JP2005128443A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】顕微鏡の倍率を素早く切り替えることを可能にし、操作性のよい顕微鏡を提供する。
【解決手段】アーム部30と対物レンズ61の間に中間変倍レンズ73を配置し、中間変倍レンズを観察光軸Lに対して切換可能に構成する。中間変倍レンズの切換は、アクチュエータ76を用いて行う。アクチュエータを操作するスイッチ部SWは,検査者の手元の任意の位置に置くことができる。これにより、検査者が手を上げて作業する必要がなくなり、顕微鏡の操作性が向上する。また、中間変倍レンズ73と対物レンズ61の間に虹彩絞り74を設けることにより、観察画像の悪化が防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、中間変倍部を備えた顕微鏡に関する。
顕微鏡により細胞組織などを検査する場合、検査者は顕微鏡の倍率を変えて観察を行う。
図8は、従来の正立顕微鏡の一例を示す構成図である。図示するように、正立顕微鏡1は、ベース部10と支柱部20とアーム部30とステージ部40と鏡筒部50と対物レンズ部60とレボルバ部70とランプハウス80とから構成されている。
ベース部10には、コレクタレンズ11とレンズ12と観察光軸Lに対して45°傾けて配置された全反射ミラー13とフィールドレンズ14とが、収納されている。
ステージ部40は、図示しない直線ガイド機構によって上下方向(観察光軸Lの方向)に移動可能に、支柱部20に取り付けられている。また、ステージ部40には、コンデンサレンズ41が取り付けられている。
アーム部30は、支柱部20に対して片持ち状態で取り付けられている。アーム部30の下面に取り付けられたレボルバ部70には、例えば7〜8本の対物レンズ(61、62…)が取り付けられている。そして、レボルバ部70を回転させることにより、所望の対物レンズ(61、62…)を観察光軸Lに対して出し入れし、観察倍率を変化させる。
アーム部30の上面に取り付けられた鏡筒部50には、鏡筒内対物レンズ51、プリズム52、53、および接眼レンズ54を内蔵した接眼部55が設けられている。
透過照明を用いた観察を行う場合には、ランプハウス80内の光源81を点灯する。光源81から射出された光は、コレクタレンズ11、レンズ12、全反射ミラー13(直角に光路を変える)、フィールドレンズ14を経て、ステージ部40に搭載された標本42を下方から照明する。標本42を透過した光は、対物レンズ61等により任意の大きさに拡大され、鏡筒部50内の鏡筒内対物レンズ51、プリズム52、53、接眼レンズ54を経て、検査者の眼Mに入る。これによって、検査者は標本42を観察する。
レボルバ部70に複数の対物レンズ(61、62…)を取り付けた顕微鏡は、例えば特許文献1に記載されている。
従来、中間変倍部を顕微鏡に取付ける場合、アーム部30と鏡筒部50との間に設置していた。
特開平10−31162号公報(図1)
従来の顕微鏡は、中間変倍部を上記の位置に取付けるので鏡筒部50の位置が上方に移動し、接眼部55の位置も上方に移動することから、中間変倍部の設置前後で、接眼部55の位置が変化し、使い難いという問題点があった。また、レボルバ部70を回転させて対物レンズを出し入れする必要があるため、倍率を素早く切り替えることが困難である。特に、長時間に亘る観察では、繰り返しレボルバ部70を回転させて対物レンズを出し入れするため、検査者にとって操作性が悪いという問題点があった。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑み為されたもので、使い易い顕微鏡を提供することを目的とする。
請求項1記載の顕微鏡は、標本上に配置される対物レンズと、対物レンズの上方に配置され、接眼レンズを有する鏡筒部を搭載するアーム部とを有する顕微鏡において、対物レンズとアーム部の間に、中間変倍レンズを内蔵する中間変倍部を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の顕微鏡は、請求項1記載の顕微鏡において、中間変倍部は対物レンズの光軸に対して中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の顕微鏡は、請求項2記載の顕微鏡において、中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構は、観察光軸に対して垂直方向に、中間変倍レンズを移動することを特徴とする。
請求項4記載の顕微鏡は、請求項2記載の顕微鏡において、中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構は、対物レンズの光軸に対して、垂直方向を回転中心として中間変倍レンズを回転させることを特徴とする。
請求項5記載の顕微鏡は、請求項2乃至5のいずれか一つに記載の顕微鏡において、中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構は、アクチュエータを用いて中間変倍レンズを移動することを特徴とする。
請求項6記載の顕微鏡は、請求項2乃至5のいずれか一つに記載の顕微鏡において、標本を観察するための光源を備え、中間変倍レンズの状態に応じて、光源からの照明光の強度を調整することを特徴とする。
請求項7記載の顕微鏡は、請求項2乃至6のいずれか一つに記載の顕微鏡において、対物レンズと中間変倍レンズの間に、虹彩絞りを設けたことを特徴とする。
請求項8記載の顕微鏡は、請求項6記載の顕微鏡において、前記虹彩絞りを、前記アクチュエータの状態に応じて切り替えることを特徴とする。
請求項9記載の顕微鏡は、倍率が固定された1本の対物レンズと、異なる倍率を有する複数の中間変倍レンズを備え対物レンズの光軸上に複数の中間変倍レンズの中から任意の倍率の中間変倍レンズが配置可能な中間変倍部を有し、倍率が固定された1本の対物レンズと光軸上に配置された任意の倍率の中間変倍レンズにより観察倍率を調整することを特徴とする。
本発明によれば、使い易い顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。第1の実施形態は、請求項1、2、6、7に記載する発明に対応する。
第1の実施形態において、図8に示す従来の正立顕微鏡1と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。図1に示す正立顕微鏡1と図8に示す従来技術との相違は、アーム部30と対物レンズ部60の間にレボルバ部70を設けることなく、中間変倍部72を設けたことにある。さらに、対物レンズを複数本設けることなく、1本だけ設けている。
中間変倍部72は、中間変倍レンズ73と虹彩絞り74から構成されている。中間変倍レンズ73と虹彩絞り74は、矢印Aで示すように、観察光軸Lに対して、出し入れ可能に構成されている。中間変倍レンズ73と虹彩絞り74を観察光軸Lに対して出し入れする機構としては、例えばガイドレールを設けて矢印Aのように観察光軸Lに対して垂直方向に動かしてもよい。また、中心軸を定め、中間変倍レンズ73と虹彩絞り74を観察光軸Lに対して垂直な平面上で回転させることにより、観察光軸Lに対して出し入れしてもよい。中間変倍レンズ73を観察光軸Lに対して出し入れすることにより、観察倍率を変化させることができる。
前記したように、中間変倍部72には、虹彩絞り74が設けられている。虹彩絞り74を設けた理由は、次の通りである。すなわち、虹彩絞り74を設けない場合、中間変倍レンズ73と対物レンズ61の組み合わせにおいて、視野が広く、開口数が大の光学系を用いる必要が生じる。この場合、対物レンズ61と中間変倍レンズ73の双方のレンズの構成枚数が増えてしまい、価格的に不利になる。例えば、倍率が20倍、開口数が0.6の対物レンズ61を用い、かつ倍率が0.5倍の中間変倍レンズ73を用いた場合、対物レンズ61と中間変倍レンズ73との総合倍率は、10倍(20×0.5倍)となる。その結果、対物レンズ61の開口数を総合倍率で割った値(NA’)は、0.06(0.6÷10)となる。一般的に、顕微鏡の鏡筒部50に設けられた鏡筒内対物レンズ51のNA’は0.05程度までしか対応していないため、仮に対物レンズ61側の収差補正がきちんと為されていても観察画像は悪化してしまう。このような事態を防止するため、虹彩絞り74が設けられている。この虹彩絞り74の直径は、言うまでもなく、中間変倍レンズ73の倍率により変化する。倍率が低い場合には、絞りの開口部の直径は長くなり、倍率が高い場合には、絞りの開口部の直径は短くなる。
また、透過照明を用いた観察を行う場合、ランプハウス80内の光源81を点灯する。このとき、中間変倍レンズ73を挿入した場合と、挿入しない場合とにより、光源81に印加する電圧を変化させる。これにより、光源81から照射される照明光の明るさを調節することが可能になる。
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態によれば、中間変倍レンズ73を観察光軸Lに対して出し入れ可能に構成したため、レボルバ部に多数の対物レンズを設けた正立顕微鏡よりも、操作性が向上する。
特に、細胞組織などを検査する検査機関では、特定の倍率、例えば10倍と40倍の2種類で観察を行い、使用する倍率が2つに決まっている。このような検査機関では、レボルバ部に多数の対物レンズを設けた正立顕微鏡は不要であり、第1の実施形態に示す正立顕微鏡1が有用である。
さらに、第1の実施形態においては、アーム部30と鏡筒部50の間に中間変倍部72を設けていないため、検査者の眼Mの高さ方向の位置、すなわち検査者のアイポイントを変化させることがない。したがって、さらに操作性がよい正立顕微鏡1を提供することができる。
<第2の実施形態>
図2は、本発明の第2の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。第2の実施形態は請求項1、2、3、5、6、7、8に記載する発明に対応する。
第2の実施形態において、図1に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。図示するように、図1に示す第1の実施形態と図2に示す第2の実施形態の相違は、中間変倍部72において、中間変倍レンズ73と虹彩絞り74を、モータやソレノイド等のアクチュエータ75を用いて、観察光軸Lに対して出し入れし、観察倍率を変化させている点である。アクチュエータ75は、回転軸75bを中心にして回動するレンズ挿脱用アーム75aを備え、レンズ挿脱用アーム75a上に虹彩絞り74と中間変倍レンズ73を搭載している。また、アクチュエータを動作させるスイッチ部SWは、検査者の手元の任意の位置に置くことができる。
図3は、中間変倍レンズ73と図示しない虹彩絞り74を回動させて、観察光軸Lに対して出し入れする状態を示す説明図である。虹彩絞り74を出し入れする理由は、第1の実施形態で説明した通りである。
なお、アクチュエータ75の動きが高速であるため、レンズ挿脱用アーム75aを回動させたとき、レンズ挿脱用アーム75aを直ちに停止させることが困難である。この問題を解決するため、レンズ挿脱用アーム75aの動作を吸収する振動吸収部材(図示せず)を設けている。
また、第2の実施形態では、アクチュエータ75を用いてレンズ挿脱用アーム75aを回動させて、観察光軸Lに対して回動させて出し入れした。しかし、アクチュエータ75を用いて、図1に示すように、中間変倍レンズ73と虹彩絞り74を観察光軸Lに対して垂直な方向に直線運動によって出し入れしてもよい。
第2の実施形態によれば、検査者は、正立顕微鏡1の倍率を変える毎に、対物レンズ61付近まで手を上げて操作する必要がなくなり、正立顕微鏡1の倍率を素早く切り替えることが可能になる。
特に、細胞組織などを検査する検査機関では、特定の倍率、例えば10倍と40倍の2種類で観察を行い、使用する倍率が2つに決まっている。このような検査機関では、レボルバ部に多数の対物レンズを設けた正立顕微鏡は不要であり、第2の実施形態に示す正立顕微鏡1が有用である。
さらに、第2の実施形態においては、アーム部30と鏡筒部50の間に中間変倍部72を設けていないため、検査者の眼Mの高さ方向の位置、すなわち検査者のアイポイントを変化させることがない。したがって、操作性がよい正立顕微鏡1を提供することができる。
<第3の実施形態>
図4は、本発明の第3の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。第3の実施形態は、請求項1、2、4、5、6、7、8、9に記載の発明に対応する。
第3の実施形態において、図2に示す第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
図示するように、図2に示す第2の実施形態と図4に示す第3の実施形態は、中間変倍部72において、中間変倍レンズ73と虹彩絞り74を、モータやソレノイド等のアクチュエータ75、76を用いて、観察光軸Lに対して出し入れし、観察倍率を変化させている点は同一である。ただし、第3の実施形態におけるアクチュエータ76はレンズ挿脱用回転軸76aを備え、レンズ挿脱用回転軸76aは中間変倍レンズ73を観察光軸Lに対して垂直な方向を回転中心としている。
その結果、中間変倍部72内の中間変倍レンズ73は、アクチュエータ76の動きに応じて、図5(a),(b),(c)に示すように、90度づつ回動する。図5(a)は、中間変倍レンズ73が高倍率の位置にセットされた状態を示している。図5(b)は、中間変倍レンズ73が中倍率の位置(素通し状態)にセットされた状態を示している。図5(c)は、中間変倍レンズ73が低倍率の位置にセットされた状態を示している。
すなわち、中間変倍レンズ73は、図5(a)の状態にあるとき、例えば倍率2.0倍のレンズになる。同様に、中間変倍レンズ73は、図5(c)の状態(図5(a)の状態から180度回転した状態)にあるとき、例えば倍率0.5倍のレンズになる。なお、中間変倍レンズ73は、図5(b)の状態(図5(a)の状態から右90度回転した状態)にあるとき素通し状態(倍率1.0倍)になる。その結果、中間変倍レンズ73は、最大で、3種類の変倍を行うことができる。
したがって、第3の実施形態では、正立顕微鏡1の倍率は、例えば対物レンズ61が20倍のとき、図5(a)では20×2.0=40倍、図5(b)では20×1.0=20倍、図5(c)では20×0.5=10倍の変倍が可能になる。
なお、第3の実施形態においては、中間変倍レンズ73の回動に伴って、虹彩絞り74を入れ替える機構(図示せず)が設けられている。これは、図1に示す第1の実施形態において説明したように、対物レンズ61と中間変倍レンズ73の組み合わせに応じて、光学系にとって最適な絞り値を有する虹彩絞りを挿入するためである。
図6(a),(b)は、入れ替えられる虹彩絞り74a,74bを示す説明図である。すなわち、中間変倍レンズ73が図5(a)に示す位置にあるとき、図7(a)に示す虹彩絞り74a(例えば、直系5mmの絞り)が挿入される。また、中間変倍レンズ73が図5(c)に示す位置にあるとき、図7(b)に示す虹彩絞り74b(例えば、直系13mmの絞り)が挿入される。
さらに、第3の実施形態においては、図4に示すように、レンズ挿脱用回転軸76aに位置検出センサ77が設けられている。位置検出センサ77は、アクチュエータ76の回転位置を検出し、検出結果に基づいて、公知の手法により、ランプハウス80内の光源81に印加する電圧を変化させる。これにより、光源81から照射される照明光の明るさを調節することが可能になる。なお、アクチュエータ76に位置検出センサの機能を持たせることにより、図4に示す位置検出センサ77を省略することができる。これは、図2に示す第2の実施形態のアクチュエータ75についても言えることである。したがって、第2の実施形態においても、アクチュエータ75の回転位置に応じて、光源81から照射される照明光の明るさを調節することが可能になる(請求項6に対応)。
さらに、アクチュエータ76の動きが高速であるため、レンズ挿脱用回転軸76aを回動させたとき、レンズ挿脱用回転軸76aを直ちに停止させることが困難である。この問題を解決するため、レンズ挿脱用アーム76aの動作を吸収する振動吸収部材(図示せず)を設けている。
第3の実施形態においては、第2の実施形態と同様に、アクチュエータ76を動作させるスイッチ部SWを検査者の手元の任意の位置に置くことができる。したがって、検査者は、正立顕微鏡1の倍率を変える毎に、対物レンズ61付近まで手を上げて操作する必要がなくなり、正立顕微鏡1の倍率を素早く切り替えることが可能になる。
特に、細胞組織などを検査する検査機関では、特定の倍率、例えば10倍と40倍の2種類で観察を行い、使用する倍率が2つに決まっている。このような検査機関では、レボルバ部に多数の対物レンズを設けた顕微鏡は不要であり、第3の実施形態に示す正立顕微鏡が有用である。なお、第3の実施形態では、3種類の倍率を実現しているが、図5(b)に示す倍率20倍の例は、必ずしも必要ではない。
さらに、第3の実施形態においては、アーム部30と鏡筒部50の間に中間変倍部72を設けていないため、検査者の眼Mの高さ方向の位置、すなわち検査者のアイポイントを変化させることがない。したがって、顕微鏡の倍率を素早く切り替えることが可能になり、操作性のよい正立顕微鏡を提供することができる。
<第4の実施形態>
図7は、本発明の第4の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。図1に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
図示するように、第4の実施形態では、中間変倍部72内に設けられた中間変倍レンズ73が固定されている。
第4の実施形態によれば、標本42を一つの固定倍率で観察する場合に有効である。
なお、以上に説明した第1〜第4の実施形態においては、正立顕微鏡を例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、倒立顕微鏡等の他の形式の顕微鏡にも適用することができる。
前記第1〜第4の実施形態では、顕微鏡に設置する対物レンズの本数は1本であった。
本発明において、対物レンズを1本とし、倍率の異なる中間変倍レンズを選択し、切り替えることで観察倍率(総合倍率)を調整する場合、以下のような効果がある。
従来の顕微鏡の場合、複数の異なる倍率の対物レンズを切り替えることで観察倍率を変えていた。しかし、このような場合、対物レンズの倍率を変えるため、偏光ずれが発生する。つまり、対物レンズを異なる倍率のものに変えることにより、視野の中心に位置していた試料が視野の中心からずれた位置に見えるようになってしまうことがある。しかし、本実施形態では、上記のように対物レンズは1本であり、観察倍率は中間変倍レンズで変更するので、上記のような偏光ずれを起こすことがない。従って、観察倍率を変えても視野中の試料の位置は移動することがないので、観察倍率を変更し、倍率を変更する度に偏光ずれの調整を行う必要がなく、使い易い顕微鏡が得られる。
また、本発明のように中間変倍部をアーム部と接眼部の間に設ける構成の場合には、対物レンズの本数は限定されるものではなく、従来のように中間変倍部をアーム部と鏡筒部の間に組み込むことによる接眼部の上方への移動が生じないので、使いやすい顕微鏡が得られる。
本発明は、顕微鏡の分野において大いに利用することができる。
本発明の第1の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。 本発明の第2の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。 アクチュエータを用いて中間変倍レンズと図示しない虹彩絞りを回動させ、観察光軸に対して出し入れする状態を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。 中間変倍レンズと図示しない虹彩絞りを回動させて、観察光軸に対して出し入れする状態を示す説明図である。 第3の実施形態において、入れ替えられる虹彩絞り74a,74bを示す説明図である。 本発明の第4の実施形態の正立顕微鏡を示す構成図である。 従来の正立顕微鏡の一例を示す構成図である。
符号の説明
1 正立顕微鏡
10 ベース部
11 コレクタレンズ
12 レンズ12
13 全反射ミラー
14 フィールドレンズ
20 支柱部
30 アーム部
40 ステージ部
41 コンデンサレンズ
42 標本42
50 鏡筒部
51 鏡筒内対物レンズ
52、53プリズム
54 接眼レンズ
55 接眼部
60 対物レンズ部
61、62…対物レンズ
70 レボルバ部
72 中間変倍部
73 中間変倍レンズ
74、74a、74b 虹彩絞り
75、76 アクチュエータ
75a レンズ挿脱用アーム
75b 回転軸
76a レンズ挿脱用回転軸
77 位置検出センサ
80 ランプハウス
81 光源81
M 検査者の眼
SW スイッチ部
L 観察光軸

Claims (9)

  1. 標本上に配置される対物レンズと、前記対物レンズの上方に配置され、接眼レンズを有する鏡筒部を搭載するアーム部とを有する顕微鏡において、
    前記対物レンズと前記アーム部の間に、中間変倍レンズを内蔵する中間変倍部を設けたことを特徴とする顕微鏡。
  2. 請求項1記載の顕微鏡において、
    前記中間変倍部は、前記対物レンズの光軸に対して、前記中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  3. 請求項2記載の顕微鏡において、
    前記中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構は、前記対物レンズの光軸に対して垂直方向に中間変倍レンズを移動することを特徴とする顕微鏡。
  4. 請求項2記載の顕微鏡において、
    前記中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構は、前記対物レンズの光軸に対して、垂直方向を回転中心として前記中間変倍レンズを回転させることを特徴とする顕微鏡。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一つに記載の顕微鏡において、
    前記中間変倍レンズを出し入れ可能にする機構は、アクチュエータを用いて前記中間変倍レンズを移動することを特徴とする顕微鏡。
  6. 請求項2乃至5のいずれか一つに記載の顕微鏡において、
    前記標本を観察するための光源を備え、前記中間変倍レンズの状態に応じて、前記光源からの照明光の強度を調整することを特徴とする顕微鏡。
  7. 請求項2乃至6のいずれか一つに記載の顕微鏡において、
    前記対物レンズと前記中間変倍レンズの間に、虹彩絞りを設けたことを特徴とする顕微鏡。
  8. 請求項7に記載の顕微鏡において、
    前記虹彩絞りを、前記アクチュエータの状態に応じて切り替えることを特徴とする顕微鏡。
  9. 倍率が固定された1本の対物レンズと、
    異なる倍率を有する複数の中間変倍レンズを備え前記対物レンズの光軸上に前記複数の中間変倍レンズの中から任意の倍率の中間変倍レンズが配置可能な中間変倍部を有し、
    前記倍率が固定された1本の対物レンズと前記光軸上に配置された任意の倍率の前記中間変倍レンズにより観察倍率を調整することを特徴とする顕微鏡。
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