JP2005130809A - 茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料 - Google Patents

茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料 Download PDF

Info

Publication number
JP2005130809A
JP2005130809A JP2003372842A JP2003372842A JP2005130809A JP 2005130809 A JP2005130809 A JP 2005130809A JP 2003372842 A JP2003372842 A JP 2003372842A JP 2003372842 A JP2003372842 A JP 2003372842A JP 2005130809 A JP2005130809 A JP 2005130809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
astringency
tea
tea extract
tannase
treated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003372842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4554184B2 (ja
Inventor
Kunihisa Fujio
訓尚 藤生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Original Assignee
Asahi Soft Drinks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Soft Drinks Co Ltd filed Critical Asahi Soft Drinks Co Ltd
Priority to JP2003372842A priority Critical patent/JP4554184B2/ja
Publication of JP2005130809A publication Critical patent/JP2005130809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4554184B2 publication Critical patent/JP4554184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)

Abstract

【課題】健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有すると同時に、旨味やコク味を損なわずに渋味を低減させることができる茶飲料の簡易な脱渋味処理方法を提供する。
【解決手段】高濃度のカテキンを含有する状態においてタンナーゼ処理を施すことにより、旨味やコク味を損なわずに渋味を低減した茶飲料を製造することができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、茶飲料の渋味を少なくする方法及びその方法により得られた茶飲料に関する。
日本人にとっては、茶飲料は最も身近な嗜好飲料であり、長年にわたって愛飲されている。そして、茶飲料は、抗酸化作用や抗癌作用等の健康保持機能を有しているため、近年の健康ブームに相俟って、茶飲料の需要の伸びは著しいものがある。
消費者の嗜好に合う茶飲料を製造するためには、茶飲料中の渋味、旨味及びコク味等の各味の調和が重要となる。例えば、渋味を感じつつ、かつ旨味及びコク味をより一層強く感じる茶飲料は、需要が高い。ここで、茶飲料に含有される渋味の成分としてはカテキン類があり、旨味及びコク味の成分としてはテアニン類がある。この中でも、カテキンは、抗酸化作用や抗癌作用等の健康保持機能を有し、渋味の強いエステル型カテキンと、渋味の弱い非エステル型カテキンと、が存在する。一方、テアニンは、アミノ酸の1種であり、リラックス作用をもち、旨味及びコク味を有する。
ところで、茶飲料中の旨味及びコク味を強めるために、テアニン等のアミノ酸の含有量が高い茶葉を選択して、茶飲料を製造することが知られている(例えば、特許文献1)。この特許文献1では、テアニンを多く含む茶葉を選択して、茶飲料を製造している。
また、茶原料を、プロテアーゼ及びタンナーゼの存在下に抽出することを特徴とする茶類エキスの製造方法が知られている(例えば、特許文献2)。この特許文献2では、旨味やコク味が強く、渋味の少ない茶類エキスの製造方法を提供する。
特開2002−238458号公報 特開2003−144049号公報
しかし、特許文献1に記載されている茶飲料は、テアニンの含有量が高い茶葉を選択して製造をするものであるが、そのようにすると、渋味の強いエステル型カテキンの含有量も高くなる。したがって、特許文献1に記載されているテアニンの濃度が高い茶飲料は、テアニンの高濃度化に伴って旨味やコク味は増すが、それと同時に渋味も増してしまうので、飲みやすさが損なわれる場合があった。
また、特許文献2に記載されている茶類エキスの製造方法は、タンナーゼだけではなく、プロテアーゼを併用するため、多くの工程を必要とし、コストが高くなる。
本発明の目的は、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有すると同時に、旨味やコク味を損なわずに渋味を低減させることができる茶飲料の簡易な脱渋味処理方法を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明者が鋭意研究を重ねた結果、高濃度のカテキンを含有する状態においてタンナーゼ処理を施すことにより、茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減することができるということを突き止め、本発明を完成するに至った。
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、この濃縮抽出により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより、当該茶抽出液の脱渋味処理をする脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法。
(1)の発明によれば、濃縮抽出後の茶抽出液は、高濃度のカテキン、テアニン等を含有している。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能及びリラックス作用をもつことができる。次に、濃縮抽出後の茶抽出液を、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、茶抽出液中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。なお、加水分解酵素による処理は、濃縮抽出後の茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶抽出液の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法を提供することができる。
(2) 茶抽出液にカテキン製剤を添加し、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより、当該茶抽出液の脱渋味処理をする脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法。
(2)の発明によれば、茶抽出液にカテキン製剤を添加する。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能をもつことができる。次に、カテキン製剤を添加した茶抽出液を、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、茶抽出液中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。なお、加水分解酵素による処理は、茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶抽出液の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法を提供することができる。
(3) カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理をした後、この処理により得られたカテキン製剤を茶抽出液に添加することにより、当該茶抽出液の脱渋味処理をする脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法。
(3)の発明によれば、カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、カテキン製剤中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。次に、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解したカテキン製剤を、茶抽出液に添加する。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能をもつことができる。なお、加水分解酵素による処理は、茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶抽出液の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法を提供することができる。
(4) 前記脱渋味処理工程の後に、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌工程を含む(1)から(3)いずれかに記載の茶飲料の製造方法。
(4)の発明によれば、(1)から(3)いずれかに記載の茶飲料の製造方法は、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌の工程を含む。このレトルト殺菌の工程により、(1)から(3)いずれかに記載の茶飲料の製造方法から得られた茶飲料を殺菌することができ、さらには加水分解酵素であるタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを容易に失活させることができる。したがって、茶飲料の殺菌と、酵素の失活とを同時に行うことができる。
なお、レトルト殺菌は、主に缶に充填した茶飲料に対して行う。ここで、レトルト殺菌の加熱温度は100℃から130℃であり、より好ましくは、110℃から120℃である。また、レトルト殺菌の加熱時間は、3分間から15分間であり、より好ましくは、5分間から12分間であり、さらに好ましくは7分間から10分間である。
(5) 前記脱渋味処理工程の後に、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌工程を含む(1)から(3)いずれかに記載の茶飲料の製造方法。
(5)の発明によれば、(1)から(3)いずれかに記載の茶飲料の製造方法は、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌の工程を含む。この超高温殺菌の工程により、(1)から(3)いずれかに記載の茶飲料の製造方法から得られた茶飲料を殺菌することができ、さらには加水分解酵素であるタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを容易に失活させることができる。したがって、茶飲料の殺菌と、酵素の失活とを同時に行うことができる。
なお、超高温殺菌は、主にPETボトルに充填した茶飲料に対して行う。ここで、超高温殺菌の加熱温度は120℃から150℃であり、より好ましくは、130℃から140℃である。また、超高温殺菌の加熱時間は、10秒から1分間であり、より好ましくは、15秒から50秒であり、さらに好ましくは20秒から40秒である。
(6) 茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、この濃縮抽出により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより製造される脱渋味処理茶飲料。
(6)の発明によれば、濃縮抽出後の茶抽出液は、高濃度のカテキン、テアニン等の化学成分及びアミノ酸を含有している。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能及びリラックス作用をもつことができる。次に、濃縮抽出後の茶抽出液を、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、茶抽出液中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。なお、加水分解酵素よる処理は、濃縮抽出後の茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理をすることにより製造される脱渋味処理茶飲料を提供することができる。
(7) 茶抽出液にカテキン製剤を添加し、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより製造される脱渋味処理茶飲料。
(7)の発明によれば、茶抽出液にカテキン製剤を添加する。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能をもつことができる。次に、カテキン製剤を添加した茶抽出液を、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、茶抽出液中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。なお、加水分解酵素よる処理は、茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理をすることにより製造される脱渋味処理茶飲料を提供することができる。
(8) タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌を行うことにより製造される(6)又は(7)に記載の脱渋味処理茶飲料。
(8)の発明によれば、(6)又は(7)に記載の脱渋味処理茶飲料は、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、100〜130℃で3〜15分間加熱するレトルト殺菌を行うことにより製造する。このレトルト殺菌により、(6)又は(7)に記載の脱渋味処理茶飲料を殺菌することができ、さらには加水分解酵素であるタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを容易に失活させることができる。したがって、脱渋味処理茶飲料の殺菌と、酵素の失活とを同時に行うことができる。
なお、レトルト殺菌は、主に缶に充填した脱渋味処理茶飲料に対して行う。ここで、レトルト殺菌の加熱温度は100℃から130℃であり、より好ましくは、110℃から120℃である。また、レトルト殺菌の加熱時間は、3分間から15分間であり、より好ましくは、5分間から12分間であり、さらに好ましくは7分間から10分間である。
(9) タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌を行うことにより製造される(6)又は(7)に記載の脱渋味処理茶飲料。
(9)の発明によれば、(6)又は(7)に記載の脱渋味処理茶飲料は、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、120℃〜150℃で10秒〜1分間加熱する超高温殺菌を行うことにより製造する。この超高温殺菌により、(6)又は(7)に記載の脱渋味処理茶飲料を殺菌することができ、さらには加水分解酵素であるタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを容易に失活させることができる。したがって、脱渋味処理茶飲料の殺菌と、酵素の失活とを同時に行うことができる。
なお、超高温殺菌は、主にPETボトルに充填した脱渋味処理茶飲料に対して行う。ここで、超高温殺菌の加熱温度は120℃から150℃であり、より好ましくは、130℃から140℃である。また、超高温殺菌の加熱時間は、10秒から1分間であり、より好ましくは、15秒から50秒であり、さらに好ましくは20秒から40秒である。
(10) カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、この処理により得られた処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加することにより製造される脱渋味処理茶飲料。
(10)の発明によれば、カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、カテキン製剤中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。次に、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解したカテキン製剤を、茶抽出液に添加する。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能をもつことができる。なお、加水分解酵素よる処理は、茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理をすることにより製造される脱渋味処理茶飲料を提供することができる。
(11) 処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加した後、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌を行うことにより製造される(10)に記載の脱渋味処理茶飲料。
(11)の発明によれば、(10)に記載の脱渋味処理茶飲料は、処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加した後、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌を行うことにより製造される。このレトルト殺菌により、(10)に記載の脱渋味処理茶飲料を殺菌することができ、さらには加水分解酵素であるタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを容易に失活させることができる。したがって、脱渋味処理茶飲料の殺菌と、酵素の失活とを同時に行うことができる。
なお、レトルト殺菌は、主に缶に充填した脱渋味処理茶飲料に対して行う。ここで、レトルト殺菌の加熱温度は100℃から130℃であり、より好ましくは、110℃から120℃である。また、レトルト殺菌の加熱時間は、3分間から15分間であり、より好ましくは、5分間から12分間であり、さらに好ましくは7分間から10分間である。
(12) 処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加した後、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌を行うことにより製造される(10)に記載の脱渋味処理茶飲料。
(12)の発明によれば、(10)に記載の脱渋味処理茶飲料は、120℃〜150℃で10秒〜1分間加熱する超高温殺菌を行うことにより製造する。この超高温殺菌により、(10)に記載の脱渋味処理茶飲料を殺菌することができ、さらには加水分解酵素であるタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを容易に失活させることができる。したがって、脱渋味処理茶飲料の殺菌と、酵素の失活とを同時に行うことができる。
なお、超高温殺菌は、主にPETボトルに充填した脱渋味処理茶飲料に対して行う。ここで、超高温殺菌の加熱温度は120℃から150℃であり、より好ましくは、130℃から140℃である。また、超高温殺菌の加熱時間は、10秒から1分間であり、より好ましくは、15秒から50秒であり、さらに好ましくは20秒から40秒である。
(13) 茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、この濃縮抽出により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理する当該茶抽出液の脱渋味処理方法。
(13)の発明によれば、濃縮抽出後の茶抽出液は、高濃度のカテキン、テアニン等の化学成分及びアミノ酸を含有している。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能及びリラックス作用をもつことができる。次に、濃縮抽出後の茶抽出液を、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、茶抽出液中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。なお、加水分解酵素よる処理は、濃縮抽出後の茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理方法を提供することができる。
(14) 茶抽出液にカテキン製剤を添加し、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理する当該茶抽出液の脱渋味処理方法。
(14)の発明によれば、茶抽出液にカテキン製剤を添加する。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能をもつことができる。次に、カテキン製剤を添加した茶抽出液を、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、茶抽出液中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。なお、加水分解酵素よる処理は、茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理方法を提供することができる。
(15) カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理をした後、この処理により得られた処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加する当該茶抽出液の脱渋味処理方法。
(15)の発明によれば、カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理する。これにより、カテキン製剤中に含まれる渋味の強いエステル型カテキンが、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解される。次に、渋味の弱い非エステル型カテキンへと分解したカテキン製剤を、茶抽出液に添加する。これにより、茶抽出液は、高い健康保持機能をもつことができる。なお、加水分解酵素よる処理は、茶抽出液の風味等にあまり影響しない。したがって、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有し、かつ茶飲料の旨味やコク味を損なわずに渋味を低減できる脱渋味処理方法を提供することができる。
(16) タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを主成分とする脱渋味処理剤。
(16)の発明によれば、脱渋味処理剤は、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを主成分として有効量含有している。したがって、この脱渋味処理剤は、渋味の強いエステル型カテキン等を含有する物質に添加することによって、渋味を低減することができる。
本発明によれば、茶葉から濃縮抽出することによって、または茶抽出液にカテキン製剤を添加することによって、高濃度のカテキンを含有する状態であっても、タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼという加水分解酵素で処理することにより、健康保持機能を有するカテキンを高濃度含有すると同時に、旨味やコク味を損なわずに渋味を低減させることができる茶飲料の簡易な脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料を提供することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例について説明するが、この実施例は現時点で最良と考えられるデータ等を挙げたものである。したがって、本発明はこの実施例に限定されるものではない。また、誤差範囲のもの、あるいは多少のずれがあっても本発明と同じ効果が得られるものである限り、均等物として本発明の権利範囲に入ると解釈されるべきである。
[実施例1]
まず、茶葉から茶抽出液を濃縮抽出した。次に、この濃縮抽出により得られた茶抽出液を、200mg/Lのタンナーゼ(キッコーマン株式会社製)により、温度30℃の下で30分間処理した。さらに、このタンナーゼの処理の後に、135℃で30秒加熱する超高温殺菌を行い、PETボトル中に充填することにより、茶飲料を得た。
[実施例2]
まず、茶抽出液にカテキン製剤であるポリフェノン70A(三井農林株式会社製、粗タンニン含量1000/100mlから70mg/100ml)を添加した。次に、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液を、200mg/Lのタンナーゼ(キッコーマン株式会社製)により、温度30℃の下で30分間処理した。さらに、このタンナーゼの処理の後に、135℃で30秒加熱する超高温殺菌を行い、PETボトル中に充填することにより、茶飲料を得た。
[実施例3]
まず、カテキン製剤であるポリフェノン70A(三井農林株式会社製、粗タンニン含量1000/100ml)を、200mg/Lのタンナーゼを用いて処理した。次に、このタンナーゼの処理により得られた非エステル型のカテキンを含むカテキン溶液を、スプレードライにより乾燥させ、タンナーゼ処理したカテキン製剤を得た。さらに、得られたカテキン製剤を、茶抽出液に添加した。さらに、135℃で30秒加熱する超高温殺菌を行い、PETボトル中に充填することにより、茶飲料を得た。
[比較例1]
茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、135℃で30秒加熱する超高温殺菌を行い、PETボトル中に充填することにより、茶飲料を得た。
次に、実施例及び比較例により得られた茶飲料の渋味、またはコク味及び旨味を、5人の被験者により、表1のような評価基準を持って判定を行い、その平均値をとった。
Figure 2005130809
その結果、表2のような結果が得られた。
Figure 2005130809
表2に示した通り、実施例1から実施例3は、いずれも渋味が程ほどで、かつ旨味やコク味を感じることが確認された。一方、比較例1は、渋味を強く感じるために、旨味やコク味を損なってしまうことが確認された。

Claims (16)

  1. 茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、この濃縮抽出により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより、当該茶抽出液の脱渋味処理をする脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法。
  2. 茶抽出液にカテキン製剤を添加し、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより、当該茶抽出液の脱渋味処理をする脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法。
  3. カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理をした後、この処理により得られたカテキン製剤を茶抽出液に添加することにより、当該茶抽出液の脱渋味処理をする脱渋味処理工程を含む茶飲料の製造方法。
  4. 前記脱渋味処理工程の後に、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌工程を含む請求項1から3いずれかに記載の茶飲料の製造方法。
  5. 前記脱渋味処理工程の後に、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌工程を含む請求項1から3いずれかに記載の茶飲料の製造方法。
  6. 茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、この濃縮抽出により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより製造される脱渋味処理茶飲料。
  7. 茶抽出液にカテキン製剤を添加し、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理することにより製造される脱渋味処理茶飲料。
  8. タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌を行うことにより製造される請求項6又は7に記載の脱渋味処理茶飲料。
  9. タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌を行うことにより製造される請求項6又は7に記載の脱渋味処理茶飲料。
  10. カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理した後、この処理により得られた処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加することにより製造される脱渋味処理茶飲料。
  11. 処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加した後、100℃から130℃で3分間から15分間加熱するレトルト殺菌を行うことにより製造される請求項10に記載の脱渋味処理茶飲料。
  12. 処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加した後、120℃から150℃で10秒から1分間加熱する超高温殺菌を行うことにより製造される請求項10に記載の脱渋味処理茶飲料。
  13. 茶葉から茶抽出液を濃縮抽出し、この濃縮抽出により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理する当該茶抽出液の脱渋味処理方法。
  14. 茶抽出液にカテキン製剤を添加し、このカテキン製剤の添加により得られた茶抽出液をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理する当該茶抽出液の脱渋味処理方法。
  15. カテキン製剤をタンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼで処理をした後、この処理により得られた処理済カテキン製剤を茶抽出液に添加する当該茶抽出液の脱渋味処理方法。
  16. タンナーゼまたはクロロゲン酸エステラーゼを主成分とする脱渋味処理剤。
JP2003372842A 2003-10-31 2003-10-31 茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料 Expired - Lifetime JP4554184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003372842A JP4554184B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003372842A JP4554184B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005130809A true JP2005130809A (ja) 2005-05-26
JP4554184B2 JP4554184B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=34649103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003372842A Expired - Lifetime JP4554184B2 (ja) 2003-10-31 2003-10-31 茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4554184B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007195458A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 T Hasegawa Co Ltd 風味の改善された茶抽出処理物の製造方法
WO2007122818A1 (ja) 2006-04-17 2007-11-01 Kao Corporation 精製緑茶抽出物の製造法
WO2007122817A1 (ja) 2006-04-17 2007-11-01 Kao Corporation 精製緑茶抽出物の製造法
WO2009019876A1 (ja) * 2007-08-08 2009-02-12 Kao Corporation 茶抽出物の製造方法
JP2009153487A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kao Corp 茶抽出物の製造法
WO2010119978A1 (ja) * 2009-04-17 2010-10-21 株式会社伊藤園 緑茶飲料抽出用茶葉
WO2011071056A1 (ja) 2009-12-09 2011-06-16 花王株式会社 精製茶抽出物の製造方法
JP2012165659A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Mitsui Norin Co Ltd 旨味が強化され、苦渋味が低減された茶飲料
JP2012165753A (ja) * 2012-05-01 2012-09-06 Mitsui Norin Co Ltd 旨味が強化され、苦渋味が低減された茶飲料
JP2012179042A (ja) * 2011-02-10 2012-09-20 Mitsui Norin Co Ltd ヌクレオチド含有茶抽出物およびその製造方法
CN103466806A (zh) * 2013-09-09 2013-12-25 江苏大学 一种米曲霉降解废水中没食子酸工艺技术
US8697171B2 (en) * 2005-09-01 2014-04-15 Kao Corporation Preparation process of purified green-tea extract
JP2018134052A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 三井農林株式会社 メチル化カテキン含有茶エキスの製造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110899A (ja) * 1973-03-06 1974-10-22
JPH05308901A (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 Kyodo Kumiai T Raifu Kurieiteibu 緑茶の製茶方法
JPH11308965A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Kikkoman Corp 混濁の少ない茶類飲料の製造法
JP2002238519A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Kao Corp 飲 料
JP2003033157A (ja) * 2001-05-16 2003-02-04 Kao Corp 食 品
JP2003102385A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Yakult Honsha Co Ltd 紅茶飲料およびその製造方法
JP2003144049A (ja) * 2001-11-15 2003-05-20 T Hasegawa Co Ltd 茶類エキスの製造方法
JP2003153651A (ja) * 2001-09-10 2003-05-27 Unicafe Inc 茶類の製造方法、緑茶、抹茶、烏龍茶、紅茶の製造方法
JP2003219799A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Kao Corp 緑茶飲料の製造法
JP2004321105A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Kao Corp タンナーゼ処理した緑茶抽出物

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110899A (ja) * 1973-03-06 1974-10-22
JPH05308901A (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 Kyodo Kumiai T Raifu Kurieiteibu 緑茶の製茶方法
JPH11308965A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Kikkoman Corp 混濁の少ない茶類飲料の製造法
JP2002238519A (ja) * 2001-02-22 2002-08-27 Kao Corp 飲 料
JP2003033157A (ja) * 2001-05-16 2003-02-04 Kao Corp 食 品
JP2003153651A (ja) * 2001-09-10 2003-05-27 Unicafe Inc 茶類の製造方法、緑茶、抹茶、烏龍茶、紅茶の製造方法
JP2003102385A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Yakult Honsha Co Ltd 紅茶飲料およびその製造方法
JP2003144049A (ja) * 2001-11-15 2003-05-20 T Hasegawa Co Ltd 茶類エキスの製造方法
JP2003219799A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Kao Corp 緑茶飲料の製造法
JP2004321105A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Kao Corp タンナーゼ処理した緑茶抽出物

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8697171B2 (en) * 2005-09-01 2014-04-15 Kao Corporation Preparation process of purified green-tea extract
JP2007195458A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 T Hasegawa Co Ltd 風味の改善された茶抽出処理物の製造方法
WO2007122818A1 (ja) 2006-04-17 2007-11-01 Kao Corporation 精製緑茶抽出物の製造法
WO2007122817A1 (ja) 2006-04-17 2007-11-01 Kao Corporation 精製緑茶抽出物の製造法
CN103493928A (zh) * 2007-08-08 2014-01-08 花王株式会社 茶提取物的制造方法
WO2009019876A1 (ja) * 2007-08-08 2009-02-12 Kao Corporation 茶抽出物の製造方法
JP2009153487A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Kao Corp 茶抽出物の製造法
CN102413706A (zh) * 2009-04-17 2012-04-11 株式会社伊藤园 绿茶饮料提取用茶叶
WO2010119978A1 (ja) * 2009-04-17 2010-10-21 株式会社伊藤園 緑茶飲料抽出用茶葉
US8741371B2 (en) 2009-04-17 2014-06-03 Ito En, Ltd. Tea leaves for extraction of green tea beverage
JP5770626B2 (ja) * 2009-04-17 2015-08-26 株式会社 伊藤園 緑茶飲料抽出用茶葉
WO2011071056A1 (ja) 2009-12-09 2011-06-16 花王株式会社 精製茶抽出物の製造方法
JP2012165659A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Mitsui Norin Co Ltd 旨味が強化され、苦渋味が低減された茶飲料
JP2012179042A (ja) * 2011-02-10 2012-09-20 Mitsui Norin Co Ltd ヌクレオチド含有茶抽出物およびその製造方法
JP2012165753A (ja) * 2012-05-01 2012-09-06 Mitsui Norin Co Ltd 旨味が強化され、苦渋味が低減された茶飲料
CN103466806A (zh) * 2013-09-09 2013-12-25 江苏大学 一种米曲霉降解废水中没食子酸工艺技术
JP2018134052A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 三井農林株式会社 メチル化カテキン含有茶エキスの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4554184B2 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI526159B (zh) Tea extract, tea beverage and manufacturing method thereof
JP4554184B2 (ja) 茶飲料の脱渋味処理方法及びその方法により得られた茶飲料
JP5658918B2 (ja) 緑茶エキス
JP2021087453A (ja) 液体コーヒー濃縮物の製造方法
JP2006061125A (ja) 容器詰緑茶飲料
CN107580455B (zh) 绿茶提取组合物
JP2008092817A (ja) 茶エキスの製造方法
JP2007117080A (ja) コーヒーエキスの製造方法
JP2010207216A (ja) 新規醗酵コーヒー製造方法およびそれによって製造した醗酵コーヒー
JP2009159861A (ja) 燻煙不発酵茶葉およびその製造方法
JP5968639B2 (ja) 茶飲料
WO2015064168A1 (ja) 茶飲料
JP6184693B2 (ja) 茶飲料およびその製造方法
JP5624633B2 (ja) 茶抽出物、茶飲料及びそれらの製造方法
JP2008067631A (ja) 茶エキスの抽出方法
JP2000083587A (ja) 嗜好飲料用抽出液の製造方法
JP2006109797A (ja) 緑茶エキスの調製方法および緑茶エキス
WO2021205747A1 (ja) 焙じ茶エキスの製造方法
JP2021108567A (ja) 緑茶飲料
WO2013035860A1 (ja) 茶酵素処理エキス及び茶飲料
JP2011010640A (ja) 碾茶含有茶飲料
TWI856080B (zh) 茶芳香組成物之製造方法
WO2020203720A1 (ja) 茶芳香組成物の製造方法
JP5920735B2 (ja) コーヒー飲料、そのコーヒー液の抽出方法およびコーヒー液抽出用の抽出溶媒
JP2013055905A (ja) 茶酵素処理エキスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090724

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100315

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100714

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4554184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term