JP4837349B2 - 顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、ズーム変倍機構を有するズーム顕微鏡などの顕微鏡に関するものである。
従来、生物試料の生きたままでの観察や半導体デバイス工程での検査などには、ズーム変倍機構を有するズーム顕微鏡が広く用いられている。ここで、ズーム変倍機構は、レンズ等の光学部材を、その光軸に沿って移動させることにより連続的に観察倍率を変化させることができるようになっている。
図7は、ズーム変倍機構を有するズーム顕微鏡の一例を示すもので、顕微鏡本体の一部を構成するベース1上に、ステージ2が設けられている。このステージ2には、観察試料3が載置されている。ベース1には、支柱4が直立して設けられている。この支柱4には、焦準部6を介してベース1上と平行になるように投光管5が設けられている。焦準部6は、不図示のピニオンとラックからなる昇降機構を介して支柱4に設けられ、焦準ダイアル6aの操作により投光管5を支柱4に沿って上下動可能にしている。焦準部6の内部には、照明手段として照明機構7が設けられている。また、投光管5には、光源としての光源装置8が設けられ、光源装置8からの光束を投光管5内部の照明光学系5aを介して照明機構7に導くようにしている。
照明機構7は、照明光学系5aを介して導入された光束の光軸L1上に沿って固定レンズ701と可動レンズ702が配置されている。可動レンズ702は、レンズ保持枠703に保持されている。レンズ保持枠703には、後述する円筒溝カム705とともに可動レンズ駆動手段を構成するカム従節部品704が設けられている。カム従節部品704には、円筒溝カム705が螺装されている。円筒溝カム705は、光軸L1に沿って配置されるとともに、不図示の伝達歯車を介して照明ハンドル706に接続され、この照明ハンドル706を回転させることで回転し、カム従節部品704を介して可動レンズ702を光軸L1に沿って上下動させるようにしている。そして、可動レンズ702を透過した光束を反射ミラー707、708を介して観察試料3に照射させる。
一方、投光管5の先端下部には、変倍手段としてのズーム鏡体9が固定されている。このズーム鏡体9のステージ2側下端部には、対物レンズ10が装着されている。この対物レンズ10は、焦準部6の操作による投光管5の上下動により、観察試料3からの光の光軸、つまり観察光軸L2方向に移動し観察試料3との相対距離を変化させることで、観察試料3にピント合わせできるようになっている。ズーム鏡体9には、観察光軸L2に沿ってズーム光学系を構成する固定レンズ901、902と可動レンズ903,904が配置されている。可動レンズ903,904は、それぞれレンズ保持枠905,906に保持されている。レンズ保持枠905、906には、後述する円筒溝カム909とともに可動レンズ駆動手段を構成するカム従節部品907、908が設けられている。これらカム従節部品907、908には、円筒溝カム909が螺装されている。円筒溝カム909は、観察光軸L2に沿って配置されるとともに、不図示の伝達歯車を介してズームハンドル910に接続され、このズームハンドル910を回転させることで回転し、カム従節部品907、908を介して可動レンズ903,904を観察光軸L2に沿って相反方向に上下動させるようにしている。
投光管5の先端上部には、接眼レンズ11を備えた鏡筒12が設けられ、対物レンズ10を介して集光される観察試料3の観察像を接眼レンズ11で目視観察可能にしている。
このような構成において、低倍観察を行なうには、観察者は、ズームハンドル910を回転操作し円筒溝カム909を回転させて図7に示すように一方の可動レンズ903を上方に、他方の可動レンズ904を下方に移動させる。これによりズーム鏡体9は、低倍状態に設定され低倍観察が可能となる。この場合、同時に観察者は、照明ハンドル706を回転し円筒溝カム705を回転させて可動レンズ702を下方に移動させることで、観察試料3への照明光の照射範囲を広く設定し、観察視野全体を明るく照明させる。また、高倍観察を行なうには、観察者は、ズームハンドル910を回転し円筒溝カム909を回転させて図8に示すように一方の可動レンズ903を下方に、他方の可動レンズ904を上方に移動させる。これによりズーム鏡体9は、高倍状態に設定され高倍観察が可能となる。この場合も、観察者は、照明ハンドル706を回転し円筒溝カム705を回転させて図8に示すように可動レンズ702を上方に移動させることで、観察試料3への照明光をスポット状に集光して照射範囲を狭め観察視野を明るく照明させる。
このようなズーム顕微鏡によれば、ズームハンドル910の回転により低倍又は高倍の観察環境を設定できるとともに、照明ハンドル706の回転により低倍又は高倍の観察環境に最適な照明状態を簡単に設定することができる。
一方、このようなズーム変倍機構を有するズーム顕微鏡として特許文献1に開示されるようなものも知られている。
この場合、図9に示すようにベース15上にステージ16が設けられている。このステージ16には、観察試料17が載置されている。ベース15には、支柱18が直立して設けられている。この支柱18には、不図示の焦準部を介して顕微鏡本体19が設けられている。不図示の焦準部には、フォーカスハンドル20が設けられ、このフォーカスハンドル20の回転により顕微鏡本体19全体を上下動させ、観察試料17との相対距離を変化させることで観察試料17にピント合わせできるようになっている。また、顕微鏡本体19には、上述したようなズーム変倍機構(不図示)が設けられ、ズームハンドル21の回転により不図示のレンズを移動することで高倍又は低倍の倍率設定ができるようになっている。ズームハンドル21には、ステッピングモータ22が設けられ、所定速度でズームハンドル21を回転可能にしている。ステッピングモータ22のモータ軸には、ロータリーエンコーダ23が接続されている。ロータリーエンコーダ23は、ズームハンドル21の回転角を検出するもので、その回転角信号をメインコントローラ部24に出力する。メインコントローラ部24はズームハンドル21の回転角信号から現在の倍率を認識し、この認識した倍率からフォーカスハンドル20の駆動を制御することにより、倍率に最適なフォーカスの駆動速度を得るようにしている。
特開2004-226882号公報
しかしながら、図7、図8に示すズーム顕微鏡においては、照明ハンドル706を回転させることで単独で照明光の調整を行なうことができるが、変倍するごとに観察者が目視確認しながら照明ハンドル706を回転して設定倍率に最適な照明光の状態を手動操作により探し当てなくてはならないため、かかる操作の手間が増えるばかりか時間もかかってしまい観察効率が大幅に低下し、また、照明光の微妙な調整も難しいという問題があった。
また、図9に示すズーム顕微鏡においては、ズームハンドル21の回転状態を電気的な信号で読み取ることにより観察倍率を簡単に認識することは可能であるが、このときの倍率に最適な照明光の制御について何ら言及していない。このため観察倍率を変更した際に最適な照明状態を得るには、新たに照明の調整機構を用意する必要があり、さらに、かかる照明の調整機構を観察倍率にも電気的に連動させるには、大掛かりな装置が必要となり、さらに高額な費用がかかるという間題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ズーム倍率の変化に連動して最適な照明状態を簡単に得ることができるズーム変倍機構を有する顕微鏡を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明に従った顕微鏡は:光源を有する顕微鏡本体と;前記顕微鏡本体に設けられ、可動レンズを含み前記光源からの光を観察試料に照射する複数のレンズと、前記複数のレンズの間隔を可変するよう前記可動レンズを前記光源からの光の光軸方向に駆動し前記観察試料に照射される光の照射範囲を可変可能にする光照射可動レンズ駆動手段と、を有した照明手段と;前記顕微鏡本体に設けられ、可動レンズを含み前記観察試料からの光を観察するズーム光学系を構成する複数のレンズと、前記複数のレンズの間隔を可変するよう前記可動レンズを前記観察試料からの光の光軸方向に駆動し観察倍率を変化可能にするズーム光学系可動レンズ駆動手段と、前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段に接続され前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段を駆動する駆動力を発生させる駆動力発生手段と、を有したズーム鏡体と;前記顕微鏡本体において、前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の端部に設けられた第1のギアと;前記照明手段の前記光照射可動レンズ駆動手段の端部に設けられた第2のギアと;前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の端部から前記第1のギアに入力された前記駆動力発生手段からの前記駆動力を前記顕微鏡本体側の前記照明手段の光照射可動レンズ駆動手段の端部の前記第2のギアに伝達する駆動力伝達手段と;を備えており、前記ズーム鏡体において前記駆動力発生手段により発生された前記駆動力によりズーム光学系可動レンズ駆動手段が前記観察倍率を変化させることに連動して前記照明手段において前記光照射可動レンズ駆動手段が駆動され前記観察試料に照射される光の照射範囲が可変される、ことを特徴としている。
請求項2記載の発明に従った顕微鏡は、前記駆動力伝達手段が、前記第1のギアと前記第2のギアとに懸架されたタイミングベルトである、ことを特徴としている。
請求項3記載の発明に従った顕微鏡は、前記ズーム鏡体は前記顕微鏡本体に着脱可能であり、前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の前記端部と前記第1のギアとは、前記顕微鏡本体に対する前記ズーム鏡体の装着により相互に連結される連結手段を有している、ことを特徴としている。
本発明によれば、ズーム倍率の変化に連動して最適な照明状態を簡単に得ることができるズーム変倍機構を有する顕微鏡を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるズーム顕微鏡の概略構成を示すもので、図7と同一部分には、同符号を付して説明を省略する。
この場合、照明機構7内の円筒溝カム705の先端部は投光管5の中空部まで延出され、この端部にギア31が設けられている。また、ズーム鏡体9内の円筒溝カム909の先端部も、投光管5の中空部まで延出され、この端部にギア32が設けられている。これらギア31、32の間には、投光管5の中空部に配置された駆動力伝達手段としてのタイミングベルト33が懸架されている。タイミングベルト33は、ズームハンドル910の回転による円筒溝カム909の回転駆動力を照明機構7側の円筒溝カム705に伝達するものである。この場合、ギア31、32は、円筒溝カム909の回転に応じた低倍から高倍までの変倍に対して最適な照射範囲を設定可能な回転量を円筒溝カム705に伝えられるような関係になっている。これにより、ズーム鏡体9によるズーム光学系の倍率設定に連動させて照明機構7での観察試料3に対する照射範囲を可変させる調整手段が構成される。
その他は、図7と同様である。
このような構成において、低倍観察を行なうには、観察者は、ズームハンドル910を回転操作し円筒溝カム909を回転させて一方の可動レンズ903を上方に、他方の可動レンズ904を下方に移動させる。これによりズーム鏡体9は、低倍状態に設定され低倍観察が可能となる。また、このとき円筒溝カム909の回転は、ギア32を介してタイミングベルト33に伝えられ、さらにギア31を介して円筒溝カム705に伝えられる。これにより、円筒溝カム705は回転され、可動レンズ702を下方に移動させるようになり、観察試料3への照明光の照射範囲が広く設定され、観察視野全体が明るく照明される。
一方、高倍観察を行なうには、観察者は、ズームハンドル910を上述と逆方向に回転操作し円筒溝カム909を回転させて一方の可動レンズ903を下方に、他方の可動レンズ904を上方に移動させる。これによりズーム鏡体9は、高倍状態に設定され高倍観察が可能となる。また、このとき円筒溝カム909の回転は、ギア32を介してタイミングベルト33に伝えられ、さらにギア31を介して円筒溝カム705に伝えられる。これにより、円筒溝カム705は、上述と逆方向に回転され、可動レンズ702を上方に移動させるようになり、観察試料3への照明光をスポット状に集光して照射範囲を狭め観察視野が明るく照明される。
したがって、このようにすれば、ズーム鏡体9でのズームハンドル910の回転操作により設定されるズーム倍率に連動して照明機構7の可動レンズ702を移動させ、設定されたズーム倍率に最適な照明状態を自動的に設定できるので、ズーム倍率を変化させても常に良好な照明視野、明るさが確保された観察鏡状態を観察者に提供でき、さらに、従来の変倍するごとに観察者が照明ハンドルを手動操作して設定倍率に最適な照明光の状態を探し当てるようにしたものと比べ、操作の手間を省略できるとともに時間も大幅に短縮でき、観察効率を大幅に向上できる。また、ズームハンドル910の回転操作による円筒溝カム909の回転をタイミングベルト33を用いて照明機構7側の円筒溝カム705に伝えるようにしているので、倍率状態に応じた照明光の微妙な調整も行なうことができる。さらに、ズーム鏡体9側の円筒溝カム909と照明機構7側の円筒溝カム705の間をタイミングベルト33で連結する構成としたので、これらの構成を簡単にでき、価格的にも安価にできる。
なお、上述した実施の形態では、円筒溝カム909と円筒溝カム705は、ギア32、31の間に懸架されたタイミングベルト33により連結するようにしたが、これら間は、例えば、ギア等のみを用いて連結することができるなど、他の回転伝達手段を採用することも可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の第2の実施の形態にかかるズーム顕微鏡の概略構成を示すもので、第1の実施の形態と同一部分には、同符号を付して説明を省略する。
この場合、投光管5の先端下部に装着されるズーム鏡体9は、投光管5に対して着脱可能にしている。投光管5は、図3(a)に示すように先端下部にメスアリ35が形成されている。また、ズーム鏡体9は、図4(a)に示すように投光管5側のメスアリ35に対応するオスアリ36が形成され、図2に示すように顕微鏡正面側より図示矢印A方向から前記メスアリ35に対しスライドさせて押し込むことにより、図5に示すように投光管5の先端下部に装着できるようになっている。
投光管5は、図3(a)に示すように中空部に配置される前記ギア32に対し軸37が連結して設けられている。この軸37は、ズーム鏡体9内の円筒溝カム909の延長線上に配置されている。この軸37の端部には、連結手段として円板状をした連結部材38が設けられている。連結部材38は、図3(b)に示すように、端面にU字状の溝部381が形成されている。このような連結部材38は、投光管5の先端下部に形成された切欠き部501より外部に露出している。
一方、ズーム鏡体9は、図4(a)に示すように円筒溝カム909の先端に連結手段として円板状をした連結部材39が設けられている。連結部材39は、図4(b)に示すように、端面にU字状の突出部391が形成されている。このU字状の突出部391は、前記連結部材38のU字状の溝部381に対しスライドさせて押し込むことにより連結可能になっている。また、このような連結部材39は、ズーム鏡体9の投光管5下部への装着面から僅かに突出して配置されている。
このような構成において、ズーム鏡体9を投光管5に装着するには、顕微鏡正面側より投光管5のメスアリ35にズーム鏡体9のオスアリ36を一致させ、図5に示す矢印A方向にズーム鏡体9をスライドさせながら押し込むようにする。このときオスアリ36のメスアリ35への挿入によりズーム鏡体9が投光管5に対し位置決めされるので、連結部材39の突出部391と連結部材38の溝部381の向きをズーム鏡体9の移動方向に揃えることで、ズーム鏡体9のスライドとともに連結部材39の突出部391を連結部材38の溝部381に挿入することができる。
これにより、図5に示すように投光管5の先端下部にズーム鏡体9が装着され、同時に、ズーム鏡体9の円筒溝カム909が連結部材39、38を介して軸37にも連結される。そして、この状態から、ズームハンドル910を回転操作し円筒溝カム909を回転させて変倍操作すると、円筒溝カム909の回転は、ギア32を介してタイミングベルト33に伝えられ、さらにギア31を介して円筒溝カム705に伝えられる。これにより、上述したと同様にしてズームの変倍量に最適な照明状態が自動的に設定される。
一方、ズーム鏡体9を投光管5から取外すには、連結部材39の突出部391と連結部材38の溝部381の向きをズーム鏡体9の移動方向に揃えたのち、ズーム鏡体9のオスアリ36を投光管5のメスアリ35から引き抜くようにすれば良い。
なお、このようにズーム鏡体9を投光管5に装着可能とすると、ズーム鏡体9で設定されるズーム倍率と照明機構7での最適な照明状態を一致させることが問題となるが、この解決策として、例えば、ズーム鏡体9において最低のズーム倍率を設定し、照明機構7側において最低ズーム倍率に対する最適な照明状態を設定した状態で、連結部材39のU字状の突出部391と連結部材38のU字状の溝部381の向きが揃うようにしておけば、ズーム鏡体9側の連結部材39を連結部材38に挿入するだけでズーム倍率と最適な照明状態を一致させることができる。
したがって、このようにすれば、ズーム鏡体9を投光管5に装着可能な構成としたので、組み立て時にズーム鏡体9と照明機構7の各種の調整を別々にできるようになり、これらズーム鏡体9と照明機構7を一体にして調整するものと比べ、作業し易いばかりか、細かな点の調整までを効率よく行なうことができる。また、ズーム鏡体9を必要に応じて取り外しできるので、小さな設置スペースでも容易に搬入することができるなど、据付け時の運搬にも有利である。
(第3の実施例)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図6(a)(b)(c)は、本発明の第3の実施の形態にかかるズーム顕微鏡の要部の概略構成を示すもので、第2の実施の形態と同一部分には、同符号を付して説明を省略する。
この場合、軸37に取付けられた円板状の連結部材38は、周面に沿ってスリット38aが設けられている。
投光管5には、連結解除手段としての支持金具43が設けられている。この支持金具43は、図6(a)(c)に示すように先端部をL字状に折曲げられるとともに、U字状の切欠き部43aが形成されている。この切欠き部43aは、連結部材38のスリット38aに挿入されている。また、支持金具43は、基端部にネジ孔431と、このネジ孔431を挟んで両側に孔部432、433が形成されている。孔部432、433には、投光管5に直立して設けられたピン41a、41bが挿通され、また、ネジ孔431には、投光管5に螺装されたネジ40が挿通されている。これにより、支持金具43は、自重とネジ40のねじ込み量によりピン41a、41bに沿って上下動され、連結部材38を上下動させるようになる。この場合、図6(a)に示すようにズーム鏡体9側の連結部材39に投光管5側の連結部材38が連結した状態で、ネジ40のねじ込み量を最も緩めた状態になっており、支持金具43は自重によりピン41a、41b先端に当接されている。また、ネジ40をねじ込むと、支持金具43は、ピン41a、41bに沿って上方向に移動し、図6(b)に示すように連結部材38も上方向に移動することで連結部材39との連結が解除される。
このようにすれば、連結部材39と連結部材38が連結された状態、つまり、ズーム鏡体9の円筒溝カム909が連結部材39、38を介して軸37に連結された状態から、図6(b)に示すようにドライバ42を使用してネジ40をねじ込んでいくと、支持金具43は、ピン41a、41bに沿って上方向に移動し、連結部材38も上方向に移動することで連結部材39との連結が解除される。つまり、このようにすれば投光管5にズーム鏡体9を装着した状態のままで、ネジ40をねじ込みを調整することで連結部材39と連結部材38の連結を解除することができるので、ズーム鏡体9を装着したままの状態で、照明機構7での照明状態を任意に調整することが可能になる。勿論、上記と逆の操作、つまり、ネジ40のねじ込みを緩めるように操作すれば、支持金具43は自重によりピン41a、41b先端に当接するまで下方向に移動するので、連結部材38を再び連結部材38に連結させることができる。
上述した第3の実施の形態では、連結部材38の移動は自重による移動を想定しているが、さらに重力方向の移動をスムーズに行うために軸37側にスプリングなどの弾性部材を組み込み、常に下向きに弾性力を作用させるように構成してもよい。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態に適用されるズーム顕微鏡の概略構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に適用されるズーム顕微鏡の概略構成を示す図。 第2の実施の形態に用いられる投光管側の要部の概略構成を示す図。 第2の実施の形態に用いられるズーム鏡体側の要部の概略構成を示す図。 第2の実施の形態の要部の概略構成を示す図。 本発明の第3の実施の形態の要部の概略構成を示す図。 従来のズーム顕微鏡の一例の概略構成を示す図。 従来のズーム顕微鏡の一例の概略構成を示す図。 従来のズーム顕微鏡の他例の概略構成を示す図。
符号の説明
1…ベース、2…ステージ、3…観察試料
4…支柱、5…投光管
5a…照明光学系、501…切欠き部
6…焦準部、6a…焦準ダイアル
7…照明機構、701…固定レンズ
702…可動レンズ、703…レンズ保持枠
704…カム従節部品、705…円筒溝カム
706…照明ハンドル、707.708…反射ミラー
8…光源装置、9…ズーム鏡体
901.902…固定レンズ、903.904…可動レンズ
905.906…レンズ保持枠、907.908…カム従節部品
909…円筒溝カム、910…ズームハンドル
10…対物レンズ、11…接眼レンズ
12…鏡筒、31.32…ギア
33…タイミングベルト、35…メスアリ
36…オスアリ、37…軸
38、39…連結部材、381…溝部
391…突出部、38a…スリット
43…支持金具、43a…切欠き部
431…ネジ孔、432.433…孔部
40…ネジ、41a.41b…ピン、42…ドライバ

Claims (5)

  1. 光源を有する顕微鏡本体と、
    前記顕微鏡本体に設けられ、可動レンズを含み前記光源からの光を観察試料に照射する複数のレンズと、前記複数のレンズの間隔を可変するよう前記可動レンズを前記光源からの光の光軸方向に駆動し前記観察試料に照射される光の照射範囲を可変可能にする光照射可動レンズ駆動手段と、を有した照明手段と、
    前記顕微鏡本体に設けられ、可動レンズを含み前記観察試料からの光を観察するズーム光学系を構成する複数のレンズと、前記複数のレンズの間隔を可変するよう前記可動レンズを前記観察試料からの光の光軸方向に駆動し観察倍率を変化可能にするズーム光学系可動レンズ駆動手段と、前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段に接続され前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段を駆動する駆動力を発生させる駆動力発生手段と、を有したズーム鏡体と、
    前記顕微鏡本体において、前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の端部に設けられた第1のギアと、
    前記照明手段の前記光照射可動レンズ駆動手段の端部に設けられた第2のギアと、
    前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の端部から前記第1のギアに入力された前記駆動力発生手段からの前記駆動力を前記顕微鏡本体側の前記照明手段の光照射可動レンズ駆動手段の端部の前記第2のギアに伝達する駆動力伝達手段と、
    を備えており、
    前記ズーム鏡体において前記駆動力発生手段により発生された前記駆動力によりズーム光学系可動レンズ駆動手段が前記観察倍率を変化させることに連動して前記照明手段において前記光照射可動レンズ駆動手段が駆動され前記観察試料に照射される光の照射範囲が可変される、
    ことを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記駆動力伝達手段が、前記第1のギアと前記第2のギアとに懸架されたタイミングベルトである、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記ズーム鏡体は前記顕微鏡本体に着脱可能であり、
    前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の前記端部と前記第1のギアとは、前記顕微鏡本体に対する前記ズーム鏡体の装着により相互に連結される連結手段を有している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡。
  4. 前記顕微鏡本体に対し前記ズーム鏡体を装着したままで前記連結手段の相互の連結を解除することが出来る連結解除手段を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡。
  5. 前記第1のギアの前記連結手段は前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の前記端部の延長線上で移動可能であり、
    前記連結解除手段は、前記第1のギアの前記連結手段及び前記顕微鏡本体に前記第1のギアの前記連結手段とともに移動可能に設けられた支持具と、支持具に挿入され前記顕微鏡本体に螺装されたネジと、を含み、前記顕微鏡本体に対する前記ネジのねじ込みにより前記支持具を前記第1のギアの前記連結手段とともに移動させて、前記顕微鏡本体側の前記ズーム鏡体の前記ズーム光学系可動レンズ駆動手段の前記端部の前記連結手段に対する前記第1のギアの前記連結手段の連結解除および連結を行う、
    ことを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡。
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