JP2760942B2 - ワーク把持装置 - Google Patents
ワーク把持装置Info
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- JP2760942B2 JP2760942B2 JP6007859A JP785994A JP2760942B2 JP 2760942 B2 JP2760942 B2 JP 2760942B2 JP 6007859 A JP6007859 A JP 6007859A JP 785994 A JP785994 A JP 785994A JP 2760942 B2 JP2760942 B2 JP 2760942B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば把持部材にて把
持したギヤ等のワークの内周穴をロッド状部材に挿入す
る際に用いるワーク把持装置に関する。
持したギヤ等のワークの内周穴をロッド状部材に挿入す
る際に用いるワーク把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のギヤを製造する方法として、圧
粉成形した成形体を焼結して製品とする方法が知られて
おり、この方法では、成形体等のワークの搬送ラインに
沿って成形装置、焼結炉、焼入れ焼き戻し装置及び各種
検査装置等を配列している。そして、そして、斯かるギ
ヤ製造装置において、所定の工程を終了したワークをロ
ッド状部材に挿入してストックしておく場合がある。
粉成形した成形体を焼結して製品とする方法が知られて
おり、この方法では、成形体等のワークの搬送ラインに
沿って成形装置、焼結炉、焼入れ焼き戻し装置及び各種
検査装置等を配列している。そして、そして、斯かるギ
ヤ製造装置において、所定の工程を終了したワークをロ
ッド状部材に挿入してストックしておく場合がある。
【0003】従来、このようなワークをロッド状部材に
挿入する際に用いるワーク把持装置としては、図4に示
すようにワークWを把持するクランプ部材101を基準
となる本体102に対して水平方向に移動可能に保持
し、クランプ部材101でワークWを把持した後、ロッ
ド状部材103の上方からワークWを挿入するに際し、
クランプ部材101を水平方向に移動しながら位置調整
をするようにしたものが知られている。
挿入する際に用いるワーク把持装置としては、図4に示
すようにワークWを把持するクランプ部材101を基準
となる本体102に対して水平方向に移動可能に保持
し、クランプ部材101でワークWを把持した後、ロッ
ド状部材103の上方からワークWを挿入するに際し、
クランプ部材101を水平方向に移動しながら位置調整
をするようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のワーク
把持装置にあっては、クランプ部材が本体に対して水平
方向に移動するだけであるので、クランプ部材で把持し
たワークの軸心とロッド状部材の軸心とが少なくとも平
行になっていないと、挿入時にワークがロッド状部材に
干渉して挿入することができなくなる。したがって、ク
ランプ部材がロッド状部材の軸心方向に対して直角方向
に移動できるように位置決めしなければならない上、ワ
ークもその軸心がロッド状部材の軸心方向と平行になる
ように把持しなければならず、高い位置決めに精度が要
求されることになる。
把持装置にあっては、クランプ部材が本体に対して水平
方向に移動するだけであるので、クランプ部材で把持し
たワークの軸心とロッド状部材の軸心とが少なくとも平
行になっていないと、挿入時にワークがロッド状部材に
干渉して挿入することができなくなる。したがって、ク
ランプ部材がロッド状部材の軸心方向に対して直角方向
に移動できるように位置決めしなければならない上、ワ
ークもその軸心がロッド状部材の軸心方向と平行になる
ように把持しなければならず、高い位置決めに精度が要
求されることになる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明では、請求項1では、ワークを把持する把持部
材と該把持部材をフローティング支持するフローティン
グ機構を有するワーク把持装置であって、前記把持部材
はフローティング機構を介して駆動部に連結され、前記
フローティング機構は把持部材を任意の方向に揺動可能
に保持するとともに把持部材を原位置に復帰するように
付勢するようにしたワーク把持装置において、フローテ
ィング機構は、駆動部に連結した位置決め部材と把持部
材との間に、把持部材の上面に当接するフリーベアリン
グを保持したガイド部材を把持部材側に付勢して上下動
可能に配設するとともに、把持部材の上面にガイド部材
及び位置決め部材を貫通する位置決めロッドを立設し、
位置決めロッドの上端部にテーパ状の膨出部を設け、位
置決め部材に該位置決めロッドのテーパ状の膨出部を保
持するテーパ状のロッド保持部を設けた。請求項2で
は、ワークを把持する把持部材と該把持部材をフローテ
ィング支持するフローティング機構を有するワーク把持
装置であって、把持部材はフローティング機構を介して
駆動部に連結され、フローティング機構は把持部材を任
意の方向に揺動可能に保持するとともに把持部材を原位
置に復帰するように付勢するようにしたワーク把持装置
において、フローティング機構は、駆動部に連結した位
置決め部材と把持部材との間にガイド部材を把持部材側
に付勢して上下動可能に配設するとともに、把持部材の
上面にガイド部材及び位置決め部材を貫通する位置決め
ロッドを立設し、位置決めロッドには前記ガイド部材を
上下から挟持する挟持部材を球面結合で保持する保持部
材をそれぞれ取付けるとともに、位置決めロッドの上端
部にテーパ状の膨出部を設け、位置決め部材に位置決め
ロッドの膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設
けた。
め本発明では、請求項1では、ワークを把持する把持部
材と該把持部材をフローティング支持するフローティン
グ機構を有するワーク把持装置であって、前記把持部材
はフローティング機構を介して駆動部に連結され、前記
フローティング機構は把持部材を任意の方向に揺動可能
に保持するとともに把持部材を原位置に復帰するように
付勢するようにしたワーク把持装置において、フローテ
ィング機構は、駆動部に連結した位置決め部材と把持部
材との間に、把持部材の上面に当接するフリーベアリン
グを保持したガイド部材を把持部材側に付勢して上下動
可能に配設するとともに、把持部材の上面にガイド部材
及び位置決め部材を貫通する位置決めロッドを立設し、
位置決めロッドの上端部にテーパ状の膨出部を設け、位
置決め部材に該位置決めロッドのテーパ状の膨出部を保
持するテーパ状のロッド保持部を設けた。請求項2で
は、ワークを把持する把持部材と該把持部材をフローテ
ィング支持するフローティング機構を有するワーク把持
装置であって、把持部材はフローティング機構を介して
駆動部に連結され、フローティング機構は把持部材を任
意の方向に揺動可能に保持するとともに把持部材を原位
置に復帰するように付勢するようにしたワーク把持装置
において、フローティング機構は、駆動部に連結した位
置決め部材と把持部材との間にガイド部材を把持部材側
に付勢して上下動可能に配設するとともに、把持部材の
上面にガイド部材及び位置決め部材を貫通する位置決め
ロッドを立設し、位置決めロッドには前記ガイド部材を
上下から挟持する挟持部材を球面結合で保持する保持部
材をそれぞれ取付けるとともに、位置決めロッドの上端
部にテーパ状の膨出部を設け、位置決め部材に位置決め
ロッドの膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設
けた。
【0006】
【作用】把持部材が、上述した構成のフローティング機
構によって任意の方向に揺動可能に保持されているの
で、ワークがロッド状部材の軸心に対して傾いていて
も、把持部材が揺動することによりワークをロッド状部
材に挿入することができる。
構によって任意の方向に揺動可能に保持されているの
で、ワークがロッド状部材の軸心に対して傾いていて
も、把持部材が揺動することによりワークをロッド状部
材に挿入することができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るワーク把持装置
の一部断面正面図、図2は同装置の作用説明に供する説
明図、図3は本発明の別実施例の一部断面正面図であ
る。
説明する。ここで、図1は本発明に係るワーク把持装置
の一部断面正面図、図2は同装置の作用説明に供する説
明図、図3は本発明の別実施例の一部断面正面図であ
る。
【0008】ワーク把持装置はワークWを把持する把持
部材1をフローティング機構部2を介して駆動部3に連
結してなる。把持部材1は、ハウジングケース4内に内
蔵してシリンダによって伸縮するロッド5,6をハウジ
ングケース4両側から突出させ、これら各ロッド5,6
の先端部にワークWを両側から挟んで保持するチャック
7,7を取付けるとともに、ハウジングケース4の下面
にロッド8及びガイドロッド9,9を垂設して、これら
のロッド8,9に押え部材10を上下動可能に嵌装し、
この押え部材10の上面とハウジングケース4の下面と
の間にガイドロッド9に外嵌したスプリング11を介設
し、押え部材10を下方に付勢している。
部材1をフローティング機構部2を介して駆動部3に連
結してなる。把持部材1は、ハウジングケース4内に内
蔵してシリンダによって伸縮するロッド5,6をハウジ
ングケース4両側から突出させ、これら各ロッド5,6
の先端部にワークWを両側から挟んで保持するチャック
7,7を取付けるとともに、ハウジングケース4の下面
にロッド8及びガイドロッド9,9を垂設して、これら
のロッド8,9に押え部材10を上下動可能に嵌装し、
この押え部材10の上面とハウジングケース4の下面と
の間にガイドロッド9に外嵌したスプリング11を介設
し、押え部材10を下方に付勢している。
【0009】また、フローティング機構部2は、装置全
体を上下方向に動かす駆動部3にフレーム15を連結
し、このフレーム15の下端面に位置決めプレート16
を取付け、この位置決めプレート16と把持部材1のハ
ウジングケース4上面との間にガイドプレート17を配
設し、このガイドプレート17に立設したガイドロッド
18を位置決めプレート16に挿通し、ガイドロッド1
8にスプリング19を外嵌して、ガイドプレート17を
把持部材1側に付勢して上下動可能となし、更にガイド
プレート17に把持部材1のハウジングケース4上面に
当接する複数個のフリーベアリング20を保持してい
る。
体を上下方向に動かす駆動部3にフレーム15を連結
し、このフレーム15の下端面に位置決めプレート16
を取付け、この位置決めプレート16と把持部材1のハ
ウジングケース4上面との間にガイドプレート17を配
設し、このガイドプレート17に立設したガイドロッド
18を位置決めプレート16に挿通し、ガイドロッド1
8にスプリング19を外嵌して、ガイドプレート17を
把持部材1側に付勢して上下動可能となし、更にガイド
プレート17に把持部材1のハウジングケース4上面に
当接する複数個のフリーベアリング20を保持してい
る。
【0010】また、把持部材1のハウジングケース4上
面にはガイドプレート17に形成した貫通孔17a及び
位置決めプレート16に形成した貫通孔16aを貫通す
る位置決めロッド22を立設し、この位置決めロッド2
2の上端部には上方に広がる雄テーパ面23aを形成し
た膨出部材23を取付け、位置決めプレート16にこの
位置決めロッド22の膨出部材23を保持する雌テーパ
面24aを形成したロッド保持部材24を設けている。
また、位置決めロッド22にはストッパ部材25を取付
けている。
面にはガイドプレート17に形成した貫通孔17a及び
位置決めプレート16に形成した貫通孔16aを貫通す
る位置決めロッド22を立設し、この位置決めロッド2
2の上端部には上方に広がる雄テーパ面23aを形成し
た膨出部材23を取付け、位置決めプレート16にこの
位置決めロッド22の膨出部材23を保持する雌テーパ
面24aを形成したロッド保持部材24を設けている。
また、位置決めロッド22にはストッパ部材25を取付
けている。
【0011】以上のように構成したワーク把持装置にお
いて、把持部材1は下方向に付勢されたガイドプレート
17によってフリーベアリング20を介して押し下げら
れて、位置決めロッド22の膨出部材23のテーパ面2
3aが位置決めプレート16のロッド保持部材24のテ
ーパ面24aと係合した状態に保持されているので、把
持部材1に下方向からの押し上げ力がかかったときに、
把持部材1はガイドプレート17をスプリング18の付
勢力に抗して上方に移動して、位置決めロッド22の膨
出部材23のテーパ面23aが位置決めプレート16の
ロッド保持部材24のテーパ面24aから離れる。
いて、把持部材1は下方向に付勢されたガイドプレート
17によってフリーベアリング20を介して押し下げら
れて、位置決めロッド22の膨出部材23のテーパ面2
3aが位置決めプレート16のロッド保持部材24のテ
ーパ面24aと係合した状態に保持されているので、把
持部材1に下方向からの押し上げ力がかかったときに、
把持部材1はガイドプレート17をスプリング18の付
勢力に抗して上方に移動して、位置決めロッド22の膨
出部材23のテーパ面23aが位置決めプレート16の
ロッド保持部材24のテーパ面24aから離れる。
【0012】これにより、把持部材1は上面に当接して
いるフリーベアリング20によって位置決めプレート1
6に沿って水平方向に移動できるとともに、位置決めロ
ッド22の膨出部材23のテーパ面23aが位置決めプ
レート16のロッド保持部材24のテーパ面24aに対
して傾くことによって揺動することができるようにな
る。
いるフリーベアリング20によって位置決めプレート1
6に沿って水平方向に移動できるとともに、位置決めロ
ッド22の膨出部材23のテーパ面23aが位置決めプ
レート16のロッド保持部材24のテーパ面24aに対
して傾くことによって揺動することができるようにな
る。
【0013】したがって、図2に示すように把持部材1
でワークWを把持してロッド状部材Rに上方から挿入す
るとき、同図(a)に示すようにワークWの軸心がロッ
ド状部材Rの軸心に対して傾いていると、駆動部3を作
動させてワークWを下降させたときに同図(b)に示す
ようにワークWとロッド状部材Rが局部的に干渉して、
把持部材1にワークWの軸心に対して斜め方向の押し上
げ力が作用するので、位置決めロッド22の膨出部材2
3のテーパ面23aが位置決めプレート16のロッド保
持部材24のテーパ面24aから浮き上がって離れ、傾
きによって発生するモーメント力によって把持部材1は
揺動及び水平方向に移動して、フリーベアリング20と
ハウジングケース4上面との間に隙間が生じて傾くた
め、同図(c)に示すようにワークWの軸心がロッド状
部材Rの軸心と一致し、そのまま把持部材1が下降する
ことにより同図(d)に示すようにワークWがロッド状
部材Rに挿入される。
でワークWを把持してロッド状部材Rに上方から挿入す
るとき、同図(a)に示すようにワークWの軸心がロッ
ド状部材Rの軸心に対して傾いていると、駆動部3を作
動させてワークWを下降させたときに同図(b)に示す
ようにワークWとロッド状部材Rが局部的に干渉して、
把持部材1にワークWの軸心に対して斜め方向の押し上
げ力が作用するので、位置決めロッド22の膨出部材2
3のテーパ面23aが位置決めプレート16のロッド保
持部材24のテーパ面24aから浮き上がって離れ、傾
きによって発生するモーメント力によって把持部材1は
揺動及び水平方向に移動して、フリーベアリング20と
ハウジングケース4上面との間に隙間が生じて傾くた
め、同図(c)に示すようにワークWの軸心がロッド状
部材Rの軸心と一致し、そのまま把持部材1が下降する
ことにより同図(d)に示すようにワークWがロッド状
部材Rに挿入される。
【0014】次に、図3に示す別実施例のワーク把持装
置のフローティング機構部30は、水平方向フローティ
ングにカムフロアを用い、揺動フローティングに球面を
用いたものであり、位置決めロッド22にガイドプレー
ト16を上下から挟持する挟持部材31,32を球面結
合で保持する保持部材33,34を取付け、挟持部材3
1,32にガイドプレート16に当接するカムフロア3
5,36を取付けてなる。
置のフローティング機構部30は、水平方向フローティ
ングにカムフロアを用い、揺動フローティングに球面を
用いたものであり、位置決めロッド22にガイドプレー
ト16を上下から挟持する挟持部材31,32を球面結
合で保持する保持部材33,34を取付け、挟持部材3
1,32にガイドプレート16に当接するカムフロア3
5,36を取付けてなる。
【0015】したがって、位置決めロッド22の膨出部
材23のテーパ面23aが位置決めプレート16のロッ
ド保持部材24のテーパ面24aから離れることができ
ることにより、把持部材1は挟持部材33,34のカム
フロア36によって位置決めプレート16に沿って水平
方向に移動できるとともに、挟持部材33,34に球面
結合している保持部材35,36が回動することにより
揺動することができるようになる。尚、上記実施例では
ギヤ等のワークをロッド状部材に挿入する例で説明した
が、本発明のワーク把持装置のフローティング機構は、
ワークを把持する際に把持部材を揺動させ、把持部をワ
ークの被把持面に合わせ確実に把持する場合にも有効で
ある。
材23のテーパ面23aが位置決めプレート16のロッ
ド保持部材24のテーパ面24aから離れることができ
ることにより、把持部材1は挟持部材33,34のカム
フロア36によって位置決めプレート16に沿って水平
方向に移動できるとともに、挟持部材33,34に球面
結合している保持部材35,36が回動することにより
揺動することができるようになる。尚、上記実施例では
ギヤ等のワークをロッド状部材に挿入する例で説明した
が、本発明のワーク把持装置のフローティング機構は、
ワークを把持する際に把持部材を揺動させ、把持部をワ
ークの被把持面に合わせ確実に把持する場合にも有効で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
把持部材を上述したように、駆動部に連結した位置決め
部材と把持部材との間に、把持部材の上面に当接するフ
リーベアリングを保持したガイド部材を把持部材側に付
勢して上下動可能に配設するとともに、把持部材の上面
にガイド部材及び位置決め部材を貫通する位置決めロッ
ドを立設し、位置決めロッドの上端部にテーパ状の膨出
部を設け、位置決め部材に該位置決めロッドのテーパ状
の膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設けたフ
ローティング機構、或いは駆動部に連結した位置決め部
材と把持部材との間にガイド部材を把持部材側に付勢し
て上下動可能に配設するとともに、把持部材の上面にガ
イド部材及び位置決め部材を貫通する位置決めロッドを
立設し、位置決めロッドには前記ガイド部材を上下から
挟持する挟持部材を球面結合で保持する保持部材をそれ
ぞれ取付けるとともに、位置決めロッドの上端部にテー
パ状の膨出部を設け、位置決め部材に位置決めロッドの
膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設けたフロ
ーティング機構によって、水平方向に移動可能でかつ揺
動可能に保持したので、ワークがロッド状部材の軸心に
対して傾いていても、把持部材が水平移動及び揺動する
ことによって、ワークの軸心をロッド状部材の軸心に一
致させることができてワークを挿入することができよう
になる。
把持部材を上述したように、駆動部に連結した位置決め
部材と把持部材との間に、把持部材の上面に当接するフ
リーベアリングを保持したガイド部材を把持部材側に付
勢して上下動可能に配設するとともに、把持部材の上面
にガイド部材及び位置決め部材を貫通する位置決めロッ
ドを立設し、位置決めロッドの上端部にテーパ状の膨出
部を設け、位置決め部材に該位置決めロッドのテーパ状
の膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設けたフ
ローティング機構、或いは駆動部に連結した位置決め部
材と把持部材との間にガイド部材を把持部材側に付勢し
て上下動可能に配設するとともに、把持部材の上面にガ
イド部材及び位置決め部材を貫通する位置決めロッドを
立設し、位置決めロッドには前記ガイド部材を上下から
挟持する挟持部材を球面結合で保持する保持部材をそれ
ぞれ取付けるとともに、位置決めロッドの上端部にテー
パ状の膨出部を設け、位置決め部材に位置決めロッドの
膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設けたフロ
ーティング機構によって、水平方向に移動可能でかつ揺
動可能に保持したので、ワークがロッド状部材の軸心に
対して傾いていても、把持部材が水平移動及び揺動する
ことによって、ワークの軸心をロッド状部材の軸心に一
致させることができてワークを挿入することができよう
になる。
【図1】本発明に係るワーク把持装置の一部断面正面図
【図2】同装置の作用説明に供する説明図
【図3】本発明の別実施例の一部断面正面図
【図4】従来のワーク把持装置の正面図
【符号の説明】 1…把持部材、2,30…フローティング機構部、3…
駆動部、7…クランプ部材、16…位置決めプレート
(位置決め部材)、17…ガイドプレート(ガイド部
材)、22…位置決めロッド、23…膨出部材、24…
ロッド保持部材、31,32…挟持部材、33,34…
保持部材、35,36…カムフロア。
駆動部、7…クランプ部材、16…位置決めプレート
(位置決め部材)、17…ガイドプレート(ガイド部
材)、22…位置決めロッド、23…膨出部材、24…
ロッド保持部材、31,32…挟持部材、33,34…
保持部材、35,36…カムフロア。
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークを把持する把持部材と該把持部材
をフローティング支持するフローティング機構を有する
ワーク把持装置であって、前記把持部材はフローティン
グ機構を介して駆動部に連結され、前記フローティング
機構は把持部材を任意の方向に揺動可能に保持するとと
もに把持部材を原位置に復帰するように付勢するように
したワーク把持装置において、 前記フローティング機構は、駆動部に連結した位置決め
部材と把持部材との間に、把持部材の上面に当接するフ
リーベアリングを保持したガイド部材を把持部材側に付
勢して上下動可能に配設するとともに、 前記把持部材の上面に前記ガイド部材及び位置決め部材
を貫通する位置決めロッドを立設し、 前記位置決めロッドの上端部にテーパ状の膨出部を設
け、前記位置決め部材に該位置決めロッドのテーパ状の
膨出部を保持するテーパ状のロッド保持部を設けた こと
を 特徴とするワーク把持装置。 - 【請求項2】 ワークを把持する把持部材と該把持部材
をフローティング支持するフローティング機構を有する
ワーク把持装置であって、前記把持部材はフローティン
グ機構を介して駆動部に連結され、前記フローティング
機構は把持部材を任意の方向に揺動可能に保持するとと
もに把持部材を原位置に復帰するように付勢するように
したワーク把持装置において、 前記フローティング機構は、駆動部に連結した位置決め
部材と把持部材との間にガイド部材を把持部材側に付勢
して上下動可能に配設するとともに、前記把持部材の上
面に前記ガイド部材及び位置決め部材を貫通する位置決
めロッドを立設し、 前記位置決めロッドには前記ガイド部材を上下から挟持
する挟持部材を球面結合で保持する保持部材をそれぞれ
取付けるとともに、 前記位置決めロッドの上端部にテーパ状の膨出部を設
け、前記位置決め部材に前記位置決めロッドの膨出部を
保持するテーパ状のロッド保持部を設けた、 ことを特徴とするワーク把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6007859A JP2760942B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | ワーク把持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6007859A JP2760942B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | ワーク把持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07214431A JPH07214431A (ja) | 1995-08-15 |
JP2760942B2 true JP2760942B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=11677382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6007859A Expired - Fee Related JP2760942B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | ワーク把持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760942B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008036721A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Denso Corp | チャック装置 |
CN103612085A (zh) * | 2013-11-05 | 2014-03-05 | 苏州恩意精密机械有限公司 | 一种汽车风扇电机轴承装配机的电机转子下承载机构 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6071592U (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-20 | 株式会社小松製作所 | ロボツト装置 |
JPH0529692U (ja) * | 1991-09-26 | 1993-04-20 | 沖電気工業株式会社 | ロボツトのハンド部における過負荷防止装置 |
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1994
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JPH07214431A (ja) | 1995-08-15 |
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