JP4547890B2 - マーキング装置、対物レンズ、及び正立顕微鏡 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、マーキング作業を簡単に且つ的確に実施できる技術を提供することである。
顕微鏡で観察する標本の所望の部位にマーキングするためのマーキング装置であって、
対物レンズの鏡筒の軸長方向に移動可能に、前記鏡筒の外周に支持部材と、
前記軸長方向に略直交する方向を軸とした回転が可能に前記支持部材に固定されていると共に、回転したときに前記対物レンズと前記標本との間に位置する部分に、マーキングするためのマーカを有するアーム部材と、
前記マーキング時の位置から前記マーカが待避した位置に配置された際、前記マーカに常時インクが接触した状態になるように設置されたインク蓄積部と、
を備えていることを特徴とするマーキング装置。
請求項5の対物レンズは、請求項1〜請求項4のいずれかのマーキング装置が鏡筒の外周に装着されていることを特徴とする。
<本実施形態の構成>
図1は、本実施形態の正立顕微鏡70の構成図である。前述した従来の正立顕微鏡6と同一の要素には同一符号を付しており、重複する説明を省略する。図に示すように、正立顕微鏡70は、本発明のマーキング装置74が対物レンズ52aに装着されていることと、レボルバ部76の形状が異なることを除き、前述した正立顕微鏡6とほぼ同様である。なお、請求項記載の結像光学系は、例えば、対物レンズ52a、レボルバ部76、アーム部30、鏡筒内対物レンズ56、プリズム58、60、及び接眼レンズ62に対応する。
バネ取付用突起部88は、直動ガイド部材90の外周にねじ止め等により固定されている。なお、バネ取付用突起部88は、直動ガイド部材90と一体形成されていてもよい。このバネ取付用突起部88には、引っ張りバネ84のもう一方の先端が引っ掛けられている。そして、引っ張りバネ84の先端部は、固定ねじ86により、バネ取付用突起部88に固定されている。
次に、検査者が標本にマーキングを行う際の、マーキング装置74の操作を説明する。図6は、対物レンズ52aの光軸が観察光軸Lに合わさっており、マーカ128が観察光軸Lから待避している状態を示す側面図である。なお、(a)は引っ張りバネ84側から見た側面図であり、(b)はマーカ操作ノブ122側から見た側面図である(後述する図7、図8についても同様)。検査者は、例えば、図6の状態で正立顕微鏡10のステージ部24を操作して、観察標本66を観察する。この状態では、直動ガイド部材90と、レボルバ部76との間隔は、Lであるとする。
本実施形態では、マーカ操作ノブ122を回すだけで、アーム部材96の回転運動によりマーカ128を観察視野内に出し入れできる。そして、マーカ128を観察視野内に入れた状態で直動ガイド部材90を観察標本66側に摺動させるだけで、マーキングできる。従って、非常に簡単な操作で、まさにスタンプを押す感覚で、マーキングしたい位置に的確にマーキングできる。
また、アーム部材96が所定の角度回転すると、突出部120がストッパ用突起94に接触して、それ以上の回転は防止される。このときにマーカ128の中心が観察光軸Lに合わさるように、突出部120は位置している。従って、検査者は、マーキングしたい部位を観察視野の中心に移動させるだけで、この部位を中心としたマーキングをすることができる。
固定ねじ80により、バネ取付用金具82をレボルバ部76にねじ止めするようにした。即ち、固定ねじ80を取り外せば、マーキング装置74を対物レンズ52aから取り外せる。従って、マーキング装置74は、対物レンズに対して着脱可能であるので、所望の対物レンズに取り付けることができる。
[1] なお、マーキングしたい部位を観察視野の中心に移動させた後、アーム部材96を回転させ、マーカ128の中心を観察光軸Lに合わせてから、直動ガイド部材90を摺動させてマーキングする例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。マーカ128の中心の貫通穴176を通して標本を観察できるので、アーム部材96を回転させてマーカ128の中心を観察光軸Lに合わせてから、ステージを操作してマーキングしたい部位を探すことも可能である。
10 顕微鏡本体
14 光源
18 ランプハウス
20 ベース部
22 支柱部
24 ステージ部
26 対物レンズ部
28 レボルバ部
30 アーム部
32 鏡筒部
34 接眼部
38 フィールドレンズ
40 全反射ミラー
42 レンズ
44 コレクタレンズ
48 コンデンサレンズ
52a、52b 対物レンズ
56 鏡筒内対物レンズ
58、60 プリズム
62 接眼レンズ
66 観察標本
70 正立顕微鏡
74 マーキング装置
76 レボルバ部
80 固定ねじ
82 バネ取付用金具
84 引っ張りバネ
86 固定ねじ
88 バネ取付用突起部
90 直動ガイド部材
92 ピン
94 ストッパ用突起
96 アーム部材
98 インク供給部材
110 取付穴
120 突出部
122 マーカ操作ノブ
124 マーカ支持アーム
126 マーカ取付アーム
128 マーカ
130 取付穴
140 ストッパ用突起
142 取付金具
144 インク蓄積部
146 朱肉
148 ねじ
150 ねじ
154、156 貫通穴
170 回転部
174 貫通穴
176 突起
180 吸盤
182 固定用部材
L 観察光軸
M 検査者の眼
Claims (6)
- 正立顕微鏡で観察する標本の所望の部位にマーキングするためのマーキング装置であって、
対物レンズの光軸方向に移動可能に、対物レンズ鏡筒の外周に設置される支持部材と、
前記支持部材に設けられ、マーキング時にマーカの位置を、前記対物レンズと前記標本との間であり且つ略前記光軸上の位置と、前記マーキング時の位置から前記マーカを待避させる位置とに切り替えるマーカ保持部材と、
前記マーカが待避した位置に配置された際、前記マーカに常時インクが接触した状態になるように前記対物レンズ鏡筒の横方向に設置されたインク蓄積部と、を有し、
前記支持部材は、マーキング時、前記光軸に沿って移動する
ことを特徴とするマーキング装置。 - 正立顕微鏡で観察する標本の所望の部位にマーキングするためのマーキング装置であって、
対物レンズの鏡筒の軸長方向に移動可能に、前記鏡筒の外周に設置される支持部材と、
前記軸長方向に略直交する方向を軸とした回転が可能に前記支持部材に固定されていると共に、回転したときに前記対物レンズと前記標本との間に位置する部分に、マーキングするためのマーカを有するアーム部材と、
前記マーキング時の位置から前記マーカが待避した位置に配置された際、前記マーカに常時インクが接触した状態になるように前記対物レンズ鏡筒の横方向に設置されたインク蓄積部と、
を備えていることを特徴とするマーキング装置。 - 請求項2記載のマーキング装置において、
前記対物レンズが取り付けられるレボルバに一端側が着脱自在に固定され、他端側が前記支持部材に固定され、前記支持部材が前記軸長方向の前記標本側に移動したときに、形状復元力により前記支持部材を前記レボルバ側に引く弾性部材を備えている
ことを特徴とするマーキング装置。 - 請求項2または請求項3記載のマーキング装置において、
前記アーム部材の回転によって前記マーカが前記顕微鏡の観察視野内に位置したときに、前記アーム部材に接触することによって、前記アーム部材がさらに回転することを防止する突起を前記支持部材の外周部に有している
ことを特徴とするマーキング装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のマーキング装置が鏡筒の外周に装着されていることを特徴とする対物レンズ。
- 対物レンズ及び接眼レンズを有し、標本の像を形成する結像光学系と、
前記対物レンズの鏡筒の外周に装着された請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のマーキング装置と
を備えていることを特徴とする正立顕微鏡。
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