JP2002127646A - ポップアップカード - Google Patents

ポップアップカード

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JP2002127646A
JP2002127646A JP2000325938A JP2000325938A JP2002127646A JP 2002127646 A JP2002127646 A JP 2002127646A JP 2000325938 A JP2000325938 A JP 2000325938A JP 2000325938 A JP2000325938 A JP 2000325938A JP 2002127646 A JP2002127646 A JP 2002127646A
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card
pop
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transparent outer
outer shell
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JP2000325938A
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English (en)
Inventor
Shintaro Tsuji
辻  信太郎
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Sanrio Co Ltd
Original Assignee
Sanrio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】畳んだときには偏平状をなし、要時には自動的
に全体がピラミッド状等の多角錐に立体化し、360度
の全方向から箱庭的な奥行感も楽しめることができる新
規なホップアップカードを提供する。 【解決手段】三角状をなす各面がそれそれ縁部をもって
つながれるとともに1組の対角線上の稜線をもって2つ
折り可能で起立時に角錐状となる透明外殻部体1と、該
透明外殻部体1内に位置し、1組の対角線上の稜線をも
って2つ折り可能でかつ透明外殻部体1と連動して透明
外殻部体背面と所定の間隔をおいて起立する内部加飾構
造体2と、前記透明外殻部体1と内部加飾構造体2を起
立側に付勢する弾性条体6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポップアップカード
とりわけ自動的に立体化し自立し得るポップアップカー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】クリスマスカード、誕生日祝いカード、
メッセージカード、年賀カードなどで代表されるグリー
ティングカードの一つの形態として、カードの構成要素
の一部がカード本体の開披操作に伴って外部に突出する
ようにしたポップアップ式カードが知られている。
【0003】かかるポップアップ式カードは、従来では
2つ折りのカード本体の内面に開披側のカード部分に立
体化用部分を連結した構成が一般的であったため、立体
化用部分のデザインが多少変更されても新鮮味が乏し
く、インパクトや興趣に欠けるうらみがあった。
【0004】
【発明が解決しようする課題】本発明は前記問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、畳んだときには偏平状をなし、要時には自動的に全
体がピラミッド状等の多角錐に立体化し、360度の全
方向から箱庭的な奥行感も楽しめることができる新規な
ホップアップカードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のポップアップカードは、三角状をなす各面がそ
れそれ縁部をもってつながれるとともに1組の対角線上
の稜線をもって2つ折り可能で起立時に角錐状となる透
明外殻部体と、該透明外殻部体内に位置し、1組の対角
線上の稜線をもって2つ折り可能でかつ透明外殻部体と
連動して透明外殻部体背面と所定の間隔をおいて起立す
る内部加飾構造体と、前記透明外殻部体と内部加飾構造
体を起立側に付勢する弾性条体とを備えていることを特
徴としている。
【0006】本発明のポップアツプカードは、各面が三
角状をなし対角の1組の稜線を境として2つ折り可能で
起立時に四角錐状に変容可能な透明外殻部体と、前記透
明外殻部体の表面下部に一部が接合され残部が屈曲され
て透明外殻部体内に延び、透明外殻部体と同じ位置で2
つ折り可能な底部と、前記底部に連結され前記透明外殻
部体の背面と所定の間隔を置いて対峙される支持部とを
有する基部体と、各片が三角ないしその類似形状をな
し、前記基部体の前面と透明外殻部体の背面との間に位
置し、下端部が前記底部に接合され、背面側が前記支持
部と連動用突片で連結され起立時に全体として四角錐状
を呈する主加飾部体と、前記主加飾片よりも透明外殻部
体の背面に近い側に位置し、前記支持部または底部から
の連動用突片を介して起伏可能な複数の副加飾部体と、
前記底部の折線と平行状に位置し両端部が底部に留めら
れた起立動力用の弾性条体を備えていることを特徴とし
ている。
【0007】前記基部体の台部と支持部は、2つ折り用
の対角線と直交する対角線位置で分離された2組からな
っている。
【0008】前記副加飾部体は、基端部が底部にヒンジ
接合されたものだけでなく、基端部が底部に接合されず
主加飾部体の前面側に配されているものを含んでいる。
【0009】本発明はまた、独立したカード片を有し、
これが前記底部の透明外殻部体表面下部に接合した表装
部分に設けたポケットに挿脱可能となっているものを含
んでいる。さらに、本発明は起立動力用の弾性条体の伸
長状態を維持し透明外殻部体および内部加飾構造体を2
つ折り状態に保つための台紙を有している。
【0010】本発明カードの好適な適用例はクリスマス
カードであり、主加飾部体はクリスクスツリーを模した
形状をなし、副加飾部体はサンタクロースなどを描いた
紙片からなっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図示するものは本発明をピラミッド
形状のクリスマスカードに適用した例を示しており、図
1ないし図5は立体化した状態を、図6ないし図8は折
り畳んだ状態を示し、図9は折り畳み途中の状態を示し
ている。
【0012】1は透明外郭部体であり、適度に硬質の無
色又は有色の透明プラスチックシートにより構成され、
正面から見て三角形状をなした4面1aを有し、各面1
aは縁部同士が折線を介して連設され、起立したときに
図1と図3のように多角錘状(この例では四角錐状)を
呈するようになっている。この例では各面1aには降る
雪の模様が印刷されている。
【0013】2は前記透明外郭部体1内に配された内部
加飾構造体であり、起立時に前記透明外郭部体1と相似
した多角錘状(この例では四角錐状)に変化しうる基部
体3および主加飾部体4と、主加飾部体4よりも前方で
起伏可能な複数の副加飾部体5,5’とを有している。
【0014】6は前記透明外郭部体1と内部加飾構造体
2を起立させ多角錐状に立体化させるとともにこの状態
を維持させるための動力源としての弾性条体であり、前
記加飾構造体2の基部体3に張設されている。
【0015】前記基部体3は、それぞれ板紙あるいは着
色プラスチックシートからなる底部7と支持部(バック
アップ部)8とを有しており、底部7は図1ないし図3
のように、透明外郭部体1における各面1aの下縁部表
面に接合される表面部分7aを有し、この表面部分7a
から先の部分が透明外郭部体1の下端から反転屈曲さ
れ、透明外郭部体1の内方に延出している。表面部分7
aはこの例では積もった雪とそこに佇立する小動物の図
柄が施されている。
【0016】前記底部7は図2のように平面台形状をな
す4部分からなるが、これら4部分は図4のように対角
線を挟んで隣接するもの同士が連結されて2組となって
おり、各組7b,7bと7b’,7b’は対角線70,
70をもって2つ折り可能になっている。各組7b,7
bと7b’,7b’は他の対角線である分割面71,7
1において相互に分離され、前記対角線70,70で折
り畳んだときに各組7b,7bと7b’7b’は分割面
71,71が離間され、透明外郭部体1の裏面に接近す
るようになっている。
【0017】支持部8は板紙あるいはプラスチックシー
トによって作られ、平面三角形状の4部8a,8a、8
b’,8b’を有している。4部8a,8a、8b’,
8b’はそれぞれ下部領域を持って前記底部7の各組7
b,7bと7b’,7b’に連結されている。
【0018】前記4部8b,8b、8b’,8b’のう
ち隣接するもの8b,8bと8b’,8b’は前記底部
7の折線70,70と合致した折線80,80を持つよ
うに対角線上で相互につながれることにより組をなして
おり、各組は図4のように前記折線80,80と交差状
にある他の対角線としての分割面81,81において分
離され、したがって、前記対角線80,80により折り
畳んだときに各組8b,8bと8b’,8b’は透明外
郭部体1の裏面に接近するように離間拡開するようにな
っている。
【0019】主加飾部体4は、正面から見て略三角形
状、正確にはクリスマスツリーの輪郭を模した4枚の板
紙片からなり、各片は透明外郭部体1における各面1a
に対し適当な割合で縮少した寸法でかつ支持部8と同等
または若干大きな寸法に作られている。主加飾部体4
は、星やモール、ランプ、サンタクロース等の所望の図
柄あるいはさらにMerry Christmasの文字などの装飾部
400を有している。場合によっては着色砂などの粉粒
状物を散布付着させていてもよい。
【0020】前記4枚の主加飾部体4は相互に独立して
おり、それぞれ前記支持部8と背面が対峙するように透
明外郭部体1の各面1aの背方に配され、図5のよう
に、下端部のヒンジ片40により底部7を構成する各組
7b,7bと7b’,7b’にそれぞれ接合されてい
る。そして、主加飾部体4の背面高さ方向中間部分は起
伏可能な連動用突片81によって前記支持部8と連結さ
れ、主加飾部体4が起立したときに透明外郭部体1内で
略角錐状を構成するようになっている。
【0021】副加飾部体5,5’は、正面からみて任意
の形状をなす複数枚の紙片からなり、この例では、さま
ざまな姿と姿勢のサンタクロースの図柄が印刷されてい
る。副加飾部体5は各主加飾部体4に対して2枚以上が
各主加飾部体4の前面側に配され、下端部がヒンジ片5
1をもって底部7の各組7b,7bと7b’,7b’に
それぞれ接合されている。そして、各副加飾部体5の背
面は起伏可能な連動用突片82によって前記支持部8ま
たは各主加飾部体4と連結され、主加飾部体4が起立し
たときに透明外郭部体1内の主加飾部体4の前面側で壁
のように起立されるようになっている。
【0022】前記副加飾部体5が支持部8に連結される
場合には、図3のように主加飾部体4に切欠きまたは窓
孔45が設けられ、この切欠きまたは窓孔45を通して
連動用突片82が延出される。副加飾部体5’は底部7
から離間して中空状に設けられている。この場合には、
図5のように主加飾部体4に窓孔46が設けられ、支持
部8から側面平行四辺形状の連動用突片82’が窓孔4
6を通して伸び、副加飾部体5の背面に接合される。
【0023】本発明においては、メッセージや送り主、
受取り主を記載するため、独立したカード片9を有して
いてもよい。このカード片9は図14のように任意形状
たとえば副加飾部体5に類似する形状の2つ折片として
作られる。このカード片9を保持するため、図5に示す
ように基部体3の表面部分7aの一部を透明外郭部体1
と接合せずにポケット部73を形成しておき、このポケ
ット73にカード片9を差し込むようにしている。
【0024】弾性条体6は輪ゴムあるいは帯状のゴム紐
などが使用され、図4のように、分割面71と交差し折
線70と平行状に配されるとともに、両端部が底部7
b,7b’の外表面に留められている。この例では弾性
条体6は1つであるが、仮想線で示すように折線70,
70をはさんで対称的にもう1つ設けてもよい。
【0025】図6ないし図8は本発明カードを折り畳ん
だ状態で示しており、この状態では分割面71,81の
離間によって底部7を構成する2組7b,7bと7
b’,7b’および支持部8を構成する2組8b,8b
と8b’,8b’が分離して拡開状態となるため、弾性
条体6は強制的に牽引され、弾性によって伸長され、カ
ード全体は平面から見て平行四辺形状ないし菱形状とな
る。そしてかかる平行四辺形状ないし菱形形状の形態を
固定するために、台紙Aが用いられ、これの一部に切り
起し片部aが設けられ、ここに本発明カードの底部の角
隅部分が差し込まれている。
【0026】図10ないし図13は前記実施例を構成す
る各部体の用材を例示しており、図10は透明外郭部体
1のための部材1Aを示している。この部材1Aは硬質
の透明プラスチックシートに正面から見て三角形状をな
した4面1aを折線を介して連接しており、両端の面1
a,1aの縁部を突合せて透明接着テープを張ることな
どにより透明外郭部体1が作られるようになっている。
【0027】図11は基部体3の底部7のための部材を
示しており、(a)(b)のように、透明外殻部体の表
側下縁部に対する表面部分となるべき片部701,70
1を中間の折線702を介して連接し、片部701,7
01にそれぞれ台形状輪郭の底部用片部703,703
を折線を介して形成した2枚の主片7A,7Aと、
(c)のように弾性条体6の端部を留めるため底部用片
部703,703に積層接着される補強片7B,7Bと
からなり、補強片7B,7Bには、弾性条体6の端部を
留める輪部形成用片704,704が連設されている。
【0028】図12は基部体3の支持部8のための部材
を1組分だけ代表的に例示しており、前記底部用片部7
03の内面側に重ねられて接合される台形状部分803
とこれと折線805によって連設された支持部用片部8
04とを有し、台形状部分803と支持部用片部804
の一側縁に糊付け用片806,806を有する第1片8
Aと、隣接する底部用片部703の内面側に重ねられて
接合される台形状部分803とこれと折線805によっ
て連設された支持部用片部804とを有する第2片8
A’とからなっている。
【0029】前記第1片8Aと第2片8A’は糊付け用
片806,806によって接合され、それにより折線7
0,80を有する前記した1組の底部7b,7b(また
は7b’,7b’)および1組の支持部8b,8b(ま
たは8b’,8b’)となる。前記第1片8Aと第2片
8A’には、長手方向両端を残存させるような切込みに
よって主加飾部体4の背面に対する連動用突片81が形
成され、また、台形状部分803から支持部用片部80
4にまたがる領域にも、長手方向両端を残存させるよう
な切込みによって副加飾部体5,5の背面に連結するた
めの連動用突片82が形成されている。こうした構成に
より主加飾部体4,4や副加飾部体5,5に対する連結
構造が容易に得られ、また同時に基部体3の底部7の強
度を高いものとすることができる。
【0030】図13(a)ないし(d)は主加飾部体
4,4のための部材4Aを示しており、それぞれ下端部
にヒンジ片40が形成されている。また、連動用突片の
突出を許容する切欠きないし窓孔45が設けられてい
る。
【0031】図示するものは本発明の一実施例であり、
これに限定されるものではない。 1)実施例では四角錐形状に立体化させているが、6角
錐形状〜12角錐形状としてもよい。 2)図示するものはクリスマスツリーとサンタクロース
を中心としたカードとしているが、これに限定されず、
お宮参りなどを表した年賀カード、夏祭り風景を表した
暑中見舞いカードなど任意であり、また、主加飾部体4
や副加飾部体5に暦を印刷してカレンダーカードとして
もよい。
【0032】
【実施例の作用】本発明によるカードは、折線70,7
0,80,80により折り畳んだ状態では図6ないし図
8のように分割面71,81の離間によって底部7の2
組7b,7bと7b’,7b’が拡開状態となるため、
弾性条体6は強制的に牽引され弾性によって延ばされ、
カード全体は平面から見て平行四辺形状ないし菱形状と
なる。 この状態では、左右2つの主加飾部体4と副加
飾部体5が重なり合った状態で視認されるため、通常の
カードと同じように楽しむことができる。また、ポケッ
ト73に差し込んであるカード片9によってメッセージ
や送り主を確認することができる。
【0033】また、主加飾部体4は支持部8に接近する
ように平坦化し、副加飾部体5,5も伏せられて主加飾
部体4にほぼ重なる。したがって全体が偏平状をなし、
台紙Aにカードの一部を差し込むことにより弾性条体6
が作動しなくなるので、このまま封筒などに装填して郵
送することができる。
【0034】台紙Aからカードを取り出し、必要に応じ
てわずかにカードの厚さ方向を圧迫すれば、弾性条体6
が弾性により長さを復元し、底部7の隣接する2組7
b,7b,7b’,7b’を牽引する。これにより、図
9のように底部7の隣接する2組7b,7bと7b’,
7b’の分割面71,71が接近させられると同時に、
底部7は透明外郭部体1の各面に接近していた状態(急
角度状態)から緩やかな角度となるように変化する。こ
の底部7の角度変化に伴い、底部7に連結されている支
持部8は底部7とほぼ一直線の状態から所定の角度が付
けられ、透明外郭部体1の内部で四角錐状に起立する。
【0035】この支持部8の状態変化に呼応して、底部
7に下端部が連結されている主加飾部体4は連結片の起
立とともに支持部8との距離を増すように平行状に起立
し、支持部8と相似状に四角錐状に起立する。これによ
りクリスマスツリーが透明外郭部体1の内部で樹立され
る。
【0036】前記主加飾部体4の起立と同時に、これの
前面に接近するように伏せていた副加飾部体5,5は支
持部8の状態変化に呼応する連動用突片81の突出しに
より主加飾部体4の前面で適度の距離を持つように林立
する。また、中空状の副加飾部体5’がある場合、平坦
化していた連動用突片82は主加飾部体4の支持部8に
対する離間によって立体化し、それにより副加飾部体
5’は主加飾部体4の前方であたかも中空に漂うように
突き出される。
【0037】以上により、図1のように自動的にピラミ
ッド状に立体化したカードとなる。したがって、マジッ
クのような驚きを創成することができ、しかも、立体化
された主加飾部体4によるクリスマスツリーとその前方
に林立する副加飾部体5が透明外郭部体1の内側に所定
の間隔をおいて起立され、それらが透明外郭部体1を通
して上方および360度から視認され、かつ主加飾部体
4とその前方に林立する副加飾部体5によって箱庭的な
奥行き感も創成されるため、非常に興趣にあふれるもの
となり、いつまでも見飽きない、強い印象を与えること
ができる。
【0038】弾性条体6は以後も底部7の隣接する2組
7b,7b,7b’,7b’を牽引しているため、立体
化したカード体はそのまま安定した形状に保持され、し
たがって、テーブル等に置くことにより人目を引くユニ
ークな室内装飾品としても楽しむことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、三角状をなす各面がそれそれ縁部をもってつな
がれるとともに1組の対角線上の稜線をもって2つ折り
可能で起立時に角錐状となる透明外殻部体1と、該透明
外殻部体1内に位置し、1組の対角線上の稜線をもって
2つ折り可能でかつ透明外殻部体1と連動して透明外殻
部体背面と所定の間隔をおいて起立する内部加飾構造体
2と、前記透明外殻部体1と内部加飾構造体2を起立側
に付勢する弾性条体6とを備えているので、畳んだとき
には偏平状をなし、要時には自動的に全体がピラミッド
状等の多角錐状に立体化し、弾性条体6の牽引力でその
立体状態が維持されるので、マジックのような不可思議
さを創成できるとともに、360度の全方向から透明外
殻部体1を透視して内部加飾構造体2を眺めることがで
き、また透明外殻部体1と内部加飾構造体2との間に距
離が創成されるため、箱庭的な奥行感も楽しめることが
でき、弾性条体6の牽引力でその立体状態が維持される
ので美麗な室内装飾品としても機能することができ、ま
た、透明外殻部体1がカバーの役目も果たし汚れの付着
を防止できるなどのすぐれた効果が得られる。
【0040】請求項2によれば、各面が三角状をなし対
角の1組の稜線を境として2つ折り可能で起立時に四角
錐状に変容可能な透明外殻部体1と、前記透明外殻部体
1の表面下部に一部が接合され残部が屈曲されて透明外
殻部体内に延び、透明外殻部体1と同じ位置で2つ折り
可能な底部7と、前記底部7に連結され前記透明外殻部
体1の背面と所定の間隔を置いて対峙される支持部8と
を有する基部体3と、各片が三角ないしその類似形状を
なし、前記基部体3の前面と透明外殻部体1の背面との
間に位置し、下端部が前記底部7に接合され、背面側が
前記支持部8と連動用突片81で連結され起立時に全体
として四角錐状を呈する主加飾部体4と、前記主加飾部
体4よりも透明外殻部体の背面に近い側に位置し、前記
支持部8または底部7からの連動用突片82を介して起
伏可能な複数の副加飾部体5,5’と、前記底部7の折
線と平行状に位置し両端部が底部に留められた起立動力
用の弾性条体6を備えているので、弾性条体6の牽引力
により確実に基部体3を起立立体化させ、それに従動し
て透明外殻部体1と主加飾部体4をピラミッド状に立体
化することができ、また、支持部8が主加飾部体4の背
部に起立してバックアップするので、主加飾部体4を安
定した起立状態に保つことができるというすぐれた効果
が得られる。
【0041】請求項3によれば、基部体3の台部7と支
持部8は、2つ折り用の対角線と直交する対角線位置で
分離された2組7b,7b、8b,8b、7b’,7
b’、8b’,8b’からなっているので、確実に立体
化したり折り畳んだりすることができるとともに、折り
畳んだ状態では、左右の主加飾部体4と副加飾部体5が
偏平状の透明外殻部体1を通して視認されるため、折り
畳んだ状態でもメッセージ性のある美麗なカードとして
楽しむことができるというすぐれた効果が得られる。
【0042】請求項5によれば、副加飾部体が基端部が
底部に接合されず主加飾部体4の前面側に配されている
もの5’を含んでいるので、あたかも中空に浮かんだ装
飾効果が創成され、カード全体の角錐状ヘの立体化とあ
いまって変化と奥行き感のあるカードとすることができ
というすぐれた効果が得られる。
【0043】請求項6によれば、独立したカード片9を
有し、これが前記基部体3の透明外殻部体表面下部に接
合した表装部分7aに設けたポケット73に挿脱可能と
なっているので、加飾効果とともにメッセージや送り主
を容易に確認できる効果が得られる。
【0044】請求項7によれば、起立動力用の弾性条体
6の伸長状態を維持し透明外殻部体1および内部加飾構
造体2を2つ折り状態に保つための台紙Aを有している
ので、不用意に起立立体化することが防止され、またそ
のまま包装の一部として機能することができるという効
果が得られる。
【0045】主加飾部体4はクリスクスツリーを模した
形状をなし、副加飾部体5がサンタクロースなどを描い
た紙片からなっているので、ユニークでマジック的要素
を有するクリスマスカードを提供できるというすぐれた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポップアップカードの一実施例を
示す斜視図である。
【図2】本発明によるポップアップカードの一実施例の
平面図である。
【図3】本発明によるポップアップカードの一実施例の
正面図である。
【図4】本発明によるポップアップカードの一実施例の
底面図である。
【図5】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図6】本発明によるポップアップカードの折り畳み状
態を示す平面図である。
【図7】本発明によるポップアップカードの包装状態を
示す平面図である。
【図8】(a)は折り畳み状態の断面図、(b)はその
部分的拡大図である。
【図9】本発明によるポップアップカードの折り畳み状
態を解除した状態を示す底面図である。
【図10】本発明のポップアップカードの透明外郭部体
用の部材を示す平面図である。
【図11】(a)(b)は本発明のポップアップカード
の基片用部材を示す平面図、(c)は弾性条体の留め部
材を示す平面図である。
【図12】(a)(b)は本発明のポップアップカード
の基片用部材を示す平面図である。
【図13】(a)(b)(c)(d)は本発明のポップ
アップカードの主加飾部体用部材の平面図である。
【図14】独立したカード片の斜視図である。
【符号の説明】
1 透明外殻部体 2 内部加飾構造体 3 基部体 4 主加飾部体 5,5’ 副加飾部体 6 弾性条体 7 底部 7b,7b、7b’,7b’ 台部の組 8 支持部 8b,8b、8b’,8b’ 支持部の組 9 カード片9 A 台紙 73 ポケット 81,82 連動用突片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三角状をなす各面がそれそれ縁部をもって
    つながれるとともに1組の対角線上の稜線をもって2つ
    折り可能で起立時に角錐状となる透明外殻部体1と、該
    透明外殻部体1内に位置し、1組の対角線上の稜線をも
    って2つ折り可能でかつ透明外殻部体1と連動して透明
    外殻部体背面と所定の間隔をおいて起立する内部加飾構
    造体2と、前記透明外殻部体1と内部加飾構造体2を起
    立側に付勢する弾性条体6とを備えていることを特徴と
    するポップアップカード。
  2. 【請求項2】各面が三角状をなし対角の1組の稜線を境
    として2つ折り可能で起立時に四角錐状に変容可能な透
    明外殻部体1と、前記透明外殻部体1の表面下部に一部
    が接合され残部が屈曲されて透明外殻部体内に延び、透
    明外殻部体1と同じ位置で2つ折り可能な底部7と、前
    記底部7に連結され前記透明外殻部体1の背面と所定の
    間隔を置いて対峙される支持部8とを有する基部体3
    と、各片が三角ないしその類似形状をなし、前記基部体
    3の前面と透明外殻部体1の背面との間に位置し、下端
    部が前記底部7に接合され、背面側が前記支持部8と連
    動用突片81で連結され起立時に全体として四角錐状を
    呈する主加飾部体4と、前記主加飾部体4よりも透明外
    殻部体の背面に近い側に位置し、前記支持部8または底
    部7からの連動用突片82を介して起伏可能な複数の副
    加飾部体5,5’と、前記底部7の折線と平行状に位置
    し両端部が底部に留められた起立動力用の弾性条体6を
    備えていることを特徴とするポップアップカード。
  3. 【請求項3】基部体3の台部7と支持部8が、2つ折り
    用の対角線と直交する対角線位置で分離された2組7
    b,7b、8b,8b、7b’,7b’、8b’,8
    b’からなっている請求項2に記載のポップアップカー
    ド。
  4. 【請求項4】副加飾部体が基端部が底部に接合されず主
    加飾部体4の前面側に配されているものを含んでいる請
    求項2に記載のポップアップカード。
  5. 【請求項5】独立したカード片9を有し、これが前記基
    部体3の透明外殻部体表面下部に接合した表装部分7a
    に設けたポケット73に挿脱可能となっている請求項2
    ないし4のいずれかに記載のポップアップカード。
  6. 【請求項6】起立動力用の弾性条体6の伸長状態を維持
    し透明外殻部体1および内部加飾構造体2を2つ折り状
    態に保つための台紙Aを有している請求項1または2に
    記載のポップアップカード。
  7. 【請求項7】主加飾部体4はクリスクスツリーを模した
    形状をなし、副加飾部体5がサンタクロースなどを描い
    た紙片からなっている請求項2ないし6のいずれかに記
    載のポップアップカード。
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