JP2005129228A - 異なるプレー時間のテープカセットのカセット種別決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 VHSビデオレコーダに使用される、総てのテープカセットの種別表示時間を短くする。
【解決手段】 記録媒体(2)のテープ厚及びテープ長を測定する測定装置を有する装置を用いた、テープの形式の記録媒体(2)を含む、情報の記録及び/又は再生用カセット(1)のカセット種別決定方法において、標準により、あらかじめ定められたテープ種別のクラスの点から、記録媒体(2)のクラス分けができる程度の正確さで、テープ厚の値(d)を決定するため、テープ厚測定を実行する第1のステップと、テープ長の値(L)を決定する第2のステップと、テープ種別クラスのための値(d)と、テープ長の値(L)を論理的にリンクして、求めているカセット種別を決定する第3のステップとを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば、VHSビデオ磁気テープカセットといった、テープ形式の記録媒体で、異なるプレー時間を有する、情報の記録及び/又は再生のためのカセットの種別を決定する方法に関する。
以下の説明において、ビデオレコーダと呼ぶ、テレビビデオ記録及び/又は再生装置のための磁気テープカセットは、外形的には同じ大きさであるにもかかわらず、それらは異なるプレー時間を有する。例えば、下表に示すように、VHSビデオレコーダに対しては、総再生時間として、30分(E 30)、60分(E 60)、90分(E 90)、120分(E 120)、180分(E 180)、195分(E 195)、210分(E 210)、240分(E 240)及び300分(E 300)のテープカセットが標準化され、これらは、2つの異なるリールコアの直径Dと、3つの異なるテープ厚d又はテープ厚の範囲とにより実現されている。これらのテープカセットに加え、良く知られているように、カムコーダに用いられ、外形が小さく30分(EC 30)と45分(EC 45)のプレー時間を有する2つのテープカセットがあり、それらは、いわゆるアダプタカセットによってビデオレコーダでプレーすることができる。
Figure 2005129228
そのようなテープカセットの種別識別としては、各リールコアと、その瞬時テープ量により形成される、両テープリールの、瞬時円周を、所定のテープ駆動速度での、テープリールの回転時間の測定により決定して、2つのテープリールの、瞬時円周の、それぞれの平方の和により、使用カセット種別を決定することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この和は比較器に供給され、対応する比較値範囲と比較される。本方法は、任意の巻取り時間で、両リールの各エリアの合計が一定であることに基づいている。しかしながら、本方法は、例えば、E180又はE210が使用されるような場合や、E195又はE240が使用される場合は、異なるテープ厚dにより、両テープリールの、瞬時円周の平方の和が部分的に一致することがあるため、異なるプレー時間を有するテープカセットの、明確な種別識別のためには不適切である。
更に、テープ走行時間の決定を介して、使用するカセット種別を識別することが知られている。テープ厚dの正確な測定に基づく本方法は、E180又はE210や、E195又はE240が使用される場合でも、信頼できる表示を行うが、各カセットテープの識別には、数分の時間が必要となる。
欧州特許出願公開第216260号明細書
従って、本発明の目的は、信頼できるカセット種別表示のための時間を短くすることであり、特に、VHSビデオレコーダに使用される、総てのテープカセットの種別表示時間を短くすることである。
本発明におけるカセット種別決定方法によれば、
カセット種別を示す制御変数を生成するために、又は、装置のカセット種別に依存する機能を開始するために、記録媒体のテープ厚及びテープ長を測定する測定装置を有する装置を用いた、テープ形式の記録媒体を含む、情報の記録及び/又は再生用カセットのカセット種別決定方法において、標準により、あらかじめ定められたテープ種別クラスにより、記録媒体のクラス分けができる程度の正確さで決定されるテープ厚の値を決定するために、テープ厚測定を実行する第1のステップと、テープ長の値を決定する第2のステップと、テープ種別クラスのための値と、テープ長の値を論理的にリンクして、求めているカセット種別を決定する第3のステップとを有することを特徴とする。
本発明のカセット種別決定方法における他の実施形態によれば、
小さい円周を持つテープリールの方を、カセット種別測定のためのテープ厚測定に、その都度、使用することも好ましい。
本発明は、たとえ、2つのテープリールの瞬時円周の平方の和が、全体的又は部分的に一致するとしても、テープ厚とテープ長は異なるため、記録媒体のテープ厚と、テープ量又はテープ長の判定により、これらのカセットは区別され得るという知識に基づいている。原理的に、テープ厚の測定と、テープ量又はテープ長の測定は、このため、お互いに論理的にリンクされる。
各カセット種別は、これらの2つの異なる特徴を論理的にリンクすることによって識別することができるという事実の結果、これらの要素を正確に測定する必要はなく、この事実により、本発明は、テープカセットの比較的高速な種別識別に使用される。記録媒体のテープ厚及び/又はテープ量の大まかな検出は、各カセットの標準によって、あらかじめ定められているテープ厚又はテープ量によるクラス分けを実行することができる程度で十分である。
更に、本発明における方法は、テープの走行時間を測定するために、レコーダに常に設けられる回路装置に、小さな修正を行うことにより実行できるという利点を有する。
本発明について、以下、図面を参照し、典型的な実施形態により、より詳しく説明する。
図1は、記録及び/又は再生装置に挿入され、2つのリールコア3及び4で巻き込まれる記録媒体2を有するテープカセット1を、本発明によるテープカセット種別決定のブロック図と共に示す図である。記録媒体2の走行方向によって、2つのリールコア3及び4は、モータ13;14によって駆動されるシャフト11;12を介して駆動される。各リールコア3;4は、パルストランスミッタ15;16に結合されている。対応するリールコアの各回転後に、好ましくは出力パルスT,Tを生成する各パルストランスミッタ15;16は、以後、第1の測定回路17、第2の測定回路18と呼ぶ、測定回路17;18に電気的に接続されている。
情報を記録及び/又は再生するために、記録媒体2は、送り出しテープリール5と、巻取りテープリール6間を、一定速度で駆動される。この場合、駆動は、調整駆動モータ7により、テープピンチローラ9の助けをかりて駆動される、キャプスタンシャフト8の手段により周知の方法で行われる。第1の測定回路17及び第2の測定回路18の両方に接続する回転速度生成器10は、キャプスタンシャフト8に結合されている。回転速度生成器10は、同じ間隔で回転速度パルスTを生成し、回転速度パルスTは、一方では、記録媒体2の瞬時駆動速度を検出するために利用され、他方では、瞬時回転時間、又は、両方若しくはどちらか一方のリールコアの、瞬時テープリールの円周を、パルストランスミッタ15;16の2つのパルスT;T間の、回転速度パルスTの数を測定することによって測定し、例えばテープ厚、テープ長、カセット種別及び/又は記録媒体2の残りのプレー時間を測定するために利用される。回転速度生成器は、記録媒体2が駆動されるとき、リールコアの回転毎に、数百の回転速度パルスTを生成するように構成される。他の方法として、瞬時回転時間、又は、両方若しくはどちらか一方のリールコアの、瞬時テープリールの円周を測定するための回転速度パルスTに代えて、装置内の他の周波数生成器からの一定周波数信号を、利用することも可能である。
好ましい実施形態において、本質的にカウント回路を含む第1の測定回路17は、パルストランスミッタ15と、回転速度生成器10と、メモリ回路21と共に測定装置20を形成し、測定装置20により、記録媒体2のテープ厚測定として、少なくともリールコアの1回転後に、送り出しテープリール5の円周の変化が測定される。この場合、各テープリール円周測定は次の関係式(1)に基づいている。
Figure 2005129228
なお、U=テープリールの円周
=キャプスタンシャフト8の直径
=キャプスタンシャフトの1回転における回転速度パルスTの数
k=テープリールの1回転における回転速度パルスTの測定数
を示す。
他の方法として、破線19によって示されるように、巻取りテープリール6の円周の変化を、テープ厚の測定値として、測定することも、もちろん可能である。
測定回路17の出力は、メモリ回路21を介して第1の演算装置22の第1入力に接続される。更に、出力は、第1の演算装置22の第2入力に直接接続されている。測定回路17の出力から、後述する、記録媒体2のテープ量又はテープ長を決定する第2の測定装置30に割り当てられている第2の演算装置31の、第1入力への接続が存在する。少なくともリールコアの1回転毎の、回転速度パルスTの数又は時間が、メモリ回路21に格納される。
好ましくは、記録媒体2のテープ厚測定として、少なくともリールコアの1回転後に、送り出しテープリール5又は巻取りテープリール6の円周の変化を検出するための第1の測定で、リールコア1回転の回転速度パルスTの数又は時間が決定され、メモリ回路21に格納される。格納された回転速度パルスTの数又はリールコア1回転の時間と、続く回転の回転速度パルスTの数又はリールコア1回転の時間との差が、第1の演算装置22で、第1の演算処理により形成され、円周変化の差が次の関係式(2)で第2の演算処理により決定される。
Figure 2005129228
テープ厚は、次の関係式(3)によって、円周の変化より得られる。
Figure 2005129228
符号の意味は次のとおりである。
ΔU=テープリールの円周変化
d=テープ厚
=第1の測定で測定されるリールコア1回転の回転速度パルスTの数
=第2の測定で測定されるリールコア1回転の回転速度パルスTの数
Δn=第1の測定と第2の測定間でのリールコアの回転数の差
この場合、テープ厚dは、回転速度パルスTの差の測定を、頻繁に実行する程、及び/又は、キャプスタンシャフト8の第1の測定と第2の測定での回転速度パルスTの差k−kが大きい程より正確に決定でき、例えば、これは、キャプスタンシャフト8の1回転当たりの回転速度パルス数の所定値と共に、第1の測定及び第2の測定間のリールコア回転数を多くすることにより達成される。
しかしながら、本発明によるカセット種別の識別には、テープ厚dを、正確に決定する必要はない。本発明によれば、回転速度パルスTの差k−kを求めるための、リールコアの回転数Δnは、テープカセット1の記録媒体2をクラス分けできる程度、又は、テープ種別のクラスを区別できる程度に、大きければよい。例えば、直径d=3.52mmのキャプスタンシャフト8と、キャプスタンシャフト8の回転当たりの回転速度パルスT数が、f=360である、VHSビデオレコーダの場合、利用できる回転速度パルスTの差k−kには、リールコアのちょうど5回転で十分であり、種別が決定されるべきテープカセット1の記録媒体2を、テープ厚範囲17〜20μm、15.1〜16.1μm又は12.5〜13.0μmのいずれかに割り当てることができる。よく知られているように、そのようなテープ厚の範囲は、標準によって定められ、ノミナル値とも呼ばれる、個別の値であるテープ厚dと、最大許容幅に基づいている。各回転速度パルスTの差k−kによる、どのテープ厚d、又は、どのテープ厚範囲に割り当てるかの評価は、第1の演算装置22に格納され、例えば、テープ種別のクラス又はテープ厚範囲について、それぞれの上限及び下限値といった、対応する比較値を含む、比較値の範囲の手段により、差k−kの評価後に実行される。評価結果として、各テープ厚dの特徴を示す出力信号は、第1の演算装置22から、表示装置41に接続される評価回路40に送られる。本発明によると、カセット種別は、テープ厚dを示す出力信号と、第2の測定装置30及び第2の演算装置31の各テープ長を示す出力信号の評価によって決定される。
2つのテープリール5及び6の、瞬時円周を測定する第2の測定装置30は、本質的にカウント回路を含む第1の測定回路17及び第2の測定回路18と、回転速度生成器10と、2つのパルストランスミッタ15,16とから構成され、2つのパルストランスミッタ15,16の出力信号は、2つのテープリール5,6の1回転当たりの回転速度パルスTの数を測定するために使用される。第2の測定回路18の出力は、第2の演算装置31の第2入力に接続されている。第2の測定装置30は、2つのテープリール5,6の、瞬時円周に相当する出力信号を生成するために、2つのパルストランスミッタ15,16の出力信号と、回転速度生成器10の回転速度パルスTを使用し、これら出力信号は、第2の演算装置31に供給される。第2の演算装置31において、2つのテープリール5,6の、瞬時円周の平方の和が、第2の測定装置30の出力信号から形成され、テープ長を決定するために評価回路40に供給される。
テープカセット1の記録媒体2のテープ長Lは、2つのテープリール5,6の、瞬時円周の平方の和により、次の関係式(4)に基づき特徴づけられる。
Figure 2005129228
符号の意味は次のとおりである。
L=テープカセットの記録媒体のテープ長
=テープリール5の、瞬時円周の平方
=テープリール6の、瞬時円周の平方
=リールコア3又は4の円周の平方
しかしながら、本発明によるカセット種別の決定において、テープ長Lを正確に決定する必要はない。テープ長Lの決定は、例えば、評価回路40に格納されている比較値範囲を使用し、第2の演算装置31の出力信号を評価することにより実行される。これらの比較値範囲のそれぞれは、テープ長のノミナル値に対して、標準によりあらかじめ定められた許容幅に基づく、テープ長範囲の上限及び下限値といった、比較値から成る。しかしながら、テープ長又はテープ長範囲での、明確な記述は、テープリール5,6の、瞬時円周の平方の和に対して、他のカセット種別と重複しないテープカセット種別の場合のみ可能である。しかし、このことは同時にE240とE180テープカセットを、テープ長Lを測定することのみにより、後に、市場に投入されるE195又はE210VHSテープカセットから区別することができることを意味する。テープ長Lは、前述の関係式(4)から、2つのテープリール5,6の、瞬時円周の平方の和と、2つのリールコアの、円周の平方U との和に加え、正確なテープ厚dを知ることで判定される。一方、本発明による、テープ長Lの正確な決定、及び、テープ厚dの正確な決定が必要でない、カセット種別決定のフローチャート例を、図2に示す。本発明は、カムコーダに使用される大変小さなEC30及びEC45のカセット種別決定も、もちろん、カバーするものである。すでに述べたように、これらのカセットは、駆動システムを介して巻取りテープリールコアを駆動するアダプタカセットを用いてプレーされる。従って、これらのカセット種別のために得られる、テープ長の測定及びテープ厚の測定値は、同じテープ厚を有する通常のカセットの場合での、テープ長及びテープ厚の測定値と同じではなく、対応する駆動システムの増加係数に比例して大きくなる。
これに関連して、個別ブロック17,18,21,22,31及び40は、本発明のより良い理解のために使用している。通常、個別ブロック又は複数のこれらのブロックは、制御回路又はマイクロコンピュータを含む集積回路に集積化され、制御回路又はマイクロコンピュータにより、表示装置41及び図示しない操作装置との相互作用を制御する。
本発明によると、複数のリールコアの回転を、テープ厚の測定に使用し、カセットタイプの識別に要する時間はテープ厚の測定により決定されるので、カセット種別の最適な短い決定時間が、常に保証されるように、回路50が設けられる。回路50は2つのリールコア3,4の1回転当たり回転速度パルスTの数を相互に比較し、比較結果に基づき、小さい円周を有するテープのリールを、それぞれの場合において、カセット種別の測定のための、テープ厚dを測定するために使用する。
図2は、本発明によるカセット種別検出方法の論理的なシーケンスを示すフローチャートである。本発明によるテープ厚測定結果の評価のための、複数の判定ステップ200〜204と、前記ステップとリンクし、本発明によるテープ長測定結果を用いた、判定ステップ300〜303とから成り、テープカセット1の各カセット種別を決定することができる。
カセット種別の決定は、カセット種別決定処理の始まりで、測定回路17,18及びメモリ回路21の内容を、値0に設定することで実行される。その後、本発明によるカセット種別決定のための回転速度パルスTのカウントが始まる。ブロック200において、テープ厚の測定値が、カセット種別E300のテープ厚であるか否かを判断する。もしそうであるなら、直ちに、カセット種別が、E300であると表示でき、これは、E300のみが、テープ厚(12.5〜13.0μm)を有するという事実に基づいている。もし、測定値が、E300カセット種別の厚さでなければ、次のブロック201において、測定値が、E240カセット種別、E210カセット種別、カムコーダで使用される小さいEC45カセット種別が有する、テープ厚(15.1μm〜16.1μm)に該当するか否かを判定する。もしそうであるなら、ブロック300において、テープ長測定の結果が、E240カセット種別のテープ長であるか否かが判定される。もしそうであるなら、テープ厚測定結果とテープ長測定結果の評価結果として、E240カセット種別が表示される。しかし、もし、テープ長測定が、E240カセット種別のテープ長に相当しない場合は、ブロック301において、テープ長測定の結果が、E180カセット種別のテープ長に相当するか否かが判定される。もしそうであるなら、E210カセット種別が表示される。その理由は、E210は、一方ではE240のテープ厚さを有し、他方では2つのテープリール及びリールコアの占有面積からはE180とは、区別できないからである。もしブロック301での判定が結果へと導かないならば、本発明によるカセット種別決定の測定処理を、少なくとも1度繰り返し、それでも識別できない場合は、「不明」又は同じ意味を有する符号を表示する。
もし、ブロック201でテープ厚測定の評価が、否定的であるならば、ブロック202において、測定値が、E180、E150、E120、E90、E60及びE30カセット種別と、カムコーダで使用される小さいEC30カセット種別が有する、テープ厚(17.0〜20.0μm)に相当するか否かを判定する。もしそうであるなら、テープ長の測定値が、E240のカセット種別のテープ長に相当するか否かが、第1に判断される。もしそうであるなら、E195カセット種別と識別される。これは、E240とE195の2つのテープリール及びリールコアによって生じる領域は、最悪の場合において、完全に一致するが、E240カセット種別は、決定されるものとは、異なるテープ種別のクラスに属するからである。もしブロック302における判定が、否定的であるならば、ブロック303において、テープ長の測定値が、E180、E150、E120、E90、E60又はE30のカセット種別に相当するか否かが判断され、もし該当するなら、それぞれ、E180、150、E120、E90、E60又はE30カセット種別が表示される。対してブロック303での判定が否定的であるなら、本発明によるカセット種別識別方法を、同じように、少なくとも1度繰り返し、否定的な評価結果が確認されたなら、「不明」又は同じ意味を有する符号を表示する。
しかし、もし、ブロック202の判定が否定的であるならば、ブロック203において、テープ厚の測定値が、増加係数により拡大された、カムコーダで使用される小さなEC30カセット種別のテープ厚(17.0〜20.0μm)に相当するか否かが判定される。もし、ブロック203での評価結果が肯定的であるなら、EC30カセット種別が表示される。対して、もし、評価結果が、否定的であるなら、ブロック204において、テープ厚の測定値が、増加係数により拡大された、カムコーダで使用される小さなEC45カセット種別のテープ厚(15.1〜16.1μm)に相当するか否かが判定される。もし、評価結果が肯定的であるなら、EC45カセット種別が表示される。対して、もし、ブロック204での評価結果が、否定的であるなら、本発明によるカセット種別識別方法を、同じように、少なくとも1度繰り返し、否定的な評価結果が確認されたなら、「不明」又は同じ意味を有する符号を表示する。
本発明の実施形態の構成を示すブロック図である。 図1における回路の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 テープカセット
2 記録媒体
3、4 リールコア
5、6 テープリール
7 調整駆動モータ
8 キャプスタンシャフト
9 テープピンチローラ
10 回転速度生成器
11、12 シャフト
13、14 モータ
15、16 パルストランスミッタ
17、18 測定回路
19 破線
20 第1の測定装置
21 メモリ回路
22 第1の演算装置
30 第2の測定装置
31 第2の演算装置
40 評価回路
41 表示装置
50 回路

Claims (2)

  1. カセット種別を示す制御変数を生成するために、又は、装置のカセット種別に依存する機能を開始するために、記録媒体(2)のテープ厚及びテープ長を測定する測定装置を有する装置を用いた、
    テープ形式の記録媒体(2)を含む、情報の記録及び/又は再生用カセット(1)のカセット種別決定方法において、
    a)標準により、あらかじめ定められたテープ種別クラスにより、記録媒体(2)のクラス分けができる程度の正確さで決定されるテープ厚の値(d)を決定するために、テープ厚測定を実行する第1のステップと、
    b)テープ長の値(L)を決定する第2のステップと、
    c)テープ種別クラスのための値(d)と、テープ長の値(L)を論理的にリンクして、求めているカセット種別を決定する第3のステップと、
    を有することを特徴とするカセット種別決定方法。
  2. 小さい円周を持つテープリール(5、6)の方を、カセット種別測定のためのテープ厚測定に、その都度、使用することを特徴とする請求項1に記載のカセット種別決定方法。
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