JP2005131702A - かしめ装置及び加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 流路用通路がワークに対して斜めに設けられても、その斜めの角度に対応させてワークを容易にかつ安定して保持できること。
【解決手段】 かしめ装置1は、第2流路用通路B、第3流路用通路C内に挿入されたかしめボールKをかしめて前記各流路用通路B、Cの不要な箇所を塞ぐものであり、水平移動防止機構2と、垂直移動防止機構8と、パンチ16を備えて構成される。水平移動防止機構2は、ワークWを加工姿勢の角度に保持してワークWが水平方向にずれるのを防ぐためのものであり、第1保持体としての回転体3と、第2保持体としてのガイドブロック6とからなる。垂直移動防止機構8は、上面に傾斜面10を有する受け台9が取付ベース14にボルトによって取り付けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、油や空気等を流通させる流路を有するワークにおいて、その流路の不要な部分をかしめることで、所望の流路を形成するかしめ装置、及びそのかしめ装置を備えた加工装置に関する。
例えば、油圧回路の流路を形成するため、ワークには、予め、それぞれの位置に1〜数ミリ程度の径からなる微小な流路用通路が設けられる。この場合、形成すべき流路としては複雑な形状をなしてあってかつ複数設けられているので、ワークに設けられる流路用通路は、上記流路より長い形状に形成されたり、他の流路用通路と接続された状態となったりしている。
そのため、ワークに流路用通路が設けられた後、その流路用通路の不要な部分をかしめ装置によって塞ぐことで、所望の流路を形成するようになっている。
従来のかしめ装置は、流路用通路の不要な部分に閉塞体としてのかしめボールを入れておき、そのかしめボールが入れられた流路用通路にパンチを押し込み、パンチの押圧力でかしめボール及びその周壁部分が座屈してかしめられることで、流路用通路の不要な箇所を塞ぐように構成されている。
ところで、上記従来のかしめ装置においては、ワークが矩形状の立方体をなしており、それに対して流路が鉛直方向や水平方向に沿って真直に設けられる場合は問題ないものの、穿設すべき面に対して斜めに設けられる流路が存在する場合があった。
このように、流路がワークに対して斜めに設けられると、ワークにその流路用通路を形成することができるものの、その後、流路用通路の不要な箇所をかしめることが困難となる問題があった。
即ち、パンチは、鉛直方向に真直に降下してかしめボールを押圧するので、ワークに設けられた流路用通路の不要な箇所を塞ごうとすると、その斜めの流路用通路に合わせた角度でワークを固定しなければならず、ワークを斜めに固定しておくことが困難となる問題があった。
しかも、ワークとしては、長さ寸法や幅寸法にバラツキがあるので、ワークを単に所定位置にセットしても、そのバラツキの関係で塞ごうとする流路通路の位置がずれたりし、所望の箇所を適切に塞ぐことができなかったのが実状である。
本発明の目的は、上記従来の事情に鑑み、流路用通路がワークに対して斜めに設けられても、その斜めの角度に対応させてワークを容易にかつ安定して保持することができ、流路用通路の不要な箇所を良好に塞ぐことができるかしめ装置及び加工装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、多角形の立方体形状をなすワークを傾斜状態で起立させると共に、そのワークに設けられた流路用通路が、上方を開口した状態でパンチの下降軸線に一致された加工姿勢となったとき、前記流路用通路内に挿入された閉塞体をかしめて前記流路用通路の不要な箇所を塞ぐようにしたかしめ装置であって、前記ワークを前記加工姿勢の角度に保持してワークが水平方向にずれるのを防ぐ水平移動防止機構と、前記ワークの底面と対応する傾斜面を有し、該傾斜面に前記ワークの底面を載置した状態で該ワークが下方にずれるのを防ぐ垂直移動防止機構と、前記流路用通路に向かって下降し、前記流路用通路の閉塞体を押圧させてかしめるパンチとを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のかしめ装置において、前記水平移動防止機構は、前記ワークを前記加工姿勢の角度に回動させる回転体と、該回転体を固定しておくガイドブロックとからなることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載のかしめ装置において、前記垂直移動防止機構は、上面に前記加工姿勢をなすワークの底面の傾斜角度に応じた傾斜面を有する受け台を設けていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2または3記載のかしめ装置において、前記流路用通路は、前記ワークに対しそれぞれが所望の角度で傾斜して設けられ、前記水平移動防止機構の前記回転体は、前記それぞれの流路用通路の傾斜角度に応じ前記ワークを回転させるように構成される一方、前記垂直移動防止機構の前記受け台は、それぞれが前記それぞれの流路用通路の傾斜角度に応じた傾斜面を有して独立的に形成形成され、前記ワークに対して進退自在に構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れかに記載のかしめ装置において、前記回転体は、前記ワークに設けられた複数の嵌合孔と嵌合すると共に、ワークの前記一方の側面を吸着する背板部を有していることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れかに記載のかしめ装置を備えてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、水平移動防止機構が、ワークを傾斜した状態で起立させて加工姿勢をとると共に、その加工姿勢の状態でワークが水平方向へずれるのを防ぐ一方、垂直移動防止機構が傾斜面にワークを載置した状態でワークが下方向にずれるのを防ぐように構成したので、斜めにセットされたワークに対してパンチが鉛直方向に下降し、かしめ加工を行ってもワークを容易にかつ安定した状態で保持することができ、流路用通路の不要な箇所を良好に塞ぐことができる結果、ワークをずれることなく確実に固定できる効果がある。
請求項2の発明によれば、水平移動防止機構がワークの加工姿勢を保った状態でワークを所望の加工姿勢の角度に回転させる回転体と、この回転体を固定するガイドブロックとからなるので、ワークの加工姿勢を良好に保持することができ、ワークの水平方向への作用力に対する耐性を確実に得ることができる効果がある。
請求項3の発明によれば、傾斜面にワークの底面を載置して保持するので、ワークを確実に安定した状態で保持することができ、ワークの下方向への作用力に対する耐性を確実に得ることができる効果がある。
請求項4の発明によれば、ワークに流路用通路が複数設けられていても、それぞれの流路用通路に対応する角度でワークを加工姿勢に保持することができる一方、それぞれの流路用通路の傾斜角度に対応して受け台が用意されるので、それぞれの流路用通路の傾斜角度に拘わらず、ワークを確実に安定した状態で保持することができ、ワークの下方向及び水平方向への作用力に対する耐性を確実に得ることができる効果がある。
請求項5の発明によれば、ワークに設けられた複数の嵌合孔に嵌合することで、ワークを加工姿勢に保つと共に、そのワークを背板部に吸着することでワークが基準位置からずれるのを防ぐことができるので、ワークにバラツキがあっても、これに拘わることなくワークを正確に保持することができる効果がある。
請求項6の発明によれば、ワークの流路用通路の不要な部分を塞ぐことができるので、流路用通路を塞ぐかしめ装置を有する加工装置としての信頼性が高まり、それだけ加工装置としての向上を図る効果がある。
以下、本発明の実施例について説明する。図1から図6は本発明の一実施の形態に係るかしめ装置を示す図であって、図1はかしめ装置を示す正面図、図2は図1の右側面図、図3はかしめ装置にワークがセットされた状態を示す説明図、図4は図3の右側面図、図5はパンチが降下してかしめボール(閉塞体)をかしめている状態を示す説明図、図6はかしめ装置によってかしめられるワークを示す説明図である。
本実施形態のかしめ装置を説明する前に、本かしめ装置が適用されるワークについて図6を用いて説明すれば、ワークWは、矩形状の立方体に形成されており、その周囲に流路用通路が複数設けられている。複数の流路用通路としては、ワークWの一方の側面W1及びそれと対向する側面W2にこれらと直交する方向に第1流路用通路Aが設けられる他、例えば上面W3に斜めに傾斜する第2流路用通路B、第3流路用通路Cがそれぞれ設けられている。前記流路用通路B及びCのうち、第2流路用通路Bは、ワークWの上面に対し右肩下がりとなるように傾斜して設けられ、第3流路用通路Cは、反対に左肩下がりとなるよう第2流路用通路Bと交差する方向に形成されている。この場合、第2流路用通路Bの中心軸と第3流路用通路Cの中心軸との交差部Xがワーク上面W3となっており、そのワーク上面W3上に、交差部Xを中心として二つの前記流路用通路B及びCが互いに交差方向に設けられている。
なお、上記流路用通路としては、実際にはそれ以外のものも複数設けられているが、本実施形態では対象外なので、それらを図示省賂している。図6において、Kは第2流路用通路Bに圧入された閉塞体としてのかしめボールで、H1及びH2は嵌合孔である。
そして、図1及び図2に示す本実施形態のかしめ装置1は、第2流路用通路B、第3流路用通路C内に挿入されたかしめボールKをかしめて前記各流路用通路B、Cの不要な箇所を塞ぐようにしたものであって、大別すると、水平移動防止機構2と、垂直移動防止機構8と、パンチ16を備えて構成されている。
以下は、第2流路用通路Bのみを対象としており、その第2流路用通路Bを単に「流路用通路B」と呼んで説明する。
水平移動防止機構2は、ワークWを加工姿勢の角度に保持してワークWが水平方向にずれるのを防ぐためのものであり、第1保持体としての回転体3と、第2保持体としてのガイドブロック6とからなっている。ワークWの加工姿勢とは、ワークWを図3及び図5に示すような傾斜状態で起立させると共に、ワークWの流路用通路Bの中心軸が、上方を開口した状態で後述するパンチ16の下降軸線に一致された姿勢のことである。
回転体3は、図示しないモータなどの駆動源に接続されたものであって、その軸線回りに回転可能であって、ワークWの背面に設けられた嵌合孔H1(図6参照)に挿入される径をなしており、先端部に背板部4が装着されている。背板部4にはワークWの背面に設けられた嵌合孔H2(図6参照)に挿入されるピン3aが前方に向かって突設されている。
そして、回転体3の先端がワークWの嵌合孔H1に挿入されると共に、ピン3aが嵌合孔H2に挿入されたとき、図示しない吸着手段によってワークWの背面が背板部4に吸着されることでワークWの姿勢が保持され、これによって対象とする流路用通路Bがパンチ16の下降軸線に一致するようになっている。また、回転体3の背板部4より根本側は、先端側より径の大きい大径部3bとして形成され、その大径部3bの外周面の相対向する両側に平滑部3cが設けられている。
ガイドブロック6は、作業時、回転体3に対して下方から上昇し、回転体3を挟み込むように挿入することで、ワークが水平方向に移動しないようにするためのものであり、そのため、回転体3に対して図示しない昇降手段によって昇降可能に設けられている。このガイドブロック6は、上部に回転体3を挿入する凹み部7が幅方向に沿って複数(本例では二個)設けられ、その右側の凹み部7に回転体3の周面の対向位置に設けられた平滑部3cが挿入されることで回転体3の水平方向へ移動しないようにしている。
一方、垂直移動防止機構8は、上面に傾斜面10を有する受け台9が取付ベース14にボルトによって取り付けられている。受け台9の傾斜面10は、上記水平移動防止機構2によって保持されたワークWの底面に対応した角度をなしており、ワークWの底面を載置することで保持するようになっている。
受け台9の傾斜面10には、プレート11が設けられると共に、プレート11の孔11aを挿通してプレート11と略同一面まで突出する凸形受け座12が突設されている。
凸形受け座12は、プレート11の上面より若干突出(例えば、0.01〜0.05mm程度)している。取付ベース14は、受け台9の基部13を載置したとき、両側に押さえ部15がボルトによって締結されることで受け台9を固定するようになっており、図示しない昇降手段により、ワークWを載置して保持する位置とその位置から下方に待避する位置との間で昇降するようになっている。
図5に示すパンチ16は、詳細に図示していないが、例えば油圧シリンダのロッドで構成され、流路用通路内に圧入されたかしめボールをかしめるようになっている。そのため、パンチ16は、水平移動防止機構2及び垂直移動防止機構8によって保持されたワークWの流路用通路Bに向かって降下することで、流路用通路B内のかしめボールKを押圧してかしめるようになっている。
本実施形態のかしめ装置は、上記のように構成されているので、次に、その動作について説明する。
まず、予め、ワークWの流路用通路Bに図6に示すようにかしめボールKが挿入されているものとする。そして、図3及び図4に示すように、このワークWの背面に設けられている嵌合孔H1に水平移動防止機構2の回転体3が挿入され、また嵌合孔H2にも回転体3の背板部4に設けられたピン3aが挿入されると、流路用通路Bの中心軸がパンチ16の下降軸線と一致した姿勢でワークWが背面側から回転体3に保持されることなる。
即ち、ワークWは、傾斜状態で起立すると共に、流路用通路Bが、上方を開口した状態でパンチ16の下降軸線に一致された加工姿勢となる。
次に、上記回転体3に向かってガイドブロック6が上昇し、凹み部7に回転体3が挿入され、該回転体3の平滑部3cが当接することで回転体3が軸線回りは勿論、その周囲にずれることがないように固定される。
その後、垂直移動防止機構8が上昇し、受け台9の傾斜面10に設けられているプレート11及び凸形受け座12上にワークWの底面が載置された後、図5に示すようにパンチ16が降下する。
パンチ16が降下し、パンチ16の先端がそれと同じ軸線上にある流路用通路Bに挿入され、流路用通路B内のかしめボールKを押圧してかしめることで、流路用通路Bの不要な箇所が塞がれる。
このかしめボールに対するパンチ16の押圧により、ワークWには、図5に矢印にて示す下方向(スラスト方向)S及び水平方向(ラジアル方向)Rの力が作用するので、ワークWがずれたりするおそれがある。
しかしながら、上述のように、受け台9の傾斜面10にプレート11及び凸形受け座12を介してワークWの底面が載置されているので、受け台9がワークWに作用する下方向Sの力を支える一方、ワークWを保持した回転体3がガイドブロック6によって水平方向へ移動しないように拘束され、ガイドブロック6及び回転体3からなる水平移動防止機構2がワークWに作用する水平方向Rの力を支えるので、ワークWが下方向S及び水平方向Rのいずれにもずれることがない。
従って、本実施形態によれば、水平移動防止機構2が、ワークWを傾斜した状態で起立させて加工姿勢をとると共に、その加工姿勢の状態でワークWが水平方向Rへずれるのを防ぐ一方、垂直移動防止機構8が傾斜面10にワークWを載置した状態でワークWが下方向にずれるのを防ぐように構成したので、斜めにセットされたワークWに対してパンチ16が鉛直方向に下降し、かしめ加工を行ってもワークWを容易にかつ安定した状態で保持することができ、流路用通路Bの不要な箇所を良好に塞ぐことができる。
これにより、流路用通路Bが小径であっても、流路用通路Bをパンチ16の位置に正確に適合させることができ、パンチ16によるかしめ加工を良好に行うことができる。しかも、水平移動防止機構2と垂直移動防止機構8との両者が協働してワークWを固定するので、ワークWをずれることなく確実に固定することができる。
水平移動防止機構2は、ワークWの加工姿勢を保った状態でワークWを所望の加工姿勢の角度に回転させる回転体3と、この回転体3が水平方向にずれるのを防ぐように固定するガイドブロック6とからなるので、ワークWの加工姿勢を良好に保持することができ、ワークWの水平方向Rへの作用力に対する耐性を確実に得ることができる。
一方、垂直移動防止機構8においては傾斜面10にワークWの底面を載置して保持するので、ワークWを確実に安定した状態で保持することができ、ワークWの下方向への作用力に対する耐性を確実に得ることができる。
このようにして、流路用通路B内のかしめボールKに対するかしめ作業が終了した後、受け台9及びガイドブロック6の降下や回転体3の回転などの動作が行われると共に、第3流路用通路Cも流路用通路Bの場合と同様に位置決め動作が行われると、その第3流路用通路C内に圧入されたかしめボール(図示せず)も同様にしてかしめることで、第3流路用通路C内の不要な箇所を塞ぐこともできる。
従って、ワークWに流路用通路B、Cが複数設けられていても、水平移動防止機構2の回転体3が回転されることでそれぞれの流路用通路B、Cに対応する角度でワークWを加工姿勢に保持することができる一方、それぞれの流路用通路B、Cの傾斜角度に対応して受け台9が用意されるので、それぞれの流路用通路B、Cの傾斜角度に拘わらず、ワークWを確実に安定した状態で保持することができ、ワークWの下方向S及び水平方向Rへの作用力に対する耐性を確実に得ることができる。
また、回転体3及びこれに設けられたピン3aの二つがワークWに設けられた複数の嵌合孔H1、Eにそれぞれ嵌合することで、ワークWを所定の加工姿勢に保つことができると共に、そのワークWを背板部4に吸着することでワークWが基準位置からずれるのを防ぐことができるので、ワークWにバラツキがあっても、これに拘わることなくワークを正確に保持することができる。
更に、ワークWの流路用通路B、Cの不要な部分を塞ぐことができるので、流路用通路BCを塞ぐかしめ装置1を有する加工装置としての信頼性が高まり、それだけ加工装置としての向上を図ることができる。
なお、図示実施の形態においては、水平移動防止機構3及び垂直移動防止機構8の具体的構成は他のもので代用することもでき、図示例に限定されるものではない。また、ワークWとして矩形状の立方体に形成されているが、他の形状、つまり多角形の立方体形状であっても同様の作用効果を得ることができる。更に、パンチ16が油圧シリンダのロッドで構成された例を示したが、他のアクチュエータで構成されてよく、要は、ワークの流路用通路に入れられた閉塞体をかしめることができるものであればよい。
本発明の一実施の形態に係るかしめ装置を示す正面図である。 図1の右側面図である。 同じくかしめ装置にワークがセットされた状態を示す説明図である。 図3の右側面図である。 パンチが降下してかしめボール(閉塞体)をかしめている状態を示す一部破断の説明図である。 かしめ装置によってかしめられるワークを示す説明用斜視図である。
符号の説明
1…かしめ装置
2…水平移動防止機構
3…回転体(第1保持体)
4…背板部
3a…ピン
6…ガイドブロック(第2保持体)
8…垂直移動防止機構
9…受け台
10…傾斜面
16…パンチ
W…ワーク
B…第2流路用通路(流路用通路)
C…第3流路用通路(流路用通路)
K…かしめボール(閉塞体)

Claims (6)

  1. 多角形の立方体形状をなすワークを傾斜状態で起立させると共に、そのワークに設けられた流路用通路が、上方を開口した状態でパンチの下降軸線に一致された加工姿勢となったとき、前記流路用通路内に挿入された閉塞体をかしめて前記流路用通路の不要な箇所を塞ぐようにしたかしめ装置であって、
    前記ワークを前記加工姿勢の角度に保持してワークが水平方向にずれるのを防ぐ水平移動防止機構と、前記ワークの底面と対応する傾斜面を有し、該傾斜面に前記ワークの底面を載置した状態で該ワークが下方にずれるのを防ぐ垂直移動防止機構と、前記流路用通路に向かって下降し、前記流路用通路の閉塞体を押圧させてかしめるパンチとを備えることを特徴とするかしめ装置。
  2. 請求項1記載のかしめ装置において、
    前記水平移動防止機構は、前記ワークを前記加工姿勢の角度に回動させる回転体と、該回転体を固定しておくガイドブロックとからなることを特徴とするかしめ装置。
  3. 請求項1または2記載のかしめ装置において、
    前記垂直移動防止機構は、上面に前記加工姿勢をなすワークの底面の傾斜角度に応じた傾斜面を有する受け台を設けていることを特徴とするかしめ装置。
  4. 請求項2または3記載のかしめ装置において、
    前記流路用通路は、前記ワークに対しそれぞれが所望の角度で傾斜して設けられ、
    前記水平移動防止機構の前記回転体は、前記それぞれの流路用通路の傾斜角度に応じ前記ワークを回転させるように構成される一方、
    前記垂直移動防止機構の前記受け台は、それぞれが前記それぞれの流路用通路の傾斜角度に応じた傾斜面を有して独立的に形成形成され、前記ワークに対して進退自在に構成されていることを特徴とするかしめ装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のかしめ装置において、
    前記回転体は、前記ワークに設けられた複数の嵌合孔と嵌合すると共に、ワークの前記一方の側面を吸着する背板部を有していることを特徴とするかしめ装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のかしめ装置を備えてなることを特徴とする加工装置。
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