JP2010082736A - 等速ジョイント組付装置及び等速ジョイント組付方法 - Google Patents

等速ジョイント組付装置及び等速ジョイント組付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に等速ジョイントを組立可能な等速ジョイント組付装置及び等速ジョイント組付方法の提供。
【解決手段】複数の窓穴81aを設けたケージ81と、複数のインナ溝82aを設けたインナ82と、複数のアウタ溝84aを設けたアウタ84と、複数のボール83よりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付装置10において、ケージ81を支持するケージ支持手段30と、インナ82を支持し、ケージ81を貫通して昇降するインナ支持手段20と、ケージ81にボール83を圧入する圧入手段50と、ケージ支持手段30の軸線上に配置されるアウタ支持手段40と、ケージ支持手段30と圧入手段50とインナ支持手段20とアウタ支持手段40が設けられた、直線移動する移動ベース11と、移動ベース11の軸線上に取り付けられ、移動ベース11が移動した際に、ケージ81を、アウタ支持手段40側に押すプッシャ60と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、熟練工でなくても簡単に等速ジョイントのサブアッシを組み付けることができる機構を備えた等速ジョイント組付装置に関するものである。
車のドライブシャフト等に用いられる等速ジョイントは、基本部品がアウタとケージとインナと6つのボールからなり、回転軸をつなぐユニバーサルジョイントの一種で、軸の角度によって回転速度が増減するカルダンジョイントの欠点を改良したものである。
アウタの中にはケージとインナと6つのボールが配置されている必要があるが、ボールはケージとインナの間に圧入される必要がある為、機械化が難しい。特にケージとインナは球面の組み合わせとなる為、勘やコツが必要な作業で未習熟者には組立が困難である。
このため、より簡単に等速ジョイントの組み付けが可能となる方法が検討されている。
特許文献1には、等速ジョイントの組立方法についての技術が開示されている。
ケージ内にインナを嵌合してインナ溝とケージに設けられる窓穴に1個のボールを挿入して相互の位置決めがなされたサブ組立体を形成する第1工程と、サブ組立体を1個のボールを上側に位置させた状態でアウタ内に勘合した後にサブ組立体をアウタに対して回転して1個のボールをアウタ溝の1個に係合させる第2工程と、1個のボールが1個のアウタ溝に係合した状態でアウタに対してケージとインナを傾斜させてその他のボールを対応する窓穴とインナ溝とアウタ溝内に順次挿入係合させる第3工程により、等速ジョイントを組み立てる。
このような組立手順を採用することで、組立効率を向上させることが可能となる。
特開平1−210234号公報
しかしながら、特許文献1には以下に説明する課題があると考えられる。
特許文献1の方法で等速ジョイントを組み付ける場合には3つの工程が必要となり、それぞれに対応する組立装置を必要とする。複数の工程が必要である為、設備設置スペースを必要とし、設備コスト及びランニングコストが高くなるという問題がある。
また、組み付け中の等速ジョイントをアッシの状態で移動させるのは、好ましくない為、なるべく一つの工程で組み付けを終了してしまいたいという事情もある。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、容易に等速ジョイントを組立可能な等速ジョイント組付装置及び等速ジョイント組付方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明による等速ジョイント組付装置は以下のような特徴を有する。
(1)円周方向に複数の窓穴を設けたケージと、前記ケージの内周に回動可能に勘合され前記窓穴に対応する複数のインナ溝を設けたインナと、前記ケージの外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝を設けたアウタと、前記窓穴内に配置され前記インナ溝及び前記アウタ溝に配設される複数のボールよりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付装置において、
前記ケージを支持するケージ支持手段と、前記インナを支持し、前記ケージを貫通して昇降するインナ支持手段と、前記ケージに前記ボールを圧入する圧入手段と、前記ケージ支持手段の軸線上に配置されるアウタ支持手段と、前記ケージ支持手段と前記圧入手段と前記インナ支持手段が取り付けられ、前記アウタ支持手段が回動可能に取り付けられた、直線移動する移動ベースと、前記移動ベースの軸線上に取り付けられ、前記移動ベースが移動した際に、前記インナ及び前記ボールがセットされた前記ケージを、前記アウタ支持手段側に押すプッシャと、を備え、
前記移動ベースが移動されることで、前記圧入手段により前記ボールが前記ケージの前記窓穴に挿入された後、前記インナ支持手段が降下することで前記インナが前記ケージ内に挿入され、前記プッシャによって前記ケージが前記アウタ支持手段側に押されて前記ケージが前記アウタ内に移動され、前記アウタ支持手段が回動されて前記等速ジョイントが組み付けられることを特徴とする。
(2)(1)に記載の等速ジョイント組付装置において、
前記プッシャに、前記ケージが前記移動ベースによって移動する移動中心より偏心して設けられ前記インナを回転させるインナプッシャと、前記ケージを回転させるケージ回転機構と、を備え、前記インナプッシャによって前記インナが前記ケージと共に前記移動ベースによって移動される際に、前記インナの外周部分を押して前記インナを回転させ、前記ケージ回転機構で前記ケージを回転させることで、前記ケージ及び前記インナを前記アウタに組み付けることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明による等速ジョイント組付方法は以下のような特徴を有する。
(3)円周方向に複数の窓穴を設けたケージと、前記ケージの内周に回動可能に勘合され前記窓穴に対応する複数のインナ溝を設けたインナと、前記ケージの外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝を設けたアウタと、前記窓穴内に配置され前記インナ溝及び前記アウタ溝に配設される複数のボールよりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付方法において、
前記ケージを支持するケージ支持手段に、前記ケージを配置し、前記ケージ支持手段及び前記ケージを貫通するインナ支持手段に前記インナを配置し、前記ケージ支持手段の軸線上に配置されるアウタ支持手段に前記アウタを配置し、前記ケージ支持手段と前記圧入手段と前記インナ支持手段が取り付けられ、前記アウタ支持手段が回動可能に取り付けられた移動ベースを、直線移動させることで、前記ボールを圧入する圧入手段により、前記ボールを前記ケージに設けられた前記窓穴から圧入し、前記インナ及び前記ボールがセットされた前記ケージを、前記移動ベースの軸線上に取り付けられたプッシャによって前記アウタ支持手段側に押し、前記アウタに前記ケージ及び前記インナ及び前記ボールを組み付けることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明による等速ジョイント組付装置により、以下のような作用、効果が得られる。
まず、(1)に記載される発明は、円周方向に複数の窓穴を設けたケージと、ケージの内周に回動可能に勘合され窓穴に対応する複数のインナ溝を設けたインナと、ケージの外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝を設けたアウタと、窓穴内に配置されインナ溝及びアウタ溝に配設される複数のボールよりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付装置において、ケージを支持するケージ支持手段と、インナを支持し、ケージを貫通して昇降するインナ支持手段と、ケージにボールを圧入する圧入手段と、ケージ支持手段の軸線上に配置されるアウタ支持手段と、ケージ支持手段と圧入手段とインナ支持手段が取り付けられ、アウタ支持手段が回動可能に取り付けられた、直線移動する移動ベースと、移動ベースの軸線上に取り付けられ、移動ベースが移動した際に、インナ及びボールがセットされたケージを、アウタ支持手段側に押すプッシャと、を備え、移動ベースが移動されることで、圧入手段によりボールがケージの窓穴に挿入された後、インナ支持手段が降下することでインナがケージ内に挿入され、プッシャによってケージがアウタ支持手段側に押されてケージがアウタ内に移動され、アウタ支持手段が回動されて等速ジョイントが組み付けられるものである。
上記構成であるので、作業者がケージを等速ジョイント組付装置にセットしてインナ及びアウタを配置し、ボールを用意すれば、移動ベースを移動させることで、ケージにボールが圧入され、アウタにケージ、インナ、及び1つのボールがセットされる。
このような等速ジョイント組付装置を用いることで、未習熟者にも組立が容易となり短時間での組み付けが可能となる。
また、(2)に記載される発明は、(1)に記載の等速ジョイント組付装置において、プッシャに、ケージが移動ベースによって移動する移動中心より偏心して設けられインナを回転させるインナプッシャと、ケージを回転させるケージ回転機構と、を備え、インナプッシャによってインナがケージと共に移動ベースによって移動される際に、インナの外周部分を押してインナを回転させ、ケージ回転機構でケージを回転させることで、ケージ及びインナをアウタに組み付けるものである。
インナを回転させることでケージ内にインナを嵌め込み、ケージを回転させることで、ケージの位相を変えてアウタの内部に組み込むことができる。
インナはインナプッシャに押されることで回転しながらケージに収まるが、その際にはボールをガイドにして位置が決定される。ボールの位置は圧入手段の配置によるが、圧入手段はケージの移動方向に対して浅い角度でボールを保持し、圧入されることが望ましく、またボールはアウタに組み付けられるまで支持する必要があるため、ケージとインナにボールが保持される位置ではアウタのアウタ溝とボールが干渉することになる。
これを避ける為にインナを配置した後にケージを回転させ、ボールとアウタが干渉しないようにケージをアウタに組み付けることが可能となる。
このような等速ジョイント組付装置を用いることで、未習熟者にも組立が容易となり短時間での組み付けが可能となる。
また、このような特徴を有する本発明による等速ジョイント組付方法により、以下のような作用、効果が得られる。
また、(3)に記載の発明は、円周方向に複数の窓穴を設けたケージと、ケージの内周に回動可能に勘合され窓穴に対応する複数のインナ溝を設けたインナと、ケージの外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝を設けたアウタと、窓穴内に配置されインナ溝及びアウタ溝に配設される複数のボールよりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付方法において、ケージを支持するケージ支持手段に、ケージを配置し、ケージ支持手段及びケージを貫通するインナ支持手段にインナを配置し、ケージ支持手段の軸線上に配置されるアウタ支持手段にアウタを配置し、ケージ支持手段と圧入手段とインナ支持手段が取り付けられ、アウタ支持手段が回動可能に取り付けられた移動ベースを、直線移動させることで、ボールを圧入する圧入手段により、ボールをケージに設けられた窓穴から圧入し、インナ及びボールがセットされたケージを、移動ベースの軸線上に取り付けられたプッシャによってアウタ支持手段側に押し、アウタにケージ及びインナ及びボールを組み付けるものである。
このような方法を採ることで、(1)に記載の等速ジョイント組付装置に関する発明と同様に等速ジョイントを未習熟者の手によって容易に組立可能となる。
すなわち、容易に等速ジョイントを組立可能な等速ジョイント組付方法の提供が可能である。
まず、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態の等速ジョイント組付装置の斜視図を示す。
図2に、ワークである等速ジョイントのサブアッシの斜視図を示す。
等速ジョイント組付装置10は、図1に示すようにインナ支持手段20と、ケージ支持手段30と、アウタ支持手段40と、圧入手段50と、プッシャ60とを備えている。
等速ジョイントのサブアッシ80は、図2に示される通りケージ81、インナ82、ボール83、及びアウタ84から構成される。なお、等速ジョイントとしてはボール83がアウタ84内に6つ組み付けられる必要があるが、本実施形態のサブアッシ80はボール83がアウタ84内に1つ組み付けられている状態のものを指している。
等速ジョイント組付装置10では、ケージ81、インナ82、ボール83、アウタ84をそれぞれ1つずつ組み付けサブアッシ80の状態にする。
ケージ支持手段30、アウタ支持手段40、及び圧入手段50は移動ベース11上に固定されている。移動ベース11は、固定ベース13に設けられるLMガイド12を摺動するように構成されており、直線移動を行う。固定ベース13には、プッシャ60及びカム溝板16が設けられている。また、固定ベース13にはレバー15及びギアボックス17及びリンク18が備えられる。
レバー15はギアボックス17に接続されており、レバー15を手前に倒すことでギアボックス17が作動し、リンク18を動作させる。リンク18は移動ベース11に接続されていて、カム溝板16に倣って移動ベース11を直進運動させる。すなわちレバー15を手前に倒すことで移動ベース11が前進する機構となっている。
図3に、カム板の説明図を示す。
インナ支持手段20はインナ82を図3に示すように立てた状態で保持する機構であり、インナ支持手段20の下部にカム板14の上面と倣うローラ21が設けられている。インナ支持手段20はケージ支持手段30を貫通して設けられており、カム板14に倣って昇降する。
ケージ支持手段30はケージ81を寝かせた状態で配置する円筒状の部材であり、移動ベース11に固定されているので移動ベース11の直進運動に従って移動する。
アウタ支持手段40は、アウタ84を支持するV字溝41及びストッパガイド42を有し、アウタ84が開口部を上側に向けて立ち上がった姿勢になるように回動可能に構成されている。回転中心は、アウタ84がアウタ支持手段40上に置かれた際に、アウタ84の開口部の中心と一致する辺りに設けられている。
圧入手段50は、ケージ81の外周面6カ所に備えられる窓穴81aからボール83を圧入する装置である。
図4に、圧入手段の斜視図を示す。
供給筒51はボール83を圧入筒52に供給するための円筒形の部材であり、内部に複数のボール83をストックすることが可能である。圧入筒52は支持部材53によって移動ベース11に固定されており、圧入筒52の内部をボール押圧シャフト54が貫通している。圧入筒52の内部に保持したボール83を1つボール押圧シャフト54によって押し出すことで、ボール83をケージ81に対して圧入可能である。
圧入筒52にはボールガイド55が設けられ、ボール押圧シャフト54によって押し出されたボール83を下部で受け、ガイドする。ボール押圧シャフト54は支持部材53が移動することでトリガ57に後端が衝突し、前進する。トリガ57は支柱56に支えられて固定ベース13に固定されている。
図5に、プッシャの斜視図を示す。
プッシャ60は、インナプッシャ61と、ケージ回転機構となるヘッダ62と支点63とストッパ64とからなる。ヘッダ62はケージ81に当接し、移動ベース11の前進によって支点63を支点としてストッパ64を押圧しながらストッパガイド65に当たるまで回転する。ヘッダ62は、ケージ81に当接しているので、ヘッダ62の回転によってケージ81を回転させることが可能である。
本実施形態の等速ジョイント組付装置10は上記構成であるので、以下に説明するような作用を示す。
図6に、等速ジョイント組付装置にサブアッシの部品を配置した斜視図を示す。
サブアッシ80の構成部品であるケージ81、インナ82、ボール83及びアウタ84は、図6に示すように、等速ジョイント組付装置10にそれぞれ作業者によって配置される。
ケージ81は、ケージ支持手段30の上に配置される。インナ82は図3に示されるようにインナ支持手段20の上に立てた状態で配置される。ボール83は圧入手段50に備える供給筒51に複数ストックされている。アウタ84はV字溝41及びストッパガイド42によってケージ81が挿入される開口部がケージ81側に来るように、横に寝た状態で配置される。
この状態で、作業者がレバー15を倒すと、ギアボックス17に力が伝達されリンク18を介して移動ベース11を直線運動させる。
図7に、ケージにボールを挿入する様子を斜視図に示す。
移動ベース11が直進することで、支持部材53に支持された圧入筒52が移動し、結果的にボール押圧シャフト54が前進する。したがって、移動ベース11が一定距離進むとボール83が押し出されて、ケージ81の窓穴81aにボール83を嵌合する。ボール83はインナ支持手段20に設けられたボールガイド凹部20aに嵌る。逆に言えば、ケージ81の位置はボール83が挿入できる位置に会わせてケージ支持手段30に配置されることになる。
移動ベース11がさらに直進するとカム板14のカム面14aに沿ってローラ21が動くことで、インナ支持手段20が降下する。それと共にインナ82はケージ81の内部に挿入されていく結果となる。
そして、ある程度インナ82がケージ81の中に収まった際に、図5に示されるようにプッシャ60に備えるインナプッシャ61によってインナ82は横向きに倒されていくことになる。
この際に、ボール83はケージ81の窓穴81aに挿入されている為、インナ82の外周に6カ所形成されるインナ溝82aは、ボール83にガイドされてケージ81の内部に収まることになる。
図8に、ケージを回転させる前の上面図を示す。図9に、ケージを回転させた後の上面図を示す。なお、アウタ84は説明の為に断面図としている。
ケージ81にインナ82を勘合させた状態で、今度はアウタ84の内部にプッシャ60によってケージ81を挿入する必要がある。
この際に、ボール83の位置がアウタ84に6カ所形成されるアウタ溝84aと合わないため、ヘッダ62によってケージ81を30°回転させてやることで位相を合わせる。
具体的にはストッパ64が移動ベース11の前進によってストッパガイド65の中に収容されるのでヘッダ62は支点63を支点に首を振ることになり、ヘッダ62がケージ81の窓穴81aの枠を引っ掛けて回転させることになる。図8から図9では30°だけケージ81が回転していることが分かる。
図10に、アウタを倒す様子を示す斜視図を示す。
この状態で、アウタ支持手段40を回転させることで、図10に示すようにアウタ84の姿勢を起こす。
ガイド43は、アウタ支持手段40の下部に備えられており、ケージ支持手段30に備えられるストッパローラ33からガイド43が移動ベース11の前進に伴って外れることで、アウタ支持手段40は支持を失って倒立する。この際にアウタ84の姿勢が起き、そしてケージ81、インナ82及びボール83がアウタ84の中に挿入されることになる。
このようにしてサブアッシ80が組み付けられるので、この後、残りのボール83を5つサブアッシ80に組み付けて、等速ジョイントの部品を構成する。
本実施形態の等速ジョイント組付装置10は上記構成及び作用を示すので、以下に説明する効果を奏する。
まず、熟練工でなくとも容易に等速ジョイントの組立が可能である点が挙げられる。
本実施形態に記載の等速ジョイント組付装置10は、円周方向に複数の窓穴81aを設けたケージ81と、ケージ81の内周に回動可能に勘合され窓穴81aに対応する複数のインナ溝82aを設けたインナ82と、ケージ81の外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝84aを設けたアウタ84と、窓穴81a内に配置されインナ溝82a及びアウタ溝84aに配設される複数のボール83よりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付装置10において、ケージ81を支持するケージ支持手段30と、インナ82を支持し、ケージ81を貫通して昇降するインナ支持手段20と、ケージ81にボール83を圧入する圧入手段50と、ケージ支持手段30の軸線上に配置されるアウタ支持手段40と、ケージ支持手段30と圧入手段50とインナ支持手段20が取り付けられ、アウタ支持手段40が回動可能に取り付けられた、直線移動する移動ベース11と、移動ベース11の軸線上に取り付けられ、移動ベース11が移動した際に、インナ82及びボール83がセットされたケージ81を、アウタ支持手段40側に押すプッシャ60と、を備えるものである。
そして、移動ベース11が移動されることで、圧入手段50によりボール83がケージ81の窓穴81aに挿入された後、インナ支持手段20が降下することでインナ82がケージ81内に挿入され、プッシャ60によってケージ81がアウタ支持手段40側に押されてケージ81がアウタ84内に移動され、アウタ支持手段40が回動されてサブアッシ80が組み付けられる。
また、移動ベース11はレバー15に連動して直進移動するように構成されているので、作業者は、ケージ81、インナ82、ボール83、アウタ84をセットした後に、レバー15を手前に引くだけで、サブアッシ80を組み付けることが可能となる。
従来はサブアッシ80の組み付けは熟練工によって組み立てられ、未習熟者によるサブアッシ80の組み立ては時間がかかり効率の悪いものであった。しかし、このような等速ジョイント組付装置10を用いることで、未習熟者によってでもサブアッシ80が容易に組み付け可能となった。また、将来的には自動化が可能である。
また、未習熟者でも熟練工が行うようなスピードで確実にサブアッシ80が組付け可能となる為、リードタイムの向上がはかれるというメリットもある。
機構的にはレバー15を倒すことで移動ベース11が直線運動をし、一連の組付け作業が行える為、駆動機構なども必要とせずメンテナンス性も高い。
また、手動でサブアッシ80を組み付ける装置としては、コンパクトである為スペース効率が良いなどのメリットもある。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。
例えば、等速ジョイント組付装置10を手動で組付け可能にレバー15を用いた構造としているが、モータ等の駆動機構を用いた自動化を図ることを妨げない。
本実施形態の、等速ジョイント組付装置の斜視図である。 本実施形態の、ワークである等速ジョイントのサブアッシの斜視図である。 本実施形態の、カム板の説明図である。 本実施形態の、圧入手段の斜視図である。 本実施形態の、プッシャの斜視図である。 本実施形態の、等速ジョイント組付装置にサブアッシの部品を配置した斜視図である。 本実施形態の、ケージにボールを挿入する斜視図である。 本実施形態の、ケージを回転させる前の上面図である。 本実施形態の、ケージを回転させた後の上面図である。 本実施形態の、アウタを倒す様子を示す斜視図である。
符号の説明
10 等速ジョイント組付装置
11 移動ベース
12 LMガイド
13 固定ベース
14 カム板
14a カム面
15 レバー
16 カム溝板
17 ギアボックス
18 リンク
20 インナ支持手段
20a ボールガイド凹部
30 ケージ支持手段
50 圧入手段
60 プッシャ
61 インナプッシャ
80 サブアッシ
81 ケージ
81a 窓穴
82 インナ
82a インナ溝
83 ボール
84 アウタ
84a アウタ溝

Claims (3)

  1. 円周方向に複数の窓穴を設けたケージと、前記ケージの内周に回動可能に勘合され前記窓穴に対応する複数のインナ溝を設けたインナと、前記ケージの外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝を設けたアウタと、前記窓穴内に配置され前記インナ溝及び前記アウタ溝に配設される複数のボールよりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付装置において、
    前記ケージを支持するケージ支持手段と、
    前記インナを支持し、前記ケージを貫通して昇降するインナ支持手段と、
    前記ケージに前記ボールを圧入する圧入手段と、
    前記ケージ支持手段の軸線上に配置されるアウタ支持手段と、
    前記ケージ支持手段と前記圧入手段と前記インナ支持手段が取り付けられ、前記アウタ支持手段が回動可能に取り付けられた、直線移動する移動ベースと、
    前記移動ベースの軸線上に取り付けられ、前記移動ベースが移動した際に、前記インナ及び前記ボールがセットされた前記ケージを、前記アウタ支持手段側に押すプッシャと、
    を備え、
    前記移動ベースが移動されることで、前記圧入手段により前記ボールが前記ケージの前記窓穴に挿入された後、前記インナ支持手段が降下することで前記インナが前記ケージ内に挿入され、前記プッシャによって前記ケージが前記アウタ支持手段側に押されて前記ケージが前記アウタ内に移動され、前記アウタ支持手段が回動されて前記等速ジョイントが組み付けられることを特徴とする等速ジョイント組付装置。
  2. 請求項1に記載の等速ジョイント組付装置において、
    前記プッシャに、前記ケージが前記移動ベースによって移動する移動中心より偏心して設けられ前記インナを回転させるインナプッシャと、前記ケージを回転させるケージ回転機構と、を備え、
    前記インナプッシャによって前記インナが前記ケージと共に前記移動ベースによって移動される際に、前記インナの外周部分を押して前記インナを回転させ、
    前記ケージ回転機構で前記ケージを回転させることで、前記ケージ及び前記インナを前記アウタに組み付けることを特徴とする等速ジョイント組付装置。
  3. 円周方向に複数の窓穴を設けたケージと、前記ケージの内周に回動可能に勘合され前記窓穴に対応する複数のインナ溝を設けたインナと、前記ケージの外周に回動可能に勘合され複数のアウタ溝を設けたアウタと、前記窓穴内に配置され前記インナ溝及び前記アウタ溝に配設される複数のボールよりなる等速ジョイントを組み付ける等速ジョイント組付方法において、
    前記ケージを支持するケージ支持手段に、前記ケージを配置し、
    前記ケージ支持手段及び前記ケージを貫通するインナ支持手段に前記インナを配置し、
    前記ケージ支持手段の軸線上に配置されるアウタ支持手段に前記アウタを配置し、
    前記ケージ支持手段と前記圧入手段と前記インナ支持手段が取り付けられ、前記アウタ支持手段が回動可能に取り付けられた移動ベースを、直線移動させることで、
    前記ボールを圧入する圧入手段により、前記ボールを前記ケージに設けられた前記窓穴から圧入し、
    前記インナ及び前記ボールがセットされた前記ケージを、前記移動ベースの軸線上に取り付けられたプッシャによって前記アウタ支持手段側に押し、
    前記アウタに前記ケージ及び前記インナ及び前記ボールを組み付けること特徴とする等速ジョイント組付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102155893B1 (ko) * 2019-10-25 2020-09-14 신정규 등속조인트의 볼베어링 조립용 치구
CN114770092A (zh) * 2022-04-10 2022-07-22 魏帅起 一种基于智能制造的三球销自动加工装置

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