JP2002169097A - 顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡

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JP2002169097A
JP2002169097A JP2001287411A JP2001287411A JP2002169097A JP 2002169097 A JP2002169097 A JP 2002169097A JP 2001287411 A JP2001287411 A JP 2001287411A JP 2001287411 A JP2001287411 A JP 2001287411A JP 2002169097 A JP2002169097 A JP 2002169097A
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JP2001287411A
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Keisuke Tamura
恵祐 田村
Yasushi Aono
寧 青野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光を用いて試料を操作するアプリケー
ションにおいて、安定した試料操作を実現できるととも
に、操作性に優れた顕微鏡を提供する。 【解決手段】 試料1の下側に配置された対物レンズ2
を介して落射蛍光装置22より発生される励起光を試料
1に照射するとともに、対物レンズ2を介してレーザ光
源より発生されるレーザ光を試料1に照射し、さらに試
料1に照射されるレーザ光を試料1に集光させる結像レ
ンズ11を筒状の可動部材18に保持し、この可動部材
18により結像レンズ11をレーザ光の光軸方向に移動
してレーザ光を対物レンズ2に最適な位置に集光させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を用いて
試料操作しながら同時観察を可能にした顕微鏡に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を用いて試料を操作しな
がら同時観察するようなアプリケーションとして、特開
平8−234110号公報に開示される光ピンセットを
用いたものや、紫外レーザを使用して特定の細胞を殺
し、その細胞の機能を調べるようなレーザ殺傷(Las
er Killing)やレーザを照射して細胞の温度
を上げて遺伝子の発現を調べるレーザ吸収(Laser
Ablation)などが知られている。
【0003】ところで、このようなアプリケーションで
は、レーザ光を使用することで、レーザ光を試料に照射
しながら、同時に落射蛍光観察法などを用いて細胞の現
象をテレビカメラで撮像するようにしており、一例とし
て、特開平8−234110号公報に開示されるように
観察光路内に試料からの観察光を結像するリレーレンズ
とともに光学素子を配置し、観察像をテレビカメラ側に
偏向するものが考えられている。
【0004】また、このような公報中の記載の他に、レ
ーザ光を試料へ偏向させるために光路中にダイクロイッ
クミラーを配置することや、特開平6−167654号
公報に開示されるように顕微鏡の落射照明系を利用して
レーザ光を入力することも知られており、さらに、特開
平8−234110号公報には、レーザ光を試料に導
き、試料からの蛍光を観察光学系に導く波長分別手段を
設けるようなことも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
レーザ光を用いて試料の操作を行いながら同時観察を可
能にするアプリケーションでは、対物レンズの焦点位置
に正確にレーザ光を集光させることが試料を操作する上
で重要であるが、従来のものには、このようなことが考
慮されておらず、このため、異なる焦点位置を有する対
物レンズが用いられると、対物レンズに最適な位置にレ
ーザ光を集光することができず、安定した試料操作がで
きないという問題があった。
【0006】また、光路中に挿入されるダイクロイック
ミラーなどの光学素子は、決められたレーザ光や励起波
長に対応して用いられるため、異なるレーザ光や励起波
長を用いる場合、これら光学素子の交換に時間がかか
り、顕微鏡操作が面倒になるという問題もあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、レーザ光を用いて試料を操作するアプリケーション
において、安定した試料操作を実現できるとともに、操
作性に優れた顕微鏡を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
試料の像を拡大する対物レンズと、前記対物レンズを介
して試料に照明される励起光を発生する第1の光源と、
前記対物レンズを介して前記試料に照明されるレーザ光
を発生する第2の光源と、前記レーザ光を前記対物レン
ズを介して前記試料に集光させるためのレーザ用結像レ
ンズと、前記レーザ用結像レンズを前記レーザ光の光軸
方向に移動可能に保持し、前記レーザ光を前記対物レン
ズに最適な位置に集光させるレンズ保持手段とを具備し
たことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、さらに、前記対物レンズが前記試料の下側
に配置されており、前記対物レンズの光軸に沿った観察
光路上に配置されて前記第1の光源からの励起光を前記
試料に向けて導くとともに前記試料からの観察光を透過
する第1の光学素子と、この第1の光学素子を透過した
前記観察光路上に配置されて前記第2の光源からのレー
ザ光を前記試料に向けて導くとともに前記試料からの観
察光を透過する第2の光学素子と、この第2の光学素子
を透過した観察光を撮像光路に導く第3の光学素子と、
これら第2および第3の光学素子が設けられ、これら第
2および第3の光学素子を前記観察光路上より同時に退
避可能にする移動手段とを具備し、前記レーザ用結像レ
ンズは前記第2の光源と前記第2の光学素子の間に配置
されたことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記第3の光学素子は100%反射プリズ
ムからなり、前記移動手段は前記第2の光学素子に加え
て前記第3の光学素子と100%透過プリズムとを保持
して当該移動手段の移動によって両者を選択的に前記観
察光路上に切換えるものであり、前記観察光路は、前記
100%透過プリズムを透過した後反射手段によって反
射されて接眼鏡筒に導かれるものであり、前記移動手段
において前記100%反射プリズムと前記100%透過
プリズムとの間の距離Yを前記観察光路がとる最大の光
束径Xの半分より大きな距離に設定したことを特徴とし
ている。
【0011】請求項4記載の発明は、試料の像を拡大す
る対物レンズと、前記対物レンズの光軸に沿って前記試
料より離れる方向に順次配置された第1の偏向光学素
子、第2の偏向光学素子、第1の結像レンズ、第3の偏
向光学素子と、前記第1の偏向光学素子および前記対物
レンズを介して前記試料に照射される励起光を発生する
光源と、前記第3の偏向光学素子から前記第1の結像レ
ンズを介して結像される前記試料の像を撮像する第1の
撮像手段と、前記第2の偏向光学素子の偏向光路に配置
された第2の結像レンズと、前記第2の偏向光学素子か
ら前記第2の結像レンズを介して結像される前記試料の
像を撮像する第2の撮像手段と、前記第2の偏向光学素
子が設けられ、該第2の偏向光学素子を前記第2の結像
レンズの光軸方向に移動可能にするとともに、前記対物
レンズの光軸上より退避可能にする移動手段とを具備し
たことを特徴としている。
【0012】この結果、本発明によれば、異なる後側焦
点位置を有する対物レンズが取り付けられた場合でも、
レーザ用結像レンズを移動させるだけで、このときの対
物レンズに最適な位置にレーザ光を集光させることがで
きる。
【0013】また、本発明によれば、第2および第3の
光学素子を前記観察光路上より同時に退避させることに
より、レーザ光によって観察者側に漏れる可能性をなく
すことができ、また、第2および第3の光学素子の交換
操作も容易に行うことができる。
【0014】さらに、本発明によれば、100%反射プ
リズムから100%透過プリズムへの切換え途中で、レ
ーザ光が100%透過プリズムに入射することがなくな
り、観察者の安全性を向上することができる。
【0015】さらにまた、本発明によれば、1励起2波
長同時測定アプリケーションにおいても、ダイクロイッ
クミラーによる2重像をなくし、さらには、結像レンズ
による周辺光量不足を最低限に抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は、本発明が適
用される倒立顕微鏡の概略構成を示している。図におい
て、1は試料で、この試料1の下方には、対物レンズ2
が配置されている。また、対物レンズ2の下方には、蛍
光観察の励起光を発生する落射蛍光装置22が配置され
ている。この落射蛍光装置22は、倒立顕微鏡本体24
に対して着脱可能に配置されるもので、落射蛍光観察用
の光源3(例えば、水銀ランプまたはキセノンラン
プ)、コレクタレンズ4、視野絞り5、投影レンズ6、
励起フィルタ7、ダイクロイックミラー8を有してい
る。また、励起フィルタ7およびダイクロイックミラー
8は、共通のキューブ23内に設けられており、落射蛍
光装置22に対して着脱可能になっている。
【0018】倒立顕微鏡本体24は、ダイクロイックミ
ラー12、結像レンズ13、100%反射プリズム1
4、吸収フィルタ15、ミラー16、レンズ系17を有
し、対物レンズ2よりダイクロイックミラー8を介して
倒立顕微鏡本体24内部に取り込んだ試料1からの観察
光をダイクロイックミラー12、吸収フィルタ15、結
像レンズ13を透過して、100%反射プリズム14に
入射するようにしている。この場合、100%反射プリ
ズム14は、倒立顕微鏡本体24内部において、紙面と
垂直方向に移動し観察光の光路O上に対し挿脱可能にな
っており、100%反射プリズム14が光路O上に位置
している状態では、100%反射プリズム14に入射さ
れる観察光を横方向に偏向して撮影光路に導いてテレビ
カメラ21により撮像可能にしている。テレビカメラ2
1は、倒立顕微鏡本体24に取り付けられている。ま
た、100%反射プリズム14が光路O上から外れた状
態では、観察光は、ミラー16で反射され、レンズ系1
7を通過して肉眼により観察可能にしている。
【0019】一方、倒立顕微鏡本体24には、落射蛍光
装置22と平行にレーザ入力手段25が配置されてい
る。このレーザ入力手段25は、試料1を操作するため
のレーザ光を発生するもので、レーザ光源9、レーザ光
の光束を広げるビームエクスパンダレンズ10、レーザ
用結像レンズ11を有し、レーザ光源9からのレーザ光
をビームエクスパンダレンズ10、レーザ用結像レンズ
11を介してダイクロイックミラー12で上方に反射さ
せ、ダイクロイックミラー8、対物レンズ2を透過して
試料1に照射させるようにしている。
【0020】この場合、レーザ用結像レンズ11は、レ
ンズ保持手段である筒状の可動部材18に保持され、こ
の可動部材18は、筒状の固定部材19の中空部に沿っ
て移動可能になっている。そして、可動部材18には、
取っ手20が設けられ、この取っ手20を持って可動部
材18全体を移動操作することで、レーザ用結像レンズ
11をレーザ光の光軸方向に移動できるようになってい
る。ここで、固定部材19は、図示しないビスなどで顕
微鏡本体24に着脱可能に設けられている。
【0021】なお、本実施の形態では、落射観察法にB
励起法を用い、レーザ光源9の波長を340nmとして
いる。励起フィルタ7は、波長が470−490nmの
光を透過し、ダイクロイックミラー8は、340nm±
10nm程度の波長と500nmを超える光を透過する
特性を有している。また、ダイクロイックミラー12
は、340nm±10nm程度の波長を反射する特性を
有し、吸収フィルタ15は、515nm以上の光を透過
する特性を有している。
【0022】このような構成において、光源3から発生
される励起光は、コレクタレンズ4、視野絞り5、投影
レンズ6、励起フィルタ7を透過される。この場合、励
起フィルタ7を透過される光は、その光学特性によって
470−490nmの波長の励起光となり、ダイクロイ
ックミラー8に入射する。ダイクロイックミラー8で
は、その光学特性により励起光を対物レンズ2の方向に
反射させ、対物レンズ2を透過して試料1に照射する。
【0023】試料1面からの観察光は、対物レンズ2を
通過し、ダイクロイックミラー8に入射し、ダイクロイ
ックミラー8の光学特性により500nm以上の観察光
が透過し、倒立顕微鏡本体24内部のダイクロイックミ
ラー12に入射される。すると、ダイクロイックミラー
12の光学特性から500nm以上の観察光が透過し、
吸収フィルタ15の光学特性により515nm以上の観
察光が透過して、結像レンズ13で観察光の像が形成さ
れ、100%反射プリズム14に入射される。
【0024】そして、100%反射プリズム14に入射
された観察光は、横方向に偏向され、テレビカメラ21
に入射して撮像され、図示しないモニタに観察像として
表示される。この場合、100%反射プリズム14が光
路O上から外された状態では、結像レンズ13を透過し
た観察光は、ミラー16で反射され、レンズ系17を通
過して肉眼により観察される。
【0025】一方、レーザ光源9よりレーザ光が発生さ
れると、ビームエクスパンダレンズ10により光束を広
げられ、顕微鏡本体24内に導かれ、レーザ用結像レン
ズ11を介してダイクロイックミラー12に入射し、ダ
イクロイックミラー12の光学特性により上方に反射さ
れ、対物レンズ2を透過して試料1に照射される。これ
により、レーザ光源9からのレーザ光により試料1が操
作される。
【0026】この場合、レーザ用結像レンズ11を保持
する可動部材18は、固定部材19の中空部に沿って移
動可能になっており、この可動部材18を顕微鏡外部か
ら取っ手20を持って移動させるだけで、レーザ用結像
レンズ11をレーザ光の光軸方向に移動できるので、仮
に、異なる後側焦点位置を有する対物レンズ2が取り付
けられた場合でも、可動部材18とともにレーザ用結像
レンズ11を移動させるだけで、このときの対物レンズ
2に最適な位置にレーザ光を集光させることができるよ
うになり、安定した試料操作を行うことができる。ま
た、可動部材18を有する固定部材19は、図示しない
ビスなどで顕微鏡本体24に着脱可能に設けられている
ので、既設の顕微鏡に対してもこれら可動部材18を有
する固定部材19を取り付けることにより、顕微鏡シス
テムのアップグレードを図ることができる。
【0027】ここで、落射蛍光観察用のB励起観察のダ
イクロイックミラーの波長に比べてレーザ光の波長が高
い場合(例えばレーザ光が固体ダイオードレーザの85
0nmの波長の場合)ダイクロイックミラー8は、通常
のB励起用のものを使用することができる。また、この
実施の形態では、B励起観察に限定されるものでなく、
落射蛍光観察の励起波長とレーザ波長がある程度離れて
いれば、ダイクロイックミラー8の特性を考慮すること
により、あらゆるアプリケーションに対応できる。さら
に、レーザ光を使用するアプリケーションで、落射蛍光
観察を使用せずに、図示しない通常の透過照明観察(明
視野、暗視野、DIC、偏光など)を行うときは、落射
蛍光装置22は、不要になるが、倒立顕微鏡本体24
は、何らの支障もなくレーザアプリケーションを行うこ
とができ、さらに倒立顕微鏡本体24は、レーザアプリ
ケーションと落射蛍光装置22あるいは透過照明装置の
どちらとも組み合わせが可能である。
【0028】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態の要部の概略構成を示すもので、基本的
な光学系は、図1と同様なので、同図を援用するものと
する。
【0029】図において、101は移動手段であるスラ
イダーで、このスライダー101には、100%反射プ
リズム14と100%透過プリズム102(図示せず)
が紙面と垂直方向に並べて配置されている。また、スラ
イダー101には、スライド平行アリ101aが設けら
れ、外部からの操作によりアリ101aに沿って紙面に
対して垂直方向に移動されることで、観察光路O上に1
00%反射プリズム14または100%透過プリズム1
02を選択的に位置させることを可能にしている。
【0030】スライダー101には、ねじ部103を介
して直立部材104が設けられている。この直立部材1
04の先端部には、100%反射プリズム14上方に位
置するダイクロイックミラー12と吸収フィルタ15を
一体に固定した固定部材105が設けられている。この
場合、これらダイクロイックミラー12と吸収フィルタ
15は、図示しない板ばねなどにより固定部材105に
対して着脱可能になっている。
【0031】これにより、100%反射プリズム14、
100%透過プリズム102、ダイクロイックミラー1
2および吸収フィルタ15からなるユニットは、スライ
ダー101とともに、移動されるとともに、顕微鏡本体
24に対して着脱可能になっている。
【0032】なお、吸収フィルタ15と100%反射プ
リズム14との間に配置される結像レンズ13は、顕微
鏡本体24内部の固定部材107に固定されている。
【0033】このような第2の実施の形態の構成とする
と、試料1の操作用レーザを使用する際は、スライダー
101を操作して100%反射プリズム14を観察光路
O上に位置させると同時に、ダイクロイックミラー12
と吸収フィルタ15を観察光路上に位置させるようにな
るので、100%反射プリズム14を観察光路O中に挿
入するのに連動してレーザが試料1の方向に反射するこ
とができ、同時に、吸収フィルタ15を透過された観察
光は、結像レンズ13を通って100%反射プリズム1
4に入射され、該100%反射プリズム14にて反射さ
れた観察光をテレビカメラ21で撮像することができ
る。
【0034】また、観察者が試料1を目視観察する際
は、スライダー101を操作して100%透過プリズム
102を観察光路上に位置させると、その操作に連動し
て100%反射プリズム14を始め、ダイクロイックミ
ラー12と吸収フィルタ15が観察光路Oから取り除か
れる。これにより、スライダー101を操作するだけ
で、操作用レーザの使用と目視観察とを容易に切換える
ことができる。
【0035】これにより、第1の実施の形態での効果に
加えて、100%反射プリズム14を含むダイクロイッ
クミラー12や吸収フィルタ15が顕微鏡本体24に対
して着脱可能な構造になっているので、異なるレーザや
励起波長を用いたときに、これらダイクロイックミラー
12と吸収フィルタ15の交換を容易に行うことができ
る。
【0036】さらに、スライダー101に光センサを設
けて、100%反射プリズム14が光路に挿入されたと
きだけ開くようなシャッタをレーザ光源9からのレーザ
光の光路に挿入することも可能である。
【0037】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態の要部の概略構成を示すもので、図1の
100%反射プリズム14の部分を図中矢印Aの方向か
ら見たところの図を示している。基本的な光学系は、図
1と同様なので、同図を援用するものとする。
【0038】この場合、スライダー101には、100
%反射プリズム14と100%透過プリズム102が並
べて設けられている。
【0039】また、スライダー101には、顕微鏡本体
24の外部からスライダー101をスライド操作させる
ための操作部材106が固定されていて、この操作部材
106を左右方向に移動させることにより第2の実施の
形態と同じように100%反射プリズム14または10
0%透過プリズム102を光路上に選択的に位置させる
ことを可能にしている。
【0040】ここで、100%反射プリズム14と10
0%透過プリズム102との間の距離をYとし、この距
離Yを観察光路がとる最大の光束径Xの半分より大きな
距離(Y>(1/2)*X)に設定している。なお、ス
ライダー101には、100%反射プリズム14と10
0%透過プリズム102との間で光が透過しないように
穴などは設けられていないものとする。
【0041】このような構成とすると、観察者が試料1
を肉眼観察する場合、操作部材106を操作して、スラ
イダー101を移動させ、100%反射プリズム14に
代わって100%透過プリズム102を観察光路O上に
位置させるまで、レーザ光がダイクロイックミラー12
を透過して観察光に含まれることがある。この場合、1
00%反射プリズム14と100%透過プリズム102
との間の距離Yが零であれば、観察光路がとる最大の光
束径Xの半分(1/2)*Xの間は、レーザ光が100
%透過プリズム102に入射してしまう可能性がある。
しかし、100%反射プリズム14と100%透過プリ
ズム102との間の距離Yを観察光路がとる最大の光束
径Xの半分より大きな距離(Y>(1/2)*X)に設
定することにより、100%透過プリズム102への切
換え途中で、レーザ光が100%透過プリズム102に
入射することを防止することができる。
【0042】なお、この第3の実施の形態は、第2の実
施の形態と組み合わせて実施することで、より効果的に
なる。また、本発明は、正立型の顕微鏡にも適用でき
る。
【0043】(第4の実施の形態)ところで、最近、生物
学のアプリケーションにおいて、蛍光観察法を使った1
励起2波長同時測定による細胞の多機能同時観察が注目
されており、例えば、FRET(Fluoresoenoe Resonan
ce Enegy Tansfer)や、蛍光観察と赤外波長DIC観
察の同時観察などが知られている。
【0044】これらの観察法では、観察光を2つのカメ
ラで同時検出する必要があり、これには顕微鏡に2つの
カメラを装着する必要がある。
【0045】特開平07-035986号公報は、この
ような考えに基づいたもので、倒立顕微鏡のサイドポー
トと底面ポートの2カ所にそれぞれカメラを取り付ける
ようにしている。しかし、この特開平07-03598
6号公報のものは、対物レンズから見て結像レンズの先
でダイクロイックミラーにより観察光を2分割するよう
になっているため、結像レンズから出射した光が集束光
であることから、ダイクロイックミラーの表面の反射
と、裏面の多重反射によりサイドポート側に偏向された
光は2重像になり、観察像の解像度が劣化するという問
題があった。
【0046】そこで、この第4の実施の形態は、上述し
た第1乃至3の実施の形態で述べた考え方を用いること
により、1励起2波長同時測定アプリケーションにおい
ても、ダイクロイックミラーによる2重像をなくし、結
像レンズによる周辺光量不足を最低限に抑えることがで
き、かつ顕微鏡のシステム性(カメラマウントの交換、
ダイクロイックミラーの交換など)を高め、さらには2
波長を同時に測定可能にすることを特徴としている。
【0047】図4は、本発明の第4の実施の形態が適用
される倒立顕微鏡の概略構成を示すもので、ここでは、
無限遠補正光学系を有する倒立顕微鏡の光学系を中心と
した図を示している。
【0048】図において、30はXYステージで、この
XYステージ30には、試料31が載置されている。X
Yステージ30の下方には、対物レンズ32が配置され
ている。また、対物レンズ32の下方には、蛍光観察の
励起光を発生する落射蛍光装置33が配置されている。
この落射蛍光装置33は、倒立顕微鏡本体38に対して
着脱可能に配置されるもので、落射蛍光観察用の光源3
4(例えば、水銀ランプまたはキセノンランプ)、落射
蛍光照明レンズ群35、励起フィルタ36、第1の偏向
光学素子としてのダイクロイックミラー37を有してい
る。この場合、励起フィルタ36およびダイクロイック
ミラー37は、共通のキューブ内に設けられており、落
射蛍光装置33に対して着脱可能になっている。
【0049】倒立顕微鏡本体38は、結像レンズ40、
第3の偏向光学素子としてのプリズム41、ミラー4
2、観察系レンズ群43、接眼レンズ44を有し、対物
レンズ32により平行光束となってダイクロイックミラ
ー37を介して倒立顕微鏡本体38内部に取り込まれる
試料31からの観察光を結像レンズ40を透過して、プ
リズム41に入射するようにしている。この場合、プリ
ズム41は、倒立顕微鏡本体38内部において、観察光
の光路O上に対し挿脱可能になっており、プリズム41
が光路O上に位置している状態では、プリズム41に入
射される観察光を横方向(倒立顕微鏡本体38の左側面
側)に偏向し吸収フィルタ45を介して第1の撮影光路
に導き、結像レンズ40の結像位置に配置された第1の
撮像手段としてのCCDカメラ46により撮影可能にし
ている。CCDカメラ46は、倒立顕微鏡本体38に取
り付けられている。また、プリズム41が光路O上から
外れた状態では、観察光は、ミラー42で反射され、観
察系レンズ群43、接眼レンズ44を通過して肉眼によ
り観察可能にしている。
【0050】ダイクロイックミラー37と結像レンズ4
0の間には、第2の偏向光学素子としてのダイクロイッ
クミラー47が配置されている。このダイクロイックミ
ラー47は、倒立顕微鏡本体38内部において、観察光
の光路O上に対し挿脱可能になっており、ダイクロイッ
クミラー47が光路O上に位置している状態では、ダイ
クロイックミラー47に入射される観察光を横方向(倒
立顕微鏡本体38の右側面側)に反射し、結像レンズ4
8、吸収フィルタ49を介して第2の撮影光路に導き、
結像レンズ48の結像位置に配置された第2の撮像手段
としてのCCDカメラ50により撮影可能にしている。
この場合、CCDカメラ50は、倒立顕微鏡本体38に
取り付けられている。この場合、ダイクロイックミラー
47は、倒立顕微鏡本体38の右側面から突出して配置
された摘み51の押し込み、引き出し操作により光路O
に対し挿脱されるようになっている。
【0051】なお、図4では、透過観察に必要な透過照
明支柱、ランプハウスおよびコンデンサなどは省略され
ている。
【0052】図5は、倒立顕微鏡本体38正面からの横
断面を示したものである。
【0053】この場合、倒立顕微鏡本体38のフレーム
38aの上部には、蓋部52が設けられている。この蓋
部52には、レンズ支持部53が設けられ、このレンズ
支持部53に結像レンズ48が支持されている。また、
蓋部52には、図6に示すようにミラー支持部54がネ
ジ541により固定されている。このミラー支持部54
には、アリ溝54aが形成され、このアリ溝54aに
は、移動手段としてダイクロイックミラー47を保持し
た保持部材55がスライド可能に設けられている。この
場合、保持部材55には、上述した摘み51が設けら
れ、この摘み51の押し込み、引き出し操作により保持
部材55をアリ溝54aに沿ってスライド移動させるこ
とで、ダイクロイックミラー47を図5に示す倒立顕微
鏡本体38の左右側面方向に実線位置(光路O上)と破線
位置の間で移動できるようになっている。この場合、保
持部材55は、図示しない2つのストッパーによってア
リ溝54aに沿った移動範囲が規制されている。
【0054】フレーム38aの右側面には、開口部38
bが形成され、この開口部38bには、筒状の固定部材
56の一方開口端がネジ57により固定されている。こ
の筒状の固定部材56は、その中空部に上述した吸収フ
ィルタ49が設けられるとともに、他方開口端には、図
示しない例えばCマウントやFマウントのようなカメラ
マウントを介してCCDカメラ50が設けられており、
ダイクロイックミラー47が光路O上に挿入された状態
で、ダイクロイックミラー47で反射される観察光を結
像レンズ48を介して中空部に導入し、吸収フィルタ4
9を通って結像レンズ48の結像位置に配置されたCC
Dカメラ50により撮影可能にしている。
【0055】また、フレーム38aの左側面にも開口部
38cが形成され、この開口部38cには、筒状の固定
部58の一方開口端が固定されている。この筒状の固定
部58は、その中空部に上述した吸収フィルタ45が設
けられるとともに、他方開口端には、図示しないカメラ
マウントを介してCCDカメラ46が設けられており、
上述のプリズム41が光路O上に挿入されている状態
で、結像レンズ40を介してプリズム41で反射される
観察光を中空部に導入し、吸収フィルタ45を通して結
像レンズ40の結像位置に配置されたCCDカメラ46
により撮影可能にしている。なお、上述した吸収フィル
タ45、49は、図示しない、例えばスライダー機構な
どよって外部から任意の特性のものに切り換え可能な構
造になっている。
【0056】図7は、CCDカメラ46およびCCDカ
メラ50を同時にコントロールするための制御回路を示
している。この場合、CCDカメラ46およびCCDカ
メラ50は、それぞれコントロールユニット61、62
が接続されている。これらコントロールユニット61、
62は、パーソナルコンピュータ(PC)63からの指
示によりCCDカメラ46、50を各別にコントロール
するようになっている。この場合、PC63は、ソフト
ウエァを有するPC本体部63aとディスプレイ63b
を有している。
【0057】次に、このように構成した実施の形態の作
用について説明する。
【0058】まず、落射蛍光照明のための光源34から
発せられた光は、落射蛍光照明レンズ群35によって最
適に拡大され、励起フィルタ36を通過し、ダイクロイ
ックミラー37に励起光が入射する。ここで、システム
性を有する倒立顕微鏡では、ダイクロイックミラー37
は、簡単な方法で交換(例えば回転ターレット式やスラ
イダー式)可能になっている。
【0059】ダイクロイックミラー1によって偏向され
た励起光は、対物レンズ32を通過しXYステージ30
上の試料31に照射される。試料31からでた蛍光は、
再び対物レンズ32を通過し平行光束となってダイクロ
イックミラー37を透過し、観察光としてダイクロイッ
クミラー47に入射される。このダイクロイックミラー
47は、所望のアプリケーションによって決められた分
光特性を有しており、このダイクロイックミラー47に
よって観察光は、2つの光に分離される。このうち、ダ
イクロイックミラー47によって倒立顕微鏡本体38の
右側面側に偏向された光は、結像レンズ48を通過し集
光され、吸収フィルタ49で波長が最適化され、CCD
カメラ50の結像面に結像し撮影される。また、ダイク
ロイックミラー47を透過した観察光は、結像レンズ4
0を通過し集光されプリズム41によって倒立顕微鏡本
体38の左側面側に偏向され、吸収フィルタ45で波長
が最適化され、CCDカメラ46の結像面に結像し撮影
される。
【0060】この状態で、倒立顕微鏡本体38の右側面
から突出されている摘み51を押し込み、引き出し操作
すると、図5、図6に示すようにダイクロイックミラー
47を保持した保持部材55がミラー支持部54のアリ
溝54aに沿ってスライド移動するので、ダイクロイッ
クミラー47が光路Oに対して挿脱される。
【0061】この場合、ダイクロイックミラー47は、
結像レンズ48の光軸方向に移動され、光路Oに対して
挿脱される構成となっているので、結像レンズ48は、
光路Oに近い位置に設置が可能である。また、通常の倒
立顕微鏡では、プリズム41として、100%反射プリ
ズムの他に、検鏡者が観察するために100%透過プリ
ズムが簡単に交換できる構造となっている。例えば、1
00%透過プリズムを用いた場合は、この100%透過
プリズムを透過した観察光は、ミラー42によって検鏡
者側に偏向され、観察系レンズ群43によって像がリレ
ーされ、双眼部を通過し接眼レンズ44で肉眼により観
察可能となる。勿論、プリズム41を光路O上から図示
破線位置に外した場合も、観察光は、ミラー42で反射
され、観察系レンズ群43、接眼レンズ44を通過して
肉眼で観察可能となる。
【0062】また、一般に、倒立顕微鏡では操作性を向
上させるためXYステージ30では、図示しない操作ハ
ンドルが長いものが用いられるが、今回の場合は、この
ハンドルがCCDカメラ50を取り付けた筒状の固定部
材56に干渉する可能性があるので、この固定部材56
に干渉しない長さをもつハンドルが使用される。
【0063】一方、CCDカメラ46、50を同時にコ
ントロールするための制御回路では、PC63からコン
トロールユニット61とコントロールユニット62に信
号T1が同時に送られる。コントロールユニット61、
62は、信号T1のタイミングで、それぞれに繋がれた
CCDカメラ46、50に、画像を取り込むための命令
信号T2を送る。すると、これらCCDカメラ46、5
0は、命令信号T2のタイミングでそれぞれ画像を取り
込み、それぞれのコントロールユニット61、62に画
像信号I1、I2を送り、同時に、各コントロールユニ
ット61、62は、それぞれ同期してPC63に画像信
号I1、I2を送る。PC63側では、これら画像信号
I1、I2を取り込み、処理することにより、所望の結
果を算出する。
【0064】従って、このような構成とすれば、1励起
2波長測定アプリケーションにおいて、対物レンズ32
を通過し平行光束となった観察光路中にダイクロイック
ミラー47が配置されるので、ダイクロイックミラーの
表面の反射と裏面の多重反射により原因する2重像を無
くすことができる。また、ダイクロイックミラー47
は、結像レンズ48の光軸方向に移動され、光路Oに対
して挿脱される構成となっていて、結像レンズ48を光
路Oに近い位置に設置することが可能になるので、ダイ
クロイックミラー47で偏向された観察光の結像レンズ
48による周辺光量不足を最低限に抑えることができ
る。さらに、2つのCCDカメラ46、50を同時にコ
ントロールする制御回路を用いることで、2波長を同時
に測定することができるので、例えば、RRETのよう
なアプリケーションに対応することが可能になる。
【0065】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5の
実施の形態を説明する。
【0066】図8は、第5の実施の形態が適用される倒
立顕微鏡の概略構成を示すもので、図5と同一部分に
は、同符号を付している。
【0067】この場合、倒立顕微鏡本体38のフレーム
38a上部に設けられた蓋部52には、結像レンズ48
を支持するレンズ支持部71が設けられている。このレ
ンズ支持部71は、結像レンズ48の光軸方向に嵌合部
71aを有している。
【0068】一方、フレーム38aの右側面には、開口
部38bが形成され、この開口部38bには、筒状の固
定部材72の途中部分がネジ73により固定されてい
る。この筒状の固定部材72は、一方開口端をレンズ支
持部71の嵌合部71aに着脱可能に嵌合し、また、他
方開口端には、図示しないカメラマウントを介してCC
Dカメラ50が設けられており、ダイクロイックミラー
47が光路O上に挿入された状態で、ダイクロイックミ
ラー47で反射される観察光を結像レンズ48を介して
固定部材72の中空部に導入し、吸収フィルタ49を通
って結像レンズ48の結像位置に配置されたCCDカメ
ラ50により撮影可能にしている。
【0069】このような構成とすると、例えば、ダイク
ロイックミラー47を他のダイクロイックミラーに交換
する場合、始めに、固定部材72をネジ73を緩めて取
り外し、蓋部52をフレーム38aから外す。そして、
ダイクロイックミラー47を交換した後、上述と逆の手
順で固定部材72をフレーム38aに取り付ける。
【0070】この場合、固定部材72の一方開口端をレ
ンズ支持部71の嵌合部71aに嵌合する構成とするこ
とで、ダイクロイックミラー47によって偏向された観
察光の光軸とカメラマウントを有する固定部材72との
光軸とのずれをほぼ0にすることができ、ダイクロイッ
クミラー47の交換後の光軸位置の再現性を確保するこ
とができる。これは、固定部材72を他のマウントを有
するものに交換する場合も、同様で、光軸位置の再現性
を確保することができる。
【0071】なお、フレーム38aに対する蓋部52の
取付位置のずれなどで固定部材72に径方向の位置ずれ
を生じることが考えられるが、フレーム38aの開口部
38bの内径と固定部材72の外径に調整代を設けてお
けば、これらのずれは微調整できる。また、ダイクロイ
ックミラー47の位置に変倍レンズ(1.6Xや2.0X)
などの光学素子を設置した場合にも適用できる。この場
合も、これら光学素子の交換を簡単にでき、同時に交換
後の光軸位置の再現性を確保することができる。
【0072】従って、このようにすれば、上述した第4
の実施の形態の効果に加え、ダイクロイックミラー47
などの光学素子を交換した時の位置の再現性を簡単に確
保することができる。
【0073】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
更可能であり、例えば上述した実施の形態では、対物レ
ンズと結像レンズとの間に試料に操作用レーザを導くた
め、又は第2の観察光路に観察光を導くためにダイクロ
イックミラーを一つ介在しているが、対物レンズと結像
レンズとの間が平行光束上であれば、ダイクロイックミ
ラー、プリズムやミラーのような反射部材をいくつでも
設けることができる。
【0074】なお、平行光束間に反射部材をいくつも設
ける場合は、観察手法に応じて光路が切換え可能である
ことが望ましいので、平行光束から反射部材は挿脱可能
に構成されることが望ましい。
【0075】また、前述した変形例の具体的なものとし
ては、例えば第1の実施の形態と第4の実施の形態とか
組み合わさった倒立型顕微鏡のようなものであっても良
い。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、レー
ザ光を用いて試料を操作するアプリケーションにおい
て、安定した試料操作を実現できるとともに、操作性に
優れた顕微鏡を提供できる。
【0077】また、本発明によれば、1励起2波長同時
測定アプリケーションにおいても、ダイクロイックミラ
ーによる2重像をなくし、結像レンズによる周辺光量不
足を最低限に抑えることができ、かつ顕微鏡のシステム
性を高め、さらには2波長を同時に測定可能な顕微鏡を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の要部の概略構成を
示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の要部の概略構成を
示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図5】第4の実施の形態の要部の概略構成を示す図。
【図6】第4の実施の形態の要部の概略構成を示す図。
【図7】第4の実施の形態に用いられる制御回路を示す
図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す
図。
【符号の説明】
1…試料 2…対物レンズ 3…光源 4…コレクタレンズ 5…視野絞り 6…投影レンズ 7…励起フィルタ 8…ダイクロイックミラー 9…レーザ光源 10…ビームエクスパンダレンズ 11…レーザ用結像レンズ 12…ダイクロイックミラー 13…結像レンズ 14…100%反射プリズム 15…吸収フィルタ 16…ミラー 17…レンズ系 18…可動部材 19…固定部材 20…取っ手 21…テレビカメラ 22…落射蛍光装置 23…キューブ 24…倒立顕微鏡本体 25…レーザ入力手段 101…スライダー 101a…アリ 102…透過プリズム 104…直立部材 105…固定部材 106…操作部材 107…固定部材 30…XYステージ 31…試料 32…対物レンズ 33…落射蛍光装置 34…光源 35…落射蛍光照明レンズ群 36…励起フィルタ 36…励起フィルター 37…ダイクロイックミラー 38…倒立顕微鏡本体 38a…フレーム 38b、38c…開口部 40…結像レンズ 41…プリズム 42…ミラー 43…観察系レンズ群 44…接眼レンズ 45、49…吸収フィルタ 46…CCDカメラ 47…ダイクロイックミラー 48…結像レンズ 50…CCDカメラ 51…摘み 52…蓋部 53…レンズ支持部 54…ミラー支持部 541…ネジ 54a…アリ溝 55…保持部材 56…固定部材 57…ネジ 58…固定部 61.62…コントロールユニット 63…PC 63a…PC本体部 63b…ディスプレイ 71…レンズ支持部 71a…嵌合部 72…固定部材 73…ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の像を拡大する対物レンズと、 前記対物レンズを介して試料に照明される励起光を発生
    する第1の光源と、 前記対物レンズを介して前記試料に照明されるレーザ光
    を発生する第2の光源と、 前記レーザ光を前記対物レンズを介して前記試料に集光
    させるためのレーザ用結像レンズと、 前記レーザ用結像レンズを前記レーザ光の光軸方向に移
    動可能に保持し、前記レーザ光を前記対物レンズに最適
    な位置に集光させるレンズ保持手段とを具備したことを
    特徴とする顕微鏡。
  2. 【請求項2】 さらに、前記対物レンズが前記試料の下
    側に配置されており、 前記対物レンズの光軸に沿った観察光路上に配置されて
    前記第1の光源からの励起光を前記試料に向けて導くと
    ともに前記試料からの観察光を透過する第1の光学素子
    と、 この第1の光学素子を透過した前記観察光路上に配置さ
    れて前記第2の光源からのレーザ光を前記試料に向けて
    導くとともに前記試料からの観察光を透過する第2の光
    学素子と、 この第2の光学素子を透過した観察光を撮像光路に導く
    第3の光学素子と、 これら第2および第3の光学素子が設けられ、これら第
    2および第3の光学素子を前記観察光路上より同時に退
    避可能にする移動手段とを具備し、前記レーザ用結像レ
    ンズは前記第2の光源と前記第2の光学素子の間に配置
    されたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記第3の光学素子は100%反射プリ
    ズムからなり、 前記移動手段は前記第2の光学素子に加えて前記第3の
    光学素子と100%透過プリズムとを保持して当該移動
    手段の移動によって両者を選択的に前記観察光路上に切
    換えるものであり、 前記観察光路は、前記100%透過プリズムを透過した
    後反射手段によって反射されて接眼鏡筒に導かれるもの
    であり、 前記移動手段において前記100%反射プリズムと前記
    100%透過プリズムとの間の距離Yを前記観察光路が
    とる最大の光束径Xの半分より大きな距離に設定したこ
    とを特徴とする請求項2記載の顕微鏡。
  4. 【請求項4】 試料の像を拡大する対物レンズと、 前記対物レンズの光軸に沿って前記試料より離れる方向
    に順次配置された第1の偏向光学素子、第2の偏向光学
    素子、第1の結像レンズ、第3の偏向光学素子と、 前記第1の偏向光学素子および前記対物レンズを介して
    前記試料に照射される励起光を発生する光源と、 前記第3の偏向光学素子から前記第1の結像レンズを介
    して結像される前記試料の像を撮像する第1の撮像手段
    と、 前記第2の偏向光学素子の偏向光路に配置された第2の
    結像レンズと、 前記第2の偏向光学素子から前記第2の結像レンズを介
    して結像される前記試料の像を撮像する第2の撮像手段
    と、 前記第2の偏向光学素子が設けられ、該第2の偏向光学
    素子を前記第2の結像レンズの光軸方向に移動可能にす
    るとともに、前記対物レンズの光軸上より退避可能にす
    る移動手段とを具備したことを特徴とする顕微鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009092802A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Nikon Corp 顕微鏡
JP2014010230A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Olympus Corp 顕微鏡

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