれ結合し,
    前記底面部の幅方向の中間に,畳み用折り線が形成されており,
    前記底面部の前記両側縁は互いに対応する箇所で外方に向って突出するように形成されている,
    自立型表示体。
  2. 前記底面部の前記両側縁が湾曲している,請求項1に記載の自立型表示体。
  3. 前記底面部の前記両側縁が折れ線で形成されている,請求項1に記載の自立型表示体。
  4. 前記底面部の前記両側縁が直線と曲線の組合せで形成されている,請求項1に記載の自立型表示体。
  5. 前記底面部の前記両側縁が前記底面部の長さ方向の中間で最も外方に突出している,請求項1から4のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  6. 前記前面部の上縁から前記底面部の前記畳み用折り線までの長さと,前記後面部の上縁から前記底面部の前記畳み用折り線までの長さとが等しい,請求項1から5のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  7. 前記畳み用折り線が前記底面部の中心線上に形成されている,請求項1から6のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  8. 前記畳み用折り線が前記底面部の前記両側縁のいずれか一方に寄った位置に形成されている,請求項1から6のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  9. 前記前面部および後面部の少なくともいずれか一方の表面に飾り面部が結合している,請求項1から8のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  10. 前記飾り面部が結合している前記前面部または後面部に,窓があけられている,請求項9に記載の自立型表示体。
  11. 前記前面部および前記後面部の少なくともいずれか一方に,前記底面部よりも下方に突出する脚部が連続して形成されている,請求項1から8のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  12. 前記前面部,前記後面部および前記飾り面部の少なくとも一つに前記底面部よりも下方に突出する脚部が連続して形成されている,請求項9に記載の自立型表示体。
  13. 前記底面部に,前記畳み用折り線と直交する方向に幅方向折り線が形成されている,請求項1から12のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  14. 厚紙により形成される,請求項1から13のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  15. 1枚の厚紙により形成され,
    前記前面部と前記後面部は連続し,かつそれらの上縁で折り曲げられ,
    前記前面部または前記後面部の下縁と前記底面部の一側縁が連続し,かつ前記底面部の前記一側縁で折り曲げられ,
    前記底面部の他側縁部が前記後面部または前記前面部の下縁部に接着されている,
    請求項1から8のいずれか一項に記載の自立型表示体。
  16. 前記底面部の前記他側縁部が前記後面部または前記前面部の下縁よりも上の位置で接着され,前記後面部または前記前面部の下縁部が脚部となっている,請求項15に記載の自立型表示体。
  17. 1枚の厚紙により形成され,
    前記前面部,前記後面部,前記底面部および前記飾り面部が連続し,かつこれらの各面部の境界で折り曲げられ,
    前記前面部の下部外面が前記飾り面部の下部内面に接着されている,請求項9または10に記載の自立型表示体。
JP2014145813A 2014-02-17 2014-07-16 自立型表示体 Active JP6379780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014145813A JP6379780B2 (ja) 2014-02-17 2014-07-16 自立型表示体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014027416 2014-02-17
JP2014027416 2014-02-17
JP2014145813A JP6379780B2 (ja) 2014-02-17 2014-07-16 自立型表示体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015166842A true JP2015166842A (ja) 2015-09-24
JP6379780B2 JP6379780B2 (ja) 2018-08-29

Family

ID=54257732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014145813A Active JP6379780B2 (ja) 2014-02-17 2014-07-16 自立型表示体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6379780B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041105A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 越後製菓株式会社 飾り鏡餅用飾り具
CN110389504A (zh) * 2018-04-20 2019-10-29 富士施乐株式会社 相框用片材、相框及印刷装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4949898U (ja) * 1972-08-07 1974-05-01
US4750283A (en) * 1987-01-06 1988-06-14 Ron Halpern Picture display device
JP3005092U (ja) * 1994-06-09 1994-12-06 株式会社東宝製作所 席 札
JP2005131792A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Dainippon Printing Co Ltd 卓上カレンダー

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4949898U (ja) * 1972-08-07 1974-05-01
US4750283A (en) * 1987-01-06 1988-06-14 Ron Halpern Picture display device
JP3005092U (ja) * 1994-06-09 1994-12-06 株式会社東宝製作所 席 札
JP2005131792A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Dainippon Printing Co Ltd 卓上カレンダー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016041105A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 越後製菓株式会社 飾り鏡餅用飾り具
CN110389504A (zh) * 2018-04-20 2019-10-29 富士施乐株式会社 相框用片材、相框及印刷装置
JP2019187568A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 富士ゼロックス株式会社 写真立て用シート、写真立て及び印刷装置
CN110389504B (zh) * 2018-04-20 2024-02-02 富士胶片商业创新有限公司 相框用片材、相框及印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6379780B2 (ja) 2018-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102005160B (zh) 直立型显示器
US4774780A (en) Bent resilient leaf spring pop-up display assemblies
AU2009280381B2 (en) Information presenting device
US20110088300A1 (en) Deployable advertising medium formed by a plane panel
JP2009506865A (ja) 花びん及びその作製用ブランク
JP6379780B2 (ja) 自立型表示体
JP3008971U (ja) 立体折丁
US10062306B2 (en) Display tool
JP5810592B2 (ja) 自立性紙容器
EP2626849A1 (en) A foldable advertising post
JP3141852U (ja) コーナパッド
JP2007097855A (ja) 組立て式フレーム
JP2006240725A (ja) 包装箱
JP6988339B2 (ja) 自立性薄型直方体カートン
JP4156463B2 (ja) 印刷物及びその製造方法
JP3160366U (ja) 封筒
JP4420904B2 (ja) 自立式表示板
JP2020069751A (ja) 卓上カレンダー
JP3200138U (ja) 組立式立体スイングpop広告
JP2015214337A (ja) 折り畳み可能な貼り箱の製造方法及びその製造方法により製造された折り畳み可能な貼り箱
JP5563128B1 (ja) 見開き構造体及びその製造方法
JP3114461U (ja) 扇子
JP2002127646A (ja) ポップアップカード
JP4758409B2 (ja) 折り畳みシート体
TWM635192U (zh) 組合式紙筆筒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6379780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150